JP2010187891A - 景品払出機構、景品払出装置及びプッシャー型ゲーム装置 - Google Patents

景品払出機構、景品払出装置及びプッシャー型ゲーム装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構成の新しい景品払出機構を実現する。更には、比較的軽い錘の落下による牽引でも確実に作動して特別景品を払い出すことのできる景品払出装置を実現する。
【解決手段】特別景品SPを保持する景品保持部110を第1揺動軸130で揺動自在に支持する。景品保持部110の後方部の当接板には、第2揺動軸132で揺動自在に支持された支持部120の支持アーム部126が、景品保持部110に作用する揺動力の方向から当接し、同方向に位置する第2揺動軸132で支持して景品保持部110の景品保持姿勢を維持する。支持部120のもう一方の被牽引アーム部124は、支持アーム部126より腕の長さが長く、錘部150より繋がる紐104に連結する。錘部150が落ちると、支持部120が揺動し、景品保持部110は揺動力の受け手を失って揺動し、ロッド114の先を下に向けて景品払出姿勢に変位する。
【選択図】図3

Description

本発明は、錘部と結ばれた紐部の牽引によって収容している景品を排出するための景品払出機構等に関する。
プッシャー型ゲーム装置の一種として、遊技媒体の移動に伴って景品を払い出す、プッシャー型プライズゲーム装置がある。プッシャー型プライズゲーム装置は、景品を兼ねる遊技媒体(以下、小景品とも言う。)をプレーヤの操作で作動するショベル等で運んで固定テーブル及びその上面に沿って往復スライド移動するプッシャーテーブル上に載置させて遊ぶ。固定テーブル上に次々に小景品を載せると、やがてそれらがスライドテーブルの往復に伴って玉突き状に押されて移動し、やがて載せられた固定テーブルの先から落とされる。そして、落下した小景品が上手く所定の景品払出口に入ればそれらはプレーヤに払い出される。プッシャー型プライズゲーム装置は、極めて簡単な操作且つ簡単なゲームルールでそれなりに景品を取る事ができることから特に女性や子供に人気である。
近年では、すくい上げられる小景品とは別の特別な景品を収容した景品払出装置を設け、固定テーブル上で移動される小景品と係合する錘に結ばれたヒモで作動させて、収容していた特別な景品を払い出すものが広く普及するようになった(例えば、特許文献1を参照)。これらは、上手くすれば大量に景品を得られる仕組みであり、プレーヤへの訴求力が高くゲーム装置の稼働率を高める上では重要な要素となっている。
特開2007−215666号公報
前述のように、景品払出の仕組みは重要な構成要素であり、常に新しい仕組みが要求されるところである。
また、錘は固定テーブルの上に載置され、プッシャーテーブルで押される小景品群によって押されて落とされるが、錘が重過ぎると小景品群によって押されたとしても固定テーブルから落ち難く、プレーヤのゲームへの興味を削ぐことになる。反対に、錘を軽くすることで固定テーブルから落とされやすくすると、今度は錘が固定テーブルから落ちたときに紐を牽引する力が小さくなり、公知の景品払出装置では確実な作動を保障できなくなる心配がある。
本発明はこうした実情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第1に構成の新しい景品払出機構を実現することである。第2に比較的軽い錘の落下による牽引でも確実に作動して特別景品を払い出すことのできる景品払出機構を実現し、もって特別景品がより払い出されやすい景品払出装置及びゲーム装置を実現することである。
以上の課題を解決するための第1の発明はプッシャー型ゲーム装置に設けられる景品払出機構であって、
前方部と後方部とが第1の揺動軸を軸中心としてシーソー状に上下方向に揺動して、前記前方部が斜め上方に向いた景品保持姿勢と斜め下方に向いた景品払出姿勢とに変位可能な景品保持部と、
錘部に結ばれた紐体が端部に接続される被牽引アーム部と前記被牽引アーム部の反対側の支持アーム部とが第2の揺動軸を軸中心としてシーソー状に上下方向に揺動する支持部と、
