JP2006334270A - 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置 - Google Patents

景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006334270A
JP2006334270A JP2005165245A JP2005165245A JP2006334270A JP 2006334270 A JP2006334270 A JP 2006334270A JP 2005165245 A JP2005165245 A JP 2005165245A JP 2005165245 A JP2005165245 A JP 2005165245A JP 2006334270 A JP2006334270 A JP 2006334270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize
game machine
shelf board
support
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005165245A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kusuno
博美 楠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUSUNO SEISAKUSHO KK
Kusuno Seisakusho KK
Original Assignee
KUSUNO SEISAKUSHO KK
Kusuno Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUSUNO SEISAKUSHO KK, Kusuno Seisakusho KK filed Critical KUSUNO SEISAKUSHO KK
Priority to JP2005165245A priority Critical patent/JP2006334270A/ja
Publication of JP2006334270A publication Critical patent/JP2006334270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】重量の大きい景品を載置した場合でも、遊戯者が押付手段を適切に移動して押付部を押し付けた場合には確実に景品を払い出すことができる、景品展示・払出装置を提供する。
【解決手段】景品載置棚板と、前記景品載置棚板に当接して略水平に支持可能に枢結された回転自在の回動手段と、前記回動手段に当接可能に設けられた支持手段とを含む景品展示・払出装置とする。前記支持手段の押付部が押付手段によって押し付けられてわずかでも前記回動手段が回転すると、前記景品載置棚板及びこれに載置された景品の重量によってますます前記回動手段の回転が促進され、確実に景品を払い出せる。
【選択図】図1

Description

本発明は、景品獲得遊戯機、特に遊戯者の操作する押付手段によって所定の押付部を押すと、景品を載置している景品載置棚板を支持する棚板支持手段の支持が外れることによって、景品載置棚板上に載置されている景品が落下し、遊戯者に払い出されるタイプの景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置に関する。
景品獲得遊戯機、つまり遊戯者が操作可能な機構によって何らかの目標を達成させ、これに成功すると景品が払い出されるタイプの遊戯機には根強い人気があり、ゲームセンター等の娯楽施設において広く楽しまれている。例えば、遊戯者が操作可能な把持アームによって景品を掴み取り、景品払出口に落下させるいわゆるクレーンゲーム機等は、景品獲得遊戯機の代表的なものの一例である。
景品獲得遊戯機には前記の例に限らず様々なものが製作されているが、本願発明者によってすでに開発され実用に供せられている、以下に説明する景品獲得遊戯機はこれらの中でもかなりの成功を収めてきたものの一つである。
図2は、本願発明者の開発に係る景品獲得遊戯機の従来技術の要部を示す説明図である。
本図は、側面及び上面図であり、上下方向に伸縮可能な押付手段11が、図示しない水平方向移動手段によって遊戯者の操作により移動され、位置が決定される。遊戯者が押付手段11に位置を適切に決定できなければ、伸張した押付手段11は押付部アームカバー板12に当たってしまい、当該遊戯は失敗となる。
一方、遊戯者が押付手段11を適切な位置に決定できた場合は、伸長した押付手段11は押付部穴13を通過して押付部アーム8の押付部10を押すこととなり、当該遊戯は成功となる。
つまり、押付部アーム8の押付部10が押付手段11によって押されることにより、押付部アーム8が取り付けられた棚板支持手段4は棚板支持手段枢結部6を中心として回転し、棚板支持部5が図の右方向に移動することになる。すると、壁面14に棚板枢結部2によって枢結され、棚板支持部5で支持されている景品載置棚板1は支持を失い、景品載置棚板1は棚板枢結部2を中心に回転し、景品載置棚板1に載置されている景品3は落下する。以上のように遊戯が成功した際の各部の様子を図3に示す。
落下した景品3は、図示しない景品払出口に入り、景品取出口に至る。遊戯者は、景品取出口より景品を取り出すのである。
以上に記したとおり、遊戯者の操作する押付手段によって景品の載置された景品載置棚板の支持を外し、景品載置棚板上に載置された景品を払い出す遊戯機は従来技術によるものであっても十分に実用に耐えうるものである。
また、本遊戯機では、景品載置棚板上に載置され遊戯者が直接に視認している景品そのものを払い出せることや、遊戯成功時の景品払い出しの過程、つまり押付手段で押付部をうまく押すことができると、シンプルな機械的からくりによって景品載置棚板が動作し景品の払い出しに至るという過程自体が視覚的な面白さを生み出すなど、景品獲得遊戯機として優れた特徴を備えている。
しかしながら、近年景品獲得遊戯機の景品としてぬいぐるみ等の大型の景品が好まれる傾向が強くなっていることにより、景品の重量も大きくなっている。この為、重い景品を景品載置棚板に載置した際に、景品載置棚板1と棚板支持部5の滑りが悪くなり、遊戯者が押付手段11の位置を適切に決定して押付部10を押しても棚板支持部5の支持が外れないという事故を生じる懸念が強まっている。
これは、棚板支持部5が景品載置棚板1から完全に外れると棚板支持部5の支持がなくなるのであるが、例えば棚板支持部5に加工時のバリがわずかでも残っていると、そのバリが景品載置棚板1に引っかかるなどして滑りが悪くなり、棚板支持部5が景品載置棚板1がら完全に外れることができず、支持がなくならない場合が想定されるからである。
