JP4375751B2 - 車両用樹脂製ガーニッシュ構造およびその取付方法 - Google Patents
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Description
比較的複雑な形状の部位に鋼板を用いると、その部位を一枚の鋼板で形成することは可能である。しかし、鋼板を用いた場合には、車体後方の視認性を十分に高めることは難しい。
加えて、樹脂製ガーニッシュを用いることで、樹脂製ガーニッシュを透明な窓部とすることが可能になり、車体後方の視認性が高められる(例えば、特許文献1参照。)。
図9は従来の樹脂製ガーニッシュを示す断面図である。
特許文献1のテールゲート200によれば、テールゲート200に樹脂製ガーニッシュ201が組み込まれている。
具体的には、樹脂製ガーニッシュ201の周縁部を接着剤207でテールゲート200の本体に接着することで、樹脂製ガーニッシュ201をテールゲート200に組み込む。
樹脂製ガーニッシュ201を一部材とすることで、テールゲート200の意匠性が高められる。
樹脂製ガーニッシュ201に窓部を設けることで、車体後方の視認性が高められる。
樹脂製ガーニッシュ201の長手方向の端部に製造公差が生じた場合、樹脂製ガーニッシュ201の長手方向の端部を接着剤207でテールゲート200の本体に接着し難い。
このため、樹脂製ガーニッシュ201の取り付け作業に手間がかかり、そのことが生産性を高める妨げになっていた。
さらに、樹脂製ガーニッシュが長尺状に形成されているので、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部が時間の経過で変形することが考えられる。
そこで、請求項1において、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿わせた状態で取り付け可能で、かつ、車体に取り付け可能な取付部材を備え、この取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けるように構成した。
また、請求項2において、前記接着部は、前記長手方向の端部に沿って延在することを特徴とする。
さらに、請求項3において、前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿って延在する延在部と、該延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備え、前記張出部は、前記長手方向の端部と前記車体との間に配置されたことを特徴とする。
また、請求項4において、前記延在部は、前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるガーニッシュ側係合部と、前記車体側に螺合部材により取り付けられる車体側螺合部とを備えたことを特徴とする。
ここで、樹脂製ガーニッシュを長尺状に形成することで、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に製造公差が生じることが考えられる。
このため、樹脂製ガーニッシュに取り付けた取付部材が車体の取り付け位置から離れる虞がある。
そこで、請求項4に置いて、取付部材をボルトで車体に取り付けることにした。
これに対して、樹脂製ガーニッシュを、取付部材を介して車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュを比較的複雑な形状にしても、車体に手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
そこで、請求項6において、樹脂製ガーニッシュの形状を、車体外側となる表面を全体的に凸状に形成し、車体内側となる裏面を全体的に凹状に形成することが可能になる。
このように、取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュの製造公差を取付部材で吸収することができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができ、生産性を高めることができるという利点がある。
これにより、樹脂製ガーニッシュの端部を、車体の形状に合わせた状態に保つことができるので、外観性を保つことができるという利点がある。
また、請求項2に係る発明では、接着部を長手方向の端部に沿って延在させた。
さらに、請求項3に係る発明では、取付部材に、長手方向の端部に沿って延在する延在部と、延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備えた。そして、張出部を、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部と車体との間に配置した。
また、請求項4に係る発明では、延在部にガーニッシュ側係合部を備えた。そして、このガーニッシュ側係合部を樹脂製ガーニッシュに係合することで、樹脂製ガーニッシュに延在部(取付部材)を取り付けた。
このように、ガーニッシュ側係合部を用いて取付部材を樹脂製ガーニッシュに係合することで、取付部材を樹脂製ガーニッシュに簡単に取り付けることができるという利点がある。
加えて、請求項4に係る発明では、取付部材をボルトで車体に取り付けた。よって、樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に製造公差が生じている場合でも、ボルトの締付け力で樹脂製ガーニッシュの端部を車体側に引き寄せることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができるという利点がある。
加えて、取付部材を一箇所で車体に取り付けることで、取付部材を手間をかけないでさらに簡単に車体に取り付けることができるという利点がある。
ここで、樹脂製ガーニッシュは、取付部材を介して車体に取り付けられる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを、表面が全体的に凸状で、かつ、裏面が全体的に凹状の比較的複雑な形状にしても、車体に手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
