JP2008094100A

JP2008094100A - 加工機械内において、ショート・インキング装置を備える印刷装置を駆動する方法及び駆動装置

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Publication number: JP2008094100A
Application number: JP2007265722A
Authority: JP
Inventors: Franz-Peter Richter; フランツ−ペーター・リヒター; Sherutsuihi Juergen; ユルゲン・シェルツィヒ
Original assignee: MAN Roland Druckmaschinen AG
Current assignee: Manroland AG
Priority date: 2006-10-11
Filing date: 2007-10-11
Publication date: 2008-04-24
Anticipated expiration: 2027-10-11
Also published as: EP1911582A3; DE102006048286A1; JP4772766B2; DE102006048286B4; EP1911582A2

Abstract

【課題】加工機械内においてショート・インキング装置を備える印刷装置を駆動する方法と駆動装置に関する。特に刷版交換、印刷装置洗浄、またはインキ／ニス入れの際のセットアップタイムを、加工機械において低下させる。
【解決手段】アニロックス・ローラ６の個別駆動装置が非作動の状態で、インプットを主駆動装置から、圧胴４の駆動歯車、ゴム胴の駆動歯車、プレート胴／版胴１の第２及び第１駆動歯車、インキ着けローラ５の駆動歯車、アニロックス・ローラ６の駆動歯車に供給すること、及びセットアップ運転においては、主駆動装置への駆動連結が、プレート胴／版胴１の第１駆動歯車及び第２駆動歯車との間で切り離され、一方、アニロックス・ローラ６の個別駆動装置が作動して該個別駆動装置により駆動トルクがアニロックス・ローラ６の駆動歯車、インキ着けローラ５の駆動歯車、プレート胴／版胴１の一つの駆動歯車に供給される。
【選択図】図２

Description

本発明は、従属請求項のおいて書きに記載された、加工機械内においてショート・インキング装置を備える印刷装置を駆動する方法及び駆動装置に関するものである。このようなショート・インキング装置は、特に印刷機及び／またはニス引き機において望ましくは枚葉紙加工のために導入可能である。

アニロックス原理に基づくショート・インキング装置の特徴は、複数のインキローラが配置され、また、特にインキキーを備えずに、インキゾーンなしでインキが供給されるために、版に均一にインキを着けることが保証されることである。その際、加工対象の望ましくは低粘性の媒体（インキ、ニス）は、従来のインキ装置の場合と同様に導入される。

このようなショート・インキング装置は、特許文献１に記載の、短いインキローラ群を備える計量システムを持つショート・インキング装置より知られている。該計量システムには、アニロックス・ローラと呼ばれる、彫刻が彫られたローラが備わっており、該ローラの周囲には、インキまたはニスを溜め込める鉢形または溝型の凹みがつけられており、これら凹みの間には道のような筋が走っている。さらに、該計量システムにはドクター装置、特にチャンバドクターブレードが備わっており、これにより前記アニロックス・ローラの周囲側がかきとられる。該アニロックス・ローラは、前記短いインキローラ群を形成するインキ着けローラの一つと協働し、このインキ着けローラはプレート胴／版胴に作用接続されている。第１の構成においては、駆動は歯車群（閉じたギヤトレイン）を介して行われ、第２の構成においては、前記アニロックス・ローラは、回転数制御可能な専用の駆動装置（個別駆動装置）に接続することができる。このとき、前記インキ着けローラの円周速度は、前記アニロックス・ローラの円周速度とは異なる。さらに、プレート胴／版胴はゴム胴と、該ゴム胴は被印刷物をガイドする圧胴に作用接続されている。

