JP2008094209A - リヤスポイラ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リヤスポイラおよび樹脂製外装部材の外観性を良好に保つことができ、リヤスポイラを安定させた状態に保持することができるリヤスポイラ構造を提供する。
【解決手段】リヤスポイラ構造20は、テールゲート13に固定された樹脂製ガーニッシュ21と、樹脂製ガーニッシュ21上に配置可能な樹脂製のリヤスポイラ22と、リヤスポイラ22をテールゲート13に固定する固定手段23とを備える。樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲート13に臨む貫通孔36〜39,45〜46が形成されている。固定手段23は、リヤスポイラ22から貫通孔36〜39,45〜46を経てテールゲート13まで延び、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21上に配置した状態でテールゲート13に固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の車体後部に備えたリヤスポイラ構造に関する。
自動車の走行の際に、空気の流れを調整するなどの目的で車体後部にリヤスポイラを備える技術が知られている。
このリヤスポイラは、例えば、後部ドアの上枠部に後方にオーバーハングさせた状態に取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−305787号公報
ところで、自動車のなかには、意匠性などの観点から車体後部に樹脂製の外装部材(以下、樹脂製外装部材という)が取り付けられたものがある。この自動車の空気の流れを調整するために、樹脂製外装部材にリヤスポイラを取り付けることが考えられる。
しかし、リヤスポイラを樹脂製外装部材に取り付けた場合、リヤスポイラは樹脂製外装部材に押し付けられた状態に保持される。
よって、リヤスポイラおよび樹脂製外装部材にそれぞれ熱変形(熱膨張)が生じた場合に、リヤスポイラが樹脂製外装部材に押し付けられた状態で、樹脂製外装部材に対してずれることが考えられる。
このため、リヤスポイラおよび樹脂製外装部材の外観性を良好に保つことができない。
ここで、リヤスポイラには空気抵抗が作用するので、リヤスポイラを安定させた状態に取り付けることが好ましい。
しかし、樹脂製外装部材は鋼製部材と比較して剛性が劣る。このため、樹脂製外装部材にリヤスポイラを取り付けた場合、リヤスポイラを安定させた状態に取り付けることは難しい。
本発明は、リヤスポイラおよび樹脂製外装部材の外観性を良好に保つことができ、リヤスポイラを安定させた状態に保持することができるリヤスポイラ構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体後部に固定することで外装部材として用いられ、かつ、前記車体後部に臨む貫通孔が形成された樹脂製ガーニッシュと、前記樹脂製ガーニッシュ上に配置される樹脂製のリヤスポイラと、前記リヤスポイラから前記貫通孔を経て前記車体後部まで延び、前記リヤスポイラを前記樹脂製ガーニッシュ上に配置した状態で前記車体後部に固定する固定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2は、前記リヤスポイラに、前記樹脂製ガーニッシュに対する位置決め手段を備えたことを特徴とする。
請求項3において、前記固定手段は、前記リヤスポイラと前記車体後部との間隔を規定するための規制部を有することを特徴とする。
請求項4において、前記固定手段は、ねじ結合部材を有することを特徴とする。
請求項5において、前記樹脂製ガーニッシュおよび前記リヤスポイラは、互いに異なる樹脂材で形成されたことを特徴とする。
ここで、樹脂製ガーニッシュは外観性を考慮して意匠性を重視した部材であり、例えばポリカーボネートで形成される。
一方、リヤスポイラは空気抵抗を考慮して強度を重視した部材であり、例えばABS樹脂で形成される。
請求項1に係る発明では、リヤスポイラを固定手段を用いて車体後部に固定することで、リヤスポイラを樹脂製ガーニッシュに対して押付力をかけない状態に保持することができる。
よって、リヤスポイラおよび樹脂製ガーニッシュにそれぞれ熱変形(熱膨張)が生じた場合に、リヤスポイラおよび樹脂製ガーニッシュが接触した状態で互いにずれることがない。これにより、リヤスポイラおよび樹脂製ガーニッシュの外観性を良好に保つことができるという利点がある。
さらに、リヤスポイラを固定手段を用いて車体後部に固定することで、リヤスポイラを強固に固定することができる。
これにより、リヤスポイラに空気抵抗が作用しても、リヤスポイラを安定させた状態に保持することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、リヤスポイラに位置決め手段を備えることで、リヤスポイラを樹脂製ガーニッシュに対して位置決めすることができる。
ここで、樹脂製ガーニッシュは車体後部に位置決めされた状態で取り付けられている。よって、リヤスポイラを樹脂製ガーニッシュに対して位置決めすることで、リヤスポイラを車体後部の取付位置に位置決めすることができる。
これにより、リヤスポイラを車体後部に組み付ける際の組付け性を向上させることができるという利点がある。
さらに、位置決め手段を用いてリヤスポイラを樹脂製ガーニッシュに対して位置決めすることで、樹脂製ガーニッシュに対するリヤスポイラの組付け精度を高めることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、規制部でリヤスポイラと車体後部との間隔を規定することで、規制した間隔で取付スペースを形成することができる。
