JP2008084493A - 光ディスク装置およびデータ読み出し制御方法 - Google Patents

光ディスク装置およびデータ読み出し制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ転送レートを大幅に低下させることなく、半導体レーザの点灯時間を短縮して長寿命化を図る。
【解決手段】光ディスク装置には、対物レンズ12を通してレーザ光を出力する半導体レーザを有するピックアップヘッド(PUH)12が設けられている。コントローラ24は、光ディスク10からのデータ読み出しを中断するとき、フォーカス駆動電圧記憶部24eに所定位置に移動した対物レンズ12のフォーカス駆動電圧を記憶し、半導体レーザからのレーザ光の出力を停止する。コントローラ24は、データ読み出しを再開するとき、半導体レーザからのレーザ光の出力を再開し、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶さていたフォーカス駆動電圧を用いて対物レンズ12の移動を開始するフォーカス駆動電圧を設定する。フォーカス制御部24dは、設定されたフォーカス駆動電圧が示す位置から対物レンズ12を光ディスク方向に移動させてフォーカスを調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体レーザから照射されるレーザ光により光ディスクに記録されたデータを読み出す光ディスク装置およびデータ読み出し制御方法に関する。
近年、光ディスクにゲームアプリケーションプログラムを記録して販売されるようになっている。ゲームアプリケーションプログラムは、ゲーム内容が高度化することに伴い、画像が精細になり画像データも増大している。このため、ゲームアプリケーションプログラムのデータ容量が増大している。また、光ディスクに記録されたゲームアプリケーションプログラムを読み出す場合のデータ転送速度も高速化してきた。
ゲームアプリケーションプログラムの供給メディアは、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM(1層、2層)、HD−DVD(High Definition DVD)−ROMなどが用いられ、次第にデータ容量が増大している。
コンピュータゲームを愛好するユーザは、長時間ゲームを楽しむようになってきている。このため、光ディスク装置についても、長時間使用しても安定して動作する信頼性と、長寿命化が求められている。
ところで、光ディスクは、データ容量を増大させるために高密度化が図られている。また、高密度化された光ディスクからデータを読み書きするために、半導体レーザから照射されるレーザ光の波長が短くなってきている。レーザ光を短波長化した場合、信頼性、寿命をいかに向上させるかが大きな課題となる。一方、半導体レーザの寿命は、点灯時間(通電時間)に大きく依存している。例えば、光ディスクからのデータ読み出しが行われていないアイドル状態にある時に、半導体レーザの点灯を停止させることにより、半導体レーザの寿命を長くすることができる。
特許文献1に記載された光ディスク装置は、光ディスクに光ビームを照射してフォーカスサーボ,トラッキングサーボ及びトラバースサーボを行いつつ、光ディスクに記録された情報を読み取るピックアップ装置と、フォーカス誤差信号,トラッキング誤差信号及びRF信号を抽出するRF回路と、光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータを制御するスピンドルサーボ手段と、各部を制御する制御手段を備えている。この特許文献1に記載された光ディスク装置は、運転状態からアイドル状態に切り替えられた時、光ディスクを回転させるためのスピンドルモータを制御するためのループゲインを、アイドル状態の設定に切り替えて、発熱及び騒音の発生を低減している。
また、特許文献2に記載された光ディスク装置は、ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、ディスクから検出される信号を再生するヘッドと、ヘッドにより再生された信号を処理する再生処理回路と、ディスクの回転により生じるエラーのエラー信号をもとにサーボ制御を行うサーボ回路と、エラー信号の波形を記憶する記憶回路を設けている。この特許文献2に記載された光ディスク装置は、サーボ回路が正常なサーボ動作に復帰するとき、記憶回路に記憶したエラー信号の波形が示す位置に復帰させることにより、復帰処理を繰り返すこともなく制御を安定化させることができる。
特開平11−312357号公報 特開平11−232656号公報
光ディスク装置で使用される半導体レーザの寿命を長くする場合、光ディスクからのデータ読み出しを停止して、半導体レーザの点灯時間を短くすれば良い。しかしながら、半導体レーザの点灯を停止して、単純に光ディスクに対するアクセスを中断してしまうと、再度、光ディスク装置からデータを読み出し可能な状態に復帰させるまでに時間を要し、データ転送レートを低下させてしまう。
