JP2000197200A - スピ―カシステム - Google Patents

スピ―カシステム

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JP2000197200A
JP2000197200A JP10372394A JP37239498A JP2000197200A JP 2000197200 A JP2000197200 A JP 2000197200A JP 10372394 A JP10372394 A JP 10372394A JP 37239498 A JP37239498 A JP 37239498A JP 2000197200 A JP2000197200 A JP 2000197200A
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Masazumi Morinaga
雅純 森永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はスピーカと増幅器を組み込んだディジ
タル入力タイプのスピーカシステムに関し、複数台のス
ピーカシステムを自在に配置し簡単に接続できるように
して、所望の音場を自在に形成できるようにすることを
目的とする。 【解決手段】スピーカユニットと該スピーカユニットに
入力する電気信号を増幅する増幅器とを組み込んだスピ
ーカシステムであって、複数チャネルのオーディオ信号
が多重化されたディジタル信号が入力されるディジタル
入力端子と、該ディジタル入力端子に入力されるディジ
タル信号を分岐したディジタル信号をスピーカシステム
外部に出力するディジタル出力端子と、該ディジタル入
力端子から入力されたディジタル信号から任意のチャネ
ルのオーディオ信号の抽出とアナログ信号化を行って該
増幅器に供給する手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカと増幅器
を組み込んだディジタル入力タイプのスピーカシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】スタ
ジオなどにおいて複数台のスピーカシステムをそれぞれ
違う場所に配置してステレオ音場や特殊な音響効果を形
成することはよく行われるところである。ステレオ音場
を形成するには、通常、オーディオアンプには左右の各
チャネルのアナログ出力端子がそれぞれ備えられている
ので、それぞれのアナログ出力端子から左右に配置され
たスピーカシステムに、それぞれ左(L)チャネルには
左チャネル専用の信号線を、また右チャネル(R)には
右チャネル専用の信号線を用いて配線を行って、ステレ
オ音場を実現する。4チャネルステレオの場合も同様で
あり、前後左右4箇所に配置されたスピーカシステムに
オーディオアンプの前後左右の各チャネルのアナログ出
力端子からそれぞれ専用の信号線によって別々に配線を
することになる。この結果、配線が複雑化するため、配
線作業での間違い等が発生する可能性があった。
【0003】また、ステレオ音場による音響効果を狙い
とするだけでなく、他のいろいろな目的からいろいろな
場所にスピーカシステムを配置して特殊な音場効果を形
成しようとする場合もあるが、増幅器を内蔵しない通常
のスピーカシステムは、入力インピーダンスが8Ωであ
り、これらを複数台例えば芋づる式につなぐと、その入
力インピーダンスが変化してしまい、1台のオーディオ
アンプで駆動することができなくなる。
【0004】このため、複数台のスピーカシステムを自
在の場所に配置して所望の音場を形成するということ
は、従来簡単には行えなかった。
【0005】本発明はかかる事情に着眼してなされたも
のであり、複数台のスピーカシステムを自在に配置し簡
単に接続できるようにして、所望の音場を自在に形成で
きるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明にかかるスピーカシステムは、第1の形態
として、スピーカユニットと該スピーカユニットに入力
する電気信号を増幅する増幅器とを組み込んだスピーカ
システムであって、複数チャネルのオーディオ信号が多
重化されたディジタル信号が入力されるディジタル入力
端子と、該ディジタル入力端子から入力されたディジタ
ル信号から任意のチャネルのオーディオ信号の抽出とア
ナログ信号化を行って該増幅器に供給する手段とを備え
たものである。なお、この任意のチャネルのオーディオ
信号の抽出とアナログ信号化は、その処理の順次は問わ
ない。例えば、全てのチャネルのディジタル信号をアナ
ログ信号化した後に、任意のチャネルのオーディオ信号
の抽出をしてもよいし、任意のチャネルのオーディオ信
号の抽出をした後に、抽出されたチャネルのディジタル
