JP2010063792A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】始動入賞口41,42への遊技球の入賞により可変表示する特別図柄表示手段311と、始動入賞口への遊技球の入賞によっても特別図柄表示手段による可変表示が未実行である保留玉に係る表示を一定個数まで表示する保留玉表示手段315とを有する弾球遊技機において、保留玉が特定図柄となる当せん乱数を保有したことを判定する判定手段と、当該保留玉が当せん乱数を保有すると判定したとき、当該保留玉に係る表示を、特定遊技状態に制御される当せんであることを予告する当せん予告表示に変更するとともに、他の保留玉に係る表示を、前記当せんに係る特定遊技内容を予告する当せん内容予告表示に変更する保留玉表示変更手段を有する。
【選択図】図1
Description
この特別図柄表示手段の作動中(つまり、表示図柄が変動中)あるいは前記した特定遊技状態中において、特別図柄始動入賞口へ入賞した遊技球については、4個を上限として保留玉として扱われ、入賞時に付与された乱数が記憶されるとともに、該保留玉の個数が遊技盤上の所定位置に液晶表示されるよう構成されている。
この保留玉は、作動中の特別図柄表示手段の変動表示が終了すると、入賞順に、入賞時に付与された乱数に対応した特別図柄表示手段の変動表示が行われる。
このようなタイプの遊技機は、特定遊技状態を多様に設定できるため、大当たりになったとしても、どのような利益率の大当たりになったのか等、遊技者に興趣を与えることができる。
また、単に保留玉の大当たりを予告表示するのみであると、遊技者は、その予告表示がされた段階から大当たりが実際に表示されるまでの間、遊技球の打ち出しを中断してしまい、遊技機の稼働率が低下してしまう要因となってしまう。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、特定遊技状態を多様に設定した弾球遊技機において、遊技場にとっては稼働率の落ちない、しかも遊技者にとっては興趣ある遊技機を提供しようとするものである。
また、早くその大当たりの内容を知りたい遊技者は、他の保留玉をより多く表示させるべく遊技球の打ち出しを継続することとなり、遊技機の稼働率の維持に貢献することができる。
遊技盤1の下方には、遊技盤上に発射されるべき遊技球を一時貯留する上皿53が設けられている。上皿53には、賞球払出口(図示せず)が設けられ、ここから賞球として払い出された遊技球が排出される。
上皿53の下方には下皿54が設けられ、上皿53で貯留しきれなかった賞球が下皿54に排出されるようになっている。下皿54の右方には操作ハンドル55が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル55に手を添えて右に回すことにより発射装置(図示せず)が稼動し、上皿53に貯留された遊技球が、上皿53の右側に配列されながら発射装置に導かれ1球ずつ発射される。
発射された遊技球は遊技領域内に射出され、遊技領域に配置されたいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球はアウト口58に回収される。
遊技盤1の略中央部には、液晶表示素子等からなる役物装置300が設けられており、該役物装置300内には、液晶表示素子からなる演出画像表示手段310と特別図柄表示手段311とが設けられている。この演出画像表示手段310は、特別図柄表示手段311における変動表示等に連関して、遊技者に対し興趣ある演出表示を提供する。
また、遊技盤1の右下部には、液晶表示素子からなる普通図柄表示手段312が設けられている。
更に、パチンコ機50には、電飾装置56、スピーカ57が設けられており、遊技の進行に応じて、音や光によって様々な演出を行っている。また、遊技盤1には多数の障害釘や、風車等も設けられている。
なお、特別図柄表示手段311や普通図柄表示手段312は、上記した位置に限ることなく、遊技盤上の遊技者が視認できる箇所に適宜配置することができる。
第1始動入賞口41あるいは第2始動入賞口42への遊技球の入賞により、所定個数の賞球が払い出されるとともに特別図柄表示手段311の変動表示が開始されるよう構成されている。
また、該電動チューリップ42の下方には、特定遊技状態において遊技球が入賞することができるように開放される大入賞口(アタッカ)44が設けられている。
更に、遊技盤の所定箇所には、一般入賞口40が適宜配置されており、該一般入賞口へ遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が払い出されるように構成されている。
