JP6648473B2 - 紙幣整理装置 - Google Patents
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まず、後述する第1〜第3の実施形態に共通する紙幣整理装置10の構成について説明する。紙幣整理装置10は、使用者により投入された紙幣を整理するための装置であり、詳細には、投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣の券種ごとに集積し、集積された紙幣を所定の枚数ごとに結束する紙幣整理処理を行う装置である。
取込部100は、紙幣整理装置10の使用者と向かい合うように設けられ、使用者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間と、ローラと、収納空間からローラへ紙幣をガイドするガイドと、紙幣をガイドに押し当てるためのビルプレスとを含む。収納空間に投入された紙幣は、ビルプレスによってガイドに押し当てられ、ガイドによってローラへ押し出され、ローラが回転することによって、搬送部116に一枚ずつ繰り出される。なお、取込部100は、ビルプレスの移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣整理装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(投入完了)を検知することができるように構成してもよい。
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100に投入され、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種などの紙幣の種類、正券であるか損券であるかといった紙幣の正損、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができる。さらに、鑑別部102は、鑑別した紙幣を紙幣の種別ごとに計数することができ、計数した紙幣に記載された記番号を読み取ることもできる。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別部102の排出口から排出され、鑑別結果に基づいて搬送先(例えば各集積部110a〜e)に搬送される。
リジェクトポケット104は、本発明の実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、基本的には、鑑別部102により券種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣が集積される部位である。また、本発明の第3の実施形態においては、後述するオープンポケット106と同様に外部集積部としての機能を発揮する。本実施形態に図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣整理装置10の上面に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を、紙幣整理装置10の使用者が容易に回収することが可能である。
オープンポケット106は、本発明の実施形態における結束対象外の券種を集積する外部集積部の一例である。オープンポケット106は、基本的には、鑑別部102により鑑別された紙幣のうち、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣整理装置10における結束対象と指定されている券種に該当しない券種が集積される部位である。オープンポケット106に集積される紙幣としては、予め結束対象と指定されている券種が正券の場合には、損券がその一例として挙げられる。また、本発明の各実施形態においては、結束対象として指定された券種以外の任意の券種を、オープンポケット106への集積対象として指定することが可能である。オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣整理装置10の上面に設けられており、集積された紙幣を使用者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本発明の実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではない。
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。表裏反転部108による反転により、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部110a〜eに集積される。なお、本発明の実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。また、図1の例においては、表裏反転部108は、使用者から見て、紙幣整理装置10内の鑑別部102の後方に設けられている。また、表裏反転部108は、鑑別部102と集積部110a〜eの間に設けられている。
