JP4244330B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は光ビームを用いて、光ディスクに対しデータの記録再生を行う光ディスク装置に関し、特にディスクチルトすなわち光ピックアップに対するディスク記録面の相対的傾き角を検出する光ディスク装置に関する。
光ディスクの高密度化は、線密度の増加とトラックピッチの縮小を基本として達成される。又、ディスクにレーザビームを照射する光学系も、高密度化と同時にビームスポット径の縮小が要求される。ビームスポット径は、光源の波長に比例し、対物レンズの開口数(NA)に反比例する。したがって高密度化に伴い光源の波長は短波長化する必要がある。
また、光ディスクの高密度化に伴ってディスクチルトが記録/再生に与える影響は大きくなる。ディスクにチルトが生じていると、信号記録特性が低下し、信号再生時のクロストークが増加するので、従来DVD−R/RW/RAMなど記録を行う光ディスク装置ではチルトサーボによる補償が行われている。このチルトサーボではチルトがなくなるように、光ピックアップが制御される。
なお、フォーカスエラー信号に基づき、チルト制御を行う技術が開示されている(特許文献1、2参照)。
特開2003−168231号公報 特開2003−317288号公報
ここで、チルト制御に際して、ディスクのチルト補正量を一定に保つチルトゾーンを設定することが考えられる。DVD±R/RW等のCLV(Constant Line Velocity)方式のディスクでは、このゾーン分割の分割数および、ゾーン間隔を任意に選択することができる。
ところで、DVD-RAMディスクのようなZCLV(Zone Constant Line Velocity)フォーマットのディスクでは、ZCLVゾーンが設定され、このゾーン内でディスクの回転数が一定に保たれる。即ち、ZCLVゾーンの境界において、ディスクの回転数が変更される。このような、ZCLVフォーマットのディスクでは、ZCLVゾーンとチルトゾーンとが入り組んで構成されると、制御性の劣化を招くおそれがある。即ち、ZCLVゾーン内にチルトゾーンの境界が配置されると、同一のZCLVゾーン内での記録、再生時にチルトの切り替えによる待ち時間が発生し、ZCLVゾーン内でのアクセス性能が劣化する可能性がある。
本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、ZCLVゾーン内でのアクセス性能の劣化の防止が図られた光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ディスク装置は、ZCLVゾーンを有する光ディスクに光ビームを照射する発光素子と、前記発光素子から照射され前記光ディスクから反射された反射光に基づき、前記ディスクの面の傾きを検出し、制御するチルト制御手段と、前記ZCLVゾーンと、前記ZCLVゾーンの境界と対応する境界を有するチルトゾーンと、を対応して表すゾーン対応テーブルと、前記ゾーン対応テーブルに基づき、前記チルトゾーンの境界を検出するチルト境界検出手段と、前記チルト境界検出手段で前記チルトゾーンの境界が検出されたときに、前記チルト制御手段にチルト制御を指示する指示手段と、を具備することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によればZCLVゾーン内でのアクセス性能の劣化の防止が図られた光ディスク装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。光記録媒体としての光ディスク61の表面にはスパイラル状にランドトラック及びグルーブトラックが形成されており、このディスク61はスピンドルモータ63によって回転駆動される。
光ディスク61に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ65によって行われる。光ピックアップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結されており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制御回路68により制御される。
スレッドモータ制御回路68に速度検出回路69が接続され、この速度検出回路69により検出される光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制御回路68に送られる。スレッドモータ66の固定部に、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル67がスレッドモータ制御回路68によって励磁されることにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半径方向に移動する。
