JP2002371226A - 粉体塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

粉体塗料組成物及び塗膜形成方法

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JP2002371226A JP2001180046A JP2001180046A JP2002371226A JP 2002371226 A JP2002371226 A JP 2002371226A JP 2001180046 A JP2001180046 A JP 2001180046A JP 2001180046 A JP2001180046 A JP 2001180046A JP 2002371226 A JP2002371226 A JP 2002371226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高顔料濃度でも顔料分散性に優れ、鮮映
性が良好で、かつ平滑性に優れる塗膜を形成可能な、粉
体塗料組成物及び塗膜形成方法を提供することにある。 【解決手段】 分子中に酸性リン原子を有し、かつ40
℃以上のガラス転移温度を有するエポキシ基含有ビニル
共重合体(A)と、0℃以下のガラス転移温度を有する
エポキシ基含有ビニル共重合体(B)と、多価カルボン
酸(C)とを、必須の成分として含有することを特徴と
する、粉体塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体や部
品、家電製品、自動販売機、無機質建材、建築内外装用
資材等各種用途に適用可能な、新規にして有用なる粉体
塗料組成物及び塗膜形成方法に関する。さらに詳細に
は、平滑性、鮮映性ならびに仕上がり外観などにも優れ
るし、加えて、顔料分散性などにも優れた塗膜を形成可
能な粉体塗料用の組成物及び塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料は、塗装時に有機溶剤を大気中
に揮散することのない、環境調和型塗料として金属塗装
全般に広く使用されている。なかでも、エポキシ基含有
ビニル共重合体を樹脂成分とし、多価カルボン酸化合物
を硬化剤成分として用いた形の粉体塗料が、とりわけ、
耐候性に優れた塗膜を形成し得るものであるという処か
ら、広範に適用し利用されている。
【0003】しかしながら、粉体塗料は溶剤系塗料と比
較すると、一般に顔料分散性に劣るという問題があり、
着色粉体塗料では、顔料濃度が高くなると、塗膜の平滑
性、鮮鋭性が著しく低下し、仕上がり外観に優れた塗膜
を得ることが困難であった。
【0004】これに対して、顔料分散性に優れるような
粉体塗料用組成物及びその塗装法が開示されている。
(特開平07−188588) 当該粉体塗料組成物に
よれば、顔料分散性を改良することができるが、塗膜の
平滑性という点では不十分なものであった。このよう
に、着色粉体塗料において、溶剤系塗料に匹敵するよう
な仕上がり外観を有する塗膜を得ることはできなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述し
たような従来技術における種々の問題点ないしは欠点な
どを解決し、被塗物上に塗布して形成した塗膜の平滑性
に優れ、特に高顔料濃度でも顔料分散性に優れ鮮映性の
良好な塗膜を形成するという、極めて実用性の高い、粉
体塗料組成物ならびに塗膜形成方法を得るべく、鋭意、
研究を開始した。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、特に高顔料濃度でも顔料分散性に優れ、鮮映性が
良好で、かつ平滑性に優れる塗膜を形成可能な粉体塗料
組成物及び塗膜形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を解決するべく、鋭意、研究を重ねた結果、分子中
に酸性リン原子を有し、かつ40℃以上のガラス転移温
度を有するエポキシ基含有ビニル共重合体(A)と、0
℃以下のガラス転移温度を有するエポキシ基含有ビニル
共重合体(B)と、多価カルボン酸(C)とを、必須の
成分として含有することを特徴とする粉体塗料組成物を
用いて形成される塗膜が、平滑性に優れ、特に高顔料濃
度でも顔料分散性に優れ良好な鮮映性を示すこと等を見
出し、ここに本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち本発明は、分子中に酸性リン原子
を有し、かつ40℃以上のガラス転移温度を有するエポ
キシ基含有ビニル共重合体(A)と、0℃以下のガラス
転移温度を有するエポキシ基含有ビニル共重合体(B)
と、多価カルボン酸(C)とを、必須の成分として含有
することを特徴とする、粉体塗料組成物を提供するもの
である。
【0009】また本発明は、被塗物上に、単層または複
層の塗膜を形成する塗膜形成方法において、上記の粉体
塗料組成物を使用することを特徴とする塗膜形成方法、
さらには該塗膜形成方法によって塗膜が形成された塗装
物を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の詳細を具体的に
述べることにする。まず、本発明の粉体塗料組成物にお
ける必須の構成成分である、エポキシ基含有ビニル共重
合体(A)について述べることにする。
【0011】本発明のエポキシ基含有ビニル共重合体
(A)とは、分子中に酸性リン原子を有し、かつ一分子
中に、エポキシ基を平均して二個以上有し、かつガラス
転移温度が40℃以上であるビニル共重合体を指称する
ものである。
【0012】ここでいう酸性リン原子とは、正リン酸
基、亜リン酸基、フォスフォネート基、あるいはそれら
のアルキル基または(置換)フェニル基で置換された構
造単位中に含まれるリン原子を指称するものである。
【0013】なかでも、下記の構造(I)で示される正
リン酸ジエステル基
【0014】
【化3】
【0015】(式中R,Rは、それぞれ独立に炭素
数1〜20のアルキル基、または(置換)フェニル基を
表す。)
【0016】及び/又は、下記の構造式(II)で示され
る亜リン酸ジエステル基
【0017】
【化4】
【0018】(式中R,Rは、それぞれ独立に炭素
数1〜20のアルキル基、または(置換)フェニル基を
表す。)
【0019】を有するエポキシ基含有ビニル共重合体
(A)が、顔料分散性に特に優れ、しかも貯蔵安定性に
も優れることから、好ましい。
【0020】エポキシ基含有ビニル共重合体(A)に十
分な顔料分散性を付与するという点からは、エポキシ基
含有ビニル共重合体(A)中の酸性リン原子の含有率が
0.02〜1.00重量%、好ましくは0.10〜0.
