JP2008084411A - 半導体集積回路、bist回路、bist回路の設計プログラム、bist回路の設計装置及びメモリのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路、bist回路、bist回路の設計プログラム、bist回路の設計装置及びメモリのテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最下位アドレス又は最上位アドレスである境界セルに対し、効率よくテストを行うこと。
【解決手段】半導体集積回路は、メモリ41と、メモリ41のテストをするBISTメイン回路10、BISTサブ回路20とを有し、BISTサブ回路20は、メモリ41のロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方は、当該メモリ41の最上位アドレスと最下位アドレスを交互に生成する境界アドレス生成回路21を有する。BISTメイン回路10は、複数のメモリに共通に設けられ、BISTサブ回路20は、メモリに個別に対応して設けられる。境界アドレス生成回路21は、最上位アドレスを記憶する最上位アドレス記憶部と、当該最上位アドレスを読みだし最下位アドレスと交互に出力する最上位/最下位アドレス生成部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パターン発生器、アドレス発生器及び結果比較器を有し、メモリの動作テストを行うBIST(built in self-test)回路、これを搭載した半導体集積回路、そのテスト方法、並びにBIST回路の設計方法に関する。
システムLSI(Large Scale Integration)内部回路、例えばRAM(Random Access Memory)ブロックのテストを容易化するため、LSIに組み込んだ回路自身によってそのテストを行なう組み込み自己テスト(BIST)が利用される。これは、チップ内にパターン発生器、アドレス発生器、結果比較器を埋め込む手法である。テスト・パターンの生成では、マーチングやチェッカ・ボードと呼ばれるアルゴリズムがよく用いられる。メモリBISTではRAMブロックに書き込んだデータを読み出し、結果を比較することで、メモリのテストを行うことができる。従来のBIST回路を搭載した半導体集積回路としては次の回路が公知である。
図23は、特許文献1に記載の半導体集積回路を示すブロック図である。図23に示すように、従来の半導体集積回路は、データビット幅・アドレスビット幅の構成が異なる2つのメモリ回路部161、162と、メモリ回路部161、162の検査を実施する単数のBIST回路部105とを有する。BIST回路部105からメモリ回路部161、162へ各々固有のビット幅のアドレス及びアクセス信号及びリフレッシュ信号が各々独立で接続され、BIST回路部105で発生されるテストデータがメモリ回路部161、162へ同一のデータ入力ラインにより接続され、メモリ回路部161、162から読み出されるデータがBIST回路部105に各々固有のビット幅で独立にデータ出力ラインで接続されている。
メモリ回路部161は、メモリ回路121、アドレス・アクセス信号マルチプレクス111、データマルチプレクス131を有する。メモリ回路部162は、メモリ回路122、アドレス・アクセス信号マルチプレクス112、データマルチプレクス132を有する。メモリ回路部162は、データビット幅・アドレスビット幅の構成がメモリ回路部161と異なる。
BIST回路部105のアドレス・アクセス信号発生回路102は、メモリ回路部161、162の最大アドレス値の中で大きい方のアドレス値を発生することができるアドレスビット幅を持っており、メモリ回路部161、162へ同じアドレス及びアクセス信号を発生することができる。データ発生回路103は、メモリ回路部161、162の中で大きい方のデータビット幅を発生でき、メモリ回路部161、162へ同じテストデータを発生する。
メモリ回路部最大アドレス記憶回路106は、メモリ回路部161、162の最大アドレス値を各々記憶しておく。アドレス判別回路107は、アドレス・アクセス信号発生回路102により発生されたアドレスがメモリ回路部最大アドレス記憶回路106により設定されたアドレス以上であることをメモリ回路部161、162ごとに判別しメモリ回路部161、162のリフレッシュ動作信号を独立で発生する。
アドレス・アクセス信号制御回路181、182は、それぞれアドレス判別回路107により発生したメモリ回路部161、162のリフレッシュ動作信号によりアドレス・アクセス信号発生回路102により発生されたアドレス及びアクセス信号をディスエーブルにする。リフレッシュ発生回路191、192は、それぞれアドレス判別回路107により発生したメモリ回路部161、162のリフレッシュ動作信号によりメモリ回路部161、162のリフレッシュ信号を発生する。比較回路141、142は、それぞれイネーブル時にメモリ回路部161、162の読み出しデータとデータ発生回路103の発生する期待値を比較し結果を出力し、ディスエーブル時に一致結果を出力する。
データ比較信号制御回路143、144は、それぞれアドレス判別回路107により発生したメモリ回路部161、162のリフレッシュ動作信号によりメモリ回路部161、162の比較回路141、142をディスエーブルにする。BIST制御回路101は、検査アルゴリズムに応じてアドレス・アクセス信号発生回路102とデータ発生回路103と前記データ比較信号制御回路143、144を制御しメモリ回路部161、162を検査し、比較回路141、142により返却される比較結果によりメモリ回路部161、162のエラーの有無を出力する。
このように、サイズが異なる複数のメモリ(DRAM)121、122に対して、1つのBIST回路105を共有する。各メモリ121、122の最大アドレスを記憶しておく最大アドレス記憶回路106によりアドレス判別回路107で各メモリ121、122のアドレス・アクセスを制御する。メモリ121、122をパラレルでテストしている際に、あるメモリで非存在アドレスと判別された場合はアドレス・アクセス及び出力比較をディセーブルにし、リフレッシュ信号をメモリに入れることでテスト動作を止める。
図24は、特許文献2に記載の半導体集積回路を示す図である。図24に示すように、特許文献2に記載のBIST回路は、16ビット×16Kワードのメモリ202B及び8ビット×1Kワードのメモリ202Cをテストする。BIST回路はメモリ202B、Cと同一のLSIに搭載され、BISTサブ回路201と、メモリ202B、202Cと1対1対応の2つのデータ入力回路204及びデータ出力回路205とを有する。
BISTサブ回路201は、代表1ビットデータを2つのデータ入力回路204に出力し、2つのデータ出力回路205から代表1ビットデータ及び縮退1ビットデータを受け取るとともに、2つのメモリ202B、202Cとアドレス信号及びコントロール信号群を授受する。この授受はバス230を介して行われ、また、デコーダ回路203はセレクト信号に応答して、2つのメモリ202B、202Cのうちの1つのみにイネーブル信号を出力して活性化する。
