JP4375751B2 - 車両用樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法 - Google Patents

車両用樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法に関する。
車両のなかには、車体の後部を開閉するテールゲートを備えたものがある。このテールゲートは、上端部が車体に回動自在に取り付けられている。テールゲートの上端部を支軸にして、テールゲートを上下方向にスイング移動することで車体の後部を開閉する。
車両のテールゲートは意匠性などを考慮して、テールゲートの一部を比較的複雑な形状に形成することがある。比較的複雑な形状の部位に板ガラスを用いると、その部位を一枚の板ガラスで形成することが難しく、複数枚の板ガラスが必要になる。このため、テールゲートの意匠性を十分に高めることは難しい。
比較的複雑な形状の部位に鋼板を用いると、その部位を一枚の鋼板で形成することは可能である。しかし、鋼板を用いた場合には、車体後方の視認性を十分に高めることは難しい。
この問題を解消するために、比較的複雑な形状の部位に樹脂製ガーニッシュを用いたものがある。樹脂製ガーニッシュを用いることで、比較的複雑な形状の部位を一枚の樹脂製ガーニッシュで形成することが可能になり、テールゲートの意匠性が高められる。
加えて、樹脂製ガーニッシュを用いることで、樹脂製ガーニッシュを透明な窓部とすることが可能になり、車体後方の視認性が高められる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−4520号公報
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図9は従来の樹脂製ガーニッシュを示す断面図である。
特許文献1のテールゲート200によれば、テールゲート200に樹脂製ガーニッシュ201が組み込まれている。
具体的には、樹脂製ガーニッシュ201の周縁部を接着剤207でテールゲート200の本体に接着することで、樹脂製ガーニッシュ201をテールゲート200に組み込む。
この樹脂製ガーニッシュ201は、樹脂製部材で形成されており、上半分部203および下半分部204を略く字形の比較的複雑な形状に形成することが可能である。
樹脂製ガーニッシュ201を一部材とすることで、テールゲート200の意匠性が高められる。
加えて、樹脂製ガーニッシュ201の所望の部位を透明部205とすることで、透明部205を窓部とすることが可能である。
樹脂製ガーニッシュ201に窓部を設けることで、車体後方の視認性が高められる。
ここで、樹脂製ガーニッシュ201は車幅方向に向けて横向きに延びた長尺部材であり、長手方向の端部は比較的製造公差を生じやすい。
樹脂製ガーニッシュ201の長手方向の端部に製造公差が生じた場合、樹脂製ガーニッシュ201の長手方向の端部を接着剤207でテールゲート200の本体に接着し難い。
このため、樹脂製ガーニッシュ201の取り付け作業に手間がかかり、そのことが生産性を高める妨げになっていた。
本発明は、樹脂製ガーニッシュを手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができる車両用樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造であって、前記樹脂製ガーニッシュが前記車体の外面に沿って長尺状に形成され、この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に別体で取り付け可能で、かつ、前記車体に取り付け可能な取付部材が備えられ、この取付部材が前記長手方向の端部に沿って延在するように形成され、この取付部材を介在させて車体に樹脂製ガーニッシュが取り付けられ、前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、前記取付部材は、前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に備えられていることを特徴とする。
ここで、樹脂製ガーニッシュは、車体の外面に沿って延びるように長尺状に形成されている。このため、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に製造公差が生じることが考えられる。
さらに、樹脂製ガーニッシュが長尺状に形成されているので、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部が時間の経過で変形することが考えられる。
そこで、請求項1において、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿わせた状態で取り付け可能で、かつ、車体に取り付け可能な取付部材を備え、この取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けるように構成した。
また、請求項2において、前記接着部は、前記長手方向の端部に沿って延在することを特徴とする。
さらに、請求項3において、前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿って延在する延在部と、該延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備え、前記張出部は、前記長手方向の端部と前記車体との間に配置されたことを特徴とする。
また、請求項4において、前記延在部は、前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるガーニッシュ側係合部と、前記車体側に螺合部材により取り付けられる車体側螺合部とを備えたことを特徴とする。
ここで、樹脂製ガーニッシュを長尺状に形成することで、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に製造公差が生じることが考えられる。
このため、樹脂製ガーニッシュに取り付けた取付部材が車体の取り付け位置から離れる虞がある。