この為、棚板支持部5の加工は熟練した作業者による仕上げを必要とするという課題があった。具体的には、棚板支持部5の表面をやすり等を用いてバリを除去して平滑な表面に仕上げるなど、熟練を要する作業を行う必要があった。
また、棚板枢結部2によって生じるガタが大きいと、棚板支持部5の動きに合わせて景品載置棚板1が水平方向に移動してしまい、結果として景品載置棚板1の支持が外れないといった事態も招きやすい。この問題は、景品獲得遊戯機製作直後には存在しなくても、長期間にわたって使用された際には磨耗などにより徐々に各部品の遊びが大きくなることによって発生しやすくなる類の問題であり、景品獲得遊技機の動作に長期間にわたる信頼性を保証することは簡単ではない。結果として、遊びが少なく頑丈で高品位な、従って比較的高価な部品を選定使用する必要が生じてしまう。
加えて、景品を上下2段以上に展示する場合、一方の景品載置棚板を他方の景品載置棚板の上方に配置することになる。この場合上方の景品載置棚板について、図4(A)に示す例のように、上方の景品載置棚板1下部に棚板支持柱15を設けて空間を確保し、この空間に下方の景品載置棚板を配置する方法が考えられるが、本従来技術においては同図(B)のように、遊戯者が押付手段11の位置を適切に決定して押付部10を押し付けても、景品載置棚板1の支持が外れ難いという課題があった。
本課題も、先に述べた棚板枢結部2等のガタが大きい場合に景品載置棚板1の支持が外れ難いという課題と本質的には同じ原因であり、要は、従来技術に係る棚板支持手段が正常に動作するためには、景品載置棚板1や棚板支持柱15のような被支持体の水平方向の剛性が非常に高くなければならない、ということである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。すなわち、熟練していない作業者が製作した場合であっても信頼性の高い動作をする、つまり、重量の大きい景品を載置した場合でも、遊戯者が押付手段の位置を適切に決定して押付部を押し付けた場合には確実に景品を払い出すことができる、景品展示・払出装置を提供することを、解決しようとする課題としている。
また、ガタの大きな部品を使用した場合や長期間の使用で部品の遊びが大きくなった場合でも、前記のごとく確実に景品を払い出すことができる、景品展示・払出装置を提供することも、本発明は解決しようとする課題としている。
さらに、景品獲得遊戯機の景品を上下2段以上に展示する場合等においても、前記同様に確実に景品を払い出すことができる、景品展示・払出装置を提供することをも、本発明は解決しようとする課題としている。
以上のような課題を解決するために本発明の第1の課題解決手段においては、遊戯者が操作可能な押付手段によって押付部を押し付けると、景品載置棚板上に載置されている景品が払い出される景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置において、
景品載置棚板と、
前記景品載置棚板に当接して略水平に支持可能に枢結された回転自在の回動手段と、
前記回動手段に当接可能に設けられた支持手段と、
を有することを特徴とする景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置としている。
本発明の第2の課題解決手段においては、本発明の第1の課題解決手段において、
前記景品載置棚板を回転自在に枢結する棚板枢結部を有している、
ことを特徴としている。
本発明の第3の課題解決手段においては、本発明の第1または第2の課題解決手段において、
前記支持手段を回転自在に枢結する支持手段枢結部を有している、
ことを特徴としている。
本発明の第4の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、
前記支持手段の前記回動手段との当接部には回転自在のローラーが設けられている、
ことを特徴としている。
本発明の第5の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、
前記支持手段の前記回動手段との当接部には折り曲げ加工が施されている、
ことを特徴としている。
本発明の第6の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、
前記回動手段の前記手段支持との当接部には回転自在のローラーが設けられている、
ことを特徴としている。
本発明の第7の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、
前記回動手段の前記支持手段との当接部には折り曲げ加工が施されている、
ことを特徴としている。
本発明の第8の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第7の課題解決手段において、
前記景品載置棚板に略下方向への引っ張り力を発生させる引っ張り手段が設けられている、
ことを特徴としている。
本発明の第9の課題解決手段においては、本発明の第8の課題解決手段において、
前記引っ張り手段はつるまきバネを含む、
ことを特徴としている。
本発明の第10の課題解決手段においては、本発明の第8の課題解決手段において、
前記引っ張り手段はねじりバネを含む、
ことを特徴としている。
本発明の第11の課題解決手段においては、本発明の第3乃至第10の課題解決手段において、
前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略平行に設定されている、
ことを特徴としている。
本発明の第12の課題解決手段においては、本発明の第3乃至第10の課題解決手段において、
前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略垂直に設定されている、
ことを特徴としている。
本発明の第13の課題解決手段においては、本発明の第12の課題解決手段において、前記景品載置棚板は第1の景品載置棚板と第2の景品載置棚板からなり、
前記回動手段は前記第1の景品載置棚板と前記第2の景品載置棚板の両方を支持可能に設定されている、
ことを特徴としている。
本発明の第14の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第13の課題解決手段において、
前記景品載置棚板は、板支持柱を介して前記回動手段に支持される
ことを特徴としている。
本発明の第15の課題解決手段においては、
本発明の第1乃至第13の課題解決手段に係る景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置と、
前記景品展示・払出装置の上方に本発明の第14の課題解決手段に係る景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置とを備える