この取付スペースに樹脂製ガーニッシュを配置することで、固定手段でリヤスポイラを取り付けた際に、樹脂製ガーニッシュに固定手段による負荷が加わることを防ぐことができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、固定手段としてねじ結合部材を用いた。これにより、リヤスポイラを車体後部にねじ結合することが可能になり、リヤスポイラを車体後部に確実に組み付けることができるという利点がある。
ここで、リヤスポイラを一層良好に保持するために、リヤスポイラおよび樹脂製ガーニッシュ間に弾性部材を介在させることが考えられる。この場合、リヤスポイラを固定するための力が弾性部材を介して樹脂製ガーニッシュに加わる。
請求項4に係る発明によれば、ねじ結合部材の締込み量を調整することで、弾性部材を介して樹脂製ガーニッシュに加わる締付力を適切に調整することができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、樹脂製ガーニッシュおよびリヤスポイラを異なる樹脂材とすることで、樹脂製ガーニッシュを意匠性に優れた樹脂材で形成し、リヤスポイラを強度に優れた樹脂材で形成することが可能になる。
この場合、樹脂製ガーニッシュおよびリヤスポイラは、それぞれの熱変形量(熱膨張量)が異なる。
ここで、リヤスポイラは樹脂製ガーニッシュに対して押付力をかけない状態に保持されている。
これにより、リヤスポイラおよび樹脂製ガーニッシュにそれぞれ異なった量の熱変形(熱膨張)が生じた場合でも、リヤスポイラを安定的な取付け状態に保つことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRで示す。
図1は本発明に係るリヤスポイラ構造(第1実施の形態)を備えた車両の斜視図である。
車両10は、車体11の後部(以下、「車体後部」という)12にテールゲート13を備え、このテールゲート13で車体後部12のテールゲート開口部14を開閉可能に構成したものである。
テールゲート13は、テールゲートフレーム16(図2参照)の上端部が車体後部12の上端12aにヒンジ(図示せず)を介して上下方向にスイング移動自在に取り付けられている。
さらに、テールゲート13は、テールゲートフレーム16の上半分にテールゲート窓ガラス18が取り付けられ、テールゲート窓ガラス18の下端部側にリヤスポイラ構造20が取り付けられている。
このテールゲート13は、前記ヒンジを軸に矢印Aの如く上方にスイング移動することにより、車体後部12のテールゲート開口部14を開放する。
一方、テールゲート13は、前記ヒンジを軸に下方にスイング移動することにより、車体後部12のテールゲート開口部14を閉じる。
リヤスポイラ構造20は、テールゲート(車体後部)13の略中央において車幅方向に延びるように設けられている。
以下、リヤスポイラ構造20を図2〜図10に基づいて詳しく説明する。
図2は第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造のリヤスポイラを外した状態を示す分解斜視図である。
図2に示すように、リヤスポイラ構造20は、テールゲート(車体後部)13に固定された樹脂製ガーニッシュ21と、樹脂製ガーニッシュ21上に配置される樹脂製のリヤスポイラ22と、リヤスポイラ22をテールゲート13に固定する固定手段23と、リヤスポイラ22を位置決めする位置決め手段24を備える。
樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲート13に車幅方向に延びるように固定することで外装部材として用いられる部材である。
この樹脂製ガーニッシュ21は、外観性を考慮して意匠性を重視した部材であり、例えば透明なポリカーボネートで形成されている。
図3は第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の樹脂製ガーニッシュを外した状態を示す分解斜視図である。
樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲートフレーム16の中央アッパーメンバー26に上端部21aが取り付けられ、テールゲートフレーム16の中央ロアーメンバー(図示せず)に下端部21bが取り付けられている。
さらに、樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲートフレーム16の左フレームメンバー27に左取付ブラケット28を介して左端部21cが取り付けられ、テールゲートフレーム16の右フレームメンバー31に右取付ブラケット32を介して右端部21dが取り付けられている。
この樹脂製ガーニッシュ21は、略水平に延びた上壁34と、上壁34の後端から下方に延びた後壁35とを有する。
上壁34は、平面視で略三日月状に形成され、第1〜第4の貫通孔(貫通孔)36〜39がテールゲート(車体後部)13に臨むように形成されるとともに、左右の位置決め孔41,42および中央位置決め孔43が形成されている。
第1貫通孔36は、第4貫通孔39と左右対称の位置に配置されている。第2貫通孔37は、第3貫通孔38と左右対称の位置に配置されている。
左位置決め孔41は、右位置決め孔42と左右対称の位置に配置されている。中央位置決め孔43は、上壁34の車体幅方向略中央に配置されている。
後壁35は、左端部21cに左貫通孔(貫通孔)45がテールゲート(車体後部)13に臨むように形成され、右端部21dに右貫通孔(貫通孔)46がテールゲート(車体後部)13に臨むように形成されている。
後壁35の裏面側には、車体後方に向けて投光可能なストップランプ48(図6参照)が収められる。
図2に戻って、リヤスポイラ22は、樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上に配置されたスポイラ本体51と、スポイラ本体51の左端から下方に垂下した左脚部52と、スポイラ本体51の右端から下方に垂下した右脚部53とを有する樹脂製の部材である。
