JP2008092546A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減し、配線自体の簡単化を実現すること。
【解決手段】 複数チャンネルの各チャネルに対応する複数の再生装置で再生すべきデータを伝送するコントローラと、複数の再生装置で再生を行うための複数のアダプタとを有する通信システムであって、コントローラは、複数の再生装置で再生すべきデータと、データの再生を制御するための制御情報とを、同期伝送フレームのタイムスロットに設定する設定部と、設定された同期伝送フレームを複数のアダプタに送信する送信部と、を有し、複数のアダプタのそれぞれは、送信された同期伝送フレームを受信する受信部と、同期伝送フレームから各アダプタが再生すべきチャンネルに対応するデータを取り出し、このデータに対応する制御情報に基づきデータの再生タイミングを制御する再生制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単一の信号ソースから複数チャンネルの再生機器へデータを同期伝送する通信技術に関する。
従来技術になるマルチチャンネルスピーカシステム(以降、「マルチCHSPシステム」と略称する)は、デジタルテレビ、DVDプレーヤ、AVアンプ等と用いられ、ホームシアターを構成する。代表的なホームシアターの配線例は、図20に示すような構成を有する。2001はデジタルテレビ(以降、「DTV」と略称)、2002はDVDプレーヤ(以降、「DVD」と略称)である。2003はオーディオビデオアンプ(以降、「AVアンプ」と略称)、2004〜2009は、5.1CHサラウンドを構成する6個のスピーカ(SP)である。例えば、2004はサブウーファ(以降、「SW」と略称)、2005はセンターSP、2006はメインのLチャンネルSP、2007はメインのRチャンネルSP、2008はリアSPのLチャンネル、2009はリアSPのRチャンネルである。
これらの機器間の配線に関して、2030はAVアンプ2003とDTV2001とを繋ぐ配線である。代表的には、AVアンプ2003のHDMI出力をDTV2001のHDMI入力に接続するためのHDMIケーブルである。2031は、代表的には、DVD2002のHDMI出力とAVアンプ2003のHDMI入力とを繋ぐHDMIケーブルである。2032〜2037はAVアンプ2003から6個の各SPへそれぞれ接続されるSPケーブルである。一方、電源配線に関しては、2040はDTV2001のAC電源線、2041はDVDの電源線、2042はAVアンプの電源線である。
図20は、スピーカ配線がフル有線配線の場合を示す図である。この場合、各SPはAVアンプからの6本のSPケーブルで配線される。これらSPケーブルは、プラスマイナスの極性、LR(左右)のチャンネルの相違などに配慮して配線を行う必要があり、ユーザーにとっては、大きな負担になっている。このAVアンプからの複雑な多数のSP配線をどう簡単化するかが、第1の課題である。
一方、これらの各スピーカを実際に配置した場合、各SPへの配線自体が、部屋の間取りとの関係で、人の通行の邪魔など、問題を生じる場合が多い。
例えば、サラウンドSPL、Rの配線が入り口を跨ぐ形となり、物理的に配線することが好ましく無い等である。
また、通行の障害を避けて、壁または天井伝いに迂回配線を行うと、サラウンドSPまでの配線ケーブル長は、たとえば、5mを越え長くなり、信号伝送性能の劣化など、別の問題を生じる。この個別SPへの物理的配線困難な場合にどう対応するかが、第2の課題である。
この第1の課題を解決する方法として、特許文献1、特許文献2に見られるように、光ディスク再生機からの再生オーディオ信号を、たとえば、IEEE1394で、SPを含む再生機器へネットワーク接続する方法が提案されている。
また、特許文献3、特許文献4、特許文献5では、有線バス接続ネットワークテムによるサラウンドシステムが開示されている。バス接続ネットワークの例としては、USB、IEEE1394などが挙げられている。
一方、これらのネットワークに流すオーディオデータのプロトコルに関しては、非特許文献1が公開情報として存在する。
特開2001−223588号公報 特開2002−217911号公報 特開2005−198249号公報 特開2005−175744号公報 特開2005−175745号公報 1394TAによるAudio and Music Data Transmission Protocol2.1
しかしながら、これらの方式は、以下の新たな問題点を生じる。
(1)各SPには電源供給が必要になるが、サラウンドシステムの消費電力は、各CH100W内外であり、これらの電力をUSB(DC5V、0.5A)、IEEE1394(DC8〜40V、1.5A)の接続ケーブルで供給することが出来ない。このため、各SP側で、個別に電源供給をうける必要があり、このため、電源を含む実配線の状態は、図21のようになり、電源配線が厄介なものになる。図21の2140〜2145が新たに加わる電源配線である。
(2)ケーブル長も5mくらいの制限があり、また、ケーブルも多芯構造であるため相対的に高価である。
(3)伝送プロトコルに対応するため、SPなどの機器側に高機能のCPUを実装する必要があり、高価になる。
(4)サラウンドシステムのオーディオ信号再生要件として、再生時間の管理を行う必要があるが、これは、たとえば、IEEE1394を例に挙げれば、その等時性データパケットに存在するタイムスタンプを使用して達成される。即ち、各機器は、夫々、同期したクロックを保持し、送られてくる受信データ中に存在するタイムスタンプ情報に基づいて、再生データの出力タイミングを制御する。そして、このためのハードウエアは、比較的高価なものになる。
(5)1394などは、標準I/Fなので、サラウンドシステムに用いる場合、想定外の機器を接続される可能性があり、エラー対応のため、余分な処理機能を搭載する必要が生じる。
一方、第2の問題点に関しては、このサラウンドSP配線の問題を解決する方法として、図22に示すようなリアワイアレスサラウンドシステムと呼ばれる一部無線方式が存在する。これは、サラウンドSPのL、R2個をフロントから無線接続するもので、AVアンプから最も遠くに配置されるSPを無線化するものである。図22の2201は、無線送信アダプタ、2202が無線受信アダプタであり、リアL,Rの信号が1本の無線チャンネルで伝送される。
しかし、現実には、図23に示すように、設置場所によってさまざまなケースが存在する。図23は、家庭内の配置で想定される通行区域、即ち、有線配線不適箇所の例を示す。更に、設置後に、部屋のレイアウト変更が生じ、障害箇所が変わる場合も生じる。この様にマルチチャンネルSPの様に居住空間に配置して機能させる機器の場合、有線接続、無線接続の任意混在が許されるフレキシビリティが重要なポイントになる。この他、リアワイアレスでは、スピーカ関連の総配線数は、必ずしも減っていないという問題があり、第1の課題をも残している。
上記の問題点を鑑みて、本発明は、マルチチャンネルスピーカシステムにおいて、アンプからの複雑な多数のスピーカ配線の簡単化、有線配線が困難な任意箇所、任意個数のスピーカの設置を実現する通信システムの提供を目的とする。
あるいは、高機能CPUを使用せず、タイムスタンプ対応のハードウエア無しで、スピーカ(SP)などの再生装置側のネットワークインタフェース(I/F)を構成することが可能なローコストな通信システムを提供することを目的とする。
あるいは、家庭内設置場所の実配線上の障害に対して、任意の箇所の無線化を可能とし、フレキシビリティの高い通信システムの提供を目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る通信システムは、複数チャンネルの各チャンネルに対応する複数の再生装置で再生すべきデータを伝送するコントローラと、前記複数の再生装置で再生を行うための複数のアダプタとを有する通信システムであって、
前記コントローラは、
複数の再生装置で再生すべきデータと、当該データの再生を制御するための制御情報とを、同期伝送フレームのタイムスロットに設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記同期伝送フレームを複数のアダプタに送信する送信手段と、を有し、
前記複数のアダプタのそれぞれは、
前記送信手段により送信された前記同期伝送フレームを受信する受信手段と、
前記同期伝送フレームから、当該各アダプタが再生すべきチャンネルに対応するデータを取り出し、当該データに対応する制御情報に基づき当該データの再生タイミングを制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に拠れば、スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減でき、配線自体の簡単化を実現できる。
あるいは、本発明に拠れば、高機能CPU無し、タイムスタンプ対応ハードウエア無しで再生装置側のネットワークI/Fを構成できるので、ローコスト化を図ることが可能になる。
あるいは、本発明に拠れば、家庭内設置場所の実配線上の障害に対して、任意の箇所の無線化ができるので、フレキシビリティが高い通信システムを実現することが可能になる。
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークサラウンドシステムの一例を示すシステム図である。図1で、101は、信号ソースであるマルチスピーカ(以降、「SP」と略称)コントローラであり、102〜107は、夫々、各オーディオCH用のスピーカに接続されるネットワークアダプタである。110〜115は、たとえば、市販の8オーム型のBoxスピーカであり、5.1CHサラウンドシステムの場合は、夫々、センターSP、フロントL SP、フロントR SP、リアL SP、リアR SP、LFE(又は「サブウーファ」)と呼ばれている。
即ち、本発明の実施形態に係るネットワークサラウンドシステムは、ネットワーク管理機能を有するマルチSPコントローラ101と、スピーカの数だけのネットワークアダプタ、即ち、SP用アダプタ102〜107とを基本構成とする。夫々の機器が、有線、無線のネットワーク接続機能を有している。
図1の例では、SP用アダプタ102、103、107が、有線接続可能であり、SP用アダプタ104、105、106が、配置環境の問題で、無線接続の対象となっている場合を示す。
本実施形態の有線接続では、信号とAC電源とを2芯平衡ケーブルに多重するデイジーチェーン(「デイジー」と略称)方式を提案し、図1では、配線116〜118が、その配線例を示す。
ソース機器101のデイジー出力端子が所定の2芯平衡デイジーケーブル116、117で、夫々、センターSP用アダプタ102のデイジー入力端子、フロントL SP用アダプタ103のデイジー入力端子に接続されている。SP用アダプタ103のデイジー出力端子は、サブウーファ用アダプタ107のデイジー入力端子に、2芯平衡デイジーケーブル118により接続されている。
平衡2芯デイジーケーブルには、例えば、5.1CHのオーディオ信号とAC電源とが多重化されて流れる。ここでのAC電源は、外部AC電源が供給元であるが、PLC(Power Line Communication)などの通信信号がAC電源から入り込まないように、適切なフィルタリング処理を行う。
図3は、本発明の実施形態に係るデイジー有線接続に使用するケーブル例を示す図である。図3(a)は、デイジーケーブルの入力側の構造を示す図であり、平衡2芯のケーブルに接続されたオスの挿入ピンを有するプラグの例である。これに対応して、機器(マルチSPコントローラ、SP用アダプタ)側には、メスの出力リセプタクル(図示せず)が存在する。出力リセプタクルには、機械的なプラグ挿入検知スイッチ(図示せず)が存在し、自動検知に使われる。
図3(b)は、デイジーケーブルの出力側の構造を示す図であり、平衡2芯のケーブルに接続されたメスの被挿入部品を有するプラグである。これに対応して、機器(SP用アダプタ)側には、オスの入力リセプタクル(図示せず)が存在する。入力リセプタクルには、機械的なプラグ挿入スイッチ(図示せず)が存在し、自動検知に使われる。
