JP2008084049A - 自動取引装置及び自動取引装置の制御方法 - Google Patents

自動取引装置及び自動取引装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新紙幣はホログラムシールが貼られており、この影響で札の厚みが場所によって異なるため、同一方向で積み重ねられた場合、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じてしまう。
【解決手段】紙幣制御部15内の搬送制御部34において、紙幣をスタッカ49へ収納する際、鑑別部45の鑑別結果に基づき新紙幣か否かを判別し、新紙幣であると判別したら新紙幣の紙幣方向を特定し、スタッカ49へ収納される新紙幣の収納方向別に収納枚数を管理する手段と、スタッカ49の収納方向別収納枚数を基に、スタッカ49に収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断し、偏った収納になると判断した場合、スタッカ49の収納傾きを少なくするように反転部48により新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、銀行、その他の金融機関等の店舗に設置され、顧客の操作に基づき入出金等の取引を行うATM(Autmatic Teller Machine :現金自動預け払い機)、出金取引を行うCD(Cash Dispenser)等の自動取引装置に利用されるものであり、特に、スタッカに対する紙幣補充又は入金処理時等に、スタッカ内に紙幣が積み重ねられた際、新紙幣の形状(例えば、ホログラムシール)に起因する収納時の紙幣の厚み偏りを抑制することで、繰り出し時のジャムや収納動作不良を軽減した自動取引装置及び自動取引装置の制御方法に関する。
(1) :従来例1
従来、銀行、その他の金融機関等の店舗に設置され、顧客の操作に基づき入出金等の取引を行うATM、出金取引を行うCD等の自動取引装置が知られていた。このような自動取引装置として、例えば、ATMには、制御部と、紙幣の入出金を行う紙幣ユニット、金種別のカセット、金種別のスタッカ、紙幣の鑑別(金種、紙幣の表裏、真偽等の鑑別)を行うための鑑別部、表裏ターン部(反転部)、入出金部、搬送路等が設けてある。
そして、紙幣ユニットは、制御部からの指示に基づき、各機構部の駆動制御を行うことで、次のような紙幣の入出金処理を行う。先ず、カセットから紙幣を繰り出し、該紙幣を搬送路上を搬送し、鑑別部で鑑別した後、鑑別金種により各スタッカへ収納して現金を補充しておく。そして、出金時には、スタッカから紙幣を繰り出し、該紙幣を搬送路上を搬送し、鑑別部で鑑別後、入出金部へ排出し、顧客に出金する。
一方、入金時は、入出金部から投入された紙幣を鑑別部へ送り、鑑別部で鑑別した後、表裏ターン部(又は反転部)を介して鑑別金種によりスタッカへ収納し、入金する。
(2) :従来例2
以下、特許文献1を従来例2として説明する。従来例2には次のような内容が記載されている。
(a) :「積層状態で供給された紙幣を、この紙幣の上方より載置板側へ、押圧板を作動させてこの押圧板により押圧し紙幣送給機構により・・・紙幣の送給方向と略同方向に向け得る軸を中心に回動自在にさらに前記紙幣の送給方向と略直行する方向に向けた軸を中心に回動自在に設けている。」・・・(公報第2頁左下欄第3行目〜第2頁左下欄第14行目参照)
(3) :従来例3
以下、特許文献2を従来例3として説明する。従来例3には次のような内容が記載されている。
(a) :「積み重ねられた紙幣について、積み重ね方向から紙幣の積み重ね厚さを測定すべく測定子を複数箇所に設け、該測定子の各々から検出される紙幣の積み重ね厚さの変位によって紙幣の積み重ね状態を検出する検出手段を設けた」・・・特許請求の範囲の欄を参照 (4) :従来例4
以下、特許文献3を従来例4として説明する。従来例4には次のような内容が記載されている。
(a) :「検出された表の紙葉と裏の紙葉とが各別に通過して紙葉類の表裏を揃える表送路と裏送路とを設け・・・表送路および裏送路には紙葉類の数を検出する紙葉類検出手段をそれぞれ設ける・・・所定数の紙葉類とそれ以後の紙葉類とを区分けするセパレータを設けた」・・・特許請求の範囲の欄を参照
(5) :従来例5
以下、特許文献4を従来例5として説明する。従来例5には次のような内容が記載されている。
(a) :「積み重ねられた紙幣において、積み重ね方向から紙幣の積み重ね厚さを測定すべく測定子を複数箇所に設け、該測定子の各々から検出される紙幣の積み重ね厚さの変位によって紙幣の積み重ね状態を検出する検出手段を備えたことを特徴とする紙幣の積み重ね状態検出装置。」・・・特許請求の範囲を参照
特開平3−95034号公報 特開昭63−293693号公報 特開昭62−295876号公報 特開昭63−293693号公報
(1) :従来例1では、次のような課題があった。
(a) :ATM等の自動取引装置において、新紙幣の形状に起因する紙幣補充エラーや紙幣繰り出し系のエラーが増加している。すなわち、新紙幣(例えば、万券)はホログラムシールが貼られており、この影響で紙幣の厚みが場所によって異なるため、同一方向で積み重ねられた場合、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じてしまう(ホログラムシール側が高くなる)。これは大量の紙幣を積み重ねて収納し、繰り出しを行うATMでは、収納状態を悪化させ、繰り出しにも悪影響を及ぼす。
(b) :従来は、ホログラムシールなどの紙幣厚みに影響のある形状ではなかったため、紙幣の向きについては特に注意することなく収納を行っていた。しかし、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害が増加している。
(2) :従来例2は、紙幣の積層状態での厚み偏りが有っても押圧板紙幣に沿って自由に回動させる事により、紙幣の繰り出しローラ圧を均等にするという内容である。しかし、従来例2には、本発明のように、各スタッカ毎の収納方向別の収納枚数を管理し、その収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に紙幣の収納方向が偏った収納になったか否かを判断し、前記閾値以上に偏った収納になったと判断した場合、紙幣を反転させることで、紙幣の収納方向を逆にしてスタッカへ収納するという構成は備えておらず、本発明の参考程度の内容である。
(3) :従来例3は、紙幣の積み重ね厚さを複数箇所測定し、異物又は積み重ね異常を検出するという内容である。しかし、従来例3には、本発明のように、各スタッカ毎に収納方向別の収納枚数を管理し、その収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に紙幣の収納方向が偏った収納になったか否かを判断し、前記閾値以上に偏った収納になったと判断した場合、紙幣を反転させることで、紙幣の収納方向を逆にしてスタッカへ収納するという構成は備えておらず、本発明の参考程度の内容である。