そこで、請求項4に置いて、取付部材をボルトで車体に取り付けることにした。
請求項において、前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿った複数箇所において前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるとともに、一箇所で前記車体に取り付けられることを特徴とする。
請求項において、前記樹脂製ガーニッシュは、車体外側となる表面が全体的に凸状に形成され、かつ、車体内側となる裏面が全体的に凹状に形成されていることを特徴とする。
ここで、樹脂製ガーニッシュを車体に直接取り付ける場合、樹脂製ガーニッシュを比較的複雑な形状にすると、樹脂製ガーニッシュの取付部位が煩雑に配置される。このため、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付ける作業に手間がかかる。
これに対して、樹脂製ガーニッシュを、取付部材を介して車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュを比較的複雑な形状にしても、車体に手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
そこで、請求項において、樹脂製ガーニッシュの形状を、車体外側となる表面を全体的に凸状に形成し、車体内側となる裏面を全体的に凹状に形成することが可能になる。
請求項7は、車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法であって、前記樹脂製ガーニッシュを前記車体の外面に沿って延びるように長尺状に形成し、かつ、この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿って延在する取付部材を形成し、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿わせて前記取付部材を取り付け、前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、前記接着部を前記車体に接着剤で接着するとともに、前記取付部材を前記車体に取り付け、前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に取付部材を配置した状態で前記樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に取付部材を取り付け、この取付部材を車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けた。
このように、取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュの製造公差を取付部材で吸収することができる。
よって、取付部材を車体に合わせて配置することが可能になり、取付部材を手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができ、生産性を高めることができるという利点がある。
加えて、取付部材を樹脂製ガーニッシュの端部に沿わせることで、樹脂製ガーニッシュの端部が変形することを取付部材で防ぐことができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュの端部を、車体の形状に合わせた状態に保つことができるので、外観性を保つことができるという利点がある。
また、請求項2に係る発明では、接着部を長手方向の端部に沿って延在させた。
さらに、請求項3に係る発明では、取付部材に、長手方向の端部に沿って延在する延在部と、延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備えた。そして、張出部を、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部と車体との間に配置した。
また、請求項4に係る発明では、延在部にガーニッシュ側係合部を備えた。そして、このガーニッシュ側係合部を樹脂製ガーニッシュに係合することで、樹脂製ガーニッシュに延在部(取付部材)を取り付けた。
このように、ガーニッシュ側係合部を用いて取付部材を樹脂製ガーニッシュに係合することで、取付部材を樹脂製ガーニッシュに簡単に取り付けることができるという利点がある。
加えて、請求項4に係る発明では、取付部材をボルトで車体に取り付けた。よって、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に製造公差が生じている場合でも、ボルトの締付け力で樹脂製ガーニッシュの端部を車体側に引き寄せることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、取付部材を、端部に沿った複数箇所で樹脂製ガーニッシュに取り付ける。これにより、樹脂製ガーニッシュの端部が変形することを取付部材でより確実に防ぐことができるという利点がある。
加えて、取付部材を一箇所で車体に取り付けることで、取付部材を手間をかけないでさらに簡単に車体に取り付けることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、樹脂製ガーニッシュの形状を、車体外側となる表面を全体的に凸状に形成し、車体内側となる裏面を全体的に凹状に形成する。
ここで、樹脂製ガーニッシュは、取付部材を介して車体に取り付けられる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを、表面が全体的に凸状で、かつ、裏面が全体的に凹状の比較的複雑な形状にしても、車体に手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
請求項に係る発明では、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に取付部材を設け、この取付部材を車体に取り付けた。