この保留玉表示手段315は、図2に示すように、前記演出画像表示手段310の下部の液晶表示素子によって構成されており、上記した4個のそれぞれの保留玉表示位置(p1〜p4)が予め設定されている。
そして、保留玉は、その発生順に、図2中の左端の表示位置から右端の表示位置に向けて順に増加するよう表示され、保留玉が減少する毎に、右端の表示位置のものから順に減少するように表示される。
また、該保留玉表示手段315は、保留玉表示制御手段119および保留玉表示変更手段120により制御されて、その形態例えば形状あるいは色彩などを変化させることで、複数の状態を表現することができるように構成されている。
なお、該保留玉表示手段315の表示は、もちろんこれに限ることなく、液晶表示素子や発光ダイオード等を用いて、演出画像表示手段316とは別途に設けることもできる。
このため、大当たり判定手段114における乱数抽せんテーブルに、互いに利益率の異なる大当たりを複数設け、入賞時に乱数取得手段113によって取得した当せん乱数が該乱数抽せんテーブルに設けられたどの大当たり乱数に相当するかによって、どの遊技内容を有する特定遊技状態に当せんしたかを判定する。
なお、大当り判定手段114により取得した当せん乱数が「大当り」であった場合に、どの遊技内容を有する特定遊技状態とするかを、該乱数抽せんテーブルとは別の抽せんテーブルを用いて抽せんしても良い。
遊技者に対し利益率を異ならせる手段としては、(1)特定遊技状態において行われる大当たりラウンド数を相違させること、(2)特定遊技状態終了後の遊技における大当たり当せん確率を高確率とすること(いわゆる確変当たりとすること)、(3)特定遊技状態終了後の特別図柄表示手段及び普通図柄表示手段の変動表示時間を通常状態より短縮させ、その普通図柄抽せんにおける当せん確率を高めるとともに、当せんした場合の第2始動入賞口42の開放時間も長くすること(大当たり終了後、いわゆる時短状態が付加されること)、(4)該時短状態での遊技可能回数に差を設けること、等の手段が採用可能である。
そして、このような利益率を異ならせる手段を組み合わせることで、多様な特定遊技内容を設定することができる。
上記(1)のラウンド数とは、大入賞口44の開放回数であって、該大入賞口44が開放されて、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、あるいは所定時間(例えば30秒)が経過するか、いずれかの状態となった時に閉鎖する動作を1ラウンドとし、そのラウンド数の上限を15回、7回、あるいは1回などと設定する。
大入賞口への遊技球の入賞は、大入賞口センサにより検知され、入賞球1個毎に所定数(例えば15個)の遊技球が払い出されるから、ラウンド数の多い大当たりの方が遊技者にとっては利益率が高い。
(2)の確変当たりとは、大当たり終了後、次の大当たりまでに大当たりとなる確率を高確率に設定し(例えば、通常遊技状態での大当たり確率が1/400に対し、確変時の大当たり確率を1/40とする。)、事実上、次の大当たりを遊技者に確定させる。したがって、確変当たりであることは、遊技者にとって利益率が高い。
(3)の時短状態とは、特別図柄表示手段及び普通図柄表示手段における変動表示時間を通常状態より短縮させ(例えば、特別図柄では、通常状態で8.3秒に対し時短状態で2.3秒。普通図柄では、通常状態で30秒に対し時短状態で2秒。)、普通図柄抽せんにおける当せん確率を高めるとともに、当せんした場合の第2始動入賞口42の開放時間も長くするように制御する(例えば、当せん確率は、通常状態で10/31に対し時短状態で28/31 。開放時間は、通常状態で0.2秒に対し時短状態で2秒)。
したがって、時短状態においては、第2始動入賞口42に遊技球が入賞しやすくなるので、特別図柄抽せんが容易に行われる状態であり、しかも該第2始動入賞口42への入賞が頻繁に行われることに伴う賞球の支払により、遊技者の持ち玉の減少が少なくなるので、遊技者にとって利益率が高い。
(4)の時短状態での遊技可能回数とは、大当たり終了後の時短状態において、特別図柄の変動表示回数をパラメータとして、遊技可能回数に上限を設けるものであり、例えば、特別図柄の変動表示回数(時短回数)が100回、60回、あるいは20回となった時点で時短状態が終了するように設定する(その間に大当たりとなれば、その時点で、時短状態を終了する)。もちろん、該時短回数を0と設定することもできる。したがって、時短状態での遊技可能回数が多ければ、遊技者にとって利益率が高い。