(4) :従来例4は、紙葉類の表裏を確実に揃えると共に、指定枚数分確実に集積できるようにするという内容である。しかし、従来例4には、本発明のように、スタッカ毎に収納方向別の収納枚数を管理し、その収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に紙幣の収納方向が偏った収納になったか否かを判断し、前記閾値以上に偏った収納になったと判断した場合、紙幣を反転させることで、紙幣の収納方向を逆にしてスタッカへ収納するという構成は備えておらず、本発明の参考程度の内容である。
本発明は従来の課題を解決するためになされたものであり、紙幣をスタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように、紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できるようにすることを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
(1) :少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置において、前記紙幣制御部は、紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する新紙幣判別手段と、前記新紙幣判別手段により前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する収納枚数管理手段と、前記収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する収納方向偏り判断手段と、前記収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う収納方向制御手段を備えていることを特徴とする。
(2) :前記(1) の自動取引装置において、前記紙幣制御部は、前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段と、前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段を備えていることを特徴とする。
(3) :前記(1) 又は(2) の自動取引装置において、前記紙幣制御部は、前記スタッカから前記カセットへの紙幣回収、又は前記スタッカから前記入出金部への紙幣の出金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、回収又は出金紙幣枚数、前記スタッカ内の新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカに収納されている新紙幣の収納方向別にカウントした収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣回収又は出金時制御テーブル管理手段と、
該当スタッカから紙幣が前記搬送路へ繰り出した場合、該紙幣を前記鑑別部で鑑別し、該鑑別結果により、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じる特定の新紙幣であると判断した場合に、前記鑑別結果の紙幣方向により、対象とするスタッカの収納方向別の収納枚数から繰り出した紙幣の枚数を減算しておき、次回の収納処理に備える紙幣回収又は出金時収納枚数減算手段と、
該当スタッカから紙幣が繰り出し完了となった場合、前記スタッカの収納方向別の収納枚数の偏りが予め定めた閾値以上か否かを判断し、予め定めた閾値以上であったと判断した場合には、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣回収又は出金時方向フラグ変更手段と、
を備えていることを特徴とする。
(4) :少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置の制御方法において、前記紙幣制御部は、紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別するステップと、前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理するステップと、前記管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断するステップと、前記新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行うステップとを有することを特徴とする。
(5) :前記(4) の自動取引装置の制御方法において、前記紙幣制御部は、前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理するステップと、前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更するステップを有することを特徴とする。
(作用)
以下、図1を参照しながら前記構成に基づく本発明の作用を説明する。
(a) :前記(1) の作用
紙幣制御部において、新紙幣判別手段は、紙幣をスタッカへ収納する際、鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する。次に、収納枚数管理手段は、新紙幣判別手段によりスタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、鑑別結果に基づいて新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する。
そして、収納方向偏り判断手段は、収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する。収納方向制御手段は、収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、スタッカの収納傾きを少なくするように反転部により新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う。
このように紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
(b) :前記(2) の作用
紙幣制御部において、紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段は、カセットからスタッカへの紙幣補充、又は入出金部からスタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する。
また、紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段は、カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する。
このようにすれば紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
(c) :前記(3) の作用