80重量%の範囲内にあることが好ましい。
【0021】当該エポキシ基含有ビニル共重合体(A)
を調製するには公知慣用の方法が適用できるが、エポキ
シ基含有ビニル単量体と、正リン酸ジエステル基を有す
るビニル単量体(a−1)及び/又は亜リン酸ジエステ
ル基を有するビニル単量体(a−2)を、さらに必要に
応じて他の共重合可能なビニル単量体類をも用いて、こ
れらの各単量体類を有機溶剤中で重合せしめるという方
法や、エポキシ基含有ビニル単量体と他の共重合可能な
ビニル単量体類を共重合せしめてエポキシ基含有ビニル
共重合体を調製後、正リン酸ジエステル(a−3)及び
/または亜リン酸ジエステル(a−4)をエポキシ基と
反応させてビニル共重合体中に正リン酸ジエステル基及
び/または亜リン酸ジエステル基を導入せしめる方法、
さらには、エポキシ基含有ビニル単量体と他の共重合可
能なビニル単量体類を共重合せしめてエポキシ基含有ビ
ニル共重合体を製造する重合反応中に、正リン酸ジエス
テル(a−3)及び/または亜リン酸ジエステル(a−
4)を添加してエポキシ基と反応せしめることにより、
正リン酸ジエステル基及び/または亜リン酸ジエステル
基を有するエポキシ基含有ビニル共重合体を調製する方
法などが、簡便であるので推奨される。その際に使用す
る重合開始剤や溶剤としては、公知慣用のものがそのま
ま使用できる。
【0022】その際に用いられる正リン酸ジエステル基
含有ビニル単量体(a−1)として特に代表的なものの
みを例示するにとどめれば、ジフェニル−2−(メタ)
アクリロイルオキシエチルフォスフェート、ジブチル−
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェー
ト、ジ(2−エチルヘキシル)−2−(メタ)アクリロ
イルオキシエチルフォスフェート、ジイソデシル−2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート、ジ
オクタデシル−2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
フォスフェートの如き、正リン酸ジエステル基含有ビニ
ル単量体などである。
【0023】亜リン酸ジエステル基含有ビニル単量体
(a−2)として特に代表的なもののみを例示するにと
どめれば、ジフェニル−2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフォスファイト、ジブチル−2−(メタ)アク
リロイルオキシエチルフォスファイト、ジ(2−エチル
ヘキシル)−2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフ
ォスファイト、ジイソデシル−2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルフォスファイト、ジオクタデシル−2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスファイトの如
き、亜リン酸ジエステル基含有ビニル単量体などであ
る。
【0024】正リン酸ジエステル(a−3)として特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、ジフェニル
フォスフェート、ジエチルフォスフェート、ジブチルフ
ォスフェート、ジ(2−エチルヘキシル)フォスフェー
ト、ジイソデシルフォスフェート、ジオクタデシルフォ
スフェート、ジ(ブトキシエチル)フォスフェートの如
き、正リン酸ジエステル基含有ビニル単量体などであ
る。
【0025】亜リン酸ジエステル(a−4)として特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、ジフェニル
フォスファイト、ジエチルフォスファイト、ジブチルフ
ォスファイト、ジ(2−エチルヘキシル)フォスファイ
ト、ジイソデシルフォスファイト、ジオクタデシルフォ
スファイト、ジ(ブトキシエチル)フォスファイトの如
き、亜リン酸ジエステル基含有ビニル単量体などであ
る。
【0026】エポキシ基含有ビニル共重合体(A)の調
製に際して使用する、エポキシ基含有ビニル単量体とし
て特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、グリ
シジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル
(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、ア
リルグリシジルエーテルの如き、各種のエポキシ基含有
単量体類;(2−オキソ−1,3−オキソラン)メチル
(メタ)アクリレートの如き、(2−オキソ−1,3−
オキソラン)基含有ビニル単量体類;3,4−エポキシ
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、3,4−エポキ
シシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3,4
−エポキシシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート
の如き、各種の脂環式エポキシ基含有ビニル単量体など
がある。
【0027】こうしたエポキシ基含有ビニル単量体と共
重合可能な、その他のビニル単量体としては、(メタ)
アクリル酸またはクロトン酸あるいはそれらのエステル
類、さらには、公知慣用の種々のエチレン性不飽和結合
含有単量体などをも使用することが出来る。これらは単
独でも、2種以上の併用でもよい。
【0028】上記した(メタ)アクリル酸のエステルと
して特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリ
ル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t
ert−ブチルまたは(メタ)アクリル酸n−ヘキシ
ル、
【0029】(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルオクチル、(メタ)アク
リル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリルまたは(メタ)アクリル酸ステ
アリルの如き、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
や、
【0030】(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチ
ルまたは(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、
【0031】あるいはエチルカルビトール(メタ)アク
リレートの如き、各種のアルキルカルビトール(メタ)
アクリレートなどをはじめ、さらには、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート
またはジシクロペンテニロキシエチル(メタ)アクリレ
ート;
【0032】(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メ
タ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピルまたは(メタ)
アクリル酸4−ヒドロキシブチル等の如き、水酸基含有
(メタ)アクリル酸エステル類;
【0033】ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレートまたはポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレートなどであるし、さらには、上掲したような
各種の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類を、ε
−カプロラクトンで以て開環反応せしめた形の、いわゆ
るラクトン変性の水酸基含有(メタ)アクリレートなど
である。
【0034】このほかにも、エポキシ基含有ビニル単量
体と共重合可能なエチレン性不飽和単量体としては、γ
−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエ
トキシシランまたはγ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシランの如き、各種の加水分解
性シリル基含有単量体;
【0035】フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、トリフ
ルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、クロロトリ
フルオロエチレン、ブロモトリフルオロエチレン、ペン
タフルオロプロピレンまたはヘキサフルオロプロピレン
の如き、各種のフッ素含有α−オレフィン類;
【0036】トリフルオロメチルトリフルオロビニルエ
ーテル、ペンタフルオロエチルトリフルオロビニルエー
テルもしくはヘプタフルオロプロピルトリフルオロビニ
ルエーテルの如き、パーフルオロアルキル・パーフルオ
ロビニルエーテルまたは(パー)フルオロアルキルビニ
ルエーテル(ただし、アルキル基の炭素数は1〜18な
る範囲内であるものとする。)などのような、側鎖にフ
ッ素を含有するビニル系単量体類;
【0037】フマル酸、マレイン酸またはイタコン酸な
どで代表されるような種々の多価カルボキシル基含有単
量体と、炭素数が1〜18なるモノアルキルアルコール
とのモノ−ないしはジエステル類;スチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレンまたはp−tert−ブチ
ルスチレンの如き、各種の芳香族ビニル化合物;
【0038】(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−i
so−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−iso−ブチル(メ
タ)アクリルアミド、N−tert−ブチル(メタ)ア
クリルアミド、N−アミル(メタ)アクリルアミド、N
−(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル(メタ)アク
リルアミド、N−ヘプチル(メタ)アクリルアミドまた
はN−2−エチルヘキシル(メタ)アクリルアミド、
【0039】N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−n−プロポキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、N−iso−プロポキシメチル(メタ)
アクリルアミドまたはN−n−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、
【0040】あるいはN−iso−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−tert−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−アミロキシメチルアクリ
ルアミド、N−ヘキシロキシ(メタ)アクリルアミド、
N−ヘプチロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−
オクチロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−2−
エチル−ヘキシロキシメチル(メタ)アクリルアミドま
たはジアセトン(メタ)アクリルアミドの如き、各種の
アミノ基含有アミド系ビニル単量体類;
【0041】ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
トまたはジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートの
如き、各種のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリ
レート類;tert−ブチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、tert−ブチルアミノプロピル(メタ)ア
クリレート、アジリジニルエチル(メタ)アクリレー
ト、ピロリジニルエチル(メタ)アクリレート、ピペリ
ジニルエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
イルモルフォリン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−
ビニルカプロラクタム、N−ビニルオキサゾリンまたは
(メタ)アクリロニトリルの如き、各種の含窒素ビニル
単量体;
【0042】酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸
ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、C9
る分岐状(分枝状)脂肪族カルボン酸ビニル、C10なる
分岐状(分枝状)脂肪族カルボン酸ビニル、C11なる分
岐状(分枝状)脂肪族カルボン酸ビニルまたはステアリ
ン酸ビニルの如き、各種の脂肪族カルボン酸ビニル;
【0043】シクロヘキサンカルボン酸ビニル、メチル
シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニルまた
はp−tert−ブチル安息香酸ビニルの如き、環状構
造を有する、各種のカルボン酸のビニルエステル類;
【0044】エチルビニルエーテル、ヒドロキシエチル
ビニルエーテル、ヒドロキシn−ブチルビニルエーテ
ル、ヒドロキシイソブチルビニルエーテル、シクロヘキ
シルビニルエーテルまたはラウリルビニルエーテルの如
き、各種のアルキルビニルエーテル類;
【0045】塩化ビニルまたは塩化ビニリデンの如き、
上掲したフルオロオレフィン類以外の、各種ハロゲン化