本発明の課題は、半導体レーザの点灯時間を短縮してもデータ転送レートを低下させない光ディスク装置およびデータ読み出し制御方法を提供することにある。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置は、光ディスクにレーザ光を照射してデータを読み出す光ディスク装置において、対物レンズを通して前記レーザ光を出力する光ピックアップヘッドと、前記光ピックアップヘッドから照射される前記レーザ光を制御するレーザ制御手段と、前記対物レンズをフォーカス駆動電圧の制御により前記光ディスク方向に移動させてフォーカスを調整するフォーカス調整手段と、前記フォーカス駆動電圧が記憶される記憶手段と、前記光ピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、前記光ディスクを回転させる回転手段と、外部装置から前記光ディスクからのデータ読み出しを中断する指令を受信した場合は、前記光ピックアップヘッドを所定の位置に移動させて前記対物レンズが位置に対応する前記フォーカス駆動電圧を前記記憶手段に記憶し、その後に前記レーザ制御手段を制御して前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を停止し、前記外部装置からデータ読み出しの再開する指令を受信した場合は、前記レーザ制御手段を制御して前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を再開し、前記記憶手段に記憶した前記フォーカス駆動電圧に基づいて前記フォーカス調整手段のフォーカス駆動電圧を設定する制御手段とを有し、前記フォーカス調整手段は前記フォーカス駆動電圧を用いてフォーカスサーチを開始して、前記対物レンズを光ディスク方向に移動させてフォーカス調整することを特徴とする。
本発明の実施形態に係るデータ読み出し制御方法は、光ディスクからのデータ読み出し指令を受信した時、光ピックアップヘッドの対物レンズを通して前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを読み出し、前記光ディスクからのデータ読み出しを中断する指令を受信した時、前記光ピックアップヘッドを所定の位置に移動させ、前記対物レンズの位置に対応するフォーカス駆動電圧を記憶手段に記憶し、前記フォーカス駆動電圧を記憶した後に、前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を停止し、前記光ディスクからのデータ読み出しを再開する指令を受信した場合、前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を再開し、前記記憶手段に記憶した前記フォーカス駆動電圧に基づいて前記フォーカス調整手段のフォーカス駆動電圧を設定し、設定した前記フォーカス駆動電圧を用いてフォーカスサーチを開始して、前記対物レンズを光ディスク方向に移動させてフォーカス調整することを特徴とする。
本発明によれば、光ディスクに記録されたデータの読み取り要求が中断された場合には、光ピックアップヘッドからのレーザ光の点灯を停止するので、光ピックアップヘッドの半導体レーザの点灯時間を短縮して長寿命化を図ることができる。また、半導体レーザを停止する前の状態に短時間で復帰することができるため、データ転送レートを低下させることがない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態における光ディスク装置は、ホスト装置8によってアクセスされる。ホスト装置8は、例えば光ディスク10に記録されたゲームアプリケーションプログラムを読み出して実行する。ホスト装置8は、光ディスクをアクセスするためのアプリケーションプログラムを実行し、必要に応じて光ディスク装置に対してコマンドを出力する。ホスト装置8から光ディスク装置に対して出力されるコマンドには、光ディスク10に記録されたデータの読み取りを指示するデータ読み取りコマンド、データの読み出しを中断することを指示するアイドルコマンドを含む。
光ディスク10は、スパイラル状のトラックが形成されている。光ディスク10は、ディスクモータ32によって回転される。本実施形態における光ディスク装置では、光ディスク10として、例えばCD(Compact Disc)とDVD(Digital Versatile Disc)、及びHD−DVD(High Definition DVD)等の種類が使用可能であるものとして説明する。CD系ディスクには、例えばCD−ROM、CD−R、CD−RW等が含まれる。DVD系ディスクには、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)が含まれる。
光ディスク10に対するデータの記録、再生は、光ピックアップヘッド(PUH)11から出力されるレーザ光によって行われる。光ピックアップヘッド11は、送りモータ28の回転軸に取り付けられた送りねじ(スクリュー)によって、光ディスク10の半径方向に移動されるように支持されている。光ピックアップヘッド11は、送りモータ28が回転されることにより、光ディスク10のデータ読み取り面と対向しながら移動される。
光ピックアップヘッド11には、レーザダイオード(半導体レーザ)、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12、シリンドリカルレンズ、フォトディテクタ、レンズポジションセンサ、モニタダイオード等が含まれている。
また、光ピックアップヘッド11には、対物レンズ12を直交する2方向に移動させる2軸アクチュエータが設けられている。すなわち、対物レンズ12をフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させてフォーカスを調整するフォーカシングアクチュエータ、対物レンズ12をトッラキング方向(半径方向)に移動させてトラッキングを調整するトラッキングアクチュエータが設けられている。フォーカシングアクチュエータは、ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号(フォーカス駆動電圧)により制御され、トラッキングアクチュエータは、ドライバ22からのトラッキング駆動信号により制御される。
レーザダイオードは、コントローラ24のレーザ制御部24cによって制御されるAPC(Auto Power Control)回路36により駆動され、レーザ光を出力する。レーザダイオードから出力されたレーザ光は、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12を介して光ディスク10上に照射される。