このリヤスポイラ22は、空気抵抗を考慮して強度を重視した部材であり、例えばABS樹脂で形成されている。
すなわち、リヤスポイラ22は、樹脂製ガーニッシュ21と異なる樹脂で形成された部材である。
このように、樹脂製ガーニッシュ21およびリヤスポイラ22を異なる樹脂材とすることで、樹脂製ガーニッシュ21を意匠性に優れた樹脂材で形成し、リヤスポイラ22を強度に優れた樹脂材で形成することができる。
スポイラ本体51は、湾曲状に形成された帯状の部位で、上壁34に対して所定間隔をおいて略平行に配置されることで上壁34を覆うものである。
このスポイラ本体51は、裏面側で、かつ第1〜第4の貫通孔36〜39に臨む部位に固定手段23のボルト係止部材61…が設けられ、左右の貫通孔45,46に臨む部位に固定手段23のサイド係止部材62,62が設けられ、左右の位置決め孔41,42および中央位置決め孔43に臨む部位に位置決め手段24のピン係止部材68…が設けられている。
左脚部52は、樹脂製ガーニッシュ21の左端部21cの外側に、左端部21cを覆うように配置された脚部である。
右脚部53は、樹脂製ガーニッシュ21の右端部21dの外側に、右端部21dを覆うように配置された脚部である。
固定手段23は、テールゲート(車体後部)13にリヤスポイラ22を取り付けるための手段であって、第1〜第4のねじ結合部材(ねじ結合部材)54〜57と、左右のねじ結合部材(ねじ結合部材)58,59を有する。
第1、第4のねじ結合部材54,57はそれぞれ左右対称の位置に配置され、第2、第3のねじ結合部材55,56はそれぞれ左右対称の位置に配置されている。
左右のねじ結合部材58,59は左右対称の位置に配置されている。
第1〜第4のねじ結合部材54〜57は、それぞれ同一・類似部材で構成されているので、以下、第1ねじ結合部材54について説明して第2〜第4のねじ結合部材55〜57の説明を省略する。
また、左ねじ結合部材58は、右ねじ結合部材59と同一部材で構成されているので、以下、左ねじ結合部材58について説明して右ねじ結合部材59の説明を省略する。
位置決め手段24は、樹脂製ガーニッシュ21に対してリヤスポイラ22を取付位置に位置決めする部材である。
この位置決め手段24は、リヤスポイラ22に左右の位置決め部材64,65および中央位置決め部材66をそれぞれ備える。
左右の位置決め部材64,65は、それぞれ左右対称の位置に配置されている。
左位置決め部材64は、右位置決め部材65と同一部材で構成されているので、以下、左位置決め部材64について説明して右位置決め部材65の説明を省略する。
図4は第1実施の形態に係る第1、第2のねじ結合部材および左位置決め部材を示す分解斜視図である。
第1ねじ結合部材54は、スポイラ本体51に基部71が埋設されたボルト係止部材61と、ボルト係止部材61に係止された固定ボルト73と、固定ボルト73に嵌合された規制部75と、規制部75を載置するために中央アッパーメンバー26に設けられた固定ブラケット76と、固定ブラケット76から突出された固定ボルト73にねじ結合された固定ナット77とを有する。
規制部75は、固定ボルト73に嵌合可能な貫通孔75aを有する筒状部材である。規制部75は、固定ボルト73に嵌合させた状態で、樹脂製ガーニッシュ21の第1貫通孔36を貫通させることで、スポイラ本体51側からテールゲート13側まで延出可能なカラー部材である。
規制部75をスポイラ本体51側からテールゲート13側まで延出することで、規制部75で、スポイラ本体51とテールゲート13との間隔を規定する。
規制部75の外径D1は、第1貫通孔36の孔径D2より小径に形成された孔である。よって、規制部75を第1貫通孔36に同軸上に貫通させた状態において、第1貫通孔36の周縁36aと規制部75の外周との間に一定間隔が確保される。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21が熱変形した際に、第1貫通孔36の周縁36aが規制部75に干渉することを防ぐことができる。
固定ブラケット76は、中央アッパーメンバー26に略水平に設けられた受部81と、受部81の左側に設けられた左壁部82と、受部81の右側に設けられた右壁部83とを有する。
固定ブラケット76は、一例として、中央アッパーメンバー26左端の湾曲部に固定されている。
そこで、受部81の突片81aを大きく突出させて、突片81aを中央アッパーメンバー26に確実に接合させるようにした。
受部81の略中央に取付孔81bが形成されている。取付孔81bは、固定ボルト73が貫通可能で、規制部75が貫通不能に形成されている。
よって、規制部75を取付孔81bに同軸上に配置した状態で、規制部75の下端部75bを受部81に載置することができる。
取付孔81bに固定ボルト73のねじ部73aが挿通され、取付孔81bから下方に突出したねじ部73aに固定ナット77がねじ結合される。
この状態において、規制部75…の上端部75cがボルト係止部材61の底部に当接する。
第2のねじ結合部材55は、第1ねじ結合部材54の固定ブラケット76を固定ブラケット78に代えたもので、その他の構成は第1ねじ結合部材54と同じである。
固定ブラケット78は、受部81に代えて受部84を設け、受部84の突片84aが小さく突出されている。
固定ブラケット78は、中央アッパーメンバー26の直線部位に固定されている。よって、受部84の突片84aを大きく突出させなくても、突片84aを中央アッパーメンバー26に確実に接合させることができる。
図5は第1実施の形態に係る第1ねじ結合部材のボルト係止部材および固定ボルトを示す分解斜視図である。
第1ねじ結合部材54のボルト係止部材61は、基部71が略矩形状に形成され、基部71の下部に係止部72が設けられ、係止部72の底部にガイド溝72aが形成されている。
ボルト係止部材61は、基部71がスポイラ本体51に埋設されることで、スポイラ本体51に一体に取り付けられる。