信号をアナログ信号化してもよい。
【0007】また、本発明においては、第2の形態とし
て、上述の第1の形態において、該ディジタル入力端子
に入力されるディジタル信号を分岐したディジタル信号
をスピーカシステム外部に出力するディジタル出力端子
をさらに備えたものである。
【0008】また、本発明に係るスピーカシステムは、
第3の形態として、上述の各形態において、該供給手段
は、複数の任意のチャネルのオーディオ信号の抽出、混
合およびアナログ信号化を行って該増幅器に供給する手
段を含むように構成できる。なお、この複数の任意のチ
ャネルのオーディオ信号の抽出、混合およびアナログ信
号化は、その処理の順次は問わない。例えば、混合に関
しては、オーディオ信号をディジタル信号の状態で混合
してからアナログ化を行ってもよいし、抽出した任意の
チャネルのディジタル・オーディオ信号をアナログ化し
た後に混合してもよい。
【0009】また、本発明に係るスピーカシステムは、
第4の形態として、スピーカユニットと該スピーカユニ
ットに入力する電気信号を増幅する増幅器とを組み込ん
だスピーカシステムであって、複数チャネルのオーディ
オ信号が多重化されたディジタル信号が入力されるディ
ジタル入力端子と、該ディジタル入力端子から入力され
たディジタル信号から全てのチャネルのオーディオ信号
の抽出、混合およびアナログ化を行って該増幅器に供給
する手段とを備えたものである。なお、上記のオーディ
オ信号の混合およびアナログ信号化は、その処理の順次
は問わない。例えば、オーディオ信号をディジタル信号
の状態で混合してからアナログ化を行ってもよいし、抽
出した任意のチャネルのディジタル・オーディオ信号を
アナログ化した後に混合してもよい。
【0010】また、本発明に係るスピーカシステムは、
第5の形態として、上述の各形態において、アナログの
オーディオ信号が入力されるアナログ入力端子と、該増
幅器に供給するオーディオ信号を該ディジタル入力端子
から入力したオーディオ信号とするか該アナログ入力端
子から入力したオーディオ信号とするか切り換える切換
え手段と、該切換え手段が該ディジタル入力端子側に切
り換えられているときに該ディジタル入力端子に有効な
オーディオ信号が入力されているか否かを検出する検出
手段と、該検出手段の検出結果を表示する表示手段とを
さらに備えたものである。
【0011】
【作用】上記第1の形態のスピーカシステムのような構
成とすれば、本発明のスピーカシステムを複数台用意し
て複数箇所に配置し、複数チャネルのオーディオ信号が
多重化されたディジタル信号を伝達する信号線を基本的
には1種類のみ用意して、それを上記複数箇所に配置さ
れた個々のスピーカシステムに接続して、各スピーカシ
ステムでは、上記供給手段において、上記多重化される
ディジタル信号中から所望する任意のチャネルを抽出す
るように設定すればよく、これにより、配線形態が非常
に単純になってその作業が簡単化されるので、配線間違
いが起こりにくくなる。また各スピーカシステムの配置
場所においてその場所を念頭におきつつその場所に対応
したチャネルの選択を行えるので、チャネルの選択・設
定を間違えることなくステレオ音場や特殊効果を持つ音
場などを簡単に形成することができる。
【0012】また、第2の形態のスピーカシステムのよ
うに構成すれば、上述同様に本発明のスピーカシステム
を複数台用意し、これらのスピーカシステムの間をその
ディジタル入力端子とディジタル出力端子を用いていわ
ば芋づる式に接続して、初段のスピーカシステムに入力
されたディジタル信号を順次に後段のスピーカシステム
に転送していくようにする。これにより、配線作業がさ
らに簡単化する。この転送に際しては、転送する信号の
波形整形などを行うようにすれば、多数のスピーカシス
テムを順次に転送するようにしても転送信号が劣化する
ことはない。
【0013】また、第3の形態のスピーカシステムのよ
うに構成すれば、左右等の複数チャネルのオーディオ音
を個別に出力するだけでなく、モノラルのオーディオ音
も出力することが可能となる。
【0014】また、第4の形態のスピーカシステムのよ
うに構成すれば、モノラル専用スピーカシステムを実現
でき、ディジタル信号を送出する側でモノラルの合成信
号を作らなくてよくなり、また、その配線作業を簡単化
できる。
【0015】また、第5の形態のスピーカシステムによ
うに構成すれば、入力信号を切換え手段でディジタル入
力端子側に切り換えているときに、検出手段がそのディ
ジタル入力端子に入力されているディジタル信号が有効
か否か、例えば同期外れをしているか否かなどの正常性
を検出し、正常であれば、その正常であることを表示手
段を用いて表示する。これにより、例えばスピーカシス