なお、本実施形態における光ディスク装置では、複数の異なる波長のレーザを出力する複数のレーザダイオードが設けられている。すなわち、CD用の赤外レーザ(波長:780nm)、DVD用の赤レーザ(波長:650nm)、HD−DVD用の青レーザ(波長:405nm)が設けられている。APC回路36は、コントローラ24の制御により、何れかのディスク用のレーザ光を出力させる。
対物レンズ12は、各レーザに対応する開口数(Numerical Aperture:NA)を持つ。対物レンズ12から光ディスク10の情報記録層に照射されるレーザ光のスポットサイズは、例えばCD用のレーザ光では1.35μm、DVD用のレーザ光では0.94μm、HD−DVD用のレーザ光では0.55μm程度になる。なお、データ記録時などにおいて、DPP(Differential Push Pull)方法により生成されるトラッキングエラー信号を使用する場合には、光路上に設けられた回折格子によりレーザ光を3ビームにして、光ディスク10に3ビームによるスポットを形成するようにレーザ光を照射する。
光ディスク10からの反射光は、対物レンズ12、ビームスプリッタ、及びシリンカドリカルレンズを介して、フォトディテクタに導かれる。フォトディテクタは、例えば4分割されている。4分割されたフォトディテクタ(フォトディテクタ11a,11b,11c,11d)により検知された信号は、電流電圧変換(I−V変換)により、所定の電圧値に増幅されてヘッドアンプ14に出力される。
APC回路36は、コントローラ24のレーザ制御部24cの制御に基づいてレーザダイオードを駆動するもので、レーザ出力のオン/オフ、再生時または記録時におけるレーザ光の強度を制御する。APC回路36は、光ピックアップヘッド11の内部に搭載されたモニタダイオード(図示せず)の出力が所定の値となるように、レーザダイオードに出力する駆動電流を制御する。
ヘッドアンプ14は、フォトディテクタからの信号を処理して出力するもので、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号(TE)、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカスエラー信号(FE)、フォトディテクタから出力される信号を加算した全加算信号(RF信号)などを生成して出力する(詳細については後述する)。
また、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEはサーボアンプ16に出力され、トラッキングエラー信号TE(DPD信号、PP信号)はサーボアンプ18に出力される。
サーボアンプ16は、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEに応じてドライバ20を制御する。そして、ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号によりフォーカシングアクチュエータは、ジャストフォーカスとなるように光ピックアップヘッド11を駆動し、光ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10の記録膜上に照射される。
サーボアンプ18は、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号TEに応じてドライバ22を制御する。そして、ドライバ22から出力されるトラッキング駆動信号によりトラッキングアクチュエータは、光ピックアップヘッド11を駆動し、光ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10上に形成されたトラック上を常にトレースするようにトラッキングサーボが実行される。
ディスクモータ32は、例えばスピンドルモータである。ディスクモータ32には、回転角に応じて信号を発生する周波数発生器(frequency generator(FG))が設けられる。周波数発生器(FG)は、例えば固定子の界磁コイルの起電圧、またはローターのマグネットの回転角を検出するホール素子の出力を利用して、回転角に応じたFG信号、例えば1回転に18個のFG信号を出力する。
分周器34は、ディスクモータ32から出力されるFG信号を分周して、例えばディスクモータ32が1回転したことを示すFG1信号を生成してコントローラ24に出力する。コントローラ24は、FG1信号と内部の基準周波数を比較し、その誤差に応じてモータ制御回路30を制御し、ディスクモータ32を所定の回転数で回転させる。なお、分周器34は、FG1信号だけでなく、ディスクモータ32の複数の回転位置を示すタイミング信号を生成してコントローラ24に出力する。
コントローラ24は、プロセッサやメモリ(RAMエリア、ROMエリア等)を含んで構成されるもので、メモリに記憶された各種プログラムをプロセッサにより実行することで装置全体を総合的に制御する。コントローラ24には、回転制御部24a、PUH移動制御部24b、レーザ制御部24c、フォーカス制御部24d、フォーカス駆動電圧記憶部24eが設けられる。これらの制御部等は、ハードウェアおよび又はソフトウェアで実現される。
回転制御部24aは、モータ制御回路30を介して、ディスクモータ32の回転を制御する。
PUH移動制御部24bは、ドライバ26を介して送りモータ28を駆動することで、光ピックアップヘッド11を光ディスク10の半径方向に移動させるための制御を行う。送りモータ28は、例えばステッピングモータとする。送りモータ28により光ピックアップヘッド11が光ディスク10の内周方向に移動され、所定の初期位置に達したことがスイッチ(SW)29により検出される。PUH移動制御部24bは、スイッチ29により検出される初期位置から所定のアクセス位置へ光ピックアップヘッド11の移動を制御する。
