JP2008093242A - 景品払出装置及び遊戯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め貯留されている景品を払い出す新たな仕掛けを提案すること。
【解決手段】遊戯装置に設置される景品払出装置100は、リアバケット130とフロントバケット140とが水平軸によって同軸で軸支されているとともに、リアバケット130に載置されている景品の滑落を堰き止めるよう、フロントバケット140がトリガ150により係止されて構成されている。トリガ150には、他端が固定テーブル31上の錘部材160に結び付けらている吊下げ紐161の一端が結び付けられている。そして、固定テーブル31上から錘部材160が落下すると、錘部材160の自重によりトリガ150による係止が解除されて、フロントバケット140が下方に軸回転し、リアバケット130に載置され、フロントバケット140により堰き止められていた景品が滑落して払い出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、景品を払い出す景品払出装置等に関する。
遊戯装置の一つとして、プッシャー型の景品払出ゲーム機がある。このプッシャー型の景品払出ゲーム機は、回転するターンテーブル上に配置された景品を掬い上げるショベルと、固定テーブルと、固定テーブル上を景品落下口に近づき或いは遠ざかるように移動するスライドテーブルとを備えている。プレーヤが始動指示を入力すると、ショベルが自動的にターンテーブルから景品を掬い上げ、次いでプレーヤが落下指示を入力すると、ショベルは掬い上げた景品を固定テーブルの上に落下させる。固定テーブルに落された景品は、スライドテーブルによって押されることで玉突き状態となり、やがて固定テーブルから落下する。落下した景品が上手く景品落下口に入れば、プレーヤはその景品を獲得できる構成となっている。こうしたプッシャー型の景品払出ゲーム機は、ルールが解り易く誰でもが楽しめるゲームとして、特に女性や子供に人気がある。
プッシャー型の景品払出ゲーム機の中には、景品落下口近傍の上方に傾き可能に設けられた景品貯留部と、景品貯留部に連結されて固定テーブルに載置される錘部材を設けたものが知られている。具体的には、景品を貯留して景品落下口上方で吊るされたバケツの口と、固定テーブル上の錘部材とを紐で結ぶといった構成である。この場合、錘部材が固定テーブル上の景品と同様にして押されて落下すると、錘部材と連結している貯留部が錘部材の落下によって傾けられ、貯留していた景品が景品落下口に落下する仕組みとなっている。このようにボーナス用の景品を別途貯留し、特定の条件が揃うと払い出す構成とすることで、一度に大量の景品を獲得できるというプレーヤの射幸心を向上させ、ゲームをより面白くすることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−29644号公報
しかしながら、このような、特定の条件が達成されると予め貯留していた景品を落下口に落下させて払い出す仕掛けは、ある程度の時間が経つと見慣れたものとなり、その仕掛け自体に飽きが来て遊戯意欲の向上といった当初の目的を達成できなくなるため、常に目新しいものが要求されている。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、予め貯留されている景品を払い出す新たな仕掛けを提案することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
傾斜面を有する傾斜面部(例えば、図2〜図5のリアバケット130)と、
所定の堰き止め状態で係止されることで、前記傾斜面に載置された景品を堰き止める堰き止め部(例えば、図2〜4,図6のフロントバケット140)と、
前記堰き止め部を前記堰き止め状態に係止する係止部(例えば、図2〜図4,図7のトリガ150)と、
を備え、前記係止部による係止を解除することで前記堰き止め部により堰き止められていた景品を滑落させて払い出す景品払出装置(例えば、図2の景品払出装置100)である。
この第1の発明によれば、係止部により堰き止め部が堰き止め状態で係止されることで傾斜面部の傾斜面に載置された景品が堰き止められ、この係止部による係止が解除されることで堰き止められていた景品を滑落させて払い出す景品払出装置が実現される。従って、堰き止め部の係止が解除されると、傾斜面部の傾斜面上に載置され、堰き止め部により堰き止められていた景品が滑落して払い出されるといった、新たな景品払出しが実現される。
第2の発明は、第1の発明の景品払出装置であって、
前記傾斜面部は、自重又は所定の付勢力により所定の定常位置に帰着するよう上下に可動可能に支持されており、
前記係止部は、自重又は所定の付勢力による前記堰き止め状態から解放時状態への前記堰き止め部の変位を係止し、
前記堰き止め部が前記堰き止め状態から前記解放時状態へ変位した際の前記堰き止め部の運動エネルギーを前記傾斜面部に伝達して前記傾斜面部を上下に回動させる力伝達部(例えば、図5の凸部133、図14の延出部241)を更に備えた景品払出装置である。
この第2の発明によれば、堰き止め部が堰き止め状態から解放時状態へ変位した際の堰き止め部の運動エネルギーが力伝達部により傾斜面部に伝達されることで、傾斜面部が上下に回動される。これにより、景品を滑落させるときに、傾斜面部を上下に回動させることで、傾斜面部との間の摩擦等によって傾斜面部から滑落しないで残っていた景品を確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
第3の発明は、第2の発明の景品払出装置であって、
前記力伝達部は前記傾斜面部と一体に設けられている景品払出装置である。
この第3の発明によれば、力伝達部は傾斜面部と一体的に設けられる。これにより、堰き止め部の変位による運動エネルギーを、より確実且つ直接的に傾斜面部に伝達することが可能となる。
第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明の景品払出装置であって、
