JP2008090929A - 光ディスクの判別方法及び光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録層を保護する保護層の厚みが同一である2種類の光ディスク(例えばDVDとHD−DVD)について、光源を切り換えることなく正確に判別する光ディスクの判別方法を提供する。
【解決手段】HD−DVDはリードインエリアとデータエリアとで記録密度が異なる。一方、DVDはリードインエリアとデータエリアの記録密度は同一である。HD−DVDとDVDの判別にあたっては、リードインエリアとデータエリアとのそれぞれに、HD−DVD用又はDVD用の光ビームを照射し、リードインエリアからの反射光に基づいて得られるトラッキングエラー(TE)信号の振幅と、データエリアからの反射光に基づいて得られるTE信号の振幅とを比較し、両者に差が所定の範囲内であればDVDと判別され、両者の差が所定の範囲より大きければHD−DVDと判別される。
【選択図】図5
【解決手段】HD−DVDはリードインエリアとデータエリアとで記録密度が異なる。一方、DVDはリードインエリアとデータエリアの記録密度は同一である。HD−DVDとDVDの判別にあたっては、リードインエリアとデータエリアとのそれぞれに、HD−DVD用又はDVD用の光ビームを照射し、リードインエリアからの反射光に基づいて得られるトラッキングエラー(TE)信号の振幅と、データエリアからの反射光に基づいて得られるTE信号の振幅とを比較し、両者に差が所定の範囲内であればDVDと判別され、両者の差が所定の範囲より大きければHD−DVDと判別される。
【選択図】図5
Description
本発明は、光ディスクの種類の判別方法に関する。また、本発明は光ディスクの種類を判別する方法を備える光ディスク装置に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disc:多目的ディスク)は、広く普及しているが、最近では、光ディスクの情報量を更に増やすために、光ディスクの高密度化に関する研究が進められ、HD−DVD(High Definition DVD:高密度DVD)といった高密度化された光ディスクも登場している。
光ディスクの情報の記録や再生は光ディスク装置において行われるが、1つの装置で複数種類の光ディスクの記録や再生を行える光ディスク装置が多く開発されており、DVDとHD−DVDといった2種類の光ディスクに対応する光ディスク装置も提案されている。そして、このような複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置では、装置内に光ディスクが挿入されると、まず、光ディスクの種類の判別が行われる。
光ディスクの種類の判別方法としては、従来、種々の方法が提案されており、例えば、特許文献1や特許文献2に紹介されるように、レーザ光源から出射されたレーザ光を集束させながら光ディスクへ導く対物レンズを光軸方向に移動させ、対物レンズの光軸方向への移動中において光ディスクによって反射されたレーザ光によって生成されるフォーカスエラー信号(FE信号)が示す所定のS字波形の発生タイミングやその振幅等により、光ディスクの種類を判別方法が提案されている。
特開2006−134367号公報
特開2000−311357号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように、対物レンズの光軸方向への移動中において光ディスクによって反射されたレーザ光によって生成されるフォーカスエラー信号(FE信号)が示す所定のS字波形の発生タイミングによって光ディスクの種類を判別する方法を用いて、DVDとHD−DVDの判別を行おうとすると、DVDとHD−DVDは、記録層を保護する透明カバー層の厚みがいずれも0.6mmと同一であるために、S字波形の発生タイミングが同じとなって、DVDとHD−DVDの判別が困難となる。
また、特許文献1の場合や、特許文献2に示されるように、S字波形の振幅の大きさを利用して光ディスクの判別を行う構成においては、光ディスクの種類を判別するために光ディスクに照射するレーザ光の波長の種類を複数切り換える必要がある。この場合、レーザ光の波長の種類を切り換える際に、レーザ光源の出力が安定するまでの待ち時間が必要となる等、光ディスクの判別に要する時間が長くなる場合がある。この点、DVDとHD−DVDでは使用される光源の波長が異なっており(DVDでは例えば650nm、HD−DVDでは例えば405nm)、DVDとHD−DVDとについて情報の記録や再生を行える光ディスク装置においては、DVDとHD−DVDの判別に時間を要するといった問題がある。
以上の問題点を鑑みて、本発明の目的は、記録層を保護する保護層の厚みが同一である2種利の光ディスク(例えばDVDとHD−DVD)について、光源を切り換えることなく正確に判別する光ディスクの判別方法を提供することである。また、本発明の他の目的は、そのような光ディスクの判別方法が適用される光ディスク装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、少なくともDVD用の光源とHD−DVD用の光源とを含む複数の光源と、前記光源から出射される光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、前記記録層で反射された反射光を受光する光検出部と、装置内に挿入される光ディスクの判別を行うディスク判別部と、を備え、少なくとも、データが記録されるデータエリアと該データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアとを有する前記記録層と、前記記録層を保護する保護層と、を備えて前記データエリアと前記リードインエリアとで記録密度が同一であるDVDと、前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記HD−DVDの保護層の厚みと同一で、前記データエリアと前記リードインエリアとで記録密度が異なるHD−DVDと、を再生又は記録再生可能に設けられる光ディスク装置において、前記ディスク判別部は、前記DVD用又は前記HD−DVD用の光源から、光ビームが前記データエリア及び前記リードインエリアのそれぞれに照射された際に前記光検出部で得られる電気信号からトラッキングエラー信号の振幅を検出し、前記リードインエリアからの反射光に基づいて得られる前記トラッキングエラー信号の振幅と、前記データエリアからの反射光に基づいて得られる前記トラッキングエラー信号の振幅と、を比較することによりDVDとHD−DVDの判別を行うことを特徴としている。
