JP2642506B2 - 媒体取扱装置 - Google Patents

媒体取扱装置

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JP2642506B2 JP2264954A JP26495490A JP2642506B2 JP 2642506 B2 JP2642506 B2 JP 2642506B2 JP 2264954 A JP2264954 A JP 2264954A JP 26495490 A JP26495490 A JP 26495490A JP 2642506 B2 JP2642506 B2 JP 2642506B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、現金始動取引装置、自動販売機、複写機等
のような媒体取扱装置において、特に装置本体に対して
着脱可能な付属装置を備えた場合の媒体検知用センサの
出力調整に関するものである。
(従来の技術) 銀行等の金融機関における窓口業務や自動取引業務の
うち、顧客との現金を扱う業務のために、近年、現金入
出金装置が多用されている。また、入金機能と出勤機能
を一体化し、しかも入金貨幣のうち、出金用として再利
用可能な貨幣を改めて出金用の金種別収納庫に分配し
て、出金取引時に利用する貨幣還流式の現金入出金装置
が相次いで発表されている。
こうした装置においては、先ず、出金取引に必要な貨
幣を元方から1つの一括収納庫にセットしてきて、入出
金装置にその一括収納庫を装着する。その後、装填動作
を指示するスイッチ類を操作することにより、前記一括
収納庫から、出金用に配設された各金種別収納個に自動
的に貨幣を分配して装填することができる。従って、貨
幣の装填作業は一括収納庫の装着だけでよい。
また業務が終了したときには、回収動作を指示するス
イッチ類を操作することにより、装填動作と逆の回収動
作を行なわせることができる。
即ち、各金種別収納庫から、一括収納庫に、順次貨幣
を回収すれば、入出金装置から取出す収納庫は、一括収
納庫とリジェクトされた貨幣を収納してあるリジェクト
収納庫だけでよいというようにして、操作者の利便を図
っている(特開昭61−289488号公報)。
また、装填動作及び回収動作中に入出金装置が計数し
た貨幣の枚数を記憶するメモリを設け、装置本体の操作
部に設けた表示器に表示する。操作者は、これを読取っ
て記録をとり、装填動作にあたっては操作部から装填枚
数を入力して、装填枚数及び回収枚数を管理,運用する
ことができるようにしている(実開昭57−106057号公
報)。
〈従来装置の構成〉 以下、上記特開昭61−289488号公報記載の従来の入出
金装置を第2図により説明する。
第2図は、従来の入出金装置の一例を示す断面図であ
る。この装置は、テラー用端末装置に装着されている。
入出金装置105は上部ユニット110,中間ユニット111,
及び下部ユニット112により成っている。
上部ユニット110は前面上部に紙幣の投入口113,放出
口114が設けられている。投入口113の底面奥側には、一
括して投入された紙幣を分離して1枚ずつ取込むための
入金分離機構115が設けられ、投入口113から見て後方に
は、1枚ずつ送り込まれてきた紙幣の真偽,正損,表
裏,2枚以上の重なり(重走)及び斜行等を鑑別及び検知
するために設けられた鑑別部116が配置されている。更
にその後方には、表裏取揃え機構117が設けられ、鑑別
部116の鑑別結果で裏面と判定された紙幣の場合には、
切替ブレード122を図示しないマグネットを駆動するこ
とにより作動して、走行路を切替えて表裏取揃え117に
送り込んで表面に揃えるように構成している。
走行路119は切替ゲート123により装置内に取込むべく
誘導搬送された紙幣を中間ユニット111に引き渡すため
に設けられた搬送路であり、走行路118は、下部ユニッ
ト112,中間ユニット111の走行路によって搬送されてき
た紙幣を受け継ぎ、格別部116に送り込むための搬送路
である。また、切替ゲート123が図示しないマグネット
を駆動することにより作動すると、鑑別部116を通過し
て搬送された紙幣は走行路120に送り込まれ、走行路120
によって放出口の上面奥側に配置された放出集積部121
に搬送される。放出集積部121へ搬送されてきた紙幣は
放出口114に集積され、テラーは一括して紙幣を取出す
ことができる。
中間ユニット111は主に金種別,正損別の一時保留部
であり、取込み紙幣の集積部124,125,126,127と金種
別,正損別一時保留部128,129,130,131と、金種切分け
ゲート136,137,138,139と出金リジェクト紙幣落し込み
部140と、下部ユニット112から上部ユニット110への走
行路141とから成っている。
入金時には、上部ユニット110の走行路119から搬送さ
れてきた紙幣を受取り、走行路141によって矢印の方向
に搬送する。
ここで、搬送されてきた紙幣が鑑別部116の鑑別結果
で五千円券であると判定されていた場合には、図示しな
いマグネットを駆動することにより、五千円券切分けゲ
ート139を作動し、五千円券集積部127に送り込む。五千