例えば、スイッチ29は、光ディスク10の半径25mmの位置を検出するように設定されているとする。送りモータ28に取り付けられた送りねじ(スクリュー)は、送りモータ28(ステッピングモータ)が1回転することにより、光ピックアップヘッド11を3mm移動させる変速比となっている。この場合、コントローラ24のPUH移動制御部24bは、スイッチ29により光ピックアップヘッド11の初期位置を検出してから、送りモータ28を1回転させるための駆動信号SLOをドライバ26に出力することにより、光ピックアップヘッド11を移動させることができる。例えば、光ピックアップヘッド11をスイッチ29により検出されてから、光ピックアップヘッド11を光ディスク10の外周方向に1トラック分移動させるように送りモータ28を1回転させることにより、光ディスク10の半径方向に28mmに光ピックアップヘッド11が移動される。
レーザ制御部24cは、APC回路36を制御して、光ピックアップヘッド11のレーザダイオードからレーザ光を出力させる。光ピックアップヘッド11には、CD用の赤外レーザ(以下、CDレーザ)、DVD用の赤レーザ(以下、DVDレーザ)、HD−DVD用の青レーザ(以下、HDレーザ)を出力するためのレーザダイオードが設けられている。レーザ制御部24cは、光ディスク10の種別に応じたレーザダイオードを選択して光ディスク10にレーザ光を照射させる
フォーカス制御部24dは、サーボアンプ16を通じて、光ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光を光ディスク10にフォーカスさせるための制御を実行する。フォーカス制御部24dは、光ディスク10からのデータ読み出しが中断された後に、フォーカシングを再開するためのフォーカス制御を行う。
フォーカス駆動電圧記憶部24eには、コントローラ24の制御にてフォーカス制御部24dによるフォーカス制御に利用されるフォーカス駆動電圧が記憶される。すなわち、コントローラ24は、ホスト装置8から光ディスク10に対するデータ読み出し中断が指示された場合に、レーザ光の出力を停止する直前の対物レンズ12の位置に該当するフォーカス駆動電圧をフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶する。また、フォーカス駆動電圧記憶部24eには、分周器34から入力されるディスクモータ32の複数の回転位置を示す信号に応じて、複数の回転位置のそれぞれにおけるフォーカス駆動電圧値が記憶される。すなわち、コントローラ24は、ディスクモータ32によって回転される光ディスク10の面振れにより変化するフォーカス駆動電圧値を、ディスクモータ32の1周分についてフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶する。
図2は、光ピックアップヘッド11のフォトディテクタ(11a,11b,11c,11d)とヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図である。
4分割されたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより検出された信号A〜Dは、それぞれ光ピックアップヘッド11内に設けられたI−V変換器11e,11f,11g,11hにより、所定の電圧値となるように電流電圧変換される。
I−V変換器11eから出力される信号Aは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14dに入力される。I−V変換器11fから出力される信号Bは、加算器14b,14cに入力される。I−V変換器11gから出力される信号Cは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14cに入力される。また、I−V変換器11hから出力される信号Dは、ヘッドアンプ14内の加算器14b,14dに入力される。従って、加算器14aは、信号Aと信号Cとが加算された、信号(A+C)を出力する。同様にして、加算器14bは、信号(B+D)を出力し、加算器14cは信号(B+C)を出力し、加算器14dは信号(A+D)を出力する。
加算器14aから出力される信号(A+C)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF(high pass filter)14oに入力される。加算器14bから出力される信号(B+D)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF14pに入力される。加算器14cから出力される信号(B+C)は、減算器14f、加算器14gに入力される。加算器14dから出力される信号(A+D)は、減算器14f、加算器14gに入力される。
減算器14eは、加算器14aからの信号(A+C)から、加算器14bからの信号(B+D)を引いた信号を出力する。減算器14eから出力された信号は、LPF(low pass filter)14sを介してフォーカスエラー信号(FE)として出力される。すなわち、フォーカスエラー信号FE=(A+C)−(B+D)として生成される。
減算器14fは、加算器14dからの信号(A+D)から、加算器14cからの信号(B+C)を引いた信号を出力する。減算器14fから出力された信号は、LPF14tを介してプッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)として出力される。すなわち、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)=(A+D)−(B+C)として生成される。
