JP2008084495A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクによる反射光量の変動があっても安定してウォブル信号を検出する。
【解決手段】光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号の振幅レベルから第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段50bと、光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタから出力された信号からウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力40し、演算信号が低い増幅レベルにある場合、第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力41するウォブル信号生成手段14Uを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスクの径方向に蛇行して形成された案内溝に応じた信号を検出する光ディスク装置に関する。
一般に、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、HD−DVD(High Definition DVD)、Blu−ray等の記録型の光ディスクには、トラック位置を示す案内溝(groove)が予め形成されている。この案内溝は、一定周期で径方向に蛇行している。光ディスク装置は、蛇行した案内溝に応じた信号(ウォブル信号)を検出し、この検出した信号をもとにデータ書き込み時のタイミングクロックを生成する。
特許文献1には、フォトディテクタの取り付け位置のずれによって、光ディスクから反射されて集光された光のスポットがフォトディテクタの中央からずれてしまう場合であっても、ウォブル信号を正確に検出できるようにした光ディスク装置が開示されている。
特許文献1の光ディスク装置は、光ディスクの径方向に対応して2分割された受光部を備え、各受光部に入射された光の光量を検出するフォトディテクタと、光ビームを光ディスク上の情報記録面に集光すると共に光ディスクからの反射光をフォトディテクタの受光部上に集光する光ピックアップと、光ディスク上のデータ記録済領域からの反射光をフォトディテクタの各受光部で受光することにより得た検出出力の振幅をそれぞれ独立に一定化する2系統のAGC(オートゲインコントロール)回路と、光ディスク上のデータ未記録領域からの反射光をフォトディテクタの各受光部で受光して得た検出出力をそれぞれ独立に固定ゲインに調整する2系統の固定ゲイン調整回路と、2系統のAGC回路の出力同士を引き算した引き算出力と、2系統の固定ゲイン調整回路の出力同士を引き算した引き算出力とを切換選択するセレクタとを有し、セレクタの出力をウォブル信号として取り出すことが開示されている。
特許第3458502号公報
ところで光ディスク装置は、記録型の光ディスクに対してデータを記録する場合、光ディスクにピットを形成するために、レーザ光のパワーを高速に切り替えながら光ディスクに照射している。光ディスクに対して照射するレーザ光のパワーが変動することにより、光ディスクによる反射光量も変動する。このため、反射光量に応じて検出される信号も変動してしまう。ウォブル信号も反射光量の変動に応じて変動するため、S/N比が悪化してしまう。
従来の光ディスク装置では、反射光量に応じて変動する信号からウォブル信号を抽出する場合、例えばバンドパスフィルタを用いることにより信号の変動を低減している。しかし、DVD+R/RWなどの記録型光ディスクでは、データ記録時の位置精度を高めるため、記録位置の制御に利用するウォブル信号の周波数が高くなっている。そして、高い周波数となったウォブル信号の変動をバンドパルスフィルタを用いて低減させようとすると、記録されたデータに応じて読み出される信号に影響してしまう可能性がある。このため、バンドパルスフィルタを用いることなく、光ディスクによる反射光量の変動に伴って変動するウォブル信号のS/N比を改善し、安定したウォブル信号を検出することが要求されている。
本発明の課題は、光ディスクによる反射光量の変動があっても安定してウォブル信号を検出することができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明の1つの実施形態に係る光ディスク装置は、光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出された信号の振幅レベルに応じて第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、前記光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタと、前記フォトディテクタから出力された信号からウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力し、前記演算信号が低い増幅レベルにある場合、前記第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力するウォブル信号生成手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の他の1つの実施形態に係る光ディスク装置は、光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出された信号の振幅レベルに応じて第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、前記光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタと、前記フォトディテクタから出力された信号からウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力し、前記演算信号が低い増幅レベルにある場合、前記第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力するウォブル信号生成手段と、前記ウォブル信号生成手段で生成されたウォブル信号の高に振幅値を検出する第1の検出手段と、前記ウォブル信号生成手段で生成されたウォブル信号の低い振幅値を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段からの高に振幅値と前記第2の検出手段からの低い振幅値との比を検出し、その比に基づいて前記ウォブル信号生成手段の前記ゲイン量を調整するゲイン調整手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、タイミング信号に応じて、高に増幅レベルにあるウォブル信号を低いゲイン量で増幅し、低い増幅レベルにあるウォブル信号を高にゲイン量に増幅することにより、光ディスクからの反射光量の変動による信号の変動を低減することができる。これにより、光ディスクによる反射光量の変動があっても安定してウォブル信号を検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