オレフィン類などであるし、あるいは、エチレン、プロ
ピレンまたはブテン−1の如き、各種のα−オレフィン
類などが挙げられる。
【0046】当該エポキシ基含有ビニル共重合体(A)
の調製の際に使用する、ラジカル重合開始剤としては、
公知慣用の種々の化合物を使用することが出来る。
【0047】それらのうちでも特に代表的なるもののみ
を例示するにとどめるならば、2,2'−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2'−アゾビス−メチルブチロニ
トリル、2,2'−アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル、1,1'−アゾビス−シクロヘキサンカルボ
ニトリル、ジメチル−2,2'−アゾビスイソブチレー
ト、4,4'−アゾビス−4−シアノ吉草酸、2,2'−
アゾビス−(2−アミジノプロペン)2塩酸塩、2−t
ert−ブチルアゾ−2−シアノプロパン、2,2'−
アゾビス(2−メチル−プロピオンアミド)2水和物、
2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロペン]または2,2'−アゾビス(2,2,4
−トリメチルペンタン)の如き、各種のアゾ化合物;
【0048】あるいは過酸化ベンゾイル、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、キュメンハイドロパーオキサイ
ド、カリウムパーサルフェート、tert−ブチルパー
オキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシ
ピバレート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシイソブチ
レート、1,1−ビス−tert−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンまたはtert
−ブチルパーオキシーラウレート、
【0049】tert−ブチルパーオキシイソフタレー
ト、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert
−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキシ
ドまたはジ−tert−ブチルパーオキシドの如き、各
種のケトンパーオキシド類;パーオキシケタール類;ハ
イドロパーオキシド類;ジアルキルパーオキシド類;ジ
アシルパーオキシド類;パーオキシエステル類;パーオ
キシジカーボネート類;あるいは過酸化水素などであ
る。
【0050】エポキシ基含有ビニル共重合体(A)の調
製に際して使用する、有機溶剤としては、公知慣用の有
機溶剤を使用することができる。
【0051】かかる有機溶剤として代表的なもののみを
例示するにとどめれば、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イ
ソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノ
ール、n−ペンタノール、イソペンタノールの如き、ア
ルキルアルコール類;
【0052】メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エ
チレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレ
ングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコール
ジエチルエーテルの如き、グリコールエーテル類;
【0053】ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼンの如き芳香族炭化水素類;エクソンアロマティッ
クナフサNo.2(米国エクソン社製)の如き、芳香族
炭化水素を含有する混合炭化水素類;n−ペンタン、n
−ヘキサン、n−オクタンの如き、脂肪族炭化水素類;
アイソパーC、アイソパーE、エクソールDSP100
/140,エクソールD30(いずれも米国エクソン社
製)、IPソルベント1016(出光石油化学社製)の
如き、脂肪族炭化水素を含有する混合炭化水素類;シク
ロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
エチルシクロヘキサンの如き、脂環族炭化水素類;
【0054】テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジイソ
プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルの如き、エ
ーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンの如き、ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブ
チル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミ
ル、酢酸ヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチルの如き、エステル類等がある。
【0055】また、必要に応じて、連鎖移動剤を用いる
ことも出来るが、それらのうちでも特に代表的なものの
みを例示するにとどめれば、ドデシルメルカプタン、ラ
ウリルメルカプタン、チオグリコール酸エステル、メル
カプトエタノールまたはα−メチルスチレンダイマーな
どである。
【0056】当該エポキシ基含有ビニル共重合体(A)
中のエポキシ当量は、約250〜約800、より好まし
くは350〜650の範囲内であることが望ましい。
【0057】また、エポキシ基含有ビニル共重合体
(A)の数平均分子量としては、約1,000〜約1
0,000の範囲内が適切であるし、さらには、1,5
00〜6,000の範囲内が適切である。
【0058】次いで、前記した、ガラス転移温度0℃以
下のエポキシ基含有ビニル共重合体(B)について述べ
る。
【0059】当該エポキシ基含有ビニル共重合体(B)
は、エポキシ基含有ビニル単量体と、その他のビニル単
量体類をも用いて、これらの各単量体類を有機溶剤中で
重合せしめるという方法により調製される。その際に使
用されるビニル単量体類として、前記のエポキシ基含有
ビニル共重合体(A)の調製に用いられるようなビニル
単量体類が使用できる。
【0060】さらに、好ましくは、炭素数4以上のアル
キル基を有するメタクリル酸アルキルエステル(b−
1)を、使用されるビニル単量体類の全量中の、30〜
90重量%、より好ましくは40〜80重量%使用する
ことにより、最終的に得られる粉体塗料組成物により形
成される塗膜の平滑性が向上するばかりでなく、特に耐
湿性、耐水性に非常に優れる塗膜を得ることができる。
【0061】かかる炭素数4以上のアルキルを有するメ
タクリル酸アルキルエステル(b−1)としては、メタ
