JP2008093162A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる2種類以上の遊技仕様での遊技が混在する場合に、一方の遊技仕様に偏ることなく、バランスよく遊技が進行でき、短時間に集中して多量の出球を放出させる仕様にも、また、短時間での大量の出球の放出を抑制して長時間かけて多量の出球を放出させる仕様にも対応する。
【解決手段】第1種の遊技仕様と、第2種の遊技仕様とを混在させて同時進行させた。第1種の遊技仕様では特図抽選に当選することで短期間で多くの賞球を受けることが可能であり、かつ特図抽選結果の報知のための図柄変動パターン演出に趣向を凝らすことで、視覚的に遊技性を高めることができる。第2種の遊技仕様では、遊技領域101面上の遊技球PBの動き(流動)を主としており、遊技球PBの予期せぬ動きによって所望の通過ゲートへの通過や入賞口への入賞を期待感を持って見るという、遊技機本来の趣向性を前面に出して主張することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、通常遊技状態での遊技の実行中に所定の入賞領域への遊技球の入賞又は通過を契機として特別入賞口への遊技球の入賞機会を付与し、特別入賞口への遊技球の入賞に基づいて通常遊技状態とは異なる特別遊技状態を生じさせる遊技仕様を備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、遊技盤面に設けられた特別図柄始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に特別図柄抽選が実行される。特別図柄抽選の結果は、遊技盤面に設けられた表示装置(一般には、LCD(液晶表示装置)が適用され、センター役物の構成部品となっている。)を用いて、図柄変動パターン演出を実行することで報知する。
すなわち、例えば、3列の図柄変動列をそれぞれスクロール表示し、最終的に各列が停止したときの図柄配列で、抽選の当選又は落選等を報知する。例えば、図柄が数字の場合、同一の数字図柄(「4、4、4」、「7、7、7」等)が揃った場合に当選(大当たり)、それ以外は落選となる。
この特別図柄抽選の結果「大当たり」に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の大入賞口(「アタッカー」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
大入賞口は、一般には、30秒間開放し、その後一旦閉止する動作を15ラウンド程度(最大16ラウンド)実行する。また、大入賞口の開放中に10個の遊技球が入賞(入賞による払出数は15個)することで、30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に150個前後の入賞が期待できる(賞球数としては、約2250個)。
また、上記大当たり処理とは別に、大当たり処理が終了した後に、遊技状態を遊技者に有利にする場合がある。以下にその状態を列挙する。
(1) 前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後の抽選の確率を高確率とするものであり、当選確率が上がった分、次の当選までの期間が短縮される(確変モード)。
(2) 前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後、抽選の結果を報知するための図柄変動パターン時間を短縮するものであり、時間が短縮される分、単位時間当たりの抽選回数が増えることになる(特別図柄時短モード)。
(3) 従来から前記始動入賞口の開口部には電動チューリップが設けられ、前記特別図柄抽選とは別の普通図柄抽選が実行され、これに当選すると電動チューリップが所定時間開放し、始動入賞口への遊技球の入賞確率が高まるといった遊技仕様がある。この場合の、普通図柄抽選の結果の報知演出時間を短くする(普通図柄時短モード)。
なお、この普通図柄時短モード時は、電動チューリップの開放時間が延長されるのが一般的である。
上記(1)乃至(3)のモードは、組み合わされて実行され、遊技のバリエーションを増やし、趣向性を高めている。
ところが、従来の遊技者に対して有利となるモードの実行があると、そのほとんどが、特別図柄抽選の大当たりを促進するものであり、一旦大当たりとなると、1回の大当たり処理の間での出球数が多いため、前記確変モードや時短モードの効果で大当たりが集中すると、予想以上(店側から見た営業的な許容以上)の出球数となる可能性がある。
一方、上記のような遊技仕様(従来は「一種」又は「デジパチ」と称していた遊技仕様)とは別に、1回の大当たり処理の間でも出球数は少ないが、パチンコ球の遊技盤上での流動を楽しむという本来のパチンコ機としての趣向性を重視した遊技仕様のパチンコ機がある(従来は「二種」又は「羽根物」と称していた)。
近年では、上記異なる2種類の遊技仕様を併せ持つ遊技仕様のパチンコ機が提案されており、それぞれの遊技仕様が同時或いは切り替えられることで遊技が進行していくようになっている(特許文献1参照)。
特開2005−6691公報
しかしながら、一方が短期間で大量に出球がある遊技仕様と、他方がパチンコ球の流動を楽しむ遊技仕様とを比較すると、所謂派手な出球数の遊技仕様の方が目立ち、開発者側の本来の目的(2種類の遊技仕様での遊技がバランスよく進行される)が達成できず、異なる遊技仕様を混在させた意義がなくなる傾向にある。
本発明は上記事実を考慮し、異なる2種類以上の遊技仕様での遊技が混在する場合に、一方の遊技仕様に偏ることなく、バランスよく遊技が進行でき、短時間に集中して多量の出球を放出させる仕様にも、また、短時間での大量の出球の放出を抑制して長時間かけて多量の出球を放出させる仕様にも対応することができる遊技機を得ることが目的である。
本願発明は以下のような手段により上記課題を解決している。尚、以下の各手段の説明において、実施形態において使用した構成要素の番号を例示して記載するが、これはあくまでも例示であって、各手段は、記載された番号に対応する構成に必ずしも限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、通常遊技状態において遊技盤上に設けられた所定の入賞領域(113,118)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき抽選を実行する抽選手段(200,212)と、前記所定の入賞領域(113,118)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき所定期間開放される開閉手段(110,116)と、この開閉手段(110,116)の開放に基づいて遊技球の入賞が可能となる特別入賞口(188)と、この特別入賞口(188)への遊技球の入賞、又は前記抽選手段(200,212)での抽選に当選することに基づいて、前記通常遊技状態とは異なる特別遊技状態を発生させる特別遊技制御手段(150,222)と、この特別遊技制御手段(150,222)の制御に基づく前記特別遊技状態の終了後に前記開閉手段(110,116)の開放時間を延長する特典を付与するか否かの特典付与抽選を実行する特典付与抽選手段(224)と、この特典付与抽選手段(224)の抽選で付与された特典を実行する特典実行手段(204,206)とを備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、遊技機は、特別入賞口(188)への遊技球の入賞に基づいて通常遊技状態とは異なる特別遊技状態となる遊技仕様と、抽選手段(200,212)での抽選に当選することに基づいて通常遊技状態とは異なる特別遊技状態となる遊技仕様と、の異なる遊技仕様での遊技が行なわれる。そして、かかる遊技仕様を備えた遊技機において、特別遊技状態の終了後に開閉手段(110,116)の開放時間を延長する特典を付与するか否かの抽選を行い、抽選で特典が付与された場合には上記特典を実行する。