一方、本発明の実施形態に係る無線接続では、フロントR SP用アダプタ104、リアL SP用アダプタ105、リアR SP用アダプタ106が、無線接続の対象である。無線接続の対象の夫々に関し、デイジー入力端子へのデイジーケーブルの出力側プラグ図3(b)が挿入されていないことにより、夫々の無線通信部が起動され、マルチSPコントローラ、有線接続機器102、103、107等の無線通信部とで無線接続される。これらの無線接続機器104、105、106では、デイジーケーブルによる電源供給が無いので、個別に夫々の電源プラグを屋内のAC給電コンセントに接続し、電源供給を受ける必要がある。図1の119、120、121がそれらの電源プラグを示す。
図2は、図1のマルチSPコントローラ101、SP用アダプタ102〜107の内部概略ブロック構成を示す図である。図2(a)は、マルチSPコントローラ(以降、「ソース機器」または単に「コントローラ」とも呼ぶ)、図2(b)は、スピーカ用アダプタ(以降、「シンク機器」または単に「機器」とも呼ぶ)の構成図を示す。シンク機器はスピーカで再生すべきデータの受信と、スピーカによる再生を制御することができる。
図2(a)で、201は、マルチCHオーディオ信号入力端子で、例えば、外部のDVDプレーヤ(図示せず)と、HDMIケーブルにて接続し、例えば、ドルビーデジタル方式によりエンコードされたマルチCHオーディオ信号の供給がなされる。202は、マルチCHオーディオデコーダで、例えば、ドルビーデジタル信号をデコードし、5.1CH分の6本のオーディオ生データを出力する。
203は、デジタルサラウンド処理回路で、各SPへのオーディオ信号の周波数特性補正、遅延時間補正(タイムアラインメント)、振幅補正などを行う。補正後の6CHオーディオデータは、通信用信号処理部204に送られ、フレーミング、同期タイミング付加などの処理(後述)を行う。処理を施した通信用オーディオ信号は、夫々、デイジー電源多重有線通信部205、無線通信部206に送られる。
デイジー電源多重有線通信部205は、2系統の出力端子OUT1(207)、OUT2(208)を有する。これは、マルチスピーカの配置は、一般的にコントローラを中心に両側に、L系とR系と配置されるので、出力を2系統持つことにより、効率的配線を可能にするためである。無線通信部に関しては、後述する。
図2(b)で、250はデイジー電源多重有線通信部、251は無線通信部、252はデジタルシグナルプロセッサー(DSP)であり、たとえば、SPの物理特性に依存する各種特性の補正などを行う。253は、例えば、D級のデジタルアンプであり、外部SP(内蔵されていても良い)を例えば、8オームで駆動する。デイジー電源多重有線通信部250は、2系統の出力端子OUT1(254)、OUT2(255)を有する。これは、低周波を扱うサブウーファの配置は、自由なので、どのSP用アダプタに接続されても良く、このため、サブウーファと次段SPへの接続用として、出力を2系統持つことにより、効率的配線を可能に出来る。無線通信部に関しては、同様に後述する。
マルチSPコントローラ、SP用アダプタとも、デイジー出力を2系統有するが、図1では、ソース機器101以外は、1系統のみしか使っていない場合が示されている。
図1のネットワークサラウンドシステムの動作は、以下のとおりである。
まず、全機器の接続状態を把握することが各種の設定上必要であり、これをシステム設定と呼ぶことにする。主な内容は、有線接続機器は何個か、無線接続機器は何個か、有線の場合の接続順序は、どうなっているかなどを把握することである。
ソース機器(マルチSPコントローラ)は、ソース機器が有する有線通信部と各シンク機器(アダプタ)との有線接続の有無を検知する検知部(第1有線接続検知手段)を備える。また、ソース機器は、検知部(第1有線接続検知手段)の検知結果に基づいて、ソース機器が有する無線通信部(無線通信手段)の起動を制御する起動制御部(第1起動制御手段)を備える。また、ソース機器は、ソース機器が有する無線通信部(無線通信手段)の起動と、各シンク機器が有する無線通信部(無線通信手段)の起動とを同期させるための起動信号を送信する起動信号送信部(起動信号送信手段)を備える。
各シンク機器(アダプタ)は、起動信号送信部(起動信号送信手段)から送信された起動信号の受信に基づき、各機器が有する無線通信部(無線通信手段)の起動を制御する起動制御部(第2起動制御手段)を備える。
各シンク機器(アダプタ)は、各シンク機器(アダプタ)が有する有線通信部(有線通信手段)に対する有線接続の有無を検知する検知部(第2有線接続検知手段)を備える。検知部(第2有線接続検知手段)が有線通信部(有線通信手段)との有線接続が無いことを検知した場合、起動制御部(第2起動制御手段)は、無線通信部(無線通信手段)を起動する
<システム設定>
図4は、本実施形態に係るシステム設定動作を示す図であり、ソース機器(マルチSPコントローラ)、有線接続機器、無線接続機器間でのシステム動作を示すための図である。
ユーザーは、まず、図2(a)のソース機器101を所望の位置に配置し、次に、5.1CHの場合は、6個の図2(b)のSP機器(シンク機器とスピーカを接続したもの)を所望の位置に配置する(図4のM401)。
サブウーファの配置に関しては、出力音響周波数が低いため、配置場所は自由であるが、他の5個のSPに関しては、所定の推奨配置が存在し、これらは、設置マニュアルなどで指示される。尚、低周波再生のため大きめのサブウーファを除き、他のスピーカには、5個とも同じものが使われ、置き場所によって役割が決まる。これらSPの配置が済むと、ユーザーは、たとえば、機械的な設定スイッチにより、各SPにその役割を設定する(実際には、SP用アダプタに設定する。図4のM402)。
ここで、役割とは、センター、フロントL、フロントR、リアL、リアR、サブウーファなどを指す。サブウーファの場合は、配置場所の依存が無いので、あらかじめ、設定しておくことも可能である。
ユーザーは、配置の状況を考慮し(図4のM403)、SP機器のうち、有線接続可能なものを、ソース機器からデイジーケーブルを用い、順に配線を行う(図4のM404)。図1の場合は、ソース機器101のデイジーOUT1端子にデイジーケーブルを繋ぎ、ケーブルの反対側をフロントL103のデイジーIN端子に繋ぐ。同様に、センター102のデイジーIN端子にソース機器のデイジーOUT2端子にデイジー接続する。更に、フロントL103のデイジーOUT1端子をサブウーファ107のデイジーIN端子に接続する。
以上の有線配線作業が終了すると、ユーザーは、ソース機器の電源をONにする(図4のS401)。電源ONに伴い、ソース機器内のシステムコントローラ(以降、「シスコン」と略す)が起動する。ソース機器の電源がONになると、そのデイジーOUTにAC電源が重畳され、デイジー接続された各機器に順次、電源が供給され、各機器内のシスコンも起動される。
次に、ソース機器シスコンが設定モードを開始し(S402)と、デイジー接続を介して、接続機器に有線設定コマンド(S403)を送信する。このコマンドは、後述するタイムスロットの所定の箇所に挿入されて送信される。このコマンドは、同報コマンドで、単一のソース機器から各機器に、ブロードキャストされる。このコマンドに対して、各機器は、ACKを返しても良い。
有線接続機器(図1の102、103、107)は、この有線設定コマンドを受信すると、自身の有線接続状態を調査し(S404)、ソース機器に返答する(S405)。有線接続状態を把握する仕組みの一例を図5Aに示す。
図5Aで、ソース機器501は、有線設定コマンドの階層コード(設定先の階層を指示)と出力端子コード(自身の出力端子の識別)フィールドに、所定の対応コード(例、階層コード=1、出力端子コード=1)を割り当てる。そして、ソース機器501は、割り当てた結果を次の有線機器フロントL502に送信する。有線機器フロントL502は、受信した階層コード(=1)、出力端子コード(=1)に、自身の役割コード(例として、2)を付加し、ソース機器501に、有線接続通知コマンドとして返信する。フロントL502は、自身の階層コード(=1)に1を加え、出力端子コード(=1)を付加して、次の有線機器サブウーファ504に送信する。有線機器サブウーファ504は、階層コード(=2)、出力端子コード(=1)に、自身の役割コード(=6)を付加して、有線機器フロントL502に、有線接続通知コマンドとして返信する。
サブウーファ504は、続けて、自身の二つの出力端子に、有線設定コマンドを夫々、出力する必要があるが、この例では、出力端子には、デイジーケーブル接続が無い。このため、自身が最終段であることを示すLastコードを用い、ソース機器に知らせる。
中間に存在する各階層の機器は、この返信コマンド(有線接続通知コマンド)を上位機器にそのまま転送する。
同様にソース機器501は、有線設定コマンドの階層コード(設定先の階層を指示)と出力端子コード(自身の出力端子の識別)フィールドに、所定の対応コード(例、階層コード=1、出力端子コード=2)を割り当てる。そして、ソース機器501は、割り当てた結果を次の有線機器センター503に送信する。有線機器センター503は、受信した階層コード(=1)、出力端子コード(=2)に、自身の役割コード(例として、1)を付加し、ソース機器501に、有線接続通知コマンドとして返信する。続けて、有線機器センター503は、自身の二つの出力端子に、有線設定コマンドを夫々、出力する必要があるが、この例では、出力端子には、デイジーケーブル接続が無い。このため、自身が最終段であることを示すLastコードを用い、ソース機器に知らせる。
このようなプロセスにて、ソース機器は、有線機器との有線接続関係と、それらの役割とを把握し、また、有線接続機器の個数をカウントする(S406)。ここで、有線接続機器の個数が、全機器数と一致する場合は、無線接続機器は無しであるが、本例では一致しないので、ソース機器は、無線ONコマンドを有線接続機器に送信する(S407)。この時、ソース機器自身が有する無線通信部(図2の206)を起動する。無線ONコマンドを受信すると有線接続機器(図1の102、103、107)は、無線通信部を起動する(S408)。
そして、ソース機器は、自身が無線設定コマンドを無線発信すると同時に、無線設定コマンド発信コマンドを有線接続機器に送る(S409)。有線接続機器は、コマンド受信すると直ちに無線通信部を制御して、無線設定コマンドを無線送信する(S410)。
この無線コマンド(S411)は、ソース機器101、有線接続機器102、103、107の夫々の無線通信部から、同じタイムスロットを用いて、同時に送信される。
このため、ここでは、4個の無線送信局が同時送信することになり、各無線接続機器は、十分な強度で無線コマンドを受信可能となる。無線接続機器104、105、106の無線通信部は、外部電源を接続した段階で、そのデイジー入力へのケーブル接続有無の検出を行い、ケーブル接続無しのため無線通信部が自動的に起動されているものとする(図4のM405)。
無線接続状態を把握する仕組みの一例を図5Bに示す。
図5Bで、ソース機器501は、無線設定コマンドを、直接および間接的に、無線接続機器505〜507に送信する。無線設定コマンドを受信すると、各無線接続機器は、自身の役割、受信電界強度を把握確認し(図4のS412)、対応する役割コード、受信電界強度コードを生成する。各無線接続機器は、これに、自身の能力である無線方式コード、転送可能数コードとを付加し、これらを所定のフィールドに割り当て、無線接続通知コマンド(図4のS413)として送信する。
送信に際しては、無線接続機器間の衝突を避けるため、ランダム遅延を行ってのち、更に、キヤリア検知により衝突無しの確認後に送信を行う。無線接続通知を受信した有線接続機器502〜504は、同じように、ランダム遅延処理を行って、ソース機器に、それぞれ、有線転送する。
S414は無線接続通知の有線転送ステップである。ソース機器は、自身の無線通信部での受信信号と有線接続からの転送通知(S415)から、無線接続機器の全数とその役割、受信電界強度、対応無線方式、転送可能数などの情報を収集し、把握する(S416)。