ことを特徴としている。
本発明の第1の課題解決手段においては、遊戯者が操作可能な押付手段によって押付部を押し付けると、景品載置棚板に載置されている景品が払い出される景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置において、景品載置棚板と、前記景品載置棚板に当接して略水平に支持可能に枢結された回転自在の回動手段と、前記回動手段に当接可能に設けられた支持手段と、を有することを特徴とする景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置としたので、景品載置棚板に載置する景品の重量が大きい場合でも、遊戯者が押付手段の位置を適切に決定して押付部を押すと、確実に景品載置棚板の支持が外れ、景品を払い出すことができるという効果を奏する。
つまり、景品載置棚板の自重などにより回動手段には力f1が図15のように作用しており、この力が回動手段によって支持手段を押す力f2となった状態で安定している。
ここで、支持手段に設けられた押付部が、押付手段によってわずかでも押され、支持手段が回転すると、回動手段が支持手段を押す力f2は、支持手段に沿う向きの力f21と、これに垂直な向きの力f22に分離される。
支持手段に垂直な向きの力f22は、支持手段をさらに回転させようとする。つまり、押付手段によって押付部が押され、わずかでも支持手段が回転すると、景品載置棚板の自重と景品の重さf1によって生じる力によってますます支持手段の回転が促進されることとなり、確実に景品載置棚板の支持が外れ、景品が払い出されるに至るのである。
上記の説明で明らかである通り、景品の重量が大きくなると、支持手段の回転を促進する作用もこれに比例して大きくなるので、景品の重量が大きくても景品載置棚板の支持が外れにくくなり難いという、本発明特有の効果が生じるのである。
本発明の第2の課題解決手段においては、本発明の第1の課題解決手段において、前記景品載置棚板を回転自在に枢結する棚板枢結部を有していることを特徴としたので、支持手段に設けられた押付部が遊戯者の操作する押付手段によって押され、景品載置棚板の支持が外れた際に、景品載置棚板が棚板枢結部を中心に回転し、景品載置棚板上に載置されていた景品が落下して払い出される一方、景品載置棚板は棚板枢結部によって景品獲得遊戯機に結合されているので、景品載置棚板自体が落下することは無く、景品獲得遊戯機として好都合である。
つまり、支持が外れた状態の景品載置棚板を棚板枢結部を中心に回転させると、容易に景品載置棚板の景品払出前の状態が回復できる。図16(A)は、支持の外れた景品載置棚板を回転させつつ持ち上げている様子を示しており、十分に景品載置棚板を持ち上げた後に景品載置棚板を離すと図16(B)に示す通り、支持が回復する。払い出された景品の補充を容易にかつ素早く行えることは、娯楽施設等の負担や収益性という観点からは重要なのであるが、前記の通り、簡単に景品載置棚板の支持が回復できるので、本課題解決手段により、この要請に相当程度応えることができる。
なお、ここにいう景品載置棚板を回転自在に枢結する棚板枢結部とは、2つの部材を共通の軸で結合し、これら部材が互いに軸を中心に回転しうる構造のものだけに限定されず、例えば、紐等で2つの部材を緩く結びつけたり、あるいは、板バネやゴムのような弾性材で2つの部材の間を接続したりする構造でもよい。要は、景品載置棚板が実質的に回転動作可能な状態で景品獲得遊戯機に取り付けられれば良いのである。
本発明の第3の課題解決手段においては、本発明の第1または第2の課題解決手段において、前記支持手段を回転自在に枢結する支持手段枢結部を有していることを特徴としたので、遊戯者の操作する押付手段が支持手段に設けられた押付部を押して景品載置棚板の支持が外れ景品が払いだされて遊戯が終了した後に、娯楽施設の店員等が容易に景品載置棚板の支持を回復できるという効果が得られる。
押付手段が支持手段を押すことによって回動手段の支持が外れ、これによって景品載置棚板の支持が失われるという効果を得るには、例えば図17のような構成とすることも可能であり、必ずしも支持手段枢結部を必要としない。この場合、押付手段に押し付けられた支持手段は棚板支持手段ベースに設けられた窪みに落ち込み、支持手段の支持を失った回動手段が回転することによって景品載置棚板は支持を失って回転し、景品が払い出されることとなる。
しかし、これでは支持手段の回復に手間を要する上、支持手段回復時にはその位置を注意深く調整しなければならない。支持手段の位置の微妙なずれにより、景品載置棚板の支持がちょっとした振動で外れてしまったり、あるいは逆に外れにくくなったりする可能性があるからである。
一方、支持手段枢結部を設けることによって、支持手段の位置は常に一定に保たれ、娯楽施設店員等による容易な景品載置棚板の支持回復が可能になり、かつ、安定した動作が担保される。しかも、図16に図示したように、自重でまたは図示しないバネの作用により支持手段が自由状態で水平を保つように設計されていれば、景品載置棚板のみを操作することによって景品払出前の状態が回復でき、回動手段の存在を気にする必要すらないのである。
なお、ここにいう支持手段を回転自在に枢結する支持手段枢結部とは、支持手段に1つの軸を通し、これが軸を中心に回転しうる構造のものだけに限定されない。例えば、紐等で支持手段を緩く結びつけたり、あるいは、板バネやゴムのような弾性材で支持手段を接続したりする構造でもよい。要は、支持手段が実質的に回転動作可能な状態で景品獲得遊戯機に取り付けられれば良いのである。
本発明の第4の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、前記支持手段の前記回動手段との当接部には回転自在のローラーが設けられていることを特徴としたので、回動手段と支持手段間の摩擦等が小さくなり、押付手段が押付部を押す力が小さくても確実に景品載置棚板の支持を外し、景品を払い出すことができるという効果を奏する。
例えば、支持手段と回動手段とが当接する部分に部品加工時のバリ等が残留していると、これが回動手段に食い込む等して、回動手段と支持手段が軽く固定された状態(「引っかかった」状態)になることが考えられる。また、バリが無くても、回動手段と支持手段の当接部の表面状態によって摩擦が大きいことも有り得る。このような場合、押付手段で押付部を押しても支持手段が回転せず、結果として景品が払い出されないという事故につながる。
一方、図5に示すように、当接部がローラーになっていれば、支持手段と回動手段間の摩擦は格段に小さくなり、このような事故が防止されるのである。