記録媒体としての光ディスク10は、スパイラル状のトラックが形成されている。光ディスク10は、ディスクモータ32によって回転される。本実施形態における光ディスク装置では、光ディスク10として、例えばCD(Compact Disc)とDVD(Digital Versatile Disc)、及びHD−DVD(High Definition DVD)等の種類が使用可能であるものとして説明する。CD系ディスクには、例えばCD−ROM、CD−R、CD−RW等が含まれる。DVD系ディスクには、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等が含まれる。
記録型の光ディスク10には、トラック位置を示す案内溝(groove)が予め形成されている。この案内溝は、一定周期で径方向に蛇行している。光ディスク装置は、蛇行した案内溝に応じた信号(ウォブル信号)を検出し、この検出したウォブル信号をもとにデータ書き込み時のタイミングクロックを生成する。
光ディスク10に対するデータの記録、再生は、光ピックアップヘッド(PUH)11から出力されるレーザ光によって行われる。光ピックアップヘッド11は、光ディスク10のデータ読み取り面に対向しながら、送りモータ28によって光ディスク10の半径方向に移動自在なように支持されている。
光ピックアップヘッド11には、レーザダイオード、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12、シリンドリカルレンズ、フォトディテクタ、レンズポジションセンサ、モニタダイオード等が含まれている。
また、光ピックアップヘッド11には、対物レンズ12を直交する2方向に移動させる2軸アクチュエータが設けられている。すなわち、対物レンズ12をフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させてフォーカスを調整するフォーカシングアクチュエータ、対物レンズ12をトッラキング方向(半径方向)に移動させてトラッキングを調整するトラッキングアクチュエータが設けられている。フォーカシングアクチュエータは、ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号により制御され、トラッキングアクチュエータは、ドライバ22からのトラッキング駆動信号により制御される。
レーザダイオードは、コントローラ24のレーザ制御部24cによって制御されるAPC(Auto Power Control)回路36により駆動され、レーザ光を出力する。レーザダイオードから出力されたレーザ光は、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12を介して光ディスク10上に照射される。
なお、本実施形態における光ディスク装置では、複数の異なる波長のレーザを出力する複数のレーザダイオードが設けられている。すなわち、CD用の赤外レーザ(波長:780nm)、DVD用の赤レーザ(波長:650nm)、HD−DVD用の青レーザ(波長:405nm)が設けられている。APC回路36は、コントローラ24の制御により、判別したディスクに応じたレーザ光を出力させる。
対物レンズ12は、各レーザに対応する開口数(Numerical Aperture:NA)を持つ。対物レンズ12から光ディスク10の情報記録層に照射されるレーザ光のスポットサイズは、例えばCD用のレーザ光では1.35μm、DVD用のレーザ光では0.94μm、HD−DVD用のレーザ光では0.55μm程度になる。なお、データ記録時などにおいて、DPP(Differential Push Pull)方法により生成されるトラッキングエラー信号を使用する場合には、光路上に設けられた回折格子によりレーザ光を3ビームにして、光ディスク10に3ビームによるスポットを形成するようにレーザ光を照射する。
光ディスク10からの反射光は、対物レンズ12、ビームスプリッタ、及びシリンカドリカルレンズを介して、フォトディテクタに導かれる。フォトディテクタは、例えば4分割されている。4分割されたフォトディテクタにより検知された信号は、電流電圧変換(I−V変換)により、所定の電圧値に増幅されてヘッドアンプ14に出力される。
APC回路36は、コントローラ24のレーザ制御部24cの制御に基づいてレーザダイオードを駆動するもので、レーザ出力のオン/オフ、再生時または記録時におけるレーザ光の強度を制御する。APC回路36は、光ピックアップヘッド11の内部に搭載されたモニタダイオード(図示せず)の出力が所定の値となるように、レーザダイオードに出力する駆動電流を制御する。
レーザダイオードから出力されたレーザ光は、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12を介して光ディスク10に照射される。光ディスク10による反射されたレーザ光は、対物レンズ12、ビームスプリッタ、及びシリンカドリカルレンズを介して、フォトディテクタ(図2のフォトディテクタ11a,11b,11c,11d)に導かれる。
ヘッドアンプ14は、フォトディテクタからの信号を処理して出力するもので、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号(TE)、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカスエラー信号(FE)、フォトディテクタから出力される信号を加算した全加算信号(RF信号)などを生成して出力する(詳細については後述する)。
コントローラ24は、ヘッドアンプ14により生成される各信号をもとに、装着された光ディスク10の種類を判別するためのディスク判別処理を実行する。