位相比較器14qは、HPF14oを介して加算器14aから出力された信号(A+C)と、HPF14pを介して加算器14bからの信号(B+D)とを入力して、2つの信号の位相差を表す信号、すなわち信号(A+C)から信号(B+D)を引いた信号を出力する。位相比較器14qから出力された信号は、LPF14rを介して位相差法によるトラッキングエラー信号TE(DPD(Deferential Phase Detection)−TE)として出力される。すなわち、位相差法によるトラッキングエラー信号(DPD−TE)=φ(A+C)−φ(B+D)として生成される。
加算器14gは、加算器14dから出力された信号(A+D)と加算器14cから出力された信号(B+C)とを加算して出力する。また、加算器14hは、加算器14aから出力された信号(A+C)と加算器14bから出力された信号(B+D)とを加算して出力する。加算器14iは、加算器14gと加算器14hから出力された信号を加算して出力する。すなわち、加算器14iは、全てのフォトディテクタ11a,11b,11c,11dから出力された信号の全てを加算した信号(A+B+C+D)を出力する。加算器14iから出力された信号は、LPF14jを介して加算信号LVL(以下、LVL信号と称する)として出力される。また、加算器14iから出力された信号は、HPF14kを介して情報信号RF(以下、RF信号と称する)として出力される。HPF14kを介して出力される信号は、振幅検波器14lに入力される。振幅検波器14lは、RF信号の振幅値を検知し、この振幅値に比例して変化するRF振幅信号RFRPを出力する。
振幅検波器14lから出力されるRF振幅信号は、比較器14nに入力される。比較器14nは、基準器14mに予め設定されている基準値とRF振幅信号のレベルとを比較し、基準値よりRF振幅信号のレベルが高い場合に、RF検出信号SIGDET(以下、SIGDET信号と称する)を出力する。すなわち、SIGDET信号は、光ディスク10に記録された情報を表すRF信号が検出されたことを示す。
次に、本実施形態における光ディスク装置の動作について説明する。
まず、フォーカシングの基本的な動作について説明する。
図3は、フォーカス制御のための信号の変化を示す図である。図3では、光ピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータに対して出力されるフォーカス駆動信号FOO(図3(a))、フォーカス動信号FOOに応じて対物レンズ12が移動するのに伴って変化するRF(LVL)信号(図3(b))、同じくフォーカスエラー信号FEの変化(図3(c))を示している。
まず、コントローラ24のフォーカス制御部24dは、サーボアンプ16を動作させて、光ピックアップヘッド11に対して出力されるフォーカス駆動信号FOOの電圧レベルをD1にする。すなわち、フォーカス制御部24dは、光ピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータを駆動して、対物レンズ12を光ディスク10から離れるように移動させる。フォーカスオンさせる場合には、対物レンズ12を光ディスク10から離れた位置から近づく方向に移動させながら合焦点を検出する。これは、光ディスク10が回転することで面振れが発生しても、対物レンズ12が接触しないようにするためである。
次に、フォーカス制御部24dは、対物レンズ12を光軸方向に一定速度で移動するように、図3(a)に示すように、ドライバ20からフォーカシングアクチュエータに対してフォーカス駆動信号FOOを出力させる。フォーカシングアクチュエータは、電圧値が一定の傾きで変化するフォーカス駆動信号FOOに応じて、対物レンズ12を光ディスク10の方向に移動させる。フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動信号FOOを、予め設定されている電圧制限値U1に到達するまで一定に増加させながらフォーカシングアクチュエータに出力させる。
この間、ヘッドアンプ14は、光ピックアップヘッド11により受光された光ディスク10による反射光に応じて、RF(LVL)信号、フォーカスエラー信号FEなどの各種信号を出力する。図3(b)に示すRF(LVL)信号の最初のピークは、光ディスク10の表面において反射されたレーザ光に応じた変化を表し、次の電圧値が最大(max)に変化するピークは、光ディスク10のデータ記録層において反射されたレーザ光に応じた変化を表している。図3(c)に示すように、RF(LVL)信号の電圧値が最大となる位置に合わせて、フォーカスエラー信号FEにS字曲線が表れている。すなわち、焦点ずれが“0”となる合焦点が検出される。
なお、フォーカス駆動信号FOOが電圧制限値U1に到達しても、RF(LVL)信号が基準値V1以上とならない場合には、コントローラ24は、光ディスク装置に光ディスク10が装着されていないと判別する。なお、光ディスク装置に光ディスク10が装着されていても、光ディスク10の表面(レーザ光が照射されている場所)が汚れている場合、または光ディスク10が裏返しで装着されている場合は、RF(LVL)信号が正常に検出されないためディスク無しと判別される。
次に、本実施形態における光ディスク10からのデータ読み出しを中断する場合の動作について説明する。
ここで、ホスト装置8は、光ディスク装置に装着された光ディスク10からゲームアプリケーションプログラムを読み出して実行しているものとする。ゲームを開始する時、ホスト装置8は、大量のデータを光ディスク10から読み出して内部メモリに記憶し、そのメモリ上でゲームアプリケーションを実行する。また、ホスト装置8は、ゲームの進行に合わせて光ディスク装置に対してデータの読み出し要求を実行する。