そこで、本実施の形態では、保留玉表示手段315に表示される大当たり当せん乱数を保有する当該保留玉に係る表示を、いずれかの特定遊技状態に制御される大当たりであることを予告する当せん予告表示とすると共に、該保留玉表示手段315に表示される他の保留玉に係る表示を、その大当たりの特定遊技内容を予告する表示に変更する構成とした。
入力装置21は、複数の一般入賞口センサ210、第1始動入賞口センサ211、第2始動入賞口センサ212、大入賞口センサ213、普通図柄始動口入球センサ214等からなる周知の構成である。
ここで、一般入賞口センサ210は、複数の一般入賞口40に入賞した遊技球を、第1及び第2始動入賞口センサ211,212はそれぞれ第1始動入賞口41及び第2始動入賞口42に入賞した遊技球を、大入賞口センサ213は大入賞口44に入賞した遊技球を各々検知するセンサである。また、普通図柄始動口入球センサ214は、普通図柄始動口(スルーチャッカー)43を入球する遊技球を検知するセンサである。
ここで、乱数取得手段113、大当たり判定手段114、変動表示制御手段115、特定遊技制御手段117、保留玉乱数記憶手段118、保留玉表示制御手段119、保留玉表示変更手段120、保留玉消化手段121及び予告抽せん手段123等は、以下に記載するように、ROM111に格納された遊技制御のための各種プログラムやデータをCPU110が読み込んで実行することにより機能するものであり、RAM112は該プログラムを実行する際の作業領域等に用いられるものである。
大当たり判定手段114は、このように付与された当せん乱数が、ROM111に格納されている予め定められた特定図柄となる当せん乱数に該当するか否かを判定するものである。
変動表示制御手段115は、この大当たり判定手段114の判定に基づいて、特別図柄表示手段311あるいは普通図柄表示手段312の変動表示を制御する手段である。
演出画像表示制御手段116は、変動表示制御手段115と同期して、演出画像表示手段310による演出画像表示を制御するものである。
特定遊技制御手段117は、特定遊技状態において、大入賞口作動装置314等を制御するものである。
保留玉表示制御手段119は、保留玉の消化あるいは発生に伴って、保留玉表示手段の表示を制御するものである。
保留玉表示変更手段120は、保留玉当たり予告表示に伴って、保留玉表示手段による保留玉に係る表示を、通常の保留玉表示を、当せん予告表示あるいは特定遊技内容を表現する当せん内容予告表示に変更するよう制御するものである。
保留玉消化手段121は、当該保留玉乱数が大当たりの場合には大当たり演出画像表示を、外れの場合には外れ演出画像表示をそれぞれ選択し、その選択した演出画像表示を演出画像表示制御手段116により演出画像表示手段316に行わせるとともに、保留玉乱数記憶手段118に記憶されている当該保留玉乱数を消去し、かつ、保留玉表示制御手段119により各保留玉乱数の記憶位置を1個分だけ前にシフトする表示を行わせる手段である。
例えば、図2に示す保留玉表示手段315に3個の保留玉表示がなされている場合、つまり4つの保留玉表示位置(p1〜p4)のうち、左側のp1〜p3までの保留玉表示がなされている場合に、特別図柄表示手段311の変動表示が停止し、大当たり判定結果が外れと表示されたとき、入賞時期の最も早い左端p1の保留玉表示に係る当せん乱数が特別図柄表示手段311による変動表示の対象となって消化され、p2に位置していた保留玉表示がp1の位置に、p3がp2の位置に、というように順次、表示位置をシフトする。このように、該保留玉消化手段121によって、保留玉が入賞順に消化され、その表示位置が1個ずつ左方にずれて表示されていくこととなる。
予告用データ用メモリ122は、通常の保留玉表示を保留玉表示変更手段120によって当せん予告表示あるいは当せん内容予告表示に変更する際に用いるデータを、予め保有しておくものである。通常の保留玉表示形態とは明瞭に区別できるよう、例えば、キャラクタそのものを変更したり、あるいはキャラクタの一部の色や形状を変更させたりする表示用データとして、保存されている。該データは、保留玉表示変更手段120により適宜読み出され、保留玉表示手段315における保留玉表示の変更に利用される。
予告抽せん手段123は、保留玉当たり予告表示をするか否かの抽せんを行うものである。
ここで、演出画像表示手段310は、上記したとおり、特別図柄表示手段311における変動表示等に連関して、遊技者に対し興趣ある演出表示を提供するものである。