また、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEはサーボアンプ16に出力され、トラッキングエラー信号TE(DPD信号、PP信号)はサーボアンプ18に出力される。
サーボアンプ16は、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEに応じてドライバ20を制御する。そして、ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号によりフォーカシングアクチュエータは、ジャストフォーカスとなるように光ピックアップヘッド11を駆動し、光ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10の記録膜上に照射される。
サーボアンプ18は、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号TEに応じてドライバ22を制御する。そして、ドライバ22から出力されるトラッキング駆動信号によりトラッキングアクチュエータは、光ピックアップヘッド11を駆動し、光ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10上に形成されたトラック上を常にトレースするようにトラッキングサーボが実行される。
ディスクモータ32は、例えばスピンドルモータである。ディスクモータ32には、回転角に応じて信号を発生する周波数発生器(frequency generator(FG))が設けられる。周波数発生器(FG)は、例えば固定子の界磁コイルの起電圧、またはローターのマグネットの回転角を検出するホール素子の出力を利用して、回転角に応じたFG信号、例えば1回転に18個のFG信号を出力する。
分周器34は、ディスクモータ32から出力されるFG信号を分周して、例えばディスクモータ32が1回転したことを示すFG1信号を生成してコントローラ24に出力する。コントローラ24は、FG1信号と内部の基準周波数を比較し、その誤差に応じてモータ制御回路30を制御し、ディスクモータ32を所定の回転数で回転させる。
コントローラ24は、プロセッサやメモリ(RAM、ROM等)を含んで構成されるもので、メモリに記憶された各種プログラムをプロセッサにより実行することで装置全体を総合的に制御する。コントローラ24には、回転制御部24a、PUH移動制御部24b、レーザ制御部24c、ディスク判別部24d、スライスレベル切替部24e、タイミング信号生成部24fが設けられる。これらの回路は、ハードウェアおよび又はソフトウェアで実現される。
回転制御部24aは、モータ制御回路30を介して、ディスクモータ32の回転を制御する。
PUH移動制御部24bは、ドライバ26を介して送りモータ28を駆動することで、光ピックアップヘッド11を光ディスク10の半径方向に移動させるための制御を行う。送りモータ28は、例えばステッピングモータとする。送りモータ28により光ピックアップヘッド11が光ディスク10の内周方向に移動されると、最内位置であることがスイッチ(SW)29により検出される。PUH移動制御部24bは、スイッチ29により検出される初期位置から所定のアクセス位置へ光ピックアップヘッド11の移動を制御する。
例えば、スイッチ29は、光ディスク10の半径25mmの位置を検出するように設定されているとする。送りモータ28(ステッピングモータ)が1回転することにより、光ピックアップヘッド11を3mm移動させる変速比となっているとする。この場合、コントローラ24のPUH移動制御部24bは、スイッチ29により光ディスク10を検出してから、送りモータ28を1回転させるための駆動信号SLOをドライバ26に出力することにより、光ピックアップヘッド11を移動させることができる。例えば、光ディスク10の外周方向に1トラック分移動させたい場合、光ピックアップヘッド11は、光ディスク10の半径方向に28mm移動される。
レーザ制御部24cは、APC回路36を制御して、光ピックアップヘッド11のレーザダイオードからレーザ光を出力させる。光ピックアップヘッド11には、CD用の赤外レーザ(以下、CDレーザ)、DVD用の赤レーザ(以下、DVDレーザ)、HD−DVD用の青レーザ(以下、HDレーザ)を出力するためのレーザダイオードが設けられている。
ディスク判別部24dは、ヘッドアンプ14により出力される信号をもとに、光ディスク装置に装着された光ディスク10を判別する。ディスク判別部24dは、ディスクの種類(例えばCD、DVD、HD−DVD等)を判別する他、同じ種類の光ディスク10のうちの製品種類を識別することかできるものとする。ディスク判別部24dは、例えば光ディスク10の所定の領域に記録されたディスクを識別するためのデータを読み取り、光ディスク10の種類等を判別する。なお、本実施形態における光ディスク装置では、どのようなディスク判別の方法を用いても良い。
スライスレベル切替部24eは、タイミング信号を生成するために用いられるスライスレベルの切り替えを制御する。スライスレベル切替部24eは、ディスク判別部24dによって判別された光ディスク10の種類(あるいは製品種類)に応じて、光ディスク装置に装着された光ディスク10に最適なスライスレベルへの切り替えを指示するスライスレベル切替信号をヘッドアンプ14のウォブル検出回路14uに出力する。
図2は、光ピックアップヘッド11のフォトディテクタ(11a,11b,11c,11d)とヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図である。
4分割されたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより検出された信号A〜Dは、それぞれ光ピックアップヘッド11内に設けられたI−V変換器11e,11f,11g,11hにより、所定の電圧値となるように電流電圧変換される。
I−V変換器11eから出力される信号Aは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14dに入力される。I−V変換器11fから出力される信号Bは、加算器14b,14cに入力される。I−V変換器11gから出力される信号Cは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14cに入力される。また、I−V変換器11hから出力される信号Dは、ヘッドアンプ14内の加算器14b,14dに入力される。従って、加算器14aは、信号Aと信号Cとが加算された、信号(A+C)を出力する。同様にして、加算器14bは、信号(B+D)を出力し、加算器14cは信号(B+C)を出力し、加算器14dは信号(A+D)を出力する。
