JP2008090766A - 形状モデル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】節点及び要素データを有するメッシュデータとされた解析モデルデータ103を変更して対応した形状モデルデータ102を変更する装置であって、解析モデルデータ103に対して形状変更箇所を指定するメッシュ形状変更指定手段105と、解析モデルデータ103に対する変更方法及び変更パラメータを形状変更履歴データとして順番に登録する形状変更履歴登録部107と、指定された形状変更箇所に少なくとも節点移動及び要素の追加並びに要素の削除のいずれかを行い解析モデルデータ103を変形し、形状変形後の解析モデルのデータを登録する手段と、を備え、形状変更履歴データに登録された変更方法及び変更パラメータに基づいた変更操作を形状モデルデータ102に実行する。
【選択図】図1
Description
(Computer Aided Engineering)システムに係わり、特にCAEにおける形状データからなる形状モデルの作成に関する。
図1は、形状モデル作成装置の一実施例を示すシステム構成図である。システム使用者がデータを入力したり表示したりするためのキーボード,ポインティングデバイス,ディスプレイ等からなる入出力装置101と、対象となる形状モデルデータ102及び解析モデルデータ103を指定する手段を有する対象モデル指定部104と、解析モデルデータ103に対して形状変更箇所を指定する手段を有するメッシュ形状変更指定105と、メッシュ形状変更指定105にて指定された変更方法及び変更パラメータを形状変更履歴データ106として順番に登録する形状変更履歴登録部107と、指定された形状変更箇所に従って節点移動及び要素の追加及び要素の削除によって解析モデルデータ103を変形し、形状変更後解析モデルデータ108として登録する手段を有する解析モデル変形部
109と、形状変更履歴データ106に登録されている変更方法及び変更パラメータと同じ変更操作を対象となる形状モデルデータ102に実行することで、形状変更後解析モデル108と同等の形状変更後形状モデル110を作成する手段を有する形状モデル変形部111を備えている。
≪対象モデル入力部≫
図2を用いて、メッシュデータ入力部の手順の1例を説明する。まず、装置使用者は入出力装置101を用いて、図2の操作画面上の形状モデルデータ入力フィールド202に形状モデルデータ102を、解析モデルデータ入力フィールド203に解析モデルデータ103のファイル名称を入力する。実行ボタン202を押した時点で、形状モデルデータ入力フィールド202に入力されたファイル名称のファイルが形状モデルデータ102,解析モデルデータ入力フィールド203に入力されたファイル名称のファイルが解析モデルデータ103として登録される。また、キャンセルボタン204を押した場合は、指定が解除される。
メッシュ形状を変更する方法は様々あるが本実施例では次の2つの方法による形状変更を例に挙げてその指定方法を説明する。
メッシュパラメトリック変形
解析モデルの外表面の幾何特徴を認識し、この幾何特徴の幾何パラメータを変更し、この変更された幾何パラメータに合うように幾何特徴と関連付いている節点を移動する方法である。
特徴形状の追加/削除
特徴形状として追加する形状を作成し、この追加特徴形状に対してメッシュを作成し、この追加特徴形状のメッシュと、形状変更前のメッシュの集合演算することで、特徴形状を追加する。または、特徴形状として削除したい領域を選択し、この削除領域に含まれる要素を除去し、削除した境界を閉じるように外挿面を作成し、この境界内にメッシュを追加することで、特徴形状の削除を行う。
メッシュ形状変更指定105にて指定された変更方法及び変更パラメータを形状変更履歴データ106として順番に登録する。形状変更履歴データ106には例えば下記のように登録される。
幾何パラメータ変更:幾何特徴平面3と幾何特徴平面9の面間距離を3mmから5mmに変更幾何パラメータ変更:幾何特徴円筒面7の半径を8mmから6mmに変更
特徴形状追加:中心点P(10,0,5),深さ20mm,直径3mmの穴を追加
特徴形状削除:幾何特徴10,11,12で囲まれる部分を削除
前述のメッシュ形状変更指定部にて指定された変形方法に基づいて解析モデルを変形させる。変形の処理手順については、≪メッシュ形状変更指定部≫に記載の通りである。ここでは、それぞれ変形の1例を説明する。
メッシュパラメトリック変形
図3の操作画面301に表示されている解析モデルに対して、幾何パラメータ304の平面間距離をこれまでの5mmから7mmへの変更が指示された場合、変形の結果は図3の
305のようになる。
特徴形状の追加/削除
図4の操作画面401に表示されている解析モデルに対して、405の形状の追加が指示された場合、変形の結果は図4の406のようになる。
形状変更履歴データ106に登録されている変更方法及び変更パラメータと同じ変更操作を対象となる形状モデルデータ102に実行することで、形状変更後解析モデル108と同等の形状変更後形状モデル110を作成する。例えば、形状変更履歴データ106に以下のように登録されていたとする。
幾何パラメータ変更:幾何特徴面3(平面)と幾何特徴面9(平面)の面間距離を3mmから5mmに変更
幾何パラメータ変更:幾何特徴面7(円筒面)の半径を8mmから6mmに変更
特徴形状追加:中心点P(10,0,5),深さ20mm,直径3mmの穴を追加
特徴形状削除:幾何特徴面10,11,12で囲まれる部分を削除