そして、受信電界強度と、予め定められたの設定値とを比較して、受信電界強度が設定値より大きい場合は(S417)、他の無線システム(無線LAN、WUSB)への影響を考慮し、無線局を減らす処理を行う(S418)。
ソース機器は、アダプタに対して無線接続を停止させるためのコマンドを送信する無線接続制御部(無線接続制御手段)を備える。
ソース機器は、少なくともいずれか一つのアダプタの無線通信部を停止させるかを決定し、無線接続制御部(無線接続制御手段)は、決定されたアダプタに対して無線接続を停止させるためのコマンドを送信する。
ソース機器は、有線接続機器の無線局停止コマンドを、役割コードを付加して送信する(S419)。無線局停止コマンドを受信した有線機器の中で、役割が一致したものは、その無線通信部を停止する(S420)。どの機器の無線局を停止するかは、機器配置、無線方式(指向性の大小)から自動判断することも可能であるが、ここでは、ユーザー選択により、ソース機器の無線局を停止するものとする。この場合は、ソース機器は、無線局停止コマンドを送信する必要はない。
このあと、無線設定モードを再度行い(S421)、電界強度が適切になると(S417)、ソース機器は、ユーザーに所定のUIを通して、全機器数とその内訳を示し、確認を求める(S422)。実際の状態と異なる場合は、機器故障など、何らかの異常が存在すると判断される。正しい場合は、システム設定動作を終了する。
以上の説明による動作で、全機器の接続状態の把握が、ソース機器にてなされ、システム設定動作が終了する。システム設定の次は、タイムスロットの設定動作を行う(S424)。
<タイムスロットの設定>
図6Aは、有線接続機器にソース機器から、デイジー有線接続を介して送信されるマルチCHオーディオデータやコマンドのフレーム構成を示す図である。
図6Aの601は、フレーム同期タイミングで、フレーム同期タイミングの周期内に、6CH分のオーディオデータ用タイムスロットTS1〜TS6、コマンドエリア616、GAP609、617などが配置される。ここで、データ用タイムスロットが6CH分であることは、システム設定(図4のS422)での全機器数情報に基づく(6.1CH、7.1CH、8.1CHサラウンドでは、夫々、7、8、9CH分になる)。
フレーム同期の周波数は、たとえば、96Khzサンプリング、各CH24ビットのオーディオ信号であれば、96Khzと設定される。
図6Aの参照番号602は、1個目のデータ用タイムスロットのTS同期タイミングであり、この同期信号の後に、たとえば、1サンプル点分のオーディオ信号データ、例えば、24ビットデータ610が置かれる。603〜607は、同様にTS同期タイミングを示し、そのあとに、例えば、24ビットのオーディオデータ611〜615が置かれる。
608は、TS同期タイミングであるが、この後は、コマンドエリア616であり、各種のコマンドを置くことが出来る。コマンドのビット数は、データビット数と同じである必要は特にない。また、1フレーム周期内で閉じる必要もない。609、617は、時間調整などのためのGAPである。617は、変復調のためのGuard Interval分を含む。
ソース機器は、オーディオ信号の属性、CH数などから、図6Aのデータ/コマンドフレーム構成を生成し、そこに、オーディオデータの各CH、必要なコマンドなどを割り当て、シンク機器に伝送する。データ/コマンドフレーム構成に対するオーディオデータの割当て方、即ち、データの送り方の一例を図6Bに示す。
コントローラは、対応関係通知部(対応関係通知手段)を備える。対応関係通知部(対応関係通知手段)は、各タイムスロットに、各役割を有するオーディオデータ、即ち、SW、センター、フロントL、フロントR、リアL、リアRなどを割り当て、タイムスロットの位置と役割とを対応させる(図6B)。そして、ソース機器は、各接続機器に、このタイムスロットの位置と役割との対応関係を同期伝送フレームの送信により各機器に通知する。
こうして、各機器は、この対応関係から、自身の役割(図4のM402で、各機器は、自身の役割を、たとえば、機械的な設定スイッチにより設定されている)に対応するデータが、どのタイムスロットに存在するかを知る。そして、自身宛てのタイムスロットを選択し、そこから自身宛てのオーディオ信号を取り出すことが出来る。対応関係の通知には、コマンドを用いる。
この他のデータの送り方として、図6Cに示すようにすることも出来る。図6Cは、TS同期タイミング自体(602〜608)、又は、データにヘッダー(ヘッダー情報)を設け、役割コードを埋め込む方法を示す。図6Cで、618〜623がヘッダーに相当する。参照番号624は、コマンドを示すヘッダー(ヘッダー情報)である。そして、ソース機器は、各機器に役割と役割コードとの対応関係を通知する。各機器は、この対応関係から、自身の役割と役割コードとの対応を知り、タイムスロット、又は、データのヘッダー(ヘッダー情報)に書かれた役割コードから自身宛てのデータを選択し取り出す。
図6Cでは、タイムスロット、又は、データのヘッダー(ヘッダー情報)に役割コードを書き込む例を述べたが、役割コードの代わりに、各機器自体に割り当てる識別子(ID)を用いても良い。識別子は、シリアル番号、ネットワークIDなど、各機器固有に割り当てられるものであれば何でも良い。この場合、ソース機器は、タイムスロットとIDとの対応表を各機器に通知する。以上、データの送り方に関するタイムスロットの設定に関して記述した。尚、タイムスロットの設定は、ソース機器が行う。
次に、各機器の通信接続形態には、有線、無線の2種類が混在するが、これに対応するタイムスロット設定に関して説明する。
有線デイジー接続の場合は、以上述べたフレーム構成で、データが各機器に流れる。実際のデータ伝送に際しては、該フレーム構成データに対してOFDM(直交周波数分割多重伝送方式)変調などで変調を行い、伝送する。無線伝送を行う場合は、そのままのフレーム構成を使える場合とそうでない場合に分かれる。それは、無線方式に依存する。本実施形態では、2通りの無線方式を使用することとする。
図7Aは、比較的キヤリア周波数が低く、指向性も低く、また、人体による遮断の影響を受けにくい2.5〜5GHz帯の無線方式を用いた無線接続を説明する図である。より具体的には、MB-OFDM(Multi-band OFDM)によるUWB(Ultra Wide Band)のバンドグループ1(3.1GHZから4.8GHZ)などを想定している。図7Aで、図1と同じブロックに関しては、同一の符号を使う。参照番号701〜706はアンテナであり、このうち、701〜703は、有線接続機器に付属し、主にデータ送信の役割を担い、アンテナ704〜706は無線接続機器に付属し、主にデータ受信の役割を担う。これらのアンテナは、送受信兼用であっても良い。図7Aの状態は、図4のS424以降とし、ソース機器の無線通信部は、電界強度調整のため、停止している状態とする。
図7Aの参照番号701、702、703のアンテナからは、夫々の付属する機器102、103、107の無線通信部から所定の無線信号が輻射される。これらの無線信号は、たとえば、OFDM方式(直交周波数分割多重伝送方式)で変調されている。各機器102、103、107が、デイジーケーブルにより有線接続され、図6Aに示す同期フレームが、ほぼ、同時に供給され、同一方式での変調後、輻射されるので、これらの無線信号は、同期した状態で、各機器が配置された環境に伝播する。尚、各無線信号の無線キャリア同士の周波数同期に関しては、基準信号の有線伝送、または、無線伝送により実現される。
こうして、複数の無線通信部の同期動作により、放出電界強度の規制を受ける微弱電波であっても十分な電波強度特性が得られる。各機器の間の空間を人が移動しても、2.5〜5GHz帯の波長であれば、遮蔽の影響は少なく、又、位置の異なる複数アンテナからのマルチパスなので、更に、安定な通信が確保可能である。図7Aに示す2.5〜5GHz帯の無線方式の場合は、図6Dに示すように、有線伝送、無線伝送で同じフレームを用いることが出来る。
図7Bは、キヤリア周波数が高いため、伝送帯域は大きく取れるが、指向性が強く、波長が短いため人体による遮断の影響を受けやすい60GHz帯のミリ波による場合の無線接続を説明する図である。
図7Bで、図1と同じブロックに関しては、同一の番号を使う。参照番号707〜712は、主にデータ送信を担う有線接続機器102、103、107のミリ波送信アンテナであり、各機器は、2個ずつ具備するものとする。これらの各送信アンテナは、たとえば60度幅の指向性とし、無線接続機器104、105、106に向かって最適なカバー範囲となるように向けられる。
図7Bの参照番号714、715、716は、それぞれ、無線接続機器104、105、106に具備されたミリ波受信アンテナである。これら受信アンテナは、有線接続機器からの送信電波をなるべく複数経路から受信できるように配置される。713は、人体を示し、人体713が、センターSP102の送信アンテナ708の前に立ち、ミリ波伝送を遮断している。この場合でも、受信アンテナは、複数経路の受信を行っているので、通信は正常に機能する。尚、複数経路の各無線信号の無線キャリア同士の周波数同期に関しては、基準信号の有線伝送、または、無線伝送により実現される。
しかし、図7Cに示すように、人体717がフロントRSP104の受信アンテナ714の前に立った場合は、受信アンテナへの全伝送経路が遮断され通信が途絶する。これを防ぐには、無線接続機器104、105、106の受信アンテナを複数にすること、又、無線接続機器間でのミリ波転送が必要になる。
図7Cで、参照番号718、719、720、721、722、723は、ミリ波送信アンテナであり、各無線接続機器に夫々、2個ずつ具備される。参照番号724、725,726は、ミリ波受信アンテナであり、各無線接続機器に2個目の受信アンテナとして具備される。こうして、各無線接続機器は、夫々、受信アンテナ2個、送信アンテナ2個を具備することになる。
こうすると、図7Cから明らかなように、人体717による遮断は、受信アンテナ724による他経路(送信アンテナ720、722)からの受信によりカバーされる。ここで、無線接続機器間のミリ波データ転送は、受信と転送のタイミングをずらさないと正帰還による発信、又は、振幅振り切れ(クリップ)などの問題を生じる。これを防ぐため、図6Eに示すサブフレーム構成を使用する。
図6Eにおいて、参照番号625はミリ波伝送で使用するサブフレーム同期周期を示す。有線接続機器からのミリ波伝送期間と無線接続機器からのミリ波転送期間とを、別に設けるため、図6Eのようにサブフレーム同期周期は、例えば、フレーム同期周期の2分の1とする。このため、データの時間圧縮が必要になり、有線1フレーム分の無線転送終了まで、1フレーム分の遅延を生じる。
尚、ここでは、ミリ波転送回数を1回とし、サブフレーム周期をフレーム周期の2分の1としたが、転送回数が2回の場合は、3分の1となる。
以上説明したように、有線伝送と2.5〜5GHz帯の無線伝送では、同じフレーム構成を使用することが出来るが、ミリ波伝送では、サブフレーム構成が必要となる。
サブフレーム構成におけるタイムスロット設定(データの送り方)は、フレームにおけるタイムスロット設定(データの送り方)と異なっても良いが、本発明の実施形態では、そのままとし、単に時間軸の圧縮を行うものとする。
次に、同時出力の実現に関して説明する。マルチチャンネルデータの同期伝送は、タイムスロット方式によるフレーム、サブフレーム構成により達成されるが、マルチ機器からの同時出力に関する仕組みが必要である。
通常、5.1CHなどのマルチスピーカによるサラウンド再生を行う場合、各スピーカから放出される音には、タイムアラインメントが必要である。これは、図24(a)に示すように、5.1CHのオリジナル音源は、各スピーカ(SWを除く)とリスニングポイントまでの距離が同じであることが想定されているが、実際の配置では、図24(b)に示すように、事実上実現できない。そのため、AVアンプなどのソース側で、各オーディオCH信号に、図24(c)のように距離の違いを補正する遅延を加えて、各スピーカを駆動する。そのときの、補正精度は、マイクロ秒単位が要求される。従って、特にミリ波伝送のようにサブフレームを用いる場合、同時出力を実現する方法が必要になる。
<同時出力制御>