紙幣制御部において、紙幣回収又は出金時制御テーブル管理手段は、スタッカからカセットへの紙幣回収、又はスタッカから前記入出金部への紙幣の出金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、回収又は出金紙幣枚数、スタッカ内の新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、スタッカに収納されている新紙幣の収納方向別にカウントした収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する。
また、紙幣回収又は出金時収納枚数減算手段は、該当スタッカから紙幣が前記搬送路へ繰り出した場合、該紙幣を前記鑑別部で鑑別し、該鑑別結果により、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じる特定の新紙幣であると判断した場合に、鑑別結果の紙幣方向により対象とするスタッカの収納方向別の収納枚数から繰り出した紙幣の枚数を減算しておき、次回の収納処理に備える。
また、紙幣回収又は出金時方向フラグ変更手段は、該当スタッカから紙幣が繰り出し完了となった場合、スタッカの収納方向別の収納枚数の偏りが予め定めた閾値以上か否かを判断し、予め定めた閾値以上であったと判断した場合には、スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する。
このようにすれば紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
(d) :前記(4) の作用
紙幣制御部において、紙幣を前記スタッカへ収納する際、鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別するステップと、
前記ステップで、スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら鑑別結果に基づいて新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に該紙幣の収納枚数を管理するステップと、
前記管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断するステップと、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、スタッカの収納傾きを少なくするように反転部により新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行うステップとを実行する。
このように紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
(e) :前記(5) の作用
紙幣制御部において、カセットからスタッカへの紙幣補充、又は入出金部からスタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理するステップと、
カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更するステップを実行する。
このように紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
本発明は前記(1) 乃至(5) の構成により次のような効果がある。
(1) :紙幣スタッカへ収納する場合、紙幣の収納方向が偏らないように紙幣の向きを適宜変えて収納することにより、新紙幣を多数収納したときに紙幣が傾いた状態で収納され、紙幣が収納部の中までうまく動かなかったり、繰り出し時にジャムを引き起こすといった障害を抑制できる。
(2) :自動取引装置において、紙幣の鑑別結果を用いて紙幣の向きを特定し、各紙幣収納場所(スタッカ)について、収納方向別の収納枚数を管理して、予め決めた閾値以上に収納方向が偏っていた場合、紙幣反転機構を用いて紙幣の表裏を反転させて収納する。こうすることで同一方向への偏りを防止し、収納状態を安定させる。
例えば、新紙幣(新一万円札)の表側の左下側にはホログラムシールが貼りつけられている。自動取引装置には、紙幣方向を特定できる鑑別機構(鑑別部)、紙幣方向を反転することが可能な反転機構(反転部)、紙幣を大量に収納可能な収納庫(スタッカ)、紙幣の挿入取り出しを行う入出金機構(入出金部)等が設けてある。
これらの機構を利用し、紙幣の鑑別を行い、鑑別結果により収納箇所別に紙幣の枚数をカウントしておく。そして、収納枚数が予め決めた閾値以内であればそのまま収納を続け、前記閾値を超えた場合は、その収納傾きを少なくなる方向に紙幣を反転させてから収納を行う。
このようにすれば、新紙幣の形状による自動取引装置(例えば、ATM)内での紙幣の収納や繰り出しに関する障害が軽減できる。その結果、自動取引装置の休止率を抑えることができ、顧客へのサービス向上が期待できる。
以下の説明では、自動取引装置としてATMの例について説明する。
§1:ATMの概要説明
図1は本発明の原理説明図である。以下、図1を参照しながらATMの概要を説明する。
(1) :ATMにおいて、先ず、紙幣の鑑別結果を用いて紙幣の向きを特定する。各紙幣収納場所について、紙幣方向毎の枚数を管理して、予め決めた閾値以上に紙幣方向が偏っていた場合、紙幣反転機構を用いて紙幣の表裏を反転させて収納する。こうすることで同一方向への偏りを防止し、収納状態を安定させる。
例えば、新紙幣(新一万円札)の表側の左下側にはホログラムシールが貼りつけられている。ATM(自動取引装置)には、紙幣方向を特定できる鑑別機構(鑑別部45)、紙幣方向を反転することが可能な反転機構(反転部48)、紙幣を大量に収納可能な収納庫(スタッカ49)、紙幣の挿入取り出しを行う入出金機構(入出金部46)等が設けてある。
これらの機構を利用し、紙幣の鑑別を行い、鑑別結果により収納箇所別に紙幣の枚数をカウントしておく。そして、収納枚数が予め決めた閾値以内であればそのまま収納を続け、前記閾値を超えた場合は、その収納傾きを少なくなる方向に紙幣を反転させてから収納を行う。
(2) :ATMは、少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部46、紙幣を収納するための金種毎のスタッカ49、スタッカ49に対し紙幣の補充や回収を行うための金種毎のカセット50、紙幣の鑑別を行う鑑別部45、紙幣を搬送する搬送路51及び該搬送路51の切り替えを行う搬送路切替部47、紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部48を備えた紙幣ユニット21と、紙幣ユニット21に対する制御を行う紙幣制御部15を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う装置である。