また、本発明は、上記目的を達成するために、データが記録される記録層と、該記録層を保護する保護層と、を備え、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが同一の記録密度に形成される第1光ディスクと、前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記第1光ディスクの保護層と同一で、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが異なる記録密度に形成される第2光ディスクと、を判別する光ディスクの判別方法であって、前記第1光ディスク又は前記第2光ディスク用の光ビームを前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射し、前記光ビームの照射によって前記第1の領域及び前記第2の領域で反射される反射光をそれぞれ電気信号に変換して所定の処理を行い、前記第1の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、前記第2の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、に基づいて前記第1光ディスクであるか、前記第2光ディスクであるかを判別することを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスクの判別方法において、前記第1の領域はデータが記録されるデータエリアで、前記第2の領域は前記データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアであることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスクの判別方法において、前記所定の処理は、トラッキングエラー信号の振幅を得る処理であり、前記第1の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅と前記第2の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅とを比較することにより、光ディスクの種類を判別することを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスクの判別方法において、前記第2光ディスクの前記第1の領域の記録密度は、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度より高く、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度は、前記第1光ディスクの前記第1及び第2の領域の記録密度と略同一となるように形成され、前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射される光ビームは、前記第1光ディスクの再生に使用される波長の光ビームであり、前記所定の処理は、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれについて、情報の読み取りが可能であるか否かを判断可能とする処理であることを特徴としている。
また、本発明は、上記目的を達成するために、異なる波長の光ビームを出射する複数の光源と、該光源から出射される光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、前記記録層で反射された反射光を受光する光検出部と、装置内に挿入される光ディスクの判別を行うディスク判別部と、を備える光ディスク装置において、少なくとも、データが記録される記録層と、該記録層を保護する保護層と、を備え、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とは同一の記録密度に形成される第1光ディスクと、前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記第1光ディスクの保護層と同一で、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが異なる記録密度に形成される第2光ディスクと、を再生又は記録再生可能に設けられ、前記ディスク判別部は、前記第1光ディスク又は前記第2光ディスク用の光ビームが、前記光源から前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射された際に、前記光検出部で得られる電気信号について所定の処理を行い、前記第1の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、前記第2の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、に基づいて前記第1光ディスクと前記第2光ディスクとの判別を行うことを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記第1の領域はデータが記録されるデータエリアで、前記第2の領域は前記データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアであることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記所定の処理は、トラッキングエラー信号の振幅を得る処理であり、前記第1の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅と前記第2の