このように、取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュの製造公差を取付部材で吸収することができる。
よって、取付部材を車体に合わせて配置することが可能になり、取付部材を手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができ、生産性を高めることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRで示す。
図1は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の斜視図、図2は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の分解斜視図である。
車両10は、車体11の後部(以下、「車体後部」という)12にテールゲート13を備え、このテールゲート13で車体後部12のテールゲート開口部14を開閉可能に構成したものである。
テールゲート13は、テールゲートフレーム16の上端部16aが車体後部12の上端12aにヒンジ(図示せず)を介して上下方向にスイング移動自在に取り付けられている。
さらに、テールゲート13は、テールゲートフレーム16の上半分にテールゲート窓ガラス18が取り付けられ、テールゲート窓ガラス18の下端部側に「車両用樹脂製ガーニッシュ構造」20が取り付けられている。
車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、テールゲート13の略中央に設けられている。
具体的には、車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、車体後部12を構成するテールゲート13の外面13aに沿って車幅方向に延びるように配置されている。
このテールゲート13は、テールゲートフレーム16の前記ヒンジを軸に矢印Aの如く上方にスイング移動することにより、車体後部12のテールゲート開口部14を開放する。
一方、テールゲート13は、テールゲートフレーム16の前記ヒンジを軸に下方にスイング移動することにより、車体後部12のテールゲート開口部14を閉じる。
車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、テールゲートフレーム16に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュ21を備える。
図2に示すように、テールゲートフレーム16の中央アッパーメンバー26に、樹脂製ガーニッシュ21の上端部22が取り付けられる。テールゲートフレーム16の中央ロアーメンバー27に、樹脂製ガーニッシュ21の下端部23が取り付けられる。
また、テールゲートフレーム16の左フレームメンバー28に、樹脂製ガーニッシュ21の左端部24が取り付けられる。テールゲートフレーム16の右フレームメンバー29に、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25が取り付けられる。
図3は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を車室内側から見た斜視図、図4は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造の要部を示す斜視図である。
車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、図2に示すテールゲート(車体)13に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュ21を備え、樹脂製ガーニッシュ21に、透明部30で形成した窓部31と、不透明部32で形成した目隠部33とを備え、不透明部32に第1取付手段34を一体形成するとともに、樹脂製ガーニッシュ21の左右端部24,25に第2取付手段108を備え、不透明部32に灯体取付部36を一体形成したものである。
樹脂製ガーニッシュ21は、透明部30および不透明部32で形成され、車体幅方向に延びた長尺部材である。
この樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲート窓ガラス18(図2参照)の下端部18aから車体後方に向けて略水平に延びた水平部38と、この水平部38の後端部38aから車体後方に向けて下り勾配に延びた傾斜壁部39とを有し、水平部38および傾斜壁部39を一体形成したものである。
水平部38および傾斜壁部39のそれぞれの表面で、樹脂製ガーニッシュ21の表面21a全域を形成する。表面21aは、全域が透明部30で形成され、テールゲート13の外面13a(図2参照)の一部となる部位である。
透明部30の裏面に、不透明部32が部分的に積層されている。
透明部30および不透明部32は、それぞれ透明樹脂材料および不透明樹脂材料で一体形成したものである。
透明樹脂材料および不透明樹脂材料としては、一例として、ポリカーボネートが用いられる。
積層した不透明部32と、不透明部32に臨む透明部30の部位とで目隠部33を形成する。
一方、透明部30の裏面に不透明部32を積層しない部位は、窓部31となる。
窓部31は、一例として、傾斜壁部39の上部に備えたランプ用窓部31aと、傾斜壁部39の略中央に備えた視認用窓部31bとからなる。
不透明部32の裏面と窓部31の裏面とで樹脂製ガーニッシュ21の裏面21b全域が形成される。
裏面21bは、車体11の内側(すなわち、車室70(図5参照)側)の一部となる部位である。
透明部30および不透明部32は、一例として、二色成形で一体に成形された部材である。
傾斜壁部39は、左右端部から中央に向けてそれぞれ車体後方に突出するように湾曲状に形成されている。
すなわち、樹脂製ガーニッシュ21の表面21aを全体的に凸状に形成して車両外側に臨ませるとともに、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bを全体的に凹状に形成して車室側(車両内側)に臨ませる。