そして、紙幣制御部15は、鑑別部45により紙幣を鑑別し、該鑑別結果に基づいて紙幣方向を特定する紙幣方向判別手段(搬送制御部34の一部)と、スタッカ49に収納される紙幣について、各スタッカ49毎に紙幣の収納方向別に収納枚数を管理する紙幣枚数管理手段(搬送制御部34の一部)と、紙幣枚数管理手段(搬送制御部34の一部)が管理している各スタッカ49毎の収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に紙幣の収納方向が偏った収納になったか否かを判断する収納方向偏り判断手段(搬送制御部34の一部)と、前記収納方向偏り判断手段(搬送制御部34の一部)により、紙幣の収納枚数が予め定めた閾値以上に偏った収納になったと判断した場合、反転部48により紙幣を反転させることで、紙幣の収納方向を逆にして各スタッカ49へ収納する制御を行う収納制御手段(搬送制御部34の一部)とを備えている。
(3) :前記(2) のATMにおいて、紙幣制御部15は、カセット50からスタッカ49への紙幣補充、又は入出金部46からスタッカ49への入金処理を行う際、メモリ37に設けた制御テーブルに、スタッカ49への補充又は入金紙幣枚数、スタッカ49へ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、スタッカ49へ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段(搬送制御部34の一部)と、前記カウントしたスタッカ49の収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段(搬送制御部34の一部)を備えている。
(4) :前記(2) 又は(3) のATMにおいて、紙幣制御部15は、スタッカ49からカセット50への紙幣回収、又はスタッカ49から入出金部46への紙幣の出金処理を行う際、メモリ37に設けた制御テーブルに、回収又は出金紙幣枚数、スタッカ49内の新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、スタッカ49に収納されている新紙幣の収納方向別にカウントした収納枚数、外部から入力した閾値を含むデータを登録して管理する紙幣回収又は出金時制御テーブル管理手段(搬送制御部34の一部)と、該当スタッカ49から紙幣が搬送路51へ繰り出した場合、該紙幣を鑑別部45で鑑別し、該鑑別結果により、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じる特定の新紙幣であると判断した場合に、前記鑑別結果の紙幣方向により、対象とするスタッカ49の収納方向別の収納枚数から繰り出した紙幣の枚数を減算しておき、次回の収納処理に備える紙幣回収又は出金時収納枚数減算手段(搬送制御部34の一部)と、該当スタッカ49から紙幣が繰り出し完了となった場合、スタッカ49の収納方向別の収納枚数の偏りが予め定めた閾値以上か否かを判断し、予め定めた閾値以上であったと判断した場合には、スタッカ49へ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣回収又は出金時方向フラグ変更手段(搬送制御部34の一部)とを備えている。
§2:ATMの説明
(1) :ATM制御系の説明
図2はATM制御系のブロック図である。図2に示したように、ATM制御系には、ATM制御部1が設けてあり、該ATM制御部1には、顧客操作部2、管理操作部3、ハードディスク装置(以下、「HDD」と記す)4、フレキシブルディスクドライブ(以下、FDD」と記す)5、電源部6、紙幣ユニット21を含む機構部(メカ部)7等が接続されている。
そして、前記ATM制御部1には、主制御部11と、該主制御部11に接続された回線制御部12、カード制御部13、通帳制御部14、紙幣制御部15、画面制御部16、印字部17等が設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
主制御部11は、ATM制御部1の全体の制御等を行うものであり、例えば、CPU等のプロセッサにより構成されている。回線制御部12は、通信回線を介して外部機器或いは装置との通信を行うものである。カード制御部13は、顧客が挿入した取引用のカードの各種制御を行うものである。通帳制御部14は、顧客の取引通帳に対する各種制御を行うものである。紙幣制御部15は、紙幣ユニット21内の各機構部(メカ部)の制御を行うものである。画面制御部16は、顧客操作部2や管理操作部3の表示画面の制御を行うものである。印字部17は、顧客の取引通帳や取引記録の用紙に取引情報等を印字する際の制御を行うものである。
また、顧客操作部2は、顧客が取引の際に操作するものであり、タッチパネル式の表示画面を備えている。管理操作部3は保守員等が保守等を行う際に使用するものであり、タッチパネル式の表示画面を備えている。HDD4は各種制御情報等を記憶するものである。FDD5は各種制御情報等を入力するためのものである。電源部6はATMに電源供給するものである。
(2) :紙幣制御部及び紙幣ユニットの詳細な説明
(a) :紙幣制御部及び紙幣ユニットの具体的な構成の説明
図3は紙幣制御部及び紙幣ユニットの詳細ブロック図である。図3に示したように、紙幣制御部及び紙幣ユニットは次のように構成されている。
前記紙幣制御部15には紙幣ユニット21が接続されており、紙幣ユニット21の各機構部(メカ部)が紙幣制御部15の各部により制御されるように構成されている。この場合、紙幣制御部15には、紙幣制御部全体の制御を行う制御部(例えば、CPU等のプロセッサ)31が設けてあり、この制御部31により制御される回線制御部32、メカ制御部33、搬送制御部34等が設けてある。
更に、紙幣制御部15には、鑑別制御部36が設けられると共に、前記メカ制御部33により制御されメカ部を駆動するドライバ35や、搬送制御部34がアクセス可能なメモリ37等が設けてある。このメモリ37には後述する制御テーブル等を記憶する。なお、前記回線制御部32、メカ制御部33、搬送制御部34、鑑別制御部36等はプログラムにより構成されている。
また、前記紙幣制御部15により制御される紙幣ユニット21には、USB/LAN41、モータ42、センサ43、Mg(マグネット)44、鑑別部45等が設けてある。USB/LAN4は回線制御部32により制御されるものである。モータ42、センサ43、Mg(マグネット)44は、搬送路等に設けられた部品であり、それぞれドライバ35により駆動されるものである。鑑別部45は鑑別制御部36により制御されるものである。
(b) :制御テーブル例の説明
図4は制御テーブル例を示した図であり、A図は紙幣補充/入金処理用制御テーブル、B図は紙幣回収/出金処理用制御テーブルである。この制御テーブルは前記メモリ37に記憶しておくものであり、搬送制御部34がアクセスして情報を書き込んだり、或いは読み出したりできるようになっている。
前記紙幣補充/入金処理用制御テーブルには、項目と値の欄があり、項目としては、補充又は入金紙幣枚数、方向フラグ、方向カウンタ1、方向カウンタ2、閾値がある。そして、これらの各項目には、それぞれ値が書き込まれるようになっている。この場合、方向フラグは、紙幣のスタッカへの収納方向や鑑別結果の紙幣方向を識別するための情報である。また、方向カウンタは、スタッカ49への収納方向に対応して、各収納方向毎の紙幣収納枚数をカウントするもの(ソフトカウンタ)である。