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅とを比較することにより、光ディスクの種類を判別することを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記第2光ディスクの前記第1の領域の記録密度は、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度より高く、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度は、前記第1光ディスクの前記第1及び第2の領域の記録密度と略同一となるように形成され、前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射される光ビームは、前記第1光ディスクの再生に使用される波長の光ビームであり、前記所定の処理は、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれについて、情報の読み取りが可能であるか否かを判断可能とする処理であることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、DVDが光ディスク装置に挿入されている場合、DVDはデータエリアとリードインエリアの記録密度が同一に設けられるために、データエリア及びリードインエリアからの反射光に基づいて得られるトラッキングエラー(TE)信号の振幅は同じとなる。一方、HD−DVDが光ディスク装置に挿入されている場合、HD−DVDはデータエリアとリードインエリアの記録密度が異なるように設けられているために、データエリアからの反射光に基づいて得られるTE信号の振幅とリードインエリアからの反射光に基づいて得られるTE信号の振幅は異なったものとなる。このため、記録層を保護する保護層の厚みが同一であるDVDとHD−DVDとの判別を光源の切り換えを行わずに、正確に判別することが可能な光ディスク装置を提供できる。
また、本発明の第2の構成によれば、2つの光ディスクの間で、第1の領域と第2の領域とにおける記録密度の構成が異なることを利用して、1つの光源から出射される光ビームを用いて光ディスクの判別が可能となり、記録層を保護する保護層の厚みが同一である第1光ディスクと第2光ディスクの判別を光源の切り換えを行わずに正確に行うことが可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の光ディスクの判別方法において、現行の規格では、第1光ディスクの構成がDVDの構成に相当し、第2光ディスクの構成がHD−DVDの構成に相当することとなるために、記録層を保護する保護層の厚みが同一であるHD−DVDとDVDの判別を光源の切り換えを行わずに正確に行うことが可能となる。
また、本発明の第4及び第5の構成によれば、上記第2又第3の構成の光ディスクの判別方法において、従来光ディスク装置に備えられる構成を用いて、記録層を保護する保護層の厚みが同一である第1光ディスクと第2光ディスクを光源の切り換えを行わずに正確に判別する方法の提供が可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、光ディスク装置に挿入されている光ディスクが第1光ディスクであるか第2光ディスクであるかの判別を、2つの光ディスクの間で第1の領域と第2の領域とにおける記録密度の構成が異なることを利用して、1つの光源から出射される光ビームを用いて判別可能となり、記録層を保護する保護層の厚みが同一である第1光ディスクと第2光ディスクの判別を光源の切り換えを行わずに正確に行える光ディスク装置の提供が可能となる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の光ディスク装置において、現行の規格では、第1光ディスクの構成がDVDの構成に相当し、第2光ディスクの構成がHD−DVDの構成に相当することとなるために、記録層を保護する保護層の厚みが同一であるHD−DVDとDVDの判別を光源の切り換えを行わずに正確に行える光ディスク装置の提供が可能となる。
また、本発明の第8及び第9の構成によれば、上記第6又は第7の構成の光ディスク装置において、従来光ディスク装置に備えられる構成を用いて、記録層を保護する保護層の厚みが同一である第1光ディスクと第2光ディスクを判別可能とする構成を容易に実現できる。
以下に本発明の内容を詳細に説明するが、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
まず、本発明の光ディスクの判別方法が適用される第1実施形態の光ディスク装置について説明する。図1は、第1実施形態の光ディスク装置1の構成を示すブロック図で、光ディスク装置1は、光ディスク14の情報の再生、及び光ディスク14への情報の記録を可能に設けられている。なお、光ディスク装置1が記録再生を行える光ディスク14の種類は、DVD及びHD−DVDである。
まず、本発明の光ディスクの判別方法が適用される第1実施形態の光ディスク装置について説明する。図1は、第1実施形態の光ディスク装置1の構成を示すブロック図で、光ディスク装置1は、光ディスク14の情報の再生、及び光ディスク14への情報の記録を可能に設けられている。なお、光ディスク装置1が記録再生を行える光ディスク14の種類は、DVD及びHD−DVDである。
2は、スピンドルモータであり、光ディスク14はスピンドルモータ2の上部に設けられるチャック部(図示せず)に着脱可能に保持される。そして、光ディスク14の情報の記録再生を行う際に、スピンドルモータ2は光ディスク14を連続回転する。スピンドルモータ2の回転制御は、スピンドルモータ制御部3によって行われる。
4は、光ピックアップであり、光源から出射されるレーザ光を光ディスク14に照射し、光ディスク14への情報の書き込みと、光ディスク14に記録されている情報の読み取りを可能とする。図2は、光ピックアップ4の光学系を示す概略図である。図2に示すように、光ピックアップ4は、第1光源21と、第2光源22と、色合成プリズム23と、コリメートレンズ24と、ビームスプリッタ25と、対物レンズ26と、集光レンズ28と、光検出器29と、を備える。なお、光ピックアップを構成する光学系の構成はこれに限らず、もちろん種々の変更が可能である。