を備え、前記景品保持姿勢における前記後方部に前記支持アーム部が係合することで前記景品保持部を前記景品保持姿勢で支持し、前記紐体の牽引による前記支持部の揺動によって当該係合が解除されて前記景品保持部が前記景品払出姿勢に変位する景品払出機構である。
第1の発明によれば、支持部と景品保持部との係合は、支持部が第2の揺動軸を軸中心にして回動することで容易に解除される新しい仕組みの景品払出機構を実現することができる。
第2の発明は、前記支持部が、前記第2の揺動軸から前記被牽引アーム部の前記端部までの長さが、前記第2の揺動軸から前記後方部との係合位置までの長さよりも長く構成されている第1の発明の景品払出機構である。
第2の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏するとともに、錘部の落下に伴って牽引された力は梃子の原理で増幅・倍力される。よって、比較的軽い錘を使用しても機構を作動させて景品を払い出すことができる。
第3の発明は、前記被牽引アーム部が、長さが可変に構成されてなる第1又は第2に記載の景品払出機構である。
第3の発明によれば、第1又は第2の発明と同様の効果を奏するとともに、錘部の落下に伴って牽引された力を、支持部と景品保持部との係合を解除する力に増幅する度合いを調整することができる。
また、第4の発明として、第2の揺動軸は、前記第1の揺動軸より高い位置であって、前記景品保持姿勢における前記後方部の上方への揺動力の方向に設けられ、
前記支持アーム部は、前記後方部の上方への揺動力を前記第2の揺動軸に伝達して前記景品保持部の揺動を抑止することで前記景品保持部を前記景品保持姿勢で支持する、第1〜第3の何れかの発明の景品払出機構を構成できる。
第4の発明によれば、第1〜第3の発明の何れかと同様の効果を奏するとともに、複雑な構成を用いず少ない構成要素で揺動の抑止を実現することができる。
また、第5の発明として、前記係合が解除された後、前記景品保持部が前記景品払出姿勢を超えて揺動することのないよう、前記前方部の上方への揺動を所定位置で制止させる制止部を更に備えた第1〜第4の何れかの発明の景品払出機構を構成できる。
第5の発明によれば、第1〜第4の発明の何れかと同様の効果を奏するとともに、景品保持部の景品払出姿勢時の姿勢に制限を設けることで、景品を確実に所定の場所に向けて払い出すことができる。
更に第6の発明として、前記係合が解除された後、前記支持アーム部及び前記後方部が上方へ揺動し、前記支持アーム部の前面が前記制止部に当接し、前記支持アーム部の背面に前記後方部が当接することで前記景品保持部が前記景品払出姿勢に制止される構成をなす第5の発明の景品払出機構を構成することができる。
第6の発明によれば、第5の発明と同様の効果を奏するとともに、支持部との係合関係を用いて景品払出姿勢の位置決めを実現できる。よって、構成部品を少なくすることができる。更に、本発明が示すところの係合関係を姿勢変位について可逆的に構成するならば、景品払出姿勢から景品保持姿勢へ戻す場合に、支持部を元の姿勢に戻す動作をさせると自動的に景品保持部も元の姿勢に戻すことができる。
第7の発明は、前記第1の揺動軸を共通軸とし、前記第2の揺動軸を共通軸として、第1〜第6の何れかの発明の景品払出機構を複数並列に備えた景品払出装置である。
第7の発明によれば、第1〜第6の発明と同様の効果を奏するとともに、一台の景品払出装置で複数の景品の保持/払出の機会を設けることができる。
この場合、更に第8の発明として、前記複数の景品払出機構のうち、連接する所定数の景品払出機構の前記被牽引アーム部又は前記前方部を接続して一体的に揺動させる一体接続部(例えば、図12の第1の連結具200、図14の第2の連結具210)を更に備えた第7の発明の景品払出装置を構成することができる。