次に、本発明の実施形態に係る同時出力を実現する方法を説明する。図17Aは、同時出力制御を説明する図であり、図1において、無線接続にミリ波を使う場合のデータフローを示す図である。図17Aで参照番号1701〜1703は有線接続によるフレームデータ伝送を示し、参照番号1704〜1706はミリ波によるサブフレームデータ伝送を示す。また、参照番号1707はミリ波による転送サブフレームを示す。これらの実際の伝送データ内容は図17Dのようになる。図17Dの参照番号1708は、有線接続フレーム(1701〜1703)、参照番号1709はミリ波によるサブフレーム(1704〜1706)、参照番号1710はミリ波による転送サブフレーム(1707)に夫々対応する。
同じタイミングで出力されるべきオーディオデータが、1708では1フレーム分、1709では1サブフレーム分、先行している。
図17Cは、出力コマンド(制御情報)が持つフィールドと設定データを例示する図である。出力コマンドは、対象データの出力の可否(出力か、Mute)、フレームコード(フレームか、サブフレーム)、遅延数コード(データの再生時に遅延させるフレーム周期数、又は、サブフレーム単位で遅延させる遅延周期数)等を含む。出力コマンド(制御情報)に基づき、各機器(SP用アダプタ)は、オーディオデータの再生タイミングの制御(再生制御)を行う。
図17Dの参照番号1711は、フレーム1708に対する出力コマンドであり、この場合は、フレームコードには、フレーム情報、遅延数コードには、1が含まれる。その情報に基づき、シンク機器102、103、107は、フレーム単位で、1周期遅らせ、出力する。図17Dの1712は、サブフレーム1709に対する出力コマンドであり、フレームコードには、サブフレーム情報、遅延数コードには、1が含まれる。その情報に基づき、シンク機器104、105、106は、サブフレーム単位で、1周期遅らせ、出力する。
図17Dの参照番号1713は、サブフレーム1710に対する出力コマンドであり、フレームコードには、サブフレーム情報、遅延数コードには、0が含まれる。その情報に基づき、シンク機器106は、サブフレーム単位で、0周期の遅延で出力する。出力コマンドにより、伝送方法、伝送経路による違いを吸収して、全シンク機器の同時出力が実現される。
図17Bに、2.5〜5GHz帯無線の場合の例を示す。この場合は、サブフレームを使用しないので、全経路1714〜1719で、同じ出力コマンドであり、フレームコードには、フレーム情報、遅延数コードには、0が含まれる。
<同時出力の遅延時間補正>
次に、同時出力タイミングの精度を上げるための遅延時間の補正方法に関して説明する。図18Aは、図17Dに対し、各シンク機器内での信号処理遅延時間を加えた図である。図18Aの参照番号1801〜1803は、伝送経路に関する各階層での処理遅延時間である。これには、FEC(Forward Error Collection)実行時間、一般的な信号処理遅延などが含まれる。勿論、この場合は、タイムスロット内のデータ自体に、事前にFEC用のコーディングがなされていることが前提である。
1801は、フレームを使用する有線接続での処理遅延時間、1802は、ミリ波サブフレーム伝送を使用する場合の処理遅延時間、1803は、ミリ波転送サブフレームを使用する場合の処理遅延時間である。これらの、処理遅延は、FECの方式、実装方法などにより異なる。このため、ソース機器は、各機器の処理遅延時間を把握し、最大処理遅延時間を算出し、それからの差分値を各機器に通知することが必要になる。図18Bは、このための設定フローを示す図である。
図18BのS1804において、ユーザーは処理遅延時間補正モードを起動する。処理遅延時間補正モードが起動されるとソース機器は、全機器に遅延時間通知要求コマンドを送信する(S1805)。遅延時間通知要求コマンドを受信した各機器(有線接続機器、無線接続機器)は、夫々、自身の処理遅延時間を計算し、または、記憶保持している値を読み出す(S1806)。そして、遅延時間通知コマンドに乗せて、ソース機器に通知する(S1807)。この要求コマンド、通知コマンドに関する詳細な動作は、図4の場合と同様のため、説明を省略する。
ソース機器は、各機器におけるデータ受信時点から再生までの処理遅延時間を収集する。ソース機器は、最大処理遅延時間算出手段として機能し、全機器の処理遅延時間を収集し終えると、最大処理遅延時間を算出する(S1808)。そして、ソース機器は、差分値算出手段として機能し、機器ごとに、最大処理遅延時間と機器の処理遅延時間との差分値を算出する(S1809)。また、ソース機器は、差分値通知手段として機能し、算出した差分値を、差分遅延時間通知コマンド(S1810)にて、各機器に通知する。各機器は、受信した差分遅延時間を遅延カウンター(後述)に設定し(S1811)、処理遅延時間補正モードを終了する。
<システムの動作>
次に、システムの動作を説明する。図8A〜C、図9A〜C、図10A〜C、図11A〜C、図13A〜C、図14A〜Cは本発明の実施形態に係るシステムの詳細を示すブロック図である。図8A〜C、図9A〜Cは、無線通信部に2.5〜5GHz帯の無線を使用する第1の実施形態に係るシステムを示し、図10A〜C、図11A〜Cは、ミリ波を使用する第2の実施形態に係るシステムを示す。後者のシステムでは、サブフレーム構成が必要であり、このため、前者のシステムより、構成が複雑になる。図13A〜C、図14A〜Cは、2.5〜5GHz帯の無線とミリ波の無線との両方を無線通信部に実装した第3の実施形態に係るシステムを示す。
<有線&2.5〜5GHz帯無線>
まず、図8A〜C、図9A〜Cの2.5〜5GHz帯の無線を使用する第1の実施形態に係るシステムについて説明する。
図8A〜Cは、ソース機器であるマルチSPコントローラ(図1、2の参照番号101)のブロック図、図9A〜Cは、シンク機器側であるSP用アダプタ(図1、2の参照番号102〜107)のブロック図である。
図8Bで、参照番号801はマルチCHオーディオ入力端子を示し、参照番号802はマルチCHオーディオデコーダー、参照番号803はデジタルサラウンド音響処理部を示す。これらは、夫々、図2の参照番号201、202、203に対応する。参照番号804は第1信号変調部で、OFDM変調器を示す。第1変調部の詳細構成は、公知技術として説明を省略する。
参照番号805は、図6Aのデータフレーム生成に関わる同期信号付加回路であり、806は、同期タイミングを含む各種クロック信号の生成回路である。同期タイミング生成回路806は、シスコン807からの指示(図示せず)により、たとえば、96Khz、24ビットオーディオに対応したタイミングパルスを生成する。
参照番号808は、デイジー有線伝送に用いる伝送帯域に周波数変換するための有線キャリア周波数発振器である。マルチCHオーディオデコーダ802で6CHの個別信号に分離された5.1CH音響データは、デジタルサラウンド音響処理回路803で、周波数特性補正、遅延時間補正(タイムアラインメント)、振幅補正が施される。振幅補正等が施された5.1CH音響データは、その後、所定の形式で、信号変調部804に送られる。これら各CHのオーディオデータは、図6Aのデータ領域に書き込まれる。書き込み時の、タイムスロットと各CHデータの対応関係は、シスコンからの指示に基づく(図示せず)。
タイムスロットと役割とを対応させる場合は、以上の動作により、たとえば、図6Bに示す有線伝送フレームが、信号変調部804にて形成される。この伝送フレームは、OFDM変調を受けてのち、有線キャリア周波数発振器808により周波数変換が行なわれ、帯域通過フィルタ(BPFフィルタ)809に送られる。BPFフィルタ809により、所定の帯域制限を受けた後、伝送信号は、パワーアンプ810、811に送られる。パワーアンプ810、811で所定の電力レベルに増幅された伝送信号は、多重分離回路812、813に送られ、ここで、AC電源と多重分離される。
電源多重された伝送信号は、デイジー有線出力端子814、815に送られる。こうして、2系統のデイジー有線出力に所定の伝送データが送出される。
一方、参照番号816は、外部AC電源プラグであり、屋内のAC電源コンセントに接続される。参照番号817は、外部AC電源からノイズを除去するノイズ除去フィルタで、後からの伝送信号多重に悪影響を与えないよう所定の帯域を減衰させる。もし、屋内AC電源線にPLCなどのパケット伝送信号が存在する場合には、特に、除去が重要である。818は、内部使用のDC電源を生成するDC電源回路である。ノイズ除去後のAC電源は、更にノイズ除去フィルタ819を介して、多重分離回路812、813に送られる。ここでの2回目のノイズ除去の目的は、途中経路の平行ケーブル配線が拾う内部回路の電磁ノイズを、多重分離の直前で除去するためである。
多重分離回路の詳細を図12に示す。図12で、1201は外部AC電源入力端子、1202はローパスフィルタ(LPF)、1203は出力抵抗、1204、1205は高周波アンプ、1206は高周波トランス、1207は電源多重伝送信号出力端子である。また、1208は伝送信号入力端子、1209はデイジー有線からの伝送信号の受信出力端子、1210は高周波結合コンデンサーである。
高周波アンプ1204、1205、抵抗1203、高周波トランス1206は、公知技術である2線−4線変換回路である。2線−4線変換回路とLPF1202の働きにより、端子1208からの伝送信号は端子1207に出力され、逆に、端子1207からの伝送信号は、端子1209に出力される。LPF1202は、伝送信号の端子1201への漏れこみを防ぐ。AC電源からの電圧は端子1201から端子1207に流れる。
以上、述べた多重分離回路の動作により、パワーアンプ810、811からの伝送信号は、デイジー有線出力端子814、815に夫々、電源と多重されて送出される。一方、デイジー有線出力端子814、815からの受信信号に関しては、第1Return復調部820、第2Return復調部821に送られ、ここで、復調を受け、機器からの通知コマンドなどのリターン信号が得られる。
これらは、シスコン807に送られる。この、リターン信号伝送には、たとえば伝送帯域を狭くしたOFDMを用い、通常のOFDM信号復調部より簡単化が可能である。尚、リターン信号のOFDMとオーディオデータのOFDMとは、同一配線上で周波数分割多重伝送されるよう、OFDMパラメータを選ぶものとする。その具体的な実施形態に関しては説明を省く。
無線送信に関しては、BPFフィルタ809から送られる有線帯域伝送信号を、無線周波数キヤリア発振器823の出力と、乗算器822、BPF824により、周波数変換し、無線伝送信号とする。該無線伝送信号は、高周波パワーアンプ825により所定の電力増幅を受けてアンテナ826に給電される。
無線リターン受信に関し、アンテナ827(2.5〜5GHz帯では、送信受信でアンテナの共用も可能である)より受信された無線伝送波は、低ノイズアンプ(LNA)828で、増幅後、所定のBPF829により、必要帯域のみが取り出される。その後、無線周波数キヤリア発振器823の出力と、乗算器830、BPF831により、ダウンコンバートされ、オートゲインコントロール回路(AGC回路)832に送られる。833は、公知技術であるOFDMの信号復調部であり、AGC回路からの受信信号は、ここで有線キャリア周波数発振器808よりの有線キャリアを用いて復調される。信号復調回路833の出力は、無線リターン信号であり、必ずしも、図6Bに示す伝送フレームを有する必要はない。伝送フレームを有する場合は、受信リターン信号は、信号処理回路834により、所定の信号抽出処理を行ってのち、シスコン807に送られる。
図8Aの参照番号835、836は、たとえば、デイジー有線出力リセプタクルに付けられた機械的挿入検知スイッチの開閉を検知する接続検知回路であり、これら接続検知回路の出力は、シスコン807に送られる。参照番号837は無線送信部のEnable制御信号、参照番号838は無線受信部のEanble制御信号であり、シスコン807から制御を行う。