テムから音がでなかったときには、その原因が、入力信
号の切替え手段の設定や結線に不具合があるためなの
か、あるいはディジタル信号線上に無音に相当するデー
タ(正常なデータではある)があるためなのかを、ユー
ザが認識することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図2には本発明に係る一実施例とし
てのスピーカシステムを前面から見た外観図が示され、
図3にはこのスピーカシステムのスピーカボックス背面
に取り付けられた各種端子、スイッチ、ボリューム類の
配置図が示される。このスピーカシステムは、入力信号
として左右2チャネルのオーディオ信号が多重化された
ディジタル信号が入力されるものであり、このディジタ
ル信号を内部で多重分離・アナログ信号化・増幅してス
ピーカユニットから音響出力するものである。
【0017】図2に示すように、このスピーカシステム
のスピーカボックス(筺体)の前面には、スピーカユニ
ットとしてウーファー23とツイーター24が取り付け
られており、ウーファー23の下側には、ディジタル入
力表示器11と電源表示器25が横並びに配置されてい
る。これらの表示器11と25は発光ダイオード(LE
D)からなる。
【0018】また、図3に示すように、スピーカボック
スの背面には、各種の端子、スイッチ、ボリューム類が
配置されており、このうち、オーディオ信号の入力関係
としては、ディジタル信号が入力されるディジタル入力
部として、光ファイバケーブルからディジタル光信号を
入力するための光入力端子1、同軸ケーブルからディジ
タル電気信号を入力するための同軸入力端子2、入力信
号としてディジタル光信号かディジタル電気信号の一方
を選択するための選択スイッチ5、入力ディジタル信号
のうちから左(L)チャネル、右(R)チャネル、左右
合成(L+R)チャネルのいずれかをオーディオ出力音
として選択するためのアサインスイッチ6を備え、アナ
ログ入力部としてアナログのオーディオ信号が入力され
るアナログ入力端子4を備え、そして、入力信号として
ディジタル入力部を選択するかアナログ入力部を選択す
るかの入力選択スイッチ7を備える。
【0019】また、オーディオ信号の出力関係として、
入力されたディジタル信号を分岐して出力するためのス
ルー端子(ディジタル出力端子)を備える。このスルー
端子3は上述の同軸入力端子2と同じく同軸ケーブルが
接続できる形となっている。
【0020】また、調整用のボリュームとして、音響出
力するオーディオ信号の音量レベルを調整するための入
力レベルボリューム8、オーディオ信号の低域成分のレ
ベルを微調整する低域トリムボリューム9、オーディオ
信号の高域成分のレベルを微調整する高域トリムボリュ
ーム10を備える。なお、26は商用交流電源を取り入
れるためのACプラグ、27は電源スイッチである。
【0021】図4と図5にはこのスピーカシステムの信
号系統のブロック構成が示される。なお第4図の回路と
第5図の回路は記号の部分で結合されている。図4に
おいて、このスピーカシステムは入力信号として光のデ
ィジタル信号と電気のディジタル信号のいずれかを選択
でき、このディジタル信号は左右(L、R)2チャネル
のオーディオ信号が多重化されたフォーマットのもので
ある。光信号のディジタル信号が入力される光入力端子
1は受光モジュールを内蔵し、この受光モジュールは入
力した光信号を電気信号に変換して出力する。この光/
電気変換されたディジタル信号はバッファアンプ12を
経て選択スイッチ5に入力される。また、同軸入力端子
部2には電気信号のディジタル信号が入力され、このデ
ィジタル信号はバッファアンプ13を経て選択スイッチ
5に入力される。選択スイッチ5は入力するディジタル
信号として光信号を選択するか電気信号を選択するかを
切り替えるスイッチであり、選択したディジタル信号
は、後段のディジタルインタフェース部16に入力され
るとともに、バッファアンプ14とパルストランス15
を経てスルー端子(ディジタル出力端子)3に出力さ
れ、このスルー端子からスピーカシステムの外部装置に
送出できるようになっている。なお、バッファアンプ1
4は出力するディジタル信号を規定レベルまで増幅する
アンプであり、パルストランス15はディジタル信号の
アイソレーションとパルス形状の波形整形を行う機能を
持つ。
【0022】ディジタルインタフェース部16は、入力
したディジタル信号の同期をとって右チャネルと左チャ
ネルのオーディオ信号に分離する機能を持っており、通
常はディジタル信号が入力されていることを示すディジ
タル入力検出信号Dを出力しているが、ディジタル信号
の入力がなくなったり、そのディジタル信号の波形が崩
れるなどして同期がとれなくなったりした時には検出信