第1光源21及び第2光源22はいずれもレーザダイオード(LD)であるが、第1光源21はHD−DVDに対応する光源であって、例えば波長405nm帯のレーザ光を出射し、第2光源22はDVDに対応する光源であって、例えば波長650nm帯のレーザ光を出射する。
光ピックアップ4において、光源21、22から出射された光ビームは、色合成プリズム23で光軸を同一とされ、コリメートレンズ24で平行光となり、ビームスプリッタ25を透過し、対物レンズ26によって光ディスク14の情報が記録される記録層14aに集光される。記録層14aで反射された反射光は、対物レンズ26通過し、ビームスプリッタ25で反射されて集光レンズ28によって光検出器29の受光部に集光される。光検出器29は受光した光ビームが有する光情報を電気信号に変換する。
図1に戻って、スライドモータ制御部5は、光ピックアップ4が移動可能となるように設けられる図示しないスライドモータの駆動を制御し、これにより光ピックアップ4の半径方向の移動が制御される。
RF信号処理部6は、光ピックアップ4の光検出器29で得られるRF信号を処理し、処理した信号を復調部7に供給する。
復調部7は、データの復調を行うとともに、データのエラーを検出し、エラーが検出された場合において訂正可能であればデータの訂正処理を行い、再生データをインターフェース部8に供給する。なお、訂正処理が不可能な再生エラーが発生した場合には周知の方法でデータの再読み取り(リトライ)が実行される。また、復調部7はデータの読み取りエラーの発生割合であるエラーレートを全体制御部13に供給する役割も果たす。
インターフェース部8は、復調部7から供給された再生データを図示しないパソコン等の外部機器に出力する。
フォーカスエラー信号処理部9は、光ピックアップ4の光検出器29で検出される信号を用いてフォーカスエラー信号を生成する。図3は光検出器29の検出面の構成を示す平面図である。なお、図3は集光レンズ28側から見た図である。光検出器29は、図3に示すように4分割された検出面A、B、C、Dを有し、各検出面A〜Dからの検出信号の対角和の差(A+C)−(B+D)によってフォーカスエラー信号を生成する。フォーカスエラー信号処理部9で生成されたフォーカスエラー信号は、アクチュエータ制御部11に供給される。
トラッキングエラー信号処理部10は、光ピックアップ4の光検出器29で検出される信号を用いてトラッキングエラー信号を生成する。トラッキングエラー信号は、各検出面A〜D(図3参照)からの検出信号の左右和の差(A+B)−(C+D)によって生成される。トラッキングエラー信号処理部10で生成されたトラッキングエラー信号は、アクチュエータ制御部11に供給される。
また、トラッキングエラー信号処理部10で生成されたトラッキングエラー信号は、光ディスクの種類を判別する際に、ディスク判別部15に供給される。ディスク判別部15は、トラッキングエラー信号の振幅を用いて光ディスク装置1に挿入されている光ディスク14がDVDであるか、HD−DVDであるかの判別を行う。ディスク判別部15における光ディスク14の判別方法の詳細については後述する。
なお、本実施形態においては、光検出器29の検出面を4分割することによりフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を得る構成としたが、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を得る構成はこれに限定される趣旨ではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。すなわち、例えば、フォーカスエラー信号について、いわゆるスポットサイズ法で得て、トラッキングエラー信号について、いわゆるコレクトファーフィールド法で得るような構成等としても構わない。
アクチュエータ制御部11は、フォーカスエラー信号処理部9及びトラッキングエラー信号処理部10から送られてきた信号に基づいて、対物レンズ26が搭載されるアクチュエータ27(いずれも図2参照)に駆動信号を供給する。駆動信号が供給されたアクチュエータ27は、信号に基づいて各部を作動させて、対物レンズ26をその光軸方向と平行なフォーカス方向に移動してフォーカスを合わせるフォーカス制御や、対物レンズ26を光ディスク14の半径方向と平行な方向に移動してレーザ光のスポット位置を光ディスク14に形成されるトラック位置に合わせるトラッキング制御を行う。
アクチュエータ制御部11は、光ディスク装置1に挿入された光ディスク14の種類の判別を行う場合やフォーカスの引き込み動作を行う場合等にも対物レンズ27の移動の制御を行う。
その他、全体制御部13は、スピンドルモータ制御部3、スライドモータ制御部5、RF信号処理部6、復調部7、インターフェース部8、フォーカスエラー信号処理部9、トラッキングエラー信号処理部10、アクチュエータ制御部11、及び制御に必要な情報を記憶する記憶部12等を制御して、装置全体のコントロールを行う。
次に、光ディスク装置1で記録再生可能な光ディスク14であるDVDとHD−DVDの構成について例を挙げて説明する。図4は、光ディスク14の記録層14aの構成例を示す概略平面図である。図4に示すように、光ディスク14の記録層14aには、内周側に存在するリードインエリア31と、リードインエリア31の外周側に存在するデータエリア32と、データエリア32の外周側に存在するリードアウトエリア33と、が形成される。なお、光ディスク14の記録層14aの表面には、記録層14aを保護する保護層14b(図2参照)が記録層14aを覆うように設けられており、この保護層14bの厚みは、DVDとHD−DVDでは同じである。
リードインエリア31には、光ディスク14の情報ないしデータエリア32を管理するための管理情報等が記録される。データエリア32には、画像データ、音声データ、コンテンツデータ、コンピュータプログラムなど、主に再生ないし実行の対象となるデータが記録される。リードアウトエリア33は、データエリア32の終端を示す領域であり、特に情報は記録されない。