本発明の第5の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、前記支持手段の前記回動手段との当接部には折り曲げ加工が施されていることを特徴としたので、本発明の第4の課題解決手段と同様の効果を、低いコストで実現できる。
回動手段と支持手段の当接部において、この2つの当接部の滑りを悪くする最大の原因は部品加工時のバリであり、これが無ければ、押付手段の押し付け力をある程度確保すれば、押付部を押付手段で押し付けたにも関わらず景品が払い出されないという事故は、実質的に発生しない。
そこで、押付手段の押し付け力を確保した上で、支持手段先端に図6に示すように曲げ加工を施し、バリが発生する切断面が回動手段に当接しないようにすることで、前記の通りの効果が得られるのである。
また、曲げ加工は一般に安価に実施できる加工法であり、ローラーを回したり、あるいは切断面を研磨して滑らかに仕上げる方法よりも低コストに実施できるという利点が得られる。
本発明の第6の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、前記回動手段の前記支持手段との当接部には回転自在のローラーが設けられていることを特徴としたので、図7に示すとおり、本発明の第4の課題解決手段と同様の効果が得られる。また、同図に示しているように、この際、前記支持手段と前記ローラーとの当接面に折り曲げ加工を施しておくとなお良い。ローラーとの当接面が広くなり、支持状態が安定するからである。
本発明の第7の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第3の課題解決手段において、前記回動手段の前記支持手段との当接部には折り曲げ加工が施されていることを特徴としたので、図8に示すとおり、本発明の第5の課題解決手段と同様の効果が得られる。この場合においても、本発明の第6の課題解決手段と同様に、前記支持手段の前記ローラーとの当接面に折り曲げ加工を施しておくと良いことは同様である。
本発明の第8の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第7の課題解決手段において、前記景品載置棚板に略下方向への引っ張り力を発生させる引っ張り手段が設けられていることを特徴としたので、景品載置棚板の支持が外れて景品が落下し、払い出される際に、非常に短時間の間に景品載置棚板を棚板枢結部を中心に回転させ、景品を略鉛直方向に落下させることができるという効果を奏する。
引っ張り手段を設けない場合であっても、景品載置棚板の支持が外れると、景品の重量や景品載置棚板自体の重量によって景品載置棚板が棚板枢結部を中心に回転し、景品を落下させ、払い出すことはできる。しかし、この時、景品は景品載置棚板と共に棚板枢結部を中心に回転しつつ落下することになる。そうすると、高さのある景品の場合、景品が前傾姿勢になる等して景品獲得遊戯機内で引っかかりを生じ、景品載置棚板の支持が外れたにもかかわらず景品が払い出されないという事故が懸念される。
そこで、景品載置棚板に略下方向への引っ張り力を発生させる引張り手段を設けておけば、景品載置棚板には重力に加えて略下方向への引っ張り力が作用しているのであるから、支持が外れた際には景品の落下よりも速やかに景品載置棚板の回転が完了することになり、景品はほとんど展示されていたときの姿勢を保ったまま落下することになって、景品払い出しの信頼性が高まるのである。本課題解決手段は、小型または箱状の景品の場合は必ずしも必要ではないが、高さのある景品や突出部を有する景品で、比較的堅固にその形状を保つものの場合には極めて有効である。
本発明の第9の課題解決手段においては、本発明の第8の課題解決手段において、前記引っ張り手段はつるまきバネを含むことを特徴としたので、図12に示すとおり、簡単な構造で本発明の第8の課題解決手段が実現される。また、つるまきバネは強い引っ張り力を有し、かつ、大きな伸縮範囲が得られるものが安価に入手できるので、製造コストも比較的小さく済む。
本発明の第10の課題解決手段においては、本発明の第8の課題解決手段において、前記引っ張り手段はねじりバネを含むことを特徴としたので、簡単な構造で本発明の第8の課題解決手段が実現される。また、ねじりバネを用いれば、図13に示すとおり、棚板枢結部付近の小さな領域に本発明の第8の課題解決手段が実現できるので、特に景品載置棚板の下部が遊戯者により視認できる場合には、外観上非常に優れたものとなる。
本発明の第11の課題解決手段においては、本発明の第3乃至第10の課題解決手段において、前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略平行に設定されていることを特徴としたので、景品載置棚板の辺上の中央部付近を回動手段で支持することが容易であり、機械構造上の強度が確保されるという効果が得られるほか、景品載置棚板に対して支持手段側に遊戯者が立つ構成とすれば、遊戯者が支持手段の押付部を視認しやすくなるという効果もある。
すなわち、遊戯者は景品載置棚板上に載置される景品を視認することで遊戯意欲をかきたてられるのであるが、実際の遊戯時には、押付手段を押付部に誘導すべく操作を行うため、押付部の視認性が悪いと遊戯性が低下してしまう。視認性を悪化させる要因にはさまざまなものが想定されるが、景品獲得遊戯機の設計時にそのもたらす影響が最も予想しにくい要因は、景品である。景品には種々様々なものが提供され、その形も多様であって想定し難いからである。そこで、図10(A)のような構成とし、遊戯者が図の下方向に立って遊戯を行うことで、遊戯者から見て奥側に景品が展示されると同時に押付部を遊戯者に近くし視認性を最大限に確保する構成とすれば、前記課題が解決することになる。
本発明の第12の課題解決手段においては、本発明の第3乃至第10の課題解決手段において、前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略垂直に設定されていることを特徴としたので、景品獲得遊戯機の端部に棚板枢結部を設けた場合にも、図10(B)に示すように、本発明の第11の課題解決手段と同様の効果が得られる。
加えて、景品載置棚板が押付手段の遊戯開始時の位置に近い場合にも、遊戯者が押付手段を操作する余地を作り、遊戯性を確保できるという効果を奏する。以下、本効果について補足説明を行う。
例えば、遊戯開始時に押付手段が図10に示すように遊戯者から見て左手前に位置しているとすると、押付部穴の位置に押付手段を移動するために必要な遊戯者の操作は、押付手段を極めて短時間右方向へ移動した後極めて短時間奥方向(図の上方向)へ移動するという操作となる。この場合、操作時間があまりに短くなるため、遊戯者が遊戯の面白さを感じることは困難である。
ここで、本課題解決手段に基づき、図11(A)のように景品展示・払出装置を構成すれば、押付部穴と遊戯開始時の押付手段の位置との間の距離が確保され、遊戯者が押付手段を操作する余地が生まれる。つまり、遊戯の面白さを演出することができるのである。