係止部72に第1ねじ結合部材54の固定ボルト73が係止される。固定ボルト73は、頭部74が矩形状に形成され、下部にねじ部73aが形成されている。
係止部72内に固定ボルト73の頭部74が矢印の如く挿入されるとともに、ガイド溝72a内に固定ボルト73の首下部73bが挿入されることで、固定ボルト73がボルト係止部材61に係止される。
固定ボルト73の頭部74が矩形状に形成されているので、固定ボルト73をボルト係止部材61に係止させた状態において、固定ボルト73の回転が防止される。
すなわち、固定ボルト73は、ボルト係止部材61を介してスポイラ本体51に回転不能に取り付けられる。
この固定ボルト73に規制部75が嵌合される。
ここで、第1ねじ結合部材54のガイド溝72aが車幅方向を向くように配置されているので、固定ボルト73を車幅方向に調整することが可能になる。
第1ねじ結合部材54と同様に、図4に示す第2ねじ結合部材55のガイド溝72aも車幅方向を向くように配置されているので、固定ボルト73を車幅方向に調整することが可能になる。
さらに、図2に示す第3、第4のねじ結合部材56,57も、ガイド溝72a,72aが車幅方向を向くように配置されている。
よって、第3、第4のねじ結合部材56,57も、第1ねじ結合部材54と同様に、ガイド溝72a,72aが車幅方向を向くように配置されているので、それぞれの固定ボルト73,73を車幅方向に調整することが可能になる。
このように、第1〜第4のねじ結合部材54〜57の固定ボルト73…を車幅方向に調整可能とすることで、リヤスポイラ22の組付け作業を一層簡単におこなうことができる。
図6は図1の6−6線断面図であり、第1ねじ結合部材54でリヤスポイラ22を車体後部に支持した状態を示す。
スポイラ本体51の裏面に、第1ねじ結合部材54のボルト係止部材61が取り付けられる。ボルト係止部材61に固定ボルト73の頭部74が係止される。
固定ボルト73に規制部75が嵌合され、規制部75の下端部75bが固定ブラケット76の受部81に載置される。
固定ボルト73のねじ部73aが取付孔81bの下方に突出する。取付孔81bから下方に突出したねじ部73aに固定ナット77がねじ結合される。
すなわち、第1ねじ結合部材54が、リヤスポイラ22から第1貫通孔36を経て中央アッパーメンバー(車体後部)26まで延出する。そして、リヤスポイラ22が第1ねじ結合部材54を介して中央アッパーメンバー26に固定される。
この状態において、リヤスポイラ22は、樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上に所定間隔Sをおいて配置される。
リヤスポイラ22の裏面前部位22aとテールゲート窓ガラス18との間に弾性部材111が配置され、リヤスポイラ22の裏面後部位22bと上壁34との間に弾性部材111が配置されている。
さらに、リヤスポイラ22の裏面左部位(図示せず)と上壁34との間に弾性部材111が配置され、リヤスポイラ22の裏面右部位(図示せず)と上壁34との間に弾性部材111が配置されている。
すなわち、弾性部材111はリヤスポイラ22の裏面全周に沿って設けられる。
よって、上壁34に形成した第1〜第4の貫通孔36〜39、左右の位置決め孔41,42および中央位置決め孔43を、スポイラ本体51や弾性部材111で車体外部から仕切ることができる。
加えて、弾性部材111をスポイラ本体51の全周に設け、この弾性部材111を、テールゲート窓ガラス18との間や、スポイラ本体51と上壁34との間に設けた。よって、樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上にリヤスポイラ22を所定間隔Sをおいて確実に配置することができる。
また、リヤスポイラ22は、裏面前部位22aの後側近傍の部位(以下、「後側近傍部位」という)22cがファスナー112を介してテールゲート窓ガラス18に係止されている。
ファスナー112は、後側近傍部位22cにファスナー被係止部113が設けられ、テールゲート窓ガラス18にファスナー係止部114が設けられている。
このファスナー112は、リヤスポイラ22が樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上に所定間隔Sをおいて配置された状態において、ファスナー被係止部113がファスナー係止部114に係止される。
よって、リヤスポイラ22の後側近傍部位22cをテールゲート窓ガラス18に確実に係止することができる。
これにより、リヤスポイラ22の前部22dが空気抵抗で浮き上がることを防いで、リヤスポイラ22を安定的に保持することができる。
図7は第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の左ねじ結合部材を示す分解斜視図である。
左ねじ結合部材58は、スポイラ本体51に前後の基部86,86が埋設されたサイド係止部材62と、サイド係止部材62にねじ結合されたサイドボルト91と、サイドボルト91に嵌合されたサイド規制部(規制部)92とを有する。
サイド係止部材62は、前後の傾斜片87a,87bで略V字状に形成された係止部87と、係止部87の前傾斜片87aに形成された取付孔88(図8参照)と、取付孔88に同軸上に配置されるとともに前傾斜片87aに溶接された溶接ナット89と、係止部87の前後端にそれぞれ設けられた前後の基部86,86とを有する。
このサイド係止部材62は、前後の基部86,86がスポイラ本体51に埋設されることで、スポイラ本体51に一体に取り付けられている。
サイド規制部92は、サイドボルト91に嵌合可能な貫通孔92aを有し、下端部92bが左取付ブラケット28に埋設された筒状部材である(図8も参照)。
このサイド規制部92は、サイドボルト91に嵌合させた状態で、樹脂製ガーニッシュ21の左貫通孔45を貫通させることで、スポイラ本体51側から左フレームメンバー27側(車体後部側)まで延出可能なカラー部材である。