第8の発明によれば、第7の発明と同様の効果を奏するとともに、複数の景品払出機構部間で支持部又は景品保持部を連動させることができる。例えば、それぞれ別の錘部に連結された被牽引アーム部を一体的に接続すれば、何れかの錘部を落下させると複数の景品払出機構部で同時に払い出しが行われる。また例えば、前方部を一体的に接続し、それぞれ被牽引アーム部に別の錘部が連結されている場合には、全ての錘部を落下させることで初めて複数の景品払出機構部で同時に払い出しが行われる構成となる。このように、一体接続部の追加で多様な運用形態が実現できる。
第9の発明は、第1〜第6の何れかの発明の景品払出機構を備え、前記錘部が固定テーブル上に載置されるプッシャー型ゲーム装置である。
また、第10の発明は、第7又は第8の発明の景品払出装置を備え、前記錘部が固定テーブル上に載置されるプッシャー型ゲーム装置である。
第9の発明によれば第1〜第6の発明の何れかと同様の効果を奏することができる。また、第10の発明によれば、第7又は第8の発明と同様の効果を奏することができる。
そして、第9の発明と第10の発明のどちらでも、プッシャー型ゲーム装置の遊技媒体として小さくて軽い景品を使用して、且つ錘部を軽く設定しても、景品払出機構部を確実に作動させて景品を払い出すことができるようになる。
プッシャー型プライズゲーム装置の構成例を示す斜視外観図。 景品保持状態(払出前状態)の様子を示す景品払出口周りの拡大縦断面図。 景品払出装置の構成例を示す斜視外観図(一部、分解状態)。 景品保持部の構成例を示す斜視外観図。 支持部の構成例を示す斜視外観図。 錘部の構成例を示す外観側面図。 錘部の構成例を示す縦断面図。 払出動作開始直後の様子を示す景品払出口周りの拡大縦断面図。 払出動作完了時の様子を示す景品払出口周りの拡大縦断面図。 払出前状態に戻す動作を説明するための景品払出口周りの拡大縦断面図。 景品払出機構の変形例を示す図。 第1の連結具の一例を示す斜視外観図。 第1の連結具の装着例を示す景品払出装置の斜視外観図。 第2の連結具の一例を示す斜視外観図。 第2の連結具の装着例を示す景品払出装置の斜視外観図。
次に、本発明を適用したプッシャー型ゲーム装置を例に挙げ、これに設置される特別景品の景品払出機構及び景品払出装置について説明する。
図1は、本実施形態におけるプッシャー型ゲーム装置2を示す斜視外観図である。また、図2は景品払出口周りの拡大縦断面図である。尚、図1では、遊技媒体となる小景品は表示していない。
本実施形態におけるプッシャー型ゲーム装置2は、基本的には公知のプッシャー型ゲーム装置と同様の構成を有しており、景品払出口20と固定テーブル6とプッシャーテーブル8を1つのステーションとして真俯瞰視十字状に4ステーションが配置され、最大4人が同時にプレイすることのできるレイアウトを有する。
プレーヤが操作台10の前に立ち、所望するタイミングで操作台10の上面に設けられた第1ボタンスイッチ12を操作すると、制御基板50によって、第1ボタンスイッチ12に対応する自動ショベル14が作動を開始する。自動ショベル14は、その腕を伸ばして固定テーブル6の下に設けられた環状溝部16の底面に設けられた自動回転テーブル18に載置された遊技媒体でもある小景品5をすくい上げて、腕を元に戻して一旦止まる。ここで、プレーヤが第2ボタンスイッチ13を操作すると、自動ショベル14はすくい上げている小景品5を放出する。すなわち、自動ショベル14は、プレーヤの操作入力に応じて小景品5を固定テーブル6或いはプッシャーテーブル8上に運搬するように自動制御される。
固定テーブル6及びプッシャーテーブル8に次々に小景品5を載せてゆくと、それら小景品5はプッシャーテーブル8の景品払出口20へ向けた自動往復動に伴って次々に玉突き状に押され、やがて固定テーブル6の左右や前端から落下するようになる。固定テーブル6の前端から落下した小景品5は、固定テーブル6の前端直下に開口した景品払出口20に入り、景品取出口22に払い出される。
そして、本実施形態のプッシャー型ゲーム装置2は、特別な景品を払い出すための景品払出装置100を備える。尚、図1では説明のために景品払出装置100が正面のステーションにのみ装着されて図示されているが、使用にあたっては、各ステーションそれぞれに1台ずつ景品払出装置100を設けても良い。
[景品払出装置の構成]