前記紙幣補充/入金処理用制御テーブルは、紙幣をカセット50から繰り出してスタッカ49へ収納(紙幣の補充)する場合や、入出金部46からの入金した紙幣をスタッカ49へ収納(入金)する際に、搬送制御部34が使用するものである。
また、紙幣回収/出金処理用制御テーブルには、項目と値の欄があり、項目としては、回収又は出金紙幣枚数、方向フラグ、方向カウンタ1、方向カウンタ2、閾値がある。そして、これらの各項目には、それぞれ値が書き込まれるようになっている。なお、前記閾値は、管理操作部3(図2参照)の操作により係員等が予め入力し、メモリ37の各制御テーブルに記憶させておく。
この場合、方向フラグは、紙幣のスタッカへの収納方向や鑑別結果の紙幣方向を識別するための情報である。また、方向カウンタは、スタッカ49への収納方向に対応して、各収納方向毎の紙幣収納枚数をカウントするもの(ソフトカウンタ)である。
前記紙幣回収/出金処理用制御テーブルは、スタッカ49から紙幣を繰り出してカセット50へ収納(紙幣回収)する場合や、スタッカ49から紙幣を繰り出して、入出金部46へ出金(出金処理)する際に、搬送制御部34が使用するものである。
(c) :紙幣ユニットの説明
図5は紙幣ユニットの機構説明図である。以下、図5を参照しながら紙幣ユニットについて説明する。
1.紙幣ユニットの機構の概要
紙幣ユニット21は、紙幣(現金)を補充/回収するための金種別のカセット(現金金庫)50と、各金種の紙幣を収納するための金種別のスタッカ(紙幣収納部)49と、紙幣を搬送するための搬送路51と、紙幣を鑑別(金種、紙幣の表裏、紙幣方向、真偽等の鑑別)する鑑別部45と、紙幣の表裏を反転させる反転部48と、該反転部48への搬送ルート又は該反転部48をバイパスさせるルートを切り替えるための搬送路切替部47と、紙幣の入出金を行う入出金部46等を備えている。
また、前記搬送路切替部47にはマグネット(Mg)44が設けてあり、前記ドライバ35により前記マグネット(Mg)44が駆動されることで前記搬送ルートの切り替えを行うようになっている。
2.動作の概要
紙幣ユニット21は、紙幣制御部15からの指示に基づき、次のような紙幣の入出金処理を行う。先ず、カセット50から紙幣を繰り出し、該紙幣を搬送路51上を搬送し鑑別部45で鑑別した後、鑑別金種により各スタッカ49へ収納して現金を補充しておく。
出金時には、スタッカ49から紙幣を繰り出し、該紙幣を搬送路51上を搬送し鑑別部45で鑑別した後、出金紙幣を纏めて入出金部46へ搬出し、顧客に出金する。入金時には、入出金部46から投入された紙幣を鑑別部45へ送り、鑑別部45で鑑別した後、鑑別金種により各スタッカ49へ収納し入金する。
(d) :紙幣と紙幣方向の説明
図6は紙幣の説明図であり、A図は紙幣例、B図は紙幣方向を示した図である。この例では、一万円紙幣(万券)を例として説明する。この場合、紙幣(一万円紙幣)には旧紙幣と新紙幣とがある。
図6のA図に示した紙幣例は、前記新紙幣(新一万円紙幣)の例であり、この紙幣20の表側には、右側に人物像が印刷されており、左下側にはホログラムシールが貼られている。このホログラムシールは紙幣の表面に貼られていて、その部分だけが他の部分に比べて厚みが厚く形成されている。
このような新紙幣を紙幣ユニット21内で搬送した場合、図6のB図に示したような方向が存在し、この方向を方向1及び方向2とする。すなわち、方向1では、紙幣が表側を上にして搬送された場合、紙幣の左下側にホログラムシールが存在し、紙幣が裏側を上にして搬送された場合、紙幣の右下側にホログラムシールが存在する。また、方向2では、紙幣が裏側を上にして搬送された場合、紙幣の左上側にホログラムシールが存在し、紙幣が表側を上にして搬送された場合、紙幣の右上側にホログラムシールが存在する。
このようにすると、図6に示した紙幣において、横方向の中央線位置に対し、方向1ではホログラムシールが下側に存在し、方向2ではホログラムシールが上側に存在することになる。この場合、図6のB図に示した方向1では、スタッカ49に収納した場合の収納方向を1とし(収納方向=1)、方向2では、スタッカ49に収納した場合の収納方向を2とする(収納方向=2)。
なお、鑑別部45で鑑別した結果は、前記方向1の何方か(2通り)か、前記方向2の何方か(2通り)である(全部で4通り存在する)。この場合、前記方向1の何方か(2通り)の場合を紙幣方向1とし、前記方向2の何方か(2通り)の場合を紙幣方向2としても良いが、その逆としても良い(何れの方向を紙幣方向1又は2としても良い)。
(e) :紙幣をスタッカに収納した場合の紙幣収納状態の説明
図7は紙幣収納状態説明図であり、A図は紙幣を同一方向に収納時の状態、B図は紙幣を一定枚数毎に反転収納時の状態を示した図である。紙幣ユニット21内で紙幣を搬送し、スタッカ49に収納した場合、新紙幣(新一万円札)を同一方向に収納すると図7のA図に示した状態になる。
すなわち、新紙幣(新一万円札)には前記のように、ホログラムシールが貼られており、このホログラムシールの部分のみが他の部分に比べて厚みが厚く形成されている。従って、この新紙幣(新一万円札)の紙幣を同一方向(図6に示した方向1又は方向2)にしてスタッカ49に収納すると、ホログラムシールの部分だけが厚くなっているため、スタッカ49内で平らにならず、図7のA図のように重ね合わせた紙幣が傾斜した状態で収納されることになる。
この場合、スタッカ49の内部には、紙幣を検出するセンサ等が設けてあり、このセンサの上側にまで紙幣の一部(例えば、紙幣の左側)が乗り上げて収納されることもある。このような場合には、紙幣の枚数を正確に検出できなくなる。また、このように積み上げられた紙幣をスタッカ49から搬送路51へ排出する場合にも、繰り出しが悪くなり各種の障害を引き起こすことになる。
前記のような状態を回避するため、本発明では、紙幣を一定枚数毎に反転して収納している。このように紙幣を一定枚数毎に反転して収納すれば、反転する毎にホログラムシールの位置が異なり、紙幣の厚みが均等化される。そのため、図7のB図のように、紙幣を一定枚数毎に反転収納すれば、スタッカ49内で紙幣が積み重ねられた場合でも、ほぼ均等な厚みで積み重ねられ、紙幣ユニット21の正常な動作が確保される。
§2:フローチャートによる動作の説明
(1) :紙幣補充又は入金時の処理
図8は紙幣補充又は入金時の処理フローチャート(その1)、図9は紙幣補充又は入金時の処理フローチャート(その2)である。以下、図8、図9に基づいて、紙幣補充又は入金時の処理(万券スタッカへの収納処理のみ)を説明する。
図8、図9に示した処理は、搬送制御部34が行う処理であり、図中、S1〜S18は各処理ステップを示す。また、以下に説明する処理は、カセット50からスタッカ49への紙幣補充、又は入出金部46からスタッカ49への入金処理を行う際の処理であり、以下に説明する「紙幣方向」は、鑑別結果のデータから、紙幣の何れか一方の方向を紙幣方向1とし、他方の紙幣方向を紙幣方向2とした例である。
先ず、最初に搬送制御部34は、スタッカ49の内、万券スタッカは空か否かを判断し(S1)、万券スタッカが空ならば、メモリ37内の制御テーブル(図4のA図に示した紙幣補充/入金処理用制御テーブル)を初期化する(S2)。この場合、メモリ37内の前記制御テーブルに関して、収納方向=0(0は初期値)とし、方向カウンタ1=0とし、方向カウンタ2=0とする。
