JP2010184130A - 業務用景品獲得ゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】二人の遊戯者が同時に独立して遊戯を行うことが可能な大型で見栄えが良く、二人の遊戯者が同時に遊戯を行うことに抵抗感が少なく、しかも、遊戯者が長時間にわたって遊戯を継続することが期待できる、景品獲得ゲーム機を提供する。
【解決手段】少なくとも一部が透明または半透明の素材で遮蔽された遊戯空間と、該遊戯空間内に、第1の遊戯者によって操作可能な第1の遊戯手段と、第2の遊戯者によって操作可能な第2の遊戯手段と、を備える景品獲得ゲーム機において、第1の遊戯者が達成すべき第1の遊戯課題と、第2の遊戯者が達成すべき第2の遊戯課題が、異なっている、ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機とする。前記第1の遊戯手段及び前記第2の遊戯手段はいずれも、少なくとも略直交する第1の方向及び第2の方向の2方向に移動可能とされることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にゲームセンターなどの遊戯施設に設置される業務用景品獲得ゲーム機に関する。より詳しくは、遊戯者の操作によって制御される可動部を備え、これを用いて遊戯者が一定の課題を達成すれば景品が払い出される業務用景品獲得ゲーム機に関するものである。
近年、ゲームセンターなどの遊戯施設には様々な景品獲得ゲーム機が設置され、遊戯者に楽しまれている。ここで、景品獲得ゲーム機とは、景品獲得ゲーム機の筐体に備えられた可動部を、同筐体が備えるボタンなどの操作手段を遊戯者に操作させることで一定の課題(以下、「遊戯課題」という)の達成に挑戦させ、この課題を首尾よく達成すれば遊戯者に景品が払い出されるというものである。
さて、さまざまな景品獲得ゲーム機が実用に供されているが、これらの中には二人の遊戯者が並んで遊戯を行うことができるものがある。つまり、略直方体の筐体の正面(遊戯者と対抗する面)が二人の遊戯者が楽に並べる程度の幅とされており、同時に独立して同じ遊戯を楽しむことが可能とされている。
このような同時に二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯を行える景品獲得ゲーム機の例は非常に多い。例えば、景品獲得ゲーム機内の遊戯空間下部の景品載置台に載置された景品を、遊戯者が操作するキャッチャーでつかみあげることを遊戯課題とする、いわゆるクレーンゲーム機では、例えば特開2006−116035号公報の図1に開示されている例のように二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯(クレーンゲーム)を楽しめるものが一般的である。もちろん例外もあり、例えば特開2006−223407号公報の図1に開示されている例のように同時には1人の遊戯者しか遊戯を楽しめないものも存在するが、むしろこのようなクレーンゲーム機は少数派である。
前記のように、二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯を行える景品獲得ゲーム機が一般的であることは、クレーンゲーム機に限らない。例えば、意匠登録第1208735号公報の例のように、景品獲得ゲーム機内の遊戯空間下部に目標穴を備えた遮蔽板が設けられており、遊戯者が伸縮可能なプッシャー棒を操作して、プッシャー棒を目標穴に通過させることを遊戯課題とするプッシャーゲーム機でも二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯(プッシャーゲーム)を楽しめる構成をとっている。
さらに、実用新案登録第3121836号公報の図1の例のように、景品獲得ゲーム機内の遊戯空間内に紐状体で景品が吊下げられており、遊戯者が操作する切断手段で紐状体を切断することを遊戯課題とするカットゲーム機でも、やはり二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯(カットゲーム)を楽しめる構成をとっている。