第1取付手段34は、透明部30および不透明部32を、一例として、二色成形する際に、不透明部32に一体に成形される。
この第1取付手段34は、水平部38において車幅方向の中央部21cに上中央取付座部(取付座部)41を一体に備え、上中央取付座部41の左側に上左取付座部(取付座部)42を一体に備え、上中央取付座部41の右側に上右取付座部(取付座部)43を一体に備え、傾斜壁部39の下端部39aに3個の下取付座部(取付座部)45…を一体に備える。
上中央取付座部41、上左取付座部42、上右取付座部43、および下取付座部45…は、樹脂製ガーニッシュ21を係止具(一例として、クリップ)79…,88…で車体11に取り付けるために、この係止具79…を支持するものである。
下取付座部45…は、1個が車幅方向の略中央に配置され、残りの2個が、車幅方向の左右側にそれぞれ配置されている。
さらに、第1取付手段34は、樹脂製ガーニッシュ21の左端部(周縁部48の一部)24において、不透明部32に左接着部材63を備え、樹脂製ガーニッシュ21の右端部(周縁部48の一部)25において、不透明部32に右接着部材64を備える。
左接着部材63は左端部24に沿わせて配置されている。この左接着部材63には、接着面として左接着部51を備える。
右接着部材64は右端部25に沿わせて配置されている。この右接着部材64には、接着面として右接着部52を備える。
加えて、第1取付手段34は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bのうち、水平部38の前端部(周縁部48の一部)38bに上接着部53を備える。樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bのうち、傾斜壁部39の下端部(周縁部48の一部)39aに下接着部54を備える。
左右の接着部51,52、および上下の接着部53,54で第1接着部(接着部)50を形成する。すなわち、第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って全周に設けられている。
また、第1取付手段34は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bに、水平部38の前端部38bにおいて、第1接着部50に対して周縁部48から離れた部位、すなわち樹脂製ガーニッシュ21の中央寄りの部位(中央部21c)に左右の第2接着部(接着部)55,56を備える。
左右の第2接着部55,56は、樹脂製ガーニッシュ21の幅方向の中央部に設けられている。
具体的には、左第2接着部55は、上中央取付座部41の左側に設けられ、第1接着部50に対して平行に延びた部位である。
右第2接着部56は、上中央取付座部41の右側に設けられ、第1接着部50に対して平行に延びた部位である。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21を接着剤60aで車体11に接着するものである。
左右の第2接着部55,56は、樹脂製ガーニッシュ21を接着剤60b,60bで車体11に接着するものである。
第2取付手段108は、樹脂製ガーニッシュ21の左端部24において、左接着部材63の外側に左取付手段110を備える。
さらに、第2取付手段108は、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25において、右接着部材64の外側に右取付手段111を備える。
なお、第2取付手段108については図6〜図8で詳しく説明する。
また、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21b側には空間59が設けられている。この空間59に、車体後方に向けて投光可能なストップランプ(灯体)65が収められる。
空間59に収めたストップランプ65を、灯体取付部36に取り付ける。灯体取付部36は、不透明部32に一体に成形されている。
この灯体取付部36は、水平部38のうち上中央取付座部41の左右側に、左内側灯体取付部57および右内側灯体取付部58をそれぞれ備え、左内側灯体取付部57の左側に左外側灯体取付部61を備え、右内側灯体取付部58の右側に右外側灯体取付部62を備える。
左内側灯体取付部57は、左第2接着部55の車体後方に設けられている。右内側灯体取付部58は、右第2接着部56の車体後方に設けられている。
左外側灯体取付部61および上左取付座部42は一体に形成された左取付部材46である。右外側灯体取付部62および上右取付座部43は一体に形成された右取付部材47である。
灯体取付部36、すなわち、左右の内側灯体取付部57,58および左右の外側灯体取付部61,62には、一例として、ストップランプ(灯体)65が取り付けられている。
このストップランプ65は、図4に示すように、レンズ66がランプ用窓部31aに臨むように設けられている。
よって、ストップランプ65から投光された光は、ランプ用窓部31aを透過して車体外方に照射される。
図5は図3の5−5線断面図であり、樹脂製ガーニッシュ構造を車体に取り付けた状態を示す図である。
樹脂製ガーニッシュ21は、車体後方に向けて略水平に延びた水平部38と、車体後方に向けて下り勾配に延びている傾斜壁部39とで断面略く字形に形成されている。
樹脂製ガーニッシュ21の表面21aは、透明部30の表面で形成されている。水平部38の表面を形成する水平透明部68と、傾斜壁部39の表面を形成する傾斜壁透明部69とで断面略く字形に形成されている。
傾斜壁透明部69は、下端部に段部69aを備える。段部69aは表面が窪んだ部位である。
この透明部30の裏面に、不透明部32を部分的に積層する。具体的には、不透明部32として水平不透明部71、上側不透明部72および下側不透明部73を、透明部30の裏面にそれぞれ積層する。
これにより、目隠部33として、水平目隠部75、上側目隠部76および下側目隠部77を形成する。
水平目隠部75、上側目隠部76および下側目隠部77を形成することで、樹脂製ガーニッシュ21の他の部位を、ランプ用窓部31aと視認用窓部31bとに形成する。