円券集積部127は送り込まれた紙幣を五千円券一時保留
部131に順次集積する。同様にして、千円券であると判
定されていた場合には、千円券切分けゲート138を作動
し、千円券集積部126に送り込み、千円券集積部126は千
円券一時保留部130に順次集積する。また、万円券であ
ると判定されていた場合には、万円券切分けゲート137
を作動し、万円券集積部125に送り込み、万円券集積部1
25は、万円券一時保留部129に順次集積する。
尚、前記鑑別部116の鑑別結果で、損券又は還流対象
外紙幣(例えば五百円券)と判定された紙幣及び、後述
する金種別の収納庫から、一括収納庫への回収処理のと
きは、前記金種分けゲート137,138,139のいずれも作動
させず、一括/入金切分けゲート136を作動させ、一括
/入金集積部124に送り込み、一括/入金集積部124は、
その紙幣を一括/入金一時保留部128に順次集積する。
出金リジェクト紙幣落し込み部140は、出金取引にお
いて後述する金種別の収納庫から取出した紙幣が、前記
鑑別部116を通って、出金不適合券と判定された場合
に、後述のリジェクト紙幣収納庫に送り込むための搬送
部である。一時保留部シャッタ132,133,134,135は図示
しない1つのマグネットに連結されており、該マグネッ
トを駆動することにより、一斉に、一時保留部128,129,
130,131の側面に連結している部分を回転中心にして、
中央部が下側に回動する。この動作で、一時保留部128,
129,130,131に集積していた紙幣は下部ユニット112の各
収納庫に落下収納される。
尚、入金取引において入金計数後、入金紙幣が一時保
留部128,129,130,131に集積されている状態のとき、テ
ラーが取消操作を行なうと、中間ユニット111のロック
が解除され、中間ユニット111を前方に引出すことによ
り一時保留部128,129,130,131に集積していた紙幣を取
出せるようになっている。また監査キーを使用すること
により、係員の意志で、中間ユニットの各部に残留して
いる紙幣を取出せるようにしているためジャム発生時に
も紙幣の取出し操作ができる。
下部ユニット112は一括/入金収納庫143と、金種別収
納庫144,145,146と収納庫からの取出し分離機構147,14
8,149,150とリジェクト紙幣収納庫142と収納庫から1枚
ずつ取出した紙幣を搬送する走行路151とで構成され
る。
五千円券収納庫146は前記五千円券一時保留部131から
紙幣を受入れて集積する機能と分離機構150により、1
枚ずつ紙幣を繰り出す機能とを有する五千円券の収納庫
である。
同様にして、145は千円券の収納庫、149は千円券の分
離機構であり、144は万円券の収納庫、148は万円券の分
離機構であり、143は一括/入金還流不可能券の収納
庫、147は一括収納券の分離機構である。
リジェクト紙幣収納庫142は、出金取引において金種
別収納庫144,145,146から繰り出した紙幣のうち鑑別部1
16の鑑別結果で斜行又は2枚以上の重なり(重走)を検
知し出金不可能券と判定した紙幣を収納する収納庫であ
る。
走行路151は一括/入金収納庫143及び金種別収納庫14
4,145,146から繰り出した紙幣を搬送し中間ユニット111
の走行路141に送り込むための搬送路である。
一括/入金収納込143及び金種別収納庫144,145,146に
は、それぞれ、フォトセンサとして、紙幣のフル検知器
154a,154b,154c,154dと、ニアフル検知器155a,155b,155
c,155dと、ニアエンド検知器156a,156b,156c,156dと、
エンド検知器157a,157b,157c,157dとが取付けられてお
り、収納庫内の紙幣量を管理する手段としている。ま
た、リジェクト紙幣収納庫142には、紙幣のフル検知器1
53が取付けられており、光学的にリジェクト紙幣収納庫
142の紙幣のフルを検出している。
下部ユニット112の前面には図示しない扉があり、監
査キーを使用することにより、該扉を開けて図示しない
収納庫ラックを前方に引出すことができる構造となって
いる。
収納庫ラックを引出すことにより、前記の各収納庫は
抜取れるように配置されている。
前記各収納庫には、共通の錠が付いており、キーで扉
を開け、紙幣の装填及び擢疎り操作を行なうことができ
る。尚、上部ユニット110,中間ユニット112には、紙幣
を分離,集積,搬送するための動力源として、それぞれ
独立した、図示しないモータを実装し、動力伝達機構を
配置してある。
〈媒体検知装置〉 上記のような入出金装置に設けられた、一括収納庫や
その他各種の収納庫、あるいはこれらを含めた幾つかの
ユニットは、装置本体に対して着脱可能な構成とされて
いる。そして、各収納庫等の内部には、装置本体との間
を結ぶ紙幣の搬送路上に、紙幣の存在の有無を検知する
多数のフォトセンサが設けられている。これらのフォト
センサは、何れも発光素子と受光素子から成り、紙幣等
の媒体が搬送路上を搬送され、その光路を遮ると出力レ
ベルを変化させる。
媒体検知装置は、各フォトセンサの出力を所定のスレ
ショルドレベルと比較して、媒体の有無を検知する。し
かしながら、フォトセンサは、使用による汚損や劣化に
