JP2006066023A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Tadafumi Yoshimoto
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    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

Abstract

【課題】 チルト制御に連動させてフォーカスバイアスを変化させることで、光ディスクに対するデータの記録、再生精度を向上させた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ディスク装置1は、内周側、および外周側の2つの検出点で適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出する。光ディスク装置1は、この2つの検出点で検出した適正なチルト角に基づいて、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定するとともに、フォーカスバイアスを推定する。光ディスク装置1は、光ディスク10に対するデータの記録/読取時に、対象トラックの半径方向の位置に応じてチルト角、およびフォーカスバイアスを推定結果に基づいて制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、CDやDVD等の光ディスクに記録されているデータの読み取りや、光ディスクに対してデータを記録する光ディスク装置に関する。
従来、CDやDVD等の光ディスクに記録されているデータの読み取りや、光ディスクに対してデータを記録する光ディスク装置が一般に普及している。光ディスク装置は、本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射することにより、記録されているデータの読み取りや、データの記録を行う。光ディスク装置は、データの読取時や記録時に、光ディスクに照射しているレーザ光の合焦位置を光ディスクの記録面に合わせるフォーカス制御や、レーザ光の照射位置を光ディスクのトラックの中心に合わせるトラッキング制御を行う。フォーカス制御は、光ディスクと光源であるLDとの間に配置した対物レンズを光ディスクに対して接離する方向に移動する制御である。また、トラッキング制御は、対物レンズやピックアップヘッド本体を光ディスクの半径方向に移動する制御である。ピックアップヘッドには、LD、対物レンズ、この対物レンズを光ディスクに対して接離する方向および光ディスクの半径方向に移動する2軸のアクチュエータ等が設けられている。また、ピックアップヘッドは光ディスクの半径方向に移動自在に取り付けられている。スレッドモータがピックアップヘッドを光ディスクの半径方向に移動する。公知のように、フォーカス制御は光ディスクの記録面と照射しているレーザ光の合焦位置とのズレ量を示すフォーカスエラー信号(以下、FE信号と言う。)に基づいて行われ、トラッキング制御は光ディスクのトラックの中心とレーザ光の照射位置とのズレ量を示すトラッキングエラー信号(以下、TE信号と言う。)に基づいて行われる。
また、DVDは、CDに比べて、より高密度にデータを記録することから、トラックピッチやピットのサイズがCDよりも小さい。また、DVDよりもさらに高密度にデータを記録するBD(ブルーレイディスク)の開発も進められている。DVDやBD等の高密度にデータを記録する光ディスクに対してデータの記録や再生を行うには、光ディスクの記録面に集光するレーザ光のスポット径を高精度に制御する必要がある。ピックアップヘッドから照射するレーザ光の光軸が光ディスクの記録面に対して垂直でないと、光ディスクの記録面に集光したレーザ光にコマ収差が生じるので、光ディスクの記録面に集光されるレーザ光のスポット径をより高精度に制御するには、ピックアップヘッドから照射するレーザ光の光軸を光ディスクの記録面に対して垂直に制御する必要がある。一方、光ディスクはある程度の反りを有するので、光ディスクの反りに応じてピックアップヘッド、または対物レンズを傾ける角度(チルト角)を制御する機構部(以下、チルト制御機構と言う。)が設けられている。ピックアップヘッドを傾けるチルト制御機構を設けた光ディスク装置としては、例えば特許文献1、2に記載されている。また、対物レンズを傾けるチルト制御機構を設けた光ディスク装置としては、例えば特許文献3に記載されている。
特開2001−195763号公報 特開平5−63332号公報 特開2004−118909号公報
しかしながら、チルト制御によりチルト角を変化させると、対物レンズと光ディスクの記録面との距離が変化する。このため、フォーカス制御に用いる適正なフォーカスバイアスが変化する。従来の光ディスク装置では、フォーカス制御で用いるフォーカスバイアスが、チルト制御によりピックアップヘッド、または対物レンズを傾けたチルト角に応じて制御されていなかった。フォーカス制御では、公知のようにFE信号に基づいて生成した信号をフォーカスバイアスに重畳したフォーカスサーボ信号をピックアップヘッドのアクチュエータに入力している。このため、フォーカスバイアスが適正な値に制御されていないと、フォーカス制御を適正に行うことができない。したがって、従来の光ディスク装置は、フォーカスバイアスの制御不良により、光ディスクに対するデータの読取や記録に失敗する可能性が高いという問題があった。
この発明の目的は、チルト角とフォーカスバイアスを連動させて制御することで、光ディスクに対するデータの読取精度を向上させた光ディスク装置を提供することにある。
