JP2005242685A - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さ分布が異なる紙幣を集積する際に、集積した紙幣の上面高さをほぼ水平に保った状態で集積する手段を提供する。
【解決手段】紙幣の金種を鑑別する鑑別部と、該鑑別部で鑑別された紙幣を金種ごとに集積する金種別カセットとを備えた紙幣取扱装置において、前記鑑別部で紙幣の向きを鑑別すると共に、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットを複数設定し、前記金種の紙幣を集積するときに、前記複数設定した金種別カセットの前記鑑別部で鑑別した紙幣の向きと同じ向きの紙幣の集積枚数を比較し、前記集積枚数の最も少ない前記金種別カセットに前記鑑別した紙幣を集積する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣を搬送して金種ごとに集積する紙幣取扱装置に関する。
従来の紙幣取扱装置は、接客部に投入された紙幣を搬送路により鑑別部へ搬送し、紙幣の金種、真偽を判別する。鑑別部で鑑別された紙幣はその金種ごとに設定された金種別カセットに集積される。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−82164号公報(第4頁右欄50行目−第5頁左欄2行目、第1図)
近年の紙幣は、偽券対策として透かし、凹版印刷またセキュリティスレッド等の技術が導入され、紙幣の上下、左右で厚さの異なる部分が多数有り、紙幣の厚さ分布が異なってきている。
しかしながら、上述した従来の技術においては、紙幣は投入された向きのまま集積されるため、厚さ分布が異なる紙幣が同一方向で集積されることがあり、紙幣一枚一枚では厚さ分布の最も厚い部分と最も薄い部分の差は少ないが、金種別カセットでは数百から数千枚を集積するため、紙幣の厚さの差は非常に大きなものとなって集積した紙幣の上面高さが傾いてしまうことがあり、集積された紙幣を出金等のために繰出す際、繰出し不良や繰出された紙幣の斜行やジャム等の障害を起こす原因になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、厚さ分布が異なる紙幣を集積する際に、集積した紙幣の上面高さをほぼ水平に保った状態で集積する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙幣の金種を鑑別する鑑別部と、該鑑別部で鑑別された紙幣を金種ごとに集積する金種別カセットとを備えた紙幣取扱装置において、前記鑑別部で紙幣の向きを鑑別すると共に、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットを複数設定し、前記金種の紙幣を集積するときに、前記複数設定した金種別カセットの前記鑑別部で鑑別した紙幣の向きと同じ向きの紙幣の集積枚数を比較し、前記集積枚数の最も少ない前記金種別カセットに前記鑑別した紙幣を集積することを特徴とする。
これにより、本発明は、同一金種の紙幣を複数の金種別カセットに集積する際に、同じ向きの紙幣が一つの金種別カセットに偏って集積されるのを防ぎ、集積した紙幣の上面高さが傾くのを防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙幣取扱装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣入出金機を示す概略図、図2は実施例1の紙幣入出金機を示すブロック図、図3は紙幣の向きを示す説明図である。
図1、図2において、1は紙幣取扱装置としての紙幣入出金機である。
2は接客部であり、顧客の紙幣Pの受入れや顧客への紙幣Pの払出しを行うと共に、紙幣Pを一枚づつ分離して搬送路3へ繰出す機能を有している。
3は搬送路であり、対向配置されたローラあるいはベルト等により構成され、紙幣Pを挟持して鑑別部4や金種別カセット6、7、8へ搬送する。
鑑別部4は、接客部2から搬送路3により搬送された紙幣Pの真偽、正損、金種等を鑑別する他、画像認識等により紙幣Pの向きを鑑別する。
本実施例では、図3(a)に示す表向きで上下の向きが正しい場合を表上方向、図3(b)に示す表向きで上下の向きが逆向きの場合を表下方向、図3(c)に示す裏向きで上下の向きが正しい場合を裏上方向、図3(d)に示す裏向きで上下の方向が逆向きの場合を裏下方向と設定する。
5はセレクタであり、搬送路3により搬送された紙幣Pを金種別カセット6、7、8に集積するときに、その搬送方向を切替える。
金種別カセット6、7、8は、鑑別部4で鑑別された紙幣Pを設定された金種ごとに集積する。
本実施例の金種別カセット6、7は同一金種の紙幣Pを集積し、金種別カセット8は金種別カセット6、7に集積する紙幣Pと異なる金種の紙幣Pを集積するよう設定されている。
9は制御部であり、紙幣入出金機1の各部の制御を行う。
10、11はそれぞれ制御部9が持つ第1カウンタ、第2カウンタであり、金種別カセット6、7に集積した紙幣Pの集積枚数を図3に示す表上方向、表下方向、裏上方向、裏下方向の向きに区分して記録しており、第1カウンタ10は金種別カセット6に集積された紙幣Pの区分ごとの集積枚数を、第2カウンタ11は金種別カセット7に集積された紙幣Pの区分ごとの集積枚数をそれぞれ記録している。