特許文献２より、「ゴム胴対ゴム胴」（Ｂ−Ｂ型）原理に基づく印刷機内において、それぞれ一つの彫刻が彫られたローラ（アニロックス・インキローラ）を備えるショート・インキング装置のさらなる駆動装置が知られている。第１の印刷装置内では、プレート胴／版胴用のアニロックス・ローラは、インキ着けローラのところにあるモータにより駆動される。その際、アニロックス・ローラ、インキ着けローラ、プレート胴／版胴は歯車により連結されている。両方のゴム胴は、歯車を介してモータにより駆動されている。第１印刷装置に割り当てられた第２印刷装置においては、さらなるモータによりインキ着けローラが駆動されており、その軸上では、固定歯車によりプレート胴／版胴の歯車及びアニロックス・ローラの歯車が駆動されている。さらなる構成においては、閉じたギヤトレインが記述されており、このギヤトレインにおいては各インキ着けローラの歯車が一つのモータに連結されており、プレート胴／版胴の歯車は軸方向に移動可能であるため、該歯車を隣接するゴム胴の歯車に選択的に連結することができる。
独国特許発明第４４３１４６４号明細書欧州特許第１２２６９３７号明細書

本発明の課題は、上述した態様の駆動装置を改良して、特に刷版交換、印刷装置の洗浄、またはインキ／ニス入れの際に、加工機におけるセットアップタイムを実感できるほど短縮することである。

この課題は、請求項の第１から第４に記載の構成特徴により解決できる。発展形は、従属請求項より理解できる。

本発明の第１の長所は、よりユニバーサルに構成された、ショート・インキング装置用の駆動装置により、作業工程、特にショート・インキング装置の洗浄、版交換、インキングにおけるセットアップタイムの大幅な減少が実現可能なことである。

第２の長所は、改善された駆動装置により、印刷装置内において、ショート・インキング装置のたとえば洗浄、版交換、インキングなどのセットアップ運転時において、及び、印刷運転時において、たとえば異なる円周速度など、特定のコンポーネントの異なる回転数が実現可能なことである。

第３の長所は、駆動可能な、望ましくは圧縮可能なインキ着けローラの外径が、プレート胴／版胴と同じまたはこれより大きいために、特に印刷／ニス引き品質に悪影響を与えるゴースト現象を避けられることである。この観点において好適に、駆動可能なアニロックス・ローラの外径はプレート胴／版胴と同じまたはこれより小さくなっている。個別モータ、つまり回転数制御可能で、駆動可能なアニロックス・ローラにより、特に、それぞれの印刷命令にあわせて必要なインキ量を調整できる。

以下に、一つの実施例をもとに、本発明について図を用いて詳しく説明する。
枚葉紙印刷機などの加工機のための、ショート・インキング装置を備えた印刷装置には、被印刷物を搬送方向３に搬送する圧胴４、接触・解除可能で、印刷ギャップ１１の領域において圧胴４に作用連結されたゴム胴２、該ゴム胴２に作用連結されたプレート胴／版胴１が備わっている。本実施例においては、圧胴４、ゴム胴２、プレート胴／版胴１には、グリッパ・システムまたは取り付け装置を収容するためのシリンダー・ギャップ１２が備わっている。プレート胴／版胴１には、必要に応じて湿し装置１３が、たとえば、少なくとも一つの湿し水着けローラを備えるローラシステムとして、または、ゾーン制御可能なスプレー湿し装置として割り当てられている。

プレート胴／版胴１には、インキフロー方向において、インキ着けローラ５が接触・解除可能な状態で直前に前置されており、このインキ着けローラ５には、ローラ表面に鉢形（セル状）または溝型（トリヘリカル状)の凹みを持つアニロックス・ローラ６が前置されており、このアニロックス・ローラは、インキ供給装置８に接続されたドクター装置７に作用接続されている。ドクター装置７は、望ましくは搬送方向３において、被印刷物排出側に配置されている。代替的に、アニロックス・ローラ６に対して垂直にドクター装置７’を配置することも可能である。必要であれば、インキ着けローラ５とアニロックス・ローラ６との間に、望ましくは該動力伝達に組み込まれた転写ローラを配置することもできる。