この発明の光ディスク装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)本体にセットされている光ディスクに対物レンズを介してレーザ光を照射し、この光ディスクに記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御するチルト角制御手段と、
前記レーザ光の合焦位置と前記光ディスクの記録面とのズレ量を示すフォーカスエラー信号に基づいて、前記対物レンズを前記光ディスクに対して接離する方向に移動するフォーカス制御を行うフォーカス制御手段と、
前記フォーカス制御手段が前記フォーカス制御に用いるフォーカスバイアスを制御するフォーカスバイアス制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で、前記光ディスクに対する前記読取手段の適正なチルト角を検出するとともに、検出したチルト角での適正なフォーカスバイアスを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で検出した適正なチルト角に基づいて、該光ディスクの半径方向の位置に対する前記読取手段の適正なチルト角を推定するチルト角推定手段と、
前記検出手段が検出した前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で検出した適正なフォーカスバイアスに基づいて、該光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定するフォーカスバイアス推定手段と、を備え、
前記チルト角制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記チルト角推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角に基づいて、前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御する手段であり、
前記フォーカスバイアス制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記フォーカスバイアス推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスに基づいて、フォーカスバイアスを制御する手段である。
この構成では、検出手段が光ディスクの半径方向における複数の検出点で、適正なチルト角を検出するとともに、そのチルト角での適正なフォーカスバイアスを検出する。適正なチルト角は、例えば予め定められた範囲でチルト角を変化させ、RF信号の振幅が最大であったときのチルト角を適正なチルト角として検出する。また、適正なフォーカスバイアスは、予め定められた範囲でフォーカスバイアスを変化させ、RF信号の振幅が最大であったときのフォーカスバイアスを適正なフォーカスバイアスとして検出する。チルト角推定手段が、複数の検出点で検出した適正なチルト角に基づいて、光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定する。また、フォーカスバイアス推定手段が、複数の検出点で検出した適正なフォーカスバイアスに基づいて、光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定する。光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角は、例えば光ディスクの半径方向に隣接する2つの検出点での適正なチルト角の一次近似(直線近似)により、この2つの検出点間のチルト角を推定すればよい。同様に、光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスは、例えば光ディスクの半径方向に隣接する2つの検出点での適正なフォーカスバイアスの一次近似(直線近似)により、この2つの検出点間のフォーカスバイアスを推定すればよい。チルト角制御手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対するチルト角に基づいてチルト角を制御し、フォーカスバイアス制御手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対するフォーカスバイアスに基づいてフォーカスバイアスを制御する。
したがって、チルト角とフォーカスバイアスを連動させて制御することができ、光ディスクに対するデータの読取がフォーカスバイアスの制御不良により失敗するのを抑えられ、光ディスクからのデータの読取精度の向上が図れる。
なお、光ディスクにデータを記録する記録手段を有する光ディスク装置であれば、データの記録時にも、上述の読取時と同様にチルト角とフォーカスバイアスを連動させて制御することで、光ディスクに対するデータの記録精度の向上が図れる。
(2)前記検出手段は、前記光ディスクの内周側および外周側の2つの検出点で、前記光ディスクに対する前記読取手段の適正なチルト角および適正なフォーカスバイアスを検出する手段である。
この構成では、内周側と外周側との2点を検出点としたので、光ディスクの半径方向の位置に対する、チルト角およびフォーカスバイアスの推定に要する時間が抑えられ、操作性の低下を防止できる。
この発明によれば、チルト角とフォーカスバイアスを連動させて制御することができ、光ディスクに対するデータの読取がフォーカスバイアスの制御不良により失敗するのを抑えられ、光ディスクからのデータの読取精度の向上が図れる。