加算器14aから出力される信号(A+C)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF(high pass filter)14oに入力される。加算器14bから出力される信号(B+D)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF14pに入力される。加算器14cから出力される信号(B+C)は、減算器14f、加算器14gに入力される。加算器14dから出力される信号(A+D)は、減算器14f、加算器14gに入力される。
減算器14eは、加算器14aからの信号(A+C)から、加算器14bからの信号(B+D)を引いた信号を出力する。減算器14eから出力された信号は、LPF(low pass filter)14sを介してフォーカスエラー信号(FE)として出力される。すなわち、フォーカスエラー信号FE=(A+C)−(B+D)として生成される。
減算器14fは、加算器14dからの信号(A+D)から、加算器14cからの信号(B+C)を引いた信号を出力する。減算器14fから出力された信号は、LPF14tを介してプッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)として出力される。すなわち、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)=(A+D)−(B+C)として生成される。
位相比較器14qは、HPF14oを介して加算器14aから出力された信号(A+C)と、HPF14pを介して加算器14bからの信号(B+D)とを入力して、2つの信号の位相差を表す信号、すなわち信号(A+C)から信号(B+D)を引いた信号を出力する。位相比較器14qから出力された信号は、LPF14rを介して位相差法によるトラッキングエラー信号TE(DPD(Deferential Phase Detection)−TE)として出力される。すなわち、位相差法によるトラッキングエラー信号(DPD−TE)=φ(A+C)−φ(B+D)として生成される。
加算器14gは、加算器14dから出力された信号(A+D)と加算器14cから出力された信号(B+C)とを加算して出力する。また、加算器14hは、加算器14aから出力された信号(A+C)と加算器14bから出力された信号(B+D)とを加算して出力する。加算器14iは、加算器14gと加算器14hから出力された信号を加算して出力する。すなわち、加算器14iは、全てのフォトディテクタ11a,11b,11c,11dから出力された信号の全てを加算した信号(A+B+C+D)を出力する。加算器14iから出力された信号は、LPF14jを介して加算信号LVL(以下、LVL信号と称する)として出力される。
また、加算器14iから出力された信号は、HPF14kを介して情報信号RF(以下、RF信号と称する)として出力される。HPF14kを介して出力される信号は、振幅検波器14lに入力される。振幅検波器14lは、RF信号の振幅値を検知し、この振幅値に比例して変化するRF振幅信号RFRPを出力する。
振幅検波器14lから出力されるRF振幅信号は、比較器14nに入力される。比較器14nは、基準器14mに予め設定されている基準値とRF振幅信号のレベルとを比較し、基準値よりRF振幅信号のレベルが高い場合に、RF検出信号SIGDET(以下、SIGDET信号と称する)を出力する。すなわち、SIGDET信号は、光ディスク10に記録された情報を表すRF信号が検出されたことを示す。
ウォブル検出回路14uは、加算器14cと加算器14dから出力される信号の差分をとることにより、ウォブル信号(WOBBLE)を生成する回路である。本実施形態におけるウォブル検出回路14uは、加算器14cと加算器14dから出力される信号の信号振幅変動に応じて、動的にゲインを切り替えることで、安定したウォブル信号を生成することができる。
図3は、本実施形態におけるウォブル検出回路14uの詳細な構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ウォブル検出回路14uには、加算器14bから出力される信号を入力するゲイン切替回路40と、加算器14cから出力される信号を入力するゲイン切替回路41が設けられている。加算器14dから出力される信号は、フォトディテクタ11a,11dによって検出された信号を加算した信号(A+D)である。この信号は、グルーブの内周側において検出された内周側プッシュプル(PP)信号である。また、加算器14cから出力される信号は、フォトディテクタ11b,11cによって検出された信号を加算した信号(B+C)である。この信号は、グルーブの外周側において検出された外周側プッシュプル(PP)信号である。
ゲイン切替回路40,41は、加算器14c,14dを通じて入力される信号のゲインを調整する回路である。ゲイン切替回路40,41は、スイッチ制御回路50から出力されるタイミング信号に応じて、加算器14c,14dから入力される信号に対するゲインを動的に切り替えることができる。ゲイン切替回路40,41は、加算器14c,14dから入力される信号が高振幅レベルにある状態では低いゲインで信号を増幅し、低振幅レベルにある状態では高いゲインで信号を増幅する。
減算器46は、ゲイン切替回路40、HPF42、AGC43を介して入力される信号(内周側PP信号)と、ゲイン切替回路41、HPF44、AGC45を介して入力される信号(外周側PP信号)との差分を表す信号を生成する。減算器46からBPF47,AGC48を介して出力される信号がウォブル信号となる。
また、ウォブル検出回路14uには、スイッチ制御回路50、ゲイン制御回路52が設けられている。
スイッチ制御回路50は、ゲイン切替回路40,41におけるゲイン切替を制御するためのタイミング信号を生成する回路である。ゲイン制御回路52は、ゲイン切替回路40,41を通過した後の信号に対して、ゲイン切替回路40,41におけるアンプゲイン比の妥当性を評価し、この評価結果に応じてゲイン切替回路40,41におけるゲインを調整する回路である。