本実施形態における光ディスク装置では、光ディスク10からのデータ読み出し要求が中断されてから、データの読み出し要求が再開されるまでの間、光ピックアップヘッド11のレーザダイオード(半導体レーザ)の点灯を停止させている。これにより、半導体レーザの点灯時間を短縮して長寿命化を図る。ただし、光ディスク装置は、データの読み出し要求が何時再開されるか予測不能であるため、常にデータ読み出しに復帰できるように待機する。
図4は、ホスト装置8からデータ読出しを中断する指示を入力してからデータアクセスを再開するまでの処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ホスト装置8は、ゲームアプリケーションプログラムの実行中に、光ディスク10に記録されているデータの読み出しを中断する場合には、アイドルコマンドを光ディスク装置に出力する。
コントローラ24は、ホスト装置8からアイドルコマンドを受信すると、光ディスク10からのデータ読み出しを中断する(ステップA0)。
アイドルコマンドを受信した回転制御部24aは、ディスクモータ32を一定の回転数で回転させるCAV(Constant Angular Velocity)方式によって回転させる(ステップA1)。すなわち、光ディスク10をCLV(Constant Linear Velocity)方式よりも高速に回転させることにより、データアクセスを再開する場合に、データアクセスを高速に実行できるようにする。
次に、PUH移動制御部24bは、フォーカスサーボをオフする前に、予め光ピックアップヘッド11を光ディスク10の内周方向、例えば光ディスク10の最内周位置に移動させる。すなわち、PUH移動制御部24bは、ドライバ26によって送りモータ28を駆動して、例えば光ディスク10の最内周位置に相当する初期位置まで光ピックアップヘッド11を移動させる。光ディスク10の最内周位置は、ディスクモータ32への装着位置に最も近いために面振れが最も少ない。従って、光ディスク10の外周側より最内周位置の方がフォーカスオンをする場合に容易となる。
光ピックアップヘッド11が最内周位置に移動された時、コントローラ24は対物レンズ12のフォーカス駆動電圧をフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶する(ステップA3)。ここで、フォーカス駆動電圧記憶部24eには、光ディスク10がディスクモータ32によって回転されるのに伴って発生する面振れに応じて変化するフォーカス駆動電圧が記憶される。
図5には、光ディスク10の面振れ量の変化とフォーカス駆動電圧値の読み取りタイミングを示している。図5に示すように、光ディスク10は、回転することによって面振れが発生する。コントローラ24は、光ディスク10が1回転する間のフォーカス電圧値を、例えば分周器34から入力されるタイミング信号に応じてフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶する。分周器34から入力されるタイミング信号は、ディスクモータ32の複数の回転位置を示す信号である。コントローラ24はは、ディスクモータ32が1回転する間のタイミング信号に応じてフォーカス駆動電圧値をフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶する。
図6は、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されるフォーカス駆動電圧値を示している。図5に示すように、ディスクモータ32の回転位置を示すデータと対応付けて、それぞれの回転位置のフォーカス駆動電圧値が記憶される。
ここで、コントローラ24は、ホスト装置8からデータ読み取りコマンドが入力されていなければ(ステップA4のYes)、サーボアンプ16に対してフォーカスサーボをオフさせる(ステップA5)。また、レーザ制御部24cは、APC回路36を介して光ピックアップヘッド11の半導体レーザの点灯(レーザ光の出力)をオフさせる(ステップA6)。
こうして、光ディスク10へのデータアクセスがないアイドル状態では、半導体レーザの点灯を停止させることで、半導体レーザの長寿命化を図る。なお、アイドル状態において、回転制御部24aは、モータ制御回路30によって、ディスクモータ32をCAV方式によって高速回転させたままで維持する。
次に、アイドル中にコントローラ24がホスト装置8からデータ読み取りコマンドを受信すると、光ディスク10からのデータ読み出しを再開する(ステップA7のYes)。そして、レーザ制御部24cは、光ピックアップヘッド11の半導体レーザの点灯を再開する。
次に、フォーカス制御部24dは、フォーカスサーチの開始電圧とするフォーカス駆動電圧を設定する(ステップA8)。すなわち、フォーカス制御部24dは、アイドル状態に入る直前にフォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されたフォーカス駆動電圧値をもとに、フォーカスサーチの開始電圧を設定する。なお、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されたディスクモータ32の1周分のフォーカス駆動電圧値(図5、図6参照)のうち、面振れ量が最大の時のフォーカス駆動電圧値を用いるものとする。
例えば、フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されたフォーカス駆動電圧をそのままフォーカスサーチの開始電圧とすることができる。また、フォーカスサーチの開始時に、光ディスク10の面振れによって、対物レンズ12が光ディスク10と接触することを確実に防ぐために、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されたフォーカス駆動電圧値に予め決められた僅かな電圧値を加算してフォーカスサーチの開始電圧としても良い。