また、光ディスクの半径方向の位置に対する、チルト角およびフォーカスバイアスの推定に要する時間が抑えられ、操作性の低下を防止できる。
以下、この発明の実施形態である光ディスク装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示すブロック図である。この発明の実施形態である光ディスク装置1は、本体の動作を制御する制御部2と、本体にセットされたCDやDVD等の光ディスク10に対してレーザ光を照射し、記録されているデータの読取や、データの記録を行う記録/読取部3と、光ディスク10の記録面にレーザ光を合焦させるフォーカス制御を行うフォーカス制御部4と、レーザ光を光ディスク10のトラックの中心に合わせるトラッキング制御を行うトラッキング制御部5と、記録/読取部3のチルト角を制御するチルト角制御部6と、フォーカスバイアスを制御するフォーカスバイアス制御部7と、を備えている。
記録/読取部3は、ピックアップヘッド3aを有している。ピックアップヘッド3aは、図2に示すように光ディスク10の半径方向に延びる軸に取り付けられており、図示していないスレッドモータによりこの軸に沿って移動される。また、ピックアップヘッド3aは光ディスク10の記録面に対して揺動自在に取り付けられている。ピックアップヘッド3aを揺動させて、その傾きを制御することで、光ディスク10に反りがあっても、ピックアップヘッド3aから照射するレーザ光の光軸を光ディスク10の記録面に対して垂直にできる。図2(A)は光ディスク10に反りがない状態を示しており、図2(B)、(C)は光ディスク10に反りがある状態を示している。ピックアップヘッド3aには、光ディスク10に照射するレーザ光を出力する光源素子であるLD、LDから出力されたレーザ光を集光する対物レンズ、対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向および光ディスク10の半径方向に移動する2軸のアクチュエータ、光ディスク10からの反射光を検出する受光素子であるFD等が設けられている。
フォーカス制御部4は、ピックアップヘッド3aから出力されるFE信号に基づいて、ピックアップヘッド3aの対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向に移動する。フォーカス制御部4は、FE信号に基づく信号に、後述するフォーカスバイアスを重畳したフォーカスサーボ信号をピックアップヘッド3a(対物レンズを光ディスク10に接離する方向に移動するアクチュエータ)に入力する。トラッキング制御部5は、ピックアップヘッド3aから出力されるTE信号に基づいて、ピックアップヘッド3aの対物レンズ、またはピックアップヘッド3aを光ディスク10の半径方向に移動する。
チルト角制御部6は、図3に示す、ディスク10の内周側および外周側に設定した2つの検出点X1、X2で検出したピックアップヘッド3aの適正なチルト角(ピックアップヘッド3aの傾き)を用いて、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定する。具体的には、この2つの検出点X1、X2における適正なチルト角を用いた一次近似により、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定する。内周側の検出点の位置X1における適正なチルト角がA1、外周側の検出点の位置X2における適正なチルト角がA2である場合、光ディスク10の半径方向の位置がXである点における適正なチルト角αを、
α(X)=(X−X1)×(A2−A1)/(X2−X1)+A1
(または、α=(X−X2)×(A2−A1)/(X2−X1)+A2)
と推定する。光ディスク10の半径方向の位置は、中心からの距離を用いてもよいし、アドレスを用いてもよい。チルト角制御部6は、推定した光ディスク10の半径方向の位置に対するチルト角に基づいて、光ディスク10に対するデータの読取時や記録時にピックアップヘッド3aを揺動し、ピックアップヘッド3aのチルト角を制御する。
また、検出点X1、X2における適正なチルト角は、予め定められた範囲でピックアップヘッド3aのチルト角を段階的に変化させ、RF信号の振幅が最大であったときのピックアップヘッド3aの傾きである。
フォーカスバイアス制御部7は、図3に示す、ディスク10の内周側および外周側に設定した2つの検出点X1、X2でピックアップヘッド3aの適正なフォーカスバイアスを検出し、この2つの検出点における適正なフォーカスバイアスを用いた一次近似により、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定する。具体的には、内周側の検出点の位置X1における適正なフォーカスバイアスがB1、外周側の検出点の位置X2における適正なフォーカスバイアスがB2ある場合、光ディスク10の半径方向の位置がXである点における適正なフォーカスバイアスβを
β(X)=(X−X1)×(B2−B1)/(X2−X1)+B1
(または、β=(X−X2)×(B2−B1)/(X2−X1)+B2)
と推定する。光ディスク10の半径方向の位置は、中心からの距離を用いてもよいし、アドレスを用いてもよい。フォーカスバイアス制御部6は、推定した光ディスク10の半径方向の位置に対するフォーカスバイアスに基づいて、光ディスク10に対するデータの読取時や記録時にフォーカス制御部4に入力するフォーカスバイアスを制御する。また、検出点X1、X2における適正なフォーカスバイアスは、ピックアップヘッド3aをこの検出点X1、X2において先に検出されている適正なチルト角に傾けた状態で、予め定められた範囲でフォーカスバイアスを段階的に変化させ、RF信号の振幅が最大であったときのフォーカスバイアスである。