例えば、図10(A)の場合、遊戯開始時には遊戯者から見て手前左側に押付手段が位置している。ここで、左手前すなわち押付手段の初期位置にあまりに近い位置に押付部があると、押付手段の位置を調整する余地がほとんど無いことになり、遊戯時の満足感が得られにくい。
そこで、図10(B)のようにすれば、押付部を右奥側にすることができ、遊戯者が押付手段の位置を調整する余地が確保され、ゲーム機の遊戯性が確保される。
本発明の第13の課題解決手段においては、本発明の第12の課題解決手段において、前記景品載置棚板は、第1の景品載置棚板と第2の景品載置棚板からなり、前記回動手段は前記第1の景品載置棚板と前記第2の景品載置棚板の両方を支持可能に設定されていることを特徴としたので、景品載置棚板の支持が外れた際には、景品載置棚板に載置された景品を略鉛直方向に落下させることができる。
本課題解決手段の効果について、図14を用いて補足する。同図において、景品載置棚板の支持が外れた際には、第1の景品載置棚板は図の下部が沈むように回転し、第2の景品載置棚板は図の上部が沈むように回転する。したがって、第1の景品載置棚板及び第2の景品載置棚板にまたがるように載置された景品は、景品載置棚板の回転方向に関わらず、ほとんど回転せずに略鉛直方向に落下することになる。これにより、本発明の第8の課題解決手段と同様の効果を奏するのである。
本発明の第14の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第13の課題解決手段において、前記景品載置棚板は、景品載置棚板支持柱を介して前記回動手段に支持されることを特徴としたので、景品載置棚板を回動手段から離れて上方に設けることができるという効果を奏する。
つまり、図9のように、回動手段によって景品載置棚板支持柱を支持し、景品載置棚板支持柱によって景品載置棚板を支持しているので、景品載置棚板支持棒の長さの分だけ、回動手段よりも景品載置棚板を高い位置に設けることができる。
押付部が設けられる支持手段は、身長の低い遊戯者にも押付部が良好に視認できるように、比較的低い位置に設けざるを得ない。また、景品獲得遊戯機上部に設けられた水平方向に移動可能な押付手段が伸長することによって押付部を押すのであるから、遊戯者の身長を考慮しないとしても、支持手段を設ける高さには限界がある。
一方、景品展示棚板は、この上に載置する景品により多くの注目を集め、遊戯者の遊戯意欲を駆り立てる為に、景品獲得遊戯機から離れた場所からでも目立つ高い位置にも設けられることが望ましいのである。
そこで、本課題解決手段により、以上の課題を解決することができるのである。
本発明の第15の課題解決手段においては、本発明の第1乃至第13の課題解決手段に係る景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置と、前記景品展示・払出装置の上方に本発明の第14の課題解決手段に係る景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置とを備えることを特徴としたので、景品獲得遊戯機内の限られた空間に多くの景品を載置することが可能になり、景品の補充頻度が減らせることにより娯楽施設等の負担が小さくできるほか、外観的に、遊戯者の注目を得る効果も格段に向上する。
また、2段に景品が載置されているという複雑な景品獲得遊戯機でありながら、その動作は視覚に訴えるシンプルな機構で実現されているというアナログ的な面白さにより、遊戯者の関心を大いに得ることができるのである。
なおこの場合、下段の景品載置棚板上に載置された景品が払い出されていない状態で上段の景品載置棚板の支持が外れ、景品が落下した場合、この景品は落下しても下段の景品載置棚板の上に落下するにすぎず、払い出されないことになってしまう。
このような不都合を回避する為、下段の景品載置棚板上に載置された景品が払い出されない限り上段の景品載置棚板上に載置された景品が落下しない為の工夫が必要である。
一例として、上段の景品載置棚板に対応する押付部穴を、下段の景品載置棚板に載置された景品が払い出されるまでは板状部材で覆うことにより、遊戯者の操作する押付手段で押付部を押すことができないようにすれば良い。これらの機能は、電子制御回路を使用して実現しても、純粋な機械的手段によって実現しても、またそれらの組み合わせであってもかまわない。
以下、本発明を含む景品獲得遊戯機の一実施例を示す説明図である図19を参照しつつ本発明の実施例を説明する。図中に含まれる本発明の実施例の説明を行う前に、まず景品獲得遊戯機全体の説明を行う。
図19は景品獲得遊戯機の一実施例を示す説明図であるが、景品獲得遊戯機中における本発明の実施例を明確にするため、本発明と技術的な関係の少ない構成部材については表示を省略している。また、いくつかの構成部材については背面の構成部材が隠れることを避けるために透明な材質であるかのように表示するとともに鎖線での表示としている。また、本来外部から視認し得ない部分を点線で表示した部分がある。
さて、景品獲得遊戯機には操作卓23が設けられており、遊戯者は操作卓が備える押しボタンを押下するなどして押付手段11を操作する。典型的には、遊戯開始時には遊戯者から見て左手前に位置する押付手段11を、2つの押しボタンの一方を押すと右方向に移動することができ、もう一方を押すと奥方向に移動することができるように設定される。これらボタンを押し、タイミングよく離すことによって目的の位置に押付手段11を移動することができるのである。
押付手段11は景品獲得遊戯機天井部に備えられる図示しないボールネジやベルトによって2軸移動手段によって駆動され、水平方向、つまり遊戯者から見て左右方向及び奥手前方向に移動可能である。さらに押付手段11は上下方向に伸縮可能であり、遊戯者の操作によって縮んだ状態で移動し、水平方向の位置が決定されると、その位置において下方向に伸びていく。押付手段11先端が押付部アームカバー板12に衝突すると遊戯は失敗であり、押付手段は左手前の位置に復帰する。一方、押付手段11が押付部穴13a〜13cのいずれかを通過すると遊戯成功であり、これについては後述する。なお、押付手段11の上下方向の伸縮は、既存のいわゆるクレーンゲーム機等に採用されているクレーン機構と同様のものを使用可能であり、ここでは詳細な説明は割愛する。
景品獲得遊戯機は透明カバー26で周囲を囲まれており、これは透明素材で製作されているため遊戯者から内部の様子が視認可能となっている。遊戯者は、透明カバー26を通して視認される押付部穴13a〜13cを押付手段11が通過するように操作を行うのである。