アイドル状態に入る直前のフォーカス駆動電圧値をもとにフォーカスサーチの開始電圧を設定することで、通常のフォーカスサーチを実行する場合のフォーカス駆動信号FOOの電圧レベルD1よりも、フォーカスオンする時のフォーカス駆動電圧値に近くからフォーカスサーチを開始することができる。このため、フォーカスサーチを開始してからフォーカスオンするまでの時間を短縮することができる。
次に、フォーカス制御部24dは、フォーカスサーチ速度を設定する(ステップA9)。ここでは、通常のフォーカスサーチで対物レンズ12を移動させる場合よりも対物レンズ12の移動速度が低下するようにフォーカスサーチ速度を設定する。すなわち、図3(a)に示すフォーカス駆動信号FOOの変化を緩やかにする。フォーカスサーチ速度を遅くことにより、対物レンズ12がフォーカスオン位置からオーバーランする距離を短くして、フォーカスオンを容易にすることができる。
こうして、フォーカス制御部24dは、フォーカスサーチの開始電圧、及びフォーカスサーチ速度を設定するとフォーカスサーチを開始する(ステップA10)。
また、フォーカス制御部24dは、フォーカスサーチ速度に従い対物レンズ12を光ディスク10の方向に移動させる際に、フォーカス駆動信号FOOの調整を行う(ステップA11)。すなわち、フォーカス制御部24dは、短時間でフォーカスオンさせるために、光ディスク10の面振れによる対物レンズ12の相対速度の変動を抑制する。
図5に示すように、光ディスク10は、ディスクモータ32が1回転する間に面振れ量が変動する。従って、対物レンズ12を一定に移動させたとしても、光ディスク10と対物レンズ12との距離の変化が一定とならない。例えば光ディスク10の面振れ量が対物レンズ12に近づく方向で増大していると、対物レンズ12の相対速度が速くなる。この場合、フォーカスオンに不利となってしまう。
フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶されたアイドル状態に入る直前に記憶されたフォーカス駆動電圧値をもとに、フォーカス駆動信号の調整を行う。
図7は、フォーカス駆動信号の調整を説明するためのフローチャートである。
フォーカス制御部24dは、分周器34から入力されるデータをもとに、ディスクモータ32の回転位置を検出する(ステップB1)。フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動電圧記憶部24eに記憶された各回転位置に対応するフォーカス駆動電圧値から現在のディスクモータ32の回転位置に対応するフォーカス駆動電圧値を読み出す(ステップB2)。
フォーカス制御部24dは、この読み出したフォーカス駆動電圧値を、対物レンズ12の相対速度を一定とするようにフォーカス駆動信号に加算してサーボアンプ16から出力させる。
例えば、フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動電圧値が、光ディスク10の面振れ量を対物レンズ12の方向に増大させている値の場合、フォーカス駆動信号FOOをフォーカス駆動電圧値分下げるように調整する。また、フォーカス制御部24dは、フォーカス駆動電圧値が、光ディスク10の面振れ量を対物レンズ12の方向に減少させている値の場合、フォーカス駆動信号FOOをフォーカス駆動電圧値分上げるように調整する。
これにより、光ディスク10に面振れが生じていたとしても、対物レンズ12の光ディスク10に対する相対速度を一定とすることができる。このため、光ディスク10の面振れに影響されることなくフォーカスオンさせることができる。
フォーカス制御部24dは、ヘッドアンプ14により検出されるフォーカスエラー信号FEをもとに、フォーカスオンしたことを検出する(ステップA12のYes)。コントローラ24は、フォーカスオンされた後、トラッキングオンさせて、ホスト装置8から要求されたデータ読み取り動作に移行する(ステップA13,A14)。なお、回転制御部24aは、CLV方式によりディスクモータ32を回転させる。
このようにして、本実施形態における光ディスク装置では、データ読み取りを中断するアイドル状態では、光ピックアップヘッド11の半導体レーザの点灯を停止させるので、半導体レーザに通電する時間を短縮して寿命を延ばすことができる。また、アイドル状態に入る前にデータアクセスを高速に再開するできる状態にした後に、半導体レーザの点灯を停止させるので、ホスト装置8からデータ読み取りの再開が指示された場合には、短時間でフォーカスオンして、データアクセスを再開することができる。このため、半導体レーザの点灯を一時的に停止させたとしても、データ転送レートの低下を招くことがない。
なお、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における光ピックアップヘッド11のフォトディテクタとヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図。 フォーカス制御のための信号の変化を示す図。 本実施形態においてホスト装置からデータ読出しを中断する指示を入力してからデータアクセスを再開するまでの処理を説明するためのフローチャート。 本実施形態における光ディスク10の面振れ量の変化とフォーカス駆動電圧値の読み取りタイミングを示す図。 本実施形態におけるフォーカス駆動電圧記憶部24eによって記憶されるフォーカス駆動電圧値を示す図。 本実施形態におけるフォーカス駆動信号の調整を説明するためのフローチャート。
符号の説明