特別入賞口(188)への遊技球の入賞確率はその遊技機の遊技盤面の構成の他、遊技者の技量に依存する。また、抽選手段(200,212)での抽選の当選確率は、その遊技機の遊技盤面の構成の他、遊技機毎に予め設定されている当選確率(一般には1/300前後の当選確率)に依存する。また、特典の付与確率や付与回数の設定により、特別入賞口(188)や入賞領域(113,118)への遊技球の入賞や通過の難易度を変化させることができる。特別遊技状態での出球数、抽選手段(200,212)での抽選の当選確率、特典の付与確率の設定等を各遊技機毎に決めることにより、一度特別遊技状態となれば特典による遊技状態を介して短時間に特別遊技状態を連続させて大量の遊技球を集中して獲得させることが可能となる大量獲得タイプの遊技機が可能となる一方、特別遊技状態を挟みつつ長時間かけて遊技を行ないながら大量の出球を放出させる長時間遊技タイプの遊技機も可能となる。したがって、本発明は、請求項1に記載の構成により、異なる2種類以上の遊技仕様での遊技が混在する場合に、一方の遊技仕様に偏ることなく、バランスよく遊技が進行でき、短時間に集中して多量の出球を放出させる仕様にも、また、短時間での大量の出球の放出を抑制して長時間かけて大量の出球を放出させる仕様にも対応することができる遊技機を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記特典実行手段(204,206)は、前記特典の実行中、前記所定の入賞領域(113,118)の内の特定の入賞領域(113)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる前記抽選手段(212)による抽選結果の報知のための演出に係る時間を前記通常遊技状態のときよりも短縮しないことを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、特典遊技の期間中、所定の入賞領域(113,118)の内の特定の入賞領域(113)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる抽選手段(212)による抽選結果の報知のための演出に係る時間を通常遊技状態のときよりも短縮させないことにより、抽選結果の報知のための演出中に特典遊技を行なうことができる時間が長くなるので、この特典遊技を実行できる期間も長くすることができ、遊技者は、この特典遊技をそれだけ長時間楽しむことができる。また、特典遊技の実行期間が長くなることにより、入賞領域(113,118)や特別入賞口(188)への遊技球の入賞の可能性が高くなるため、遊技者は、更に自己の技量を発揮しながら大当たり獲得の可能性を期待して遊技を楽しむことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記特典実行手段(204,206)は、前記特典の実行中、前記所定の入賞領域(113,118)の内の特定の入賞領域(113)以外の入賞領域(118)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる前記抽選手段(200)による抽選結果の報知のための演出に係る時間を前記通常遊技状態のときよりも短縮することを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明において、特典実行手段(204,206)は、特典の実行中、所定の入賞領域(113,118)の内の特定の入賞領域(113)以外の入賞領域(118)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる抽選手段(200)による抽選結果の報知のための演出に係る時間を通常遊技状態のときよりも短縮するので、特典の消化を促進させて遊技の進行を早めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記特別遊技制御手段(150,222)は、前記特別入賞口(188)への遊技球の入賞に基づいて発生する特別遊技状態と、前記抽選手段(212)での抽選に当選することに基づいて発生する特別遊技状態とでその遊技状態が異なる場合があることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、特別入賞口(188)への遊技球の入賞に基づいて発生する特別遊技状態と、抽選手段(212)での抽選に当選することに基づいて発生する特別遊技状態とでその遊技状態が異ならせることにより、種々の遊技特性を持つ遊技機を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明において、所定の条件が成立した場合に前記特典実行手段(204,206)に特典の実行を終了させるための特典終了手段(224)を更に備えたことを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明において、当該特典が付与された状態による所定回数の遊技の終了、所定時間の経過、所定の条件が成立した場合には特典終了手段(224)により前記特典実行手段(204,206)に特典の実行を終了させることにより、遊技の進行を促進することができる。
請求項6に記載の発明は、通常遊技状態において遊技盤上の特別図柄始動口(113)に遊技球が入賞したことに基づき特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段(212)と、この特別図柄抽選手段(212)での特別図柄抽選に当選することに基づき、大入賞口(112)を第1の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、通常遊技状態よりも遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第1の大当たり遊技を実行する第1の遊技実行制御手段(208,212,220,222)と、遊技盤上の普通図柄ゲート(118)を遊技球が通過したことに基づき普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段(200)と、この普通図柄抽選手段(200)での普通図柄抽選に当選することに基づき、電動チューリップ(110)を第2の期間開放し、通常は入賞し得ない普通図柄始動入賞口(108)への遊技球の入賞を可能とし、前記普通図柄始動入賞口(108)への遊技球の入賞に基づいて予め設定したV入賞口(188)への遊技球の入賞を可能とし、このV入賞口(188)への遊技球の入賞に基づいて、前記大入賞口(112)を前記第1の期間と同じか又は異なる第2の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、通常遊技状態よりも遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第2の大当たり遊技を実行する第2の遊技実行制御手段(200,202,204,210,218,222)と、前記第1及び第2の遊技実行制御手段(200,202,204,208,210,212,218,220,222)による大当たり遊技の終了後に予め定められた特典を付与するか否かの特典抽選を所定の時期に実行する特典抽選手段(224)と、この特典抽選手段(224)での特典抽選に当選した場合に、前記第2の遊技実行制御手段(200,202,204,210,218,222)において前記電動チューリップ(110)を前記第2の期間よりも長い第3の期間開放する特典付与制御手段(204,206)とを備えたことを特徴としている。
請求項6記載の発明によれば、遊技機は、特別図柄始動口(113)に遊技球が入賞したことに基づき行なわれる特別図柄抽選手段(212)での特別図柄抽選に当選することに基づき、大入賞口(112)を第1の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第1の大当たり遊技状態となる遊技仕様と、V入賞口(188)への遊技球の入賞に基づいて、大入賞口(112)を第1の期間と同じか又は異なる第2の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第2の大当たり遊技状態となる遊技仕様と、の異なる遊技仕様での遊技が行なわれる。そして、かかる遊技仕様を備えた遊技機において、大当たり遊技状態の終了後に予め定められた特典を付与するか否かの特典抽選を所定の時期に特典抽選手段(224)で実行し、特典抽選手段(224)で特典抽選に当選した場合に、電動チューリップ(110)を第2の期間よりも長い第3の期間開放する特典を実行する。