このように構成されるDVDとHD−DVDとについて、次のような相違点が存在する。すなわち、DVDにおいては、リードインエリア31とデータエリア32とは同じ記録密度(いずれも最短マーク長0.4μm、トラックピッチ0.74μm)に形成されるが、HD−DVDにおいては、リードインエリア31とデータエリア32とで異なる記録密度とされ、リードインエリア31は低記録密度(最短マーク長0.408μm、トラックピッチ0.68μm)に、データエリアは高記録密度(最短マーク長0.18μm、トラックピッチ0.34μm)に形成される。
本実施形態においては、このDVDとHD−DVDとで、リードインエリア31とデータエリア32との記録密度の関係が異なることを利用して、記録層14aを保護する保護層14bの厚みが同一であるDVDとHD−DVDとの判別を行うこととしており、光ディスク装置1においては、以下のように示すような方法で、光ディスク装置1に挿入された光ディスク14が、DVDとHD−DVDとのいずれであるかを判別する。
図5は、光ディスク装置1において、光ディスク14の種類を判別する手順を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートに従って光ディスク装置1における光ディスク14の判別について説明する。
光ディスク装置1に光ディスク14が挿入されると、光ピックアップ4がスライドモータ制御部(いずれも図1参照)によって制御される図示しないスライドモータにより、リードインエリア31(図4参照)側の所定の位置に移動される(ステップS1)。光ピックアップ4が所定の位置に移動されると光ピックアップ4に備えられる第2光源22(DVD用のLD)がONされてレーザ光が出射される(ステップS2)。ここで出射されたレーザ光は光ディスク14のリードインエリア31に照射される。なお、ここでは第2光源22をONする構成としているが、第1光源(HD−DVD用のLD)をONする構成としても構わない。
レーザ光がリードインエリア31に照射されると、対物レンズ26を搭載するアクチュエータ27(いずれも図2参照)がアクチュエータ制御部11の制御によって移動されて、レーザ光のフォーカスが光ディスク14の記録層14a合わされ、フォーカス制御が開始される(ステップS3)。次に、トラッキング制御が行われない状態で、光ディスク14の偏心のみに依存する光ディスク14の一回転周期のトラッキングエラー信号が生成されて、ディスク判別部15(図1参照)でトラッキングエラー信号の振幅が検出される(ステップS4)。ここで検出されたトラッキングエラー信号の振幅は記憶部12に記憶される。
なお、ここでは、光ディスク14の中心とスピンドルモータ2(図1参照)の回転軸とのずれで生じる偏心によって、光ディスク14の記録層14aに照射されるレーザ光が光ディスク14のトラックを横切ることを利用してトラッキングエラー信号を得る構成としているが、偏心がない場合もあり得るために、対物レンズ26がトラッキング方向(光ディスク14の半径方向と平行な方向)に振動するように、アクチュエータ27によって対物レンズ26に所定の振動を加える構成等としても構わない。
リードインエリア31におけるトラッキングエラー信号の振幅が検出されると、光ピックアップ4がスライドモータによってデータエリア32(図4参照)側の所定の位置に移動される(ステップS5)。光ピックアップ4が所定の位置に移動されると、データエリア32にレーザ光が照射され、トラッキング制御が行われない状態で、光ディスク14の偏心のみに依存する光ディスク14の一回転周期のトラッキングエラー信号が生成されて、ディスク判別部15でトラッキングエラー信号の振幅が検出される(ステップS6)。ここで検出されたトラッキングエラー信号の振幅は記憶部12に記憶される。なお、ステップS4の後、ステップS6が実施されるまでの間においては、第2光源22はONされた状態であり、フォーカス制御も実行されている。
次に、ディスク判別部15において、リードインエリア31で検出したトラッキングエラー信号の振幅と、データエリア32で検出したトラッキングエラー信号の振幅の差が算出される(ステップS7)。算出されたトラッキングエラー信号の振幅が所定の範囲内であるか否かが確認される(ステップS8)。
ここで、トラッキングエラー信号の振幅と光ディスク14の記録層14aの記録密度との関係について説明しておく。トラッキングエラー信号の振幅の大きさは、光ディスク14の記録層14aに形成されるトラックピッチと関係を有しており、トラックピッチの数が増加するとトラッキングエラー信号の振幅の大きさは減少する。すなわち、光ディスク14の記録層14aの記録密度が大きくなると、トラッキングエラー信号の振幅は小さくなる。
このため、リードインエリア31とデータエリア32とで記録密度が同じ場合(DVDが相当する)には、トラッキングエラー信号の振幅は同一となるが、リードインエリア31の方がデータエリア32に比べて記録密度が小さいような場合(HD−DVDが相当する)には、リードインエリア31で得られるトラッキングエラー信号の振幅の方が、データエリア32で得られるトラッキングエラー信号の振幅より大きくなる。従って、ステップS8における所定の範囲を、リードインエリア31とデータエリア32とが同一の記録密度であると見なせる範囲内のものとして決定しておけば、トラッキングエラー信号の振幅の差によって、DVDとHD−DVDの判別が可能となる。
すなわち、ステップS8において、トラッキングエラー信号の振幅の差が所定の範囲内である場合には、リードインエリア31とデータエリア32の記録密度が同一であると見なせるために、DVDであると判別される(ステップS9)。一方、トラッキングエラー信号の振幅の差が所定の範囲内でない場合には、リードインエリア31とデータエリア32とで記録密度が異なると見なされるために、HD−DVDと判別される(ステップS10)。
なお、上述した記録密度の違いにより発生するトラッキングエラー信号の振幅値の変化と比べると非常に小さいものであるが、光ディスク14の記録層14aにおけるデータ記録状態の違い(例えば、データが記録されているか否か)によって記録層14aにおける反射率が変化することに起因して、トラッキングエラー信号の振幅値も若干変化する。このため、上述した所定の範囲を決定する際に、このデータ記録状態の違いによって発生する差を見込んで決定すると良い。