8…ホスト装置、10…光ディスク、11…光ピックアップヘッド(PUH)、12…対物レンズ、14…ヘッドアンプ、16,18…サーボアンプ、20,22,26…ドライバ、24…コントローラ、24a…回転制御部、24b…PUH移動制御部、24c…レーザ制御部、24d…フォーカス制御部、24e…フォーカス駆動電圧記憶部、28…送りモータ、29…スイッチ(SW)、30…モータ制御回路、32…ディスクモータ、34…分周器、36…APC回路。

Claims (9)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射してデータを読み出す光ディスク装置において、
    対物レンズを通して前記レーザ光を出力する光ピックアップヘッドと、
    前記光ピックアップヘッドから照射される前記レーザ光を制御するレーザ制御手段と、
    前記対物レンズをフォーカス駆動電圧の制御により前記光ディスク方向に移動させてフォーカスを調整するフォーカス調整手段と、
    前記フォーカス駆動電圧が記憶される記憶手段と、
    前記光ピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、
    前記光ディスクを回転させる回転手段と、
    外部装置から前記光ディスクからのデータ読み出しを中断する指令を受信した場合は、前記光ピックアップヘッドを所定の位置に移動させて前記対物レンズが位置に対応する前記フォーカス駆動電圧を前記記憶手段に記憶し、その後に前記レーザ制御手段を制御して前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を停止し、前記外部装置からデータ読み出しの再開する指令を受信した場合は、前記レーザ制御手段を制御して前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を再開し、前記記憶手段に記憶した前記フォーカス駆動電圧に基づいて前記フォーカス調整手段のフォーカス駆動電圧を設定する制御手段と
    を有し、
    前記フォーカス調整手段は前記フォーカス駆動電圧を用いてフォーカスサーチを開始して、前記対物レンズを光ディスク方向に移動させてフォーカス調整することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記制御手段は、前記データ読み出しを中断する指令を受信した場合、前記回転手段を制御して前記光ディスクをCAV(Constant Angular Velocity)方式により高速回転させることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記制御手段は、前記データ読み出しを中断する指令を受信した場合、前記移動手段を制御して前記光ピックアップヘッドを前記光ディスクの最内周に移動させ、前記最内周に対応する前記フォーカス駆動電圧を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記フォーカス調整手段は、前記記憶手段に記憶された前記フォーカス駆動電圧で前記対物レンズを移動させる時、前記対物レンズの移動速度が通常より遅くなるように前記フォーカス駆動電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 前記記憶手段には、前記回転手段によって前記光ディスクが回転される複数の回転位置に対応して前記光ディスクの面振れに伴って変化するフォーカス駆動電圧値が記憶され、
    前記フォーカス調整手段は、前記記憶手段に記憶された各回転位置に対応する前記フォーカス駆動電圧値をもとに、前記対物レンズを移動させるための前記フォーカス駆動電圧を補正することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 光ディスクからのデータ読み出し指令を受信した時、光ピックアップヘッドの対物レンズを通して前記光ディスクにレーザ光を照射してデータを読み出し、
    前記光ディスクからのデータ読み出しを中断する指令を受信した時、前記光ピックアップヘッドを所定の位置に移動させ、前記対物レンズの位置に対応するフォーカス駆動電圧を記憶手段に記憶し、
    前記フォーカス駆動電圧を記憶した後に、前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を停止し、
    前記光ディスクからのデータ読み出しを再開する指令を受信した場合、前記光ピックアップヘッドからの前記レーザ光の照射を再開し、
    前記記憶手段に記憶した前記フォーカス駆動電圧に基づいて前記フォーカス調整手段のフォーカス駆動電圧を設定し、
    設定した前記フォーカス駆動電圧を用いてフォーカスサーチを開始して、前記対物レンズを光ディスク方向に移動させてフォーカス調整する
    ことを特徴とするデータ読み出し制御方法。
  7. 前記データ読み出しを中断する指令を受信した場合、前記光ディスクをCAV(Constant Angular Velocity)方式により高速回転させることを特徴とする請求項6記載のデータ読み出し制御方法。
  8. 前記データ読み出しを中断する指令を受信した場合、前記光ピックアップヘッドを前記光ディスクの最内周に移動させ、前記最内周に対応する前記フォーカス駆動電圧を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項6記載のデータ読み出し制御方法。
  9. 前記記憶手段に記憶された前記フォーカス駆動電圧で前記対物レンズを移動させる時、前記対物レンズの移動速度が通常より遅くすることを特徴とする請求項6記載のデータ読み出し制御方法。
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