上述した構成の作用について説明する。
以下に、図4に示す実施例1の紙幣集積処理を示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
本実施例では厚さ分布が異なる紙幣を同じ向きで集積した場合に起こる上面高さの傾きを防止するための動作を示している。
S1、制御部9は接客部2に投入された紙幣Pを一枚づつ分離して搬送路3へ繰出し、鑑別部4へ搬送して鑑別部4に紙幣Pの鑑別指示を送信し、鑑別指示を受信した鑑別部4は搬送された紙幣Pの向きや金種等を鑑別してその鑑別結果を制御部9へ送信する。
S2、鑑別結果を受信した制御部9は金種別カセット6、7に設定されている金種の紙幣Pの向きが表上方向であった場合はステップS3へ分岐し、表下方向であった場合はステップS8へ分岐し、裏上方向であった場合はステップS13へ分岐し、裏下方向であった場合はステップS18へ分岐する。
S3、紙幣Pの向きが表上方向であると認識した制御部9は、第1カウンタ10と第2カウンタ11に記録されている表上方向の紙幣Pの集積枚数を比較し、第1カウンタ10に記録されている集積枚数が第2カウンタ11に記録されている集積枚数より少ない場合、つまり金種別カセット6に集積されている表上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7に集積されている表上方向の紙幣Pの集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップS4へ分岐し、第1カウンタ10の集積枚数が第2カウンタ11の集積枚数以上の場合、つまり金種別カセット6に集積されている表上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7に集積されている表上方向の紙幣Pの集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップS6へ移行する。
S4、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、紙幣Pを搬送路3により搬送し、セレクタ5により搬送方向を切替えて金種別カセット6に集積する。
S5、制御部9は金種別カセット6に紙幣Pを集積したら第1カウンタ10に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり表上方向の集積枚数に1を加算する。
S6、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9は、紙幣Pを搬送路3により搬送し、セレクタ5により搬送方向を切替えて金種別カセット7に集積する。
S7、制御部9は金種別カセット7に紙幣Pを集積したら第2カウンタ11に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり表上方向の集積枚数に1を加算する。
S8、紙幣Pの向きが表下方向であると認識した制御部9は、ステップS3と同様にして金種別カセット6と金種別カセット7の表下方向の紙幣Pの集積枚数を比較し、金種別カセット6の表下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップS9へ分岐し、金種別カセット6の表下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップS11へ移行する。
S9、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、ステップS4と同様にして紙幣Pを金種別カセット6に集積する。
S10、制御部9はステップS5と同様にして金種別カセット6に紙幣Pを集積したら第1カウンタ10に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり表下方向の集積枚数に1を加算する。
S11、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9はステップS6と同様にして紙幣Pを金種別カセット7に集積する。
S12、制御部9はステップS7と同様にして金種別カセット7に紙幣Pを集積したら第2カウンタ11に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり表下方向の集積枚数に1を加算する。
S13、紙幣Pの向きが裏上方向であると認識した制御部9はステップS3と同様にして金種別カセット6と金種別カセット7の裏上方向の紙幣Pの集積枚数を比較し、金種別カセット6の裏上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップS14へ分岐し、金種別カセット6の裏上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップS16へ移行する。
S14、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、ステップS4と同様にして紙幣Pを金種別カセット6に集積する。