クリル酸アルキルエステルのうち、アルキル基の炭素数
が4以上のものが使用でき、特に代表的なもののみを例
示するにとどめれば、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メ
タクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタクリル酸
2−エチルオクチル、メタクリル酸n−デシル、メタク
リル酸イソデシル、メタアクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸エイコシル、メタクリル
酸テトラエイコシル等があげられる。
【0062】これらの炭素数4以上のアルキルを有する
メタクリル酸アルキルエステル(b−1)は単独でも、
2種以上を併用してもよい。これらの炭素数4以上のア
ルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル(b−
1)のなかでも、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリルの使用が
特に好ましい。
【0063】重合開始剤や溶剤としては、前記のエポキ
シ基含有ビニル共重合体(A)の調製の際に使用するも
のとして記載したラジカル重合開始剤、溶剤、さらには
連鎖移動剤も、そのまま使用することができる。
【0064】エポキシ基含有ビニル共重合体(B)のエ
ポキシ当量は1500以下であることが望ましく、より
好ましくは800以下であることが好ましい。
【0065】また、エポキシ基含有ビニル系共重合体
(B)の数平均分子量としては、約2,000〜約2
0,000の範囲内が適切であり、より好ましくは、
4,000〜15,000の範囲内であることが好まし
い。
【0066】当該エポキシ基含有ビニル共重合体(B)
の添加量としては、(A)成分に対して、約0.1〜約
10重量%の範囲内が好ましく、より好ましくは、0.
5〜5重量%の範囲内が、さらにより好ましくは、1〜
5重量%の範囲内である。さらに、エポキシ基含有ビニ
ル共重合体(A)とエポキシ基含有ビニル共重合体
(B)は、上記したエポキシ基含有ビニル共重合体
(B)の添加量の範囲内において、実質的に相溶しない
ことが望ましい。ここで、実質的に相溶しないとは、エ
ポキシ含有ビニル共重合体(A)と、エポキシ基含有ビ
ニル共重合体(B)とを上記した範囲で混合、加熱し
て、両者を溶融させた後、冷却して被膜を形成させたと
き、その被膜に濁りが認められる場合をいう。
【0067】上記したエポキシ基含有ビニル共重合体
(A)とエポキシ基含有ビニル共重合体(B)が実質的
に相溶しないようにするためには、エポキシ基含有ビニ
ル共重合体(A)と、エポキシ基含有ビニル共重合体
(B)のSP値の差は、1.0〜4.0の範囲内である
ことが好ましく、また、エポキシ基含有ビニル系共重合
体(B)は、エポキシ基含有ビニル共重合体(A)より
も低いSP値を有することが特に好ましい。両者のSP
値の差が上記した範囲内にあれば、塗膜の平滑性に優れ
た塗膜を得ることができる。
【0068】ここで、SP値とは、樹脂の極性を表すパ
ラメータであり、以下の方法により求められる。
【0069】サンプル樹脂0.5gを100mlマイヤ
ーフラスコに秤量し、テトラヒドロフラン(THF)1
0mlを加えて樹脂を溶解する。溶解した溶液を液温2
5℃に保持し、マグネチックスターラーで攪拌しなが
ら、50mlビュレットを用いてヘキサンを滴下してい
き、溶液に濁りが生じた点(濁点)の滴下量(v)を
求める。
【0070】次に、ヘキサンの代わりに脱イオン水を使
用したときの、濁点における滴下量(v)を求める。
、vより、樹脂のSP値δは、SUH,CLARKE[J. Po
lym. Sci. A-1 , Vol.5,1671-1681 (1967)]により示さ
れた式を用いて、以下のようにして、求めることができ
る。
【0071】δ=((Vmh(1/2)δmh+(Vmd(1/2)
δmd)/(Vmh(1/2)+(Vmd( 1/2)) ここで、 Vmh=(Vh・Vt)/(φh・Vt+φt・Vh) 、 V
md=(Vd・Vt)/(φ d・Vt+φt・Vd) δmh=φh・δh+φt・δt 、 δmd=φd・δd+φt
・δt φh,φd,φt ;濁点における、ヘキサン,脱イオン
水,THFの体積分率 (φh=vh/(vh+10) 、 φd=/(vd+1
0)) δh,δd,δt ;ヘキサン,脱イオン水,THFのSP
値 Vh,Vd,Vt ;ヘキサン,脱イオン水,THFの分子
容(ml/mol)
【0072】さらに、エポキシ基含有ビニル共重合体
(B)の数平均分子量の、エポキシ基含有ビニル共重合
体(A)の数平均分子量に対する比((B)/(A))
は、1.5〜5.0の範囲であることが好ましく、より
好ましくは、2.5〜5.0の範囲である。
【0073】エポキシ基含有ビニル共重合体(B)とエ
ポキシ基含有ビニル共重合体(A)のエポキシ当量の比
((B)/(A))は、1.2〜7.0の範囲内である
ことが好ましく、より好ましくは1.2〜2.5の範囲
内である。
【0074】次いで、前記した多価カルボン酸(C)と
しては、主として、脂肪族または芳香族の多価カルボン
酸類を使用することができる。それらのうちでも特に代
表的なるもののみを例示するにとどめることにすれば、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ブラシリン酸、ド
デカン2酸、エイコサン2酸、テトラエイコサン2酸、
マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸またはグルタコ
ン酸;
【0075】さらには、フタル酸、イソフタル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸、テトラヒドロフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸またはシクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸;あるいはこれらの酸無水物等である。
【0076】さらに、上述した多価カルボン酸あるいは
その無水物と、ポリイソシアネート化合物を反応せしめ
て得られるウレタン変性化合物等も使用できる。これら
の多価カルボン酸(C)は、単独でも2種以上を併用し
てもよい。これらのうちでも、なかでも塗膜物性、貯蔵
安定性に優れることから、脂肪族二塩基酸が好ましく、
特に塗膜物性に優れることから、ドデカン2酸が好適に
使用できる。
【0077】ここにおいて、前述したエポキシ基含有多
官能性ビニル系共重合体(A)および(B)と、当該多
価カルボン酸(C)との配合比としては、前者共重合体
(A)および(B)中のエポキシ基と、多価カルボン酸
(C)中のカルボキシル基との、((A)+(B))/
(C)なる当量比で以て、約0.5〜約1.5の範囲
内、より好ましくは約0.8〜約1.2の範囲内が適切
であり、斯かる範囲内となるような比率で以て使用する