一方、シンク機器側であるSP用アダプタ(図1、2の102〜107)のブロック図(図9A〜C)において、901は、デイジー有線入力端子であり、受信された電源多重伝送信号は、分離多重回路902に送られる。多重分離回路の詳細構成は、図12(b)に示すものであり、入力された電源多重信号からAC電源、受信信号が取り出される。通知コマンドなどのリターン信号は、逆に、デイジー有線側に送出される。図12(a)と(b)とでは、使い方の向きが逆なだけで、回路構成自体は同じである。
分離多重回路902で分離された受信データは、低ノイズアンプ(LNA)903に送られ、所定の増幅を受けた後、加算器904経由で、帯域通過フィルタ(BPFフィルタ)905に送られる。BPFフィルタ905で、必要帯域のみが取り出され、オートゲインコントロール回路(AGC回路)906を経て、OFDM復調器907に送られる。OFDM復調器907で復調された受信データは、図6Bのフレーム構成を有する。受信データのフレームは、信号処理回路908に送られ、ここで、フレーム同期タイミング、TS同期タイミングなどが抽出され、受信データとともに自CH信号処理回路909に送られる。自CH信号処理回路は、自身の役割コードをシスコン910より設定されており、自身の役割コードに対応したデータを抜き出す。
そして、所定の処理、例えば、SP周波数特性の補正などを行う。処理後のデータは、デジタルアンプ911に送られ、ここで、所定の電力レベルまでデジタル増幅を受けて、たとえば、オーディオスピーカ912に供給される。913はデイジー有線入力端子に付けられた、例えば、機械的スイッチからの開閉信号を受け取り、接続検知を行うもので、検知結果はシスコン910に送られる。914は無線データ受信部であり、915はWRX制御信号で、無線受信部の起動、停止を制御する。
信号変調部916は、信号処理回路908からの受信フレームを受けて、次段への転送のための変調を行う。変調後は、図8A〜Cと同様の処理を経て、デイジー出力端子918、919に出力される。
無線送信の場合も、図8A〜Cと同様の処理により送信アンテナ920から送信される。無線送信部921が、使用されるか否かは、無線Tx制御信号922でシスコンにより制御される。
デイジー出力端子918、919で受信される次段からの有線リターン受信信号などは、多重分離回路で分離され、夫々、第1Return復調部923、第2Return復調部924に送られ、復調後、シスコン910に渡される。
無線リターン受信に関しては、無線Return受信部925、無線Return復調部926により復調され、シスコン910に渡される。
デイジーAC電圧検出回路929(第1電圧検出手段)は、アダプタの有する有線通信部(有線通信手段)への有線接続を介した多重化されたAC電圧を検出することが可能である。外部AC電圧検出回路928(第2電圧検出手段)は、外部のAC電源の電圧を検出することが可能である。シスコン910(電源切替手段)は、デイジーAC電圧検出回路929(第1電圧検出手段)、外部AC電圧検出回路928(第2電圧検出手段)からの出力を判断し、電源選択スイッチ927を切り替えることが可能である。
デイジー有線入力からコマンドなどを受信した場合に、シスコン910がACKや通知コマンドなど(または、状態通知など)をReturn変調部930に入力する。Return変調部930からの出力は、分離多重回路902を介して、デイジー有線入力端子901に送出される。参照番号931、932は、たとえば、デイジー有線出力リセプタクルに付けられた機械的挿入検知スイッチの開閉を検知する接続検知回路で、これら接続検知回路の出力は、シスコン910に送られる。これら検知回路が、デイジー出力端子919、918へのケーブル接続を検知しない場合、たとえば、シスコン910は、無線Tx制御信号922で、無線送信部921を制御し起動できる。
参照番号933は同期タイミング調整回路であり、信号処理回路で分離されたフレーム同期タイミングに位相調整を行い、同期タイミング発生回路937に外部同期リセットをかける。
参照番号934は出力コマンドの処理回路を示し、参照番号935は遅延時間調整処理回路を示す。
音響出力の出力タイミングに関しては、出力コマンド処理回路934、遅延時間調整処理回路935が機能する。出力コマンド処理回路934は、図17に関連して前述した同時出力処理機能に関する。2.5〜5GHz無線の場合は、図17Bに該当し、出力コマンド内のフレームコード、遅延数コードに従い、遅延時間調整処理回路935に対して、所定の遅延処理の指示を行う。遅延時間調整処理回路935は、出力コマンドに関連する遅延処理(2.5〜5GHz無線の場合は、フレーム周期の遅延などの特別な処理を必要としないので、ゼロ遅延)に加え、図18A,Bに関連して前述した同時出力のための遅延時間補正を行う。
即ち、遅延時間調整処理回路935は、出力コマンド処理回路934からの出力トリガーを、所定周期遅延させ、更に、遅延カウンターに相当する分の遅延処理を行って後、自CH信号処理回路909に渡す。こうして、同時出力タイミングの調整がなされる。尚、遅延時間調整処理回路935の遅延カウンター値は、シスコン910により、自身の処理遅延時間に、マルチSPコントローラ(ソース機器)より通知された差分遅延時間を足した値として設定される。
こうして、出力コマンド処理回路934からの出力トリガーを、遅延時間調整処理回路935で遅延させた後、自CH信号処理回路909に送り、出力動作を駆動する。
936はシスコン・検知系用のDC電源生成回路である。外部AC電源及び分離多重回路902からのAC電源を用いて、常時、シスコン910と検知系を利用可能にする。ここで、検知系には、デイジー有線入力の接続検知回路913、デイジー有線出力の接続検知回路931、932、外部AC電圧検出回路928、デイジーAC電圧検出回路929が含まれる。
<有線&ミリ波無線>
ミリ波を使用する第2の実施形態を図10A〜C、図11A〜Cに示す。図10A〜Cは、ソース機器であるマルチSPコントローラ(図1、2の101)のブロック図を示す図であり、図11A〜Cは、シンク機器側であるSP用アダプタ(図1、2の102〜107)のブロック図である。図10A〜Cで、図8A〜Cと同じブロックに関しては、同じ番号を付し、異なる場合にのみ新たに番号を付している。
有線通信部の動作に関しては、図8A〜Cと同じなので、ミリ波通信部を中心に説明を行う。図10Bで、1000は、サブフレーム圧縮処理回路であり、1フレーム分のデータを保持する圧縮用バッファーと、書き込み・読み出し制御回路とから構成される。
ミリ波の場合は、図6Eに示すようなサブフレームを使用する必要があり、サブフレーム圧縮処理回路で、サブフレーム用の圧縮データが生成される。サブフレーム圧縮処理回路1000は、デジタルサラウンド音響処理回路803からの入力と統合信号処理回路1035からの入力との2系統の入力を持つ。後者は、ミリ波受信部で受信されたサブフレームを転送する場合に用いる。入力切替えは、ミリ波通信部の使い方に依存するものであり、シスコン807により制御される。
1001は、第2信号変調回路で、サブフレーム信号のミリ波帯でのOFDM変調を行う。
1002は、図6Eのサブフレーム生成に関わる同期信号付加回路であり、1003の同期タイミング生成回路からの各種タイミングクロックを用いて、所定のサブデータフレームを生成する。1004は、中間周波数発信器であり、サブフレームによるOFDM変調信号を中間周波数に変換する。1005は、BPFフィルタで、中間周波数変換後の所定帯域成分のみを取り出すものである。1006は、ミリ波送信部であり、ここで、中間周波変換後のOFDM信号は、ミリ波に変換される。ミリ波送信部は、乗算器1007、BPF1008、高周波パワーアンプ1009、1010、ミリ波アンテナ1011、1012により構成される。1013は、ミリ波送信部のEnable制御信号であり、シスコン807から、所定の制御が行なわれる。
ミリ波送信部には、ミリ波帯発振器1032からのミリ波キヤリアが供給される。ミリ波送信部の動作の詳細は、2.5〜5GHz帯の場合と同様なので省略する。尚、2.5〜5GHzの場合とは、アンテナの遮蔽対策のため、高周波パワーアンプ、アンテナが、夫々、2系統あることが異なる。
2系統のミリ波アンテナから、送出されるミリ波信号は、サブフレーム圧縮処理回路1000が、デジタルサラウンド音響処理回路803側入力の場合は、図6Eの第1サブフレームが使用される。また、統合信号処理回路1035側入力の場合は、第2サブフレームが使用される。
ミリ波受信部であるが、これは、マルチSPコントローラが、ミリ波転送を行う場合にのみ使われる。マルチSPコントローラが、ミリ波転送を行うか否かは、使い方依存である。図10Cで、ミリ波受信部は、2系統のミリ波受信回路1014、1015を有するがこれは、SP用アダプタのミリ波通信部(2系統受信部を有する。)との共用を図るためである。
ミリ波受信回路1014、1015は、夫々、ミリ波アンテナ1016、1017、低ノイズアンプ1018、1019、BPF1020、1021、乗算器1022、1023、BPF1024、1025より構成される。1026、1027は、夫々のミリ波受信部のEnable制御信号であり、シスコン807から所定の制御が行なわれる。動作の詳細は、2.5〜5GHzの場合と同様である。ミリ波受信回路1014、1015での受信信号は、AGC回路1028、1029を経て、第1信号復調回路1030、第2信号復調回路1031に送られる。1032は、ミリ波帯周波数の発振器であり、これと、乗算器1022、1023と、BPF1024、1025とにより、受信ミリ波信号が中間周波数帯に変換される。
中間周波帯信号は、AGC回路1028、1029経由で、第1信号復調回路1030、第2信号復調回路1031は送られ、ここで、中間周波数発振器1004よりの中間周波数信号を用いて、ベースバンドに戻された後、OFDM復調が行われる。復調後の受信サブフレームは、信号処理回路1033、1034に送られ、ここで、伸張処理がなされる。2系統は、独立で動作し、信号処理回路1033からは、第1サブフレームに対する伸張信号、信号処理回路1034からは、第2サブフレームに対する伸張信号を得ることが出来る。しかし、マルチSPコントローラの場合、ミリ波転送に用いるだけなので、第1サブフレームに関する1系統のみが使われる。
信号処理回路1033で、伸張されフレーム周期に変換された信号は、統合信号処理回路1035に送られ、フレーム同期タイミングが分離される。同期タイミングは、同期タイミング調整回路1036で、位相調整後、同期タイミング発生回路1003に送り外部同期をかける。
図11A〜Cは、第2の実施形態に係るミリ波を用いた場合のSP用アダプタのブロック図である。図11A〜Cで、図9A〜Cと同じブロックに関しては、同じ番号を付し、異なる場合にのみ新たに番号を付している。有線通信部の動作に関しては、図9A〜Cと同じなので、ミリ波通信部を中心に説明を行う。
図11Cで、1116、1117はミリ波受信アンテナ、1114、1115は2系統のミリ波受信部であり、独立の2系統のミリ波受信機能を有する。これは、図7Cに示す受信アンテナに対する遮蔽対策を実現するためである。
2系統のミリ波受信信号は、ミリ波帯無線周波数発振器1132よりのミリ波帯信号により周波数変換され、AGC回路1128、1129に送られる。AGC回路1128、1129から、第1信号復調部1130、第2信号復調部1131に送られる。ここで、中間周波数発振器1104よりの中間周波数信号により、ベースバンドに復元された後、OFDM復調される。これら、受信信号は、信号処理回路1133、1134に送られる。第1の信号処理回路1133では、第1のサブフレームを取り出し伸張して、統合信号処理回路1135に送る。一方、第2の信号処理回路1134では、第2のサブフレームを取り出し、伸張して、統合信号処理回路1135に送る。
統合信号処理回路1135では、第1サブフレームからの伸張フレームと第2サブフレームからの伸張フレームのうち、エラーの無い方を選択して、自CH信号処理回路909に送る。以降、デジタルアンプ911、オーディオスピーカ912により、音響出力がなされる。
有線接続の場合は第1信号復調部(OFDM復調器)907からの受信フレームが、統合信号処理回路1135で選択される。、統合信号処理回路1135は、受信フレームを自CH信号処理回路909に送り、以降、デジタルアンプ911、オーディオスピーカ912により、音響出力がなされる。