前記傾斜面の上方で前記堰き止め部を軸支し、軸方向が前記傾斜面を横断する方向の軸部(例えば、図3の水平軸AX1)を更に備え、
前記堰き止め状態は、前記軸部を中心に前記堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて前記係止部に係止させた状態であり、
前記係止部の係止の解除により、前記堰き止め部が下方に軸回転して前記傾斜面部の背後に収まる景品払出装置である。
この第4の発明によれば、堰き止め部が傾斜面の上方で軸方向が傾斜面を横断する方向の軸部により軸支され、堰き止め状態は、この軸部を中心に堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて係止させた状態であり、係止部の係止の解除により、堰き止め部が下方に軸回転して傾斜面部の背後に収まる。即ち、景品の払出し時には、係止が解除された堰き止め部が下方に軸回転して傾斜面部の背後に収まり、傾斜面部と堰き止め部とが略一体となった状態になるため、景品の払出し動作のための特別な空間を要せず、景品払出装置を設置できるスペースのみで済む。
第5の発明は、第2又は第3の発明の景品払出装置であって、
前記傾斜面部及び前記堰き止め部を前記傾斜面の上方で同軸で軸支し、軸方向が前記傾斜面を横断する方向の軸部(例えば、図3の水平軸AX1)を更に備え、
前記堰き止め状態は、前記軸部を中心に前記堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて前記係止部に係止させた状態であり、
前記係止部の係止の解除により、前記堰き止め部が下方に軸回転して前記傾斜面部の背後に収まるとともに、前記力伝達部により伝達された力によって前記傾斜面部が前記軸部を中心に軸回転する景品払出装置である。
この第5の発明によれば、傾斜面部及び堰き止め部が、傾斜面の上方で軸方向が傾斜面を横断する方向の軸部により同軸で軸支され、堰き止め状態は、この軸部を中心に堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて係止部に係止させた状態であり、係止部の係止の解除により、堰き止め部が下方に軸回転して傾斜面部の背後に収まるとともに、力伝達部により伝達された力によって傾斜面部が軸部を中心に軸回転する。つまり、係止が解除されると、堰き止め部は下方に軸回転して傾斜面部の背後に収まるとともに、この軸回転によって傾斜面部が軸回転する。即ち、景品の払出し時には、傾斜面部と堰き止め部とが略一体となった状態になるため、景品の払出し動作のために特別な空間を要せず、景品払出装置を設置できるスペースのみで済む。
第6の発明は、第5の発明の景品払出装置であって、
前記軸部を中心として、前記高揚位置に軸回転された前記堰き止め部を下方へ軸回転するよう付勢するとともに、前記定常状態から軸回転しないよう前記傾斜面部を抑える抑止力を与える弾性部材(例えば、図3、図4のねじりばね170)を前記軸部に設けた景品払出装置である。
この第6の発明によれば、傾斜面部及び堰き止め部を同軸で軸支する軸部を中心として、高揚位置に軸回転された堰き止め部を下方へ軸回転するように付勢するとともに、定常状態から軸回転しないよう傾斜面部を抑える抑止力を与える弾性部材が軸部に設けられる。つまり、軸部に設けられた、例えばばねやゴムといった弾性部材により堰き止め部が下方へ軸回転するように付勢されることで、係止が解除された時に、堰き止め部を速やか且つ確実に下方へ軸回転させて傾斜面部の背後に収めることが可能となる。また、傾斜面部が定常状態から軸回転しないように抑えられる抑止力が与えられることで、傾斜面部が傾斜面上に景品が載置された状態を保つとともに、堰き止め部の係止が解除された際の力伝達部により伝達された力による傾斜面部の軸回転を抑制し、速やかに定常状態に復帰させることが可能となる。
第7の発明は、第4〜第6の発明の景品払出装置であって、
前記堰き止め部の軸支位置は、前記堰き止め部の内側面と前記傾斜面部の下流側端面との間の距離が前記係止部の係止の解除による前記堰き止め部の軸回転に従って漸次長くなる位置に位置決めされている景品払出装置である。
この第7の発明によれば、堰き止め部の軸支位置は、堰き止め部の内側面と傾斜面部の下流側端面との間の距離が、係止部の係止の解除による堰き止め部の軸回転に従って漸次長くなる位置に位置決めされている。これにより、係止が解除されて堰き止め部が下方に軸回転する際に、傾斜面部と堰き止め部との間に景品が巻き込まれることを防止し、載置された景品の全てを確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
第8の発明は、第4〜第7の何れかの発明の景品払出装置であって、
前記係止部は、
所定の押し上げ力により押し上げられることで前記堰き止め部と係合可能となる係合部材(例えば、図7の凸部152a)と、
前記押し上げ力を付与する付勢部材(例えば、図7のコイルばね153)と、
を有し、前記係合可能となった係合部材が前記堰き止め部と係合することで前記堰き止め部の下方への軸回転を係止し、前記付勢部材の前記押し上げ力に対抗する押し下げ力が付与されることによって前記係止が解除される景品払出装置である。
この第8の発明によれば、係止部は、所定の押し上げ力により押し上げられることで堰き止め部と係合可能となる係合部材と、係合部に押し上げ力を付与する付勢部材とを有し、付勢部材により押し上げられた係合部材が堰き止め部と係合することで堰き止め部の下方への軸回転が係止され、付勢部材の押し上げ力に対抗する押し下げ力が付与されることによって係止が解除される。
第9の発明は、第8の発明の景品払出装置であって、
前記係止部は、前記押し上げ力により押し上げられる係合部材が前記傾斜面部の背後に収まった際に前記堰き止め部の外側面に当接する位置に位置決めされ、前記堰き止め部が前記高揚位置まで軸回転された時に前記係合部材が前記堰き止め部と係合する景品払出装置である。