スイッチ制御回路50には、加算器50aとタイミング信号生成回路50bが設けられている。加算器50aは、加算器14cと加算器14dから出力された信号を加算してタイミング信号生成回路50bに出力する。タイミング信号生成回路50bは、加算器50aから出力された信号と、予め設定されたスライスレベルとを比較してタイミング信号を生成してゲイン切替回路40,41に出力する。スイッチ制御回路50は、コントローラ24のスライスレベル切替部24eからのスライスレベル切替信号に応じて、スライスレベルを切り替えることができる。
ゲイン制御回路52には、サンプルホールド回路(S/H)52a,52c、振幅検出器52b,52d、及びゲイン調整路52eが設けられている。
サンプルホールド回路52a,52cは、AGC48を介して出力されるウォブル信号をサンプルホールドする。サンプルホールド回路52aは、AGC48から出力される信号の振幅レベルが高い状態にあるときにサンプルホールドする。サンプルホールド回路52cは、AGC48から出力される信号の振幅レベルが低い状態にあるときにサンプルホールドする。光ディスク装置は、光ディスク10に対してデータを書き込む場合、光ピックアップヘッド11から出力するレーザ光のレーザパワーを高い状態と低い状態に高速に切り替えることにより、光ディスク10にピットを形成している。レーザ光のレーザパワーを切り替えることにより、光ディスク10からの反射光量も変動し、ウォブル検出回路14u(AGC48)から出力される信号も反射光量の変動に応じて振幅レベルが高い状態と低い状態が発生する。サンプルホールド回路52a,52cは、それぞれ振幅レベルが高い状態と振幅レベルが低い状態の信号をサンプルホールドする。
なお、光ディスク10からデータを読み出す場合も、振幅レベルが高い状態と低い状態とが発生する。この場合も同様にして、サンプルホールド回路52a,52cは、それぞれ振幅レベルが高い状態と振幅レベルが低い状態の信号をサンプルホールドする。
振幅検出器52bは、サンプルホールド回路52aによりサンプルホールドされた信号の振幅値を検出する。振幅検出器52dは、サンプルホールド回路52cによりサンプルホールドされた信号の振幅値を検出する。ゲイン調整路52eは、振幅検出器52bによって検出された振幅値と、振幅検出器52dによって検出された振幅値との比を検出する。また、振幅検出器52bは、振幅値の比に基づいて、信号の変動を低減することができる最適なゲインとなるように、ゲイン切替回路40,41におけるゲイン量を調整する。すなわち、振幅検出器52bは、ゲイン切替回路40,41の振幅レベルが高い状態にある信号に対する低いゲイン量と、振幅レベルが低い状態にある信号に対する高いゲイン量を調整する。
図4は、本実施形態におけるゲイン切替回路40,41の詳細な構成を示すブロック図である。ゲイン切替回路40とゲイン切替回路41は、同じ構成を有している。以下、ゲイン切替回路40を例にして説明する。
図4に示すように、ゲイン切替回路40は、高ゲインアンプ60、低ゲインアンプ61、アナログスイッチ62,63が設けられている。高ゲインアンプ60は、加算器14cからの信号を入力し、この信号を高いゲインにより増幅する。低ゲインアンプ61は、加算器14cからの信号を入力し、この信号を高ゲインアンプ60よりも低いゲインで増幅する。
アナログスイッチ62,63は、スイッチ制御回路50のタイミング信号生成回路50bから出力されるタイミング信号に応じて切り替えられ、高ゲインアンプ60と低ゲインアンプ61の何れか一方からの信号を出力させる。すなわち、アナログスイッチ62がオン(接続)される場合には、アナログスイッチ63がオフ(切断)され、アナログスイッチ62がオフ(切断)される場合には、アナログスイッチ63がオン(接続)される。加算器14c,14dから入力される信号が高い振幅レベルの状態にある場合には低ゲインアンプ61が接続され、低い振幅レベルの状態にある場合には高ゲインアンプ60が接続される。
次に、本実施形態における光ディスク装置のウォブル信号検出動作について説明する。
以下、光ディスク10に対するデータ記録中のウォブル信号検出動作について説明する。光ディスク10に対してデータを記録する場合、コントローラ24は、回転制御部24aによりモータ制御回路30を制御することにより光ディスク10を回転させる。またコントローラ24は、PUH移動制御部24bによりドライバ26を制御することにより、光ピックアップヘッド11を光ディスク10の半径方向に移動させて、光ピックアップヘッド11からのレーザ光が光ディスク10のデータ記録位置に照射されるようにする。
また、コントローラ24のレーザ制御部24cは、APC回路36を制御して、光ディスク10に記録するデータに応じたレーザ光を光ピックアップヘッド11から照射させる。
レーザ制御部24cは、光ディスク10にデータを記録する場合、データに応じたピットを光ディスク10に形成するために、光ピックアップヘッド11から出力するレーザ光のレーザパワーを高速に切り替える。
図5は、データ記録中のレーザ光(ライトパルス)のレーザパワーの変化の一例を表している。図5は、単純に光ピックアップヘッド11から出力するレーザ光のレーザパワーを高い状態と低い状態に切り替えている例である。光ピックアップヘッド11から図5に示したレーザ光が光ディスク10に照射されることにより、光ディスク10の記録層にレーザパワーが高いレーザ光が照射された位置にピットが形成されていく。
図6は、データ記録中の光ディスク10による反射光量の変化を表している。なお、図6は、光ディスク10が[High to Low]ディスクと呼ばれる特性を有するCD−RやDVD−Rの例を示している。図6に示すように、レーザ光が照射されることにより最初に反射光量がピークとなり、ピットが形成されることで次第に反射光量が減少していく。なお、HD−DVDは、[Low to High]ディスクと呼ばれる特性を有しており、CD−RやDVD−Rと逆の特性を有している。すなわち、HD−DVDの場合には、ピットが形成されることにより次第に反射光量が増加していく。
なお、説明を分かりやすくするために、以下に示す図では、レーザ光のレーザパワーに比例した反射光量があるものとして表すものとする。
光ディスク10による反射光は、光ピックアップヘッド11に設けられたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより電気信号に変換されヘッドアンプ14に出力される。ヘッドアンプ14は、図2に示す構成により、フォトディテクタ11a,11b,11c,11dから出力された信号をもとに各種の信号を生成する。