データ入力回路204はメモリ202B、202Cごとに設けられ、BISTサブ回路201から入力した代表1ビットデータ213から、正相のテストビットデータ及び逆相のテストビットデータを生成し、対応するメモリに書き込む。テストビットデータ216の合計のビット数は、対応するメモリの1語当りのビット数に等しい。したがって、メモリ2Bに対しては16ビット、メモリ2Cに対しては8ビットである。
データ出力回路205もメモリ202B、202Cごとに設けられ、対応するメモリから、テストビットデータ216対応のテストビットデータ218を読み出す。そして、縮退1ビットデータ215を生成してBISTサブ回路201に出力する。この縮退1ビットデータ215は、代表1ビットデータ213とテストビットデータ218との異同を示すものである。
BISTサブ回路201は、代表1ビットデータを受け取ると、代表1ビットデータ213と比較することによって、その異同により、メモリ202B、202Cをテストできる。また、縮退1ビットデータ215を受け取ると、それが"1"か"0"かにより代表1ビットデータとの異同を知ることにより、メモリ202B、Cをテストできる。
このように、特許文献2に記載のBIST回路においては、サイズの異なる複数メモリ202B、202Cに対して、テスト回路として共有できる部分をBISTサブ回路201として1つにまとめ、各メモリ固有となるテストデータ入力回路204、出力回路205などは固有に用意する。また、デコーダ203を設けし、各メモリをセレクトしてシリアルでテストする。
図25は、特許文献3記載の半導体集積回路を示すブロック図である。図25に示すように、特許文献3に記載のBIST回路は、アドレス発生器303、テストモードコントロール&データ発生器301、RAMインターフェースブロック309、比較器310を有する。
テストモードコントロール&データ発生器301は、テストモードのコントロールとテストデータの発生を行う。テストモードコントローラ301は、クロック、リセット(RST)、テストモード切換信号を入力とし、テストモード信号、データ信号、昇順/降順指定信号、最終値を出力する。
テストモード切換信号は、アドレス発生器303が出力するカウントストップ信号308aとアドレスカウンタ初期化信号311をORゲート302で論理和をとり作成する。アドレス発生器303は、CLK、RST、アドレスカウンタ初期化信号311、テストモード信号319、そしてテストモードコントローラ301から出力された昇順/降順指定信号301b、アドレス最終値指定信号(最終値)301a、カウントトリガ信号301dを入力とし、Xアドレス(ロウアドレス)とYアドレス(カラムアドレス)を出力する。
RAMインターフェースブロック309は、Xアドレス318、Yアドレス317とテストモード、データ、CLK、RSTを入力にし、これらの入力から被試験RAMのインターフェイス仕様に合ったRAM入力コマンド・アドレス・入力データを出力する。
比較器310は、被試験RAM出力データと期待値データ(データ)を比較し、その比較結果を出力する。アドレス発生器303は、アドレスカウンタ304、アドレス変調回路305、被試験サブアレイ指定回路306、アドレススクランブラ307、カウント最終値検出回路308から構成される。
アドレスカウンタ304は、RST、カウントトリガ信号301d、昇順/降順指定信号301b、カウント最終値検出回路308から出力されるカウントストップ信号308aを入力とし、アドレス(カウンタ)カウント値304aを出力する。
カウント最終値検出回路308は、テストモードコントローラ301から出力された最終値301aとアドレスカウンタ304から出力されたカウント値304aを入力とし、カウントストップ信号308aを出力する。
アドレス変調回路305は、アドレスカウンタ304から出力されたアドレス(カウンタ)304aとテストモード信号319、テストモードコントローラからの変調コントロールを入力とし、アドレス(変調後)305aを出力する。被試験サブアレイ指定回路306は、アドレス変調回路305が出力したアドレス(変調後)305aとテストモード信号319を入力とし、アドレス(Yアドレス(サブアレイ指定))、Xアドレス(サブアレイ指定))を出力する。
アドレススクランブラ307は、Yアドレス(サブアレイ指定)、Xアドレス(サブアレイ指定)を入力とし、Yアドレス317、Xアドレス318を出力する。また本実施形態では、テストモード信号、Xアドレス317、Yアドレス318をRAMインターフェースブロック309を介してメモリ311へ出力する。
このように、この半導体集積回路においては、1つのメモリ311に対するテスト回路内において、アドレス昇順・降順発生できるカウンタ304にアドレス変調回路305と被試験サブアレイ指定回路306を接続し、テストモードを指定することで単純にアドレス昇順・降順でテストするマーチテスト、チェッカーボードテスト以外のアドレス動作のテストパターンを生成することができる。
特開2000−163993号公報 特開2000−111618号公報 特開2002−358797号公報
ところで、メモリのテストでは、連続したアドレスへの読み出しテストで検知される不良の他、不連続なアドレスへの読み出しテストによって検知可能な不良がある。よって、離れたアドレスへのデータ読み出しテストを行うことが、より信頼性の高い製品の提供に繋がる。このようなテスト方法として、メモリアドレスの最下位アドレスから最上位アドレスへアクセスしてテストを行うことが考えられる。例えば図4に示すように、ロウアドレスを最下位アドレス(=0)と最上位アドレス(=MAX)の交互に選択するものとして、カラムアドレスを最上位アドレス毎にインクリメントしていくと、ロウアドレスの最下位アドレスと最上位アドレスのメモリセルに対して順次読み出しテストを行うことができる。
本明細書においては、ロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方のアドレスについては、最下位アドレスと最上位アドレスを交互に選択してテストを行うことを、境界テストということとする。境界テストには、そのアドレス選択の方法に応じて、後述する図4乃至図12等の方法がある。また、ロウ及びカラムにおける最上位アドレス及び最下位アドレスを総称して境界アドレスとし、ロウ及びカラムアドレスのうち、いずれか一方が境界アドレスであるセルを境界セルということとする。すなわち、境界セル間のテストを境界テストということとする。