音響出力の出力タイミングに関しては、出力コマンド処理回路934、遅延時間調整処理回路935が機能する。出力コマンド処理回路934は、図17に関連して前述した同時出力処理機能に関する。ミリ波の場合は、図17Aに該当し、出力コマンド内のフレームコード、遅延数コードに従い、遅延時間調整処理回路935に対して、所定の遅延処理の指示を行う。遅延時間調整処理回路935は、出力コマンドに関連する遅延処理に加え、図18に関連して前述した同時出力のための遅延時間補正を行う。
即ち、遅延時間調整処理回路935は、出力コマンド処理回路934からの出力トリガーを、所定周期遅延させ、更に、遅延カウンターに相当する分の遅延処理を行った後、自CH信号処理回路909に渡す。こうして、同時出力タイミングの調整がなされる。
尚、遅延時間調整処理回路935の遅延カウンター値は、シスコン910により、自身の処理遅延時間に、マルチSPコントローラ(ソース機器)より通知された差分遅延時間を足した値として、設定される。
統合信号処理回路1135は、一方、有線転送のため、第1サブフレームからの伸張フレームを、第1信号変調部916に送る。こうして、有線での、次段転送動作がなされる。統合信号処理回路1135は、又、ミリ波転送のため、受信第1サブフレームを、サブフレーム圧縮回路1100に送る。ミリ波による次段転送に関しては、サブフレーム圧縮回路1100にて、サブフレーム用圧縮データの生成を行った後、第2信号変調部1101に送られ、サブフレームのミリ波帯でのOFDM変調を行う。
転送サブフレーム生成に必要なサブフレーム同期信号は、同期信号付加回路1102から得られる。同期タイミング発生回路1103は、サブフレーム同期信号生成に必要な各種タイミングクロックを同期信号付加回路1102に供給する。同期タイミング発生回路1103は、同期タイミング調整回路1136による位相調整後の受信フレーム同期タイミングと外部同期が取られている。
OFDM変調されたサブフレーム信号は、中間周波数発振器1104からの中間周波数による中間周波数変換後、BPF1105を経て、ミリ波送信部1106に送られる。ミリ波送信部で、ミリ波帯無線周波数発振器1132よりのミリ波キャリアにより、ミリ波変換され、アンテナ1111、1112より、送出される。
有線での転送に関して、図9A〜Cと同様な過程で処理され、デイジー出力端子919、918より送出される。
図11B、Cにおけるミリ波関係のブロック(参照番号1100〜1136)は、図10B、Cにおける参照番号1000〜1036と同じであり、両者での共用することが可能である。
図11A〜CにおけるSP用アダプタの動作は、有線接続の有無により動作が異なる。
図7Cの例では、102、103、107の有線接続機器では、2個の送信アンテナが、第1のサブフレームでミリ波伝送を行う。これらの機器では、ミリ波受信機能は使用されない。機器の2個のアンテナは、指向性を考慮して、最適な方向におのおのが向けられる。
一方、無線接続機器104、105、106の場合では、各機器の第1の受信アンテナ714、715、716(図11Cでは、1116)は、第1のサブフレーム送信を受信し、第2サブフレームの転送を行う。そして、第2サブフレームの同じ転送データを2個の送信アンテナに給電する。従って、各機器の2個の送信アンテナ718、719、720、721、722、723(図11Bでは、1111、1112)からは、それぞれ、所定の方向に同じ第2サブフレームのミリ波が送出される。無線接続機器104、105、106の第2の受信アンテナ724、725、726(図11Cでは、1117)は、所定の方向に向けられ、第2のサブフレームミリ波を受信する。こうして、無線接続機器104、105、106は、第1、第2のサブフレームを受信することが出来、アンテナの遮蔽対策がなされる。
<有線&2.5〜5GHz帯&ミリ波>
次に、2.5〜5GHz帯とミリ波の両方を無線伝送手段として用いる場合を、第3の実施形態として示す。
2.5〜5GHz帯とミリ波の両方を、実装することにより、設定などを2.5〜5GHz帯で行い、ミリ波を広帯域のデータ伝送専用に用いるというように、特性に応じた役割分担を行うことが出来る。これにより、前述した「システム設定」、「遅延時間計測」などの、ソース機器とシンク機器間のコマンドのやり取りが、2.5〜5GHz帯で行えるので合理的である。第3の実施形態では、ミリ波の送受信部をユニット化し、後からのアドオンを可能にしている。こうすることにより、ユーザーは、無線接続機器が少なくて済む場合は、2.5〜5GHz無線を使用し、無線接続機器の数が増えた場合、ミリ波モジュールを追加実装することが出来る。
図13A〜Cは、第3の実施形態に係るマルチSPコントローラ(ソース機器)のブロック図であり、図14A〜CはSP用アダプタ(シンク機器)のブロック図である。
図13A〜Cは、図8A〜Cの有線/2.5〜5GHz無線によるマルチSPコントローラと、図10A〜Cの有線/ミリ波マルチSPコントローラとを合成し、有線/2.5〜5GHz無線/ミリ波によるマルチSPコントローラを実現したものである。図13A〜Cにおいて、図8A〜C、図10A〜Cと同じブロックに関しては、同じ番号を付し、異なる場合にのみ新たに番号を付与している。
図13Cの1300は、第1周波数としてミリ波の受信が可能なミリ波送受信モジュール(第1無線通信部)の構成を示すブロック図であり、ミリ波送受信モジュール1300は着脱可能に構成されている。ミリ波送受信モジュール1300は、図10B、Cにおける1000〜1036のブロックをモジュール化したもので、所定の物理的、電気的I/Fを介してアドオン実装されるものとする。尚、同一のモジュールが、図14CのSP用アダプタでもミリ波送受信モジュール1400として使用される。
ソース機器は、ミリ波送受信モジュール(第1無線通信部)の実装の有無を検出する実装検知部(実装検出手段)を備える。実装検知部(実装検出手段)は、メカスイッチ、電気信号などによるミリ波送受信モジュールの検出信号1301に基づき実装の有無を検出することが可能である。検出結果は、シスコン807に送られる。シスコン807は、実装検知部(実装検出手段)の検知結果に基づいて、ミリ波送受信モジュール(第1無線通信部)及び2.5〜5GHz無線通信部(第2無線通信部)を制御する通信制御手段として機能する。他のブロックは、図8A〜C、図10A〜Cで説明した構成と同じである。図13A〜CによるマルチSPコントローラでのオーディオ伝送に関する動作は、図10A〜Cの有線&ミリ波の場合と同様なので、説明を省略する。
図13A〜Cの2.5〜5GHz無線通信部(第2無線通信部)は、2.5〜5GHz(第2周波数)の無線によりシンク機器との間のコマンド送受信に使われる。コマンドは、図6Aに示すデータ/コマンドフレームのコマンドエリア616を使うので、その動作は、図8A〜Cにおけるのと同様であり、説明を省略する。
図14A〜Cは、図9A〜Cの有線/2.5〜5GHz無線によるSP用アダプタと、図11A〜Cの有線/ミリ波SP用アダプタとを合成し、有線/2.5〜5GHz無線/ミリ波によるSP用アダプタを実現したものである。図14A〜Cにおいて、図9A〜C、図11A〜Cと同じブロックに関しては同じ参照番号を付し、異なるブロックにのみ新たに番号を付与している。
図14Cの参照番号1400は、ミリ波送受信モジュールの構成を示すブロック図であり、図11B、Cにおける1100〜1136のブロックをモジュール化したものであり、且つ、図13Cのミリ波送受信モジュール1300と同一のものである。
アダプタにおいても同様に実装検知部(実装検出手段)を有する。実装検知部(実装検出手段)は、図13Cと同様にミリ波送受信モジュールの検出信号1401に基づき実装の有無を検出することが可能である。検出結果は、シスコン910に送られる。シスコン910は、実装検知部(実装検出手段)の検知結果に基づいて、ミリ波送受信モジュール(第1無線通信部)及び2.5〜5GHz無線通信部(第2無線通信部)を制御する通信制御手段として機能する。他のブロックは、図9A〜C、図11A〜Cの構成と同じである。図14A〜CになるSP用アダプタでのオーディオデータ伝送に関する動作は、図11A〜Cの有線&ミリ波の場合と同様なので、説明を省略する。
図14A〜Cの2.5〜5GHz無線通信部は、ソース機器との間のコマンド送受信に使われる。コマンドは、図6Aに示すデータ/コマンドフレームのコマンドエリアを使うので、その動作は、図9A〜Cにおけるのと同様であり、説明を省略する。
<検知系とシステム制御動作>
次に、第1乃至3の実施形態に関するシステム制御動作を説明する。まず、図15Aを参照して、有線&2.5〜5GHzの場合のシステム制御動作を説明する。
図16A(1)〜(3)は、有線&2.5〜5GHzの場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。
マルチSPコントローラは、S1600において、有線OUT1、OUT2検出回路(835、836)によるデイジーコネクタの接続有無の検知を判定する。ここで、どちらにも接続が無いとすると、無線伝送をすることが必要なので、S1601において、2.5〜5GHz無線通信部を起動する。具体的には、WRx制御838、WTx制御837をEnableする(図8A〜C参照)。その後は、無線設定コマンドを無線送信して、各シンク機器の接続状態を把握するシステム設定動作を行う(図4参照)。
一方、どちらかの端子に、接続が検知された場合は、有線接続があるので、S1602において、有線設定コマンドを有線送信して、各シンク機器の有線接続状態を把握するシステム設定動作を行う。そして、把握した有線接続機器数(Lとする)が、機器全数(Nとする)と比べて、少ないかどうかの判定を行う(S1603)。ここで、L=Nの場合は、無線接続機器は無いので、無線通信部は、起動しないままとする(S1604)。
一方、L<Nの場合は、M=N-L個の無線接続機器が存在することになり、無線接続状態把握のため、有線接続機器へ無線ONコマンドを送出する(S1605)と同時に、自身の無線通信部もONにする(図4参照)。
SP用アダプタに関しては、S1649において、有線IN検出回路(913)によるデイジーコネクタの接続有無検知を判定する。
ここで、接続が無いとすると(S1649−No)、S1650において、外部AC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。S1650の判定でNOの場合は、何らかの異常であり(S1651)、YESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、外部AC電源側へ切り替える(S1652)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、また、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。
このあと、シスコンは、無線通信部を起動する(S1653)。具体的には、WRx制御915、WTx制御(無線Tx制御信号)922をEnableする(図9A〜Cを参照)。
続いて、S1654において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無い場合は(S1654−NO)、孤立した無線接続機器と判断される(S1655)。これは、図1におけるFront R104、Rear L105、Rear R106に該当する。
ステップS1654の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図19におけるFront R104のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1656)。