また、このようなデータエリア32にデータが記録されているか否かの違いで発生するトラッキングエラー信号の振幅値の違いを見込んで、ステップS4及びステップS8で検出したトラッキングエラー信号の振幅値それぞれについて、それぞれの領域(リードインエリア31、データエリア32)で得られる全反射量で割って正規化し、その値を比較する構成等としても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の光ディスクの判別方法が適用される第2実施形態の光ディスク装置について説明する。図6は、第2実施形態の光ディスク装置51の構成を示すブロック図である。光ディスク装置51も、第1実施形態の光ディスク装置1と同様にDVD及びHD−DVDを記録再生可能である。以下、第1実施形態の光ディスク装置1と重複する部分については同一の符号を付し、特に説明する必要が無い場合にはその説明を省略する。
次に、本発明の光ディスクの判別方法が適用される第2実施形態の光ディスク装置について説明する。図6は、第2実施形態の光ディスク装置51の構成を示すブロック図である。光ディスク装置51も、第1実施形態の光ディスク装置1と同様にDVD及びHD−DVDを記録再生可能である。以下、第1実施形態の光ディスク装置1と重複する部分については同一の符号を付し、特に説明する必要が無い場合にはその説明を省略する。
第1実施形態の光ディスク装置1においては、ディスク判別部15は、トラッキングエラー信号処理部10で得られるトラッキングエラー信号に関する情報を受けていたが、第2実施形態の光ディスク装置51においては、ディスク判別部15は、トラッキングエラー信号処理部10から情報を受けることはなく、復調部7からの情報を受けて光ディスク14の種類の判別を行う構成となっている。この点について、以下説明する。
復調部7は、第1実施形態の場合と同様に、データの復調を行うとともに、データのエラーを検出し、エラーが検出された場合において訂正可能であればデータの訂正処理を行い、再生データをインターフェース部8に供給する。なお、訂正処理が不可能な再生エラーが発生した場合には周知の方法でデータの再読み取り(リトライ)が実行される。また、復調部7はデータの読み取りエラーの発生割合であるエラーレートを全体制御部13に供給する役割も果たす。
そして、本実施形態においては、復調部7は、第1実施形態の場合と異なり、光ディスク14の種類を判別する際に、エラーレートをディスク判別部15に供給する構成となっている。なお、データの訂正が不可能である再生エラーが出た場合のように、エラーレートが得られない場合があるが、このような場合には、例えば、エラーレートが100%である等とし、エラーレートの形で供給するように構成されている。
ディスク判別部15は、復調部7から供給されたデータに基づいて光ディスク14の種類(DVDであるか、HD−DVDであるか)を判別するが、これについては、図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図7は、光ディスク装置51において、光ディスク14の種類を判別する手順を示すフローチャートである。
光ディスク装置51に光ディスク14が挿入されると、光ピックアップ4が、スライドモータ制御部(いずれも図1参照)によって制御される図示しないスライドモータにより、リードインエリア31(図4参照)側の所定の位置に移動される(ステップS11)。光ピックアップ4が所定の位置に移動されると光ピックアップ4に備えられる第2光源22(DVD用のLD)がONされてレーザ光が出射される(ステップS12)。ここで出射されたレーザ光は光ディスク14のリードインエリア31に照射される。
レーザ光がリードインエリア31に照射されると、対物レンズ26を搭載するアクチュエータ27(いずれも図2参照)がアクチュエータ制御部11の制御によって移動されて、レーザ光のフォーカスが光ディスク14の記録層14a合わされ、フォーカス制御が開始される(ステップS13)。これに続いて、トラッキング制御も開始される(ステップS14)。
フォーカス制御及びトラッキング制御が開始されると、再生(RF)信号の収集が開始されて復調部7からディスク判別部15にエラーレートが供給され、ディスク判別部15はその情報によって、データの読み取りが可能であるか否かを判断する(ステップS15)。データの読み取りが可能であるか否かは、エラーレートの値が予め試験等を行って決定した所定の値以下の場合にはデータの読み取り可能と判断し、エラーレートが所定の値より大きい場合にはデータの読み取り不可能と判断する。なお、光ディスク再生信号の収集時間は、データの読み取りが可能か否かが判断できる短時間で良い。
ここで、DVD及びHD−DVDのリードインエリア31は、記録密度にやや違いがあるものの、同程度の記録密度に形成されているために、DVD用のレーザ光を照射した場合にいずれも読み取り可能と判断される(すなわち、エラーレートが所定の値以下となる)。このため、光ディスク装置51にDVD及びHD−DVDが挿入されている場合には、ステップS14においてデータの読み取り不可能となることは原則としてない。ただし、光ディスク14の傷や汚れ等、又はDVD、HD−DVDのどちらでもない光ディスクが光ディスク装置51内に挿入されていることにより、データの読み取りが不可能と判断される場合もあり、この場合には、光ディスク14が光ディスク装置51から排出される(ステップS16)。
なお、本実施形態のように、ステップS15において、データの読み取りが不可能と判断された時点で、即、光ディスク装置51から光ディスク14を排出する構成とせず、光ピックアップ4の位置をリードインエリア31内で複数の位置に動かし、それぞれの場所で、いずれもデータの読み取り不可能と判断された場合にのみ、光ディスク装置51の外に光ディスク14を排出する構成等としても良い。