なお、傾斜壁透明部69の段部69aに下側不透明部73を積層することで、下側不透明部73に段部73aを備える。段部73aは、車室70側に隆起した部位である。
水平不透明部71の裏面に上中央取付座部41が一体形成されている。上中央取付座部41は、前後の傾斜片41a,41bで略V字状に形成され、前傾斜片41aの上端部および後傾斜片41bの上端部が水平不透明部71に連結されている。前傾斜片41aに取付孔41cが形成されている。
前傾斜片41aを中央アッパーメンバー26に当接し、前傾斜片41aの取付孔41cおよび中央アッパーメンバー26の取付孔26aにクリップ79を差し込み、差し込んだクリップ79で前傾斜片41aを中央アッパーメンバー26に取り付ける。
この状態で、樹脂製ガーニッシュ21の第1接着部50が、中央アッパーメンバー(車体)26に接着剤60aで接着される。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って設けられる。
中央アッパーメンバー26、接着剤60aおよび上中央取付座部41は、車両外側から目視できないように水平目隠部75で隠されている。
なお、中央アッパーメンバー26に、テールゲート窓ガラス18の下端部18aがシール材81を介して載置され、接着剤60cで接着される。
上中央取付座部41の後方側に空間59が形成され、この空間59にストップランプ65が収められている。
ストップランプ65は、ケース83に、一例として、発光ダイオード84を収納し、発光ダイオード84の投光面に臨ませてレンズ66を取り付けたものである。
このストップランプ65は、レンズ66がランプ用窓部31aに臨むように配置される。
ストップランプ65は、車両外側から目視できないように水平目隠部75で隠されている。
中央アッパーメンバー26、上中央取付座部41、クリップ79およびストップランプ65は、車室70側から目視できないようにライニング86で覆われる。
下側不透明部73の裏面のうち、段部73aに中央の下取付座部45が一体形成されている。下取付座部45は、段部73aから斜め上向きに突出させた突出片である。この下取付座部45に取付孔45aが形成されている。
下取付座部45を中央ロアーメンバー27に当接し、下取付座部45の取付孔45aおよび中央ロアーメンバー27の取付孔27aにクリップ88を差し込み、差し込んだクリップ88で下取付座部45を中央ロアーメンバー27に取り付ける。
ここで、図3に示す左右側の下取付座部45も、中央の下取付座部45と同様に、中央ロアーメンバー27に取り付けることが可能である。
この状態で、樹脂製ガーニッシュ21の第1接着部50が、中央ロアーメンバー(車体)27に接着剤60aで接着される。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って設けられている。
中央ロアーメンバー27、接着剤60aおよび下取付座部45は、車両外側から目視できないように下側目隠部77で隠されている。
中央ロアーメンバー27、下取付座部45およびクリップ88は、車室70側から目視できないようにライニング89で覆われる。
図4に戻って、水平不透明部71の裏面に左取付部材46が一体形成されている。左取付部材46は、上左取付座部42および左外側灯体取付部61からなる。
上左取付座部42の前傾斜片42aを中央アッパーメンバー26(図5参照)に当接し、前傾斜片42aの取付孔42bおよび中央アッパーメンバー26の取付孔(図示せず)にクリップ79を差し込み、差し込んだクリップ79で前傾斜片42aを中央アッパーメンバー26に取り付ける。
ここで、上左取付座部42と同様に、上右取付座部43(図3参照)を中央アッパーメンバー26に取り付けることが可能である。
左外側灯体取付部61は、水平部の略中央にねじ孔61aが形成されている。この水平部にケース83の取付部83aを当接し、取付部83aを水平部にボルト91で取り付ける。
ここで、左外側灯体取付部61と同様に、図3に示す右外側灯体取付部62にケース83の取付部83aを取り付けることが可能である。
水平不透明部71の裏面に左内側灯体取付部57が一体形成されている。左内側灯体取付部57は、水平部の略中央にねじ孔57aが形成されている。この水平部にケース83の取付部83aを当接し、取付部83aを水平部にボルト91で取り付ける。
ここで、左内側灯体取付部57と同様に、図3に示す右内側灯体取付部58にケース83の取付部83aを取り付けることが可能である。
第1接着部50が中央アッパーメンバー26(図5参照)に接着剤60aで接着され、第1接着部50に対して周縁部48から離れた部位に左第2接着部55(図3参照)が設けられている。
この左第2接着部55は、中央アッパーメンバー26に接着剤60bで接着される。
図6は図3の6部拡大図、図7は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造の右端部側を示す分解斜視図である。
樹脂製ガーニッシュ21の右端部(周縁部48の一部)25において、不透明部32に右接着部材64を備える。
右接着部材64は、右端部25に沿わせて基部64aが車体上下方向に延び、基部64aから接着片64bが車幅方向中央に向けて延びたものである。接着片64bの表面に右接着部52を備える。
接着片64bを、右フレームメンバー29の接着面29aに対して平行に配置することで、右接着部52が接着面29aに対して平行に配置される(図8も参照)。
よって、右接着部52を接着剤60aを介して右フレームメンバー29の接着面29aに接着させることが可能になる。
ここで、図3に示す左接着部材63は、右接着部材64と左右対称に形成されている。よって、左接着部材63の左接着部51を、接着剤60aを介して左フレームメンバー28の接着面に接着することが可能になる。
左右の接着部51,52、および上下の接着部53,54で第1接着部50を形成する。第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って全周に設けられた接着部である。