この第9の発明によれば、係止部は、付勢部材により付与された押し上げ力により押し上げられる係合部材が、傾斜面部の背後に収まった際に堰き止め部の外側面に当接する位置に位置決めされ、堰き止め部が高揚位置まで軸回転された時に係合部材が堰き止め部と係合する。これにより、係止が解除されて景品が払い出された後、堰き止め部を高揚位置まで軸回転させるといった容易な操作で、再度、堰き止め部が堰き止め状態に係止された状態に復帰させることができる。
第10の発明は、第1〜第9の何れかの発明の景品払出装置であって、
固定テーブルから押し出されて景品落下口に落下した景品を払い出すプッシャー型の遊戯装置(例えば、図1の遊戯装置1)に、滑落した景品が前記固定テーブル又は前記景品落下口に落下するように設置される景品払出装置である。
この第10の発明によれば、当該景品払出装置は、固定テーブルから押し出されて景品落下口に落下した景品を払い出すプッシャー型の遊戯装置において、滑落した景品が固定テーブル又は景品落下口に落下するように設置される。
第11の発明は、第10の発明の景品払出装置であって、
前記係止部は、所定の外力によって前記係止を解除する機構を成し、
紐体によって前記係止部に接続され、前記係止部に前記外力を与える錘部材(例えば、図2の錘部材160)を更に備え、
前記固定テーブル上に前記錘部材が載置され、前記固定テーブルからの前記錘部材の落下による重力が前記係止部に伝達されて前記係止部の係止が解除される景品払出装置である。
この第11の発明によれば、係止部は、所定の外力によって係止が解除される機構であり、紐体によって係止部に接続されて係止部に外力を与える錘部材が固定テーブル上に載置され、固定テーブルからの錘部材の落下による重力が係止部に伝達されて係止部の係止が解除される。即ち、紐体によって係止部に接続された錘部材が固定テーブルから落下すると、この落下による錘部材の重力が係止部に伝達されて係止部の係止が解除されて、景品が払い出される。
第12の発明は、
固定テーブルから押し出されて景品落下口に落下した景品を払い出すプッシャー型の遊戯装置(例えば、図1の遊戯装置1)であって、
第1〜第11の何れかの発明の景品払出装置を、滑落した景品が前記固定テーブル上又は前記景品落下口に落下する位置に配設した遊戯装置である。
この第12の発明によれば、係止部により堰き止め部が堰き止め状態で係止されることで傾斜面部の傾斜面に載置された景品が堰き止められ、この係止部による堰き止め部の係止が解除されると、傾斜面部の傾斜面に載置され、堰き止め部により堰き止められていた景品が滑落して固定テーブル上又は景品落下口に落下するといった新たな景品払出しを実現する景品払出装置を備えた遊戯装置が実現される。
本発明によれば、プッシャー型の遊戯装置において、係止部により堰き止め部が堰き止め状態で係止されることで傾斜面部の傾斜面に載置された景品が堰き止められ、この係止部による堰き止め部の係止が解除されると、傾斜面部の傾斜面に載置され、堰き止め部により堰き止められていた景品が滑落して固定テーブル上又は景品落下口に落下するといった新たな景品払出しが実現される。
また、景品の払出し時に、堰き止め部が堰き止め状態から解放時状態へ変位した際の堰き止め部の運動エネルギーが力伝達部により傾斜面部に伝達されて傾斜面部が上下に回動されることで、傾斜面部との間の摩擦等によって傾斜面部から滑落しないで残っていた景品を確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
また、堰き止め部の軸支位置は、堰き止め部の内側面と傾斜面部の下流側端面との間の距離が、係止部の係止の解除による堰き止め部の軸回転に従って漸次長くなる位置に位置決めされているため、係止が解除されて堰き止め部が下方に軸回転する際に、傾斜面部と堰き止め部との間に景品が巻き込まれることを防止し、載置された景品の全てを確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
また、景品の払出し時には、係止が解除された堰き止め部が下方に軸回転して傾斜面部の背後に収まり、傾斜面部と堰き止め部とが略一体となった状態になるため、景品の払出し動作のための特別な空間を要しない。
更に、係止部は、付勢部材により付与された押し上げ力により押し上げられる係合部材が、傾斜面部の背後に収まった際に堰き止め部の外側面に当接する位置に位置決めされ、堰き止め部が高揚位置まで軸回転された時に係合部材が堰き止め部と係合するため、係止が解除されて景品が払い出された後、堰き止め部を高揚位置まで軸回転させるといった容易な操作で、再度、堰き止め部が堰き止め状態に係止された状態に復帰させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
[遊戯装置の外観]
図1は、本実施形態の遊戯装置1の外観の一例を示す図である。同図によれば、遊戯装置1は、所謂プッシャー型と呼ばれる遊戯装置であり、多数の景品を配置するターンテーブル10と、ターンテーブル10上に配置された景品を掬い上げる掬い上げ装置20と、掬い上げ装置20の操作スイッチ21と、掬い上げ装置20により掬い上げた景品を載置し、押し出して景品落下口40に落下させるプッシャーテーブル部30と、所定の条件が達成されたときにボーナス用の景品を払い出す景品払出装置100と、遊戯装置1の動作を統合的に制御する制御ユニット(図示略)とを備える。また、遊戯装置1の筐体上部は、景品に外部から干渉できないよう、透明なアクリルで形成されたカバー50で覆われている。
また、遊戯装置1には、平面視略十字にプレーヤがプレイするためのステーションが4つ備えられ、ステーション毎に、掬い上げ装置20と、操作スイッチ21と、プッシャーテーブル部30と、景品払出装置100と、景品落下口40に連通して景品を取り出すための景品払出口41とが備えられている。従って、遊戯装置1では、4人のプレーヤが各ステーションにおいて同時にプレイを楽しむことができる。
ここで、以下の説明における方向を次のように定める。即ち、上下左右方向を図1に向かって上下左右の方向とし、奥行き方向は、各ステーションから遊戯装置1の中心に向かって前後(手前/奥)の方向とする。即ち、各ステーションでプレイするプレーヤの視点に立った上下左右及び前後の方向とする。