インキ着けローラ５には望ましくは少なくとも一つの、ローラベースに同心状に配置された、圧縮可能な、セルフォーム材の層が備わっているのがよい。少なくとも一つのこの圧縮可能な層の上には、加工対象の媒体をガイドするエラストマ（望ましくはゴム）製の弾力性のあるカバー層が、同心状に接着されて配置されている。このとき、このインキ着けローラ５のカバー層またはインキ着けローラ５の外径は、プレート胴／版胴１と少なくとも同じ外径である。さらなる構成においては、インキ着けローラ５のカバー層（またはインキ着けローラ５）の外径は、プレート胴／版胴より大きい。アニロックス・ローラ６の外径は、プレート胴／版胴１より小さいかまたは同じである。インキ着けローラ５には、洗浄装置２０が割り当てられている。洗浄装置２０は、既知の方法で、ドクターと液受け容器を備えた洗浄液スプレー装置として、または、接触・解除可能なブラシ式またはクロス式洗浄装置として構成することができる。

図１から図６によると、アニロックス・ローラ６にはそれぞれ一つの、専用モータで駆動可能な、第１個別駆動装置９が連結されている。この個別駆動装置９は、回路技術的に機械制御装置１０に連結されている。

図１及び図２によると個別駆動装置９は、アニロックス・ローラ６の駆動歯車６’に連結されており、駆動歯車６’はインキ着けローラ５の第１駆動歯車５’と噛み合っている。駆動歯車５’は、プレート胴／版胴１の駆動歯車１’と噛み合っている。プレート胴／版胴１の、第１の歯車平面における第１駆動歯車１’と、第２歯車平面において自由に回転可能な状態で配置された第２駆動歯車１’’との間には、別回路の第１クラッチ１７が配置されている。第２駆動歯車１’’は、ゴム胴２の駆動歯車２’に噛み合っており、さらに、前置された圧胴４の駆動歯車４’にも噛み合っている。圧胴４の駆動歯車４’には、主駆動装置によりインプット１９が供給可能である。

図３及び図４によると、及び、図５、図６の発展形によると、プレート胴／版胴１は、専用モータで駆動可能な第２の個別駆動装置１４に連結している。個別駆動装置１４も回路技術的に機械制御装置１０に連結している。

プレート胴／版胴１の個別駆動装置１４と、これに隣接し、旋回可能な状態で支承され、主駆動装置から（ギヤトレインにより）駆動可能なゴム胴２とを、望ましくは同期制御するために、両方の胴１、２にはそれぞれ回転角トランスミッタ１５、１６が備わっており、これら回転角トランスミッタ１５、１６はそれぞれ回路技術的に機械制御装置１０に連結している。第１の回転角トランスミッタ１５はプレート胴／版胴１に、第２回転角トランスミッタ１６はゴム胴２に配置されている。このとき回転角トランスミッタ１６は、プレート胴／版胴１に配置されている個別駆動装置１４の基準回転角を伝達する。この個別駆動装置１４には、端側で取り外し可能な状態でプレート胴／版胴１に配置されているロータ、及び、これに同心で配置されていてサイドフレームに取り外し可能な状態で固定されているステータが備わっている。

個別駆動装置９は、アニロックス・ローラ６の駆動歯車６’に連結されており、駆動歯車６’はインキ着けローラ５の第１駆動歯車５’に噛み合っている。インキ着けローラ５の、第１歯車平面に配置された第１駆動歯車５’と、第２歯車平面に配置された第２駆動歯車５’’との間には、別回路の、第２クラッチ１８が配置されている。第２駆動歯車５’’は、個別駆動装置１４に連結しているプレート胴／版胴１の駆動歯車１’に噛み合っており、プレート胴／版胴１の、第１駆動歯車１’と、第３の歯車平面において自由に回転可能な状態で配置された第２駆動歯車１’’との間には、別回路の、第１クラッチ１７が配置されている。第２駆動歯車１’’は、ゴム胴２の駆動歯車２’に噛み合っており、また、前置された圧胴４の駆動歯車４’にも噛み合っている。圧胴４の駆動歯車４’には、主駆動装置によりインプット１９が供給可能である。