サイド規制部92をスポイラ本体51側から左フレームメンバー27側まで延出することで、サイド規制部92で、スポイラ本体51と左フレームメンバー27との間隔を規定する。
左取付ブラケット28は、ベース94に一対の係止フック95,95が設けられている。このベース94に、サイド規制部92の下端部92bが埋設されるとともに取付ナット96が埋設されている。
左取付ブラケット28は、左フレームメンバー27にボルト98で取り付けられている。
すなわち、左フレームメンバー27の取付孔97にボルト98を差し込み、取付孔97からボルト98のねじ部98aを突出させる。突出したねじ部98aを取付ナット96にねじ結合することで、左フレームメンバー27に左取付ブラケット28が取り付けられる。
この状態において、左フレームメンバー27の固定孔101に対してサイド規制部92が同軸上に配置される。
左取付ブラケット28の係止フック95,95に、樹脂製ガーニッシュ21の係止部116,116(図8参照)を係止する。係止部116,116は、樹脂製ガーニッシュ21の左端部21c裏面に設けられている。
係止フック95,95に係止部116,116を係止することで、樹脂製ガーニッシュ21の左端部21cが左取付ブラケット28に取り付けられる。
左取付ブラケット28に左端部21cが取り付けられた状態において、サイド規制部92が樹脂製ガーニッシュ21の左貫通孔45を貫通して、左フレームメンバー27側からスポイラ本体51側まで延出する。
この状態で、樹脂製ガーニッシュ21の上方にリヤスポイラ22を配置すると、サイド規制部92が溶接ナット89に対して同軸上に配置されるとともに、サイド規制部92の上端部92cが前傾斜片87aに当接する。
これにより、左フレームメンバー27の固定孔101にサイドボルト91を差し込むことで、サイドボルト91が固定孔101を介してサイド規制部92の貫通孔92aに差し込まれる。
サイド規制部92の貫通孔92aからサイドボルト91のねじ部91aが突出され、突出したねじ部91aが溶接ナット89にねじ結合される。
左フレームメンバー27およびリヤスポイラ22間にサイド規制部92を介在させた状態でリヤスポイラ22が取り付けられる。
サイド規制部92を左フレームメンバー27およびリヤスポイラ22間に介在させることで、サイド規制部92でスポイラ本体51とテールゲート13との間隔を規定することができる。
図8は図1の8−8線断面図であり、左ねじ結合部材58でリヤスポイラ22を車体後部に支持した状態を示す。
左フレームメンバー27の取付孔97にボルト98が差し込まれ、ねじ部98aが取付ナット96にねじ結合される。これにより、左フレームメンバー27に左取付ブラケット28が取り付けられる。
左フレームメンバー27の固定孔101に対してサイド規制部92が同軸上に配置される。
リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21の上方に配置することで、サイド係止部材62の前傾斜片87aがサイド規制部92の上端部92cに当接する。サイド規制部92がサイド係止部材62の溶接ナット89と同軸上に配置される。
サイド規制部92の下端部92bは、左取付ブラケット28のベース94に埋設されている。
この状態で、左フレームメンバー27の固定孔101にサイドボルト91が差し込まれる。サイドボルト91が固定孔101を介してサイド規制部92の貫通孔92aに差し込まれる。
サイド規制部92の貫通孔92aからサイドボルト91のねじ部91aが突出され、突出したねじ部91aが溶接ナット89にねじ結合される。
すなわち、左ねじ結合部材58が、左フレームメンバー(車体後部)27から左貫通孔45を経てリヤスポイラ22まで延出する。そして、リヤスポイラ22が左ねじ結合部材58を介して左フレームメンバー27に固定される。
この状態において、リヤスポイラ22は、樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上に所定間隔Sをおいて配置される。
図6および図8に示すように、リヤスポイラ22を固定手段23を用いてテールゲート(車体後部)13に固定することで、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21に対して押付力をかけない状態に保持することができる。
よって、リヤスポイラ22および樹脂製ガーニッシュ21にそれぞれ熱変形(熱膨張)が生じた場合に、リヤスポイラ22および樹脂製ガーニッシュ21が接触した状態で互いにずれることがない。
これにより、リヤスポイラ22および樹脂製ガーニッシュ21の外観性を良好に保つことができる。
特に、樹脂製ガーニッシュ21およびリヤスポイラ22を異なる樹脂材とすることで、それぞれの熱変形量(熱膨張量)が異なり、リヤスポイラ22を安定的な取付け状態に保つことは難しい。
しかし、固定手段23は、樹脂製ガーニッシュ21に対して押付力をかけないようにリヤスポイラ22を保持可能である。これにより、各部材21,22に異なった熱変形(熱膨張)が生じた場合でも、リヤスポイラ22を安定的な取付け状態に保つことができる。
さらに、リヤスポイラ22を固定手段23を用いてテールゲート(車体後部)13に固定することで、リヤスポイラ22を強固に固定することができる。
これにより、リヤスポイラ22に空気抵抗が作用しても、リヤスポイラ22を安定させた状態に保持することができる。
加えて、固定手段23に規制部75…およびサイド規制部92…を備えた。これらの規制部75…,92…でリヤスポイラ22とテールゲート13との間隔を規定(確保)して、規制した間隔で取付スペースを形成することができる。
この取付スペースに樹脂製ガーニッシュ21を配置する。これにより、固定手段23でリヤスポイラ22を取り付けた際に、樹脂製ガーニッシュ21に固定手段23による負荷が加わることを防ぐことができる。