図2に示す加算器14dは、フォトディテクタ11a,11dによって検出された信号を加算した内周側PP信号(A+D)を出力する。また、加算器14cは、フォトディテクタ11b,11cによって検出された信号を加算した外周側PP信号(B+C)を出力する。内周側PP信号及び外周側PP信号は、光ディスク10に形成されたグルーブのウォブルに応じて変化する。
図7は、内周側PP信号の変化の一例を示し、図8は、外周側PP信号の変化の一例を示している。図7及び図8に示すように、図5に示すライトパルスによる反射光量の変動成分は、グルーブの内周側と外周側の何れにおいて検出されたPP信号においても、同位相で矩形波として発生する。また、グルーブに形成されたウォブル成分は、内周側PP信号と外周側PP信号で逆位相のsin波として発生する。ウォブル信号は、内周側PP信号と外周側PP信号の差分をとることにより生成される。
図9は、図7に示す内周側PP信号と図8に示す外周側PP信号との差分をとった信号の波形を示している。図9に示すように、図5に示すレーザパワーの変動に伴う光ディスク10からの反射光量の変動のために段差が生じている。なお、図9に示す波形S1は、内周側PP信号に含まれるウォブル成分を表すsin波である。また、波形S2は、外周側PP信号に含まれるウォブル成分を表すsin波である。すなわち、図9に示す段差のある波形は、振幅の異なるsin波が組み合わされたものとなっている。この信号では、S/N比が悪いため、本実施形態における光ディスク装置では、ウォブル検出回路14uにおけるゲイン切替回路40,41のゲインを、信号の変動に合わせて動的に切り替えることで段差を低減させる。
図3に示すウォブル検出回路14uは、加算器14dから出力される内周側PP信号を動的にゲインを切り替えながら増幅し、加算器14cから出力される外周側PP信号を動的にゲインを切り替えながら増幅する。すなわち、ウォブル検出回路14uのゲイン切替回路40,41は、スイッチ制御回路50から出力されるタイミング信号に応じてゲインを切り替える。
図10は、本実施形態におけるタイミング信号生成回路50bにおけるタイミング信号の生成を説明するための図である。
スイッチ制御回路50の加算器50aは、加算器14cと加算器14dから出力された信号を加算してタイミング信号生成回路50bに出力する。すなわち、タイミング信号生成回路50bには、フォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより検出された信号の全てを加算した全加算信号が入力される。タイミング信号生成回路50bに入力される信号は、図10に示すように、光ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光のレーザパワーの変動に応じて、低振幅レベルと高振幅レベルが表れている。タイミング信号生成回路50bは、入力された信号と予め設定されているスライスレベルとを比較して、図10に示すような、低振幅レベルと高振幅レベルの状態が切り替わるタイミングを表すタイミング信号を生成する。
スイッチ制御回路50は、ウォブル信号の生成に用いられる信号をもとにタイミング信号を生成するので、ウォブル信号の周波数が高くなっても、信号の変化に対応するタイミング信号を生成して適切なタイミングでゲイン切替回路40,41のゲインを切り替えることができる。ゲイン切替回路40,41は、図10に示すタイミング信号に応じてゲインを切り替えることで、加算器14cと加算器14dからそれぞれ出力される信号の段差を軽減する。
図11は、ゲイン切替回路40,41において切り替えられるゲインの変化を示している。図11に示すように、光ディスク10に照射されるレーザパワーが大きいために(図5を参照)、加算器14cと加算器14dとから出力される信号が高振幅レベルにある状態ではゲインが高く、低振幅レベルにある状態ではゲインが低くなっている。
この結果、ゲイン切替回路40によって段差が軽減された内周側PP信号がHPF44、AGC45を介して減算器46に入力される。また、ゲイン切替回路41によって段差が軽減された外周側PP信号がHPF42、AGC43を介して減算器46に入力される。減算器46は、内周側PP信号と外周側PP信号との差分を表すウォブル信号を出力する。図12は、この減算器46から出力されるウォブル信号を示している。図12に示すように、ゲイン切替回路40,41を通すことによって段差のないウォブル信号を生成することができる。
なお、タイミング信号生成回路50bは、コントローラ24のスライスレベル切替部24eからのスライスレベル切替信号に応じてスライスレベルを変更することができる。従って、タイミング信号生成回路50bは、光ディスク装置に装着された光ディスク10の種類等に応じて、光ディスク10からの反射光に応じて生成される信号の高振幅レベルと低振幅レベルの状態の変化を適切に判別することができる。これにより、タイミング信号生成回路50bは、光ディスク10の種類等に応じて、ゲイン切替回路40,41のゲインを適切に切り替えるタイミング信号を生成することができる。
さらに、ウォブル信号に重畳された他の信号についても同様に安定して検出することができる。例えば、DVD−R/RWの光ディスク10には、グルーブとグルーブとの間にLPP(Land Pre-Pit)が形成されている。そこで、LPPが重畳されたウォブル信号からLPP信号を検出する。LPP信号は、データ書き込み時に用いられる信号である。
LPP信号は、sin波であるウォブル信号の頂点(最大振幅時)においてパルス状に表れる信号である。DVD−R/RWの規格では、LPPに合わせてパルス長が14Tのデータを記録することになっている。通常のEFM(Eight to Fourteen Modulation)信号は、NRZI(Non Return to Zero Inverted)変調のため、パルス長が14Tのデータを記録すると、パルス長14Tのピットになる場合とスペースになる場合に分かれる。
図13は、本実施形態におけるゲイン切替回路40,41を使用しない場合に検出されるウォブル信号とLPP信号を示す図である。図13において、ウォブル信号を表すsin波の第1波目では、スペースと重なっているために、LPP信号の振幅が小さく表れている。一方、sin波の第3波目では、ピットと重なっているためにLPP信号の振幅が大きく表れている。
この場合、LPP信号を検出するためのスライスレベルが適正でない場合、sin波の第1波目に表れるLPP信号は検出されない可能性がある。つまり、LPP信号の検出率が低下して、LPP信号を利用したデータ書き込み動作に影響を及ぼす可能性がある。