図3は、本実施形態における景品払出装置100の構成例を示す斜視外観図である。尚、構造が分かりやすいように一部分解状態で図示している。
本実施形態における景品払出装置100は、3つの同型の景品払出機構101A,101B,101C(以下、個々を識別しない場合には、単に景品払出機構101と言う。)を備える。
一つの景品払出機構101は、大きく分けると、(1)特別景品SPを釣り下げ保持する景品保持部110と、(2)錘部150に結ばれた紐104に結ばれて、固定テーブル6から錘部150が落下した場合に牽引されるとともに、景品保持部110と係合することで景品保持部110を支持して景品保持部110の姿勢変化の防止又はその解除をする支持部120と、(3)景品保持部110を枢支する第1揺動軸130と、(4)支持部120を枢支する第2揺動軸132と、(5)支持部120と当接して揺動を制止させる制止部であって揺動限界を規定するストッパー134と、(6)第1揺動軸130・第2揺動軸132・ストッパー134を一体にしてプッシャー型ゲーム装置100に固定するフレーム136とを備える。
図4は、本実施形態における景品保持部110の構成例を示す斜視外観図である。
景品保持部110は、第1揺動軸130を挿通する軸受部116の軸を挟んで前方部と後方部とに分けられる。前方部には、景品保持部110の全体重心が位置する基部112と、この基部112より前方側に突設されて特別景品SPを釣り下げるロッド114とを備える。後方部には、後方側に延設された当接板118を備える。
ロッド114は、同図では円柱状の長細い棒であるが、特別景品SPを載置することのできる網や板とすることもできる。ロッド114は、基部112にねじ込み式や圧入によって着脱自在に構成されており、長さ違いや太さ違いの他種のロッドや、網・板といった他の形態の部材と適宜差し替え可能になっている。
図5は、本実施形態における支持部120の構成例を示す斜視外観図である。
支持部120は、第2揺動軸132を挿通する軸受部122と、軸受部122を通る軸に対する直交面沿い斜め上向きに延設されて紐104を結ぶ孔123を端部に有する被牽引アーム部124と、軸受部122を通る軸に対する直交面沿い下向きに延設されて景品保持部110の当接板118の上面に当接する支持アーム部126とを備える。
被牽引アーム部124は、その中程から孔123を下端部に有する第1ピース124aと、第1ピース124aより先端側でその延長線上に配置される第2ピース124bとに分割されて形成されている。両者は被牽引アーム部124の延設方向に沿って装着された長さ調節ネジ125によって連結されており、第1ピース124aを第2ピース124bに対して長さ調節ネジ125周りに回転させることで、長さ調節ネジ125のねじ送りによって第1ピース124aと第2ピース124bとの相対距離が離れたり近づくことで被牽引アーム部124の全長L1を変化させることができる。
支持アーム部126の下端には、軸受部122を通る軸に対する直交面沿い直下方向に突設された主当接部128と、主当接部128より外側で主当接部128と同方向に突設された副当接部129とを備える。
主当接部128は、軸受部122の軸方向と並行な曲面を成している。同図の例では、軸受部122を通る軸を中心として曲面までの距離Rを半径とした曲面を成している。
尚、本実施形態では、被牽引アーム部124の全長L1と、軸受部122の主当接部128の端面までの長さL2とは、L1>L2の関係を成している。
フレーム136は、図3に示すように一対の板状の支柱であって、例えば板金により形成される。フレーム136は、固定ビス30を挿通させるビス孔138を下端側に備えており、固定ビス30でプッシャー型ゲーム装置2のフレーム3に固定される(図2参照)。
そして、第1揺動軸130は、フレーム136の中程の高さ位置で両端が固定され、第2揺動軸132は第1揺動軸130よりも相対的に高い位置で両端が固定され、景品払出口20より離れた位置となっている。ストッパー134は、第2揺動軸132よりも相対的に高い位置で且つ第1揺動軸130の上方で固定される。