また、固定手段23として第1〜第4のねじ結合部材54〜57および左右のねじ結合部材58,59を用いた。
これにより、リヤスポイラ22をテールゲート13にねじ結合することが可能になり、リヤスポイラ22をテールゲート13に確実に組み付けることができる。
さらに、固定手段23として第1〜第4のねじ結合部材54〜57および左右のねじ結合部材58,59を用いることで、以下の利点が得られる。
すなわち、リヤスポイラ22および樹脂製ガーニッシュ21間に弾性部材111を介在させた。よって、リヤスポイラ22を固定するための締付力が弾性部材111を介して樹脂製ガーニッシュ21に加わる。
この締付力を、各ねじ結合部材54〜57,58,59の締込み量を調整することで適切に調整することができる。
図4に戻って、左位置決め部材64は、スポイラ本体51に基部103が埋設されたピン係止部材68と、ピン係止部材68に係止されたピン107とを有する。
左位置決め部材64の基部103は、車幅方向を向いて配置されている。
左位置決め部材64のピン107は、上壁34の左位置決め孔41に挿通可能なピンである。
図2に示す中央位置決め部材66は、ピン係止部材68の基部103が車体前後方向を向いて配置されたもので、その他の構成は左位置決め部材64と同じである。
中央位置決め部材66のピン107は、上壁34の中央位置決め孔43に挿通される。
位置決め手段24の3本のピン107は、左右の位置決め孔41,42にそれぞれ挿通されるとともに、中央位置決め孔43に挿通される。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21に対してリヤスポイラ22が取付位置に位置決めされる。
図9は第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の左位置決め部材を示す分解斜視図である。
ピン係止部材68は、基部103が略矩形状に形成され、基部103の下部に係止部104が設けられ、係止部104の底部にガイド溝105が形成されている。
ガイド溝105は、入口部位105aが幅T1と小さく、入口部位105aの奥側の部位(以下、奥部位という)105bが幅T2と大きく設定されている。幅T1および幅T2は、T1<T2の関係が成立する。
ピン係止部材68は、ガイド溝105が車幅方向を向くように配置された状態(図4参照)で、基部103がスポイラ本体51に埋設されることで、スポイラ本体51に一体に取り付けられる。
ピン107は、円柱状に形成されたピン本体108と、ピン本体108の上端部108aに設けられた頭部109とを有する。
ピン本体108は、直径D3の円柱状に形成され、上端部108aが凸状に形成され、上端部108aの下方にフランジ108bが形成され、先端部108cが先細状に形成されている。
ピン本体108の直径D3、フランジ108bの直径D4、入口部位105aの幅T1、奥部位105bの幅T2は、T1<D3<T2<D4の関係が成立する。
上端部108aは、ピン本体108の直径方向に延び、幅がWになるように形成された凸部である。上端部108aの幅Wおよび入口部位105aの幅T1は、W<T1の関係が成立する。
頭部109は、直径D5の円形に形成されている。頭部109の直径D5、奥部位105bの幅T2は、T2<D5の関係が成立する。
ピン107の上端部108aを入口部位105aから奥部位105bに差し込み、ピン107を90度回転することで、上端部108aが入口部位105aから抜け出すことを防止する。
これにより、ピン107をピン係止部材68に係止することができる。
加えて、左位置決め部材64のガイド溝105が車幅方向を向くように配置されているので、ピン107を車幅方向に調整することが可能になる。
左位置決め部材64と同様に、図2に示す右位置決め部材65のガイド溝105(図示せず)も車幅方向を向くように配置されているので、ピン107を車幅方向に調整することが可能になる。
なお、図2に示す中央位置決め部材66は、ガイド溝105が車体前後方向を向くように配置されたもので、その他の構成は左位置決め部材64と同一の部材である。
中央位置決め部材66は、リヤスポイラ22の車幅方向中央に取り付けられる。よって、中央位置決め部材66のガイド溝105(図示せず)を車体前後方向を向くように配置することで、ピン107をリヤスポイラ22の車幅方向中央に配置することができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21の中央位置決め孔43に、ピン107を差し込むことにより、リヤスポイラ22の車幅方向中央を、樹脂製ガーニッシュ21の車幅方向中央に合わせることができる。
このように、左右の位置決め部材64,65のピン107,107を車幅方向に調整可能とし、かつ中央位置決め部材66のピン107を車幅方向中央に配置することで、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21の正規の位置に一層簡単に組み付けることができる。
図10は図1の10−10線断面図であり、左位置決め部材64でリヤスポイラ22を位置決めさせた状態を示す。
リヤスポイラ22の裏面左側に左位置決め部材64が取り付けられる。
リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21の上方に配置することで、左位置決め部材64のピン本体108が左位置決め孔41に差し込まれる。
同様に、図2に示す右位置決め部材65のピン本体108が右位置決め孔42に差し込まれるとともに、中央位置決め部材66のピン本体108が中央位置決め孔43に差し込まれる。
このように位置決め手段24を用いることで、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21に対して取付位置に位置決めすることができる。