以下、この発明の実施形態である光ディスク装置1の動作について説明する。図4は、この実施形態の光ディスク装置における、光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを推定する処理を示す図である。この処理は、電源のオン時に光ディスク10がセットされているとき、および光ディスク10がセットされたときに行われる。光ディスク装置1は、ピックアップヘッド3aを光ディスク10の内周側の検出点X1に移動し(s1)、トラッキング制御部5によるトラッキングサーボおよびフォーカス制御部4によるフォーカスサーボをオンする(s2)。光ディスク装置1は、チルト角制御部6において、この内周側の検出点X1における適正なチルト角A1を検出する(s3)。s3では、ピックアップヘッド3aを予め定められた範囲で段階的に傾け、RF信号が最大であったときのピックアップヘッド3aの傾きを、検出点X1における適正なチルト角A1として検出する。
光ディスク装置1は、検出点X1における適正なチルト角A1を検出すると、フォーカスバイアス制御部7において、この検出点X1における適正なフォーカスバイアスB1を検出する(s4)。s4では、ピックアップヘッド3aの傾きをs3で検出したチルト角とし、予め定められている範囲でフォーカスバイアスを段階的に変化させ、RF信号が最大であったときのフォーカスバイアスを、検出点X1における最適なフォーカスバイアスB1として検出する。
光ディスク装置1は、内周側の検出点X1における適正なチルト角A1、およびフォーカスバイアスB1を検出すると、トラッキング制御部5によるトラッキングサーボおよびフォーカス制御部4によるフォーカスサーボをオフし(s5)、ピックアップヘッド3aを光ディスク10の外周側の検出点X2に移動する(s6)。そして、トラッキング制御部5によるトラッキングサーボおよびフォーカス制御部4によるフォーカスサーボをオンする(s7)。光ディスク装置1は、チルト角制御部6において、この外周側の検出点X2における適正なチルト角A2検出する(s8)。s8では、s3と同様にピックアップヘッド3aを予め定められた範囲で段階的に傾け、RF信号が最大であったときのピックアップヘッド3aの傾きを、検出点X2における適正なチルト角A2として検出する。
光ディスク装置1は、検出点X2における適正なチルト角A2を検出すると、フォーカスバイアス制御部7において、この検出点X2における適正なフォーカスバイアスB2を検出する(s9)。s9では、s4と同様にピックアップヘッド3aの傾きをs3で検出したチルト角とし、予め定められている範囲でフォーカスバイアスを段階的に変化させ、RF信号が最大であったときのフォーカスバイアスを、検出点X2における最適なフォーカスバイアスB2として検出する。
光ディスク装置1は、外周側の検出点X2における適正なチルト角A2、およびフォーカスバイアスB2を検出すると、チルト角制御部6において光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定する(s10)。s10では、s3、s8で検出した内周側と外周側の2つの検出点X1、X2における適正なチルト角A1、A2を用いた一次近似により、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角を推定する。具体的には、光ディスク10の半径方向の位置Xにおける適正なチルト角α(X)とすると、
α(X)=(X−X1)×(A2−A1)/(X2−X1)+A1
と推定する。チルト角制御部6は、推定結果である、この一次近似式を記憶する。また、光ディスク装置1はフォーカスバイアス制御部7において光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定する(s11)。s11では、s4、s9で検出した内周側と外周側の2つの検出点X1、X2における適正なフォーカスバイアスB1、B2を用いた一次近似により、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定する。具体的には、光ディスク10の半径方向の位置Xにおける適正なフォーカスバイアスβ(X)とすると、
β(X)=(X−X1)×(B2−B1)/(X2−X1)+B1
と推定する。フォーカスバイアス制御部6は、推定結果である、この一次近似式を記憶する。
光ディスク装置1は、光ディスク10の半径方向の位置Xに対する適正なチルト角、およびフォーカスバイアスの推定を完了すると、この処理を終了する。その後、光ディスク装置1は、光ディスク10に対するデータの読取または記録にかかる処理を実行する。光ディスク装置1は、光ディスクに対するデータの読取、まはた記録時に、読取または記録トラック(対象トラック)の半径方向位置に応じて、チルト制御部6がピックアップヘッド3aをs10で推定した適正なチルト角に傾ける。また、フォーカスバイアス制御部7が、読取または記録トラック(対象トラック)の半径方向位置に応じて、s11で推定した適正なフォーカスバイアスをフォーカス制御部4に入力する。フォーカス制御部4は、フォーカスバイアス制御部7から入力されているフォーカスバイアスを用いてフォーカス制御を行う。
したがって、光ディスク装置1は、データの読取または記録時に、光ディスク10におけるデータの読取位置、または記録位置に応じて、ピックアップヘッド3aのチルト角とフォーカスバイアスを連動させて制御することができ、光ディスクに対するデータの読取や記録がフォーカスバイアスの制御不良により失敗するのを抑えることができ、読取および記録にかかる精度の向上が図れる。