ターンテーブル10は、環状に形成され、上面に多数の景品を載置できるようになっている。そして、ターンテーブル10は、遊戯装置1の略中心を軸中心として、遊戯装置1内を一定方向にゆっくりと回転する。
プッシャーテーブル部30は、固定テーブル31と、スライドテーブル32とを有する。固定テーブル31は、ターンテーブル10の上方において装置中央から外方に向けて延出する平板であり、その前端部は景品落下口40の上方に達している。スライドテーブル32は、固定テーブル31の上面に沿って前後方向に往復スライド移動する平板である。スライドテーブル32の往復スライド移動により、スライドテーブル32の前面に押されて固定テーブル31上に載置されている景品が移動する。固定テーブル31に載置されている景品の密度が高いと、景品が玉突き状態となって固定テーブル31の前端部から景品が景品落下口40に落下し、景品払出口41から景品が払い出される。一方、固定テーブル31上に載置されている景品の密度が低いと、固定テーブル31上の隙間を埋めるように景品が移動することとなる。尚、スライドテーブル32の駆動方法は公知の技術を適宜使用するものとし、ここでの説明は省略する。
掬い上げ装置20は、アームと、景品を掬い上げ可能な曲面をなすショベルとを有して構成され、操作スイッチ21からの操作信号に応じてアームを駆動し、ショベルでターンテーブル10上の景品を掬い上げ、掬い上げた景品をプッシャーテーブル部30に落下させるといった一連の掬い上げ動作を、制御ユニットの制御に従って実行する。
[景品払出装置]
景品払出装置100は、固定テーブル31上から錘部材160が落下すると、予め貯留していた景品を払い出す装置である。図2は、景品払出装置100の拡大斜視図である。また、図3は、景品払出装置100の正面図であり、図4は、景品払出装置100の部分右側面図である。図2〜4に示すように、景品払出装置100は、1対のメインフレーム110と、リアバケット130と、フロントバケット140と、トリガ150と、錘部材160とを備えて構成され、リアバケット130及びフロントバケット140が景品落下口40の上方近傍に位置するように設置されている。
メインフレーム110は、細長い平板部材であり、遊戯装置1の中央上方に向かって延出するように対向させて、下端部が景品落下口40の内側面それぞれに固定されて設置されている。また、メインフレーム110の間には、細長い平板であるステー120が水平に掛け渡されて固定されている。そして、ステー120の中央部にはトリガ150が固定されている。また、メインフレーム110の上端部には、リアバケット130及びフロントバケット140を軸支するための軸孔111が形成されている。
図5(a)は、リアバケット130の上面図であり、同図(b)は、右側面図である。同図に示すように、リアバケット130は、上方及び手前側に開口し、底部が手前側に向けて傾斜した傾斜面131を有して形成されている。この傾斜面131上に払い出し用の景品が載置される。リアバケット130の左右側面それぞれには、このリアバケット130がメインフレーム110に軸支されるための軸孔132が形成されている。また、リアバケット130の左右側面それぞれの外側面には、外方向に向けて突出した凸部133が形成されているとともに、水平外方向に向けて延出した延出部134が上端に形成されている。
図6(a)は、フロントバケット140の上面図であり、同図(b)は、右側面図である。同図に示すように、フロントバケット140は、上方及び奥側に開口し、左右の側面間の距離が、リアバケット130の左右の側面間の距離より多少長い長さに形成されている。フロントバケット140の側面は扇形状を成しており、底部は、この扇形状の円弧の沿った曲面を有して形成されている。また、フロントバケット140の左右側面それぞれには、このフロントバケット140がメインフレーム110に軸支されるための軸孔141が形成されている。詳細には、この軸孔141は、扇形状の中心から若干後端部寄りの位置、即ちフロントバケット140の前側面のうち、つまみ143側(上端部側)の端部(以下、「前端部」という)145までの距離が、フロントバケット140の前側面の下端側の端部(以下、「後端部」という)146までの距離より多少(具体的には、数mm程度)長くなる位置に形成されている。また、フロントバケット140の左右の側面それぞれの内側面には、内方向に向けて突出した凸部142が形成されているとともに、前端部145には、前方向に延出したつまみ143が形成されている。
そして、フロントバケット140とリアバケット130とは、それぞれの開口部を対向させてリアバケット130の前端部がフロントバケット140の内部に収まった状態で、水平軸AX1によって同軸でメインフレーム110に軸支される。水平軸AX1は、軸方向がリアバケット130の傾斜面131を左右に横断する方向の軸であり、メインフレームの軸孔111、リアバケット130の軸孔132及びフロントバケット140の軸孔141それぞれを貫通している水平軸である。つまり、フロントバケット140及びリアバケット130は、水平軸AX1を中心として上下方向に回動自在となっている。また、フロントバケット140は、軸孔141が側面の扇形状の中心から若干後端部よりの位置に形成されているため、水平軸AX1により偏芯して軸支されている。
また、この水平軸AX1を中心とした弾性部材であるねじりばね170が、リアバケット130の左右側面それぞれの外側とフロントバケット140の左右側面それぞれの内側との間に取り付けられている。このねじりばね170は、一方の腕部が凸部133の上面に当接し、他方の腕部が凸部142の前面に当接しており、凸部133及び凸部142を互いに近づける方向に付勢する。