ここで、樹脂製ガーニッシュ21はテールゲート(車体後部)13に位置決めされた状態で取り付けられている。よって、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21に対して位置決めすることで、リヤスポイラ22をテールゲート13の取付位置に位置決めすることができる。
これにより、リヤスポイラ22をテールゲート13に組み付ける際の組付け性を向上させることができる。
さらに、位置決め手段24を用いてリヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21に対して位置決めすることで、樹脂製ガーニッシュ21に対するリヤスポイラ22の組付け精度を高めることができる。
つぎに、リヤスポイラ構造20を組み付ける手順を図2〜図3および図11〜図12に基づいて説明する。
図3において、左フレームメンバー27に左取付ブラケット28をボルト98で取り付けるとともに、右フレームメンバー31に右取付ブラケット32をボルト98で取り付ける。
左右の取付ブラケット28,32に樹脂製ガーニッシュ21の左右の端部21c,21dをそれぞれ取り付けるとともに、中央アッパーメンバー26および中央ロアーメンバー(図示せず)に樹脂製ガーニッシュ21の上下の端部21a,21bをそれぞれ取り付ける。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21がテールゲートフレーム16に取り付けられる。
図2において、第1〜第4のねじ締結部材54〜57の固定ボルト73…をボルト係止部材61…を介してスポイラ本体51の裏面に取り付ける。
また、左右の位置決め部材64,65および中央位置決め部材66のピン107…をピン係止部材68…を介してスポイラ本体51の裏面に取り付ける。
この状態で、第1〜第4のねじ締結部材54〜57の固定ボルト73…に、規制部75…をそれぞれ嵌合させる。
図11(a),(b)は第1実施の形態に係るリヤスポイラを取付位置に位置決めする例を説明する図である。
(a)において、リヤスポイラ22の裏面全周に亘って弾性部材111を接着する。
また、リヤスポイラ22の裏面において、弾性部材111の後側近傍の部位(すなわち、後側近傍部位)22cにファスナー被係止部113を設ける。
さらに、テールゲート窓ガラス18において、ファスナー被係止部113に臨む部位にファスナー係止部114を設ける。
リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21の上壁34に向けて矢印Bの如く下降させる。
(b)において、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21の上方に配置することで、左位置決め部材64のピン本体108が左位置決め孔41に差し込まれる。
同様に、図2に示す右位置決め部材65のピン本体108が右位置決め孔42に差し込まれるとともに、中央位置決め部材66のピン本体108が中央位置決め孔43に差し込まれる。
これにより、リヤスポイラ22を樹脂製ガーニッシュ21に対して取付位置に位置決めする。
図12(a),(b)は第1実施の形態に係るリヤスポイラを車体後部に固定する例を説明する図である。
(a)において、第1ねじ締結部材54の固定ボルト73が、固定ブラケット76の取付孔81bに差し込まれる。
固定ボルト73…のねじ部73a…が取付孔81bから下方に突出する。
これにより、規制部75…の下端部75bが固定ブラケット76の受部81に当接するとともに、規制部75…の上端部75cがボルト係止部材61に当接する。
取付孔81b…から突出したねじ部73a…に固定ナット77…を矢印Cの如くねじ結合する。
図2に示す第2〜第4のねじ締結部材55〜57も、第1ねじ締結部材54と同様に、ねじ部73a…に固定ナット77…をねじ結合する。
(b)において、左ねじ締結部材58は、サイド規制部92の上端部92cが前傾斜片87aに当接する。
この状態で、サイド規制部92が溶接ナット89に対して同軸上に配置される。
左フレームメンバー27の固定孔101を介してサイド規制部92の貫通孔92aにサイドボルト91を矢印Dの如く差し込む。
サイド規制部92の貫通孔92aからねじ部91aが突出し、突出したねじ部91aを溶接ナット89にねじ結合する。
図12(a)に戻って、リヤスポイラ22の裏面全周に亘って接着された弾性部材111が、テールゲート窓ガラス18や樹脂製ガーニッシュ21の上壁34上に接着剤を介して押し付けられる。
さらに、ファスナー被係止部113がファスナー係止部114に係合する。
つぎに、図13〜図14に基づいて第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材120(ねじ結合部材)を説明する。なお、第2実施の形態において第1実施の形態の構成と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図13は第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材のボルト係止部材および固定ボルトを示す分解斜視図である。
第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材120は、第1実施の形態の固定ボルト73および規制部75に代えて固定ボルト121を用いたもので、その他の構成は第1ねじ結合部材54と同じである。
固定ボルト121は、円柱状の規制部122と、規制部122の上端部に設けられたフランジ123と、フランジ123から上向きに突出された首下部124と、首下部124の上端部に設けられた頭部125と、規制部122の下端部122aに設けられたねじ部126とが各々同軸上に形成されている。
規制部122は、第1実施の形態の規制部75と同様の役割を果たす部材である。