上述の特許文献1に記載の半導体集積回路は、サイズが異なる複数メモリ(DRAM)に対し、共有したBISTでパラレルのテストを行なうことが可能である。しかしながら、その場合、一方の小さいサイズのメモリにおいて、非存在アドレスにアクセスする状態になることがある。その場合にはアドレス・アクセスをディセーブルにし、リフレッシュ信号をメモリに入れることでテスト動作を停止しなければならない。そのため、サイズの小さいメモリではアドレス変化の連続性がなくなったり、アドレスセルの境界テストができなくなる。これを補うためには別途テストを行なう必要がでてきて、テスト時間が増加してしまう。
また、特許文献2に記載の半導体集積回路は、BISTは共有しているが各メモリはシリアルでのテストを前提としている。よって、テスト時間は各メモリ毎のテスト時間の和となり、テスト時間が長いという問題点がある。また、アドレスセル境界テストのみを行なうテストはできない。
更に、特許文献3に記載の半導体集積回路は、複数メモリに対してBIST回路を共有する仕組みがなく、各メモリ毎にBIST回路が用意される。そのため、サイズが異なる複数メモリに対してパラレルでアドレスセル境界テストも含めてテストパターンを生成することができない。また、面積のオーバーヘッドが大きい。
以上のように、特許文献1、特許文献2に関しては、アドレスをインクリメント、デクリメントする以外のテストパターンを生成する回路を有さない。このため、サイズが異なる複数メモリをパラレルでテストする際にアドレスセル境界間のみをテストするパターンを生成できず、境界部分の十分なテストを実現できない。また、マーチテスト、チェッカーボードテストでできるアドレスセル境界間のテストを行なうとしてもテスト時間が増加する。さらに、特許文献3に記載の技術では、複数メモリに対してテスト回路を共有してパラレルでテストするための、メモリのアドレスMAX値記憶回路やアドレスチェック回路等の回路を有していない。
本発明にかかる半導体集積回路は、メモリと、前記メモリのテストをするBIST回路とを有し、前記BIST回路は、前記メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方は、当該メモリの最上位アドレスと最下位アドレスを交互に生成する境界アドレス生成回路を有するものである。
本発明にかかるBIST回路は、メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストのためのアドレスを生成するアドレス生成部と、前記メモリから読み出したテストデータと期待値とを照合する期待値照合部とを有し、前記アドレス生成部は、前記メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくともいずれか一方は、前記最上位アドレスと前記最下位アドレスを交互に生成するものである。
本発明においては、メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方は、当該メモリの最上位アドレスと最下位アドレスを交互に生成する境界アドレス生成回路又はアドレス生成部を有するので、ロウアドレス又はカラムアドレスのうち少なくともいずれか一方は最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対し、データを書き込み、又は境界セルからデータを読み出しその書き込み又は読み出し不良検査を行なうことができる。
本発明にかかるBIST回路の設計プログラムは、所定の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストが可能なBIST回路の雛形を選択する工程と、前記雛形を使用してBIST回路を生成する工程とを有する。
本発明にかかるBIST回路の設計装置は、メモリの個数、及びそのサイズを入力するデータ入力部と、前記データ入力部から入力されるデータと、メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストが可能なBIST回路の雛形とを使用してBIST回路を生成するBIST回路生成部とを有するものである。
本発明においては、境界セルに対するアクセステストを行なうことができるBIST回路の雛形を使用してBIST回路を設計するため、得られたBIST回路は、メモリの境界セルに対して書き込み又は読み出し不良のテストを行なうことができる。
本発明にかかるメモリのテスト方法は、メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対してアクセスし、前記境界セルからデータを読み出して期待値照合するものである。
本発明においては、ロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対して、読み出し不良のテストを行なうことができる。
本発明によれば、ロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最下位アドレス又は最上位アドレスである境界セルに対し、効率よくテストを行うことができ、信頼性が高いメモリ、当該メモリを搭載した半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、アドレスセル境界をテストすることのできるメモリテスト回路及びその方法に適用したものである。ここで、上述したように、本明細書においては、ロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方のアドレスとして最下位アドレスと最上位アドレスを交互に選択してテストを行うことを境界テストという。また、ロウ及びカラムにおける最上位アドレス及び最下位アドレス、すなわちメモリセル境界にあるアドレスを総称して境界アドレスといい、ロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方に境界アドレスを有するセルを境界セルということとする。
本実施の形態にかかるテスト方法においては、境界セル間のみデータRead不良をテストするテストパターンを生成してテストするものである。このため、ロウ/カラムアドレスの一方、又は両方で最上位アドレスと最下位アドレスを交互に発生できるアドレス発生器を設けることでこれを実現する。また、サイズが異なる複数メモリを共有したBISTでパラレルテストする際に、アドレスセル境界テストモードでは上述したアドレス発生器で発生した最上位側のアドレス値を各メモリごとの最上位アドレスに変換する回路を設けることで、メモリサイズに関係なくアドレスセル境界のみをテストすることが可能となる。さらに、アドレスセル境界テストパターンを生成できることによるメモリテスト時間の短縮化を図り、マーチテスト、チェッカーボードテストではテストできないパターンの境界テストパターンを生成することも可能となる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるテスト回路を示すブロック図である。本実施の形態にかかるテスト回路1はBISTメイン回路10、BISTサブ回路20、及びテストモード制御回路30を有する。このテスト回路1は複数メモリに対してBISTメイン回路10を共有することができる。