そして、リアバケット130は、ねじりばね170に付勢されることで、延出部134がメインフレーム110の上端面上に掛け置かれた状態(定常状態)に保持される。一方、フロントバケット140は、トリガ150により、リアバケット130に載置された景品の滑落を堰き止めるような位置(高揚位置)に係止されていることで、これら景品を堰き止めている状態(堰き止め状態)に保持される。また、堰き止め状態において、リアバケット130及びフロントバケット140は、リアバケット130の前端部145がフロントバケット140の内面との間に僅かな隙間を隔てて保持される。詳細には、フロントバケット140の水平軸AX1を中心とした下方向への軸回転を妨げず、且つリアバケット130の前端部とフロントバケット140の内面との間に景品が挟み込まれない程度の僅かな隙間が形成されるよう、保持される。即ち、堰き止め状態においては、リアバケット130とフロントバケット140とによって上方に開口した容器形状が形成され、容器形状の内部に景品が貯留されている状態となっている。この状態を「景品保持状態」という。
図7(a)は、トリガ150の外観斜視図であり、同図(b)は、トリガ150の縦断面図である。同図によれば、トリガ150は、トリガ受け台151と、トリガ部材152と、コイルばね153とを備えて構成される。
トリガ受け台151は、トリガ部材152を回動自在に軸支するための部材であり、ステー120の中央部上面に固定されている。トリガ受け台151の上面には、1対の対向する板状の軸支片151aが設けられ、この軸支片151aには、トリガ部材152を軸支するための軸孔151bが形成されている。
トリガ部材152は、略中央部で屈曲した板状部材であり、後端部(奥側端部)のが水平軸AX2によってトリガ受け台151に軸支され、屈曲部の内側を下方に向け長手方向が前後方向に沿った向きで設置される。水平軸AX2は、軸方向が水平且つ左右方向に沿った水平軸であり、トリガ受け台151の軸孔151bを貫通している。即ち、トリガ部材152は、水平軸AX2を中心として上下方向に回動可能となっている。
トリガ部材152の中央部分上面には、上方に向けて突出した凸部152aが形成されている。この凸部152aがフロントバケット140の後端部と係合することで、フロントバケット140が堰き止め状態に係止される。また、トリガ部材152の前端部(手前側端部)には、吊下げ紐161を結び付けるための紐孔152bが形成されている。この紐孔152bに、他端が固定テーブル31上に載置される錘部材160に結び付けられている吊下げ紐161の一端が結び付けられる。吊下げ紐161は、錘部材160を固定テーブル31上に載置した状態で多少緩む程度の長さであり、固定テーブル31から錘部材160落下した場合にはこの錘部材160がターンテーブル10上に到達せずに緊張する長さとなっている。
コイルばね153は、圧縮ばねであり、トリガ受け台151の上面とトリガ部材152の下面との間に、軸方向が垂直方向に沿った向きで取り付けられている。コイルばね153の一端部はトリガ受け台151の上面に固定され、他端部はトリガ部材152の下面に固定されている。即ち、コイルばね153は、トリガ部材152を上方に付勢する。
[景品払出し動作]
図8は、景品払出装置100の景品払出動作の説明図である。景品保持状態では、同図(a)に示すように、錘部材160が固定テーブル31上に載置されているとともに、フロントバケット140の後端部がトリガ部材152の凸部152aに当接することで、フロントバケット140がトリガ150により堰き止め状態に係止されている。
次いで、同図(b)に示すように、景品に押される等して錘部材160が固定テーブル31上から落下すると、吊下げ紐161が緊張し、錘部材160の重量によりトリガ部材152の前端部(手前側端部)が下方に引っ張られ、トリガ部材152が下方向(矢印a方向)に軸回転する。つまり、トリガ部材152がコイルばね153の付勢方向に反して押し下げられ、凸部152aが下方に移動してフロントバケット140から離れることにより、フロントバケット140の係止が解除される。すると、フロントバケット140が、その自重及びねじりばね170の付勢力によって下方向(矢印b方向)へ軸回転を開始する。
係止が解除されたフロントバケット140は、同図(c)に示すように、凸部142がリアバケット130の凸部133に当接し、リアバケット130の背後に収まる位置まで軸回転する。即ち、フロントバケット140により塞がれていたリアバケット130の前側の開口部が開口され、これにより、傾斜面131に載置されてフロントバケット140に堰き止められていた景品が傾斜面131を滑り落ち、下方の固定テーブル31上或いは景品落下口40に向かって落下する。
そして、最終的には、ねじりばね170の付勢力によって凸部133と凸部142とが当接し、フロントバケット140がリアバケット130の背後に収まった状態で安定する。即ち、リアバケット130とフロントバケット140が一体化したかのような状態となっている。この状態を「景品払出状態」という。このように、景品払出し時には、フロントバケット140がリアバケット130の背後に収まって一体化するため、景品の払出し動作のためのスペースを特に要しない。
このとき、フロントバケット140が下方向へ軸回転すると、凸部142がリアバケット130の凸部133に下方から衝突する。すると、フロントバケット140の軸回転による運動エネルギーが、力伝達部である凸部133を介してリアバケット130に伝達され、リアバケット130が上方向に軸回転する。但し、リアバケット130は、ねじりばね170によって下方向に回動するように付勢されているため、延出部134がメインフレーム110の上端部に掛け置かれた定常状態に復帰しようとする。即ち、リアバケット130は、単発的に上下方向に振動する。
そして、このリアバケット130の振動により、載置されている景品の落下が促進される。即ち、例えば薄い板状の景品の場合、景品払出状態となっても、傾斜面131との間の摩擦によって落下せずに傾斜面131上に残ったままのことがある。しかし、リアバケット130に振動(特に、上方向への跳ね上げ力)を与えることで、景品の全てを確実に落下させることが可能となる。