効果音出力装置313は遊戯中に種々の効果音や音声をスピーカ57等から出力する装置であり、ランプ装置316は遊戯中に電飾装置56を点消灯させることで、いずれも、遊技者に対し遊技状態に応じた興趣を与える演出を行うものである。
大入賞口作動装置314は、大入賞口44を作動させるための装置であり、特定遊技状態において、該大入賞口44を覆っている前板をソレノイド等により作動させることで、該大入賞口を開放したり閉鎖したりする。
保留玉表示手段315は、保留玉表示を行うものであり、保留玉表示制御手段119あるいは保留玉表示変更手段120により、保留玉の個数を表示したり、保留玉の表示形態を変更することで大当たり内容(特定遊技内容)を予告したりすることができるように構成されている。
賞球払出装置317は、大入賞口44などの各種入賞口に遊技球が入賞したことに伴い所定数の賞球を遊技者に払い出すものである。
保留玉当たり予告手段318は、上記保留玉表示手段315と協働して、保留玉当たりの予告表示をするものである。
次に、このように付与された該当せん乱数が予め定められた大当たり値に一致するか否か、大当たり判定手段114により判定される。S01
つまり、変動表示制御手段115によって特別図柄表示手段311が変動表示中である場合については、該入賞球は保留玉となるので、該当せん乱数(この場合は、外れの当せん乱数)が、保留玉乱数記憶手段118に、4個を上限に入賞順に記憶される。その際、各保留玉に付与された当せん乱数(保留玉乱数)が、何個目に入賞した保留玉に係るものであるかが分かるように記憶される。
このように保留玉が発生した場合、保留玉表示制御手段119により、保留玉表示手段315に保留玉の発生を表示する。例えば、3個の保留玉が発生した場合、保留玉の発生毎に、予め定められた左方の表示位置から順に保留玉表示が行われ、3個目までの保留玉表示が行われる。
変動中でない場合には、保留玉乱数記憶手段118に記憶されている保留玉乱数はないので、直ちに、その入賞に係る当せん乱数に基づき変動表示が開始され、また、その変動表示に同期して、演出画像表示制御手段116により演出画像表示手段310の演出画像表示(この場合は、外れ演出画像表示)が開始される。
該特別図柄表示手段311の所定時間の変動表示が停止すると、演出画像表示手段310による所定の演出画像表示も終了し、大当たり判定手段114の判定結果が該演出画像表示手段310及び特別図柄表示手段311に表示され、遊技者に対し、「外れ」であることが提示される。
遊技者にとっては、この演出画像表示手段310に展開される多様な演出画像を注視することで、結果的には外れ表示になるとしても、入賞した遊技球の判定結果がどのようになるかに興趣をそそられることとなる。
S02−NOでは、変動表示制御手段115により特別図柄表示手段311の変動表示が開始され、また、その変動表示に同期して、演出画像表示制御手段116により演出画像表示手段310の演出画像表示(この場合は、大当たり演出画像表示)が開始される。
該特別図柄表示手段311の所定時間の変動表示が停止すると、演出画像表示手段310による所定の演出画像表示も終了し、大当たり判定手段114の判定結果が該演出画像表示手段310及び特別図柄表示手段311に表示され、遊技者に対し大当たりであることが提示される。この際、大当たりの遊技内容も、通常、併せて表示される。
このように大当たり表示が実行されると、それに併せて、特定遊技制御手段117により、効果音出力装置313及びランプ装置316による大当たりを報知する効果音演出や光演出が行われ、特定遊技状態に移行する。
該予告抽せん手段123は、所定の確率、例えば20%の当せん確率で抽せんを行い、この抽せんに当せんすることで(S03−YESの場合)、保留玉当たり予告表示を行うものである。
該予告抽せん手段123は必ずしも必要とされるものではないが、この抽せん手段を設けることは、保留玉当たり予告表示が必ずしも行われないことに伴い(S03−NOの場合)、行われた場合には遊技者にとっての興趣が一層、倍増することとなり、好ましい。
まず、保留玉表示変更手段120は、保留玉乱数記憶手段118に保留玉乱数記憶があるか否か、判定する。S05
保留玉乱数記憶手段118に保留玉乱数の記憶が1個も無い場合には(S05−NO)、当該入賞は、保留玉表示手段315に1個目の保留玉として表示されると共に、その表示形態は、保留玉表示変更手段120により、通常の保留玉表示から当せん予告表示に変更されて、当該保留玉が大当たり当せん乱数を持つものであることを遊技者が容易に識別できるように表示形態が変更される。S12
保留玉が3個の場合には、S06−YESであるので、S09〜S12による保留玉表示変更が行われる。