このように、二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯を行える景品獲得ゲーム機(以下、「ツインゲーム機」という)が、特開2006−223407号公報の図1に開示されている例のように同時には1人の遊戯者しか遊戯を行えない景品獲得ゲーム機(以下、「シングルゲーム機」という)よりも好まれる理由は、第1にシングルゲーム機がツインゲーム機と比べて大きさがほぼ半分となって、遊戯者からの見栄えが良くないからである。遊戯者が遊戯を行う景品獲得ゲーム機を選定する第1の判断材料は視覚であり、大きな筐体となるツインゲーム機が遊戯者に選択されやすい点で有利なのである。なお、シングルゲーム機をツインゲーム機並みに大型にして見栄えを良くすることは技術的には可能であるが、広い設置面積を要するにも関わらず一人の遊戯者しか遊戯を行えないこと、及び、実際には一人の遊戯者が遊戯を行う遊戯空間が広いと遊戯者とキャッチャー等の遊戯手段の距離が大きくなりすぎる場合が生じて、遊戯者にとって遊戯がしにくくなるという問題があり、近年ではこのような景品獲得ゲーム機はあまり作られなくなっている。
また、ツインゲーム機とシングルゲーム機を比較すると、ツインゲーム機にはシングルゲーム機よりも多くの部品を必要とすることは当然であるものの、組立や調整は同じ手順を繰り返すのみなので効率が良く、また、筐体をはじめとする共有化できる部品も少なくないため、そのコストは意外にもあまり大きくは異ならない。一例では、シングルゲーム機は同じ遊戯課題であるツインゲーム機と比較して、そのコストが2から3割程度しか安価でないことがあり、この程度の差であればよりツインゲーム機が好まれることは当然といえる。
特開2006−116035号公報 意匠登録第1208735号公報 実用新案登録第3121836号公報 特開2006−223407号公報
しかしながら、ツインゲーム機は大型で見栄えが良く、遊戯者をひきつけるにも関わらず、実際には同時に二人の遊戯者が遊戯を行うことは少なく、一度に一人の遊戯者のみが遊戯を行うことがほとんどである。二人の遊戯者が並んで同じタイミングで同じ遊戯を行うことは、往々にして気まずさが生じて一方がなんとなく遠慮してしまう、といったことが生じるからである。例えば、同じ遊戯を行うからには遊戯の技術の優劣等を容易に比較できるといったことが気まずさの原因となる。無論、友人同士のグループなどではこの限りでは無いが、せっかく二人が同時に遊戯を行えるにも関わらず、かなりの時間は一人のみが遊戯を行うに過ぎないという無駄を生じていることは否めない。
また、ツインゲーム機で遊戯を行った遊戯者は、その遊戯に飽きると、そのツインゲーム機で遊戯を行うことをやめて、他の景品獲得ゲーム機を探すのが常である。ツインゲーム機は同時に二人の遊戯者が独立して遊戯を行えるものの、遊戯課題は同じであるから、その遊戯課題に飽きた遊戯者は異なる遊戯課題を有する他の景品獲得ゲーム機で遊戯を行うことを欲することは当然だからである。ツインゲーム機は大型で見栄えが良く、遊戯者をひきつけることは事実としても、遊戯者を引き止める効果はさほど大きくないといわざるを得ない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。つまり、二人の遊戯者が同時に独立して遊戯を行うことが可能な大型で見栄えが良く、二人の遊戯者が同時に遊戯を行うことに抵抗感が少なく、しかも、遊戯者が長時間にわたって遊戯を継続することが期待できる、景品獲得ゲーム機を提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
(1)以上説明した課題を解決するため、本発明においては、
少なくとも一部が透明または半透明の素材で遮蔽された遊戯空間と、
該遊戯空間内に、
第1の遊戯者によって操作可能な第1の遊戯手段と、
第2の遊戯者によって操作可能な第2の遊戯手段と、
を備える景品獲得ゲーム機において、
第1の遊戯者が達成すべき第1の遊戯課題と、第2の遊戯者が達成すべき第2の遊戯課題が、異なっている、
ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としている。
上記構成は、要約すれば従来二人の遊戯者が同時に独立して同じ遊戯を行えるように構成される、つまり、同じシングルゲーム機2台を1つの筐体に収めたように構成されることが常であったツインゲーム機を、二人の遊戯者が同時に独立して異なる遊戯を行えるように構成したものである。つまり、異なるシングルゲーム機2台を1つの筐体に収めたように構成したのである(以下、「2in1ゲーム機」という)。
2in1ゲーム機の構成とすることで、大型で見栄えがよいというツインゲーム機の利点はそのままに、同時に遊戯を行う二人の遊戯者にとっては異なる遊戯を行っているのであるから、同じ遊戯を並んで行う際に生じる気まずさが生じにくい。これによって、2in1ゲーム機は同時に二人の遊戯者が遊戯を行う時間が増え、景品獲得ゲーム機を設置するゲームセンター等の遊戯施設(以下、単に「遊戯施設」という)にとってより収益性の高いものとなる。