光ピックアップ65には、図示しないワイヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ70が設けられる。対物レンズ70は駆動コイル72の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、又駆動コイル71の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
レーザ制御回路73のレーザ駆動回路75により、半導体レーザダイオード79からレーザ光が発せられる。半導体レーザダイオード79から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム81、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射される。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ70、ハーフプリズム81、集光レンズ82、およびシリンドリカルレンズ83を介して、光検出器84に導かれる。
光検出器84は、4分割の光検出セル84a〜84dから成る。光検出セル84a〜84dの出力信号は、電流/電圧変換用のアンプ85a〜85d、加算器86a〜86dを介して差動アンプOP1、OP2に供給される。
差動アンプOP2は、加算器86a、86bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号FEを出力する。この出力はフォーカシング制御回路87に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号(フォーカス制御信号Fc)は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク61の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。
差動アンプOP1は、加算器86c、86dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号TEを出力する。この出力はトラッキング制御回路88に供給される。トラッキング制御回路88は、差動アンプOP1からのトラッキングエラー信号に応じてトラック駆動信号を生成する。
トラッキング制御回路88から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル71に供給される。又、トラッキング制御回路88で用いられるトラッキングエラー信号が、スレッドモータ制御回路68に供給される。
上記フォーカシング制御およびトラッキング制御がなされることで、光検出器84の各光検出セル84a〜84dの出力信号の和信号には、つまり加算器86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの出力信号には、記録情報に対応して光ディスク61のトラック上に形成されたピットなどからの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生回路78に供給される。データ再生回路78は、PLL回路76からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
上記トラッキング制御回路88によって対物レンズ70が制御されているとき、スレッドモータ制御回路68により、対物レンズ70が光ピックアップ65内の中心位置近傍に位置するようスレッドモータ66つまり光ピックアップ65が制御される。
チルト制御回路69は後述されるように、ディスク61の”反り”つまり記録面の傾きに応じて対物レンズ70が傾くようにチルト補正信号Tcを出力する。このチルト補正信号Tcはスイッチング回路44の一方の端子45と接続される。また、チルト制御回路69はこの制御をフォーカス制御信号に基づいて行う。
ジッタ計測回路42は加算器86eの出力信号に基づいて、ジッタ最小となるような補正値を計測して、ディスクの記録面に対物レンズ70が追従するような補正信号Jcを出力する。この補正信号Jcはスイッチング回路44の他方の端子46と接続される。
データ有無判定回路40は加算器86eからの出力信号に基づいて、光ディスク61にデータが記録されているか否かを判定しデータ有無判定信号を出力する。スイッチング回路44は、このデータ有無判定信号によってデータが記録されていない場合はスイッチを端子45に接続させ、データが記録されている場合はスイッチを端子46に接続させる。