S06の時点では、図5に示すように、4個の保留玉表示位置(p1〜p4)の内、p1〜p3には、保留玉となった順に保留玉が表示されている(p1に表示されている保留玉が最も早く保留玉となったものである)。保留玉表示変更手段120は、この時点で既に保留玉となっているこれら保留玉表示を、遊技内容を示す当せん内容予告表示に変更するものであり、p1に位置する保留玉表示の表示形態を表示Aと変更し(S09)、p2に位置する保留玉表示の表示形態を表示Bと変更し(S10)、p3に位置する保留玉表示の表示形態を表示Cと、それぞれ変更(先行表示変更)する。そして、p4の位置に、当該入賞に係る新たな保留玉表示を追加し、その表示を、当せん予告表示(図5では、太陽を表示したようなマークである。)とする。
S07の時点では、図6に示すように、4個の保留玉表示位置(p1〜p4)の内、p1及びp2に保留玉が表示されている。保留玉表示変更手段120は、この時点で既に保留玉となっているこれら保留玉表示のうち、p1に位置する保留玉表示の表示形態を表示Aと変更し(S09)、p2に位置する保留玉表示の表示形態を表示Bと、それぞれ変更(先行表示変更)する(S10)。そして、p3の位置に、当該入賞に係る新たな保留玉表示が追加されるのであるが、その表示は、上記と同様、当せん予告表示とする。
S08の時点では、図7に示すように、4個の保留玉表示位置(p1〜p4)の内、p1に保留玉が表示されている。
保留玉表示変更手段120は、この時点で既に保留玉となっている該p1に位置する保留玉表示の表示形態を、表示Aと変更(先行表示変更)する(S11)。
そして、p2の位置に、当該入賞に係る新たな保留玉表示が追加されるのであるが、その表示は、上記と同様、当せん予告表示とする。
保留玉が0個の場合には、S05−NOと同様であり、p1の位置に、当該入賞に係る保留玉表示が当せん予告表示として行われる。
したがって、この第1の実施の形態では、当せん予告表示に係る保留玉の特別図柄の変動表示が終了するまでの間に、新たに保留玉となったものの保留玉表示を用いて、引き続き、残された特定遊技内容の予告を行うための当せん内容予告表示を行う。
例えば、図6(1)に示すように、先行表示変更された時点では表示A及び表示Bが表示され、p4位置に保留玉表示し得る状態となっているので、p4位置に保留玉表示される保留玉が発生した時点で、該保留玉表示を残りの表示Cに表示変更する。
あるいは、図6(1)においてp1に位置する表示Aの保留玉が特別図柄変動に移行すると、該表示Aはこの保留玉表示手段315における表示から消滅し、図6(2)に示すように、p1の位置には表示Bが右方から移動してくるように表示される。このように、保留玉表示が左方に順次移動していき、該表示Aに係る保留玉の特別図柄変動表示中にp3位置に保留玉表示される保留玉が発生した時点で、該保留玉表示を表示Cに表示変更する。
このような後続する保留玉の表示の変更(後続表示変更)は、図6(3)、(4)に示すように、当せん予告表示(太陽を表示したようなマーク)の保留玉に係る特別図柄の変動表示が終了するまでに保留玉となったものが対象とされる。なお、図6(4)における表示Cは、該当せん予告表示に係る保留玉が特別図柄変動表示中となっている間に、当せん内容予告表示として表示されたものである。
このように後続表示変更する例を、図7(1)〜(4)、図8(1)〜(3)にも示した。
このため、先行表示変更する場合には、例えば、予告抽せん手段123に当せんすると、保留玉表示変更手段120により、保留玉乱数記憶手段118に記憶されている保留玉当せん乱数の個数を確認し、その個数に相当する時間分、変動表示制御手段115による特別図柄変動表示時間を延長させる構成を付加し、その時間内で、先ず当せん予告表示をしたのち、表示A→表示B→表示Cの順に、順次時間を空けて先行表示変更を行うこととする。
あるいはまた、予告抽せん手段123に当せんした時点で、保留玉表示変更手段120により、特別図柄変動表示残り時間を計算し、その時間内で必要とされる先行表示変更を順次行うこととする。
このように構成すると、遊技者の利益率に対しより影響する保留玉変更表示が後回しになることから、遊技者に一層、興趣を与えることができる。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態における図1ないし4に示す構成とほぼ同様の構成を有するので、その部分の説明は省略する。