ここで、前述した第2取付手段108について説明する。なお、第2取付手段108を構成する左取付手段110(図3参照)および右取付手段111は左右対称の部材である。よって、以下、右取付手段111について説明し、左取付手段110の説明を省略する。
第2取付手段108の右取付手段111は、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25において、右接着部材64の外側に備えられている。
右取付手段111は、樹脂製ガーニッシュ21の長手方向の右端部(端部)25に別体で取り付けられた右取付部材(取付部材)112と、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21に保持する右上被係止部113および右下被係止部114と、右取付部材112を右フレームメンバー29に取り付けるボルト(螺合部材)115を備える。
右取付部材112は、右端部25に沿って延在する延在部117を備え、延在部117の略中央にねじ孔118aを備え、延在部117の外側壁部122に張出部125を備え、延在部117の内側壁部123に上下のクリップ(係合部)128,129を備える。
延在部117は、一例として、右端部25に沿って延びる平坦部121と、平坦部121の外側辺に形成された外側壁部122(図8も参照)と、平坦部121の内側辺に形成された内側壁部123とを備え、これらの部位で断面略コ字状に形成されている。
平坦部121は、右端部25に沿わせるように延在させた帯状の部材で、略中央に肉厚部121aを形成し、肉厚部121aにねじ部材118がインサート成形などで埋設されている。
ねじ部材118にねじ孔118aが形成されている。
張出部125は、外側壁部122から右縁25aまで右端部25に沿って傾斜状に延び、内側面(車室側)125aに補強リブ126…を備える。
上下のクリップ128,129は、ねじ孔118aの上下にそれぞれ設けられている。上クリップ128は、内側壁部123のうち、平坦部121近傍に略J字状のアーム片131を備え、アーム片131に臨ませて押さえ片132を備える。押さえ片132は、内側壁部123の端部123aから右端部25に向けて突出した突片である。
アーム片131と押さえ片132とは、所定間隔L1をおいて互いに平行に配置されている。アーム片131および押さえ片132のそれぞれの幅はL2に設定されている。
アーム片131の先端131aには係止爪131b(図8(a)参照)が押さえ片132側に向けて突出されている。
下クリップ129は、上グリップ128と同じ形状なので各構成部材に同じ符号を付して説明を省略する。
右上被係止部113は、右端部25の下側不透明部73に一体成形されている。この右上被係止部113は、右端部25の下側不透明部73に右縁25aと略平行に立設した被係止プレート134を備え、被係止プレート134の上下の辺にそれぞれ上下のストッパ片135,136を備える。
被係止プレート134は、略中央に係止孔134aを備える。係止孔134aは、アーム片131の係止爪131b(図8(a)参照)が係止する孔である。
被係止プレート134は、板厚L3に設定されている。板厚L3は、アーム片131と押さえ片132との所定間隔L1より僅かに小さく形成されている。
また、上下のストッパ片135,136間の距離L4は、アーム片131および押さえ片132のそれぞれの幅L2より僅かに大きく設定されている。
このように、被係止プレート134の板厚L3を、アーム片131と押さえ片132との所定間隔L1より僅かに小さく形成するとともに、上下のストッパ片135,136間の距離L4をアーム片131および押さえ片132のそれぞれの幅L2より僅かに大きく設定することで、上クリップ128を被係止プレート134に嵌め込むことができる。
さらに、上下のストッパ片135,136で、上クリップ128が上下方向に移動することを防いで、上クリップ128を所望位置に保持することができる。
右下被係止部114は、右上被係止部113と同じ形状なので各構成部材に同じ符号を付して説明を省略する。
ボルト115は、右フレームメンバー29の取付孔29bに挿通し、取付孔29bから突出したねじ部115aをねじ孔118aにねじ結合する部材である。
ボルト115をねじ孔118aにねじ結合することで、右フレームメンバー29に右取付部材112を取り付ける。
ここで、樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13(車体11)に取り付ける車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法について説明する。
まず、樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13(車体11)の外面13aに沿って延びるように長尺状に形成する(図3参照)。
また、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に沿って延在する右取付部材112を形成する。
樹脂製ガーニッシュ21の右端部25には右上被係止部113および右下被係止部114が備えられている。
樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13に取り付ける際には、まず、右取付部材112の上クリップ128を右上被係止部113の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134aに係止する。
同時に、右取付部材112の下クリップ129を右下被係止部114の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134aに係止する。
これにより、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に取り付ける。
この状態において、右取付部材112は、右端部25に沿わせるように延在させた状態に配置される。