モータ制御回路64、スレッドモータ制御回路68、レーザ制御回路73、PLL回路76、データ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッキング制御回路88、チルト制御回路69、データ有無判定回路40、ジッタ計測回路42等は、サーボ制御回路として1つのLSIチップ内に構成することができ、又これら回路はバス89を介してCPU90によって制御される。CPU90はインターフェース回路93を介してホスト装置94から提供される動作コマンドに従って、この光ディスク装置を総合的に制御する。またCPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、ROM92に記録された本発明を含むプログラムに従って所定の動作を行う。
次に光ディスク61のチルト制御につき説明する。
光ディスク61は、ZCLV(Zone Constant Line Velocity)ゾーンが設定されたZCLVフォーマットのディスク、例えば、DVD-RAMディスクとする。ZCLVゾーン内での記録再生においてはディスクの回転数が一定に保たれ、ZCLVゾーン境界でディスクの回転数の変更が行われる。
本実施形態では、このZCLVゾーン境界と、チルトゾーン境界とを対応させることで、チルト制御に起因するZCLVゾーン内でのアクセス特性の劣化を防止している。チルトゾーンとは、このゾーン内では光ディスク61のチルト補正量を一定に保つ領域である。即ち、チルトゾーンの境界において、チルト補正量の変更が行われる。
図2は、チルトゾーンと、チルト補正の対応関係を表す模式図である。既述のように、チルトゾーン境界がZCLVゾーンの境界に一致している。この結果、ZCLVゾーン境界でのみチルトを切り替えることとなり、ZCLVゾーン内でのランダムアクセス性能に影響を与えることなく、チルト補正を行うことが可能となる。
図2のグラフにはディスク径方向の移動量、ディスクたわみ量、チルト制御出力との対応関係を表している。ディスク61がたわんでいることから、ディスク径方向にディスクたわみ量が変化している。このため、光ディスク61の傾きもディスク径方向に変化している。この光ディスク61の傾きの変化に対応するために、チルトゾーンが設けられる。既述のように、このチルトゾーンは、その境界がZCLVに一致し、そのゾーン内ではチルトの補正量を一定とする領域である。図2では、光ディスク61が8つのチルトゾーン0〜7に区分され、チルトゾーン0〜7それぞれとチルトの補正量T0〜T7とが対応している。このチルトの補正量は、チルトゾーン境界付近でのチルト補正信号Tcに基づいて適宜決定することができる。また、チルトの補正量を、予めテーブル等で設定しておくことも可能である。
図3は、チルトゾーンとZCLVゾーンとの対応関係の例を表す模式図である。
図3(a)では、チルトゾーンとZCLVゾーンとが1対1に対応している。この場合には、光ディスク61の回転数の制御とチルトの制御とが対応して行われる。
図3(b)では、1つのチルトゾーンに対して5つのZCLVゾーンが対応している。図3(a)、(b)では、チルトゾーンが等間隔になっている。
図3(c)は、1つのチルトゾーンに対応するZCLVゾーンの数がチルトゾーンによって異なっている。このようにすることで、チルト制御の効率性と、適正の両立を図ることができる。即ち、図2に示すように、光ディスク61の反りが場所によって異なり、その結果、光ディスク61の傾きに距離依存性がある。光ディスク61の傾きの変化が小さい領域ではチルトゾーンを広くし、光ディスク61の傾きの変化が大きい領域ではチルトゾーンを狭くする。この結果、チルト制御の効率と適正の両立が図られる。
図4は、ZCLVゾーンの境界付近を表す模式図である。ZCLVゾーンの境界にはユーザによる記録再生を前提としないガードエリアが配置されている。このことから、チルトゾーンの境界は、必ずしもZCLVゾーンの境界に完全に一致させる必要はなく、ガードエリア内に配置されれば足りることが判る。
図5は、本実施形態によるチルト補正動作の手順の一例を表すフローチャートである。
記録/再生動作を行う場合、まず記録/再生位置へ光ピックアップヘッド(PUH)を移動させる(ステップS01)。ここで、チルトの初期設定は完了しているものとする。なお、この詳細は後述する。
このとき、現在位置でのZCLVゾーンと目的位置でのZCLVゾーンが同一の場合、すなわち同一ゾーン内での記録再生を行う場合、チルト補正出力の更新を行う必要がないため、従来どおりの手順に従った動作を行う。すなわち、目的位置へのシーク動作を行った後、記録/再生動作を開始する(ステップS02、S07)。
目的ZCLVゾーンが現在のゾーンと異なる場合、ディスクモータの回転数が変更される(ステップS02,S03)。
ここで、現在のチルトゾーンと目的のチルトゾーンが異なる場合は、チルト補正出力が更新される(ステップS04,S05)。なお、チルト補正の詳細は後述する。
その後、ディスクの回転が安定化するのを待って、光ディスク61への記録、再生が行われる(ステップS06,S07)。