このように、取付部材を介在させて樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることで、樹脂製ガーニッシュの製造公差を取付部材で吸収することができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュを車体に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができ、生産性を高めることができるという利点がある。
図1は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の斜視図、図2は本発明に係る車両用樹脂製ガーニッシュ構造を備えた車両の分解斜視図である。
車両10は、車体11の後部(以下、「車体後部」という)12にテールゲート13を備え、このテールゲート13で車体後部12のテールゲート開口部14を開閉可能に構成したものである。
さらに、テールゲート13は、テールゲートフレーム16の上半分にテールゲート窓ガラス18が取り付けられ、テールゲート窓ガラス18の下端部側に「車両用樹脂製ガーニッシュ構造」20が取り付けられている。
具体的には、車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、車体後部12を構成するテールゲート13の外面13aに沿って車幅方向に延びるように配置されている。
一方、テールゲート13は、テールゲートフレーム16の前記ヒンジを軸に下方にスイング移動することにより、車体後部12のテールゲート開口部14を閉じる。
図2に示すように、テールゲートフレーム16の中央アッパーメンバー26に、樹脂製ガーニッシュ21の上端部22が取り付けられる。テールゲートフレーム16の中央ロアーメンバー27に、樹脂製ガーニッシュ21の下端部23が取り付けられる。
また、テールゲートフレーム16の左フレームメンバー28に、樹脂製ガーニッシュ21の左端部24が取り付けられる。テールゲートフレーム16の右フレームメンバー29に、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25が取り付けられる。
車両用樹脂製ガーニッシュ構造20は、図2に示すテールゲート(車体)13に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュ21を備え、樹脂製ガーニッシュ21に、透明部30で形成した窓部31と、不透明部32で形成した目隠部33とを備え、不透明部32に第1取付手段34を一体形成するとともに、樹脂製ガーニッシュ21の左右端部24,25に第2取付手段108を備え、不透明部32に灯体取付部36を一体形成したものである。
この樹脂製ガーニッシュ21は、テールゲート窓ガラス18(図2参照)の下端部18aから車体後方に向けて略水平に延びた水平部38と、この水平部38の後端部38aから車体後方に向けて下り勾配に延びた傾斜壁部39とを有し、水平部38および傾斜壁部39を一体形成したものである。
透明部30の裏面に、不透明部32が部分的に積層されている。
透明部30および不透明部32は、それぞれ透明樹脂材料および不透明樹脂材料で一体形成したものである。
透明樹脂材料および不透明樹脂材料としては、一例として、ポリカーボネートが用いられる。
一方、透明部30の裏面に不透明部32を積層しない部位は、窓部31となる。
窓部31は、一例として、傾斜壁部39の上部に備えたランプ用窓部31aと、傾斜壁部39の略中央に備えた視認用窓部31bとからなる。
裏面21bは、車体11の内側(すなわち、車室70(図5参照)側)の一部となる部位である。
透明部30および不透明部32は、一例として、二色成形で一体に成形された部材である。
すなわち、樹脂製ガーニッシュ21の表面21aを全体的に凸状に形成して車両外側に臨ませるとともに、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bを全体的に凹状に形成して車室側(車両内側)に臨ませる。
この第1取付手段34は、水平部38において車幅方向の中央部21cに上中央取付座部(取付座部)41を一体に備え、上中央取付座部41の左側に上左取付座部(取付座部)42を一体に備え、上中央取付座部41の右側に上右取付座部(取付座部)43を一体に備え、傾斜壁部39の下端部39aに3個の下取付座部(取付座部)45…を一体に備える。
下取付座部45…は、1個が車幅方向の略中央に配置され、残りの2個が、車幅方向の左右側にそれぞれ配置されている。
左接着部材63は左端部24に沿わせて配置されている。この左接着部材63には、接着面として左接着部51を備える。
右接着部材64は右端部25に沿わせて配置されている。この右接着部材64には、接着面として右接着部52を備える。
左右の接着部51,52、および上下の接着部53,54で第1接着部(接着部)50を形成する。すなわち、第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って全周に設けられている。
左右の第2接着部55,56は、樹脂製ガーニッシュ21の幅方向の中央部に設けられている。
右第2接着部56は、上中央取付座部41の右側に設けられ、第1接着部50に対して平行に延びた部位である。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21を接着剤60aで車体11に接着するものである。
左右の第2接着部55,56は、樹脂製ガーニッシュ21を接着剤60b,60bで車体11に接着するものである。
さらに、第2取付手段108は、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25において、右接着部材64の外側に右取付手段111を備える。
なお、第2取付手段108については図6〜図8で詳しく説明する。
空間59に収めたストップランプ65を、灯体取付部36に取り付ける。灯体取付部36は、不透明部32に一体に成形されている。
左外側灯体取付部61および上左取付座部42は一体に形成された左取付部材46である。右外側灯体取付部62および上右取付座部43は一体に形成された右取付部材47である。