また、景品保持部110は、ロッド114が景品払出口20側に向いた姿勢で第1揺動軸130に支持され、支持部120は被牽引アーム部124が景品払出口20と反対側に向いた姿勢で第2揺動軸132に支持される。
図6は、本実施形態における錘部150の構成例を示す外観側面図である。また図7は、錘部150の縦断面図である。
錘部150は、軽量を実現するためにプラスチックで成型され、一部外周に凸部152を備える中空直方体である。錘部150は、主に略四角形断面で有底カップ状の第1半体154及び第2半体156を凹部を突き合わせるように結合して組み立てられる。具体的には、例えば、図7に示すように、一方に突設されたボス158を、他方に設けられたビス座面部160の裏側位置に突き当てて、ビス座面部160から取り付けられるビス162で分解可能に連結される。更に、第1半体154及び第2半体156の突き合わせによって形成される内部空間164には、例えばウエイト166が接着或いは嵌着可能である。このウエイト166によって錘部150の全体重量、重心位置(バランス)を調整することができる。
また、第1半体154と第2半体156の何れか一方には、紐104との連結部168が設けられている(図6参照)。更に、第1半体154と第2半体156の何れか一方には、外周に凸部152が設けられている。
また、第1半体154と第2半体156は、異なる静摩擦係数及び動摩擦係数を有するように構成されている。具体的には、例えば、一方の外面にシリコンゴム塗装170を施す。或いは、一方をテフロン(登録商標)樹脂で成形し、他方を一般的なABS樹脂で成形すると言った具合に摩擦係数の異なる材料でそれぞれを成形するとしても良いし、表面荒さ処理を変えるなどとしても良い。このように半体毎に異なる摩擦係数を設定することで、錘部150の置き方によって錘部150の固定テーブル6からの落ちやすさを変化させることができる。
[景品払出装置の動作]
次に、景品払出機構101及び景品払出装置100の動作について説明する。
図2に示すように、景品払出装置100に特別景品SPが保持された払出前の状態では、景品保持部110は、ロッド114がプッシャーテーブル8の往復動方向、つまりは固定テーブル6の延設方向に沿って斜め上を向いた景品保持姿勢をとり、ロッド114の前端が景品払出口20の上方に位置する。
そして、支持部120の主当接部128が、景品保持部110の後方部の当接板118の後端上面に当接する姿勢をとる。より具体的な相対姿勢としては、主当接部128が当接板118に当接する位置と第2揺動軸132とを結ぶ線分と、当接板118の上面との成す角度がほぼ90°(或いは90°よりやや小さい角度)となるように当接・係合する。そして、固定テーブル6に載置された錘部150に結ばれた紐104が被牽引アーム部124の孔123に結びつけられ、特別景品SPはロッド114に掛けられる。
この払出前状態では、景品保持部110は自重と特別景品SPの重量とによって、第1揺動軸130を中心にして、前方側つまり景品払出口20に向かう下方へ先端を向けるように揺動しようとする。この時の揺動力は、当接板118の当接位置(当接板118が主当接部128と当接している位置)では反対に当該後方部を持ち上げる力となる。しかし、当接板118の当接位置での上向きの揺動力は、支持部120の主当接部128から支持アーム部126へ作用し、軸受部122を経て当該上向きの揺動力の方向に位置する第2揺動軸132に支えられる。その結果、景品保持部110は揺動せず、景品保持姿勢を維持する。なお、特別景品SPの重量が比較的大きい場合には、第2揺動軸132と当接板118の当接位置とを結ぶ線分と、第1揺動軸130と当接板118の当接位置とを結ぶ線分とのなす角度が直交乃至直交に近い角度になるように、当接板118の長さや第1揺動軸130及び第2揺動軸132の位置関係を決めるとより好適である。