よって、その出力レベルの変動が比較的大きい。
そこで、各フォトセンサの出力ゲインを調整できるよ
うに、抵抗値可変の負荷抵抗器を設ける。この負荷抵抗
器は、例えば半固定のボリューム等から成り、サービス
マンが保守管理作業時に最適値に調整する。しかしなが
ら、自動入出金装置等、高い信頼性を要求される装置に
おいては、保守管理の負担が過大になる恐れがある。
そこで、負荷抵抗器を、予め設定された負荷抵抗選定
データに基づいて自動調整する技術が紹介されている
(特開平2−67918号公報)。
この装置は、負荷抵抗回路を、アナログスイッチと何
種かの抵抗器を持つ固定抵抗素子とから構成し、予め各
フォトセンサ毎に線呈された負荷抵抗選定データに基づ
いて、最適の負荷抵抗値が選定される。この負荷抵抗選
定データは、装置本体のメモリに格納され、フォトセン
サの出力を読取るセンサ制御部は、媒体有無検知動作の
際に、所定の制御信号により上記負荷抵抗器の負荷抵抗
値を調整する。
(発明が解決しようとする課題) 上記フォトセンサの自動ゲイン調整は、個々のセンサ
の汚損や劣化に対する、きめの細かい対応を自動的に実
行することができ、装置の性能の安定化と信頼性の向上
をもたらす。しかしながら、装置本体に対して着脱可能
な付属装置、特に現金入出金装置のように、装置本体に
媒体を装填しあるいは回収等を行なう一括収納庫につい
ては、頻繁に代わる代わる別のものが装着されることが
多い。そして、何れの一括収納庫にも、多数のフォトセ
ンサが配置されており、これらの出力ゲインは、一括収
納庫毎にばらばらである。従って、新たな一収納庫を装
置本体に装着した場合、その都度、フォトセンサの出力
レベルを判定し、改めてその出力ゲインの調整を行なわ
なければならないという問題があった。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、装置本
体に対して着脱可能な付属装置内に設けたフォトセンサ
について、その出力ゲインの設定を容易にした媒体取扱
装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の媒体取扱装置は、媒体を収納するとともに媒
体の有無によって出力が変化するセンサを設けた付属装
置と、当該付属装置を着脱自在に構成するとともに媒体
の有無によって出力が変化するセンサを設けた装置本体
からなる媒体取扱装置において、前記装置本体内のセン
サ出力が最適となるように調整する調整データを格納し
た第1の調整データメモリを、前記装置本体内に設け、
前記付属装置内のセンサ出力が最適となるように調整す
る調整データを格納した第2の調整データメモリを、前
記付属装置内に設けるとともに、前記第1、第2の調整
データメモリに格納された調整データを用いて前記装置
本体内および付属装置内に設けられた各センサの出力特
性を調整する調整手段を、前記装置本体内に設けたこと
を特徴とするものである。
(作用) この装置では、あらかじめ装置本体内および付属装置
内に設けられたセンサの出力が最適となる調整データを
求め、これをそれぞれの装置内に設けられた第1、第2
の調整データメモリに格納しておく。そして、装置本体
内に設けられた調整手段は、これら調整データに基づい
て、各センサの出力特性を調整する。ここで、付属装置
内に設けられたセンサの出力特性を調整するための調整
データは、常に付属装置と一体であるので、別の付属装
置が装着された場合でも、その付属装置に設けられた第
2の調整データメモリに記憶された調整データから、直
ちに付属装置内のセンサの出力を調整し、迅速に運用を
開始することができる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の媒体取扱装置の一実施例である現
金入出金装置の断面図である。
図の装置は、装置本体50の内部に、接客口3、鑑別部
4、入出金ユニット18、一括収納庫11、金種別収納込8,
9,10及びリジェクトカセット7等の機構を備えている。
接客口3から入金され、あるいは接客口3に向け出金
される紙幣は、装置本体50の内部に設けられた多数の搬
送路を経て、ゲート15,16,63,69,43,57,31,32等によ
り、その搬送経路を切替えられて搬送される。これらの
搬送路上には、紙幣の搬送状態を監視するために、多数
のフォトセンサが取付けられている。
また、入出金ユニット18の紙幣の一時保留部24,25,26
等においても、同様のフォトセンサが設けられている。
更に、金種別収納込8,9,10の内部に収容された紙幣の量
を監視するために、やはり同様のフォトセンサから成る
検知器37a〜37c、38a〜38c、39a〜39cが設けられてい
る。
一方、この装置に対し、現金の補充,回収のために着
脱される一括収納庫11には、後で説明するような種々の
機構が設けられ、各部にフォトセンサが配置されてい
る。リジェクトカセット7についても同様である。
この実施例においては、装置本体50の付属装置である
一括収納庫11に、各フォトセンサの負荷抵抗調整データ
を格納した調整データメモリ100を設ける。そして、装
置本体側に、フォトセンサ群98の負荷抵抗回路203に抵
抗値を調整するゲイン調整手段80a、及び、搬送路上の