またこのとき、フロントバケット140の軸孔141から前端部145までの距離が後端部146までの距離より長いため、フロントバケット140の下方向へ軸回転するにつれて、リアバケット130の前面下端部とフロントバケット140の内面との間の距離が徐々に長くなる。即ち、景品保持状態では、リアバケット130の前端部とフロントバケット140の内面とがほぼ当接している、即ち隙間が殆ど無い状態であるが(図8(a))、フロントバケット140が下方向に軸回転するにつれてこの隙間が徐々に広がり(図8(a)→(b)→(c)、景品払出状態では、多少の隙間(具体的には、軸孔141から前端部までの距離と後端部までの距離の差に等しい数mm程度)が形成される(図8(c))。
そして、この隙間により、リアバケット130の傾斜面131に載置されている景品が、確実に落下される。即ち、リアバケット130の前面下端部とフロントバケット140の内面との隙間が変化しない場合、景品保持状態において、例えば飴の小袋といった袋形状の景品の袋の端がリアバケット130の前面下端部とフロントバケット140の内面との僅かな隙間に挟まることがある。この挟まった状態でフロントバケット140が下方向に回動すると、この袋の端がその隙間に引き込まれ、景品払出状態となっても挟まったままで落下しないことがある。しかし、フロントバケット140の下方向への回動に伴ってリアバケット130の前面下端部とフロントバケット140の内面との間の隙間が徐々に広がることで、この隙間に景品が引き込まれることが防止され、リアバケット130に載置された景品の全てを確実に落下させることが可能となる。
[復帰動作]
図9は、景品払出装置100の景品払出状態から景品保持状態への復帰動作の説明図である。先ず、同図(a)に示すように、錘部材160を固定テーブル31上に載置する。すると、吊下げ紐161の緊張が解かれてコイルばね153の付勢力によってトリガ部材152が上方に押し上げられ、凸部152aの上面がフロントバケット140の底面に当接した状態となる。次いで、同図(b)に示すように、つまみ143に指を掛け、ねじりばね170の付勢力に逆らうようにリアバケット130を上方に持ち上げる。そして、同図(c)に示すように、フロントバケット140の後端部がトリガ部材152の凸部152aの前方に位置するまでフロントバケット140を持ち上げた後、つまみ143から指を離す。すると、トリガ部材152が、コイルばね153の付勢力によって更に上方に押し上げられ、フロントバケット140の後端部が凸部152aに当接してフロントバケット140が係止され、再度、景品保持状態に復帰する。
[作用・効果]
このように、本実施形態によれば、遊戯装置1に設置される景品払出装置100は、リアバケット130とフロントバケット140とが水平軸AX1によって同軸で軸支されているとともに、リアバケット130に載置されている景品の滑落を堰き止めるよう、フロントバケット140がトリガ150により係止されて構成されている。トリガ150には、他端が固定テーブル31上の錘部材160に結び付けられている吊下げ紐161の一端が結び付けられている。そして、固定テーブル31上から錘部材160が落下すると、錘部材160の自重によりトリガ150による係止が解除されて、フロントバケット140が水平軸AX1を中心として下方に軸回転し、リアバケット130の傾斜面131上に載置され、フロントバケット140により堰き止められていた景品が滑落して払い出される。
このとき、フロントバケット140は、ねじりばね170の付勢力によって凸部142がリアバケット130の凸部133に当接するまで軸回転し、最終的には、凸部133と凸部142とが当接し、フロントバケット140がリアバケット130の背後に収まった状態、即ちリアバケット130とフロントバケット140が一体化したかのような状態に落ち着く。つまり、景品の払出し動作のためのスペースを要しない。
また、フロントバケット140が下方に軸回転する際に、凸部142がリアバケット130の凸部133に下方から衝突し、この衝突力によってリアバケット130が水平軸AX1を中心として上方向に軸回転するが、ねじりばね170の付勢力により、リアバケット130が、単発的に上下に振動する。このリアバケット130の振動により、リアバケット130に載置されている景品を確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
また、フロントバケット140の下方への軸回転に伴い、リアバケット130の前面下端部とフロントバケット140の内面との間の距離が徐々に長くなる。即ち、景品保持状態ではほぼ当接していたリアバケット130の前端部とフロントバケット140の内面との間の隙間が、フロントバケット140の軸回転に伴って徐々に大きくなる。これにより、フロントバケット140の軸回転に伴って、例えば袋形状の景品の端がその隙間に巻き込まれるといったことが防止され、リアバケット130に載置されている景品を確実に滑落させて払い出すことが可能となる。
更に、景品を払出した後は、錘部材160を固定テーブル31上に載置し、次いで、フロントバケット140を上方に持ち上げるといった容易な手順で、フロントバケット140がトリガ150により係止された状態、即ち景品保持状態に復帰させることができる。
[変形例]
尚、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)リアバケット130の可動を制限
例えば、リアバケット130の上方への軸回転の回転量を制限するようにしても良い。具体的には、図10(a)に示すように、メインフレーム110の上端部に、リアバケット130の延出部134を貫通可能な開口部112を設ける。そして、この開口部112にリアバケット130の延出部134を貫通させて、リアバケット130をメインフレーム110に軸支させる。このとき、リアバケット130は、ねじりばね170の付勢力により、延出部134が開口部112に掛け置かれた状態に保たれる。