次に、スタッカ49への紙幣収納は終了したか否かを判断し(S3)、終了していればこの処理を終了するが、終了していなければ、カセット49又は入出金部46からの紙幣繰り出しを行い、搬送路51上を搬送し、鑑別部45で鑑別を行う(S4)。そして、前記鑑別結果により、搬送された紙幣が新紙幣(新万券)か否かを判断する(S5)。
その結果、新紙幣(新万券)でなければ、紙幣をスタッカ49へ収納し(S18)、S3の処理へ移行する。なお、前記S1の処理で、万券スタッカが空でなければ、前記S3の処理へ移行する。しかし、前記S5の処理で、新紙幣(新万券)と判断したら、メモリ37の制御テーブルを参照して、収納方向=0(0は初期値)か否かを判断する(S6)。
その結果、収納方向=0でなければ、紙幣方向=1で、かつ収納方向=1か否かを判断する(S7)。その結果、紙幣方向=1で、かつ収納方向=1でなければ、紙幣方向=2で、かつ収納方向=2か否かを判断する(S8)。その結果、紙幣方向=2で、かつ収納方向=2でなければ、メカ制御部33の制御によりドライバ35を動作させて搬送路切替部47のマグネット44を駆動し、搬送路51の切り替えを行なって、反転部48まで紙幣を搬送し、該紙幣の表裏を反転する(S9)。この紙幣の反転により、紙幣方向は反転する。
次に、搬送制御部34は、鑑別部45の鑑別結果から、現在の紙幣方向=1か否かを判断する(S10)。その結果、現在の紙幣方向=1であれば、前記メモリ37の制御テーブルの方向カウンタ1をインクリメント(方向カウンタ1=+1)する(S11)。また、前記S10の処理で、現在の紙幣方向=1でない場合、前記メモリ37の制御テーブルの方向カウンタ2をインクリメント(方向カウンタ2=+1)する(S12)。
次に、前記S11の処理又はS12の処理が終了後、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値(方向カウンタ1の値から方向カウンタ2の値を引いた値)が、メモリ37の制御テーブルに格納されている閾値以上の値が否かを判断する(S13)。その結果、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上であれば、収納フラグ=2とする(S14)。
次に、前記S13の処理で、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上でない場合には、方向カウンタ2−方向カウンタ1の値(方向カウンタ2の値から方向カウンタ1の値を引いた値)が、メモリ37の制御テーブルに格納されている閾値以上の値が否かを判断する(S15)。その結果、方向カウンタ2−方向カウンタ1の値が閾値以上であれば、方向フラグ=1とする(S16)。また、方向カウンタ2−方向カウンタ1の値が閾値以上でなければ、方向フラグ=0とし(S17)、紙幣をスタッカ49(万券スタッカ)へ収納し(S18)、前記S3の処理へ移行する。
また、前記S14の処理終了後、及び前記S16の処理終了後、前記S18の処理へ移行する。また、前記S5の処理で、新紙幣(新万券)でない場合には、前記S18の処理へ移行する。
(2) :紙幣回収又は出金処理時の処理
図10は紙幣回収又は出金処理時の処理フローチャート(その1)、図11は紙幣回収又は出金処理時の処理フローチャート(その2)である。以下、図10、図11に基づいて、紙幣回収又は出金処理時の処理(万券の処理のみ)を説明する。なお、図10、図11に示した処理は、搬送制御部34が行う処理であり、図中、S21〜S32は各処理ステップを示す。
以下の処理は、スタッカ49からカセット50への紙幣回収、又はスタッカ40から入出金部46への紙幣の出金処理を行う際の処理である。すなわち、スタッカ49から紙幣を繰り出した場合に、スタッカ49内の紙幣が減少するが、この場合、次に、スタッカ49への入金が行われた場合に備えて、方向カウンタの値を修正して次の処理が順調に行えるようにするための処理である。
先ず、最初に搬送制御部34は、該当スタッカ49の紙幣繰り出し完了か否かを判断する(S21)。その結果、該当スタッカ49の紙幣繰り出し完了でなければ、紙幣を繰り出し、鑑別部45で鑑別する(S22)。次に、前記鑑別結果により、新紙幣(新一万円札)か否かを判断する(S23)。
その結果、新紙幣であれば、紙幣方向=1か否かを判断する(S24)。その結果、紙幣方向=1であれば、方向カウンタ1をデクリメント(方向カウンタ1=−1)し(S25)、紙幣をカセット49又は入出金部46へ収納し(S26)、S21の処理へ移行する。また、前記S23の処理で、新紙幣(新万券)でなければ、前記S26の処理へ移行する。
また、前記S24の処理で、紙幣方向=1でなければ、方向カウンタ2をデクリメント(方向カウンタ2=−1)し(S27)、前記S26の処理へ移行する。また、前記S21の処理で、該当スタッカ49の紙幣繰り出し完了と判断した場合には、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上か否かを判断する(S28)。
その結果、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上であれば、収納方向=2とし(S29)、この処理を終了する。しかし、前記S28の処理で、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上でなければ、方向カウンタ2−方向カウンタ1の値が閾値以上か否かを判断する(S30)。
その結果、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上であれば、収納方向=1とし(S31)、この処理を終了する。また、方向カウンタ1−方向カウンタ2の値が閾値以上でなければ、収納方向=0とし(S32)、この処理を終了する。
§3:その他の説明
前記構成のATMにおいて、例えば、HDD4の磁気ディスク(記録媒体)に、前記ATMの処理を実現するためのプログラムを格納しておき、このプログラムを紙幣制御部15内の制御部31のCPUが読み出して実行することにより、前記ATMが行う処理を実行することが可能である。
しかし、本発明は、このような例に限らず、例えば、HDD5の磁気ディスクに、次のようにしてプログラムを格納し、このプログラムを前記紙幣制御部15内の制御部31のCPUが実行することで前記処理を行うことも可能である。
(a) :主制御部11の制御により、他の装置で作成されたリムーバブルディスク(例えば、フレキシブルディスク又はフロッピィディスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、例えば、FDD5により読み取り、HDD4の記録媒体に格納する。
(b) :主制御部11の制御により、通信回線を介して他の装置から伝送されたプログラム等のデータを、通信制御部(図示省略)を介して受信し、そのデータをHDD5の記録媒体(磁気ディスク)に格納する。
(付記)
前記の説明に対し、次の構成を付記する。