また、光ディスクの半径方向の位置Xに対する適正なチルト角およびフォーカスバイアスを、内周側と外周側の2つの検出点X1、X2で検出したチルト角A1、A2、およびフォーカスバイアスB1、B2から推定する構成としたので、これらの推定に要する時間が抑えられ、操作性の低下が防止できる。
また、上記実施形態では、内周側、および外周側の検出点においてRF信号の振幅が最大であったチルト角を適正なチルト角として検出するとしたが、TE信号の振幅が最大であったチルト角を適正なチルト角として検出してもよい。RF信号の振幅が最大になるピックアップヘッド3aのチルト角と、TE信号の振幅が最大になるピックアップヘッド3aのチルト角とは、略同じである。この場合には、トラッキング制御部5によるトラッキング制御をオフした状態で適正なチルト角を推定する。
また、内周側、および外周側の検出点X1、X2において、TE信号の振幅が最大であったフォーカスバイアスを検出し、これに基づいて光ディスク10の内周側と外周側との間における適正なフォーカスバイアスの変化率、具体的には上記実施形態における(B2−B1)/(X2−X1)に相当する値、を推定するようにしてもよい。この場合には、内周側または外周側の検出点の一方で、上記実施形態で説明したように、適正なフォーカスバイアスを検出することにより、光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定することができる。
このTE信号の振幅により光ディスク10の半径方向の位置に対する適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを推定する方法では、検出点X1、X2にデータが記録されていないためにRF信号の振幅が得られない光ディスク10であっても、適正な推定が行える。
また、上記実施形態では、RF信号の振幅が最大になるチルト角、およびフォーカスバイアスを検出するとしたが、LDから照射されたレーザ光について、回析格子を用いてサブビームを生成し、このサブビームの反射光の振幅が最大になるチルト角、およびフォーカスバイアスを検出するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、内周側と外周側の2つの検出点で適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出するとしたが、3つ以上の検出点で適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出し、隣接する2つの検出点間毎に適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを一次近似で推定するようにしてもよい。例えば、図5に示すように、光ディスク10を半径方向に4つの領域に分割し、検出点X1〜X5において、適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出し、X1−X3間、X3−X4間、X4−X5間、およびX5−X2間のそれぞれについて、適正なチルト角およびフォーカスバイアスを直線近似により推定する。このようにすれば、光ディスク10の半径方向における適正なチルト角、およびフォーカスバイアスの推定精度を高めることができ、光ディスク10に対するデータの読取や記録に失敗するのを一層確実に防止できる。
この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示すブロック図である。 この実施形態の光ディスク装置におけるピックアップヘッドを示す図である。 適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出する検出点を説明する図である。 この実施形態の光ディスク装置の動作を示すフローチャートである。 適正なチルト角、およびフォーカスバイアスを検出する検出点を説明する図である。
符号の説明
1−光ディスク装置
2−制御部
3−記録/読取部
3a−ピックアップヘッド
4−フォーカス制御部
5−トラッキング制御部
6−チルト角制御部
7−フォーカスバイアス制御部
10−光ディスク

Claims (6)

  1. 本体にセットされている光ディスクに対物レンズを介してレーザ光を照射し、この光ディスクに記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御するチルト角制御手段と、
    前記レーザ光の合焦位置と前記光ディスクの記録面とのズレ量を示すフォーカスエラー信号に基づいて、前記対物レンズを前記光ディスクに対して接離する方向に移動するフォーカス制御を行うフォーカス制御手段と、
    前記フォーカス制御手段が前記フォーカス制御に用いるフォーカスバイアスを制御するフォーカスバイアス制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記光ディスクの内周側および外周側の2つの検出点で、前記光ディスクに対する前記読取手段の適正なチルト角を検出するとともに、検出したチルト角での適正なフォーカスバイアスを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記光ディスクの内周側および外周側の2つの検出点で検出した適正なチルト角の直線近似により、該光ディスクの半径方向の位置に対する前記読取手段の適正なチルト角を推定するチルト角推定手段と、