クラッチ１７、１８を操作するために、少なくとも一つの方向にスイッチする操作装置が、それぞれ回路技術的に機械制御装置１０に連結している。

加工機械内の、個別駆動装置により駆動されるアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を備える印刷装置において、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は、被印刷物をガイドする圧胴に作用接続されていることを特徴とする印刷装置を駆動するための作業方法は、第１の構成においては以下の通りである。
印刷／ニス引き運転においては、主駆動装置によりインプット１９が圧胴４の駆動歯車４’、ゴム胴２の駆動歯車２’、プレート胴／版胴１の第１及び第２駆動歯車１’及び１’’、インキ着けローラ５の駆動歯車５’、アニロックス・ローラ６の駆動歯車６’に供給される。このとき、アニロックス・ローラ６の個別駆動装置９は非作動である。
セットアップ運転においては、主駆動装置への駆動連結が、プレート胴／版胴１の第１駆動歯車１’と第２駆動歯車１’’との間で切り離され、一方、アニロックス・ローラ６の個別駆動装置９が作動して個別駆動装置９により駆動トルクがアニロックス・ローラ６の駆動歯車６’及びインキ着けローラ５の駆動歯車５’、プレート胴／版胴１の第１駆動歯車１’に供給される。

加工機械内の、個別駆動装置により駆動されるアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を備える印刷装置において、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は、被印刷物をガイドする圧胴に作用接続されていることを特徴とする印刷装置を駆動するための作業方法は、第２の構成においては以下の通りである。
主駆動装置からインプット１９が圧胴４の駆動歯車４’、ゴム胴２の駆動歯車２’に供給され、
アニロックス・ローラ６の個別駆動装置９は非作動の状態で、プレート胴／版胴１に配置された個別駆動装置１４から、駆動トルクがプレート胴／版胴１の駆動歯車１’、インキ着けローラ５の第２及び第１駆動歯車５’’及び５’、アニロックス・ローラ６の駆動歯車６’に供給されるか、または、
駆動接続がインキ着けローラ５の第２駆動歯車５’’と第１駆動歯車５’との間で切り離されて、個別駆動装置１４から駆動トルクがプレート胴／版胴１の第１駆動歯車１’に、作動した個別駆動装置９から駆動トルクがアニロックス・ローラ６の駆動歯車６’及びインキ着けローラ５の第１駆動歯車５’に供給される。
このような動作方法により、印刷／ニス引き運転またはセットアップ運転が実施可能である。たとえば、版交換の際に、個別駆動装置１４によりプレート胴／版胴１のみを駆動することができる。同時にまたは別個に、個別駆動装置９により、洗浄のためにショート・インキング装置を駆動することができる（洗浄装置２０が接触している場合）。代替的に、プレート胴／版胴１及びショート・インキング装置は、個別駆動装置１４でのみ駆動できるようにすることもできる。その際たとえば、版交換を行い、必要であればその後インキ／ニス入れを行える。

作用の流れは以下のとおりである：
図１及び図２によると、印刷／ニス引き運転において圧胴４及びゴム胴２は、駆動歯車４’及び駆動歯車２’を介して主駆動装置（インプット１９）により駆動される。いつもは自由に回転可能な状態でプレート胴／版胴１に配置されている第２駆動歯車１’’は、第１クラッチ１７を操作することによりプレート胴／版胴１に連結されるため、インプット１９によりプレート胴／版胴１も駆動可能となる。さらに、プレート胴／版胴１に配置された第１駆動歯車１’から、インキ着けローラ５の駆動歯車５’に駆動力が伝達され、そこからアニロックス・ローラ６の駆動歯車６’にアウトプットされる。
この場合、個別駆動装置９は機械制御装置１０の信号により停止され、つまり、アニロックス・ローラ６にはトルクが供給されない。代替的に、アニロックス・ローラ６には、主駆動装置（インプット１９）に関して、駆動歯車６’を、前置されたインキ着けローラ５の第１駆動歯車５’から解除する（フリーホイール状態）一方クラッチ（方向性を持つクラッチ）が設けられている。