媒体の有無を検知する媒体検知手段80eを設けている。
〈現金自動取引装置〉 この装置の詳細な構成と動作を説明する前に、先ず、
現金入出金装置を使用した現金自動取引装置の構成を説
明する。
第3図は、現金自動取引装置の全体図である。
第3図(a)はその正面図で、この現金自動取引装置
51には、現金入出金装置50と、カードリーダライタ部52
と、通帳記帳機53と、顧客操作部54とが設けられてい
る。
現金入出金装置50は、顧客から入金された紙幣を受入
れ、あるいは顧客に対し紙幣を支払う処理を行なう装置
である。カードリーダライタ部52は、顧客により挿入さ
れたキャッシュカードの識別や、入金取引,支払取引等
の結果を用紙に印字する等の処理を行なう装置である。
また、通帳記帳機53は、顧客により挿入された通帳の識
別や、入金取引,支払取引結果等の印字処理を行なう装
置である。顧客操作部54は、顧客が入金金額,支払金
額,暗証番号等を入力するための操作する操作キーや、
入金金額や操作案内等のためのイラストや文字を表示す
る表示部開を有する装置である。
また、第3図(b)は装置の背面図で、ここには内部
操作部55が取付けられている。
この内部操作部55は、係員が紙幣の装填補充回収等の
処理を行なう場合に、各取引に応じた項目やデータを入
力する操作キーと、操作キーにより入力されたデータや
処理結果等を表示して、係員の操作を誘導する表示部等
により構成される。
また、第3図(a)中、破線で示した制御部56は、現
金自動取引装置51に内蔵された、各装置の動作を制御す
るために設けられたプロセッサ等からなる。
また、第1図に示した現金入出金装置50は、一括収納
庫11等を着脱したり、紙幣を搬送する搬送路上のジャム
を除去するために、第3図に示した現金自動取引装置51
の本体から切離して独立に引出すことができる。通常、
第3図に示した現金自動取引装置の背面のパネルを開い
て取出しが行なわれる。
〈装置のブロック構成〉 第4図に、本発明の現金入出金装置の実施例ブロック
図を示す。
この装置は、制御部56(第3図)により、上位装置制
御部インタフェース81を介して、現金入出金装置制御部
80に入力する制御信号等により制御される。
現金入出金装置制御部80は、この現金入出金装置本体
の動作を制御するマイクロコンピュータとその周辺回路
から構成されている。
現金入出金装置制御部80には、バスラインを介してI/
Oインタフェース回路82と、一括収納庫インタフェース
回路90と、リード・オンリ・メモリ(ROM)83と、ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)84とが接続されてい
る。
ROM83は、現金入出金装置制御部80の動作用プログラ
ムを格納するメモリである。RAM84は、現金入出金装置
制御部80の動作に必要なパラメータ等を一時格納してお
くメモリである。
I/Oインタフェース回路82には、モータドライバ85、
マグネットドライバ86、スイッチ読取り回路87、フォト
センサ読取り回路88、紙幣鑑別制御部89が接続されてい
る。
モータドライバ85は、装置各部のモータ群91及び一括
収納庫11に設けられたモータ群96に接続されており、各
動作モードに応じて、種々のモータを駆動制御する回路
である。マグネットドライバ86は、装置各部のマグネッ
ト群92に接続されており、動作モードに応じて、それぞ
れのマグネットをオンあるいはオフさせる回路である。
スイッチ読取り回路87は、装置各部のスイッチ群93と
一括収納庫11のスイッチ群97とに接続されており、一括
収納庫11、金種別収納庫8,9,10及びリジェクトカセット
7の装置の有無や、各ステージのポジションを検出する
スイッチ等の状態を読取る回路である。フォトセンサ読
取り回路88は、装置各部のフォトセンサ群94及び一括収
納庫11に設けられたフォトセンサ群98に接続されてお
り、一括収納庫11や金種別収納庫8,9,10、あるいはリジ
ェクトカセット7に設けられた紙幣の集積状態を監視す
るフォトセンサ群からの情報を読取る回路である。
紙幣鑑別制御部89は、紙幣鑑別センサ群95に接続され
ている。この紙幣鑑別センサ群95は、第1図に示した鑑
別部4の内部に設けられた種々のセンサから成り、鑑別
部4に送り込まれた紙幣の真偽,金種,正損,表裏,重
走及び斜行等を鑑別検知するために設けられた回路であ
る。
一括収納庫インタフェース回路90は、一括収納庫11に
取付けられた収納庫管理メモリ99及び調整データメモリ
100の記憶内容を読取って、現金入出金装置制御部80に
転送したり、現金入出金装置制御部80の指示を受けて、
収納庫管理メモリ99及び調整データメモリ100の内容を
更新する回路である。
収納庫管理メモリ99及び調整データメモリ100は、バ
ッテリ等でバックアップされ、現金入出金装置制御部80
によって直接アクセスされる半導体メモリ等から構成さ
れる。尚、この収納庫管理メモリ99及び調整データメモ
リ100は、この他にマイクロコンピュータ等の制御手段
と一体化され、一括収納庫インタフェース回路90を介し
て、現金入出金装置制御部80とデータの送受信を行なう
ような構成であってもよい。