各集積部110a〜eは、基本的には、鑑別部102による鑑別結果が予め結束対象と定められている鑑別種別に該当する場合に、搬送された紙幣を種別ごとに集積する部位である。各集積部110a〜eは、例えば使用者側に設けられた扉(図示省略)を開けることによって、使用者によって取り出される。扉には、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)及び扉の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられており、後述の制御部124が、施錠機構及び開閉センサを制御することにより、扉の施錠を制御し、操作者による扉の開閉を検知することができる。また、各集積部110a〜eは、予め定められた結束枚数(例えば100枚)まで集積可能である。そして、各集積部110a〜eに集積されている紙幣の枚数が結束枚数に達した場合には、集積されている紙幣は全て移送部112に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣整理装置10内の下方に、5個の集積部110a〜eが縦一列に設けられているが、本発明の実施形態においては、5個の集積部110に限定されるものではない。
移送部112は、各集積部110a〜eから搬送された紙幣を紙幣結束部114へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部112は、紙幣整理装置10内に設けられ、集積部110a〜110eと紙幣結束部114との間を上下方向に移動し、各集積部110a〜eから所定枚数(例えば、100枚)の紙幣を、クランプして抜き取り、紙幣結束部114に受け渡す。
紙幣結束部114は、紙幣整理装置10内に設けられ、移送部112から移送された所定の結束枚数の紙幣に対して例えばテープを巻き付けて結束することにより、紙幣束を作成する。紙幣結束部114は、紙幣束の作成後、結束した紙幣の券種等に応じてテープに印字を行ってもよい。
搬送部116は、紙幣を各集積部110等の搬送先へ搬送する。詳細には、搬送部116は、図1中では帯状に示され、取込部100から、鑑別部102及び表裏反転部108を貫き、集積部110a〜e等まで連続して設けられ、紙幣が搬送される搬送路(図示省略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部124により制御され各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
操作表示部118は、本発明の実施形態における表示部の一例である。操作表示部118は、図1においては、紙幣整理装置10の上面に位置し、使用者と向かい合うように設置される。さらに、操作表示部118は、紙幣整理装置10の使用者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。
記憶部120は、紙幣整理装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部120には、例えば、制御部124が使用する制御プログラム、制御部124が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が格納されるほか、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況が対応づけて記憶される。特に、本発明の各実施形態においては、集積部110、オープンポケット106、リジェクトポケット104に集積される券種の情報を記録する。記憶部120は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10とネットワークで接続されてもよい。
外部インターフェース部122は、紙幣整理装置10内に設けられ、例えばネットワークを介して外部装置との通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部122は、外部装置からの指示を受け取ったり、外部装置へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部122は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10とネットワークで接続されていてもよい。
制御部124は、紙幣整理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。制御部124は、操作表示部118からの入力や外部インターフェース部122が受け入れた外部装置からの情報に基づいて、記憶部120から所定のプログラムを読み出して実行することにより、操作表示部118、鑑別部102等の紙幣整理装置10の各所を制御することができる。また、制御部124は、計数の完了を検知したり、各集積部110やオープンポケット106に集積する紙幣の券種を割当てたり、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、紙幣の搬送先を決定したりすることができる。なお、制御部124は、紙幣整理装置10の外部に設けられ、紙幣整理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