V入賞口(188)への遊技球の入賞確率はその遊技機の遊技盤面の構成の他、遊技者の技量に依存する。また、特別図柄抽選手段(212)での特別図柄抽選の当選確率は、その遊技機の遊技盤面の構成の他、遊技機毎に予め設定されている当選確率(一般には1/300前後の当選確率)に依存する。また、特典の付与確率や付与回数の設定により、V入賞口(188)や特別図柄始動入賞口(113)への遊技球の入賞の難易度を変化させることができる。大当たり遊技状態での出球数、抽選手段(200,212)での抽選の当選確率、特典の付与確率の設定等を各遊技機毎に決めることにより、一度大当たり遊技状態となれば特典による遊技状態を介して短時間に大当たり遊技状態を連続させて大量の遊技球を集中して獲得させることが可能となる大量獲得タイプの遊技機が可能となる一方、大当たり遊技を挟みつつ長時間かけて遊技を行ないながら大量の出球を放出させる長時間遊技タイプの遊技機も可能となる。したがって、本発明は、請求項6に記載の構成により、異なる2種類以上の遊技仕様での遊技が混在する場合に、一方の遊技仕様に偏ることなく、バランスよく遊技が進行でき、短時間に集中して多量の出球を放出させる仕様にも、また、短時間での大量の出球の放出を抑制して長時間かけて大量の出球を放出させる仕様にも対応することができる遊技機を得ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記特典の実行中、前記特別図柄抽選手段(212)による特別図柄抽選の抽選結果の報知のための演出に係る時間を通常遊技状態のときよりも短縮しないことを特徴としている。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明において、特典遊技の期間中、特別図柄始動口(113)に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる特別図柄抽選手段(212)による抽選結果の報知のための演出に係る時間を通常遊技状態のときよりも短縮させないことにより、抽選結果の報知のための演出中に特典遊技を行なうことができる時間が長くなるので、この特典遊技を実行できる期間も長くすることができ、遊技者は、この特典遊技をそれだけ長時間楽しむことができる。また、特典遊技の実行期間が長くなることにより、特別図柄始動口(113)やV入賞口(188)への遊技球の入賞の可能性が高くなるため、遊技者は、更に自己の技量を発揮しながら大当たり獲得の可能性を期待して遊技を楽しむことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7記載の発明において、前記V入賞口(188)は、前記大入賞口(112)内に設けられてなり、前記普通図柄始動入賞口(108)への遊技球の入賞に基づいて前記大入賞口(112)を第4の期間開放し、前記大入賞口(112)内に設けられた前記V入賞口(188)への遊技球の入賞を可能としている。
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7記載の発明において、V入賞口(188)は、大入賞口(112)内に設けられてなり、普通図柄始動入賞口(108)への遊技球の入賞に基づいて大入賞口(112)を第4の期間開放し、大入賞口(112)内に設けられたV入賞口(188)への遊技球の入賞を可能とすることにより、更に変化に富んだ遊技仕様を持つ遊技機を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至請求項8の何れか1項記載の発明において、前記特典抽選手段(224)での特典抽選に当選した場合に、前記特典付与制御手段(204,206)は、前記電動チューリップ(110)とともに前記V入賞口(188)を前記第4の期間よりも長い第5の期間開放することを特徴としている。
請求項9記載の発明によれば、請求項6乃至請求項8の何れか1項記載の発明において、特典抽選手段(224)での特典抽選に当選した場合に、特典付与制御手段(204,206)は、電動チューリップ(110)とともにV入賞口(188)を第4の期間よりも長い第5の期間開放することにより、更に変化に富んだ遊技仕様を持つ遊技機を提供することができる。
以上説明した如く本発明によれば、異なる2種類以上の遊技仕様での遊技が混在する場合に、一方の遊技仕様に偏ることなく、バランスよく遊技が進行でき、短時間に集中して多量の出球を放出させる仕様にも、また、短時間での大量の出球の放出を抑制して長時間かけて多量の出球を放出させる仕様にも対応することができるという優れた効果を有する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、ガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の裏面側には、矩形状の開口部が設けられ、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠16を閉塞した状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯20が配置されており、上部には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ22L、22Rが配設されている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。この一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル26が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図3に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図4参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄(特図)の抽選(変動及び停止)、その他図柄変動を含む各種演出等の映像を表示する液晶表示器106(以下、「LCD106」という)が設けられている。また、LCD106の上部には、4個のLEDで構成された保留ランプ176が設けられている。保留ランプ176は特別図柄の抽選の順番待ちの際に点灯し、最大4個の保留が可能である。
さらに、保留ランプ176の上方には、普図変動表示部(7セグメント)177が設けられている。
センター役物105の図2の左側には、普通図柄通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、普通図柄始動入賞口(普図スタート・チャッカー)108が配設され、電動チューリップ110が取り付けられている。この普通図柄始動入賞口108は、その開口部に遊技釘17が打ち込まれており、電動チューリップ110が開放したときのみ入賞可能な構造となっている。
この普通図柄始動入賞口108の位置が中心となるように、その左右には、特別図柄始動入賞口113(特図スタート・チャッカー)が、それぞれ設けられている。
前記普通図柄始動入賞口108の下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口(アタッカー)112が配置されている。
大入賞口112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されて大入賞口112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘17(前記普通図柄始動入賞口108の上部のみ図示)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図4参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図4を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図4に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、普通図柄通過ゲート118への入賞球を検出する普通図柄通過センサ184、特別図柄始動入賞口113への入賞球を検出する特別図柄入賞センサ182、普通図柄始動入賞口108への入賞球を検出する普通図柄入賞センサ180、大当たり処理時等に開放する大入賞口112への入賞球を検出する大入賞センサ186、がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、大入賞口112内には、普通図柄抽選を経由して実行される大当たり処理のきっかけとなるV入賞口を有するVゾーンが設けられており、遊技球がこのVゾーン内のV入賞口を通過したことを検出するV入賞センサ188が配設されて特別入賞口を構成している。