収納庫管理メモリ99及び調整データメモリ100に使用
されるメモリとしては、バッテリバックアップによる半
導体ランダム・アクセス・メモリの他に、電源を供給し
なくてもデータが消去されないEEPROM(電気的消去可能
型プログラマブルリード・オンリ・メモリ)や、磁気デ
ィスク,磁気テープ等を磁気的記録媒体であっても差し
支えない。尚、この調整データメモリ100には、一括収
納庫11内の各受光素子201に対応した負荷抵抗調整デー
タが記憶される。
この外に、現金入出金制御部80の種々の動作を制御す
るために、計数管理部80aと、現金回収手段80bと、現金
分配手段80cと、ゲイン調整手段80dと、媒体検知手段80
eとが設けられている。これらの手段は、何れも所定の
手順でI/Oインタフェース回路82を介して、装置各部の
回路を制御し、後に説明する動作を実行制御するため
の、シーケンスプログラムから構成されている。
計数管理部80aは、一括収納庫11に回収され、あるい
は一括収納庫11から分配される紙幣を計数し、その都度
収納庫管理メモリ99を更新する制御を行なう。現金回収
手段80bは、金種別収納庫に格納された現金を取出して
搬送し、一括収納庫11に回収する動作を制御する。現金
分配手段80cは、何れかの各金種別収納庫に紙幣が不足
した場合、収納庫管理メモリ99に記憶された金種別枚数
を確認し、その範囲内で各金種別収納庫に対し、必要な
紙幣の分配補充を行なう動作を制御する。
ゲイン調整手段80dは、調整データメモリ100に格納さ
れた負荷抵抗調整データを、一括収納庫インタフェース
回路90を介して読取り、各フォトセンサの出力ゲインを
調整するための装置である。また、媒体検知手段80e
は、I/Oインタフェース回路82を介して、フォトセンサ
読取り回路88より入力する各フォトセンサの出力を受入
れ、搬送路上の媒体の有無を検知する装置である。
第5図に、第4図に示したフォトセンサ読取り回路88
の内部詳細ブロック図を示す。
図には、I/Oインタフェース回路82に接続されたフォ
トセンサ読取り回路88と、このフォトセンサ読取り回路
88に接続された装置本体側のフォトセンサ群94、及び、
一括収納庫側のフォトセンサ群98が図示されている。
フォトセンサ群94は、フォトセンサSa(1)〜(n)
により構成される。各フォトセンサは、発光ダイオード
200及び受光トランジスタ201を組合わせて構成される。
フォトセンサ読取り回路88には、各発光ダイオード20
0を駆動するための電流を供給する定電流回路202が設け
られている。
また、各受光トランジスタ201の出力は、それぞれフ
ォトセンサ読取り回路88の内部に個別に設けられた負荷
抵抗回路203に接続されている。この負荷抵抗回路203
は、複数の固定抵抗素子の何れかを選択的に直列接続す
るアナログシイッチを内蔵したものである。その具体的
構成には、先に従来技術で説明した通りのものである
が、第1図に示すゲイン調整手段80dの指示によって、
受光トランジスタ201の負荷抵抗値を可変調整できる構
成となっている。
尚、第4図において、調整データメモリ100に格納さ
れるデータは、例えば次のような内容となる。
この調整データメモリ100に格納される負荷抵抗調整
データが、例えば“1"のとき負荷抵抗値を100Ω、負荷
抵抗調整データが“2"のとき負荷抵抗値が200Ωとなる
ように設定する。
この実施例においては、負荷抵抗値の可変範囲を0〜
25.5KΩとし、その分解能を100Ωとした。従って、負荷
抵抗調整データの値は0〜255までの範囲に設定され
る。
〈負荷抵抗調整データの格納〉 第6図に、受光トランジスタの電圧電流特性を示す。
このグラフは、フォトセンサの受光トランジスタ201
の動作点の変化を、負荷直線によって表現したものであ
る。
横軸はコレクタ−エミッタ間電圧VCE、縦軸はコレク
タ電流ICである。
曲線aは、対向して配置された発光ダイオード200と
受光トランジスタ201との間に媒体がある状態(以下、
単に“媒体有り”という)における受光トランジスタ20
1のVCE−IC特性、曲線bは、対向して配置された発光ダ
イオード200と受光トランジスタ201との間に媒体がない
状態(以下、単に“媒体無し”という)における受光ト
ランジスタ201のVCE−IC特性である。
直線cは、出力ゲイン調整完了時の負荷直線、点oは
負荷直線cにおける“媒体有り”時の受光トランジスタ
201の動作点、点pは負荷直線cにおける“媒体無し”
時の受光トランジスタ201の動作点、Von1は点oにおけ
る受光トランジスタ201のコレクタ−エミッタ間電圧
VCE、Voff1は点pにおける受光トランジスタ201のコレ
クタ−エミッタ間電圧VCEであり、ゲイン調整時の調整
電圧である。また、Voff1にαを加算した電圧VSLが媒体
有無判定のしきい値となる。直線dは、出力ゲイン調整
未完了でかつ調整値に対して負荷抵抗値が小さい場合の
負荷直線、点qは負荷直線dにおける“媒体有り”時の
受光トランジスタ201の同サテン、点rは負荷直線dに
おける“媒体無し”時の受光トランジスタ201の動作
点、Von2は点qにおける受光トランジスタの201のコレ
クタ−エミッタ間電圧V位CE、Voff2は点rにおける受