(付記1)
少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置において、
前記紙幣制御部は、
紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する新紙幣判別手段と、
前記新紙幣判別手段により前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する収納枚数管理手段と、
前記収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する収納方向偏り判断手段と、
前記収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う収納方向制御手段と、
を備えていることを特徴とする自動取引装置。
(付記2)
前記紙幣制御部は、
前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段と、
前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段を備えていることを特徴とする付記1記載の自動取引装置。
(付記3)
前記紙幣制御部は、
前記スタッカから前記カセットへの紙幣回収、又は前記スタッカから前記入出金部への紙幣の出金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、回収又は出金紙幣枚数、前記スタッカ内の新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカに収納されている新紙幣の収納方向別にカウントした収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣回収又は出金時制御テーブル管理手段と、
該当スタッカから紙幣が前記搬送路へ繰り出した場合、該紙幣を前記鑑別部で鑑別し、該鑑別結果により、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じる特定の新紙幣であると判断した場合に、前記鑑別結果の紙幣方向により、対象とするスタッカの収納方向別の収納枚数から繰り出した紙幣の枚数を減算しておき、次回の収納処理に備える紙幣回収又は出金時収納枚数減算手段と、
該当スタッカから紙幣が繰り出し完了となった場合、前記スタッカの収納方向別の収納枚数の偏りが予め定めた閾値以上か否かを判断し、予め定めた閾値以上であったと判断した場合には、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣回収又は出金時方向フラグ変更手段と、
を備えていることを特徴とする付記1又は2記載の自動取引装置。
(付記4)
少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置の制御方法において、
前記紙幣制御部は、
紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別するステップと、
前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理するステップと、
前記管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断するステップと、
前記新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行うステップと、
を有することを特徴とする自動取引装置の制御方法。
(付記5)
前記紙幣制御部は、
前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理するステップと、
前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更するステップを有することを特徴とする付記4記載の自動取引装置の制御方法。
(付記6)
少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置を、
紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する新紙幣判別手段と、
前記新紙幣判別手段により前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する収納枚数管理手段と、
前記収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する収納方向偏り判断手段と、
前記収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う収納方向制御手段として機能させるためのプログラム。
(付記7)
前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段と、
前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段として機能させるための付記6記載のプログラム。
(付記8)
少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置を、
紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する新紙幣判別手段と、
前記新紙幣判別手段により前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する収納枚数管理手段と、
前記収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する収納方向偏り判断手段と、
前記収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う収納方向制御手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記9)
前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段と、
前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段として機能させるための付記6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明の原理説明図である。 実施の形態におけるATM制御系のブロック図である。 実施の形態における紙幣制御部及び紙幣ユニットの詳細ブロック図である。 実施の形態における制御テーブル例であり、A図は紙幣補充/入金処理用制御テーブル、B図は紙幣回収/出金処理用制御テーブル例である。 実施の形態における紙幣ユニットの機構説明図である。 実施の形態における紙幣の説明図であり、A図は紙幣例、B図は紙幣方向を示した図である。 実施の形態における紙幣収納状態説明図であり、A図は紙幣を同一方向に収納時の状態、B図は紙幣を一定枚数毎に反転収納時の状態を示した図である。 実施の形態における紙幣補充又は入金時の処理フローチャート(その1)である。 実施の形態における紙幣補充又は入金時の処理フローチャート(その2)である。 実施の形態における紙幣回収又は出金処理時の処理フローチャート(その1)である。 実施の形態における紙幣回収又は出金処理時の処理フローチャート(その1)である。