セットアップ運転、特に刷版交換、印刷装置洗浄、またはインキ／ニス入れにおいては、第１クラッチ１７を操作することによりプレート胴／版胴１が主駆動装置（インプット１９）から切り離されるため、第２駆動歯車１’’は、自由に回転する状態でプレート胴／版胴１に支承される。このとき主駆動装置（入力１９）により、たとえばゴム胴２及び／または圧胴４の洗浄のために、圧胴４及びゴム胴２のギヤトレイン（４’、２’）を引き続き駆動したり、または停止させたりできる。
機械制御装置１０の信号により個別駆動装置９が作動し、駆動歯車６’、第１駆動歯車５’、第１駆動歯車１’を介してショート・インキング装置（アニロックス・ローラ６、インキ着けローラ５）及びプレート胴／版胴１が駆動される。このとき洗浄装置２０によりインキ着けローラ５を洗浄したり、及び／または、プレート胴／版胴１の刷版を交換したりできる。代替的にアニロックス・ローラ６及びインキ着けローラ５へのインキ／ニス入れが行える。

図３及び図４によると、印刷／ニス引き運転において圧胴４及びゴム胴２は、駆動歯車４’及び駆動歯車２’を介して、主駆動装置（インプット１９）により駆動される。プレート胴／版胴１は、主駆動装置から機械的に切り離された個別駆動装置１４により、機械制御装置１０により所与の方法で、ゴム胴２及び圧胴４に対して専用モータで駆動される。そのために個別駆動装置１４は、インキ着けローラ５の第２駆動歯車５’’に連結されている、プレート胴／版胴１の第１駆動歯車１’にトルクを供給する。いつもはインキ着けローラ５に自由回転可能な状態で支承されている第２駆動歯車５’’は、第２クラッチ１８を操作することによりインキ着けローラ５に連結されるため、個別駆動装置１４によりインキ着けローラ５も駆動可能となる。さらに、インキ着けローラ５に配置された第１駆動歯車５’から、アニロックス・ローラ６の駆動歯車６’にアウトプットが行われる。

この場合、個別駆動装置９は機械制御装置１０の信号により停止させられ、つまりアニロックス・ローラ６にはトルクは供給されない。代替的にアニロックス・ローラ６には、主駆動装置（インプット１９）に関して、駆動歯車６’を、前置されたインキ着けローラ５の第１駆動歯車５’から解除する（フリーホイール状態）一方クラッチ（方向性を持つクラッチ）が設けられている。

セットアップ運転、特に刷版の交換、印刷装置の洗浄、インキ／ニス入れにおいて、主駆動装置（インプット１９）は、たとえばゴム胴２及び／または圧胴４を洗浄するために、圧胴４及びゴム胴２のギヤトレイン（４’、２’）を引き続き駆動したり、または、停止したりできる。
個別駆動装置１４によりプレート胴／版胴１は、主駆動装置とは関係なく、たとえば刷版を交換するために駆動される。その際、第１の構成においては、第２駆動歯車５’’は、第２クラッチ１８によりインキ着けローラ５に連結することができる。このとき洗浄装置２０によりインキ着けローラ５を洗浄することができる。第２の構成においては、第２クラッチ１８を操作することにより、第２駆動歯車５’’を個別駆動装置１４から切り離すことができるため、第２駆動歯車５’’は、自由に回転する状態でインキ着けローラ５に支承できる。機械制御装置１０の信号により、個別駆動装置９が作動され、駆動歯車６’及び第１駆動歯車５’を介してショート・インキング装置（アニロックス・ローラ６、インキ着けローラ５）が駆動される。このとき洗浄装置２０によりインキ着けローラ５を洗浄することができる。代替的に、アニロックス・ローラ６及びインキ着けローラ５へのインキ／ニス入れを行うことができる。