光トランジスタ201のコレクタ−エミッタ間電圧VCEであ
る。
直線eは、出力ゲイン調整未完了でかつ調整値に対し
て負荷抵抗が大きい場合の負荷直線、点sは負荷直線e
における“媒体有り”時の受光トランジスタ201の動作
点、点tは負荷直線eにおける“媒体無し”時の受光ト
ランジスタ201の動作点、Von3は点sにおける受光トラ
ンジスタ201のコレクタ−エミッタ間電圧VCE、Voff3
点tにおける受光トランジスタ201のコレクタ−エミッ
タ間電圧VCEである。
ここで、第4図の現金入出金装置制御部80がゲイン調
整手段80dに対して負荷抵抗調整データ格納処理実行の
指令を送信すると、ゲイン調整手段80dは、先ず、ROM83
に記憶している負荷抵抗調整データの初期値を読取って
該負荷抵抗調整データに基づいた負荷抵抗切替信号を、
第5図のフォトセンサ読取り回路88のフォトセンサSa
(1)の受光トランジスタ201に付設された負荷抵抗回
路203に送信する。負荷抵抗調整データの初期値は例え
ば“127"としておく。
負荷抵抗切替信号を受信した負荷抵抗回路203は、内
部のアナログスイッチを切替えて負荷抵抗切替信号に基
づいた負荷抵抗をフォトセンサSa(1)の受光トランジ
スタ201に供給する。
次に、ゲイン調整手段80dは、フォトセンサSa(1)
の受光トランジスタ201のVCEをフォトセンサ読取り回路
88からI/Oインタフェース回路82を介して読取る。読取
ったVCEが調整電圧Voff1より大きい場合、例えばVoff2
であった場合は負荷抵抗値を大きくする必要があるの
で、ゲイン調整手段80dは、現状の負荷抵抗調整データ
の値に+1して再び負荷抵抗切替信号をフォトセンサ読
取り回路88のフォトセンサSa(1)の受光トランジスタ
201に付設された負荷抵抗回路203に送信し、該受光トラ
ンジスタ201のVCEを読取る。読取ったVCEが調整電圧V
off1と等しくなるまで、即ち、受光トランジスタ201の
動作点が点rから点pに移動するまで上記の動作を繰返
す。
一方、読取ったCCEが調整電圧Voff1より小さい場合、
例えばVoff3であった場合は、負荷抵抗値を小さくする
必要があるので、ゲイン調整手段80dは、現状の負荷抵
抗調整データの値に−1して再び負荷抵抗切替信号をフ
ォトセンサ読取り回路88のフォトセンサSa(1)に付設
された負荷抵抗回路203に送信し、受光トランジスタ201
のVCEを読取る。読取ったVCEが調整電圧Voff1と等しく
なるまで、即ち受光トランジスタ201の動作点が点tか
ら点pに移動するまで上記の動作を繰返す。
読取ったVCEが調整電圧Voff1と等しくなったらこのと
きの負荷抵抗調整データをRAM84に記憶する。
第7図は、RAM84のデータフォーマットを示す。
今、仮に負荷抵抗調整データが“100"であったとする
と、RAM84のデータフォーマットは8ビット2値表示で
図のようになる。
フォトセンサSa(2),Sa(3),…,Sa(n)につい
てもSa(1)と同様に受光トランジスタ201の出力ゲイ
ン調整動作を行ない、負荷抵抗調整データをそれぞれRA
M84に記憶する。
一括収納庫11のフォトセンサSb(1),Sb(2),…,
Sb(m)についてもSa(1)と同様に受光トランジスタ
201の出力ゲイン調整動作を行ない、負荷抵抗調整デー
タをそれぞれ調整データメモリ100に記憶する。
第8図にRAM84の負荷抵抗調整データの格納フォーマ
ットを示す、第9図に調整データメモリの負荷抵抗調整
データの格納フォーマットを示す。何れも、各フォトセ
ンサに対応するアドレスに負荷抵抗切替データが格納さ
れている。
〈媒体検出動作〉 次に、現金入出金装置制御部80が媒体検知手段80eに
対して媒体検知動作開始の指令を送信すると、媒体検知
手段80eは、先ず、フォトセンサSa(1)の負荷抵抗調
整データをRAM84から読取って、該負荷抵抗調整データ
に基づいて負荷抵抗切替信号を生成し、フォトセンサSa
(1)の受光トランジスタ201に付設された負荷抵抗回
路203に送信する。負荷抵抗切替信号を受信した負荷抵
抗回路203は、内部のアナログスイッチを切替えて負荷
抵抗切替信号に基づいた負荷抵抗値を、フォトセンサSa
(1)について設定する。フォトセンサSa(2),Sa
(3),…,Sa(n)についてもSa(1)と同様にして
負荷抵抗値をそれぞれ設定する。
一括収納庫11のフォトセンサSb(1),Sb(2),…,
Sb(m)についての各負荷抵抗調整データを一括収納庫
11に一体化された調整データメモリ100から読取ってSa
(1)と同様に負荷抵抗値をそれぞれ設定する。
Sa(1),Sa(2),…,Sa(n)及びSb(1),Sb
(2),…,Sb(m)全てについて負荷抵抗値の設定が
終わると、媒体検知手段80eは、Sa(1),Sa(2),
…,Sa(n)及びSb(1),Sb(2),…,Sb(m)の受
光トランジスタ201のコレクタ−エミッタ間電圧VCEを順
次読取って、しきい値電圧VSLと比較する。比較の結果
で読取ったVCEよりVSLのほうか小さい場合、該フォトセ
ンサは“媒体有り”であり、その旨の信号を現金入出金
装置制御部80に送信する。比較の結果で読取ったVCE