しかし、図8に示すように、錘部150が固定テーブル6から落下すると、紐104が被牽引アーム部124を下向きに曳く。この曳く力は、錘部150の重量が軽くとも、梃子の関係から倍力されて、支持アーム部126を前方へ跳ね上げるようにして第2揺動軸132を軸周りに揺動させる力として作用する。そして、主当接部128と当接板118との摩擦力を優に越え、支持部120と景品保持部110との当接が解除される。支持部120の主当接部128の端面が、第2揺動軸132の軸を中心とした半径Rの曲面を有していることも、被牽引アーム部124に作用する力が比較的小さくとも、容易に支持部120と景品保持部110との係合が解除されるのを助ける。
支持部120と景品保持部110との係合が解除されると、図9に示すように、景品保持部110は第1揺動軸130周りにシーソー状に揺動し、ロッド114の先端が斜め下を向く景品払出姿勢に変位する。この時、先に揺動し始めている支持部120の支持アーム部126の上面は、ストッパー134の下面に当たり、支持部120の揺動が規制される。更に、支持アーム部126との係合が解除された当接板118の上面は、主当接部128の曲面に沿って滑り、やがて支持アーム部126の後方向き側面126a(同図の例では揺動しきっているので斜め下向きになっている。支持アーム部126の上面に対して背面とも言える。)に当たり、景品保持部110の揺動が規制される。
そして、景品払出姿勢になると、ロッド114に掛けられていた特別景品SPはその自重で滑り抜け、下方に位置する景品払出口20へ落下し、プレーヤに払い出される。
特別景品SPが払い出された後は、図10に示すように、錘部150を固定テーブル6の上面に再載置させる。そして、支持アーム部126の前端部(同図の白矢印で示す位置)を指で押すと、支持アーム部126は第2揺動軸132周りに払出動作時とは逆向きに揺動されて元の位置に戻る。これに伴って、支持アーム部126の後方向き側面126aに当接していた当接板118が揺動力を受け、景品保持部110も自動的に逆向きに揺動されて元の位置に戻る。このような簡単な操作で、新たな特別景品SPの補充に備えて景品払出機構101を元の払出前状態に戻すことができる
このように、本実施形態の景品払出装置100によれば、紐104を介した、比較的重量が軽い錘部150であっても、確実に景品の払出を実現することができる。
[変形例]
尚、本発明の形態は上記実施形態に限らず、適宜構成の追加・省略・変更ができる。
例えば、上記実施形態では、1台の景品払出装置100が3つの景品払出機構101A〜101Cを具備する構成としたが、その数は適宜変更可能である。またその場合、各景品払出機構101におけるロッド114の向きは必ずしも同じでなく、例えば放射状に向いていても良いし、一部の景品払出機構101のロッド114が景品払出口20の上方ではなく、固定テーブル6の上方にあって、特別景品SPを固定テーブル6の上面に落下させる構成としても良いのは勿論である。
また例えば、図11に示すように、支持部120の主当接部をローラ190に変更し、景品保持部110の当接板118の上面にローラ190の軸方向に凹設された底面が弧状の溝192を追加し、溝192内でローラ190と当接する構成にすることとしてもよい。
上記実施形態では、特別景品SPの重量が増すと主当接部128と当接板118との摩擦係数が高まり、支持部120と景品保持部110との係合を解除するのに要する力が大きくなってしまうが、図11の構成ではそれを小さいままとすることができる。それでいて、ローラ190を溝192に嵌めることで、ささいな揺れで不必要に係合が解除されるのを防ぐことができる。また、当接点をローラ190とすることで、当接点の摩耗や荒れ、それに伴う摩擦係数の増加を低減する効果も得られる。また、景品払出機構101を元の払出前状態に戻す場合には、ローラ190が溝192に入ることがクリック感を生み、元の状態に戻ったことが分かりやすくなる。
また、上記実施形態では各景品払出機構101が独立で作動する構成となっているが、これを一体的に運用することもできる。例えば、図12に示すように、ロッド114を挿通することのできる挿通孔202を3つ設けた第1の連結具200を、図13に示すようにロッド114の根本に装着する。同図の構成では、各景品払出機構101にそれぞれ錘部150が連結されているので、3つの錘部150を全て固定テーブル6から落とすと初めて景品が払い出される構成とすることができる。