符号の説明
1 ATM制御部
2 顧客操作部
3 管理操作部
4 ハードディスク装置(FDD)
5 フレキシブルディスクドライブ(FDD)
6 電源部
7 機構部(メカ部)
11 主制御部
12 回線制御部
13 カード制御部
14 通帳制御部
15 紙幣制御部
16 画面制御部
17 印字部
21 紙幣ユニット
31 制御部
32 回線制御部
33 メカ制御部
34 搬送制御部
35 ドライバ
36 鑑別制御部
37 メモリ
41 USB/LAN
42 モータ
43 センサ
44 マグネット(Mg)
45 鑑別部
46 入出金部
47 搬送路切替部
48 反転部
49 スタッカ
50 カセット
51 搬送路

Claims (5)

  1. 少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
    前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置において、
    前記紙幣制御部は、
    紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別する新紙幣判別手段と、
    前記新紙幣判別手段により前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理する収納枚数管理手段と、
    前記収納枚数管理手段が管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断する収納方向偏り判断手段と、
    前記収納方向偏り判断手段により、新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行う収納方向制御手段と、
    を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記紙幣制御部は、
    前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣補充又は入金時制御テーブル管理手段と、
    前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣補充又は入金時方向フラグ変更手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記紙幣制御部は、
    前記スタッカから前記カセットへの紙幣回収、又は前記スタッカから前記入出金部への紙幣の出金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、回収又は出金紙幣枚数、前記スタッカ内の新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカに収納されている新紙幣の収納方向別にカウントした収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理する紙幣回収又は出金時制御テーブル管理手段と、
    該当スタッカから紙幣が前記搬送路へ繰り出した場合、該紙幣を前記鑑別部で鑑別し、該鑑別結果により、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に、枚数が増えるほど紙幣の高さに違いが生じる特定の新紙幣であると判断した場合に、前記鑑別結果の紙幣方向により、対象とするスタッカの収納方向別の収納枚数から繰り出した紙幣の枚数を減算しておき、次回の収納処理に備える紙幣回収又は出金時収納枚数減算手段と、
    該当スタッカから紙幣が繰り出し完了となった場合、前記スタッカの収納方向別の収納枚数の偏りが予め定めた閾値以上か否かを判断し、予め定めた閾値以上であったと判断した場合には、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更する紙幣回収又は出金時方向フラグ変更手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動取引装置。
  4. 少なくとも、紙幣の入出金を行う入出金部、紙幣を収納するための金種別のスタッカ、前記スタッカに対し紙幣の補充や回収を行うための金種別のカセット、紙幣の鑑別を行う鑑別部、紙幣を搬送する搬送路及び該搬送路の切り替えを行う搬送路切替手段、紙幣の表裏反転により、該紙幣の向きを逆方向に反転させる反転部を備えた紙幣ユニットと、
    前記紙幣ユニットに対する制御を行う紙幣制御部を備え、顧客の操作に基づいて入出金処理を自動的に行う自動取引装置の制御方法において、
    前記紙幣制御部は、
    紙幣を前記スタッカへ収納する際、前記鑑別部の鑑別結果に基づいて、紙幣の厚みが場所によって異なり、同一方向で積み重ねた場合に枚数が増えるほど紙幣の場所により高さに違いが生じる特定の新紙幣か否かを判別するステップと、
    前記スタッカへ収納する紙幣が新紙幣であると判別したら、前記鑑別結果に基づいて前記新紙幣の紙幣方向を特定し、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別に、該紙幣の収納枚数を管理するステップと、
    前記管理しているスタッカの収納方向別収納枚数を基に、スタッカに収納される新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納となるか否かを判断するステップと、
    前記新紙幣が予め定めた閾値以上に収納方向が偏った収納になると判断した場合、前記スタッカの収納傾きを少なくするように前記反転部により前記新紙幣を反転させ、収納方向を逆にしてからスタッカへ収納する制御を行うステップと、
    を有することを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  5. 前記紙幣制御部は、
    前記カセットから前記スタッカへの紙幣補充、又は前記入出金部から前記スタッカへの入金処理を行う際、記憶手段に設けた制御テーブルに、スタッカへの補充又は入金紙幣枚数、前記スタッカへ収納する新紙幣の収納方向を示す方向フラグ、前記スタッカへ収納される新紙幣の収納方向別にカウントした新紙幣の収納枚数、外部から入力した前記閾値を含むデータを登録して管理するステップと、
    前記カウントしたスタッカの収納方向別の収納枚数を基に、予め定めた閾値以上に、新紙幣の収納方向が偏った収納になると判断した場合、次回の処理でスタッカへ収納する場合の前記制御テーブルの方向フラグを逆の収納方向となるフラグに変更するステップを有することを特徴とする請求項4記載の自動取引装置の制御方法。
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