つぎに、右取付部材112を右フレームメンバー29にボルト115で取り付ける。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21が左右の取付部材112を介在させて左右のフレームメンバー28,29(すなわち、テールゲート13)に取り付けられる。
このように、右取付部材112を介在させて樹脂製ガーニッシュ21を右フレームメンバー29に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュ21の製造公差を左右の取付部材112で吸収することができる。
よって、右取付部材112を右フレームメンバー29に合わせて配置することが可能になり、右取付部材112を手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13(すなわち、車体11)に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができる。
図8(a)は図6の8a−8a線断面図、図8(b)は図6の8b−8b線断面図である。
(a)に示すように、上クリップ128を右上被係止部113の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134aに係止する。
同様に、下クリップ129を右下被係止部114の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134a(図7参照)に係止する。
これにより、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に取り付ける。
この状態において、右取付部材112は、樹脂製ガーニッシュ21の長手方向の右端部25に沿わせるように延在させた状態に配置される。
このように、右取付部材112を、上下のクリップ128,129を用いて右端部25に沿った2箇所(複数箇所)で樹脂製ガーニッシュ21に取り付けた。よって、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25が変形することを右取付部材112で防ぐことができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25を、テールゲート13(すなわち、車体11)の形状に合わせた状態に保つことができる。
さらに、右取付部材112に上下のクリップ128,129を備えた。そして、上クリップ128を右上被係止部113に係合するとともに、下クリップ129を右下被係止部114に係合することで、樹脂製ガーニッシュ21に右取付部材112を取り付け可能とした。
このように、上下のクリップ128,129を用いて右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21に係合することで、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21に簡単に取り付けることができる。
(b)に示すように、ボルト115を取付孔29bに挿通させ、取付孔29bから突出したねじ部115aをねじ孔118aにねじ結合する。右フレームメンバー29に右取付部材112をボルト115で取り付ける。
このように、右取付部材112を、ボルト115を用いて一箇所で右フレームメンバー29(車体11)に取り付けた。これにより、右取付部材112を手間をかけないで簡単に右フレームメンバー29に取り付けることができる。
さらに、右取付部材112をボルト115で右フレームメンバー29に取り付けた。よって、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に製造公差が生じている場合でも、ボルト115の締付け力で樹脂製ガーニッシュ21の右端部25を右フレームメンバー29側に引き寄せることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21を手間をかけないで簡単に右フレームメンバー29に取り付けることができる。
以上説明したように、樹脂製ガーニッシュ21を、右取付部材112を介して右フレームメンバー29(車体11)に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュ21を、表面21aが全体的に凸状で、かつ、裏面21bが全体的に凹状の比較的複雑な形状にしても、車体11に手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21の形状を、車体11外側となる表面21aを全体的に凸状に形成し、車体11内側となる裏面21bを全体的に凹状に形成することが可能となる。
なお、前記実施の形態で例示した右取付部材112の形状は、これに限らないで、例えば樹脂製ガーニッシュ21や車体11の形状に合わせて任意に変えることが可能である。
また、前記実施の形態では、樹脂製ガーニッシュ21を車体幅方向に延びた長尺部材として説明したが、これに限らないで、樹脂製ガーニッシュ21を車体前後方向などの他の方向に延びた長尺部材とすることも可能である。
さらに、前記実施の形態では、右フレームメンバー29に右取付部材112を取り付ける部材として螺合部材(ボルト115)を用いた例について説明したが、これに限らないで、クリップなどの他の部材を用いることも可能である。
また、前記実施の形態では、螺合部材としてボルト115を例示したが、これに限らないで、例えば、ビスなどの螺合部材を使用することも可能である。要は、ねじ山を備えた部材を用いることで締付け力を生じさせ、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25を右フレームメンバー29側に引き寄せることができればよい。
さらに、前記実施の形態では、右取付部材112を、上下のクリップ128,129を用いて右端部25に沿った2箇所(複数箇所)で樹脂製ガーニッシュ21に取り付けた例について説明したが、これに限らないで、取付箇所を3箇所などの他の複数箇所とすることも可能である。
本発明の樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法は、車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両への適用に好適である。