そして、同図(b)に示すように、フロントバケット140が下方に軸回転し、凸部142がリアバケット130の凸部133に衝突することでリアバケット130が上方向へ軸回転するが、このとき、リアバケット130の軸回転の範囲は、延出部134の下面が開口部112の下端に当接する位置から、延出部134の上面が開口部112の上端に当接する位置までの範囲に規制される。
(B)係止部
また、上述の実施形態では、フロントバケット140の後端部を係止部であるトリガ150の凸部152aに当接させることでフロントバケット140を係止することにしたが、これを、図11に示すように、フロントバケット140の底部に当接させることで係止することにしても良い。即ち、同図によれば、フロントバケット140の底部外側に凹部145が形成されている。この凹部145にトリガ150のトリガ部材152の凸部152cが収まることで、フロントバケット140が係止される。そして、錘部材160が固定テーブル31上から落下すると、吊下げ紐161を介して伝わる錘部材160の重力によりトリガ部材152が下方に軸回転することで、凹部145から凸部152cが外れて係止が解除され、フロントバケット140が下方向に軸回転し、リアバケット130の傾斜面131に載置されていた景品が滑落して払い出される。
(C)衝突
また、図12に示すように、リアバケット130の後面側(背面側)の外側面に凸部136を設けることにしても良い。この場合、係止が解除されて下方向に軸回転したフロントバケット140の後端部が、リアバケット130の凸部136に衝突することで、リアバケット130が上方向に軸回転して振動する。
(D)弾性部材
また、ねじりばね170を、例えばゴムといった他の弾性部材としても良い。
(E)傾斜面部及び堰き止め部
また、上述の実施形態では、傾斜面部であるリアバケット130、及び堰き止め部であるフロントバケット140を同軸で軸支し、フロントバケット140の係止が解除されると、フロントバケット140が軸回転しリアバケット130の背後に収まるように構成したが、これを、例えば図13のように構成しても良い。
図13は、他の構成例である景品払出装置200の斜視図である。また、図14(a)は、景品払出装置200の縦断面図であり、同図(b)は、景品払出装置200の動作説明図である。図13,図14によれば、景品払出装置200は、メインフレーム110と、傾斜面部230と、堰き止め部240と、係止部である支持部材250と、錘部材160とを備えて構成される。
傾斜面部230は、平板部材である底部231と、底部231に左右それぞれの端部に垂直に設けられた平板部材である側面部232とを有して構成される。傾斜面部230は、水平軸AX3によってメインフレーム110に回動自在に軸支されているとともに、1対のメインフレーム110の間に上面(表面)を手前に傾斜させて固定された細長い平板であるステー220によって下面(裏面)から支持されている。即ち、傾斜面部230は、底部231が前側(手前側)に傾斜した傾斜面を有しており、この傾斜面上に景品が載置される。
水平軸AX3には、この水平軸AX3を中心としたねじりばね260が、一方の腕部がステー220の下端部に当接し、他方の腕部がステー220の下面(裏面)に当接するように取り付けられている。このねじりばね260は、傾斜面部230をその上端部がステー220に近づく方向に付勢する。即ち、傾斜面部230は、ねじりばね260の付勢力によって、下面がステー220の上面に当接した状態に保たれている。
また、傾斜面部230の下端部には、長手方向が左右水平方向に沿った長孔である貫通孔231aが形成されているとともに、貫通孔231aの下側には、貫通孔231aに沿った凹部231bが形成されている。更に、傾斜面部230の下端部の下面には、支持部材250が設けられている。支持部材250は板状部材であり、下端部の位置で、水平軸AX4によって回動自在に傾斜面部230の下端部の下面に軸支されている。また、支持部材250の上端には、吊下げ紐161の一端が取り付けられている。この吊下げ紐161の他端には、固定テーブル31上に載置された錘部材160に結び付けられている。
水平軸AX4には、この水平軸AX4を中心としたねじりばね270が、一方の腕部が傾斜面部230の下端部に取り付けられ、他方の腕部が支持部材250の下面に取り付けられている。このねじりばね270は、傾斜面部230と支持部材250とを互いに近づける方向に付勢する。即ち、支持部材250は、ねじりばね270の付勢力によって、上面が傾斜面部230の下面に当接した状態に保たれている。
堰き止め部240は平板部材であり、上端部に手前側に向けて延出した延出部241が形成されている。そして、堰き止め部240は、延出部241を手前側に向けて、下端部が傾斜面部230の貫通孔231aに差し込まれ、支持部材250によって下方から支持されている。つまり、支持部材250によって、堰き止め部240が、傾斜面部230の傾斜面上に載置された景品を堰き止めている堰き止め状態に係止されている。即ち、傾斜面部230と堰き止め部240とによって断面視V字形状の容器形状が形成され、この容器形状の内部に景品が貯留されている。
そして、固定テーブル31上から錘部材160が落下すると、同図(b)に示すように、錘部材160の重量によって支持部材250の上端部が下方に引っ張られ、支持部材250が下方向(矢印c方向)に軸回転する。すると、支持部材250による堰き止め部240の係止が解除され、堰き止め部240が、その自重によって奥側斜め下方に向かって落下する。係止が解除された堰き止め部240は、延出部241が傾斜面部230の凹部231bに当接する位置まで落下する。そして、延出部241が凹部231bに収まって傾斜面部230の底部231の上面がほぼ平坦になると、傾斜面部230の傾斜面上に載置されていた景品が傾斜面を滑り落ち、下方の固定テーブル31上或いは景品落下口40に向かって落下する。
またこのとき、堰き止め部240が下方に落下し、延出部241が傾斜面部230の凹部231bに上方から衝突すると、この衝突力により、傾斜面部230が、その下端部が下方に向かう向き(矢印d方向)に軸回転する。但し、傾斜面部230は、ねじりばね260によって、上端部が下方、即ち下端部が上方に向かう向きに軸回転するように付勢されている。このため、傾斜面部230が単発的に振動し、これにより、傾斜面部230の傾斜面に載置されている景品の落下が促進される。