また、必須ではないが、押付部アームカバー板12も透明素材で製作することが好ましい。本発明に係る景品展示・払出装置の機構が遊戯者から直接視認されることとなり、機械的なからくりによって景品が払い出されるという本発明の面白さを訴えることができるからである。また、遊戯に成功した場合、つまり、押付手段11が押付部穴13a〜13cのいずれかを通過してから景品が払い出されるまでの過程がすべて視認可能な機械的なからくりで行われ、視認不可能な電子的処理が介在しないことを直接示すことができることは、遊戯者の景品獲得遊戯機に対する不信感を払拭できる点でも価値がある。
さて、遊戯に成功し、景品が落下すると、該景品は景品払出口24を経て景品取出口25に現れる。遊戯者は、景品取出口25に現れた景品を取り出すのである。以下、本発明に係る景品展示・払出装置の実施例について説明を行う。
図19中の景品載置棚板A1c、棚板枢決部A2a、回動手段A16a、支持手段A18aからなる景品展示・払出装置は、本発明の第11の課題解決手段に係る発明の1実施例である。壁面14に棚板枢結部A2aを介して景品載置棚板A1cが回転可能に取り付けられているので、景品載置棚板A1cは回動手段A16aに支持されていれば略水平状態を保ち、上面にぬいぐるみ他の景品を載置することができる。回動手段A16aの支持がなくなると、景品載置棚板A1cは壁面14に沿う状態で棚板枢結部2aから吊り下げられる形になるため、上面に載置されていた景品は落下し、景品払出口24に入る。その後、景品は景品取出口25から遊戯者に取り出されるのである。
回動手段A16aは回動手段枢結部(図が見づらくなるため符号表示はしていない)で回転可能に枢結されており、支持手段A18aの支持がなくなれば景品載置棚板A1c等の重量によって回転し、景品が払い出されることになる。支持手段A18aは、支持手段枢結部(図が見づらくなるため符号表示はしていない)で回転可能に枢結されており、回動手段を支持した状態で安定する。
ここで、押付部(図が見づらくなるため符号表示はしていない)が遊戯者の操作する押付手段11によって押し付けられてわずかでも支持手段A18aが回転すると、景品載置棚板A1c等の重量が回動手段A16aによって伝達され、支持手段A18a等の回転をますます促進し、確実に景品の払い出しが行われる。
なお、娯楽施設の従業員等が払い出された景品を補充する際には景品載置棚板A1cの支持を回復しなければならないが、これには景品載置棚板A1cを単に上方向に持ち上げるという、きわめて簡単な手順だけで済むことはすでに図16を引用して説明したとおりである。
また、図19には表示していないものの、回動手段A16aと支持手段A18aの当接部の滑りが、これら部材の加工状態によって劣化することを防止するための工夫を施すことが望ましい。これは、例えば図5乃至図8に例示するように、当接部の一方または両方に折り曲げ加工を施したり、あるいはローラー20を設けたりすることによって実現できる。
さらに、景品払い出し時に景品載置棚板A1cが瞬間的に回転を完了し、載置されている景品の姿勢が前傾することなく落下し、確実な払い出しが行われるようにするため、景品載置棚板A1cに図12及び図13に示すような引っ張り手段を設けることもできる。つまり、景品載置棚板A1cにつるまきバネやねじりバネによって下方向の引っ張り力を作用させておくことで、重力加速度以上の加速で景品載置棚板A1cが回転するようにし、景品の載置面が瞬間的に無くなるようにすることで景品の姿勢の乱れを防止できるのである。
また、図19の表示とは異なるが、景品載置棚板A1cを図14のような構造とすることも有効である。図19では、景品載置棚板A1cの近くに棚板支持柱15が設けられており、景品載置棚板A1cに載置されている景品が払い出されるときにその姿勢が乱れると、該景品が棚板支持柱15に衝突するなどして、景品載置棚板B1dの支持が不安定になってしまうような事態が考えられる。前記のように、景品載置棚板A1cを瞬間的に駆動することで景品払い出し時の姿勢乱れを防止することも可能であるが、図14のような構造により、景品が確実に真下方向に落下することも有効な施策である。
図19中の景品載置棚板B1d、棚板枢決部B2b、棚板支持柱15、回動手段B16b、支持手段B18bからなる景品展示・払出装置は、本発明の第14の課題解決手段に係る発明の1実施例である。
この実施例は棚板支持柱15を除けば実施例1と同様の構成要素から成っており、それぞれの作用効果も同一であるので、棚板支持柱15についてのみ説明を加える。
棚板支持柱15は、その上端部で景品載置棚板B1dと回転自在に枢結され、その下端部は回動手段B16bによって支持されている。つまり、回動手段B16bの支持を上方に離れた位置に設けられている景品載置棚板B1dに伝える働きをしているのである。
押付手段11によって支持手段B18bの押付部を押し付けるという内容の景品獲得遊戯機である以上、支持手段B18bを高い位置に設けることは困難である。なぜなら、支持手段B18bが高い位置に設けられると、押付手段11が遊戯者の操作で移動する際に支持手段B18bと干渉してしまうという問題が発生しかねないからである。
そこで、支持手段B18bは他の支持手段と同じく低い位置に設けつつも、高い位置に設けられた景品載置棚板B18dに載置された景品の払い出しを可能にする棚板支持柱15を使用すると良いのである。また、高い位置の景品載置棚板B18dの景品の払い出しを純粋に機械的なからくりで行っていることによる視覚的な面白さも、景品獲得遊戯機に遊戯者の注目を集める効果が期待できるものである。
また、本実施例とすでに説明した実施例1は、図19に示す景品獲得遊戯機において、本発明の第15の課題解決手段に係る発明の1実施例を構成している。ただし、この場合は景品載置棚板A1cに載置された景品が払い出されるよりも前に景品載置棚板B1dが払い出されると、払い出されるべき景品が景品載置棚板A1cの上に落下してしまう為、景品載置棚板A1cに載置された景品が払い出されない限り、景品載置棚板B1dに載置された景品が払い出されないように工夫することが好ましい。具体的には、別途手段を設けて、景品載置棚板A1cに載置された景品が払い出されるまで、景品載置棚板B1dに対応する押付部穴13bがふさがれるようにすることができる。
図19中の景品載置棚板C1e、棚板枢決部C2c、回動手段C16c、支持手段C18cからなる景品展示・払出装置は、本発明の第12の課題解決手段に係る発明の1実施例である。
この実施例は棚板枢結部C2cの取り付け方向及び回動手段C16cの形状を除けば実施例1と同様の構成要素から成っており、それぞれの作用効果も同一であるので、棚板枢結部C2c及び回動手段C16cについてのみ説明を加える。