テストモード制御回路30は1チップに1つ用意され、マーチテスト、チェッカーボードテスト、又は境界アドレス間のテストであるアドレスセル境界テスト等、実施するテストを指定するためにテストモードをBISTメイン回路に供給する。
BISTメイン回路10は、BIST共有化させる複数メモリに対して1つ用意される。このBISTメイン回路10は、テスト制御回路11、アドレスセル境界テストモードイネーブル(Enable)生成器12、ロウアドレス発生器13、カラムアドレス発生器14、テストデータ生成器15、及び期待値生成器16を有する。
テスト制御回路11は、テストモード制御回路30から受け取ったテストモードを元に各BISTメイン回路10内の回路を制御するTEST信号を出力する。アドレスセル境界テストモードEnable生成器12は、アドレスセル境界テストを行なう場合のEnable信号を生成する。すなわち、テスト制御回路11からアドレスセル境界テストを示すTEST信号を受けたらEnable信号をイネーブルにする。マーチテスト、チェッカーボードテストを示すTEST信号を受けたらEnable信号をディスイネーブルにする。
また、ロウ/カラムアドレス発生器13、14、テストデータ生成器15、期待値生成器16は、TEST信号値にあったそれぞれアドレス、データ、期待値を発生する。例えばテストデータ生成器15は、マーチテストであればマーチングパターンを生成し、チェッカーボードテストであればチェッカボードパターンを生成し、境界テストであれば、境界アドレステストパターンを生成する。同様に、ロウ/カラムアドレス発生器13、14は、例えばマーチテストやチェッカーボードテストであれば昇順又は降順アドレスを生成し、境界テストであれば、ロウ/カラムアドレスのいずれか一方、もしくは両方で最上位アドレス値と最下位アドレス値を交互に発生し、後述する図4から図12に示す境界アドレスをテストするためのアドレスを生成する。
BISTサブ回路20は、メモリ毎に用意される。このBISTサブ回路20は、境界アドレス生成回路21、アドレス連結回路22、アドレスチェック回路23、メモリ制御回路24、データBIT拡張回路25、期待値比較回路26、及び結果判定回路27を有する。境界アドレス生成回路21は、アドレスセル境界テストモードでは、上述したアドレス発生器13、14から交互に出力される最下位アドレス値と最上位のアドレス値のうち最上位アドレス値を、対応するメモリでの最上位アドレスに変換して出力する。また、マーチテストやチェッカーボードテストのモードでは、アドレス生成器13、14から出力される昇順又は降順のアドレス値をそのまま出力する。この境界アドレス生成回路21の詳細は後述する。
アドレス連結回路22は、境界アドレス生成回路21から出力されるロウ/カラムアドレス値を受け、メモリに入力するための、ロウ/カラムアドレス値を連結したADRS信号を出力する。アドレスチェック回路23は、BISTサブ回路対象メモリのロウ/カラムサイズとrow_adrs、col_adrs信号とを比較し、メモリサイズ以上となった場合はWE信号及び期待値比較を行なわないように制御するtest_en信号を出力する。これにより異なるサイズの複数メモリをパラレルでテストできる。
データBIT拡張回路は1ビットのdi_sig信号を対象メモリのBIT幅に拡張する。メモリ制御回路24は、入力されたtest_en信号とwe_sig信号からWE信号を出力する。期待値比較回路26はメモリ出力のDOとex_sig信号とを比較し、結果を結果判定回路27へ出力する。結果判定回路27は期待値照合結果により対象メモリの良否を判定して0出力する。
図2は、境界アドレス生成回路の詳細の一例を示すブロック図である。境界アドレス生成回路21は、メモリロウアドレスMAX値記憶回路51、メモリカラムアドレスMAX値記憶回路61と、ロウアドレス0orMAX値生成回路52、カラムアドレス0orMAX値生成回路62と、セレクタ53、63とを有する。
この境界アドレス生成回路21は、BISTサブ回路20内に設けられ、よって、対象メモリ毎に設けられるものである。メモリロウアドレスMAX値記憶回路51、メモリカラムアドレスMAX値記憶回路61は、対象メモリのロウアドレスMAX値(ロウアドレスの最上位アドレス)、カラムアドレスMAX値(カラムアドレスの最上位アドレス)を記憶している。
ロウアドレス0orMAX値生成回路52、62は、アドレスセル境界テストモードイネーブルのrow_bound_en、col_bound_en信号がイネーブルの場合は、ロウ/カラムアドレスからの入力に基づいて最下位アドレス(=0)か、MAX値を出力する。例えば、境界テストモードでrow_bound_en信号がイネーブルの場合、入力ロウアドレスの最下位ビットrow_adrs[0]が"0"のときは"0"を出力し、最下位ビットが"1"の場合はMAX値を出力する。アドレスセル境界テストモードでない場合は、row_bound_en、
col_bound_en信号がディスイネーブルとなり、セレクタ53、63で入力ロウ/カラムアドレスrow_adrs/col_adrsをそのまま出力する回路構成である。境界アドレス生成回路21の動作の詳細については後述する。
先ずここで、本実施の形態にかかるテスト回路において生成される境界アドレスについて説明する。図3(a)は、メモリアドレスセル構造を示す模式図、図3(b)は、テスト書き込みデータを示す図である。ここで説明の簡単のため、このアドレスセルを、図4乃至図12に示すアドレスセル境界テストに用いるメモリのアドレスセル構成として説明する
図3(a)に示すように、アドレスセル構成の縦方向をロウ、横方向をカラムとする。メモリは、カラム方向に4つのセル(例えばAdrs0〜Adrs3)を有し、ロウ方向に4つのセル(例えばAdrs0、3、8、12)を有する。図3(b)は、後述するチェッカーボードテストのデータ書き込み状態を示す。チェッカーボードテストでは、"01"のデータが交互に書き込まれる。
このようなメモリセルに対し、境界テストを行う場合は、図4乃至図12に示すようなテスト方法がある。先ず、図4は、カラムアドレスをインクリメント動作、ロウアドレスを0→MAX(up)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図4に示すように、ロウアドレスを0、MAX値の交互に変化させ、カラムアドレスは、ロウアドレスが0(最下位アドレス)になる毎にインクリメントする。ロウ方向のアドレス昇順マーチテスト、チェッカーボードテスト中に含まれる境界アドレス部分のパターン動作のみを行なうテストパターンとなる。
図5は、カラムアドレスをデクリメント動作、ロウアドレスを0→MAX(up)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図5に示すように、ロウアドレスを0、MAX値の交互に変化させ、カラムアドレスは、ロウアドレスが0になる毎にデクリメントする。この境界テストパターンはマーチテスト、チェッカーボードテスト中には存在しないテストパターンとなっている。