光ディスク14のデータの読み取りが可能であると判断された場合には、光ピックアップ4がスライドモータによってデータエリア32(図4参照)側の所定の位置に移動される(ステップS17)。光ピックアップ4が所定の位置に移動されると、再生(RF)信号の収集が開始されて、復調部7からディスク判別部15にエラーレートが供給され、ディスク判別部15はその情報によってデータの読み取りが可能であるか否かを判断する(ステップS18)。なお、この場合においても、再生信号の収集時間は、データの読み取りが可能か否かが判断できる短時間で良い。
ここで、DVD用のレーザ光が光ディスク14に照射されているために、DVDが光ディスク装置51に挿入されている場合には、エラーレートが所定の値以下となってデータ読み取り可能と判断される。一方、HD−DVDが光ディスク装置51に挿入されている場合には、データエリア32はDVDに比べて高記録密度に構成されるために、符号間干渉の影響によりエラーレートが極端に高くなり、所定の値よりも大きくなってデータの読み取りが不可能と判断される。
従って、ステップS18において、データの読み取りが可能と判断された場合には、光ディスク装置51に挿入されている光ディスク14は、リードインエリア31及びデータエリア32の両方でデータの読み取りが可能であるために、リードインエリア31とデータエリア32の記録密度が同一であると判断されて、DVDと判別される(ステップS19)。一方、ステップS18において、データの読み取りが不可能と判断された場合には、光ディスク装置51に挿入されている光ディスク14は、リードインエリア31とデータエリア32とで記録密度が異なるものと判断されて、HD−DVDと判別される(ステップS20)。
なお、ステップS18におけるデータの読み取りが可能であるか否かの判断時において、DVDであるにも拘わらず、データエリア32の一部に傷や汚れ等が発生しており、これが原因となってデータの読み取りが不可能と判断される場合も考えられる。このため、データの読み取りが可能であるかの判断にあたって、複数の位置でRF信号の収集を行い、光ディスク14の判別を行う構等としても良い。
(その他)
以上に示した第1及び第2実施形態においては、光ディスク装置は、DVDとHD−DVDのみを記録再生する構成としているが、これに限定されず、CDやBD(ブルーレイディスク)等も記録再生可能な光ディスク装置であっても構わない。この場合には、DVDとHD−DVDとの判別に本発明が適用され、その他の判別にはフォーカスエラー信号のS字波形の発生タイミングを用いて判断する構成等としても構わない。また、本発明は、再生専用の光ディスク装置にも、もちろん適用可能である。
以上に示した第1及び第2実施形態においては、光ディスク装置は、DVDとHD−DVDのみを記録再生する構成としているが、これに限定されず、CDやBD(ブルーレイディスク)等も記録再生可能な光ディスク装置であっても構わない。この場合には、DVDとHD−DVDとの判別に本発明が適用され、その他の判別にはフォーカスエラー信号のS字波形の発生タイミングを用いて判断する構成等としても構わない。また、本発明は、再生専用の光ディスク装置にも、もちろん適用可能である。
更に、本発明は現行においては、DVDとHD−DVDとの判別に適用されるが、これに限定される趣旨ではなく、DVDとHD−DVDのように、記録層を保護する保護層の厚みが同一で、一方は記録層の記録密度が全ての領域において同一で、他方は、記録密度が異なる2種の領域を有するような光ディスクの判別に、本発明は適用可能である。
本発明の光ディスクの判別方法は、記録層を保護する保護層の厚みが同一であるDVDとHD−DVDの判別を、光源の切り換えを行わずに正確に行えるために有用である。
1、51 光ディスク装置
14 光ディスク
14a 記録層
14b 保護層
15 ディスク判別部
21 第1光源(HD−DVD用の光源)
22 第2光源(DVD用の光源)
26 対物レンズ
29 光検出器(光検出部)
31 リードインエリア(第2の領域)
32 データエリア(第1の領域)
14 光ディスク
14a 記録層
14b 保護層
15 ディスク判別部
21 第1光源(HD−DVD用の光源)
22 第2光源(DVD用の光源)
26 対物レンズ
29 光検出器(光検出部)
31 リードインエリア(第2の領域)
32 データエリア(第1の領域)
Claims (9)
- 少なくともDVD用の光源とHD−DVD用の光源とを含む複数の光源と、
前記光源から出射される光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、
前記記録層で反射された反射光を受光する光検出部と、
装置内に挿入される光ディスクの判別を行うディスク判別部と、
を備え、
少なくとも、
データが記録されるデータエリアと該データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアとを有する前記記録層と、前記記録層を保護する保護層と、を備えて前記データエリアと前記リードインエリアとで記録密度が同一であるDVDと、
前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記HD−DVDの保護層の厚みと同一で、前記データエリアと前記リードインエリアとで記録密度が異なるHD−DVDと、
を再生又は記録再生可能に設けられる光ディスク装置において、
前記ディスク判別部は、
前記DVD用又は前記HD−DVD用の光源から、光ビームが前記データエリア及び前記リードインエリアのそれぞれに照射された際に前記光検出部で得られる電気信号からトラッキングエラー信号の振幅を検出し、
前記リードインエリアからの反射光に基づいて得られる前記トラッキングエラー信号の振幅と、前記データエリアからの反射光に基づいて得られる前記トラッキングエラー信号の振幅と、を比較することによりDVDとHD−DVDの判別を行う
ことを特徴とする光ディスク装置。 - データが記録される記録層と、該記録層を保護する保護層と、を備え、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが同一の記録密度に形成される第1光ディスクと、
前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記第1光ディスクの保護層と同一で、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが異なる記録密度に形成される第2光ディスクと、