また、例えば2in1ゲーム機で第1の遊戯課題を達成しようと遊戯を行った遊戯者は、その遊戯に飽きると、同じ2in1ゲーム機の備える第2の遊戯課題の遊戯を行うことが期待できる。なぜなら、第1の遊戯課題と第2の遊戯課題は異なるものであるから、第1の遊戯課題に飽きたとしても第2の遊戯課題には依然として興味を持って取り組めるからである。また、第1の遊戯課題に挑戦している間にも、同じ2in1ゲーム機によって別の遊戯者が隣で第2の遊戯課題に挑戦することは頻繁に起こりうることである。そうすると、自分が挑戦している第1の遊戯課題とは異なる第2の遊戯課題がどのようなものであるかといったことは、いわば横目で様子を見ている間に自然と理解され、次は第2の遊戯課題の遊戯に挑戦してみようという遊戯意欲が生じることが期待できる。
加えて、景品獲得ゲーム機を設置できる面積が少ない、比較的小規模の遊戯施設では、同じ面積に設置できる景品獲得ゲーム機の遊戯内容のバリエーションが増えるため、さまざまな遊戯者層を顧客とできる可能性が高まるといった利点も生じる。
(2)本発明においては、
前記第1の遊戯手段及び前記第2の遊戯手段はいずれも、少なくとも略直交する第1の方向及び第2の方向の2方向に移動可能とされている、
ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としている。
景品獲得ゲーム機の遊戯課題は、きわめて多岐にわたるものが実用に供されており、それぞれに特色があるのだが、第1の遊戯課題と第2の遊戯課題をあまりに異なるものとした2in1ゲーム機とすることは好ましくない。なぜなら、これでは2in1ゲーム機に必要な部品の種類がほとんど倍増してしまうほか、組立や調整も2台のシングルゲーム機の製作に相当する労力を要してしまい、著しくコストを引き上げてしまうからである。
その為、第1の遊戯課題と第2の遊戯課題は異なるものでありつつ、ある程度の共通性を有するものであることが好ましい。具体的には、遊戯者の操作により遊戯手段を平面内で順次2方向に移動可能としたものとすることが出来る。つまり、遊戯者は景品獲得ゲーム機の備えるボタン等を操作することで、まず第1の方向に遊戯手段を移動する第1のステップで、該方向で遊戯手段を位置決めする。続いて遊戯者は、同じく景品獲得ゲーム機の備えるボタン等を操作することで、別の第2の方向に遊戯手段を移動する第2のステップで、該方向で遊戯手段を位置決めする。この後、遊戯手段は自動制御によって各種動作を行うこともあるが、遊戯者によって遊戯手段が適切な位置に移動されていれば、所定の遊戯課題が達成され、景品が払い出されるのである。
遊戯者の操作により遊戯手段を1つの方向のみに移動可能とすることはあまりに遊戯課題が単純に過ぎ、単調となって短期間に飽きられてしまうと考えられる。なぜなら、これでは第1のステップで遊戯内容を適切に位置決めできたかどうかで遊戯課題の達成・不達成が決定してしまい、中間段階が発生し得ないため、連続して遊戯課題を達成できなかった遊戯者の遊戯意欲が短期間に減退してしまうからである。一方、第1の方向と第2の方向で遊戯手段を移動可能とすることで、第1のステップでは適切に位置決めできたが、第2のステップでは適切な位置決めが出来なかった為に最終的には遊戯課題が達成できなかった、という中間状態が出来る。これにより、遊戯者は不慣れな間は第1のステップで適切な位置決めをすることが出来なかったとしても、やがて第1のステップでは成功できる、というように上達を感得することが出来る。
この優れた特徴は、さまざまな遊戯課題においても発揮されるため、第1の遊戯課題と第2の遊戯課題は異なるものでありつつも、少なくとも第1の方向及び第2の方向の2方向に移動可能という特徴を共有することで、この機能を実現する部分までは共通の構成で2in1ゲーム機を実現することができ、前記説明したコスト上昇を抑制することができるのである。
(3)本発明においては、
前記遊戯空間内に、前記略直交する2方向の作る平面にほぼ平行に設けられた遮蔽板と、該遮蔽板に設けられた目標穴とを備え、前記第1の遊戯手段は該目標穴を通過し得る断面形状であり、遊戯者が該第1の遊戯手段を該目標穴を通過し得る位置に移動することを第1の遊戯課題とし、
前記遊戯空間上部から景品をつるす紐状体を備え、前記第2の遊戯手段は該紐状体を切断可能な切断手段であり、遊戯者が該第2の遊戯手段を該紐状体を切断しえる位置に移動することを第2の遊戯課題とする、
ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としている。
ここで、第1の遊戯課題とは、つまりは、すでに説明したプッシャーゲーム機の遊戯課題である。特に、遊戯空間の底部付近に目標穴を設けられた遮断板を供える構成とすることが好ましい。このようにすると、遊戯者が最も注目する位置は、遊戯空間の底部付近だからである。この意義は、後ほど明らかとなる。
第2の遊戯課題とは、つまりは、すでに説明したカットゲーム機の遊戯課題である。特に、遊戯空間の上部で紐状体を切断する構成とすることが好ましい。このようにすると、遊戯者が最も注目する位置は、遊戯空間の上部になる。
第1の遊戯課題と第2の遊戯課題をこのように組み合わせると、2in1ゲーム機の一方の遊戯課題(第1の遊戯課題)は遊戯空間の下部、他方の遊戯課題(第2の遊戯課題)は遊戯空間の上部をはっきりと視認できることが重要となり、たとえば遊戯者がその身長に応じて視認性の良い遊戯課題を選択できるようになるという顕著な効果を奏する。もっとも、身長に応じた遊戯課題を選択できるというよりも、より重要な点は、遊戯課題の違いがより顕著に認識されることで遊戯者の遊戯意欲を引き出すことができる点である。背の低い者が第1の遊戯課題を、逆に背の高い者が第2の遊戯課題を好むのは自然であるが、多くの遊戯者は低い位置の目標を狙う第1の遊戯課題が達成できなければ、高い位置の目標を狙う第2の遊戯課題に挑戦してみるといった行動を採ることが期待できるからである。
もちろん、上記と異なる第1の遊戯課題と第2の遊戯課題の組み合わせを選択しても同様の効果は得られる。例えば、第1の遊戯課題をプッシャーゲーム機の遊戯課題ではなく、クレーンゲーム機の遊戯課題とすることも可能である。
(1)第1の遊戯者が達成すべき第1の遊戯課題と、第2の遊戯者が達成すべき第2の遊戯課題が、異なっている、ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としたので、二人の遊戯者が同時に遊戯を行う時間が増え、遊戯施設にとってより収益性の高いものとなる。また、第1の遊戯課題に挑戦した遊戯者の、続けて第2の遊戯課題に挑戦しようという遊戯意欲を惹起することができる。
(2)第1の遊戯手段と第2の遊戯手段をいずれも、少なくとも略直交する第1の方向及び第2の方向の2方向に移動可能とされている、ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としたので、バリエーションにとんだ遊戯課題を実現可能としつつ第1の遊戯課題と第2の遊戯課題の実現に必要な部品の種類や組立及び調整の手間を少なく抑え、景品獲得ゲーム機を低コストで提供できる。
(3)前記遊戯空間内に、前記略直交する2方向の作る平面にほぼ平行に設けられた遮蔽板と、該遮蔽板に設けられた目標穴とを備え、前記第1の遊戯手段は該目標穴を通過し得る断面形状であり、遊戯者が該第1の遊戯手段を該目標穴を通過し得る位置に移動することを第1の遊戯課題とし、前記遊戯空間上部から景品をつるす紐状体を備え、前記第2の遊戯手段は該紐状体を切断可能な切断手段であり、遊戯者が該第2の遊戯手段を該紐状体を切断しえる位置に移動することを第2の遊戯課題とする、ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機としたので、遊戯者の注目すべき位置が第1の遊戯課題では遊戯空間の下部、第2の遊戯課題では遊戯空間の上部となって、遊戯課題の違いがより顕著に認識され、第1の遊戯課題に挑戦した遊戯者の、続けて第2の遊戯課題に挑戦しようという遊戯意欲を惹起することができる。
本発明に係る景品獲得ゲーム機の一実施例を示した説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明に係る景品獲得ゲーム機の一実施例を説明する説明図である。
景品獲得ゲーム機(1)は、その遊戯空間(8)内に第1の遊戯手段(2)及び第2の遊戯手段(3)を備えている。これらはいずれも、遊戯者が硬貨挿入口(10)に硬貨を挿入するなどした後に遊戯者が操作卓(9)の備えるボタン等を操作することによって、図の左右方向及び前後方向に移動可能とされている。このような移動は、2軸のスライドユニット等の既知の手段で容易に実現できる。また、遊戯者による操作卓(9)の操作を第1の遊戯手段(2)または第2の遊戯手段(3)の移動という動作につなげる電気的制御も既知の技術で容易に実現できるため、説明は省略する。