なお、このVゾーン、V入賞口及びV入賞センサ188は、本実施の形態では大入賞口112内に設けているが、本発明を実施するにおいては、Vゾーン、V入賞口、及びV入賞センサ188は必ずしも大入賞口112内に設ける必要はなく、普通図柄始動入賞口108内に設けられてもよい。
さらに、主制御部150には、電動チューリップ110を作動させる電動チューリップソレノイド174、大入賞口112の開閉扉116を開放/閉塞させる大入賞口ソレノイド175、保留ランプ176がそれぞれ接続されている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介して、普図変動表示部177、LCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠16に設けられた表示灯20の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠16前面に設けられたスピーカ22L、22Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ22L、22Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル26(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態では、2種類の遊技仕様が併用され、かつ同時に進行可能なようになっている。また、当該2種類の遊技仕様では、それぞれの特徴を生かして遊技を進行させるが、最終的に遊技者にとって最も遊技な状態となったときに実行される処理は同一となっている(大当たり処理)。
以下、2種類の遊技仕様の説明を明確にするため、一方の遊技仕様を「第1種の遊技仕様」、他方の遊技仕様を「第2種の遊技仕様」と称する。
第1種の遊技仕様は、内部抽選依存型となっており、遊技の流れとしては、遊技球PBが特別図柄始動入賞口113に入賞したことを契機に、例えば1/300程度の当選確率で特図抽選が実行され、この結果をLCD106を用いて図柄変動パターン演出によって報知し、報知の結果が当選の場合に、「大当たり処理」を実行するといった遊技仕様となっている。
「大当たり処理」とは、前記大入賞口112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBが大入賞口112へ入賞し、多くの入賞及びその入賞に伴い多数の遊技球の賞球獲得が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。
この第1種の遊技仕様の特徴は、特図抽選に一旦当選すれば、その「大当たり処理」の終了後、所定の遊技回数の間、特図抽選の当選確率を例えば1/30程度に高める確率変動や特図抽選に伴う演出画像等の変動時間を短縮して単位時間当たりの特図抽選回数を増やす時短(特図時短と称す)等により、大当たりを短期間に連続させて、短期間で多くの賞球を受けることができること、並びに、LCD106において、趣向を凝らした演出(動画演出)がなされることである。
次に、第2種の遊技仕様は、遊技球PBの遊技盤流動依存型となっており、遊技の流れとしては、遊技球PBが普通図柄通過ゲート118を通過したことを契機に、所定の当選確率で普図抽選が実行され、この結果を普図変動表示部177に表示することによって報知し、当選の場合に、当選を報知する表示を行った後、電動チューリップ110を開閉動作させ、この開放中に普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞すると、1回だけ所定時間、大入賞口112を開放し、この開放中に大入賞口112内のV入賞口に遊技球PBが入賞してV入賞センサ188に検知されることで、その後上述の「大当たり処理」を実行するといった遊技仕様となっている。
この第2種の遊技仕様の特徴は、必ずしも短期間での多くの賞球を望むものではなく、遊技領域101上を流動するパチンコ球の予期せぬ動きによって、所望のゲートや入賞口にタイミングよく入賞するといったパチンコ機本来の遊技に重点をおいていることにある。そのため、上記「大当たり処理」もラウンド数を減らしたり、1ラウンド中の最大入賞数を減らす等の方法により、1回の大当たり遊技における最大獲得可能賞球数を減らす遊技仕様になる場合もある。
本実施の形態では、上記2種類の遊技仕様の遊技進行に関連させて、特典を付与している。また、この特典は、当該特典が付与された状態による所定回数の遊技の終了、所定時間の経過、V入賞口へのパチンコ球の入賞等、所定の終了条件によって特典の付与を終了する。
特典は、普図抽選後の普図変動表示部177における報知のための表示の変動時間の短縮、並びに普図抽選が当選したときに開放する電動チューリップ110の開放時間の延長である。
普図抽選結果の報知のための表示の変動時間が短くなると、その分、次々の普通図柄抽選が実行されるまでの間隔が短くなるため、結果として、抽選の機会が増え、当選の機会も増えることになる。また、当選したときに電動チューリップ110を通常よりも長く開放すれば、その分、遊技球PBが普通図柄始動入賞口108に入賞しやすくなる。これらを総合することで、前述した第2種の遊技仕様を経由(普図を経由)した「大当たり処理」となる確率が高まることになる。
そのため、この第2種の遊技仕様によれば、たとえ、1回の「大当たり遊技」で獲得可能な賞球数は第1種の場合よりも少なく設定されたとしても、遊技球の技量しだいで「大当たり」となる可能性が増えるため、長時間かけて遊技を楽しみながら結果的に大量の賞球を獲得する可能性を持たせることができる。
図5(A)は、主制御部150における、上記第1種の遊技仕様と第2種の遊技仕様とが並行処理される場合の基本的な制御をブロック化したものである。なお、このブロック図は、あくまでも機能的に分類したものであり、ハード構成を限定するものではない。
普通図柄通過センサ184は、普図抽選部200に接続されており、普通図柄通過ゲート118を遊技球PBが通過すると、所定の保留数を限度として普図抽選が実行される。
普図抽選部200は、普図抽選結果報知制御部202に接続されている。普図抽選結果報知制御部202は、演出制御部152(図4参照)に対して所定のコマンドを送信し、普図変動表示部177を制御して、普図抽選の結果を報知する。また、普図抽選結果報知制御部202は、電動チューリップ動作制御部204に接続されている。電動チューリップ動作制御部204では、普図抽選の結果に応じて電動チューリップソレノイド174の通電/非通電を制御する。
電動チューリップソレノイド174の通電/非通電制御により、電動チューリップ110が開放している状態では、普通図柄始動入賞口108への遊技球PBの入賞が可能となる。
この普通図柄始動入賞口108への遊技球PBの入賞を検出する普通図柄入賞センサ180は、大入賞口ソレノイド開閉理由判定部206に接続されている。この大入賞口ソレノイド開閉理由判定部206には、特図抽選結果報知制御部208、V入賞センサ出力制御部210が接続されている。
特図抽選結果報知制御部208には、特別図柄始動入賞口113に遊技球PBが入賞したことを特別図柄入賞センサ182で検出したことで実行される特図抽選部212での特別図柄抽選の結果情報が入力される。
特図抽選結果報知制御部208は、演出制御部152(図4参照)に対して所定のコマンドを送信し、LCD106を制御して、特図抽選の結果を報知する。
また、V入賞センサ出力制御部210には、V入賞センサ188が接続されており、大入賞口112が開放したことを認識する。
上記の如く、大入賞口ソレノイド開閉理由判定部206には、特図抽選結果報知制御部208から特図大当たり情報が入力され、普通図柄入賞センサ180から普図入賞情報が入力され、V入賞センサ出力制御部210から普図経由大当たり情報が入力されるようになっており、何れにしても大入賞口112を開放するが、その理由(普図入賞か大当たりか)を判定し、大入賞口開閉パターン読出部214へ送出する。
ここで、前記理由が普図入賞である場合、その情報はV入賞センサ有効信号出力部216にも送出する。V入賞センサ有効信号出力部216は、前記V入賞センサ出力制御部210に接続され、V入賞センサ188によってV入賞検出信号を、普図入賞時のみに限定するように制御する。