次に、図6は、カラムアドレスをデクリメント動作、ロウアドレスをMAX→0(down)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図6に示すように、ロウアドレスをMAX値、0の交互に変化させ、カラムアドレスは、ロウアドレスがMAX値になる毎にデクリメントする。ロウ方向のアドレス降順マーチテスト、チェッカーボードテスト中に含まれるアドレスセル境界部分のパターン動作のみを行なうテストパターンとなる。
そして、図7は、カラムアドレスをインクリメント動作、ロウアドレスをMAX→0(down)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図7に示すように、ロウアドレスをMAX値、0の交互に変化させ、カラムアドレスは、ロウアドレスがMAX値になる毎にインクリメントする。このアドレスセル境界テストパターンはマーチテスト、チェッカーボードテスト中には存在しないテストパターンとなる。
図8は、ロウアドレスをインクリメント動作、カラムアドレスを0→MAX(up)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図8に示すように、カラムアドレスを0、MAX値の交互に変化させ、ロウアドレスは、カラムアドレスが0になる毎にインクリメントする。カラム方向のアドレス昇順マーチテスト、チェッカーボードテスト中に含まれるアドレスセル境界部分のパターン動作のみを行なうテストパターンとなる。
図9は、ロウアドレスをインクリメント動作、カラムアドレスをMAX→0(down)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図9に示すように、カラムアドレスをMAX値、0の交互に変化させ、ロウアドレスは、カラムアドレスがMAXになる毎にインクリメントする。このアドレスセル境界テストパターンはマーチテスト、チェッカーボードテスト中には存在しないテストパターンとなっている。
図10は、ロウアドレスをデクリメント動作、カラムアドレスをMAX→0(down)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図10に示すように、カラムアドレスをMAX値、0の交互に変化させ、ロウアドレスは、カラムアドレスがMAXになる毎にデクリメントする。カラム方向のアドレス降順マーチテスト、チェッカーボードテスト中に含まれるアドレスセル境界部分のパターン動作のみを行なうテストパターンとなる。
図11は、ロウアドレスをデクリメント動作、カラムアドレスを0→MAX(up)に変化させるアドレスセル境界のRead不良テストを示す。図11に示すように、カラムアドレスを0、MAX値の交互に変化させ、ロウアドレスは、カラムアドレスが0になる毎にデクリメントする。このアドレスセル境界テストパターンはマーチテスト、チェッカーボードテスト中には存在しないテストパターンとなっている。
図12は、メモリのアドレスセル構成において、四つ端の対角線方向にアドレスセル境界のRead不良テストを行なうテストパターンを示す。ロウアドレスを"0"、カラムアドレスを"0"(以下、(ロウ,カラム)=(0,0)と示す。)と(ロウ,カラム)=(MAX,MAX)の境界アドレス間の動作はマーチテスト、チェッカーボードテストのアドレス昇順、もしくは降順動作を2回繰り返すことで行なうことが可能となる。(ロウ,カラム)=(0,MAX)と(ロウ,カラム)=(MAX,0)の境界アドレス間の動作はマーチテスト、チェッカーボードテストでは行なうことはできないテストパターンである。図13は、図12と同様の境界テストを行うことができる他のアドレスパターンを示す。
次に、図2に示す境界アドレス生成回路21の動作について説明する。ここでは、図4及び図12に示す境界アドレスを生成する場合を例にとって説明する。先ず、図14(a)、(b)及び図15は、図4に示す境界アドレスの生成を説明するための図である。ここで、図14(a)に示すように、ロウアドレス、カラムアドレスをいずれも2ビットとし、ロウ(00)、カラム(00)のように示す。また、例えばロウ(ab)、カラム(cd)で指定されるアドレスをADRS_x(abcd)のように示すこととする。この場合、ADRS_0〜ADRS_f、すなわち(0000)〜(1111)がアドレス連結回路22にて生成されるアドレスADRSである。
このように、メモリセルが16個のメモリセルからなり、そのロウアドレスは、ロウ(00)〜ロウ(11)からなり、カラムアドレスは、カラム(00)〜カラム(11)からなる場合、アドレスADRSは、ADRS_0(0000)〜ADRS_f(1111)からなる。
そして、図14(b)に示すように、図4に示すアドレスセル境界テストは、(ロウ,カラム)=(0,0)から図中の矢印で示す順序で境界アドレス間のRead動作を行なう。図15は、このRead動作テストにおけるタイミングチャートを示す図である。この場合、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号(row_bound_en)がHigh(イネーブル)となると、ロウアドレス0orMAX値生成回路52は、ロウアドレス信号(row_adrs)に応じて0又はMAX値を生成してセレクタ53へ出力する。このロウアドレス0orMAX値生成回路52は、ロウアドレス発生器13からのロウアドレス信号row_adrs(=row_adrs[1:0])のうち、最下位ビット(row_adrs[0])が入力される。また、メモリロウアドレスMAX値記憶回路51から、対応するメモリのMAX値、本例においては、ロウMAX値(11)が入力される。
そして、ロウアドレス0orMAX値生成回路52は、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enがイネーブルのとき、ロウアドレスの最下位ビットrow_adrs[0]が"0"であれば、"0"を、最下位ビットrow_adrs[0]が"1"であれば、MAX値=ロウMAX値(11)を出力する。最下位ビットrow_adrs[0]は、"0"と"1"とが交互に現れるデータとなるよう、ロウアドレス発生器13がそのようなロウアドレス信号row_adrs[1:0]を成している。ここで、[n-1:0]は、0〜n−1ビットの計nビットの信号であることを示すものとする。すなわち、ADRS[3:0]は、0から3ビット目までの4ビットの信号であることを示す。
セレクタ53は、ロウアドレス発生器13からのロウアドレス信号row_adrs[n:0]と、ロウアドレス0orMAX値生成回路52にて生成された0又はMAX値とが入力され、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enに基づき、いずれかを選択出力する。アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enがイネーブルのときは、0又はMAX値を選択してロウアドレスとして出力する。