りVSLのほうが大きい場合、該フォトセンサは“媒体無
し”であり、その旨の信号を現金入出金装置制御部80に
送信する。
以上で媒体検知動作の説明を終了する。
尚、上記負荷抵抗調整データのRAM84や調整データメ
モリ100への格納作業は、装置のメンテナンススケジュ
ールに沿った適当な期間をおいて行なわれれば良い。
従って、装置本体に着脱される一括収納庫は、調整デ
ータメモリ100の内容を保持しておき、他の装置に装着
された場合にも、直ちにその内容を利用して、最適の負
荷抵抗値を設定し、媒体を有無検知が可能となる。
以下、装置各部のその他の構成を簡単に説明してお
く。
〈鑑別部と表裏取揃え機構〉 第1図の接客口3の左下側には、鑑別部4が設けられ
ている。この鑑別部4は、送り込まれた紙幣の真偽,正
損,表裏,1枚以上の重なり(重走)、及び斜行等を鑑別
検知する装置である。この装置により、金種等の判別も
行なわれる。
また、接客口3の左側には、表裏取揃え機構5が設け
られている。この表裏取揃え機構5には、切替ブレード
6が設けられている。鑑別部4において裏面と判定され
た紙幣が、この表裏取揃え機構5に送り込まれると、切
替ブレード6が、図示しないマグネットにより駆動さ
れ、その都度走行路を切替えて、全ての紙幣が表を向く
ように積み重ねられる。
〈一括収納庫〉 装置本体50の左隅には、一括収納庫11が配置されてい
る。この一括収納庫11には、その上部にステージ70が設
けられ、紙幣の分配動作のとき、ステージ70上に載せら
れた紙幣を1枚ずつ分離して外部に取出すために、一括
分離機構23が設けられている。ステージ70上に積み重ね
られた紙幣と量は、ニヤフル検知機38dと、フル検知機3
7dと、エンド検知機39dとにより検出される。
また、一括収納庫11の下方には、紙幣の回収動作のと
き紙幣が送り込まれる一括集積部30と、送り込まれた紙
幣を集積する仕切り板33と、仕切り板33上で紙幣の積み
上げを行なう駆動レバー71が配置されている。エンド検
知機39dは、一括収納庫11内に収納された紙幣の絶対量
が減少したことを検知するための検知機である。
仕切り板33の下方には、一括収納庫11から分配された
紙幣のうち、上記鑑別部4において、出金不可能と鑑別
された紙幣が送り込まれる一括リジェクト集積部68が設
けられている。一括リジェクト部62内の紙幣の量は、フ
ル検知機40aによって検知される。
尚、この一括収納庫11内において、ステージ70は駆動
レバー71の下側に移行し、駆動レバー71が左右に開い
て、ステージ70上に集積された紙幣を載せ、ステージ70
が再び上昇するといった動作が行なわれる。このような
ステージ70の動作や駆動レバー71の動作中に設定された
各種のポジションを検出するために、図示しない種々の
ポジションセンサが設けられている。また、ステージ70
や駆動レバー71の動作のために、幾つかの駆動モータが
内蔵されている。
〈金種別収納庫と出金ユニット〉 装置本体50の下部には、金種別収納庫8,9,10が配置さ
れている。
金種別収納庫8は、千円券を収納する収納庫である。
金種別収納庫9は、万円券を収納する収納庫である。ま
た金種別収納庫10も、万円券を収納する収納庫である。
これらの金種別収納庫8,9,10の上方には、入出金ユニ
ット19が配置されている。
入出金ユニット18には、千円券の一時保留部24と、万
円券の一時保留部25,26と、千円券の集積部27と、万円
券の集積部28,29と、千円券の分離機構20と、万円券の
分離機構21,22とが設けられている。また、この他に、
紙幣の走行路49に沿って金種切分けゲート32,31,57が設
けられている。
上記金種切分けゲート32,31,57は、図示しないマグネ
ット等により駆動される。
鑑別部4で鑑別された後、紙幣が走行路49に搬送され
たきた場合、金種切分けゲート32,31,57が動作し、例え
ば千円券の場合、千円券集積部27に送り込まれる。千円
券集積部27は、その千円券を一時保留部24に集積する。
一方、金種別収納庫8から取出される千円券は、千円券
分離機構21によって1枚ずつ分離されて、走行路49に送
り出される。
尚、万円券についても、同様の構成となっている。
また、一時保留部24,25,26に集積されている紙幣は、
シャッタ34,35,36が、図示しないモータにより駆動され
一斉に引抜かれることによって、金種別収納庫8,9,10に
落下するよう構成されている。
金種別収納庫8,9,10には、それぞれフル検知機37a,37
b,37cと、ニヤフル検知機38a,38b,38cと、エンド検知機
39a,39b,30cとが設けられており、各収納庫内の紙幣量
が管理されている。
〈リジェクトカセット他〉 また、入出金ユニット18と一括収納庫11の間には、一
括切分けゲート16及び15が配置されている。搬送路60
を、一括切分けゲート15に向かって搬送されてきた紙幣
は、一括収納庫11に収納される場合、一括切分けゲート
15の動作によって一括集積部30側に案内される。また、
各金種別収納庫8,9,10に送り込まれる紙幣は、一括切分
けゲート16によって、先に説明した入出金ユニット18の
走行路49に送り込まれる。
また、リジェクトされる紙幣は、一括切分けゲート69