尚、堰き止め部240の落下方向を、斜め下方向とするのではなく、鉛直下方向にするよう、その配置・形状を変更しても良い。また、ねじりばね260,270は、例えばゴムといった他の弾性体に変更しても良い。
遊戯装置の外観例。 景品払出装置の拡大斜視図。 景品払出装置の正面図。 景品払出装置の側面図。 リアバケットの(a)上面図、(b)側面図。 フロントバケットの(a)上面図、(b)側面図。 トリガの(a)拡大斜視図、(b)断面図。 景品払出装置の景品払出し動作図。 景品払出装置の復帰動作図。 メインフレームの変形例。 係止部の変形例。 リアバケットを振動させる機構の変形例。 景品払出装置の変形例。 図13の景品払出装置の(a)断面図、(b)景品払出し動作図。
符号の説明
1 遊戯装置
10 ターンテーブル
20 掬い上げ装置
30 プッシャーテーブル部
31 固定テーブル
32 スライドテーブル
40 景品落下口
100 景品払出装置
110 メインフレーム
111 軸孔
120 ステー
130 リアバケット(傾斜面部)
131 傾斜面
132 軸孔
133 凸部(力伝達部)
134 延出部
140 フロントバケット(堰き止め部)
141 軸孔
142 凸部
143 つまみ
150 トリガ(係止部)
151 トリガ受け台
152 トリガ部材
152a 凸部(係合部材)
153 コイルばね(付勢部材)
160 錘部材
170 ねじりばね

Claims (12)

  1. 傾斜面を有する傾斜面部と、
    所定の堰き止め状態で係止されることで、前記傾斜面に載置された景品を堰き止める堰き止め部と、
    前記堰き止め部を前記堰き止め状態に係止する係止部と、
    を備え、前記係止部による係止を解除することで前記堰き止め部により堰き止められていた景品を滑落させて払い出す景品払出装置。
  2. 前記傾斜面部は、自重又は所定の付勢力により所定の定常位置に帰着するよう上下に可動可能に支持されており、
    前記係止部は、自重又は所定の付勢力による前記堰き止め状態から解放時状態への前記堰き止め部の変位を係止し、
    前記堰き止め部が前記堰き止め状態から前記解放時状態へ変位した際の前記堰き止め部の運動エネルギーを前記傾斜面部に伝達して前記傾斜面部を上下に回動させる力伝達部を更に備えた請求項1に記載の景品払出装置。
  3. 前記力伝達部は前記傾斜面部と一体に設けられている請求項2に記載の景品払出装置。
  4. 前記傾斜面の上方で前記堰き止め部を軸支し、軸方向が前記傾斜面を横断する方向の軸部を更に備え、
    前記堰き止め状態は、前記軸部を中心に前記堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて前記係止部に係止させた状態であり、
    前記係止部の係止の解除により、前記堰き止め部が下方に軸回転して前記傾斜面部の背後に収まる請求項1〜3の何れか一項に記載の景品払出装置。
  5. 前記傾斜面部及び前記堰き止め部を前記傾斜面の上方で同軸で軸支し、軸方向が前記傾斜面を横断する方向の軸部を更に備え、
    前記堰き止め状態は、前記軸部を中心に前記堰き止め部を所定の高揚位置に軸回転させて前記係止部に係止させた状態であり、
    前記係止部の係止の解除により、前記堰き止め部が下方に軸回転して前記傾斜面部の背後に収まるとともに、前記力伝達部により伝達された力によって前記傾斜面部が前記軸部を中心に軸回転する請求項2又は3に記載の景品払出装置。
  6. 前記軸部を中心として、前記高揚位置に軸回転された前記堰き止め部を下方へ軸回転するよう付勢するとともに、前記定常状態から軸回転しないよう前記傾斜面部を抑える抑止力を与える弾性部材を前記軸部に設けた請求項5に記載の景品払出装置。
  7. 前記堰き止め部の軸支位置は、前記堰き止め部の内側面と前記傾斜面部の下流側端面との間の距離が前記係止部の係止の解除による前記堰き止め部の軸回転に従って漸次長くなる位置に位置決めされている請求項4〜6の何れか一項に記載の景品払出装置。
  8. 前記係止部は、
    所定の押し上げ力により押し上げられることで前記堰き止め部と係合可能となる係合部材と、
    前記押し上げ力を付与する付勢部材と、
    を有し、前記係合可能となった係合部材が前記堰き止め部と係合することで前記堰き止め部の下方への軸回転を係止し、前記付勢部材の前記押し上げ力に対抗する押し下げ力が付与されることによって前記係止が解除される請求項4〜7の何れか一項に記載の景品払出装置。
  9. 前記係止部は、前記押し上げ力により押し上げられる係合部材が前記傾斜面部の背後に収まった際に前記堰き止め部の外側面に当接する位置に位置決めされ、前記堰き止め部が前記高揚位置まで軸回転された時に前記係合部材が前記堰き止め部と係合する請求項8に記載の景品払出装置。
  10. 固定テーブルから押し出されて景品落下口に落下した景品を払い出すプッシャー型の遊戯装置に、滑落した景品が前記固定テーブル又は前記景品落下口に落下するように設置される請求項1〜9の何れか一項に記載の景品払出装置。
  11. 前記係止部は、所定の外力によって前記係止を解除する機構を成し、
    紐体によって前記係止部に接続され、前記係止部に前記外力を与える錘部材を更に備え、
    前記固定テーブル上に前記錘部材が載置され、前記固定テーブルからの前記錘部材の落下による重力が前記係止部に伝達されて前記係止部の係止が解除される請求項10に記載の景品払出装置。
  12. 固定テーブルから押し出されて景品落下口に落下した景品を払い出すプッシャー型の遊戯装置であって、
    請求項1〜11の何れか一項に記載の景品払出装置を、滑落した景品が前記固定テーブル上又は前記景品落下口に落下する位置に配設した遊戯装置。
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