以上により、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enがイネーブルの場合、ロウアドレスとして、0又はMAX値が出力される。一方、このとき、アドレスセル境界テストモードカラムイネーブル信号column_bound_enはディスイネーブルとなっており、セレクタ63は、カラムアドレス発生器14が発生したカラムアドレスcol_adrs[n:0]を選択してカラムアドレスとして出力する。カラムアドレス発生器14は、図4に示すカラムアドレス、すなわち、カラム(00)、カラム(00)、カラム(01)、カラム(01)、・・・、カラム(11)、カラム(11)を発生する。
図4乃至図11に示すアドレスセル境界テストの場合は、境界アドレス生成回路21のアドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enか、アドレスセル境界テストモードclumnイネーブル信号column_bound_enのいずれか一方がイネーブルとなり、他方がディスイネーブルとなって、それぞれロウアドレス、カラムアドレスを出力する。
次に、図12に示すアドレスセル境界テストを行う場合について説明する。これは、メモリの四つ端のアドレスセル境界に対して対角線方向にRead不良テストを行なうものである。図12のアドレスセル境界テストのRead動作は図16(b)に示すように、(ロウ,カラム)=(MAX,MAX)から開始し、対角線にある境界アドレス(ロウ,カラム)=(0,0)へアクセスする。その後、境界アドレス(ロウ,カラム)=(MAX,0)とその対角線にある(ロウ,カラム)=(0,MAX)へアクセスし、終了する。本アドレスセル境界テストは、ロウアドレス、Colunnアドレスのいずれも0又はMAX値しかとらない。このため、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_en、及びアドレスセル境界テストモードclumnイネーブル信号column_bound_enのいずれもイネーブルになり、ロウアドレス/カラムアドレス0orMAX値生成回路52、62は、いずれもMAX値記憶回路51、61からMAX値を読み出す。
ここで、ロウアドレスはMAX値と0が交互に出力されるよう、図17に示すように、ロウアドレス信号の最下位ビットrow_adrs[0]が010101と入力される。そして、この最下位ビットrow_adrs[0]に応じ、ロウアドレス0orMAX値生成回路52が0又はMAX(ロウ(11))を選択出力する。すなわち、最下位ビットrow_adrs[0]が"0"であれば"0"、"1"であればMAX値を選択出力する。セレクタ53は、アドレスセル境界テストモードロウイネーブル信号row_bound_enがイネーブルなので、ロウアドレス0orMAX値生成回路52の出力を選択出力する。
一方、カラムアドレスは、カラムアドレスの最下位ビットclomun_adrs[0]が図17に示すように、0101101と入力される。この最下位ビットclomun_adrs[0]に応じてカラムアドレス0orMAX値生成回路62が0又はMAX(カラム(11))を選択出力する。すなわち、最下位ビットclomun_adrs[0]が"0"であれば"0"、"1"であればMAX値を選択出力する。セレクタ63は、アドレスセル境界テストモードカラムイネーブル信号column_bound_enがイネーブルなので、カラムアドレス0orMAX値生成回路62の出力を選択出力する。
本実施の形態においては、アドレスセル境界テストパターンを生成する境界アドレス生成部を有する。この境界アドレス生成部は、メモリのロウアドレスとカラムアドレスのセル境界のデータRead不良のみをテストするテストパターンを生成するため、メモリテスト時間を短縮することができる。また、マーチテスト、チェッカーボードテストではテストできない方向の境界アドレス間のデータRead不良をテストできることから、より高品質なテストが可能となる。
従来、アドレスセル境界のみをテストするテストパターンは存在していなかった。そのため、従来のマーチテスト、チェッカーボードテストでは、アドレス0とアドレス最大(MAX)との間(アドレスセル境界間)のアドレスデコーダのテストを行なうことができない。しかし、アドレス0とアドレス最大のようにアドレスが離れている厳しい条件でデータをReadしてテストしなければ、信頼性が高いメモリを提供することができない。
これに対し、本実施の形態においては、境界アドレス生成回路により、アドレスセル境界のみをテストするパターンが生成できる。よって、従来のマーチテスト、チェッカーボードテストではテストできないアドレス0とアドレス最大での間のアドレスセル境界のRead不良テストも行なえるようになることから、従来よりも高品質のテストを行なうことが可能になる。
さらに、各メモリに対応して、ロウ/カラムアドレスセル境界MAX値を生成することができる。このため、サイズが異なる複数メモリでBISTメイン回路を共有し、各メモリに対してアドレスセル境界のデータRead不良をパラレルにテストできることから、テスト時間を短縮することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。図18は、複数メモリに対してBIST回路を共有してパラレルにテストを行なう場合のテスト回路を示す図である。図18に示す本実施の形態にかかる半導体集積回路において、図1に示す実施の形態1にかかる半導体集積回路と同一の構成要素には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。本実施の形態にかかる半導体集積回路71は、メモリA72、メモリB73と、これに対応するメモリA用BISTサブ回路20A、メモリB用BISTサブ回路20Bと、BISTメイン回路10と、テストモード制御回路30と、フリップフロップ(F/F)74、75とを有する。
メモリA用BISTサブ回路20A、メモリB用BISTサブ回路20Bは、上述の図1に示すBISTサブ回路20と同様の構成を有する。メモリA用BISTサブ回路20Aは、結果判定回路の結果RESURTをF/F74に出力し、メモリB用BISTサブ回路20Bは、結果判定回路の結果RESURTをF/F75に出力する。F/F74、F/F75は、結果判定結果をシフトチェーンで外部へ出力する。これにより、パラレルでテストしても各メモリの判定結果を得ることができる。
この図18の回路構成でパラレルにカラム方向アドレス昇順のテストを行った場合の例を図19に示す。本実施の形態におけるBIST回路のように境界アドレス生成回路により境界テストパターンを生成せずとも、メモリBにおいては、カラム方向アドレス昇順のテストであっても、図19(b)に示すように、境界アドレス(ロウ,カラム)=(0,7)から境界アドレス(ロウ,カラム)=(1,0)へのReadテストをすることができる。