大入賞口開閉パターン読出部214には、普図開閉パターンデータメモリ218及び特図開閉パターンデータメモリ220が接続され、前記理由に基づいて、開閉パターンデータが読み出される。読み出した開閉パターンデータは、大入賞口動作制御部222へ送出される。大入賞口動作制御部222には、大入賞センサ186が接続され、この大入賞センサ186からの入賞検出信号と、前記開閉パターンデータに基づいて、大入賞口ソレノイド175への通電/非通電が実行される。
また、大入賞口動作制御部222は、特典付与実行制御部224に接続されている。大入賞口動作制御部222では、大当り処理が終了した時点で、大当り処理終了情報を特典付与実行制御部224へ送出する。
特典付与実行制御部224は、前記普図抽選結果報知制御部202と、電動チューリップ動作制御部204に接続され、大当り処理終了情報の入力を契機に、特典として、普図抽選結果の報知時間を短縮し、電動チューリップ110の開放時間を長くする。
また、特典付与制御部224には、特典終了条件情報が入力されるようになっており、この特典終了条件情報に基づいて、特典の付与を終了する。
特典終了条件情報は、図5(B)に示される如く、第1の実施の形態では、特図抽選が当選したときと、特図抽選が100回カウントされたときとしている。
また、第2の実施の形態では、特図抽選が当選したときと、普図抽選が100回カウントされたときとしている。
さらに、第3の実施の形態では、特図抽選が当選したときと、特図抽選に100回当選したときとしている。
また、第4の実施の形態では、特図抽選が当選したときと、普通図柄始動入賞口108に100回入賞したときとしている。
なお、本実施の形態においては、いずれの特典においても特典遊技中に発生し得る特図抽選に係る演出については、少なくともその演出時間を通常遊技と同じ、更に少なくとも通常遊技よりも短縮しないようにして、特典による遊技時間を長くできるように構成し、遊技者にV入賞による大当たりを目指した自己の技量を発揮した遊技を楽しむことができるようにしている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
遊技者が発射ハンドル26を操作すると、一球づつ発射装置40(図4参照)に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
まず、第1種の遊技仕様に即した遊技の流れを示す。
遊技球PBが特別図柄始動入賞口113へ入賞すると、主制御部150の特図抽選部212において特別図柄の当たり/外れの抽選を行う特図抽選処理が実行される。その特図抽選結果は、主制御部150から演出制御部152に送られ、演出制御部152は対応する演出パターンを選択して図柄制御部156に伝える。図柄制御部156は、選択された演出パターンに従ってLCD106の表示を制御することにより、LCD106に、演出用の特別図柄が演出制御152で決定された所定のパターンで変動され、その変動パターンを経て停止表示される。
特図抽選において、例えば大当たりに当選した場合、その抽選結果の報知として、LCD106の表示領域に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、演出制御部152の制御により、照明演出用の表示灯20の点滅やスピーカ22L、22Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、以後所定の大当たり処理を実行する。
次に、第2種の遊技仕様に即した遊技の流れを示す。
遊技球PBが普通図柄通過ゲート118を通過すると、主制御部150の普図抽選部200において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行される。この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が例えば、0.2秒程度の短い所定時間開放され、遊技球PBが普通図柄始動入賞口108へ入賞可能状態となる。
この状態で、普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞すると、大入賞口112が1回だけ所定時間(比較的短い時間)開放する。この大入賞口112の開放中に、遊技球PBが大入賞口112に入賞し、かつVゾーンへ入りV入賞センサ188に検知される(V入賞)と、以後所定の大当り処理を実行する。
(大当たり処理)
本実施の形態では、第1種の遊技仕様でも第2種の遊技仕様でも同一の大当たり処理を実行する。なお、この大当たり処理は、各遊技仕様毎に違いがあってもよい。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によって大入賞口112が、例えば遊技球が入賞して10カウント(入賞個数)入賞センサ186,188により計測されるか、又は最大30秒間(1回の開放時間)経過するまで開放される遊技を1ラウンドとして、最高15又は16ラウンド開放される。
これにより、大当たり遊技状態になれば、遊技者は、発射した遊技球PBを大入賞口112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。
また、上記大当たり処理の終了後、通常の遊技状態に戻るとき、特典を付与するようにしている。この特典は、普図抽選の結果を報知する報知時間を短縮して、より多くの普図抽選を実行すること、並びに、普図抽選が当選したときに開放する電動チューリップ110の開放時間を例えば0.5秒から1.2秒程度に長くすること、である。この特典は、例えば、この特典遊技中における電動チューリップ110の開閉回数が所定回数に達するとか、この特典遊技中に第1種遊技の特図抽選で大当たりに当選、あるいは第2種遊技でV入賞する等、以下に述べるような、予め定められた終了条件が成立する終了する。
図6は、この特典付与並びに特典終了に関する事項を詳細に示した、前記第1種の遊技仕様及び第2種の遊技仕様が並行処理されているときの制御を示すフローチャートである。なお、この図6は、図5(B)の第1の実施の形態を特典の終了条件としたものである。
ステップ300では、特別図柄始動入賞口113に遊技球PBが入賞したか否かが判断され、否定判定されるとステップ302へ移行する。
ステップ302では、普通図柄通過ゲート118を遊技球PBが通過したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ300に戻る。
ステップ300で肯定判定されると、ステップ304へ移行して、特図抽選が実行され、次いでステップ306へ移行して、特図抽選回数をカウントするカウント値NTZをインクリメント(NTZ←NTZ+1)し、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、カウント値NTZが所定数(ここでは、100回)を超えたか否かが判断される。
すなわち、ステップ308でNTZ≧100と判断されると、ステップ310へ移行し、特典付与フラグをクリアして特典付与を終了し、ステップ312へ移行する(特典付与フラグの強制クリア)。また、ステップ308でNTZ<100と判断されると、ステップ308からステップ312へ移行する(特典付与フラグ現状維持)。
ステップ312では、前記特図抽選の結果が当たり(当選)か否かが判断され、否定判定(落選=外れ)の場合に、ステップ300へ戻る。
また、ステップ312で肯定判定(当選)されると、ステップ314へ移行する。
ステップ314では、前記カウント値NTZをリセット(0)し、次いで、ステップ316で特典付与フラグをクリアして特典付与を終了し、ステップ318へ移行して、大当たり処理1を実行する。なお、この大当たり処理1は、後述する第2種の遊技仕様の下で実行される大当たり処理2と同一でも異なっていてもよい。
このステップ318での大当たり処理1が実行されるまでに、特典付与フラグは、特図抽選が100回に達したとき、或いは特図抽選に当選したときの何れかでクリア(特典付与の終了)となる。
なお、このステップ318の大当たり処理1までは特典付与の状態を維持し、大当たり処理1の終了とともに先の特典付与も終了するようにしてもよい。
次のステップ320では、大当たり処理(大当たり処理1及び後述する大当たり処理2を含む)が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ322へ移行して特典付与抽選を実行する。