図５及び図６の発展形では、自由に回転できる状態で支承された駆動歯車１’’がプレート胴／版胴１に追加的に配置されており、２つの駆動歯車１’と１’’との間に第１クラッチ１７が配置されている。駆動原理は、図３及び図４の場合と同じである。第１クラッチ１７が操作できるのは、安全に関係するイベントが発生した場合のみであるため、個別駆動装置１４がトルクレスで連結した場合、第２駆動歯車１’’により少なくともプレート胴／版胴１は主駆動装置のギヤトレイン（駆動歯車４’、駆動歯車２’）に組み込むことができる。

図２に図示されたショート・インキング装置のための駆動装置の運動学的構造である。図２に図示された駆動装置を備える印刷装置内のショート・インキング装置である。図４に図示されたショート・インキング装置のための駆動装置の運動学的構造である。図３に図示された駆動装置を備える印刷装置内のショート・インキング装置である。図３の発展形である。図４の発展形である。

符号の説明

０１プレート胴／版胴
０１’ プレート胴／版胴の第１駆動歯車
０１’’ プレート胴／版胴の第２駆動歯車
０２ゴム胴
０２’ ゴム胴の駆動歯車
０３搬送方向
０４圧胴
０４’ 圧胴の駆動歯車
０５インキ着けローラ
０５’ インキ着けローラの第１の駆動歯車
０５’ インキ着けローラの第２の駆動歯車
０６アニロックス・ローラ６
０６’ アニロックス・ローラの駆動歯車
０７ドクター装置
０８インキ供給装置
０９個別駆動装置（アニロックス・ローラ）
１０機械制御装置
１１印刷ギャップ
１２シリンダー・ギャップ
１３湿し装置
１４個別駆動装置（プレート胴／版胴）
１５第１の回転角トランスミッタ
１６第２の回転角トランスミッタ
１７第１クラッチ
１８第２クラッチ
１９インプット
２０洗浄装置