によって一括収納庫11に設けられた一括リジェクト部62
か、あるいは装置本体50の左隅に設けられたリジェクト
カセット7に送り込まれる。
一括収納庫11に設けられた一括リジェクト部62は、一
括収納庫11の一括分離部23から繰り出された紙幣が、鑑
別部4において、重走あるいは斜行と判定された場合
に、該当する紙幣を収納するために設けられている。リ
ジェクトカセット7は、種々の原因で出金不能または回
収不能と判定された紙幣を収納するために設けられてい
る。
リジェクトカセット7の内部にも、集積部66,64及び
フル検知機40b,40cが設けられている。リジェクト部67
は取り忘れ紙幣を収容し、リジェクト部68はその他のリ
ジェクト紙幣を収容する。また、装置本体50の背面に
は、扉41が設けられており、この扉41を開くことによ
り、一括収納庫11が外部に引出される。一括収納庫11を
外部に引出すと、更に金種別収納庫8,9,10を引出すこと
ができるよう構成されている。
尚、リジェクトカセット7は、上記扉41を開くことな
く、別途抜取りが可能なように配置されている。
一括収納庫11や金種別収納庫8,9,10には、それぞれ共
通の錠が取付けられており、監査キーを用いて図示しな
い各収納庫の扉を開き、紙幣の装填及び抜取り操作を行
なうことができる。
尚、第1図の装置各部には、紙幣を分離集積搬送する
ための動力源として、それぞれ多数のモータ等が実装さ
れ、動力伝達貴公が配置されている。
本発明は以上の実施例に限定されない。
上記実施例においては、本発明の装置を現金自動取引
装置に実施した例を持って説明したが、自動販売機,複
写機等、装置本体に対して着脱可能な付属装置を備えた
もののフォトセンサの管理を、同様の要領で行なうこと
が可能である。
(発明の効果) 前記装置本体内のセンサ出力が最適となるように調整
する調整データを格納した第1の調整データメモリを、
前記装置本体内に設け、前記付属装置内のセンサ出力が
最適となるように調整する調整データを格納した第2の
調整データメモリを、前記付属装置内に設けるととも
に、前記第1、第2の調整データメモリに格納された調
整データを用いて前記装置本体内および付属装置内に設
けられた各センサの出力特性を調整するようにしたの
で、各センサの汚損や劣化に対する、きめの細かい対応
を自動的に行えるとともに、附属装置が頻繁に交換され
る場合においても、附属装置の装着後直ちにセンサの出
力特性を調整して、精度の高い媒体の有無検知が可能と
なる。
したがって、附属装置の装着作業が迅速化されるとと
もに、装置の動作の信頼性も高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置を実施した現金入出金装置の断面
図、第2図は従来装置の断面図、第3図は現金自動取引
装置の全体図、第4図は本発明の装置を実施した現金入
出金装置ブロック図、第5図はフォトセンサ読取り回路
内部詳細ブロック図、第6図は受光トランジスタの電圧
電流特性を示すグラフ、第7図はRAM84のデータフォー
マット、第8図はRAM84の格納フォーマット、第9図は
調整データメモリ100の格納フォーマットである。 7……リジェクトカセット、 8,9,10……金種別収納庫、 11……一括収納庫(付属装置)、 50……装置本体、80d……ゲイン調整手段、 80e……媒体検知手段、98……フォトセンサ群、 100……調整データメモリ、203……負荷抵抗回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体を収納するとともに媒体の有無によっ
    て出力が変化するセンサを設けた付属装置と、当該付属
    装置を着脱自在に構成するとともに媒体の有無によって
    出力が変化するセンサを設けた装置本体からなる媒体取
    扱装置において、 前記装置本体内のセンサ出力が最適となるように調整す
    る調整データを格納した第1の調整データメモリを、前
    記装置本体内に設け、 前記付属装置内のセンサ出力が最適となるように調整す
    る調整データを格納した第2の調整データメモリを、前
    記付属装置内に設けるとともに、 前記第1、第2の調整データメモリに格納された調整デ
    ータを用いて前記装置本体内および付属装置内に設けら
    れた各センサの出力特性を調整する調整手段を、前記装
    置本体内に設けたことを特徴とする 媒体取扱装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記センサはフォトセ
    ンサであり、前記調整手段は前記調整データに基づき負
    荷抵抗値を変えてフォトセンサの出力特性を調整する媒
    体取扱装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記媒体は紙幣であ
    り、前記本体装置は紙幣の入出金取引を行う現金入出金
    装置であり、前記付属装置は本体装置に対する補充、回
    収用の紙幣を収納した一括収納庫である媒体取扱装置。
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