API(アプリケーションプログラムインターフェース)やマクロ機能により、実現できる。
解析モデル変形部109によって変形した際に変形部分のみの表面データを変更部外形形状データ113として登録する手段と、操作画面上に対象となる形状モデルデータ102と変更部外形形状113を同時に表示する。
図5の形状モデル501と解析モデル502に対して、解析モデルを変形し、この変形に連動して形状モデルも変形する方法を説明する。
解析モデル502の中央突起の長さを20mmから30mmに延ばし、さらに太さを3mmから5mmに変更したいとする。操作者はこの場合、例えばメッシュパラメトリック変形により、解析モデル502の形状変形を指示する。その結果、解析モデル503が作成される。しかし、形状モデル501は変わらないので、結局は形状モデル501に対しても、中央の突起の長さを20mmから30mmに延ばし、さらに太さを3mmから5mmに変更するという操作をCADシステム(形状モデル作成ツール)上で行わなければならない。
30mmに変更する処理を実行する。次に、形状変更履歴データ(2)の幾何特徴面5023,5024と合致する形状モデル501の面を探索する。ここで、面5013と面5014が探索される。この面5013と面5014に距離寸法を設定し、この距離寸法パラメータを5mmから3mmに変更する処理を実行する。これにより、形状変形後、解析モデル503と同等の形状変更後形状モデル504を作成できる。
図6の形状モデル601と解析モデル602に対して、解析モデルを変形し、この変形に連動して形状モデルも変形する方法を説明する。
解析モデル602の中央の突起を削除し、さらに上下両端の突起同士を結ぶ突起を追加したいとする。操作者はこの場合、例えば特徴形状の追加/削除により、解析モデル602の形状変形を指示する。その結果、解析モデル603が作成される。しかし、形状モデル601は変わらないので、結局は形状モデル601に対しても、中央の突起を削除し、さらに上下両端の突起同士を結ぶ突起を追加するという操作をCADシステム(形状モデル作成ツール)上で行わなければならない。
まず、本装置使用者はメッシュ形状変更指定部により、中央の突起を削除するという処理を特徴形状の追加/削除により操作したとする。具体的には幾何特徴面6021,6022囲まれる部分を削除するという操作を行う。ここで、本装置はこの操作を形状変更履歴データとして登録する。次に、上下両端の突起同士を結ぶ突起を追加するという処理をメッシュパラメトリック変形により操作したとする。具体的には点6023と点6024を結ぶ幅3mmの突起を追加するという操作を行う。ここで、本装置はこの操作を形状変更履歴データとして追加登録する。この段階で、形状変更履歴データには603−1のように登録されていることになる。尚、この2つの解析モデルの形状変更操作の結果は603になる。
APIやマクロを使って実行させることで自動的に処理する。これにより、解析モデルの変形の結果を形状モデルにも反映できるようになり、解析モデルと形状モデルを連動させることができる。
Claims (5)
- 節点及び要素データを有するメッシュデータとされた解析モデルを変更して変更前の解析モデルに対応した形状モデルを変更する装置であって、
前記解析モデルに対して形状変更箇所を指定するメッシュ形状変更指定手段と、
前記解析モデルに対する変更方法及び変更パラメータを形状変更履歴データとして順番に登録する形状変更履歴登録部と、
指定された前記形状変更箇所に少なくとも節点移動及び要素の追加並びに要素の削除のいずれかを行い前記解析モデルを変形し、形状変形後の解析モデルのデータを登録する手段と、
を備え、前記形状変更履歴データに登録された前記変更方法及び変更パラメータに基づいた変更操作を前記形状モデルに実行することを特徴とする形状モデル作成装置。 - 請求項1に記載のものにおいて、前記変更方法は寸法変更であり、前記変更パラメータは変更後寸法として前記形状変更履歴データに登録され、指定された前記形状変更箇所を節点移動することにより解析モデルを変形し、前記形状変更履歴データに登録された前記寸法変更及び前記変更後寸法に基づいて前記形状モデルを変更することを特徴とする形状モデル作成装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記変更方法は特徴形状の追加であり、前記変更パラメータは特徴形状の種類とそのパラメータとして前記形状変更履歴データに登録され、指定された前記形状変更箇所に登録された前記特徴形状の種類とそのパラメータに従って要素の追加を行うことを特徴とする形状モデル作成装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記変更方法は特徴形状の削除であり、前記変更パラメータは特徴形状の種類とそのパラメータとして前記形状変更履歴データに登録され、指定された前記形状変更箇所に登録された前記特徴形状の種類とそのパラメータに従って要素の削除を行うことを特徴とする形状モデル作成装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記形状変更履歴データに登録されている解析モデル変更部分のみの外形形状を変更部外形形状データとして登録し、操作画面上に前記形状モデルと前記変更部外形形状を同時に表示することを特徴とする形状モデル作成装置。
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