ステップS05でのチルト補正出力の更新は、ディスクモータの回転数を変更する際の回転整定待ち時間に比べ、十分短い時間で動作が完了する。このため、ディスク61の回転数の変更後の回転整定転待ち状態でチルト補正出力更新動作を行うことにより、実質的にはアクセス時間に全く影響を与えることなくチルト補正動作を完了することができる。
以上のように、チルトゾーンとZCLVゾーンを一致させることで、次のような利点が得られる。即ち、ZCLVゾーンが異なる位置での記録/再生では、ディスクモータ回転変更待ち時間内にチルト制御を行うことで、チルト補正を行うことによる実行時間の増大が無視できる。また、ZCLVゾーン内での記録/再生では、チルト補正を変更する必要がないため、パフォーマンスには全く影響を与えない。
次に、チルトの初期設定について説明する。
図1に示す光ディスク装置にデータが記録されていない新規の光ディスク61が装着されると、チルトの初期設定が行われる。この初期設定ではディスク最内周でのチルトが検出される。図6はこの検出動作を説明するための図であって、横軸はレンズチルト制御値T、縦軸はトラッキングエラー信号の振幅ピーク値Tpである。
フォーカス制御を行って光ビームがディスク表面上でジャストフォーカスとなっているとき、トラッキングエラー信号として交流信号が得られる。このトラッキングエラー信号は、トラッキング制御を行っていない場合に、光ビームスポットがディスク上のトラックを横切ることにより発生される信号である。従ってトラッキングエラー信号は、光ビームスポットが単位時間に横切るディスク上のトラック数に対応する周波数を有する。
ディスクの最内周位置において、レンズのチルトを例えば−α°から+α°まで変化させると、トラッキングエラー信号TEの振幅ピーク値が図6のように変化する。図6ではチルトがT0°のとき、トラッキングエラー信号TEのピーク振幅値が最も大きい。すなわち、光ビームの反射光がもっとも効率よく光検出セル84a〜84dに入射している。このときのレンズチルトT0がチルト制御の初期値である。
図7はこの初期設定の動作を示すフローチャートである。先ずステップS11のように、CPU90は光ビームスポットがディスク最内周に位置するように、ピックアップ65を移動する。次にステップS12のように変数a及びVpmに0を代入し、ステップS13ではaを1°だけ増加する。
ステップS14において、CPU90はチルト制御回路69を用いてレンズチルトTを「−α+a」に制御する。ステップS15では、トラッキングエラー信号TEの振幅ピーク値TpがVpmより大きいか判断する。TpがVpmより小さい場合(NOの場合)、フローはステップS17に移行し、大きい場合(YESの場合)、ステップS16のようにVpmに振幅ピーク値Tpを代入し、最適チルトT0に現在のチルト「−α+a」を代入する。
ステップS17において、CPU90は「−α+a」が+α以上か判断する。「−α+a」が+α以上でない場合(NOの場合)、フローはステップS13に戻り、CPU90はaに「a+1」を代入する。このようにして、「−α+a」が+α以上となるまで、ステップS13〜S17の処理が繰り返される。従って、変数VpmはステップS14のようにチルト角を変更して得られるTpの値の中で、最も大きな値を示す。
ステップS17で「−α+a」が+α以上になった場合(YESの場合)、CPU90はチルト制御回路69を用いて、レンズ70のチルトをT0に設定する。この結果、レンズ70の光軸とディスク垂線は一致し、この初期設定処理が終了する。
なお、以上のチルトの初期設定に付随して、ディスク全面でのディスクチルトの検出を行うことができる。このようにすると、ディスク全体の傾きを表すディスク傾斜テーブルが作成できる。このテーブルには、例えば、ディスク径方向の距離と光ディスク61の傾きとが対応して表される。
光ディスク61の記録再生時にディスク傾斜テーブルに基づいてチルト補正量を決定すれば、ディスクチルトの検出を省略することが可能となる。
以下にディスクチルト検出の詳細を説明する。
図8は、ディスクチルト検出の原理を説明するための図である。図8(a)に示すように、光ディスク61に反りがある場合、フォーカス制御系は、ディスク記録面に光ビームの合焦点位置を合わせるように、対物レンズをディスクの反りの方向に変位させる。このとき、ディスクの反りに応じて、フォーカス駆動信号に直流バイアス成分が発生する。図8(b)は、このバイアス成分(フォーカス変位量)を横軸半径位置に対応させて示している。最内周位置R0でのバイアス成分はVb0、ディスク半径位置R1ではVb1、ディスク半径位置R2ではVb2である。
図8(c)はフォーカス変位の微分出力を示す。この図から、微分出力結果は、ディスクのチルトに比例することがわかる。したがって、このフォーカス変位の傾きを測定することにより、ディスクに対するチルト補正量を検出することができる。