一方、サイズが異なるメモリをパラレルテストするため、メモリAに関しては、上記に相当する境界テストをすることができない。すなわち、メモリAは、メモリBよりサイズが小さいため、非存在アドレスへのアクセス状態が発生する。このアクセスの間はメモリAへのWrite動作及び期待値比較は行なわない。よって、メモリAに関しては境界アドレス(ロウ,カラム)=(0,3)と境界アドレス(ロウ,カラム)=(1,0)との間に非存在アドレスのアクセスが入るため、境界テストを行なうことができない。
次に、本実施の形態にかかるBIST回路の境界アドレス生成回路を使用して、パラレルにアドレスセル境界テストを行なった場合の例を図20に示す。本実施の形態にかかるテスト回路は、メモリ毎に境界アドレス生成回路を有し、各メモリ毎に、その大きさに応じたロウ/カラムアドレスセル境界のMAX値を生成できる。
すなわち、メモリAに対応する境界アドレス生成回路は、カラムアドレスのMAX値としてMAX=3を記憶しており、メモリBに対応する境界アドレス生成回路は、MAX値としてMAX=7を記憶しており、このMAX値を読み出し境界テストパターンを生成する。よって、複数のメモリをパラレルでアドレスセル境界におけるRead不良テストを行なうことができる。これにより、複数メモリに対するパラレルテストでも、図19で行なえなかったメモリAでのアドレスセル境界のテストを実行することができる。
本実施の形態においては、BISTメイン回路10を共有し、複数のメモリに対しパラレルでテストを行う場合であっても、各メモリに対応するBISTサブ回路20A、20Bが境界アドレス生成回路を有し、各メモリに対応する境界アドレスを生成するので、上述の同様、境界アドレステストを行うことができる。次に、この効果について説明する。
従来、半導体集積回路において、複数メモリに対してBIST回路を共有してパラレルにテストを行なう場合、図19(b)のように大サイズのメモリのアドレスに揃えるため、図19(a)に示すように小サイズメモリに対しては従来のマーチテスト、チェッカーボードテストでテストでも可能であった一部のアドレスセル境界間のテストさえもできなくなってしまう。
これに対し、本実施の形態においては、上述の図1に示すように、各対象メモリ毎にロウ/カラムアドレスセル境界MAX値を生成できる境界アドレス生成回路とアドレスチェック回路を備えている。これにより、各メモリに対応したアドレスセル境界のみをテストするテストパターンを生成できる。すなわち、図20(a)、(b)に示すように、メモリサイズが大きくても小さくでも、BIST共有している複数メモリをパラレルでテストする場合にメモリサイズに関係なくアドレスセル境界テストを行なうことが可能となる。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路におけるテスト時間短縮の効果について説明する。例えば16word、4カラムのメモリをシリアルにテストする場合で、アドレス0で"0"Readとアドレス最大値で"1"Readの対角アドレスセル境界Readテストを行なうとする。従来であれば、図3に示したようにデータ書き込み状態となるチェッカーボードテストでこのアドレス0とアドレス最大での対角アドレスセル境界のテストを行なうには、カラム方向にアドレス昇順Readを連続して2回、アドレス降順Readを連続して2回繰り返すことでテスト実現可能である。
この場合のメモリテスト時間は
16word×(アドレス昇順2回+アドレス降順2回Read)=64パターン
かかることになる。Readデータ"0"と"1"を逆にした場合のテストも行うとすると、さらに2倍となり、
64パターン×2=128パターン
が必要となる。
一方、本実施の形態にかかるアドレスセル境界テストパターンを生成すると、上述と同様にアドレス0とアドレス最大値で対角アドレスセル境界Readテストを行なう場合、図12に示す対角アドレスセル境界テストを行なうことになる。上述に含まれない(ロウ,カラム)=(0,MAX)と(ロウ,カラム)=(MAX,0)のテスト実施も含め、データ"0"と"1"を入れ替えた場合でも、
6パターン×データ"0"/"1"(2回)=12パターン
でテストすることができる。
さらに、BIST回路共有した複数メモリをテストする場合の本実施の形態にかかるテスト時間短縮効果について説明する。例えば図18に示すように16word、4カラムのメモリAと32word、8カラムのメモリBに関してBIST回路を共有してパラレルにテストする場合について説明する。
図3に示したようにデータ書き込み状態となるチェッカーボードテストでのカラム方向Read動作を考えた場合、図19に示すようにメモリAを包含するサイズであるメモリBを基準にパラレルテストが行なわれる。従来方法であればアドレス昇順2回、降順2回、データ"0"と"1"入れ替えでReadテストすることで、メモリBに関しては図8、図10、及び図12のアドレス0とアドレス最大値での対角アドレスセル境界に関してはテストすることができる。しかし、メモリAは、図19(a)に示すように、いずれのアドレスセル境界テストも行うことができない。よって、別途アドレスセル境界テストのためにメモリAのみシリアルでテストする必要がある。
従って、メモリBでのテスト時間である
32Word×(アドレス昇順2回+アドレス降順2回Read)×データ"0"/"1" 2回=256パターン
とメモリAのテスト時間である
16Word×(アドレス昇順2回+アドレス降順2回Read)×データ"0"/"1" 2回=128パターン
を合計した384パターンが必要となる。
一方、本実施の形態にかかるテスト回路においては、アドレスセル境界テストパターンを生成できるため、メモリBを基準としたチェッカーボードテストと図8、図10、及び図12に示すアドレスセル境界テストを実施すれば、上述と同様のテストが行なえる。この場合のテスト時間は、メモリBサイズのチェッカーボードテストの
32Word×(アドレス昇順1回+アドレス降順1回Read)×データ"0"/"1" 2回=128パターン
図8、図10に示すアドレスセル境界テストの
((ロウアドレスセル段数4段×カラム境界2段−1)×デ−タ"0"/"0"2回)×テスト2種=28パターン
そして、図12に対角アドレスセル境界テストの
6パターン×データ"0"/"1"(2回)=12パターン
の合計である
128+28+12=168パターン
でテストすることができる。
さらに、従来のマーチテスト、チェッカーボードテストではテストできないアドレスセル境界テストパターンを生成することも可能である。すなわち、上述したように図5、図7、図9、図11に示すようなテストパターンも生成することができる。また、BISTを共有して複数メモリをパラレルでテストすれば、アドレスセル境界テストパターンはWordサイズやメモリの個数にテスト時間が比例することなく、短時間でテストが可能である。
実施の形態3.