以上、本発明の実施形態に共通する紙幣整理装置10の構成について説明した。以下、本発明の各実施形態について、詳細に説明する。本発明の各実施形態は、結束対象として指定した券種を集積する第1集積部と、結束対象外の任意の券種を集積対象として指定できる第2集積部と、を有することを特徴とする。以下、本発明の各実施形態の説明においては、第1集積部の一例として集積部110を、第2集積部の一例としてオープンポケット106及びリジェクトポケット104を用いて説明する。また、本発明の各実施形態における紙幣整理装置10の構成例では、5つの集積部110、2つのオープンポケット106、及び1つのリジェクトポケット104、を備える場合について説明するが、本発明の各実施形態における紙幣整理装置10は係る構成例に限定されない。集積部110及びオープンポケット106はそれぞれ少なくとも1つ以上備えられていればよく、リジェクトポケット104は複数備えられてもよい。
本発明の第1の実施形態では、集積部110に集積される結束対象の券種(以下、結束券種、とも呼ぶ)の指定に加え、結束券種以外の任意の券種を、オープンポケット106に集積される券種(以下、オープンポケット券種、とも呼ぶ)として指定することが可能となる。オープンポケット106に、任意の金種区分を指定した券種のみを集積させることで、紙幣整理装置10の処理後の工程における紙幣の分類や結束等の処理負担を軽減することができる。
まず、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る処理の概要を説明する。紙幣の取り込みを開始する前に、使用者は操作表示部118に表示される操作画面を介して結束券種を指定する。結束券種が1つ指定される度に、操作表示部118は、指定された券種情報を制御部124に引き渡す。制御部124は、受け取った券種情報を指定済み券種として記憶部120に記憶させる。記憶部120に記憶される指定済み券種情報が更新されると、制御部124は、記憶部120から最新の指定済み券種情報を取得し、指定済みの券種が使用者により再度指定されないよう、操作表示部118を制御する。
次に、図3〜図5を参照して、オープンポケット券種の指定について詳細に説明する。以下の説明に用いる各表示例においては、本発明の各実施形態に係る機能に関連する事項のみを示しており、紙幣整理装置10が有する他機能のメニューや、画面制御に関する汎用的なボタン等は省略されている。
図3は、操作表示部118に表示される、集積対象券種の設定画面400の表示例である。集積対象券種の設定画面400は、結束券種の指定状況を表示する結束券種エリア410、オープンポケット券種の指定状況を表示するオープンポケット券種エリア420、及び使用者へのメッセージを表示するメッセージエリア430により構成される。結束券種エリア410及びオープンポケット券種エリア420には、券種指定ボタン411及び421がそれぞれ配置されており、当該ボタンを押下することで、操作画面は、結束券種の指定画面及びオープンポケット券種の指定画面へそれぞれ遷移する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るオープンポケット券種の指定画面500の一例である。図3におけるオープンポケット券種エリア420に配置された券種指定ボタン421を使用者が押下することで、操作表示部118に表示される操作画面がオープンポケット券種の指定画面500へと遷移する。図4を参照すると、オープンポケット券種の指定画面500は、オープンポケットに集積する券種を指定するオープンポケットエリア510、及びオープンポケットのそれぞれに金種を指定する必要がない場合に利用される区分指定エリア520から構成されている。
以上、オープンポケット券種の指定画面500における画面構成について説明した。続いて、図4を参照しながらオープンポケット券種の指定に係る具体例について説明する。図4に示す表示例は、結束券種として、旧五千円券の損券が指定された状態において、オープンポケット106に、旧一万円券(正損混合)及び旧千円券(正損混合)がそれぞれ指定された場合を示している。図4を参照すると、画面上段に位置するオープンポケットエリア510aでは、現旧区分として「旧券」が、正損区分として「指定」が、金種区分として「万」がそれぞれ選択されており、金種区分の「五千」が選択できない状態となっている。上記のように、本発明の第1の実施形態に係る操作表示部118は、既に指定済みの券種と、オープンポケット券種として指定可能な券種を区別して表示する。図4に示す表示例においては、選択されたボタンを示すためにボタンの背景色を変更して表現しているが、ボタンの選択は枠の強調やエンボスなどにより表現されてもよい。また、選択できない区分のボタンについても、グレーアウト等の表現が行われてもよく、非表示とする処理が行われてもよい。
次に、図5を参照して本発明の第1の実施形態に係る指定済み券種チェックテーブルについて説明する。指定済み券種チェックテーブルは、結束券種又はオープンポケット券種として指定された券種を記憶するテーブルであり、制御部124によって記憶部120に記憶される。制御部124は、結束券種又はオープンポケット券種が指定される度に、指定済み券種チェックテーブルを更新するよう記憶部120を制御する。また、記憶された指定済み券種チェックテーブルは、結束券種又はオープンポケット券種の指定時に制御部124により呼び出され、上記で説明した重複指定の制御に用いられる。