のが望ましい。
【0078】かくして得られる、本発明の粉体塗料用組
成物には、さらに、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
ウレタン樹脂またはポリアミド樹脂の如き、各種の合成
樹脂などをはじめ、
【0079】硬化触媒;流動調節剤;ブロッキング防止
剤;紫外線吸収剤;光安定剤;ベンゾイン;帯電防止剤
あるいは酸化防止剤などのような、公知慣用の種々の塗
料用添加剤類あるいは顔料等を、必要に応じて加えて使
用することが出来る。
【0080】かかる添加剤類のうちで、紫外線吸収剤、
光安定剤または酸化防止剤として特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン(「シーソーブ 100」)、2,2',4,
4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン(「シーソーブ 10
1」)、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−メトキシベ
ンゾフェノンまたは2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5
−スルフォベンゾフェノンの如き、各種のベンゾフェノ
ン系;
【0081】2−(3,5−ジ−tert−アミル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール(「チヌビ
ン 328」)、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチル
−フェニル)ベンゾトリアゾール(「チヌビン
P」)、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−
ジメチルベンジル)フェニル]−2Hベンゾトリアゾー
ル(「チヌビン 900」)の如き、各種のベンゾトリ
アゾール系;フェニルサリシレート(「シーソーブ 2
01」)の如き、各種のサリシレート系;
【0082】エチル−2−シアノ−3,3'−ジフェニ
ルアクリレート(「シーソーブ 501」)の如き、各
種の置換アクリロニトリル系;2−エトキシ−2'−エ
チルオキザックアシッドビスアニリド(「チヌビン 3
12」)の如き、各種のシュウ酸アニリド系;[2,
2'−チオビス(4−tert−オクチルフェノレー
ト)]−2−エチルヘキシルアミン−ニッケル(II)
(「シーソーブ 612NH」)の如き、各種の、ニッ
ケル錯体系;
【0083】ビス(1,2,2,6,6,−ペンタメチ
ル−4−ピペリジル)セバケート(「チヌビン 29
2」)、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート(「チヌビン 770」)、2
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(「チヌビン 1
44」)の如き、各種のヒンダードアミン系;
【0084】3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシトルエン(「BHT スワノックス」)、テトラ
キス−[メチレン−(3,5ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシハイドロシンナメート)](「イルガノッ
クス 1010」)の如き、各種のフェノール系などで
ある。
【0085】硬化触媒として特に代表的なものを挙げる
にとどめれば、トリフェニルフォスフィンなどのフォス
フィン類、2ーメチルイミダゾールなどのイミダゾール
類、テトラブチルアンモニウム クロライドなどのアン
モニウム塩類等である。
【0086】顔料として特に代表的なもののみを例示す
るにとどめれば、酸化チタン、弁柄、クロムチタンイエ
ロー、黄色酸化鉄、カーボンブラックの種々の無機顔
料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等
のフタロシアニン系、インダスレンブルー、ジアントラ
キノニルレッド等のアントラキノン系、キナクリドン
系、レーキレッド、ファーストイエロー、ジスアゾイエ
ロー、パーマネントレッド等のアゾ系、ナフトールイエ
ロー等のニトロ系、ピグメントグリーンB、ナフトール
グリーン等のニトロソ系の如き、公知慣用の種々の有機
顔料、公知慣用の種々の体質顔料、さらには、アルミ・
フレーク、マイカ・フレークの如き、公知慣用の種々の
光輝性(メタリック調)顔料などが使用される。
【0087】本発明に係る粉体塗料用組成物を調製する
には、公知慣用の、いずれの方法をも採用することが出
来るが、通常は、前述したような諸成分を混合せしめた
のちに、勿論、顔料を有しない、いわゆるクリヤー塗料
としても、含顔料塗料としても、加熱ロールまたはエク
ストルーダーなどのような種々の溶融混練機により、約
50〜約130℃なる温度で、充分に溶融混合せしめ、
冷却せしめたのちに、粉砕・分級せしめるということに
よって、目的とする粉体塗料と為す方法が採られてい
る。
【0088】また、塗装方法については、静電吹付法ま
たは流動浸漬などのような、公知慣用の種々の方法によ
って、被塗物基材を塗装せしめ、通常、かくして得られ
る塗装物を、約120〜約250℃の温度で焼き付けを
行なうというようにすればよく、このようにして、粉体
塗装による塗膜を得ることが出来る。
【0089】本発明の粉体塗料組成物は、被塗物上に単
層または複層の塗膜を形成する塗膜形成方法において好
適に使用できる。
【0090】ここにおいて、被塗物とは塗料が塗布され
る基材をいい、具体的には、未塗装の鋼板、未処理の若
しくは化成処理されたアルミ基材等の未塗装金属素材で
あって、自動車車体、2輪車車体等の道路車両に使用さ
れる基材や、アルミホイ−ル等の自動車部品用に使用さ
れる基材等が挙げられるし、また電着塗装がほどこされ
た状態の自動車車体等の道路車両に使用される基材も含
まれる。さらに、家電製品、自動販売機、スチ−ル家具
等に使用される基材、例えば電気亜鉛メッキ鋼板、溶融
亜鉛メッキ鋼板等や、瓦類;ガラス類;または各種の無
機質建材類;門扉またはフェンス類の如き、各種の建材
類;アルミサッシ類の如き、各種の建築内外装用資材類
等も例示される。
【0091】これらの基材は、最終用途に応じた形状に
加工されたものでも良いし、またPCM(プレコ−トメ
タル)塗装法が適用される形態、つまりおおまかに平板
状の切板状基材であって本発明の方法により複層塗膜が
形成された後に目的に応じた所定の形状に折り曲げ加工
されるものであっても良いし、さらにはコイルコ−ティ
ングのような完全に後加工に供される塗装システムに使
用される基材でも良い。
【0092】また、必要に応じて、これらの基材上に中
塗り塗料による塗膜が形成されたものも、被塗物として
好適に使用できる。ここにおいて、中塗り塗料とは、上
記した基材上に、最終的に得られる複層塗膜の、平滑
性、耐チッピング性、層間付着性の向上等のために塗布