第1の遊戯手段(2)は上下方向に伸縮自在なプッシャー棒であり、遊戯者が操作卓(9)の操作を終えると、下方向に伸長する。遊戯空間(8)の下部には、目標穴(7)を設けた遮蔽板(6)が備えられており、第1の遊戯手段(2)であるプッシャー棒が首尾よく目標穴(7)を通過すると遊戯課題達成である。遊戯課題を達成すると、景品載置台(4)に載置された、図示しない景品が払い出される。具体的には、景品載置台(4)は特許第3860128号の図1に開示されているような機構からなり、遊戯課題が達成された際にはほぼ水平であった景品載置台が回転してほぼ垂直となり、載置されていた景品が落下することになる。落下した景品は、景品取出口(11)から払い出される。
一方、第2の遊戯手段(3)は図に表れない奥側に鋏状の構造を備える紐状体切断手段である。遊戯者が操作卓(9)の操作を終えると、第2の遊戯手段(3)である紐状体切断手段は鋏状の構造を閉じ、これによって紐状体(5)が首尾よく切断されると、紐状体(5)によって吊下げられた、図示しない景品が落下する。落下した景品は、景品取出口(11)から払い出される。
このように、景品獲得ゲーム機の左半分と右半分で遊戯課題が全く異なるため、二人の遊戯者はお互いに気兼ねなくそれぞれの遊戯課題達成にむけて遊戯を行うことができる。また、二人の遊戯者が並んで遊戯を行うことができる大きさの景品獲得ゲーム機であり、しかも、左右で異なる構造を有することからくる特異な外観は、視覚を通じて遊戯者の一度遊戯してみようという遊戯意欲を惹起する。特に、この図では向かって左側が、遊戯中にもっとも注目する位置が目標穴(7)のある遊戯空間(8)の下部であり、一方右側は、遊戯中に最も注目する位置が紐状体(5)の第2の遊戯手段(3)によって切断される位置であるので遊戯空間(8)の上部である。このように、1台の景品獲得ゲーム機の中で全く異なる位置が重要であり、遊戯課題間の違いを視覚を通じて顕著に認識させることができる。
また、ある遊戯者が一方の遊戯を楽しんでいる間にも、他方では異なる遊戯課題の遊戯を楽しむ別の遊戯者が現れることが頻繁にあり、仮に一方の遊戯課題に飽きたとしても、他方の遊戯に挑戦しようという意欲を生じ易い。
さらに、景品獲得ゲーム機の左右で、いずれも略直交する2方向に遊戯手段を移動する機構が共通しており、制御も似通ったものであることから、1台の景品獲得ゲーム機に2つの遊戯内容を盛り込むことによって生じるコストの上昇を低く抑えることができる。
以上説明した通り、本発明は遊戯者の遊戯意欲や満足感を高め、また、遊戯施設にとってより多くの利潤を確保することを可能とする、きわめて有用なものである。
1 景品獲得ゲーム機
2 第1の遊戯手段(プッシャー棒)
3 第2の遊戯手段(カット手段)
4 景品載置台
5 紐状体
6 遮蔽板
7 目標穴
8 遊戯空間
9 操作卓
10 硬貨挿入口
11 景品取出口

Claims (3)

  1. 少なくとも一部が透明または半透明の素材で遮蔽された遊戯空間と、
    該遊戯空間内に、
    第1の遊戯者によって操作可能な第1の遊戯手段と、
    第2の遊戯者によって操作可能な第2の遊戯手段と、
    を備える景品獲得ゲーム機において、
    第1の遊戯者が達成すべき第1の遊戯課題と、第2の遊戯者が達成すべき第2の遊戯課題が、異なっている、
    ことを特徴とする、景品獲得ゲーム機。
  2. 前記第1の遊戯手段及び前記第2の遊戯手段はいずれも、少なくとも略直交する第1の方向及び第2の方向の2方向に移動可能とされている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の景品獲得ゲーム機。
  3. 前記遊戯空間内に、前記略直交する2方向の作る平面にほぼ平行に設けられた遮蔽板と、該遮蔽板に設けられた目標穴とを備え、前記第1の遊戯手段は該目標穴を通過し得る断面形状であり、遊戯者が該第1の遊戯手段を該目標穴を通過し得る位置に移動することを第1の遊戯課題とし、
    前記遊戯空間上部から景品をつるす紐状体を備え、前記第2の遊戯手段は該紐状体を切断可能な切断手段であり、遊戯者が該第2の遊戯手段を該紐状体を切断しえる位置に移動することを第2の遊戯課題とする、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の景品獲得ゲーム機。
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