号Dを停止する。この検出信号Dはディジタル入力表示
器11と入力選択スイッチ7を経てグラウンドされる。
【0023】ディジタルインタフェース部16から出力
された左右(L、R)チャネルのオーディオ信号はD/
A変換器17に入力されてアナログ信号による左(L)
チャネルと右(R)チャネルのオーディオ信号にディジ
タル/アナログ変換され、それぞれアサインスイッチ6
に入力される。また左右(L、R)チャネルのオーディ
オ信号は加算されて左右合成(L+R)チャネルのオー
ディオ信号としてアサンイスイッチ6に入力される。ア
サインスイッチ6は、これら入力された左(L)チャネ
ル、右(R)チャネル、左右合成(L+R)チャネルの
各オーディオ信号のうちの一つを選択して入力選択スイ
ッチ7に出力するようになっている。
【0024】入力選択スイッチ7は二つのスイッチ部が
連動する2連式スイッチからなり、一方のスイッチ部は
アサインスイッチ6から入力されるディジタル入力側の
オーディオ信号とアナログ入力端子4から入力されるア
ナログ入力側のオーディオ信号とのうちの一方を選択し
て入力レベルボリューム8を経て後段の増幅部に出力す
る。他方のスイッチ部はディジタル入力表示器11とグ
ラウンド間を接続/切断するためのものであり、入力選
択スイッチ7でディジタル入力側を選択したときにディ
ジタル入力表示器11をグラウンドに接続するよう連動
している。
【0025】これにより、ディジタル入力端子にディジ
タルオーディオ信号が正常に入力されているときには、
ディジタルインタフェース16がそれを検出し、検出信
号Dを用いてディジタル入力表示器11を点灯すること
で、ユーザにそれを視認させることができる。よって、
ディジタル入力端子に有効なオーディオ信号が入力され
ていて、かつスピーカシステムから音が出ている状態で
あることを、ユーザが一目で分かるようになる。
【0026】図5には増幅部の構成が示される。入力レ
ベルボリューム8を経たオーディオ信号は2分岐され、
一方は低域ブースト回路18、低域通過フィルタ(LP
F)19を経て低域パワーアンプ21に入力され、他方
は高域通過フィルタ(HPF)20、HFトリムボリュ
ーム10を経て高域パワーアンプ22に入力される。低
域ブースト回路18にはLFトリムボリュームが接続さ
れている。そして、低域パワーアンプ21で増幅された
オーディオ信号の低域成分はウーファー23から放音さ
れ、高域パワーアンプ22で増幅されたオーディオ信号
の高域成分はツイーター24から放音される。
【0027】このように構成されたスピーカシステムで
は、選択スイッチ5により、入力信号として、光信号か
らなるディジタル信号と電気信号からなるディジタル信
号とのうちからいずれか一方を選択することができる。
また、アサンインスイッチ6により、このスピーカシス
テムから放音する音響として左(L)チャネルのオーデ
ィオ信号、右(R)チャネルのオーディオ信号、左右合
成(L+R)チャネルのオーディオのうちからいずれか
一つを選択することができる。また、入力選択スイッチ
7により、入力信号をディジタル入力部から入力された
ディジタル信号とするか、アナログ入力端子4から入力
されたアナログ信号とするかを選択することができる。
この場合、入力選択スイッチ7でディジタル信号側を選
択した場合には、ディジタル信号が入力されている最中
はディジタルインタフェース部16から出力されるディ
ジタル入力検出信号Dによりスピーカボックス前面に取
り付けられたディジタル入力表示器11が点灯され、ユ
ーザが現在の入力信号がディジタル入力側であることを
認識できるようにしている。
【0028】また、ディジタル入力側(光入力端子1ま
たは同軸入力端子2)から入力されたディジタル信号は
ディジタルインタフェース部16に入力される前の段階
で分岐されて、信号電圧を規定レベルに調整するバッフ
ァアンプ14、波形整形用のパルストランス15を経て
スルー端子3に出力される。したがって、このスルー端
子3からはパルス波形を整形した規定レベルのパルス列
からなるディジタル信号を出力することができる。
【0029】図1にはこのスピーカシステムを2台接続
したときの利用形態が示される。図1において、30は
左右2チャネルのオーディオ信号を多重化したフォーマ
ットのディジタル信号を出力するプレーヤ装置、31と
32は上述した実施例の構成を持つスピーカシステムで
ある。プレーヤ装置30から出力されたディジタル信号
は、スピーカシステム31のディジタル入力部(光入力
端子1または同軸入力端子2)に入力される。このスピ
ーカシステム31のスルー端子3には同軸ケープルが接
続され、この同軸ケーブルはスピーカ32の同軸入力端
子2に接続される。ここで、スピーカシステム31のア
サインスイッチ6は右(R)チャネルのオーディオ信号