本景品獲得遊戯機では遊戯開始時には押付手段11は遊戯者から見て左手前方向にあり、これを操作卓23に設けられた押しボタンによって操作し、各景品載置棚板に対応する押付部を押し付けることを目指す。そうすると、景品獲得遊戯機内でもっとも左側に設けられた景品載置棚板C1eに対応する押付部18cはどうしても左側に位置するため、遊戯者が押付手段11を操作可能な余地は少なく、従って遊戯性が低下してしまう。
そこで、本実施例のように棚板枢結部C2cと回動手段C16cの枢結軸を略直角方向とし、また回動手段C16cに図に示すとおり爪状構造を設けて、支持手段18cができるだけ景品獲得遊戯機の左端より離れた位置になるようにし、遊戯性の低下を防止するのである。
以上のように、本発明は景品展示・払出装置によって、遊戯者が操作可能な押付手段によって押付部を押し付けると景品載置棚板に載置されている景品が払い出される景品獲得遊戯機において、景品載置棚板に載置する景品の重量が大きい場合でも確実に景品を払い出すことを可能とし、またその遊戯性の向上をも図ることができる価値の高い発明である。
本発明の要部を側面方向及び上面方向から示した説明図である。 本発明に係る従来技術を側面方向及び上面方向から示した説明図である。 本発明に係る従来技術の動作状態を側面方向及び上面方向から示した説明図である。 本発明に係る従来技術の課題の例を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の要部を側面方向及び上面方向から示した説明図である。 本発明の要部を示した説明図である。 本発明の動作状態を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の動作原理を示した説明図である。 本発明の動作状態を示した説明図である。 本発明の実施方法を示した説明図である。 本発明の要部を側面方向及び上面方向から示した説明図である。 本発明を用いた景品獲得遊戯機を示した説明図である。
符号の説明
1 景品載置棚板
1a 第1の景品載置棚板
1b 第2の景品載置棚板
1c 景品載置棚板A
1d 景品載置棚板B
1e 景品載置棚板C
2 棚板枢結部
2a 棚板枢結部A
2b 棚板枢結部B
2c 棚板枢結部C
3 景品
4 棚板支持手段
5 棚板支持部
6 棚板支持手段枢結部
7 棚板支持手段ベース
8 押付部アーム
9 押付部アームバネ
10 押付部
11 押付手段
12 押付部アームカバー板
13 押付部穴
13a 押付部穴A
13b 押付部穴B
13c 押付部穴C
14 壁面
15 棚板支持柱
16 回動手段
16a 回動手段A
16b 回動手段B
16c 回動手段C
17 回動手段枢結部
18 支持手段
18a 支持手段A
18b 支持手段B
18c 支持手段C
19 指示手段枢結部
20 ローラー
21 つるまきバネ
22 ねじりバネ
23 操作卓
24 景品払出口
25 景品取出口
26 透明カバー

Claims (15)

  1. 遊戯者が操作可能な押付手段によって押付部を押し付けると、景品載置棚板に載置されている景品が払い出される景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置において、
    景品載置棚板と、
    前記景品載置棚板に当接して略水平に支持可能に枢結された回転自在の回動手段と、
    前記回動手段に当接可能に設けられた支持手段と、
    を有することを特徴とする景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  2. 前記景品載置棚板を回転自在に枢結する棚板枢結部を有している、
    ことを特徴とする請求項1記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  3. 前記支持手段を回転自在に枢結する支持手段枢結部を有している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  4. 前記支持手段の前記回動手段との当接部には回転自在のローラーが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  5. 前記支持手段の前記回動手段との当接部には折り曲げ加工が施されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  6. 前記回動手段の前記手段支持との当接部には回転自在のローラーが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  7. 前記回動手段の前記支持手段との当接部には折り曲げ加工が施されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  8. 前記景品載置棚板に略下方向への引っ張り力を発生させる引っ張り手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  9. 前記引っ張り手段はつるまきバネを含む、
    ことを特徴とする請求項8記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  10. 前記引っ張り手段はねじりバネを含む、
    ことを特徴とする請求項8記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  11. 前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略平行に設定されている、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項10記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  12. 前記棚板枢結部の枢結軸と前記支持手段枢結部の枢結軸が略垂直に設定されている、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項10記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  13. 前記景品載置棚板は第1の景品載置棚板と第2の景品載置棚板からなり、
    前記回動手段は前記第1の景品載置棚板と前記第2の景品載置棚板の両方を支持可能に設定されている、
    ことを特徴とする請求項12記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  14. 前記景品載置棚板は、棚板支持柱を介して前記回動手段に支持される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項13記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置。