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係るオープンポケット券種の指定の流れを説明する。集積券種の設定画面400において、オープンポケット券種の券種指定ボタン421が押下されると(S310)、制御部124は、結束券種が指定されているか判断する(S320)。結束券種が1つも指定されていない場合(S320:NO)、制御部124は、予め設定された処理モードを確認する(S330)。処理モードがオープンポケット券種のみの指定を許可するモード(例外モード)である場合(S330:YES)、制御部124は、後述する処理S360に移行する。一方、処理モードがオープンポケット券種のみの指定を許可するモード(例外モード)ではない場合(S330:NO)、制御部124は、操作表示部118を制御し、ビープ音と共にエラーメッセージを表示させ、処理を終了する。なお、処理モードによるオープンポケット券種の指定制御が行われていない場合は、処理S330は実行されない。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係るオープンポケット券種の指定により、オープンポケット106に集積される券種を任意に指定することが可能となり、紙幣整理装置10の処理後の工程における紙幣の分類や結束等の処理負担を軽減することができる。また、店舗等において、レジスター用の紙幣を用意する場合など、結束の必要がなく、結束枚数(例えば、100枚)より少額の紙幣を分類したい際にも、本発明の第1の実施形態に係るオープンポケット券種の指定は、有効な手段となる。
続いて、図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態では、オープンポケット券種の指定に加え、リジェクトポケット104に集積される券種(以下、リジェクトポケット券種、とも呼ぶ)を操作表示部118に表示することが可能となる。以下の説明では、第1の実施形態との差異についてのみ説明し、共通する構成要素については、説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るオープンポケット券種の指定画面600の一例を示している。図7を参照すると、本発明の第2の実施形態に係るオープンポケット券種の指定画面600は、オープンポケット券種を指定するオープンポケットエリア610に加え、画面下段にリジェクトポケット券種を表示するリジェクトポケットエリア620を含んで構成される。リジェクトポケットエリア620には、結束券種又はオープンポケット券種として指定された券種を除くすべての券種が、現旧区分、正損区分、及び金種区分の組み合わせで表示される。
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第2の実施形態に係るリジェクトポケット券種の表示の変形例について説明する。図9は、図7と同様に、結束券種として現行券の4金種(正損混合)が指定された状態において、オープンポケットエリア610で、旧一万円券(正損混合)及び旧千円券(正損混合)がそれぞれ指定された場合を示している。この場合では、リジェクトポケット券種は、旧五千円券の正券、旧五千円券の損券、旧二千円券の正券、及び旧二千円券の4券種に限定される。本変形例では、リジェクトポケット券種の表示において、正損区分の「指定」を用いないことを特徴とする。すなわち、結束券種又はオープンポケット券種の正損区分に「指定」が指定された場合、本変形例では、リジェクトポケットエリア620において、該当する券種の正券及び損券の両方を非表示にすることで代用する。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係るリジェクトポケット券種の表示により、使用者がリジェクトポケット104に集積される券種を明確に把握することが可能となり、結束券種やオープンポケット券種の指定ミスを防止することができる。
続いて、図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態では、オープンポケット券種の指定に加え、リジェクトポケット券種を指定することが可能となる。以下の説明では、第1及び第2の実施形態との差異についてのみ説明し、共通する構成要素については説明を省略する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るオープンポケット券種及びリジェクトポケット券種の指定画面の一例を示している。図11を参照すると、オープンポケット券種及びリジェクトポケット券種の指定画面700は、2つのオープンポケットエリア710に加え、1つのリジェクトポケットエリア720を含んで構成される。本実施形態におけるリジェクトポケットエリア720は、リジェクトポケット券種を指定するためのエリアである。
以上説明したように、本発明の第1〜第3の実施形態に係る紙幣整理装置10は、オープンポケット106に、金種区分を指定した券種を集積できること、を特徴とする。また、本発明の第2の実施形態に係る紙幣整理装置10は、リジェクトポケット104に集積される券種を操作表示部118に表示すること、を特徴とする。さらに、本発明の第3の実施形態に係る紙幣整理装置10は、オープンポケット106に集積される券種に加え、リジェクトポケット104に集積される券種を指定できること、を特徴とする。係る構成によれば、紙幣整理装置による処理後の工程における紙幣整理業務の負担を軽減することが可能となる。
100 取込部
102 鑑別部
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