図9に示すように、先行する保留玉が3個ある場合に、p4の位置に当せん予告表示がなされると、以降、図9(1)〜(4)に示すように、既に保留玉となっていた表示が順次消化されるに伴い、該当せん予告表示された保留玉表示がp3→p2→p1と左方に移動し、その後に保留玉表示が1個生じると、その保留玉表示が表示Aとして後続表示変更される。また、保留玉表示が2個生じると、最初の保留玉表示が表示A、次の保留玉表示が表示Bとして保留玉表示変更がなされる。このように、当せん予告表示された保留玉に係る特別図柄変動表示が終了するまでの間に3個の保留玉が発生すると、順次、表示A、B、Cとして後続表示変更される。
あるいは図10に示すように、先行する保留玉が1個ある場合も、後続する留玉表示のみが、図10(1)〜(3)の例で示すように、同様に後続表示変更に用いられる。
もちろん、先行表示変更のみを用いて構成することもできる。
また、特定遊技内容を予告する順序は、遊技者が最も興味を引く特定遊技内容の予告を後にすることが、遊技者が保留玉表示をすべく遊技を続行する誘因となり、好ましい。
上記した実施の形態では、その順序を、表示A(時短予告)→表示B(ラウンド予告)→表示C(確変予告)、としたが、この順序に限ることはなく、遊技が続行される誘因となるように設定することができる。
更に、変更される表示形態についても、それら特定遊技内容を遊技者に適切に示唆することのできる表示形態を、適宜採用することができる。例えば、ラウンド予告について、15ラウンド予告は黄金色、7ラウンド予告は赤色、1ラウンド予告は白色などと、複数の状態を色彩や形状で区別して告知することができるように構成することもできる。
40 一般入賞口
41 第1始動入賞口
42 第2始動入賞口
43 普通図柄始動口
44 大入賞口
113 乱数取得手段
114 大当たり判定手段
118 保留玉乱数記憶手段
119 保留玉表示制御手段
120 保留玉表示変更手段
121 保留玉消化手段
123 予告抽せん手段
300 役物装置
310 演出画像表示手段
311 特別図柄表示手段
312 普通図柄表示手段
315 保留玉表示手段
Claims (5)
- 始動入賞口と、前記始動入賞口への遊技球の入賞により可変表示する特別図柄表示手段と、前記始動入賞口への遊技球の入賞によっても前記特別図柄表示手段による可変表示が未実行である保留玉に係る表示を一定個数まで表示する保留玉表示手段と、を有し、
前記特別図柄表示手段による表示が予め定められた特定図柄となった場合に、遊技者にとって互いに利益率の異なる複数の特定遊技状態のうち、いずれかの特定遊技状態に制御される弾球遊技機において、
前記保留玉表示手段に表示される保留玉が入賞に基づく抽せんで前記予め定められた特定図柄となる当せん乱数を保有したことを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記保留玉が前記特定図柄となる当せん乱数を保有すると判定したとき、前記保留玉表示手段に表示される前記特定図柄となる当せん乱数を保有する保留玉に係る表示を、いずれかの特定遊技状態に制御される当せんであることを予告する当せん予告表示に変更するとともに、前記保留玉表示手段に表示される他の保留玉に係る表示を、前記当せんに係る特定遊技内容を予告する当せん内容予告表示に変更する保留玉表示変更手段を有することを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1において、前記当せん内容予告表示を、前記保留玉毎に互いに異なる遊技内容の表示とすることを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1ないし2において、前記保留玉表示変更手段は、前記保留玉表示手段に表示される他の保留玉を、前記当せん乱数を保有する保留玉に係る可変表示が終了されるまでに新たに前記保留玉表示手段に表示されることとなった保留玉とすることを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1〜3において、前記保留玉表示変更手段は、前記保留玉表示手段に表示される他の保留玉を、前記保留玉表示手段に表示される保留玉が予め定められた特定図柄となる当せん乱数を保有したと判定されたときに既に前記保留玉表示手段に表示されている保留玉とすることを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1〜4において、前記予告を行うか否かを抽選する予告抽せん手段を有し、前記予告抽せん手段に当せんすることによって前記予告を行うことを特徴とする弾球遊技機。
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