これに対して、本実施形態の光ディスク装置では、ウォブル検出回路14uのゲイン切替回路40,41において、ゲインを動的に切り替えて信号を増幅するとした。これにより、図13に示すsin波の第1波目に表れるLPP信号に対しては、高いゲインにより増幅されることになる。
図14は、本実施形態のゲイン切替回路40,41を使用した場合に検出されるウォブル信号とLPP信号を示す図である。図14に示すように、ウォブル信号の段差が低減されており、さらにウォブル信号に重畳されたLPP信号の振幅が安定して検出可能な大きさとなっている。このように、本実施形態の光ディスク装置では、LPP信号を含むウォブル信号を安定して検出することが可能となる。従って、LPP信号を利用したデータ書き込み動作を安定して実行することができる。
なお、前述した説明では、データ書き込み時のウォブル信号の検出動作を対象としているが、記録済みの光ディスク10からのデータ読み込み(再生)時についても同様にしてウォブル信号の補正を実行することができる。
記録済みの光ディスク10の再生時には、光ディスク10に形成されているピットにより、データ書き込み時と同様に反射光量の変動が発生する。従って、データ書き込み時と同様にして、反射光量の変動に伴って変化するウォブル信号に対して、ゲインを動的に切り替えて増幅することにより、変動を抑制した安定したウォブル信号の検出が可能となる。この場合、ヘッドアンプ14において検出される信号、例えば全加算信号(RF信号)に対してスライスレベルを設定し、このスライスレベルと検出された全加算信号とを比較してタイミング信号を生成する。
図15は、再生時の全加算信号に対して設定されたスライスレベルを示している。ウォブル検出回路14uのタイミング信号生成回路50bは、再生時の全加算信号とスライスレベルとの比較によってタイミング信号を生成し、このタイミング信号に応じてゲイン切替回路40,41のゲインを動的に切り替える。これにより、再生時においても、変動が抑制された安定したウォブル信号を検出することができる。
また、本実施形態のウォブル検出回路14uには、ゲイン制御回路52が設けられている。ゲイン制御回路52は、ゲイン切替回路40,41により動的にゲインが切り替えられて増幅された信号に対して、高振幅レベルの信号に対するゲインと低振幅レベルの信号に対するゲインのゲイン比の妥当性を評価して、さらにゲイン切替回路40,41のゲインを調整することができる構成となっている。
光ディスク10に対するデータ書き込み(記録)時とデータ読み込み(再生)時では、光ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光のレーザパワーが異なる。このため、データ書き込み(記録)時とデータ読み込み(再生)時では、高振幅レベルの状態での振幅値と、低振幅レベルの状態での振幅値の差も異なる。このため、振幅差に応じてゲイン切替回路40,41を構成する高ゲインアンプ60と低ゲインアンプ61のゲインを調整する必要がある。
ゲイン制御回路52は、サンプルホールド回路52aと振幅検出器52bにより、振幅レベルが高い状態にあるときの振幅値を検出し、サンプルホールド回路52cと振幅検出器52dにより、振幅レベルが低い状態にあるときの振幅値を検出する。ゲイン調整回路52eは、振幅検出器52bによって検出された振幅値と、振幅検出器52dによって検出された振幅値との比を検出する。そして、ゲイン調整回路52eは、その振幅値の比に基づいて最適なゲインを決定し、高ゲインアンプ60と低ゲインアンプ61のゲイン量を調整する。
ゲイン制御回路52は、データ書き込み(記録)時とデータ読み込み(再生)時のそれぞれにおいて、前述したように、アンプゲイン比の妥当性を評価して、高ゲインアンプ60と低ゲインアンプ61のゲインを調整する。このため、データ書き込み(記録)時とデータ読み込み(再生)時のそれぞれに最適なゲインの切り替えにより、段差のない(S/N比が改善された)安定したウォブル信号を検出することができる。
ゲイン制御回路52では、振幅レベルが高い状態にあるときの振幅値と振幅レベルが低い状態にあるときの振幅値との比を求めれば良いため、長いパルスT(例えば14T)の信号を対象としてサンプルホールドすることができる。つまり、長いサンプリング時間を確保することができるので、安定した信号のサンプリングが可能となる。
なお、図4に示すゲイン切替回路40,41は、高ゲインアンプ60、低ゲインアンプ61を設ける構成としているが、3つ以上の異なるゲインアンプを設ける構成としても良い。この場合、スイッチ制御回路50は、加算器50aから入力される全加算信号のレベルが複数段階のレベルの何れに該当するかを判別し、この判別されたレベルに対応するゲインアンプに切り替える。
また、前述した説明では、ウォブル検出回路14uに設けられたスイッチ制御回路50によってタイミング信号を生成しているが、コントローラ24においてタイミング信号を生成する構成としても良い。この場合、コントローラ24には、タイミング信号生成部24fが設けられる。タイミング信号生成部24fは、ヘッドアンプ14により生成された信号(例えば、加算信号(LVL)、RF信号、RF振幅信号(RFRP))をもとにタイミング信号を生成してウォブル検出回路14uに出力する。ウォブル検出回路14uのゲイン切替回路40,41は、タイミング信号生成部24fから出力されたタイミング信号に応じて、前述と同様にしてゲインを切り替えて信号を増幅する。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における光ピックアップヘッド11のフォトディテクタとヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図。 本実施形態におけるウォブル検出回路14uの詳細な構成を示すブロック図。 本実施形態におけるゲイン切替回路40,41の詳細な構成を示すブロック図。 データ記録中のレーザ光(ライトパルス)のレーザパワーの変化の一例を示す図。 データ記録中の光ディスク10による反射光量の変化の一例を示す図。 内周側PP信号の変化の一例を示す図。 外周側PP信号の変化の一例を示す図。 内周側PP信号と外周側PP信号の差分をとった信号の波形を示す図。 本実施形態におけるタイミング信号生成回路50bにおけるタイミング信号の生成を説明するための図。 本実施形態におけるゲイン切替回路40,41において切り替えられるゲインの変化を示す図。 ウォブル信号の波形を示す図。 本実施形態におけるゲイン切替回路40,41を使用しない場合に検出されるウォブル信号とLPP信号を示す図。 本実施形態におけるゲイン切替回路40,41を使用した場合に検出されるウォブル信号とLPP信号を示す図。 再生時の全加算信号(RF信号)に対して設定されたスライスレベルを示す図。