係止部72に固定ボルト121が係止される。
具体的には、係止部72内に固定ボルト121の頭部125が矢印の如く挿入されるとともに、ガイド溝72a内に固定ボルト121の首下部124が矢印の如く挿入されることで、固定ボルト121がボルト係止部材61に係止される。
固定ボルト121の頭部125が矩形状に形成されているので、固定ボルト121をボルト係止部材61に係止させた状態において、固定ボルト121の回転が防止される。
すなわち、固定ボルト121は、ボルト係止部材61を介してスポイラ本体51に回転不能に取り付けられる。
図14は第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材でリヤスポイラを車体後部に支持した状態を示す断面図である。
固定ボルト121をスポイラ本体51に取り付けることで、規制部122が係止部72の下方に突出し、規制部122の下端からねじ部126が突出した状態に保たれる。
この状態で、規制部122の下端部122aが固定ブラケット76の受部81に載置される。
固定ボルト122のねじ部126が取付孔81bの下方に突出する。取付孔81bから下方に突出したねじ部126に固定ナット77がねじ結合される。
なお、図13〜図14においては、第1実施の形態の第1ねじ結合部材54に代えて第1ねじ結合部材120について説明したが、第1ねじ結合部材120は、第1実施の形態の第2〜第4のねじ結合部材55〜57に代えて第2〜第4のねじ結合部材にも用いられる。
第2実施の形態の第1ねじ結合部材120によれば、第1実施の形態の第1ねじ結合部材54と同様の効果を得ることができる。
加えて、第2実施の形態の第1ねじ結合部材120によれば、固定ボルト121に規制部122を一体に形成したので、部品点数を削減させて組付け性を一層向上させることができる。
なお、前記実施の形態で例示した固定手段23および位置決め手段24を構成する各部材の形状は適宜変更が可能である。
本発明のリヤスポイラ構造は、車体後部にリヤスポイラを備えた車両への適用に好適である。
本発明に係るリヤスポイラ構造(第1実施の形態)を備えた車両の斜視図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造のリヤスポイラを外した状態を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の樹脂製ガーニッシュを外した状態を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係る第1、第2のねじ結合部材および左位置決め部材を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係る第1ねじ結合部材のボルト係止部材および固定ボルトを示す分解斜視図である。 図1の6−6線断面図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の左ねじ結合部材を示す分解斜視図である。 図1の8−8線断面図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラ構造の左位置決め部材を示す分解斜視図である。 図1の10−10線断面図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラを取付位置に位置決めする例を説明する図である。 第1実施の形態に係るリヤスポイラを車体後部に固定する例を説明する図である。 第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材のボルト係止部材および固定ボルトを示す分解斜視図である。 第2実施の形態に係る第1ねじ結合部材でリヤスポイラを車体後部に支持した状態を示す断面図である。
符号の説明
10…車両、13…テールゲート(車体後部)、20…リヤスポイラ構造、21…樹脂製ガーニッシュ、22…リヤスポイラ、23…固定手段、24…位置決め手段、36〜39…第1〜第4の貫通孔(貫通孔)、45…左貫通孔(貫通孔)、46…右貫通孔(貫通孔)、54〜57…第1〜第4のねじ結合部材(ねじ結合部材)、58…左ねじ結合部材(ねじ結合部材)、59…右ねじ結合部材(ねじ結合部材)、75,122…規制部、92…サイド規制部(規制部)、120…第1ねじ結合部材(ねじ結合部材)。

Claims (5)

  1. 車体後部に固定することで外装部材として用いられ、かつ、前記車体後部に臨む貫通孔が形成された樹脂製ガーニッシュと、
    前記樹脂製ガーニッシュ上に配置される樹脂製のリヤスポイラと、
    前記リヤスポイラから前記貫通孔を経て前記車体後部まで延び、前記リヤスポイラを前記樹脂製ガーニッシュ上に配置した状態で前記車体後部に固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とするリヤスポイラ構造。
  2. 前記リヤスポイラに、前記樹脂製ガーニッシュに対する位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のリヤスポイラ構造。
  3. 前記固定手段は、前記リヤスポイラと前記車体後部との間隔を規定するための規制部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のリヤスポイラ構造。
  4. 前記固定手段は、ねじ結合部材を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリヤスポイラ構造。
  5. 前記樹脂製ガーニッシュおよび前記リヤスポイラは、互いに異なる樹脂材で形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリヤスポイラ構造。
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