本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の斜視図である。 本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の分解斜視図である。 図3は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を車室内側から見た斜視図である。 本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造の要部を示す斜視図である。 図5は図3の5−5線断面図である。 図3の6部拡大図である。 本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造の右端部側を示す分解斜視図である。 図8(a)は図6の8a−8a線断面図、図8(b)は図6の8b−8b線断面図である。 従来の樹脂製ガーニッシュを示す断面図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、13a…外面、20…車両用樹脂製ガーニッシュ構造、21…樹脂製ガーニッシュ、21a…表面、21b…裏面、24…左端部(端部)、25…右端部(端部)、50…第1接着部(接着部)、51,52…左右の接着部、60a…接着剤、108…第2取付手段、112…右取付部材(取付部材)、113…右上被係止部、114…右下被係止部、115…ボルト(螺合部材)、117…延在部、118…ねじ部材(車体側螺合部)、122…外側壁部、125…張出部、128…上クリップ(ガーニッシュ側係合部)、129…下クリップ(ガーニッシュ側係合部)。

Claims (7)

  1. 車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造であって、
    前記樹脂製ガーニッシュが前記車体の外面に沿って長尺状に形成され、
    この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に別体で取り付け可能で、かつ、前記車体に取り付け可能な取付部材が備えられ、
    この取付部材が前記長手方向の端部に沿って延在するように形成され、
    この取付部材を介在させて車体に樹脂製ガーニッシュが取り付けられ、
    前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、
    前記取付部材は、前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に備えられていることを特徴とする車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  2. 前記接着部は、前記長手方向の端部に沿って延在することを特徴とする請求項1記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  3. 前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿って延在する延在部と、該延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備え、
    前記張出部は、前記長手方向の端部と前記車体との間に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  4. 前記延在部は、
    前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるガーニッシュ側係合部と、
    前記車体側に螺合部材により取り付けられる車体側螺合部とを備えたことを特徴とする請求項記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  5. 前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿った複数箇所において前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるとともに、一箇所で前記車体に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  6. 前記樹脂製ガーニッシュは、車体外側となる表面が全体的に凸状に形成され、かつ、車体内側となる裏面が全体的に凹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
  7. 車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法であって、
    前記樹脂製ガーニッシュを前記車体の外面に沿って延びるように長尺状に形成し、かつ、この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿って延在する取付部材を形成し、
    樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿わせて前記取付部材を取り付け、
    前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、
    前記接着部を前記車体に接着剤で接着するとともに、前記取付部材を前記車体に取り付け、
    前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に取付部材を配置した状態で前記樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることを特徴とする車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法。
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