符号の説明
10…光ディスク、11…光ピックアップヘッド(PUH)、12…対物レンズ、14…ヘッドアンプ、14u…ウォブル検出回路、16,18…サーボアンプ、20,22,26…ドライバ、24…コントローラ、24a…回転制御部、24b…PUH移動制御部、24c…レーザ制御部、24d…ディスク判別部、24e…スライスレベル切替部、24d…タイミング信号生成部、28…送りモータ、29…スイッチ(SW)、30…モータ制御回路、32…ディスクモータ、34…分周器、36…APC回路、40,41…ゲイン切替回路、50…スイッチ制御回路、50b…タイミング信号生成回路、52…ゲイン制御回路、52e…ゲイン調整路、60…高ゲインアンプ、61…低ゲインアンプ、62,63…アナログスイッチ。

Claims (8)

  1. 光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出された信号の振幅レベルに応じて第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタから出力された信号からウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力し、前記演算信号が低い増幅レベルにある場合、前記第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力するウォブル信号生成手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記ウォブル信号生成手段は、
    前記案内溝の内周側において検出される信号を表す前記演算信号に対しゲインを切り替える第1のゲイン切替手段と、
    前記案内溝の外周側において検出される信号を表す前記演算信号に対しゲインを切り替える第2のゲイン切替手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記第1および第2のゲイン切替手段は、
    前記信号検出手段からの第1のタイミング信号により選択され、前記高い増幅レベルにある前記演算信号を低いゲイン量で増幅する第1のアンプと、
    前記信号検出手段からの第2のタイミング信号により選択され、前記低い増幅レベルにある前記演算信号を高いゲイン量で増幅する第2のアンプとを含むことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記タイミング信号生成手段は、予め設定されたスライスレベルをもとに前記タイミング信号を生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出された信号の振幅レベルに応じて第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタから出力された信号からLPP信号が重畳されたウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号を前記LPP信号が重畳されたウォブル信号として出力し、前記演算信号が低い増幅レベルにある場合、前記第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号を前記LPP信号が重畳されたウォブル信号として出力するウォブル信号生成手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光ディスクに形成された蛇行している案内溝に応じた信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出された信号の振幅レベルに応じて第1および第2のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出するフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタから出力された信号からウォブル信号のために生成された演算信号が高い増幅レベルにある場合、前記第1のタイミング信号により低いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力し、前記演算信号が低い増幅レベルにある場合、前記第2のタイミング信号により高いゲイン量で増幅された信号をウォブル信号として出力するウォブル信号生成手段と、
    前記ウォブル信号生成手段で生成されたウォブル信号の高に振幅値を検出する第1の検出手段と、
    前記ウォブル信号生成手段で生成されたウォブル信号の低い振幅値を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段からの高に振幅値と前記第2の検出手段からの低い振幅値との比を検出し、その比に基づいて前記ウォブル信号生成手段の前記ゲイン量を調整するゲイン調整手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 前記ウォブル信号生成手段は、
    前記案内溝の内周側において検出される信号を表す前記演算信号に対し、前記ゲイン調整手段から信号および前記タイミング信号生成回路からの前記第1、第2のタイミング信号を供給してゲインを切り替える第1のゲイン切替手段と、
    前記案内溝の外周側において検出される信号を表す前記演算信号に対し、前記ゲイン調整手段から信号および前記タイミング信号生成回路からの前記第1、第2のタイミング信号を供給してゲインを切り替える第2のゲイン切替手段とを含むことを特徴とする請求項6記載の光ディスク装置。
  8. 前記第1および第2のゲイン切替手段は、
    前記第1のタイミング信号により選択され、前記ゲイン調整手段によってゲイン調整可能であり、前記高い増幅レベルにある前記演算信号を低いゲイン量で増幅する第1のアンプと、
    前記第2のタイミング信号により選択され、前記ゲイン調整手段によってゲイン調整可能であり、前記低い増幅レベルにある前記演算信号を高いゲイン量に増幅する第2のアンプとを含むことを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
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