一方、S1649で、YESとすると、S1657において、デイジー有線INからのAC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。NOの場合は、何らかの異常であり(S1662)、YESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、デイジーAC電源側へ切り替える(S1658)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、又、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。
続いて、S1659において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無いNOの場合は、終端の有線接続機器であり、図1におけるCenter SP102、SubWoofer107に該当する。この場合は、ソース機器からの無線ONコマンド待ちの状態に入る(S1660)。S1659の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図1におけるFront L103のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1661)。
以上のシステム制御フローで、有線INデイジーコネクタ接続検知(S1649)に加えて、AC電圧検知ステップ(S1650、S1657)を設けたのは、遊びの線を挿入された場合などを区別することを可能にするためである。
次に、図15Bを参照して、有線&ミリ波の場合のシステム制御動作を説明する。図16B(1)〜(3)に、マルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを示す。
マルチSPコントローラに関しては、S1610において、有線OUT1、OUT2検出回路(835、836)によるデイジーコネクタの接続有無検知を判定する。ここで、どちらにも接続が無いとすると、無線伝送をすることが必要なので、S1611において、ミリ波無線通信部を起動する。具体的には、WRxEnable1026、1027、WTxEnable1013をEnableする(図10A〜C参照)。その後は、無線設定コマンドを無線送信して、各シンク機器の接続状態を把握するシステム設定動作を行う(図4参照)。
一方、どちらかの端子に、接続が検知された場合は、有線接続があるので、S1612において、有線設定コマンドを有線送信して、各シンク機器の有線接続状態を把握するシステム設定動作を行う。そして、把握した有線接続機器数(Lとする)が、機器全数(Nとする)と比べて、少ないかどうかの判定を行う(S1613)。ここで、L=Nの場合は、無線接続機器は無いので、無線通信部は、起動しないままとする(S1614)。
一方、L<Nの場合は、M=N-L個の無線接続機器が存在することになり、無線接続状態把握のため、有線接続機器へ無線ONコマンドを送出する(S1615)と同時に、自身の無線通信部もONにする(図4参照)。
SP用アダプタに関しては、S1670において、有線IN検出回路(913)によるデイジーコネクタの接続有無検知を判定する。S1670の判定で、接続が無いとすると(S1670−NO)、S1671aにおいて、外部AC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。
S1671aの判定でNOの場合は、何らかの異常であり(S1671b)、YESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、外部AC電源側へ切り替える(S1672)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、又、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。このあと、シスコンは無線通信部を起動する(S1673)。具体的には、WRxEnable1126、1127、WTxEnable1113をEnableする(図11A〜C参照)。
続いて、S1674において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無い場合は、孤立した無線接続機器と判断される(S1675)。ミリ波の場合は、遮蔽対策のための転送が必要なので、ここで、転送を目的にミリ波通信部を起動する。これは、図1、図7CにおけるFront R104、Rear L105、Rear R106に該当する。
S1674の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図19におけるFront R104のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1676)。
一方、S1670で、YESとすると、S1677aにおいて、デイジー有線INからのAC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。
S1677aの判定でNOの場合は、何らかの異常であり(S1677b)、YESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、デイジーAC電源側へ切り替える(S1678)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、又、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。
続いて、S1679において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無い場合は(S1679−NO)、終端の有線接続機器であり、図1におけるCenter SP102、SubWoofer107に該当する。この場合は、ソース機器からの無線ONコマンド待ちの状態に入る(S1680)。
S1679の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図1におけるFront L103のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1681)。
ミリ波においても、2.5〜5GHz無線の場合と同じように無線接続状態の把握を行うように記述したが、実際には、アンテナの指向性回転制御などの特別な方法なしでは、実施し得ない。即ち、システム設定における無線接続状態の把握の際は、図7Dに示すように、転送送受信時に使用する送信アンテナ718〜726の方向を回転せしめ、又は、指向性を移動せしめ、有線接続機器のミリ波アンテナと対向するようにする。
また、有線接続機器側に関しては、受信アンテナ727〜732を使用し、これを無線接続機器に対向させる。こうして、有線接続機器と無線接続機器間で、コマンドの送受信を実現することが出来る。尚、この場合は、サブフレームを使う必要が無く、フレームでの送受信が可能である。
次に、図15Cを参照して、有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のシステム制御動作を説明する。この場合は、システム設定、遅延時間計測などのコマンド送受信による設定動作用には、2.5〜5GHz無線を使用し、無線データ伝送にミリ波を使用する。こうすることにより、ミリ波は、データ送受信専用になり、コマンド送受信のためにアンテナの指向性回転制御をする必要が無くなる。
図16C(1)〜(3)に、マルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを示す。
マルチSPコントローラに関しては、S1618において、ミリ波モジュールの有無を検知する。S1618の判定でNOの場合は、ミリ波モジュールが実装されていないので、以下は、図16A(1)〜(3)の有線&2.5〜5GHzの場合に同じになる(S1619)。
S1618の判定でYESの場合は、ミリ波モジュール有りなので、設定動作は2.5〜5GHz帯の無線、無線データ伝送はミリ波の使い分けがなされる。
S1620において、有線OUT1、OUT2検出回路(835、836)によるデイジーコネクタの接続有無検知を判定する。ここで、どちらにも接続が無いとすると、無線伝送をすることが必要なので、S1621において、設定用に2.5〜5GHz無線通信部とデータ伝送用にミリ波無線通信部を起動する。具体的には、WRx制御838、WTx制御837、WRxEnable1026、1027、WTxEnable1013をEnableする。その後は、無線設定コマンドを2.5〜5GHz帯の周波数で無線送信して、各シンク機器の接続状態を把握するシステム設定動作を行う(図4参照)。
一方、どちらかの端子に、接続が検知された場合は、有線接続があるので、S1622において、有線設定コマンドを有線送信して、各シンク機器の有線接続状態を把握するシステム設定動作を行う。そして、把握した有線接続機器数(Lとする)が、機器全数(Nとする)と比べて、少ないかどうかの判定を行う(S1623)。ここで、L=Nの場合は、無線接続機器は無いので、無線通信部は、起動しないままとする(S1624)。
一方、L<Nの場合は、M=N-L個の無線接続機器が存在することになり、無線接続状態把握のため、有線接続機器へ無線ONコマンドを送出する(S1625)と同時に、自身の2.5〜5GHz無線通信部とミリ波無線通信部をONにする(図4参照)。
SP用アダプタに関しては、S1682において、有線IN検出回路(913)によるデイジーコネクタの接続有無検知を判定する。
ここで、接続が無いとすると(S1682−NO)、S1683において、外部AC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。S1683の判定でNoの場合は、何らかの異常であり(S1684)、S1683の判定でYESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、外部AC電源側へ切り替える(S1685)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、又、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。そして、ミリ波モジュールの有無を検知し(S1686)、S1686の判定でNOの場合は、ミリ波モジュールが実装されていないので、以下は、図16A(1)〜(3)の有線&2.5〜5GHzの場合に同じになる(S1687)。S1686の判定でYESの場合は、ミリ波モジュール有りなので、設定動作は、2.5〜5GHz無線、無線データ伝送は、ミリ波の使い分けがなされる。
そして、シスコンは、設定用に2.5〜5GHz無線通信部とデータ受信用にミリ波無線通信部を起動する(S1688)。具体的には、WRx制御915、WTx制御922、WRxEnable1126、1127、WTxEnable1113をEnableする。
続いて、S1689において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無い場合は(S1689−NO)、孤立した無線接続機器と判断される(S1690)。ミリ波伝送の場合は、遮蔽対策のための転送が必要なので、ここで、転送を目的にミリ波通信部を起動する。これは、図1、図7CにおけるFront R104、Rear L105、Rear R106に該当する。同時に、設定用に2.5〜5GHz無線通信部を起動する。
S1689の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図19におけるFront R104のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1691)。
一方、S1682で、YESとすると、S1692において、デイジー有線INからのAC電源のAC電圧検出回路の検知結果を判定する。S1692の判定でNOの場合は、何らかの異常であり(S1693)、S1692の判定でYESの場合は、電源選択スイッチ(927)を制御し、デイジーAC電源側へ切り替える(S1694)。こうして、次段へのデイジー有線出力用の多重AC電源が得られ、又、検知系、シスコン以外の内部回路用DC電源回路にAC電源が供給され、検知系、シスコン以外の内部回路が起動する。