このストップランプ65は、図4に示すように、レンズ66がランプ用窓部31aに臨むように設けられている。
よって、ストップランプ65から投光された光は、ランプ用窓部31aを透過して車体外方に照射される。
樹脂製ガーニッシュ21は、車体後方に向けて略水平に延びた水平部38と、車体後方に向けて下り勾配に延びている傾斜壁部39とで断面略く字形に形成されている。
樹脂製ガーニッシュ21の表面21aは、透明部30の表面で形成されている。水平部38の表面を形成する水平透明部68と、傾斜壁部39の表面を形成する傾斜壁透明部69とで断面略く字形に形成されている。
傾斜壁透明部69は、下端部に段部69aを備える。段部69aは表面が窪んだ部位である。
これにより、目隠部33として、水平目隠部75、上側目隠部76および下側目隠部77を形成する。
なお、傾斜壁透明部69の段部69aに下側不透明部73を積層することで、下側不透明部73に段部73aを備える。段部73aは、車室70側に隆起した部位である。
前傾斜片41aを中央アッパーメンバー26に当接し、前傾斜片41aの取付孔41cおよび中央アッパーメンバー26の取付孔26aにクリップ79を差し込み、差し込んだクリップ79で前傾斜片41aを中央アッパーメンバー26に取り付ける。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って設けられる。
なお、中央アッパーメンバー26に、テールゲート窓ガラス18の下端部18aがシール材81を介して載置され、接着剤60cで接着される。
ストップランプ65は、ケース83に、一例として、発光ダイオード84を収納し、発光ダイオード84の投光面に臨ませてレンズ66を取り付けたものである。
このストップランプ65は、レンズ66がランプ用窓部31aに臨むように配置される。
中央アッパーメンバー26、上中央取付座部41、クリップ79およびストップランプ65は、車室70側から目視できないようにライニング86で覆われる。
下取付座部45を中央ロアーメンバー27に当接し、下取付座部45の取付孔45aおよび中央ロアーメンバー27の取付孔27aにクリップ88を差し込み、差し込んだクリップ88で下取付座部45を中央ロアーメンバー27に取り付ける。
ここで、図3に示す左右側の下取付座部45も、中央の下取付座部45と同様に、中央ロアーメンバー27に取り付けることが可能である。
第1接着部50は、樹脂製ガーニッシュ21の裏面21bの周縁部48に沿って設けられている。
中央ロアーメンバー27、下取付座部45およびクリップ88は、車室70側から目視できないようにライニング89で覆われる。
上左取付座部42の前傾斜片42aを中央アッパーメンバー26(図5参照)に当接し、前傾斜片42aの取付孔42bおよび中央アッパーメンバー26の取付孔(図示せず)にクリップ79を差し込み、差し込んだクリップ79で前傾斜片42aを中央アッパーメンバー26に取り付ける。
ここで、上左取付座部42と同様に、上右取付座部43(図3参照)を中央アッパーメンバー26に取り付けることが可能である。
ここで、左外側灯体取付部61と同様に、図3に示す右外側灯体取付部62にケース83の取付部83aを取り付けることが可能である。
ここで、左内側灯体取付部57と同様に、図3に示す右内側灯体取付部58にケース83の取付部83aを取り付けることが可能である。
この左第2接着部55は、中央アッパーメンバー26に接着剤60bで接着される。
樹脂製ガーニッシュ21の右端部(周縁部48の一部)25において、不透明部32に右接着部材64を備える。
右接着部材64は、右端部25に沿わせて基部64aが車体上下方向に延び、基部64aから接着片64bが車幅方向中央に向けて延びたものである。接着片64bの表面に右接着部52を備える。
よって、右接着部52を接着剤60aを介して右フレームメンバー29の接着面29aに接着させることが可能になる。
第2取付手段108の右取付手段111は、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25において、右接着部材64の外側に備えられている。
延在部117は、一例として、右端部25に沿って延びる平坦部121と、平坦部121の外側辺に形成された外側壁部122(図8も参照)と、平坦部121の内側辺に形成された内側壁部123とを備え、これらの部位で断面略コ字状に形成されている。
ねじ部材118にねじ孔118aが形成されている。
張出部125は、外側壁部122から右縁25aまで右端部25に沿って傾斜状に延び、内側面(車室側)125aに補強リブ126…を備える。
アーム片131の先端131aには係止爪131b(図8(a)参照)が押さえ片132側に向けて突出されている。
下クリップ129は、上グリップ128と同じ形状なので各構成部材に同じ符号を付して説明を省略する。
被係止プレート134は、略中央に係止孔134aを備える。係止孔134aは、アーム片131の係止爪131b(図8(a)参照)が係止する孔である。
また、上下のストッパ片135,136間の距離L4は、アーム片131および押さえ片132のそれぞれの幅L2より僅かに大きく設定されている。
右下被係止部114は、右上被係止部113と同じ形状なので各構成部材に同じ符号を付して説明を省略する。
ボルト115をねじ孔118aにねじ結合することで、右フレームメンバー29に右取付部材112を取り付ける。
まず、樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13(車体11)の外面13aに沿って延びるように長尺状に形成する(図3参照)。
また、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に沿って延在する右取付部材112を形成する。
樹脂製ガーニッシュ21の右端部25には右上被係止部113および右下被係止部114が備えられている。
同時に、右取付部材112の下クリップ129を右下被係止部114の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134aに係止する。
これにより、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21の右端部25に取り付ける。