を選択しており、スピーカシステム32のアサインスイ
ッチ6は左(L)チャネルのオーディオ信号を選択して
いる。よって、スピーカシステム31と32を右左に配
置することで、ステレオ音場を形成することができる。
【0030】また、プレーヤ装置30が複数のディジタ
ル出力端子を持つ場合や、プレーヤ装置30とスピーカ
システム31の間に信号分配器を配置した場合には、ス
ピーカシステム31のスルー端子を利用することなく、
同一の信号線を各スピーカシステムの入力端子に分配接
続してもよい。このようにすることで、従来とは異な
り、各スピーカシステム毎にそれぞれ異なった信号線を
用いて異なるチャネルの信号を送る必要がなくなり、設
置の間違いなどが起きにくくなる。
【0031】本発明の実施にあたっては、上述したもの
の他にも種々の変形形態が可能である。例えば上述のス
ピーカシステムは、入力するディジタル信号として左右
2チャネルが多重化されたものを想定したが、本発明は
これに限られるものではなく、例えば前後左右4チャネ
ルのオーディオ信号を多重化したものがディジタル信号
として入力されるように構成することもでき、この場
合、アサインスイッチで前後左右4チャネルのうちの一
つのチャネルを選択できるようにすれば、4台のスピー
カシステムを図1に示す要領でカスケード接続してリス
ナーの前後左右の位置に配置することで、4チャネルの
ステレオ音場を形成することが可能となる。このように
複数台のスピーカシステムをいわば芋づる式に接続した
場合でも、本発明のスピーカシステムによれば、各スピ
ーカシステム間を順次に転送するディジタル信号は劣化
することがないので、明瞭な出力音を聴くことができ
る。
【0032】また、実施例のスピーカシステム内部の回
路ブロックの構成法は上述した実施例のものに限られる
ものではなく、例えば上述の実施例ではディジタルイン
タフェース部16で分離した左右(L、R)チャネルの
オーディオ信号をそれぞれディジタル/アナログ変換し
た後にアサインスイッチ6で選択するようにしたが、こ
れに限らず、ディジタル信号の段階で左右(L、R)チ
ャネルのうちの一方を選択してその選択したチャネルの
信号をディジタル/アナログ変換するものであってもよ
いし、ディジタルインタフェース部16内部で左右
(L、R)チャネルのうちの一方のチャネルのみを分離
抽出してそのチャネルの信号をディジタル/アナログ変
換するものであってもよい。また、D/A変換部17以
降において左右(L、R)チャネルのうちの一方を選択
することに換えて、ディジタルインタフェース部16か
らD/A変換部17にデータを出力する際に選択するよ
うにしてもよい。
【0033】また、実施例におけるアサインスイッチ6
に入力する左右合成(L+R)チャネルの信号はその左
右チャネルのレベル比率を任意に調整できるようにした
ものであってもよい。また、この左右合成(L+R)チ
ャネルの信号を混合作成するにあたっては、ディジタル
信号の段階で混合するものでも、アナログ信号の段階で
混合するものでも、その何れであってもよい。つまり、
オーディオ信号をディジタル信号の状態で混合してから
アナログ化を行ってもよいし、抽出した左右のチャネル
のディジタル・オーディオ信号をアナログ化した後に混
合してもよい。
【0034】また、この実施例では、ディジタルインタ
フェース部16、D/A変換部17、アサインスイッチ
6の構成をそれぞれ別々のブロックで表現したが、これ
らはDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を用
いて一体的に実現するものであってもよい。
【0035】また、上述の実施例では、各スピーカシス
テムにおいて必要なチャネルを任意に選択できるように
構成したが、スピーカシステムの入力チャネル選択機能
を左右合成(L+R)のみに固定するように構成しても
よい。このような構成は、例えば低域のみを再生するス
ピーカシステム(ウーファー)のような場合に適してい
る。
【0036】また、上述の実施例は、ステレオ音場を形
成するための複数のチャネルを持つディジタルオーディ
オ信号を入力信号とした場合について説明してきたが、
本発明はこれに限られるものではなく、複数のチャネル
を持つディジタルオーディオ信号が多重化されたものの
中から任意のチャネルを選択できるものであればどのよ
うな形態であってもよく、例えば各チャネルに個別の楽
器音や音声が割り当てられるようなものであってもよ
く、これにより各場所にいろいろな楽器等が配置されて
いる形態で演奏の立体感を演出することができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数台のスピーカシステムを所望の場所に適宜配置