そして、ミリ波モジュールの有無を検知し(S1695)、S1695の判定でNOの場合は、ミリ波モジュールが実装されていないので、以下は、図16A(1)〜(3)の有線&2.5〜5GHzの場合に同じになる(S1696)。S1695の判定でYESの場合は、ミリ波モジュール有りなので、設定動作は2.5〜5GHzの無線通信、無線データ伝送は、ミリ波による無線通信の使い分けがなされる。
続いて、S1697において、有線OUT1、OUT2検出回路(931、932)によるデイジーコネクタの接続有無検知を行う。どちらの出力にも有線接続が無い場合は(S1697−NO)、終端の有線接続機器であり、図1におけるCenter SP102、SubWoofer107に該当する。この場合は、ソース機器からの無線ONコマンド待ちの状態に入る(S1698)。
S1697の判定でYESの場合は、出力に有線接続があり、この場合は、図1におけるFront L103のように、自身に有線接続機器を有する場合に相当する。この場合、次段以降の有線接続状態を把握することが必要になる(S1699)。
本実施形態の説明は、ネットワークサラウンドシステムとして、説明したが対象は、これに留まらず、マルチディスプレイなどによる映像情報の表示制御に関しても同様に適用することが可能である。
以上説明したように、本発明の実施形態に拠れば、スピーカケーブルの配線、電源配線の総数を削減でき、配線自体の簡単化を実現できる。
あるいは、本発明の実施形態に拠れば、高機能CPU無し、タイムスタンプ対応ハードウエア無しで再生装置側のネットワークI/Fを構成できるので、ローコスト化を図ることが可能になる。
あるいは、本発明の実施形態に拠れば、家庭内設置場所の実配線上の障害に対して、任意の箇所の無線化ができるので、フレキシビリティが高い通信システムを実現することが可能になる。
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るネットワークサラウンドシステムの一例を示すシステム図である。 図1のマルチSPコントローラ101、SP用アダプタ102〜107の内部概略ブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデイジー有線接続に使用するケーブル例を示す図である。 本発明の実施形態に係るシステム設定動作を示す図である。 有線接続状態を把握する仕組みを説明する図である。 無線接続状態を把握する仕組みを説明する図である。 有線接続機器にソース機器から、デイジー有線接続を介して送信されるマルチCHオーディオデータやコマンドのフレーム構成を示す図である。 データの送り方の一例を示す図である。 データの送り方の一例を示す図である。 有線伝送、無線伝送で同じフレームを用いた例を示す図である。 有線伝送フレームとミリ波無線伝送フレームのデータ転送の例を示す図である。 2.5〜5GHz帯の無線方式を用いた無線接続を説明する図である。 60GHz帯のミリ波による場合の無線接続を説明する図である。 60GHz帯のミリ波による場合の無線接続を説明する図である。 60GHz帯のミリ波による場合の無線接続状態の把握を説明する図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz無線の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 多重分離部ブロック図とシスコン/検知系電源回路を示す図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラ(ソース機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のSP用アダプタ(シンク機器)の構成を示すブロック図である。 有線&2.5〜5GHzの場合のシステム制御動作を説明する図である。 有線&ミリ波の場合のシステム制御動作を説明する図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のシステム制御動作を説明する図である。 有線&2.5〜5GHzの場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&2.5〜5GHzの場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&2.5〜5GHzの場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 有線&2.5〜5GHz&ミリ波の場合のマルチSPコントローラとSP用アダプタのシステム制御フローを説明する図である。 同時出力制御を説明する図である。 2.5〜5GHz無線の場合の例を示す図である。 出力コマンドが持つフィールドと設定データを例示する図である。 ミリ波による転送サブフレームによるデータ伝送を例示する図である。 同時出力の遅延時間補正を説明する図である。 同時出力の遅延時間補正を説明する図である。 ネットワークサラウンドシステムの他の実施例を示す図である。 アナログスピーカケーブルによるフル有線配線の従来例を示す図である。 IEEE1394によるネットワーク配線の従来例を示す図である。 リアワイアレスサラウンドシステムの従来例を示す図である。 配線困難箇所を例示的に示す図である。 本発明の実施形態に係るサラウンド音場再生を説明する図である。

Claims (12)

  1. 複数チャンネルの各チャンネルに対応する複数の再生装置で再生すべきデータを伝送するコントローラと、前記複数の再生装置で再生を行うための複数のアダプタとを有する通信システムであって、
    前記コントローラは、
    複数の再生装置で再生すべきデータと、当該データの再生を制御するための制御情報とを、同期伝送フレームのタイムスロットに設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記同期伝送フレームを複数のアダプタに送信する送信手段と、を有し、
    前記複数のアダプタのそれぞれは、
    前記送信手段により送信された前記同期伝送フレームを受信する受信手段と、
    前記同期伝送フレームから、当該各アダプタが再生すべきチャンネルに対応するデータを取り出し、当該データに対応する制御情報に基づき当該データの再生タイミングを制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記コントローラは、
    前記各アダプタのデータ受信時点から再生までの処理遅延時間を収集し、全てのアダプタにおける最大処理遅延時間を算出する最大処理遅延時間算出手段と、
    前記最大処理遅延時間と前記各アダプタの処理遅延時間との差分値を算出する差分値算出手段と、
    前記差分値を前記各アダプタに通知する差分値通知手段と、を更に備え、
    前記各アダプタは、
    前記差分値通知手段により通知された前記差分値に基づいて、前記データを再生するための再生タイミングを補正する補正手段を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記コントローラは、
    当該コントローラが有する有線通信手段と前記各アダプタとの有線接続の有無を検知する第1有線接続検知手段と、
    前記第1有線接続検知手段の検知結果に基づいて、当該コントローラが有する無線通信手段の起動を制御する第1起動制御手段と、
    前記コントローラが有する無線通信手段の起動と、前記各アダプタが有する無線通信手段の起動とを同期させるための起動信号を送信する起動信号送信手段と、を更に備え、
    前記各アダプタは、
    前記起動信号の受信に基づき、当該各アダプタが有する無線通信手段の起動を制御する第2起動制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記コントローラは、前記タイムスロットの位置と各チャンネルの役割との対応関係を通知する対応関係通知手段を更に備え、
    前記各アダプタは、前記対応関係に基づき当該各アダプタに対応する前記データを前記同期伝送フレームから取り出すことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記同期伝送フレームの各チャンネルに対応するタイムスロットには、前記各アダプタが前記データを取り出すためのヘッダー情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記制御情報には、前記データがフレームかサブフレームかを示す情報、前記データの再生時にフレーム単位で遅延させるフレーム同期周期またはサブフレーム単位で遅延させるサブフレーム同期周期に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  7. 前記アダプタは、当該アダプタが有する有線通信手段に対する有線接続の有無を検知する第2有線接続検知手段を更に備え、
    前記第2有線接続検知手段が前記有線通信手段との有線接続が無いことを検知した場合、前記第2起動制御手段は、前記無線通信手段を起動することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  8. 前記アダプタは、
    前記アダプタの有する有線通信手段への有線接続を介した多重化されたAC電圧を検出する第1電圧検出手段と、
    外部のAC電源の電圧を検出する第2電圧検出手段と、
    前記第1電圧検出手段及び前記第2電圧検出手段の検出結果と、前記第2有線接続検知手段の検知結果とに基づいて、電源を切り替える電源切替手段と、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第2有線接続検知手段が前記有線通信手段に対する有線接続が無いことを検知し、前記第2電圧検出手段が前記外部のAC電源からの電圧を検出した場合、
    前記電源切替手段は、前記外部のAC電源の電圧に切り替えることを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記コントローラは、
    前記各アダプタから送信される無線接続通知に基づいて受信電界強度の情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集された前記受信電界強度の情報と、予め定めた設定値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較により、前記受信電界強度の情報が前記設定値より大きい場合、いずれのアダプタの無線通信手段を停止させるか決定し、当該決定したアダプタに対して無線接続を停止させるためのコマンドを送信する無線接続制御手段と、を更に備え、
    前記第2起動制御手段は、前記無線接続を停止させるためのコマンドの受信に基づいて、前記無線通信手段を停止させることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  11. 前記コントローラの無線通信手段と、前記アダプタの無線通信手段とは、
    第1周波数による無線通信を行う着脱可能な第1無線通信部と、
    前記第1周波数より低い第2周波数による無線通信を行う第2無線通信部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  12. 前記コントローラ及び前記アダプタは、
    前記第1無線通信部の実装の有無を検出する実装検出手段と、
    前記実装検知手段の検知結果に基づいて、前記第1無線通信部及び前記第2無線通信部を制御する通信制御手段と、を更に備え、
    前記実装検知手段が、前記第1無線通信部が実装されていることを検出した場合、前記通信制御手段は、前記第1無線通信部を前記データの伝送用とし、前記第2無線通信部を設定動作用として使い分けることを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
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