S15、制御部9はステップS5と同様にして金種別カセット6に紙幣Pを集積したら第1カウンタ10に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり裏上方向の集積枚数に1を加算する。
S16、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9は、ステップS6と同様にして紙幣Pを金種別カセット7に集積する。
S17、制御部9はステップS7と同様にして金種別カセット7に紙幣Pを集積したら第2カウンタ11に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり裏上方向の集積枚数に1を加算する。
S18、紙幣Pの向きが裏下方向であると認識した制御部9はステップS3と同様にして金種別カセット6と金種別カセット7の裏下方向の紙幣Pの集積枚数を比較し、金種別カセット6の裏下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップS19へ分岐し、金種別カセット6の裏下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップS21へ移行する。
S19、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、ステップS4と同様にして紙幣Pを金種別カセット6に集積する。
S20、制御部9はステップS5と同様にして金種別カセット6に紙幣Pを集積したら第1カウンタ10に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり裏下方向の集積枚数に1を加算する。
S21、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9は、ステップS6と同様にして紙幣Pを金種別カセット7に集積する。
S22、制御部9はステップS7と同様にして金種別カセット7に紙幣Pを集積したら第2カウンタ11に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり裏下方向の集積枚数に1を加算する。
このようにして、鑑別部4で鑑別された紙幣Pは同じ向きの紙幣Pの集積枚数の少ない金種別カセットに集積される。
以上説明したように、本実施例では、同一金種の紙幣を2つの金種別カセットに集積する際、鑑別部により紙幣の向きを鑑別し、その鑑別された紙幣の向きに基づいて集積する金種別カセットを決定することにより、同じ向きの紙幣が偏って集積されるのを防ぐことができ、集積した紙幣の上面高さが傾くのを防止して、集積した紙幣を分離、搬送する際の、繰出し不良等の障害を防止することができる。
海外紙幣等には偽造防止のためのセキュリティスレッドと呼ばれる金属線を紙幣の中心から左右どちらかの側に寄せて短手方向に一直線に漉き込まれている場合があり、これにより紙幣の左右の一の側に厚さが偏っているものがある。本実施例では左右の一の側に厚さが偏った紙幣を集積したときに起こる上面高さの傾きを防止するための動作について説明する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
上記の構成の作用について、図5に示す実施例2の紙幣集積処理を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
本実施例では、図3に示す表上方向と裏下方向または表下方向と裏上方向、つまり厚さの偏った側が同一になる表裏2方向の紙幣Pを一組として金種別カセット6または金種別カセット7に集積する紙幣Pを決定する。
SA1、制御部9は、接客部2に紙幣Pが投入されたら上記実施例1のステップS1と同様にして紙幣Pを鑑別部4へ搬送し、鑑別部4はその鑑別結果を制御部9へ送信する。
SA2、鑑別結果を受信した制御部9は、金種別カセット6、7に設定されている金種の紙幣Pの向きが表上方向または裏下方向の場合はステップSA3へ分岐し、紙幣Pの向きが表下方向または裏下方向の場合はステップSA9へ移行する。
SA3、紙幣Pの向きが表上方向または裏下方向であると認識した制御部9は、第1カウンタ10と第2カウンタ11に記録されている表上方向および裏下方向の紙幣Pのそれぞれの集積枚数を加えた合計集積枚数を比較し、第1カウンタ10の合計集積枚数が第2カウンタ11の合計集積枚数以上の場合、つまり金種別カセット6の表上方向および裏下方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数以上の場合はステップSA4へ分岐し、第1カウンタ10に記録されている合計集積枚数が第2カウンタ11に記録されている合計集積枚数より少ない場合、つまり金種別カセット6の表上方向および裏下方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップSA6へ移行する。