される塗料であって、かかる中塗り塗料としては、アル
キド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、セルロース樹脂の如き各種主剤成分と、アミノ樹
脂あるいはポリイソシアネート化合物の如き硬化剤成分
とからなるような、有機溶剤型、非水分散型、粉体、水
可溶型あるいは水分散型の熱硬化性ないしは常温硬化性
塗料がいずれも使用できる。
【0093】以上に述べてきたように、本発明の粉体塗
料組成物は、常法により、上掲したような種々の被塗物
基材類に塗布され、次いで、常法に従って、焼き付け乾
燥せしめるということによって、塗膜の、とりわけ、硬
化性、外観、耐候性ならびに機械的物性などに優れた塗
膜を与えることが出来るものである。
【0094】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例及び比較例に
より、一層具体的に説明するが、本発明はこれらの例示
例にのみ限定されるものではないのはいうまでもない。
以下において、特に断りのない限りは、「部」は、すべ
て「重量部」を意味するものとする。
【0095】参考例1〔エポキシ基含有ビニル系共重合
体(A)の調製〕 温度計、撹拌機、還流冷却器および窒素導入口を備えた
反応容器に、キシレンの100部を入れ、135℃にま
で昇温した。
【0096】これに、第1表に示すような単量体と、開
始剤からなる混合物を、6時間に亘って滴下した。
【0097】滴下終了後も、同温度に、さらに、6時間
のあいだ保持して、重合反応を続行し反応を完結せしめ
ることによって、エポキシ含有ビニル共重合体(A−
1)の溶液(A’−1)を得た。さらに、得られた共重
合体溶液(A’−1)の30部を、約20Torrの減
圧下に保持し、キシレンを除去することによってエポキ
シ含有ビニル共重合体(A−1)を得た。エポキシ含有
ビニル共重合体(A―1)及び、その溶液(A’−1)
の性状値を第1表に示す。
【0098】参考例2〔エポキシ基含有ビニル系共重合
体(A)の調製〕 温度計、撹拌機、還流冷却器および窒素導入口を備えた
反応容器に、キシレンの100部を入れ、135℃にま
で昇温した。これに、第1表に示すような、単量体と、
重合開始剤とからなる混合物を、6時間に亘って滴下し
た。
【0099】滴下終了後に125℃に降温して、ジ(2
−エチルヘキシル)フォスフェートの3.5部を添加し
た。同温度にさらに6時間保持して、重合反応を完結せ
しめることによって、エポキシ基含有ビニル共重合体
(A−2)の溶液(A’−2)を得た。共重合体溶液
(A’−2)の性状を第2表に示す。さらに共重合体溶
液(A’−2)の30部を、約20Torrの減圧下に
保持し、キシレンを除去することによってエポキシ含有
ビニル共重合体(A−2)を得た。共重合体(A−
2)、及びその溶液(A’−2)の性状を第1表に示
す。
【0100】参考例3〔エポキシ基含有ビニル系共重合
体(A)の調製〕 温度計、撹拌機、還流冷却器および窒素導入口を備えた
反応容器に、キシレンの100部を入れ、135℃にま
で昇温した。これに、第1表に示すような、単量体と、
重合開始剤とからなる混合物を、6時間に亘って滴下し
た。
【0101】滴下終了後に125℃に降温して、同温度
にさらに6時間保持して、重合反応を完結せしめた後、
90℃に降温してジフェニルフォスファイトの2.5部
を添加した。同温度でさらに1時間保持することによっ
て、エポキシ基含有ビニル共重合体(A−3)の溶液
(A’−3)を得た。共重合体溶液(A’−3)の性状
を第2表に示す。さらに共重合体溶液(A’−3)の3
0部を、約20Torrの減圧下に保持し、キシレンを
除去することによってエポキシ含有ビニル共重合体(A
−3)を得た。共重合体(A−3)、及びその溶液
(A’−3)の性状を第1表に示す。
【0102】参考例4〔比較対照用のエポキシ基含有ビ
ニル系共重合体(A)の調製〕 ジ(2−エチルヘキシル)フォスフェートを添加しない
以外は、参考例2と同様にして、エポキシ基含有ビニル
共重合体(A−4)の溶液(A’−4)を得た。共重合
体溶液(A’−4)の性状を第2表に示す。さらに共重
合体溶液(A’−4)の30部を、約20Torrの減
圧下に保持し、キシレンを除去することによってエポキ
シ含有ビニル共重合体(A−4)を得た。共重合体(A
−4)、及びその溶液(A’−4)の性状を第1表に示
す。
【0103】
【表1】
【0104】参考例4〔エポキシ基含有ビニル系共重合
体(B)の調製〕 温度計、撹拌機、還流冷却器および窒素導入口を備えた
反応容器に、キシレンの100部を入れ、120℃にま
で昇温した。
【0105】これに、第2表に示すような、それぞれ、
単量体と重合開始剤とからなる混合物を、4時間に亘っ
て滴下した。滴下終了後も、同温度に、6時間のあいだ
保持し、重合反応を続行し反応を完結せしめることによ
って、エポキシ含有ビニル共重合体(B−1)の溶液
(B’−1)を得た。
【0106】さらに、得られた共重合体溶液(B’−
1)の30部を、約20Torrの減圧下に保持し、キ
シレンを除去することによってエポキシ含有ビニル共重
合体(B−1)を得た。エポキシ含有ビニル共重合体
(B―1)及び、その溶液(B’−1)の性状値を第2
表に示す。
【0107】参考例5〔エポキシ基含有ビニル系共重合
体(B)の調製〕 第2表に示すような、それぞれ、単量体と、重合開始剤
とからなる混合物を用いるというように変更した以外
は、参考例4と同様にして、目的とするエポキシ基含有
ビニル共重合体(B−2)の溶液(B’−2)を得た。
さらに共重合体溶液(B’−2)の30部を、約20T
orrの減圧下に保持し、キシレンを除去することによ
ってエポキシ含有ビニル共重合体(B−2)、を得た。
共重合体(B−2)、及びその溶液(B’−2)の性状
を第2表に示す。
【0108】
【表2】
【0109】《註》「アクリエステル SL」…三菱レイヨン
(株)製の、炭素数12のアルキル基を側鎖に有するメタ
クリル酸アルキルエステル及び炭素数13のアルキル基
を側鎖に有するメタクリル酸アルキルエステルの混合物
の商品名
【0110】参考例7〜10〔エポキシ基含有ビニル共
重合体(A)及びエポキシ含有ビニル共重合体(B)の
混合物(S)の調製例〕第3表に示すような配合割合
で、参考例1〜3で得られたエポキシ含有ビニル共重合
体(A)の溶液(A’−1)〜(A’−3)と、参考例
4、5で得られたエポキシ含有ビニル共重合体(B)の
溶液(B’−1)、(B’−2)を容器に仕込み、攪拌
・混合し、約20Torrの減圧下に保持してキシレン
を除去することにより、不揮発分99.5%以上の混合
物(S−1)〜(S−4)を得た。
【0111】参考例11〔比較対照用のエポキシ基含有
ビニル共重合体(A−2)とエポキシ基含有ビニル共重
合体(B−1)の混合物(S−5)の調製例〕 第3表に示すような配合割合で、参考例4で得られたエ
ポキシ含有ビニル共重合体溶液(A’−4)と、参考例
5で得られたエポキシ基含有ビニル共重合体溶液(B’
−1)を容器に仕込み、攪拌・混合し、約20Torr