また、例えば図14に示すように、被牽引アーム部124を挿通することのできる挿通孔212を3つ設けた第2の連結具210を、図15に示すように被牽引アーム部124の根本付近に装着する構成も可能である。同図の例では、各景品払出機構101にそれぞれ錘部150が連結されているので、3つの錘部150の何れかを固定テーブル6から落とすだけで、3本のロッド114で保持されている全ての景品が一度に払い出されることとなる。尚、第1の連結具200及び第2の連結具210で連結する景品払出機構101の数は適宜変更できるのは勿論である。
2 プッシャー型ゲーム装置
5 小景品
6 固定テーブル
8 プッシャーテーブル
20 景品払出口
100 景品払出装置
101 景品払出機構
104 紐
110 景品保持部
112 基部
114 ロッド
116 軸受部
118 当接板
120 支持部
122 軸受部
124 被牽引アーム部
126 支持アーム部
128 主当接部
150 錘部
152 凸部
170 シリコンゴム塗装

Claims (10)

  1. プッシャー型ゲーム装置に設けられる景品払出機構であって、
    前方部と後方部とが第1の揺動軸を軸中心としてシーソー状に上下方向に揺動して、前記前方部が斜め上方に向いた景品保持姿勢と斜め下方に向いた景品払出姿勢とに変位可能な景品保持部と、
    錘部に結ばれた紐体が端部に接続される被牽引アーム部と前記被牽引アーム部の反対側の支持アーム部とが第2の揺動軸を軸中心としてシーソー状に上下方向に揺動する支持部と、
    を備え、前記景品保持姿勢における前記後方部に前記支持アーム部が係合することで前記景品保持部を前記景品保持姿勢で支持し、前記紐体の牽引による前記支持部の揺動によって当該係合が解除されて前記景品保持部が前記景品払出姿勢に変位する景品払出機構。
  2. 前記支持部は、前記第2の揺動軸から前記被牽引アーム部の前記端部までの長さが、前記第2の揺動軸から前記後方部との係合位置までの長さよりも長く構成されている請求項1に記載の景品払出機構。
  3. 前記被牽引アーム部は、長さが可変に構成されてなる請求項1又は2に記載の景品払出機構。
  4. 前記第2の揺動軸は、前記第1の揺動軸より高い位置であって、前記景品保持姿勢における前記後方部の上方への揺動力の方向に設けられ、
    前記支持アーム部は、前記後方部の上方への揺動力を前記第2の揺動軸に伝達して前記景品保持部の揺動を抑止することで前記景品保持部を前記景品保持姿勢で支持する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の景品払出機構。
  5. 前記係合が解除された後、前記景品保持部が前記景品払出姿勢を超えて揺動することのないよう、前記前方部の上方への揺動を所定位置で制止させる制止部を更に備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の景品払出機構。
  6. 前記係合が解除された後、前記支持アーム部及び前記後方部が上方へ揺動し、前記支持アーム部の前面が前記制止部に当接し、前記支持アーム部の背面に前記後方部が当接することで前記景品保持部が前記景品払出姿勢に制止される構成をなす請求項5に記載の景品払出機構。
  7. 前記第1の揺動軸を共通軸とし、前記第2の揺動軸を共通軸として、請求項1〜6の何れか一項に記載の景品払出機構を複数並列に備えた景品払出装置。
  8. 前記複数の景品払出機構のうち、連接する所定数の景品払出機構の前記被牽引アーム部又は前記前方部を接続して一体的に揺動させる一体接続部を更に備えた請求項7に記載の景品払出装置。
  9. 請求項1〜6の何れか一項に記載の景品払出機構を備え、前記錘部が固定テーブル上に載置されるプッシャー型ゲーム装置。
  10. 請求項7又は8に記載の景品払出装置を備え、前記錘部が固定テーブル上に載置されるプッシャー型ゲーム装置。
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