    前記検出手段が検出した前記光ディスクの内周側および外周側の2つの検出点で検出した適正なフォーカスバイアスの直線近似により、該光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定するフォーカスバイアス推定手段と、を備え、
    前記チルト角制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記チルト角推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角に基づいて、前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御する手段であり、
    前記フォーカスバイアス制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記フォーカスバイアス推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスに基づいて、フォーカスバイアスを制御する手段であり、
    前記検出手段は、各検出点において、前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を変化させ、前記読取手段における光ディスクに記録されているデータの読取信号の振幅が最大であったチルト角を適正なチルト角として検出する手段であり、且つ前記光ディスクに対する前記読取手段のフォーカスバイアスを変化させ、前記読取手段における光ディスクに記録されているデータの読取信号の振幅が最大であったフォーカスバイアスを適正なフォーカスバイアスとして検出する手段である光ディスク装置。
  2. 本体にセットされている光ディスクに対物レンズを介してレーザ光を照射し、この光ディスクに記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御するチルト角制御手段と、
    前記レーザ光の合焦位置と前記光ディスクの記録面とのズレ量を示すフォーカスエラー信号に基づいて、前記対物レンズを前記光ディスクに対して接離する方向に移動するフォーカス制御を行うフォーカス制御手段と、
    前記フォーカス制御手段が前記フォーカス制御に用いるフォーカスバイアスを制御するフォーカスバイアス制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で、前記光ディスクに対する前記読取手段の適正なチルト角を検出するとともに、検出したチルト角での適正なフォーカスバイアスを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で検出した適正なチルト角に基づいて、該光ディスクの半径方向の位置に対する前記読取手段の適正なチルト角を推定するチルト角推定手段と、
    前記検出手段が検出した前記光ディスクの半径方向における複数の検出点で検出した適正なフォーカスバイアスに基づいて、該光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスを推定するフォーカスバイアス推定手段と、を備え、
    前記チルト角制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記チルト角推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なチルト角に基づいて、前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を制御する手段であり、
    前記フォーカスバイアス制御手段は、前記光ディスクに記録されているデータの読取時に、前記フォーカスバイアス推定手段が推定した光ディスクの半径方向の位置に対する適正なフォーカスバイアスに基づいて、フォーカスバイアスを制御する手段である光ディスク装置。
  3. 前記チルト角推定手段は、該光ディスクの半径方向に隣接する2つの検出点間での適正なチルト角を、この2つの検出点で検出された適正なチルト角の直線近似により推定する手段であり、
    前記フォーカスバイアス推定手段は、該光ディスクの半径方向に隣接する2つの検出点間での適正なフォーカスバイアスを、この2つの検出点で検出された適正なフォーカスバイアスの直線近似により推定する手段である請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記検出手段は、前記光ディスクの内周側および外周側の2つの検出点で、前記光ディスクに対する前記読取手段の適正なチルト角および適正なフォーカスバイアスを検出する手段である請求項2または3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記検出手段は、各検出点において、前記光ディスクに対する前記読取手段のチルト角を変化させ、前記読取手段における光ディスクに記録されているデータの読取信号の振幅が最大であったチルト角を適正なチルト角として検出する手段である請求項2〜4のいずれかに記載の光ディスク装置。
  6. 前記検出手段は、前記光ディスクに対する前記読取手段のフォーカスバイアスを変化させ、前記読取手段における光ディスクに記録されているデータの読取信号の振幅が最大であったフォーカスバイアスを適正なフォーカスバイアスとして検出する手段である請求項2〜5のいずれかに記載の光ディスク装置。
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