Claims

加工機械において、個別駆動装置により駆動されるアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、前記アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を持つ印刷装置を駆動する方法であって、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は被印刷物をガイドする圧胴に作用連結されている印刷装置を駆動する方法において、
印刷／ニス引き運転においては、アニロックス・ローラ（６）の個別駆動装置（９）が非作動の状態で、主駆動装置からインプット（１９）が、圧胴（４）の駆動歯車（４’）に、及びゴム胴（２）の駆動歯車（２’）に、及びプレート胴／版胴（１）の第２及び第１駆動歯車（１’’、１’）に、及びインキ着けローラ（５）の駆動歯車（５’）に、及びアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）に供給されること、及び、
セットアップ運転においては、プレート胴／版胴（１）の第１駆動歯車（１’）と第２駆動歯車（１’’）との間で主駆動装置への駆動連結が切り離され、アニロックス・ローラ（６）の個別駆動装置（９）が作動され、個別駆動装置（９）により駆動トルクがアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）、及びインキ着けローラ（５）の駆動歯車（５’）、及びプレート胴／版胴（１）の第１駆動歯車（１’）に供給されること、
を特徴とする方法。
加工機械において、個別駆動装置により駆動されるアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、前記アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を持つ印刷装置を駆動するための方法であって、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は被印刷物をガイドする圧胴に作用連結されている印刷装置を駆動する方法において、
主駆動装置からインプット（１９）が圧胴（４）の駆動歯車（４’）、及びゴム胴（２）の駆動歯車（２’）に供給されること、及び、
アニロックス・ローラ（６）の個別駆動装置（９）が非作動の状態で、プレート胴／版胴（１）に配置されている個別駆動装置（１４）から、駆動トルクがプレート胴／版胴（１）の第１駆動歯車（１’）、及びインキ着けローラ（５）の第２及び第１駆動歯車（５’’、５’）、及びアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）に供給されるか、または、
駆動連結がインキ着けローラ（５）の第２及び第１駆動歯車（５’’、５’）の間で切り離されて、個別駆動装置（１４）から、駆動トルクがプレート胴／版胴（１）の第１駆動歯車（１’）に供給され、また、作動した個別駆動装置（９）から駆動トルクがアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）及びインキ着けローラ（５）の第１駆動歯車（５’）に供給されること、
を特徴とする方法。
加工機械において、個別駆動装置に連結されたアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、前記アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を持つ印刷装置を駆動するための駆動装置であって、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は被印刷物をガイドする圧胴に作用連結されている印刷装置を駆動する装置において、
圧胴（４）の駆動歯車（４’）が後置されたゴム胴（２）の駆動歯車（２’）に、及び該駆動歯車（２’）が後置されたプレート胴／版胴（１）の第２駆動歯車（１’’）に連結されていること、並びに、
プレート胴／版胴（１）の、第１歯車平面に配置された第２駆動歯車（１’’）とこれに平行に第２歯車平面に配置された第１駆動歯車（１’）との間に、別回路のクラッチ（１７）が配置されていること、及び、
駆動歯車（１’）が後置されたインキ着けローラ（５）の駆動歯車（５’）に、及び該駆動歯車（５’）が後置されたアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）に連結されていること、並びに、
クラッチ（１７）の第１連結状態において、第２駆動歯車（１’’）がプレート胴／版胴（１）に連結されており、主駆動装置によりインプット（１９）が圧胴（４）の駆動歯車（４’）に供給可能であり、個別駆動装置（９）が非作動であるか、または、
クラッチ（１７）の第２連結状態において、第２駆動歯車（１’’）が自由に回転できる状態でプレート胴／版胴（１）に支承されており、駆動トルクは個別駆動装置（９）により駆動歯車（６’）及び駆動歯車（５’）並びに駆動歯車（１’）に供給されること、
を特徴とする駆動装置。
加工機械において、個別駆動装置に連結されたアニロックス・ローラ、割り当てられたドクター装置、前記アニロックス・ローラに後置されたインキ着けローラを備えたショート・インキング装置を持つ印刷装置を駆動するための駆動装置であって、該インキ着けローラにはインキフローの方向においてプレート胴／版胴が後置されており、該プレート胴／版胴はゴム胴に、該ゴム胴は被印刷物をガイドする圧胴に作用連結されている印刷装置を駆動する装置において、
圧胴（４）の駆動歯車（４’）が後置されたゴム胴（２）の駆動歯車（２’）に連結されていること、及び、
個別駆動装置（１４）がプレート胴／版胴（１）の第１駆動歯車（１’）に連結されており、該第１駆動歯車（１’）が後置されたインキ着けローラ（５）の第２駆動歯車（５’’）に連結されていること、及び、
インキ着けローラ（５）の、第１歯車平面に配置された第２駆動歯車（５’’）とこれに平行に第２歯車平面に配置された第１駆動歯車（５’）との間に、別回路のクラッチ（１８）が配置されていること、及び、
駆動歯車（５’）が後置されたアニロックス・ローラ（６）の駆動歯車（６’）に連結されていること、及び、
クラッチ（１８）の第１連結状態において、第２駆動歯車（５’’）がインキ着けローラ（５）に連結されており、個別駆動装置（１４）により駆動トルクが駆動歯車（１’）及び駆動歯車（５’、５’’）及び駆動歯車（６’）に供給可能であり、個別駆動装置（９）が非作動であるか、または、
クラッチ（１８）の第２連結状態において、第２駆動歯車（５’’）が自由に回転できる状態でインキ着けローラ（５）に支承されており、個別駆動装置（１４）により駆動歯車（１’）に駆動トルクが供給可能であり、また、個別駆動装置（９）により駆動歯車（６’）及び駆動歯車（５’）に駆動トルクが供給可能であること、
を特徴とする駆動装置。
プレート胴／版胴（１）に配置された第１駆動歯車（１’）とプレート胴／版胴（１）の第２駆動歯車（１’’）との間に、別回路のクラッチ（１７）が配置されていること、及び、
クラッチ（１７）の第１連結状態においては、駆動歯車（１’’）は自由に回転できる状態でプレート胴／版胴（１）に支承されており、第２連結状態では、プレート胴／版胴（１）に連結されており、このとき少なくとも個別駆動装置（１４）がトルク無負荷であること、
を特徴とする、請求項４に記載の駆動装置。