この状態において、右取付部材112は、右端部25に沿わせるように延在させた状態に配置される。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21が左右の取付部材112を介在させて左右のフレームメンバー28,29(すなわち、テールゲート13)に取り付けられる。
よって、右取付部材112を右フレームメンバー29に合わせて配置することが可能になり、右取付部材112を手間をかけないで簡単に車体に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21をテールゲート13(すなわち、車体11)に取り付ける作業を短い時間でおこなうことができる。
(a)に示すように、上クリップ128を右上被係止部113の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134aに係止する。
同様に、下クリップ129を右下被係止部114の被係止プレート134に嵌め込み、係止爪131bを係止孔134a(図7参照)に係止する。
この状態において、右取付部材112は、樹脂製ガーニッシュ21の長手方向の右端部25に沿わせるように延在させた状態に配置される。
このように、右取付部材112を、上下のクリップ128,129を用いて右端部25に沿った2箇所(複数箇所)で樹脂製ガーニッシュ21に取り付けた。よって、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25が変形することを右取付部材112で防ぐことができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21の右端部25を、テールゲート13(すなわち、車体11)の形状に合わせた状態に保つことができる。
このように、上下のクリップ128,129を用いて右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21に係合することで、右取付部材112を樹脂製ガーニッシュ21に簡単に取り付けることができる。
このように、右取付部材112を、ボルト115を用いて一箇所で右フレームメンバー29(車体11)に取り付けた。これにより、右取付部材112を手間をかけないで簡単に右フレームメンバー29に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21を手間をかけないで簡単に右フレームメンバー29に取り付けることができる。
これにより、樹脂製ガーニッシュ21の形状を、車体11外側となる表面21aを全体的に凸状に形成し、車体11内側となる裏面21bを全体的に凹状に形成することが可能となる。
Claims (7)
- 車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造であって、
前記樹脂製ガーニッシュが前記車体の外面に沿って長尺状に形成され、
この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に別体で取り付け可能で、かつ、前記車体に取り付け可能な取付部材が備えられ、
この取付部材が前記長手方向の端部に沿って延在するように形成され、
この取付部材を介在させて車体に樹脂製ガーニッシュが取り付けられ、
前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、
前記取付部材は、前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に備えられていることを特徴とする車両用樹脂製ガーニッシュ構造。 - 前記接着部は、前記長手方向の端部に沿って延在することを特徴とする請求項1記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
- 前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿って延在する延在部と、該延在部の外側壁部から車両外側に張出す張出部とを備え、
前記張出部は、前記長手方向の端部と前記車体との間に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。 - 前記延在部は、
前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるガーニッシュ側係合部と、
前記車体側に螺合部材により取り付けられる車体側螺合部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。 - 前記取付部材は、前記長手方向の端部に沿った複数箇所において前記樹脂製ガーニッシュに取り付けられるとともに、一箇所で前記車体に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
- 前記樹脂製ガーニッシュは、車体外側となる表面が全体的に凸状に形成され、かつ、車体内側となる裏面が全体的に凹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用樹脂製ガーニッシュ構造。
- 車体に取り付けて外装部材として用いる樹脂製ガーニッシュを備えた車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法であって、
前記樹脂製ガーニッシュを前記車体の外面に沿って延びるように長尺状に形成し、かつ、この樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿って延在する取付部材を形成し、
樹脂製ガーニッシュの長手方向の端部に沿わせて前記取付部材を取り付け、
前記樹脂製ガーニッシュの裏面の周縁部に沿って、前記車体に接着剤で接着される接着部を設け、
前記接着部を前記車体に接着剤で接着するとともに、前記取付部材を前記車体に取り付け、
前記樹脂製ガーニッシュの長手方向において前記接着部よりも外側に取付部材を配置した状態で前記樹脂製ガーニッシュを車体に取り付けることを特徴とする車両用樹脂製ガーニッシュ構造の取付方法。
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