の減圧下に保持して、キシレンを除去することにより、
不揮発分99.7%の混合物(S−5)を得た。
【0112】
【表3】
【0113】
【表4】
【0114】実施例1〜4(本発明に係る粉体塗料用組
成物の調製例) 第4表に示すような配合割合で以て、各成分を「ヘンシ
ェル・ミキサー」(三井三池加工機(株)社製の、混合
機)で混合せしめ、さらにその混合物を、「MP−20
15」(米国APVケミカルマシナリー社製の、二軸押
し出し混練機)によって、加熱混練せしめた。
【0115】次いで、かくして得られた各種の混練物を
冷却後、粉砕せしめ、さらに分級するということによっ
て、平均粒径が15〜35マイクロ・メーター(μm)
なる、目的とする各種の粉体塗料(X−1)〜(X−
4)を調製した。
【0116】比較参考例1 参考例10で得られたエポキシ含有ビニル共重合体(A
−2)とエポキシ基含有ビニル共重合体(B−1)の混
合物(S−4)の代わりに、参考例11で得られた混合
物(S−5)を使用する以外は、実施例4と同様にして
比較対照用の粉体塗料(X−5)を調製した。
【0117】比較参考例2 参考例7で得られたエポキシ含有ビニル共重合体(A−
1)とエポキシ基含有ビニル共重合体(B−1)の混合
物(S−1)の代わりに、参考例1で得られたエポキシ
基含有ビニル共重合体(A−1)を使用する以外は、実
施例1と同様にして比較対照用の粉体塗料(X−6)を
調製した。
【0118】
【表5】
【0119】
【表6】
【0120】《註》 「モタ゛フロー P2000」・・・米国モンサント社製の、アクリル系
レヘ゛リンク゛剤の商品名 「CR−90」・・・石原産業(株)製の、ルチル型酸
化チタン「タイヘ゜ーク CR−90」 「MA100」・・・三菱化学(株)製の、カーボンブ
ラック顔料 「FB−NK」・・・大日本インキ化学工業(株)製
の、フタロシアニン系青色有機顔料「ファーストケ゛ンフ゛ルー N
K」
【0121】実施例5〜8 実施例1〜4で得られた、粉体塗料(X−1)〜(X−
4)を、粉体塗装用静電スプレー塗装機で以て、燐酸亜
鉛処理を施した0.8mm厚の梨地鋼板上に塗装せし
め、次いで、160℃で20分焼き付けを行なうことに
よって、硬化塗膜の形成された各種の試験板を得た。そ
れらの塗膜の評価判定結果を、まとめて、第5表に示
す。
【0122】比較例1、2 比較参考例1、2で得られた比較対照用の粉体塗料(X
−5)、(X−6)を用いるというように変更した以外
は、実施例5と同様にして、硬化塗膜の形成された各種
の試験板を得た。それらの塗膜の評価判定結果を、まと
めて、第5表に示す。
【0123】
【表7】
【0124】
【表8】
【0125】《塗膜諸物性評価判定の要領》
【0126】膜厚・・・電磁膜厚計で以て測定した。
【0127】平滑性目視判定により、5段階の評価判定
を行なった。
【0128】評価「5」・・・非常にスムーズなる平滑
な塗面の場合 評価「4」・・・小さいラウンドが有る場合 評価「3」・・・大きなラウンドが有る場合 評価「2」・・・大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が多く認められる場合 評価「1」・・・大きなラウンドが有り、細かいチリ肌
が著しく、塗膜外観を著しく損ねている場合
【0129】色ムラ・・・塗膜の色相の均一性を目視判
定により、5段階の評価判定を行った。
【0130】評価「5」・・・全体に均一な色相で色ム
ラが全く認められない場合。 評価「4」・・・塗膜に色の濃淡のムラが微かに認めら
れる場合。 評価「3」・・・局所的に小さな色ムラの発生が認めら
れる場合。 評価「2」・・・色ムラの発生が認められ、塗膜外観を
損ねている場合。 評価「1」・・・斑状に色ムラが発生し、著しく塗膜外
観を損ねている場合
【0131】
【発明の効果】
【0132】以上に詳述して明らかとなったように、本
発明に係る粉体塗料用組成物及び塗膜形成方法は、少な
くとも、諸実施例と、諸比較例とを対比してみる限り、
本発明に係る粉体塗料用組成物を用いている実施例は、
比較例の場合に比して、とりわけ、顔料分散性に優れ、
加えて、平滑性ならびに塗膜光沢、などにも優れてお
り、本発明の目的とする諸効果の発現が認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CE051 CE052 CG141 CG142 CH171 CH172 DB211 DB212 DB221 DB222 DB291 DB292 GA07 GA14 JA39 JA41 MA02 MA13 MA16 NA01 PA02 PB05 PB07 PB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に酸性リン原子を有し、かつ40
    ℃以上のガラス転移温度を有するエポキシ基含有ビニル
    共重合体(A)と、0℃以下のガラス転移温度を有する
    エポキシ基含有ビニル共重合体(B)と、多価カルボン
    酸(C)とを、必須の成分として含有することを特徴と
    する、粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記のエポキシ基含有ビニル共重合体
    (A)が、分子中に、下記の構造式(I)で示される正
    リン酸ジエステル基 【化1】 (式中R,Rは、それぞれ独立に炭素数1〜20の
    アルキル基、または(置換)フェニル基を表す。)及び
    /又は、下記の構造式(II)で示される亜リン酸ジエス
    テル基 【化2】 (式中R,Rは、それぞれ独立に炭素数1〜20の
    アルキル基、または(置換)フェニル基を表す。)を有
    するものである、請求項1に記載の粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記のエポキシ基含有ビニル共重合体
    (A)の酸性リン原子含有率が0.02〜1.00重量
    %である、請求項1または2に記載の粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記のエポキシ基含有ビニル共重合体
    (B)が、前記のエポキシ基含有ビニル共重合体(A)
    よりも低いSP値を有し、かつエポキシ基含有ビニル共
    重合体(A)とエポキシ基含有ビニル共重合体(B)の
    SP値の差が、1.0〜4.0である、請求項1から3
    のいずれかに記載の粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 被塗物上に、単層または複層の塗膜を形
    成する塗膜形成方法において、請求項1から4のいずれ
    かに記載の粉体塗料組成物を使用することを特徴とす
    る、塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の塗膜形成方法によって
    塗膜が形成された塗装物。
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