110 集積部
112 移送部
114 紙幣結束部
116 搬送部
118 操作表示部
120 記憶部
122 外部インターフェース部
124 制御部
Claims (11)
- 紙幣の鑑別を行う鑑別部と、
前記鑑別部によって鑑別された紙幣をそれぞれ集積対象として指定された結束対象の券種ごとに集積する、複数の第1集積部と、
前記鑑別部によって鑑別された紙幣であり、かつ前記第1集積部に集積対象として指定された前記結束対象の券種以外の紙幣を、それぞれ集積対象として指定された券種ごとに集積する、複数の第2集積部と、
前記鑑別部によって鑑別された紙幣であり、前記第1集積部または前記第2集積部に集積対象として指定された券種以外の紙幣であり、かつ集積対象として指定された券種を集積するリジェクト紙幣集積部と、
前記第2集積部のそれぞれ、および前記リジェクト紙幣集積部に集積対象となる券種を指定するための操作画面を表示する表示部と、
を備え、
すべての前記第2集積部、および前記リジェクト紙幣集積部に集積対象となる券種が指定された場合、前記鑑別部により券種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣は、複数の前記第1集積部のうち、集積対象となる券種が指定されていない前記第1集積部に搬送される、
紙幣整理装置。 - 紙幣の鑑別を行う鑑別部と、
前記鑑別部によって鑑別された紙幣をそれぞれ集積対象として指定された結束対象の券種ごとに集積する、複数の第1集積部と、
前記鑑別部によって鑑別された紙幣であり、かつ前記第1集積部に集積対象として指定された前記結束対象の券種以外の紙幣を、それぞれ集積対象として指定された券種ごとに集積する、複数の第2集積部と、
前記第2集積部のそれぞれに集積対象となる券種を指定するための操作画面を表示する表示部と、
を備え、
前記操作画面において前記第2集積部のいずれかに集積対象となる券種の指定が行われ、かつ前記第1集積部に集積対象となる券種の指定が行われていない場合、前記表示部は、前記第1集積部の集積対象となる券種の指定を先に実行することを通知する表示を行う、
紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記第1集積部に集積対象として指定された券種を除いた、前記第2集積部の集積対象として指定可能な券種を、前記第1集積部に集積対象として指定された券種とは区別して、前記操作画面に表示すること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載の紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記第1集積部に集積対象となる券種が指定された後に、前記第2集積部の集積対象となる券種を指定するための前記操作画面を表示すること、
を特徴とする、請求項1に記載の紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記第2集積部のそれぞれに異なる券種を集積対象として指定するための前記操作画面を表示すること、
を特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の紙幣整理装置。 - 前記第2集積部の1つは、前記鑑別部の鑑別結果に応じてリジェクトされる紙幣を集積するリジェクト紙幣集積部として機能すること、
を特徴とする、請求項2に記載の紙幣整理装置。 - 前記リジェクト紙幣集積部は、前記第1集積部、及び前記リジェクト紙幣集積部を除く前記第2集積部に集積されない券種をさらに集積すること、
を特徴とする、請求項6に記載の紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記第1集積部に集積対象として指定された券種、及び前記第2集積部に集積対象として指定された券種に応じて、前記リジェクト紙幣集積部に集積される券種を表示すること、
を特徴とする、請求項1又は7に記載の紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記リジェクト紙幣集積部に集積対象となる券種を指定するための前記操作画面を表示すること、
を特徴とする、請求項7又は8に記載の紙幣整理装置。 - 前記表示部は、前記第1集積部に集積対象として指定された券種、及び前記第2集積部に集積対象として指定された券種を除いた、前記リジェクト紙幣集積部の集積対象として指定可能な券種を、前記第1集積部に集積対象として指定された券種、及び前記第2集積部に集積対象として指定された券種と区別して、前記操作画面に表示すること、
を特徴とする、請求項9に記載の紙幣整理装置。 - 前記第1集積部は、前記表示部により前記リジェクト紙幣集積部に集積対象が指定された場合、前記鑑別部の鑑別結果に応じてリジェクトされる紙幣、及び結束対象の券種を集積すること、
を特徴とする請求項9又は10に記載の紙幣整理装置。
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JP2015200734A Active JP6648473B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 紙幣整理装置 |
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