次に、このようなBIST回路の設計装置及び設計方法について説明する。図21、22は、本実施の形態にかかるBIST回路の設計装置及び設計方法を示す図である。図21に示すように、設計装置80は、設計データ(ネットリスト)から、BIST回路の設計に必要なデータを入力するデータ入力部85と、BIST回路の雛形を取得し、データ入力部85からの入力データを使用してBIST回路を生成するBIST回路生成部86と、生成したBIST回路を出力するBIST回路出力部87とを有する。
次に、この設計装置の動作について、図21、図22を参照して説明する。図21に示す設計装置は、図22に示すように、先ず、データ入力部85がLSIの設計データ81からメモリのサイズ、個数等のデータをBIST回路生成部86へ入力し、BIST回路の組み込み指示を行なう(ステップS1)。次に、BIST回路にアドレスセル境界テストを組み込むか否かを決定する(ステップS2)。アドレスセル境界テストを組み込む場合は、BIST回路生成部86は、境界アドレス生成回路を含みアドレスセル境界テストが可能なBIST回路の雛形82を設計データ81から取得し、アドレスセル境界テストが可能なBIST回路を生成する。この場合、上述したように、例えば図2に示す境界アドレス生成回路が保持するロウアドレスMAX値や、カラムアドレスMAX値等を入力する。一方、アドレスセル境界テストを組み込まない場合には、境界アドレス生成回路を有さないBIST回路の雛形83を取得し、BIST回路を生成する(ステップS4)。そして、最後に生成したテスト回路を出力する(ステップS5)。
本実施の形態においては、メモリセル境界間のRead不良を検出するための境界テストを行うことができるBIST回路を組み込むことができるので、信頼性が高い半導体集積回路を設計することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態1にかかるテスト回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるテスト回路における境界アドレス生成回路の詳細の一例を示すブロック図である。 (a)は、メモリアドレスセル構造を示す模式図、(b)は、テスト書き込みデータを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態1にかかるテスト回路で行なうアドレスセル境界テストの一例を示す図であって、そのアドレス構成及びメモリへのアクセス方法を示す図である。 図12と同様の境界テストを行うことができる他のアドレスパターンを示す図である。 (a)はメモリセルの構成を示す図、(b)は、図4に示す境界テストの動作を説明するための図である。 図4に示す境界テストを行なう境界アドレス生成回路のタイミングチャートである。 (a)はメモリセルの構成を示す図、(b)は、図12に示す境界テストの動作を説明するための図である。 図12に示す境界テストを行なう境界アドレス生成回路のタイミングチャートである。 複数メモリに対してBIST回路を共有してパラレルにテストを行なう場合のテスト回路を示す図である。 図18の回路構成でパラレルにカラム方向アドレス昇順のテストを行った場合のメモリへのアクセス方法を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるBIST回路の境界アドレス生成回路を使用して、パラレルにアドレスセル境界テストを行なった場合のメモリへのアクセス方法を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかるBIST回路の設計装置を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかるBIST回路の設計方法を示す図である。 特許文献1に記載の半導体集積回路を示すブロック図である。 特許文献2に記載の半導体集積回路を示す図である。 特許文献3記載の半導体集積回路を示すブロック図である。
符号の説明
11 テスト制御回路
12 アドレスセル境界テストモードEnable生成器
13 ロウアドレス発生器
14 カラムアドレス発生器
15 テストデータ生成器
16 期待値生成器
20、20A、20B BISTサブ回路
21 境界アドレス生成回路
22 アドレス連結回路
23 アドレスチェック回路
24 メモリ制御回路
25 データBIT拡張回路
26 期待値比較回路
27 結果判定回路
30 テストモード制御回路
51 メモリロウアドレスMAX値記憶回路
52 ロウアドレス0orMAX値生成回路
53、63 セレクタ
61 メモリカラムアドレスMAX値記憶回路
62 カラムアドレス0orMAX値生成回路
71 半導体集積回路
72、73 メモリ
80 設計装置
81 設計データ
82、83 雛形
85 データ入力部
86 BIST回路生成部
87 BIST回路出力部

Claims (17)

  1. メモリと、
    前記メモリのテストをするBIST回路とを有し、
    前記BIST回路は、前記メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方は、当該メモリの最上位アドレスと最下位アドレスを交互に生成する境界アドレス生成回路を有する、半導体集積回路。
  2. 複数のメモリを有することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. アドレス構成が異なる複数のメモリを有することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記BIST回路は、前記メモリに共通のBISTメイン回路と、前記メモリに個別に対応して設けられたBISTサブ回路とを有し、
    前記BISTサブ回路は、前記境界アドレス生成回路を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の半導体集積回路。
  5. 前記境界アドレス生成回路は、前記ロウアドレス又はカラムアドレスの一方のアドレスとして、前記最上位アドレスと最下位アドレスを交互に生成し、他方のアドレスとして、前記最上位アドレス又は前記最下位アドレス毎にインクリメント又はデクリメントしたアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  6. 前記境界アドレス生成回路は、前記最上位アドレス又は前記最下位アドレスを有し前記メモリの対角線上に位置するセルに順次アクセスするためのアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  7. 前記境界アドレス生成回路は、前記最上位アドレスを記憶する最上位アドレス記憶部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  8. 前記境界アドレス生成回路は、最上位アドレスを記憶する最上位アドレス記憶部と、当該最上位アドレスを読みだし最下位アドレスと交互に出力する最上位/最下位アドレス生成部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  9. 前記BISTメイン回路は、前記境界テスト以外のテストのためのアドレスを生成するアドレス発生器を有し、
    前記BISTサブ回路は、前記メモリのサイズと前記アドレス発生器から入力されるアドレスとを比較し、前記アドレスがメモリに存在しない非存在アドレスである場合にテストデータの読み出し及び期待値照合を行なわないよう制御する
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  10. メモリのロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストのためのアドレスを生成するアドレス生成部と、
    前記メモリから読み出したテストデータと期待値とを照合する期待値照合部とを有し、
    前記アドレス生成部は、前記メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくともいずれか一方は、前記最上位アドレスと前記最下位アドレスを交互に生成する、BIST回路。
  11. 複数のメモリに共通に設けられたメインBIST回路と、前記複数のメモリに対し個別に設けられたサブBIST回路とを有し、
    前記サブBIST回路は、前記最上位アドレスと前記最下位アドレスを交互に生成する境界アドレス生成回路を有する
    ことを特徴とする請求項10記載のBIST回路。
  12. 前記境界アドレス生成回路は、前記ロウアドレス又はカラムアドレスの一方のアドレスとして、前記最上位アドレスと最下位アドレスとを交互に生成し、他方のアドレスとして、前記最上位アドレス又は前記最下位アドレス毎にインクリメント又はデクリメントしたアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項10記載のBIST回路。
  13. 前記境界アドレス生成回路は、前記最上位アドレス又は前記最下位アドレスを有し前記メモリの対角線上に位置するセルに順次アクセスするためのアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項10記載のBIST回路。
  14. 所定の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    メモリのロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストが可能なBIST回路の雛形を選択する工程と、
    前記雛形を使用してBIST回路を生成する工程とを有するBIST回路の設計プログラム。
  15. メモリの個数、及びそのサイズを入力するデータ入力部と、
    前記データ入力部から入力されるデータと、メモリのロウ又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対するアクセステストを行なう境界テストが可能なBIST回路の雛形とを使用してBIST回路を生成するBIST回路生成部とを有する、BIST回路の設計装置。
  16. メモリのロウアドレス又はカラムアドレスの少なくとも一方が最上位アドレス又は最下位アドレスを有する境界セルに対してアクセスし、
    前記境界セルからデータを読み出して期待値照合する、メモリのテスト方法。
  17. 前記メモリのロウアドレス又はカラムアドレスのいずれか一方のアドレスは最上位アドレスと最下位アドレスを交互に選択すると共に、いずれか他方のアドレスは前記最上位アドレス又は最下位アドレス毎にアドレスをインクリメント又はデクリメントしながら前記境界セルからデータを読み出す
    請求項16記載のメモリのテスト方法。
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