  15. 請求項1乃至請求項13記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置と、
    前記景品展示・払出装置の上方に請求項14記載の景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置とを備える
    ことを特徴とする、景品獲得遊戯機。
JP2005165245A 2005-06-06 2005-06-06 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置 Pending JP2006334270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005165245A JP2006334270A (ja) 2005-06-06 2005-06-06 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005165245A JP2006334270A (ja) 2005-06-06 2005-06-06 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006334270A true JP2006334270A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37555314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005165245A Pending JP2006334270A (ja) 2005-06-06 2005-06-06 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006334270A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056280A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Sega Corp 景品取得ゲーム装置
JP2010184130A (ja) * 2010-05-31 2010-08-26 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機
JP2010187713A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Sega Corp 物品取得ゲーム機及び物品展示具
JP2010214060A (ja) * 2009-02-20 2010-09-30 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機
US8561994B1 (en) * 2010-12-02 2013-10-22 Komuse Co., Ltd. Game vending machine
JP2014076328A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機の景品展示・払出装置、及び、これを備えた業務用景品獲得ゲーム機
JP2020065603A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社マーベラス 景品支持装置およびそれを備えるゲーム装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056280A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Sega Corp 景品取得ゲーム装置
JP2010187713A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Sega Corp 物品取得ゲーム機及び物品展示具
JP2010214060A (ja) * 2009-02-20 2010-09-30 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機
JP2010184130A (ja) * 2010-05-31 2010-08-26 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機
US8561994B1 (en) * 2010-12-02 2013-10-22 Komuse Co., Ltd. Game vending machine
JP2014076328A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Kusuno Seisakusho:Kk 業務用景品獲得ゲーム機の景品展示・払出装置、及び、これを備えた業務用景品獲得ゲーム機
JP2020065603A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社マーベラス 景品支持装置およびそれを備えるゲーム装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006334270A (ja) 景品獲得遊戯機の景品展示・払出装置
JP6509180B2 (ja) 遊技機
JP5913168B2 (ja) 遊技機
JP2007215666A (ja) 景品払出機構及び遊戯装置
JP5918711B2 (ja) 遊技機
JP7083609B2 (ja) 遊技機
JP2023053130A (ja) ゲーム装置、ゲームサーバ、及びプログラム
JP2008011874A (ja) 景品供給装置
JP6255920B2 (ja) ゲーム機
JP6244692B2 (ja) ゲーム機
JP2006239179A (ja) 景品獲得ゲーム機及び景品獲得ゲーム機の制御方法
JP3910441B2 (ja) 対象物搬送機構及びゲーム装置
JP6879973B2 (ja) 遊技機
JP5981895B2 (ja) 遊技機
JP2004129793A (ja) 遊技機
JP5220652B2 (ja) 景品払出機構、景品払出装置及びプッシャー型ゲーム装置
JP4877590B2 (ja) 遊技機
JP2005137804A (ja) メダルゲーム機
JP7349228B2 (ja) 遊技機
JP7456237B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
KR102166926B1 (ko) 낚시형 경품게임장치
JP6909122B2 (ja) 遊技機
JP2010068883A (ja) 業務用景品獲得ゲーム機
JP2022075838A (ja) 遊技機
JP2022174156A (ja) ゲームサーバ、電子機器、及びプログラム