図9はチルト制御回路69の概略構成を示すブロック図である。チルト制御回路69は直流検出部69a、微分回路部69b、駆動部69cを含む。直流検出部69aはフォーカス制御信号Fcの直流バイアス成分Bfを検出し、微分回路69bは直流バイアス成分Bfの微分値Dfを求める。微分回路69bはディスク回転数近傍の遮断周波数を有する。微分値Dfはディスクチルトに比例した信号である。駆動部69cは微分値Dfに対応するチルト補正信号Tcを発生する。この補正信号Tcは駆動コイル71、72を含むチルトアクチュエータに供給され、チルト補正が行われる。尚、上記直流検出及び微分値検出はデジタル演算処理により行われる。従ってフォーカス制御信号Fcはフォーカシング制御回路84から提供されるデジタル信号である。
図10はチルト補正動作の詳細を示すフローチャートである。このチルト補正は、基本的に光ディスク61のチルト境界において行われる。
先ずステップS21のように、フォーカシング制御回路87は、フォーカスエラー信号FEからフォーカス制御信号Fcを生成する。ステップS22において、チルト制御回路69の直流検出部69aはフォーカス制御信号Fcから、図8(b)に示すような直流バイアス成分Bfを検出し、微分回路部69bに出力する。
ステップS23において、微分回路部69bは直流バイアス成分Bfの変化から、図8(c)に示すような微分値を求める。例えば微分回路部69bは現在の直流バイアス成分Bf及び前回のチルト補正時に検出された直流バイアス成分Bfから微分値を求める。
ステップS24において、駆動部69cは微分回路部69bによって求められた微分値Dfにチルト制御の初期値すなわちレンズチルトT0を加えた値からチルト補正信号Tcを発生し、チルトアクチュエータを駆動する。
したがって、フォーカス制御信号Fcから直流バイアス成分Bfを検出し、微分回路部69bを介して、ディスクチルトに比例した信号、つまりチルト補正信号Tcを発生させてチルトアクチュエータを駆動させディスクチルトの補正を行っている。この場合の特徴としては、はじめ内周位置で校正したチルト最適点をもとに、ディスク半径方向に渡って相対的にチルト角を補正することであり、データ有無判定回路40によって光ディスク61にデータが記録されていないと判定された場合に、チルト補正を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 チルトゾーンと、チルト補正の対応関係を表す模式図である。 チルトゾーンとZCLVゾーンとの対応関係の例を表す模式図である。 ZCLVゾーンの境界付近を表す模式図である。 本実施形態によるチルト補正動作の手順の一例を表すフローチャートである。 チルトの初期設定を説明するための図である。 初期設定の動作を示すフローチャートである。 本発明によるディスクチルト検出の原理を説明するための図である。 チルト制御回路の概略構成を示すブロック図である。 チルト補正動作の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
61…光ディスク、63…モータ、69…チルト制御回路、70…対物レンズ、71,72…レンズ駆動コイル、79…レーザダイオード、80…コリメータレンズ、81…ハーフプリズム、82…集光レンズ、83…シリンドリカルレンズ、84a〜84d…光検出セル、85a〜85d…電流/電圧変換アンプ、86a〜86d…加算器

Claims (3)

  1. ZCLVゾーンを有する光ディスクに光ビームを照射する発光素子と、
    前記発光素子から照射され前記光ディスクから反射された反射光に基づき、前記ディスクの面の傾きを検出し、制御するチルト制御手段と、
    前記ZCLVゾーンと、前記ZCLVゾーンの境界と対応する境界を有するチルトゾーンと、を対応して表すゾーン対応テーブルと、
    前記ゾーン対応テーブルに基づき、前記チルトゾーンの境界を検出するチルト境界検出手段と、
    前記チルト境界検出手段で前記チルトゾーンの境界が検出されたときに、前記チルト制御手段にチルト制御を指示する指示手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記チルトゾーンの境界が、前記ZCLVゾーン境界のガードエリア内に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記ZCLVゾーンの境界を検出するZCLV境界検出手段と、
    前記ZCLV境界検出手段で前記ZCLVゾーンの境界が検出されたことに基づき、前記光ディスクの回転数を制御する回転制御手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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