次のステップ324では、特典付与抽選に当選したか否かが判断されて、否定判定の場合は、ステップ300へ戻り、肯定判定された場合はステップ326へ移行して、特典付与フラグをセットした後、ステップ300へ戻る。このため、本実施の形態によれば、特別図柄に係る演出時間の長さは、この特典遊技の実行、非十個によっては影響されない。すなわち、特別図柄に係る演出時間について、この特典遊技は、従来の所謂時短とは異なり、その変動時間に変化を与えない。
なお、ステップ322、324では、大当たり処理が終了した後に特典を付与するか否かの抽選を実行したが、大当たり処理後、100%特典を付与するようにしてもよい。この場合、ステップ322、324を省略する、或いは、ステップ322の当選確率を100%とすればよい。
前記ステップ300及びステップ302で、それぞれ否定判定されてループ処理されているとき、遊技球PBが普通図柄通過ゲート118を通過して、ステップ302で肯定判定されると、ステップ302からステップ328へ移行する。
ステップ328では、普図抽選が実行され、次いでステップ330へ移行して、現在が特典付与中か否かが判断される。
ステップ330で肯定判定(特典付与中)されると、ステップ332へ移行し、特典付与中の普図抽選結果報知時間t11と電動チューリップ110の開放時間t12をセットし、ステップ336へ移行する。
また、ステップ330で否定判定(特典非付与中)されると、ステップ330からステップ334へ移行する。ステップ334では、通常時(特典非付与時)の普図抽選結果報知時間t21(t11よりも長い時間)と電動チューリップ110の開放時間t22(t12よりも短い時間)をセットし、ステップ336へ移行する。
すなわち、本実施の形態によれば、特典遊技球においては、特別図柄に係る演出は、少なくともその演出時間に関しては上述のように通常遊技中と変化がないが、普通図柄に係る演出の変動時間は通常遊技中よりも短縮され、電動チューリップ110の開放時間は通常遊技中よりも長くなる。
ステップ336では、前記ステップ328での普図抽選結果が当選か否かが判断され、否定判定されると、ステップ300に戻る。
また、ステップ336で、肯定判定されると、ステップ338へ移行して、電動チューリップ110を所定時間(t12又はt22)開放する。
次のステップ340では、電動チューリップ110の開放によって入賞可能となった普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞したか否かが判断され、否定判定され、かつ電動チューリップ110の開放時間を経過した場合(ステップ342での肯定判定)、ステップ300へ戻る。
また、遊技球PBが入賞してステップ340で肯定判定されると、ステップ344へ移行し、大入賞口112を1回だけ所定時間開放する。
次のステップ346及びステップ348では、大入賞口112の開放中に、大入賞口112内のVゾーンに遊技球PBが入賞したか否か、さらに具体的にはV入賞センサ188が遊技球PBの入賞を検知したか否かが判断され、所定時間が経過してもVゾーンに入賞しない場合には、ステップ350で大入賞口112を閉じ、ステップ300へ戻る。
また、ステップ346で肯定判定、すなわち、遊技球PBがVゾーンへ入賞すると、ステップ346からステップ352へ移行し、大当たり処理2を実行する。次いで、ステップ354でカウント値NTZを0にセットし、ステップ356で特典付与フラグをクリアして、その特典遊技を終了しステップ320へ移行する。
ステップ356からステップ320へ移行することで、大当たり処理2の後の制御を特図抽選の当選後と同等の状態とすることができる。
このように第1の実施の形態では、第1種の遊技仕様と、第2種の遊技仕様とを混在させて同時進行させることができるようにした。
これにより、第1種の遊技仕様では、特図抽選に当選することで短期間で多くの賞球を受けることが可能であり、かつ特図抽選結果の報知のための図柄変動パターン演出に趣向を凝らすことで、視覚的に遊技性を高めることができる。
また、第2種の遊技仕様では、遊技領域101面上の遊技球PBの動き(流動)を主としており、遊技球PBの予期せぬ動きによって所望の通過ゲートへの通過や入賞口への入賞を期待感を持って見るという、遊技機本来の趣向性を前面に出して主張することができる。
さらに、遊技者に特典を付与するという手段は、従来、特図抽選の当選確率を高める確率変動(確変)や単位時間当たりの特図抽選回数を増やすことで実質的に当選確率があがるようなイメージとなる時間短縮(時短)等、大当たりに直接関与することであったが、本実施の形態では第2種の遊技仕様に関連する普図抽選時間の短縮、電動チューリップ110の開放時間延長という、大当たりに対して間接的に関与する特典としたため、短時間に大量の出球が放出されるのを抑制して、時間をかけて遊技を進行し、賞球を期待することができる。
また、この特典遊技の期間中、特別図柄の変動時間、即ち特別図柄の抽選結果を遊技者に報知するに至る演出等にかける時間を短縮させないことにより、特別図柄の変動中に特典遊技を行なうことができる時間が長くなるので、この特典遊技を実行できる期間も長くすることができ、遊技者は、この特典遊技をそれだけ長時間楽しむことができる。
さらに、特典遊技の実行期間が長くなることにより、V入賞口への遊技球の入賞の可能性が高くなるため、遊技者は、更に自己の技量を発揮しながら大当たり獲得の可能性を期待してV入賞による大当たりをめざす上記第2種の遊技仕様に係る遊技を楽しむことができる。
(第2の実施の形態)
図7は、図5(B)の第2の実施の形態を特典の終了条件とした、第1種の遊技仕様及び第2種の遊技仕様が並行処理されているときの制御を示すフローチャートである。
ステップ300では、普通図柄通過ゲート118を遊技球PBが通過したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ300に戻る。
ステップ300で肯定判定されると、ステップ304へ移行して、普図抽選が実行され、次いでステップ306へ移行して、普図抽選回数をカウントするカウント値NFZをインクリメント(NFZ←NFZ+1)し、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、カウント値NFZが所定数(ここでは、100回)を超えたか否かが判断される。
すなわち、ステップ308でNFZ≧100と判断されると、ステップ310へ移行し、カウント値NFZをリセット(0)し、次いでステップ312で特典付与フラグをクリアして特典付与を終了し、ステップ314へ移行する(特典付与フラグの強制クリア)。また、ステップ308でNTZ<100と判断されると、ステップ308からステップ314へ移行する(特典付与フラグ現状維持)。
ステップ314では、現在が特典付与中か否かが判断される。
ステップ314で肯定判定(特典付与中)されると、ステップ332へ移行し、特典付与中の普図抽選結果報知時間t11と電動チューリップ110の開放時間t12をセットし、ステップ336へ移行する。
また、ステップ314で否定判定(特典非付与中)されると、ステップ314からステップ334へ移行する。ステップ334では、通常時(特典非付与時)の普図抽選結果報知時間t21(t11よりも長い時間)と電動チューリップ110の開放時間t22(t12よりも短い時間)をセットし、ステップ336へ移行する。
ステップ336では、前記ステップ03での普図抽選結果が当選か否かが判断され、否定判定されると、ステップ300に戻る。
また、ステップ336で、肯定判定されると、ステップ338へ移行して、電動チューリップ110を所定時間(t12又はt22)開放する。
次のステップ340では、電動チューリップ110の開放によって入賞可能となった普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞したか否かが判断され、否定判定され、かつ電動チューリップ110の開放時間を経過した場合(ステップ342での肯定判定)、ステップ300へ戻る。
また、遊技球PBが入賞してステップ340で肯定判定されると、ステップ344へ移行し、大入賞口112を1回だけ所定時間開放する。
次のステップ346及びステップ348では、大入賞口112の開放中に、大入賞口112内のVゾーンに遊技球PBが入賞したか否か、さらに具体的にはV入賞センサ188が遊技球PBの入賞を報知したか否かが判断され、単時間が経過してもVゾーンに入賞しない場合には、ステップ350で大入賞口112を閉じ、ステップ300へ戻る。
また、ステップ346で肯定判定、すなわち、遊技球PBがVゾーンへ入賞すると、ステップ346からステップ354へ移行し、カウント値NFZを0にセットし、ステップ354で特典付与フラグをクリアしてその特典遊技を終了し、ステップ358へ移行する。