SA4、金種別カセット6の表上方向および裏下方向の合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数以上と認識した制御部9は、金種別カセット6の表上方向および裏下方向の合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数と同じである場合はステップSA5へ分岐し、金種別カセット6の合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数より多い場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップSA8へ移行する。
SA5、金種別カセット6と金種別カセット7の表上方向および裏下方向の合計集積枚数が同じであると認識した制御部9は、第1カウンタ10と第2カウンタ11に記録されているステップSA1で鑑別した紙幣Pと同じ向きの集積枚数、つまり鑑別結果が表上方向であれば表上方向の、裏下方向であれば裏下方向の集積枚数を比較し、例えば鑑別結果が表上方向であったときは、第1カウンタ10の表上方向の集積枚数が第2カウンタ11の集積枚数より少ない場合、つまり金種別カセット6の表上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップSA6へ分岐し、第1カウンタ10の表上方向の集積枚数が第2カウンタ11の集積枚数以上の場合、つまり金種別カセット6の表上方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップSA8へ移行する。
なお、鑑別結果が裏下方向であった場合も同様である。
SA6、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、紙幣Pを搬送路3により搬送し、セレクタ5により搬送方向を切替えて金種別カセット6に集積する。
SA7、制御部9は紙幣Pを金種別カセット6に集積したら第1カウンタ10に記録されているその紙幣Pと同じ向き、つまり鑑別結果が表上方向なら表上方向、裏下方向なら裏下方向の枚数に1を加算する。
SA8、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9は紙幣Pを搬送路3により搬送してセレクタ5により搬送方向を切替えて金種別カセット7に集積する。
SA9、制御部9は紙幣Pを金種別カセット7に集積したらステップSA7と同様にして、第2カウンタ11に記録されているその紙幣Pと同じ向きの枚数に1を加算する。つまり表上方向または裏下方向の枚数に1を加算する。
SA10、紙幣Pの向きが表下方向または裏上方向であると認識した制御部9は、ステップSA3と同様にして金種別カセット6と金種別カセット7の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数を比較し、金種別カセット6の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数以上の場合はステップSA11へ分岐し、金種別カセット6の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップSA13へ移行する。
SA11、金種別カセット6の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数以上と認識した制御部9は、ステップSA4と同様にして金種別カセット6の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数と同じである場合はステップSA12へ分岐し、金種別カセット6の表下方向および裏上方向の紙幣Pの合計集積枚数が金種別カセット7の合計集積枚数より多い場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップSA15へ移行する。
SA12、金種別カセット6と金種別カセット7の表下方向および裏上方向の合計集積枚数が同じであると認識した制御部9は、ステップSA5と同様にして金種別カウンタ6と金種別カウンタ7に集積されているステップSA1の鑑別結果と同じ向きの紙幣Pの集積枚数、つまり鑑別結果が表下方向であれば表下方向の、裏上方向であれば裏上方向の集積枚数を比較し、例えば鑑別結果が表下方向であったときは、金種別カセット6の表下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数より少ない場合は紙幣Pを金種別カセット6に集積すると判断してステップSA13へ分岐し、金種別カセット6の表下方向の紙幣Pの集積枚数が金種別カセット7の集積枚数以上の場合は紙幣Pを金種別カセット7に集積すると判断してステップSA15へ移行する。
なお、鑑別結果が裏上方向であった場合も同様である。
SA13、紙幣Pを金種別カセット6に集積すると認識した制御部9は、ステップSA6と同様にして紙幣Pを金種別カセット6に集積する。
SA14、制御部9は、紙幣Pを金種別カセット6に集積したらステップSA7と同様にして第1カウンタ10に記録されている紙幣Pと同じ向き、つまり表下方向または裏上方向の枚数に1を加算する。
SA15、紙幣Pを金種別カセット7に集積すると認識した制御部9は、ステップSA8と同様にして紙幣Pを金種別カセット7に集積する