してその相互間を、個々のチャネル毎に専用の信号線を
用いずに、例えば一本の信号線を引き回すような形など
で接続するので、接続作業が簡単であり、それにより種
々の所望の効果を持つ音場を簡単に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのスピーカシステムの
接続方法の例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例としてのスピーカシステムの
前面からの外観図を示すものである。
【図3】実施例のスピーカシステムの背面の各種端子、
スイッチ、ボリューム類の配置を示す図である。
【図4】実施例のスピーカシステムの信号系統のブロッ
ク構成(1/2)を示す図である。
【図5】実施例のスピーカシステムの信号系統のブロッ
ク構成(2/2)を示す図である。
【符号の説明】
1 ディジタル信号の光入力端子 2 ディジタル信号の同軸入力端子 3 スルー端子(ディジタル出力端子) 4 アナログ信号のオーディオ信号入力端子 5 選択スイッチ 6 アサインスイッチ 7 入力選択スイッチ 8 入力レベルボリューム 9 LF(低域)トリムボリューム 10 HF(高域)トリムボリューム 11 ディジタル入力表示部(LED) 12、13、14 バッファアンプ 15 パルストランス 16 ディジタルインタフェース部 17 D/A変換器 18 低域ブースト回路 19 低域通過フィルタ 20 高域通過フィルタ 21 低域パワーアンプ(電力増幅器) 22 高域パワーアンプ(電力増幅器) 23 ウーファー 24 ツイーター 25 電源表示器(LED)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットと該スピーカユニットに
    入力する電気信号を増幅する増幅器とを組み込んだスピ
    ーカシステムであって、 複数チャネルのオーディオ信号が多重化されたディジタ
    ル信号が入力されるディジタル入力端子と、 該ディジタル入力端子から入力されたディジタル信号か
    ら任意のチャネルのオーディオ信号の抽出とアナログ信
    号化を行って該増幅器に供給する手段とを備えたスピー
    カシステム。
  2. 【請求項2】 該ディジタル入力端子に入力されるディ
    ジタル信号を分岐したディジタル信号をスピーカシステ
    ム外部に出力するディジタル出力端子をさらに備えた請
    求項1記載のスピーカシステム。
  3. 【請求項3】該供給手段は、複数の任意のチャネルのオ
    ーディオ信号の抽出、混合およびアナログ信号化を行っ
    て該増幅器に供給する手段を含むように構成した請求項
    1または2記載のスピーカシステム。
  4. 【請求項4】スピーカユニットと該スピーカユニットに
    入力する電気信号を増幅する増幅器とを組み込んだスピ
    ーカシステムであって、 複数チャネルのオーディオ信号が多重化されたディジタ
    ル信号が入力されるディジタル入力端子と、 該ディジタル入力端子から入力されたディジタル信号か
    ら全てのチャネルのオーディオ信号の抽出、混合および
    アナログ化を行って該増幅器に供給する手段とを備えた
    スピーカシステム。
  5. 【請求項5】アナログのオーディオ信号が入力されるア
    ナログ入力端子と、 該増幅器に供給するオーディオ信号を該ディジタル入力
    端子から入力したオーディオ信号とするか該アナログ入
    力端子から入力したオーディオ信号とするか切り換える
    切換え手段と、 該切換え手段が該ディジタル入力端子側に切り換えられ
    ているときに該ディジタル入力端子に有効なオーディオ
    信号が入力されているか否かを検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果を表示する表示手段とをさらに備
    えた請求項1〜4のいずれかに記載のスピーカシステ
    ム。
JP10372394A 1998-12-28 1998-12-28 スピ―カシステム Pending JP2000197200A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008092546A (ja) * 2006-09-07 2008-04-17 Canon Inc 通信システム
JP2012530451A (ja) * 2009-06-15 2012-11-29 エルベックスビデオ株式会社 ホームオートメーションシステムのオーディオコンポーネンツの簡略化された相互接続および制御のための方法と装置

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