ステップ358では、大当たり処理を実行し、次いでステップ360では、大当たり処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ362へ移行して特典付与抽選を実行する。
次のステップ364では、特典付与抽選に当選したか否かが判断されて、否定判定の場合は、ステップ300へ戻り、肯定判定された場合はステップ366移行して、特典付与フラグをセットして、ステップ300へ移行する。
なお、ステップ362、364では、大当たり処理が終了した後に特典を付与するか否かの抽選を実行したが、大当たり処理後、100%特典を付与するようにしてもよい。この場合、ステップ362、364を省略する、或いは、ステップ362の当選確率を100%とすればよい。
(第3の実施の形態)
図8は、図5(B)の第3の実施の形態を特典の終了条件とした、第1種の遊技仕様及び第2種の遊技仕様が並行処理されているときの制御を示すフローチャートである。
ステップ300では、普通図柄通過ゲート118を遊技球PBが通過したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ300に戻る。
ステップ300で肯定判定されると、ステップ304へ移行して、普図抽選が実行され、次いでステップ314に以降する。
次のステップ314では、現在が特典付与中か否かが判断される。
ステップ314で肯定判定(特典付与中)されると、ステップ332へ移行し、特典付与中の普図抽選結果報知時間t11と電動チューリップ110の開放時間t12をセットし、ステップ336へ移行する。
また、ステップ314で否定判定(特典非付与中)されると、ステップ314からステップ334へ移行する。ステップ334では、通常時(特典非付与時)の普図抽選結果報知時間t21(t11よりも長い時間)と電動チューリップ110の開放時間t22(t12よりも短い時間)をセットし、ステップ336へ移行する。
ステップ336では、前記ステップ304での普図抽選結果が当選か否かが判断され、否定判定されると、ステップ300に戻る。また、肯定判定(当選)されると、ステップ306へ移行する。
次のステップ306では、普図抽選の当選回数をカウントするカウント値NFTをインクリメント(NFT←NFT+1)し、ステップ338へ移行して電動チューリップ110を所定時間(t12又はt22)開放し、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、カウント値NFTが所定数(ここでは、100回)を超えたか否かが判断される。
すなわち、NFT≧100と判断されると、ステップ310へ移行し、カウント値NFTをリセット(0)し、次いでステップ312で特典付与フラグをクリアして特典遊技を終了し、ステップ340へ移行する(特典付与フラグの強制クリア)。また、ステップ308でNTZ<100と判断されると、ステップ308からステップ340へ移行する(特典付与フラグ現状維持)。
次のステップ340では、電動チューリップ110の開放によって入賞可能となった普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞したか否かが判断され、否定判定され、かつ電動チューリップ110の開放時間を経過した場合(ステップ342での肯定判定)、ステップ300へ戻る。
また、遊技球PBが入賞してステップ340で肯定判定されると、ステップ344へ移行し、大入賞口112を1回だけ所定時間開放する。
次のステップ346及びステップ348では、大入賞口112の開放中に、大入賞口112内のVゾーンに遊技球PBが入賞したか否か、さらに具体的にはV入賞センサ188で遊技球PBの入賞を検知したか否かが判断され、所定時間が経過してもVゾーンに入賞しない場合には、ステップ350で大入賞口112を閉じ、ステップ300へ戻る。
また、ステップ346で肯定判定、すなわち、遊技球PBがVゾーンへ入賞すると、ステップ346からステップ354へ移行し、カウント値NFZを0にセットし、ステップ354で特典付与フラグをクリアしてその特典遊技を終了し、ステップ358へ移行する。
ステップ358では、大当たり処理を実行し、次いでステップ360では、大当たり処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ362へ移行して特典付与抽選を実行する。
次のステップ364では、特典付与抽選に当選したか否かが判断されて、否定判定の場合は、ステップ300へ戻り、肯定判定された場合はステップ366移行して、特典付与フラグをセットして、ステップ300へ移行する。
なお、ステップ362、364では、大当たり処理が終了した後に特典を付与するか否かの抽選を実行したが、大当たり処理後、100%特典を付与するようにしてもよい。この場合、ステップ362、364を省略する、或いは、ステップ362の当選確率を100%とすればよい。
(第4の実施の形態)
図9は、図5(B)の第4の実施の形態を特典の終了条件とした、第1種の遊技仕様及び第2種の遊技仕様が並行処理されているときの制御を示すフローチャートである。
ステップ300では、普通図柄通過ゲート118を遊技球PBが通過したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ300に戻る。
ステップ300で肯定判定されると、ステップ304へ移行して、普図抽選が実行され、次いでステップ314に移行する。
次のステップ314では、現在が特典付与中か否かが判断される。
ステップ314で肯定判定(特典付与中)されると、ステップ332へ移行し、特典付与中の普図抽選結果報知時間t11と電動チューリップ110の開放時間t12をセットし、ステップ336へ移行する。
また、ステップ314で否定判定(特典非付与中)されると、ステップ314からステップ334へ移行する。ステップ334では、通常時(特典非付与時)の普図抽選結果報知時間t21(t11よりも長い時間)と電動チューリップ110の開放時間t22(t12よりも短い時間)をセットし、ステップ336へ移行する。
ステップ336では、前記ステップ304での普図抽選結果が当選か否かが判断され、否定(落選=外れ)判定されると、ステップ300に戻る。また、肯定判定(当選)されると、ステップ338へ移行する。
ステップ338では、電動チューリップ110を所定時間(t12又はt22)開放し、ステップ340へ移行する。
次のステップ340では、電動チューリップ110の開放によって入賞可能となった普通図柄始動入賞口108に遊技球PBが入賞したか否かが判断され、否定判定され、かつ電動チューリップ110の開放時間を経過した場合(ステップ342での肯定判定)、ステップ300へ戻る。
また、遊技球PBが入賞して、ステップ340で肯定判定されると、ステップ344へ移行し、大入賞口112を1回だけ所定時間開放する。
次のステップ368では、上記普図抽選を経由した大入賞口112の開放回数をカウントするカウント値NFDをイクリメント(NFD←NFD+1)し、ステップ370へ移行する。
ステップ370では、カウント値NFDが所定数(ここでは、100回)を超えたか否かが判断される。
すなわち、NFZ≧100と判断されると、ステップ310へ移行し、カウント値NFDをリセット(0)し、次いでステップ312で特典付与フラグをクリアして特典遊技を終了し、ステップ346へ移行する(特典付与フラグの強制クリア)。また、ステップ370でNTZ<100と判断されると、ステップ370からステップ346へ移行する。
次のステップ346及びステップ348では、大入賞口112の開放中に、大入賞口112内のVゾーンに遊技球PBが入賞したか否、さらに具体的にはV入賞センサ188が遊技球PBを検知したか否かが判断され、所定時間が経過してもVゾーンに入賞しない場合には、ステップ350で大入賞口112を閉じ、ステップ300へ戻る。
また、ステップ346で肯定判定、すなわち、遊技球PBがVゾーンへ入賞すると、ステップ346からステップ354へ移行して、特典付与フラグをクリアしてその特典遊技を終了し、ステップ358へ移行する。
ステップ358では、大当たり処理を実行し、次いでステップ360では、大当たり処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ362へ移行して特典付与抽選を実行する。