を判別する光ディスクの判別方法であって、
前記第1光ディスク又は前記第2光ディスク用の光ビームを前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射し、
前記光ビームの照射によって前記第1の領域及び前記第2の領域で反射される反射光をそれぞれ電気信号に変換して所定の処理を行い、
前記第1の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、前記第2の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、に基づいて前記第1光ディスクであるか、前記第2光ディスクであるかを判別することを特徴とする光ディスクの判別方法。 - 前記第1の領域はデータが記録されるデータエリアで、前記第2の領域は前記データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアであることを特徴とする請求項2に記載の光ディスクの判別方法。
- 前記所定の処理は、トラッキングエラー信号の振幅を得る処理であり、
前記第1の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅と前記第2の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅とを比較することにより、光ディスクの種類を判別することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ディスクの判別方法。 - 前記第2光ディスクの前記第1の領域の記録密度は、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度より高く、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度は、前記第1光ディスクの前記第1及び第2の領域の記録密度と略同一となるように形成され、
前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射される光ビームは、前記第1光ディスクの再生に使用される波長の光ビームであり、
前記所定の処理は、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれについて、情報の読み取りが可能であるか否かを判断可能とする処理であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ディスクの判別方法。 - 異なる波長の光ビームを出射する複数の光源と、
該光源から出射される光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、
前記記録層で反射された反射光を受光する光検出部と、
装置内に挿入される光ディスクの判別を行うディスク判別部と、
を備える光ディスク装置において、
少なくとも、
データが記録される記録層と、該記録層を保護する保護層と、を備え、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とは同一の記録密度に形成される第1光ディスクと、
前記記録層と前記保護層とを備え、前記保護層の厚みが前記第1光ディスクの保護層と同一で、前記記録層は少なくとも第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域と前記第2の領域とが異なる記録密度に形成される第2光ディスクと、
を再生又は記録再生可能に設けられ、
前記ディスク判別部は、
前記第1光ディスク又は前記第2光ディスク用の光ビームが、前記光源から前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射された際に、前記光検出部で得られる電気信号について所定の処理を行い、
前記第1の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、前記第2の領域からの反射光の前記所定の処理結果と、に基づいて前記第1光ディスクと前記第2光ディスクとの判別を行う
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記第1の領域はデータが記録されるデータエリアで、前記第2の領域は前記データエリアを管理する管理情報が記録されるリードインエリアであることを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
- 前記所定の処理は、トラッキングエラー信号の振幅を得る処理であり、
前記第1の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅と前記第2の領域における前記トラッキングエラー信号の振幅とを比較することにより、光ディスクの種類を判別することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光ディスク装置。 - 前記第2光ディスクの前記第1の領域の記録密度は、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度より高く、前記第2光ディスクの前記第2の領域の記録密度は、前記第1光ディスクの前記第1及び第2の領域の記録密度と略同一となるように形成され、
前記第1の領域と前記第2の領域とにそれぞれ照射される光ビームは、前記第1光ディスクの再生に使用される波長の光ビームであり、
前記所定の処理は、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれについて、情報の読み取りが可能であるか否かを判断可能とする処理であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光ディスク装置。
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