SA16、制御部9は、紙幣Pを金種別カセット7に集積したらステップSA9と同様にして第2カウンタ11に記録されている紙幣Pと同じ向きの枚数に1を加算する。つまり表下方向または裏上方向の枚数に1を加算する。
このようにして、左右の一の側に厚さが偏った紙幣Pは、厚さの偏った側が同一の表裏2方向の紙幣Pの集積枚数の少ない金種別カセットに集積される。
以上説明したように、本実施例では、左右の一の側に厚さが偏った同一金種の紙幣を2つの金種別カセットに集積する際、鑑別部により紙幣の向きを鑑別し、その鑑別された紙幣の左右の向きに基づいて集積する金種別カセットを決定することにより、左右の一の側に厚さが偏った紙幣が偏って集積されることを防止し、上面高さの傾きを小さくして集積した紙幣を分離、搬送する際の繰出し不良等の障害を防止することができる。
また、集積する紙幣と左右の一の側に厚さが偏った紙幣の枚数が2つの金種別カセットで同枚数のときは、集積する紙幣と同じ向きの紙幣の枚数を2つの金種別カセットごとに枚数を比較し、枚数の少ない金種別カセットに集積することにより、紙幣の4隅の印刷や、4隅の内の一箇所に設けられた視覚障害者が紙幣の識別をするための凹凸部等により同じ厚みにならない紙幣を集積するときに起こる上面高さの傾きを小さくし、集積した紙幣を分離、搬送する際の繰出し不良等の障害を防止することができる。
なお、上記実施例2では左右の一の側に厚さが偏った紙幣を集積する場合を例にして説明したが、紙幣に刷られた模様等の印刷により上下の一の側に厚さが偏った紙幣について適用しても同様の効果を得ることができる。この場合に、集積する金種別カセットを決定するための紙幣の向きは図3に示す表上方向と裏上方向または表下方向と裏下方向つまり厚さが偏った側が同一になる表裏2方向の紙幣Pを一組とすればよい。
また、上記実施例2では左右の一の側に厚さが偏る海外紙幣を例に説明したが、セキュリティスレッドが漉き込まれている商品券や小切手等の金券を種類別に集積する場合も同様である。
また、上記各実施例では、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットが2個の場合について説明したが、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットが3個以上の場合でもそれぞれの金種別カセットに集積した紙幣の集積枚数を向きに区分して記録するカウンタを設け、それぞれのカウンタの紙幣の向きの区分ごとの集積枚数を比較し、集積枚数の最も少ない金種別カセットに紙幣を集積すれば、上記各実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本発明を鑑別部で鑑別した紙幣を一括して一時保管する一時保留部を持つ紙幣入出金機等に適用する場合は、一時保管した紙幣を鑑別部を経由して紙幣の金種および向きを鑑別し、その鑑別結果に基づいて紙幣を集積する金種別カセットを決定するとよい。
実施例1の紙幣入出金機を示す概略図 実施例1の紙幣入出金機を示すブロック図 実施例1の紙幣の向きを示す説明図 実施例1の紙幣集積処理を示すフローチャート 実施例2の紙幣集積処理を示すフローチャート
符号の説明
1 紙幣入出金機
2 接客部
3 搬送路
4 鑑別部
5 セレクタ
6、7、8 金種別カセット
9 制御部
10 第1カウンタ
11 第2カウンタ

Claims (3)

  1. 紙幣の金種を鑑別する鑑別部と、該鑑別部で鑑別された紙幣を金種ごとに集積する金種別カセットとを備えた紙幣取扱装置において、
    前記鑑別部で紙幣の向きを鑑別すると共に、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットを複数設定し、
    前記同一金種の紙幣を集積するときに、前記複数設定した金種別カセットの前記鑑別部で鑑別した紙幣の向きと同じ向きの紙幣の集積枚数を比較し、前記集積枚数の最も少ない前記金種別カセットに前記鑑別した紙幣を集積することを特徴とする紙幣取扱装置。
  2. 紙幣の金種を鑑別する鑑別部と、該鑑別部で鑑別された紙幣を金種ごとに集積する金種別カセットとを備えた紙幣取扱装置において、
    前記鑑別部で紙幣の向きを鑑別すると共に、同一金種の紙幣を集積する金種別カセットを複数設定し、
    一の側に厚さの偏った紙幣を取扱う場合に、表裏上下を組み合わせた4方向の内、厚さの偏る側が同一の表裏2方向の紙幣を一組とし、前記複数設定した金種別カセットの前記鑑別部で鑑別した紙幣の向きを含む一組の紙幣の集積枚数を比較し、該集積枚数の最も少ない前記金種別カセットに前記鑑別した紙幣を集積することを特徴とする紙幣取扱装置。
  3. 請求項2において、
    前記一組の紙幣の集積枚数を比較したときに、前記集積枚数の最も少ない前記金種別カセットが複数ある場合は、前記一組の集積枚数が最も少ない複数の金種別カセットの前記鑑別部で鑑別した紙幣と同じ向きの紙幣の集積枚数を比較し、該同じ向きの紙幣の集積枚数が最も少ない前記金種別カセットに前記鑑別した紙幣を集積することを特徴とする紙幣取扱装置。


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