次のステップ364では、特典付与抽選に当選したか否かが判断されて、否定判定の場合は、ステップ300へ戻り、肯定判定された場合はステップ366移行して、特典付与フラグをセットして、ステップ300へ移行する。
なお、ステップ362、364では、大当たり処理が終了した後に特典を付与するか否かの抽選を実行したが、大当たり処理後、100%特典を付与するようにしてもよい。この場合、ステップ362、364を省略する、或いは、ステップ362の当選確率を100%とすればよい。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機を示す斜視図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 (A)は本実施の形態(第1の実施の形態乃至第4の実施の形態)に係り、主制御部における特典付与制御を主体として遊技の流れを機能的に示した制御ブロック図、(B)は各実施の形態における特典終了条件情報を示す図表である。 図5(B)の第1の実施の形態に係る遊技の流れを示す制御フローチャートである。 図5(B)の第2の実施の形態に係る遊技の流れを示す制御フローチャートである。 図5(B)の第3の実施の形態に係る遊技の流れを示す制御フローチャートである。 図5(B)の第4の実施の形態に係る遊技の流れを示す制御フローチャートである。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
17 遊技釘
26 発射ハンドル
40 発射装置
100 遊技盤
101 遊技領域
106 液晶表示器(LCD)
108 普通図柄始動入賞口
110 電動チューリップ(開閉手段)
112 大入賞口
113 特別図柄始動入賞口
116 開閉扉(開閉手段)
118 普通図柄通過ゲート
177 普図変動表示部
150 主制御部(特別遊技制御手段)
152 演出制御部
154 払出制御部
156 図柄制御部
174 電動チューリップソレノイド
175 大入賞口ソレノイド
182 特別図柄入賞センサ
184 普通図柄通過センサ
180 普通図柄入賞センサ
186 大入賞センサ
188 V入賞センサ(V入賞口、特別入賞口)
190 盤用外部端子
191 枠用外部端子
200 普図抽選部(第2の遊技実行制御手段)
202 普図抽選結果報知制御部(第2の遊技実行制御手段)
204 電動チューリップ動作制御部(第2の遊技実行制御手段、(特典付与制御手段))
206 大入賞口ソレノイド開閉理由判定部(特典付与制御手段)
208 特図抽選結果報知制御部(第1の遊技実行制御手段)
210 V入賞センサ出力制御部(第2の遊技実行制御手段)
212 特図抽選部(第1の遊技実行制御手段)
214 大入賞口開閉パターン読出部
216 V入賞センサ有効信号出力部
218 普図開閉パターンデータメモリ(第2の遊技実行制御手段)
220 特図開閉パターンデータメモリ(第1の遊技実行制御手段)
222 大入賞口動作制御部(第1の遊技実行制御手段、第2の遊技実行制御手段、特別遊技制御手段)
224 特典付与実行制御部(特典抽選手段、特典終了手段)

Claims (9)

  1. 通常遊技状態において遊技盤上に設けられた所定の入賞領域に遊技球が入賞又は通過したことに基づき抽選を実行する抽選手段と、
    前記所定の入賞領域に遊技球が入賞又は通過したことに基づき所定期間開放される開閉手段と、
    この開閉手段の開放に基づいて遊技球の入賞が可能となる特別入賞口と、
    この特別入賞口への遊技球の入賞、又は前記抽選手段での抽選に当選することに基づいて、前記通常遊技状態とは異なる特別遊技状態を発生させる特別遊技制御手段と、
    この特別遊技制御手段の制御に基づく前記特別遊技状態の終了後に前記開閉手段の開放時間を延長する特典を付与するか否かの特典付与抽選を実行する特典付与抽選手段と、
    この特典付与抽選手段の抽選で付与された特典を実行する特典実行手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特典実行手段は、前記特典の実行中、前記所定の入賞領域の内の特定の入賞領域に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる前記抽選手段による抽選結果の報知のための演出に係る時間を前記通常遊技状態のときよりも短縮しないことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特典実行手段は、前記特典の実行中、前記所定の入賞領域の内の特定の入賞領域以外の入賞領域に遊技球が入賞又は通過したことに基づき行なわれる前記抽選手段による抽選結果の報知のための演出に係る時間を前記通常遊技状態のときよりも短縮することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記特別遊技制御手段は、前記特別入賞口への遊技球の入賞に基づいて発生する特別遊技状態と、前記抽選手段での抽選に当選することに基づいて発生する特別遊技状態とでその遊技状態が異なる場合があることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
  5. 所定の条件が成立した場合に前記特典実行手段に特典の実行を終了させるための特典終了手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の遊技機。
  6. 通常遊技状態において遊技盤上の特別図柄始動口に遊技球が入賞したことに基づき特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
    この特別図柄抽選手段での特別図柄抽選に当選することに基づき、大入賞口を第1の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、通常遊技状態よりも遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第1の大当たり遊技を実行する第1の遊技実行制御手段と、
    遊技盤上の普通図柄ゲートを遊技球が通過したことに基づき普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
    この普通図柄抽選手段での普通図柄抽選に当選することに基づき、電動チューリップを第2の期間開放し、通常は入賞し得ない普通図柄始動入賞口への遊技球の入賞を可能とし、前記普通図柄始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて予め設定したV入賞口への遊技球の入賞を可能とし、このV入賞口への遊技球の入賞に基づいて、前記大入賞口を前記第1の期間と同じか又は異なる第2の期間開放し、単位時間当たりの遊技球の入賞確率を高めて、通常遊技状態よりも遊技者の賞球獲得の可能性を増大させる第2の大当たり遊技を実行する第2の遊技実行制御手段と、
    前記第1及び第2の遊技実行制御手段による大当たり遊技の終了後に予め定められた特典を付与するか否かの特典抽選を所定の時期に実行する特典抽選手段と、
    この特典抽選手段での特典抽選に当選した場合に、前記第2の遊技実行制御手段において前記電動チューリップを前記第2の期間よりも長い第3の期間開放する特典付与制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  7. 前記特典の実行中、前記特別図柄抽選手段による特別図柄抽選の抽選結果の報知のための演出に係る時間を通常遊技状態のときよりも短縮しないことを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記V入賞口は、前記大入賞口内に設けられてなり、前記普通図柄始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて前記大入賞口を第4の期間開放し、前記大入賞口内に設けられた前記V入賞口への遊技球の入賞を可能とすることを特徴とする請求項6又は7記載の遊技機。
  9. 前記特典抽選手段での特典抽選に当選した場合に、前記特典付与制御手段は、前記電動チューリップとともに前記V入賞口を前記第4の期間よりも長い第5の期間開放することを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項記載の遊技機。
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