JP2582870B2 - 光学式媒体検知装置の自動調整回路および自動調整方法 - Google Patents

光学式媒体検知装置の自動調整回路および自動調整方法

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JP2582870B2 JP63220234A JP22023488A JP2582870B2 JP 2582870 B2 JP2582870 B2 JP 2582870B2 JP 63220234 A JP63220234 A JP 63220234A JP 22023488 A JP22023488 A JP 22023488A JP 2582870 B2 JP2582870 B2 JP 2582870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光センサを用いて紙葉類等の媒体を検知する
光学式媒体検知装置の出力特性を調整する自動調整回路
および自動調整方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、紙葉類等の媒体を取扱う装置においては、媒体
の走行監視や残留検知を行なうために、例えば発光ダイ
オードと受光トランジスタを対向させて配置し、透過光
の差異から生ずる受光トランジスタの光電流の変化を電
圧信号に変換し、該電圧信号によって媒体の有無を検知
する検知方式が用いられている。
第2図は上記の従来の媒体検知回路図である。同図に
おいて、1は定電流回路、2は光センサの発光ダイオー
ドで、発光ダイオード2には定電流回路1から電流ID
が供給される。3は光センサの受光トランジスタ、RL
は可変抵抗、4は演算増幅器よりなる比較器、5は発光
ダイオード2と受光トランジスタ3との間を通過する被
検知媒体であり、受光トランジスタ3は、コレクタ側が
可変抵抗RLを介してバイアス電圧Vccと接続され、エミ
ッタ側が接地されていて、発光ダイオード2側からの受
光量に見合った電流Icを出力する。比較器4は負入力側
に比較基準電圧VREFを受け、正入力側に受光トランジ
スタ3のコレクタ−エミッタ間電圧VCEを受けていて、
電圧VCEが電圧VREFより小さいときは媒体5が介在し
ていないことを示すローレベルのオフ信号を、そして電
圧VCEが電圧VREFより大きいときは媒体5が介在して
いることを示すハイレベルのオン信号を出力する。
第3図は第2図の回路の出力特性図であり、媒体5が
発光ダイオード2と受光トランジスタ3との間に介在し
ていないとき(以降、媒体無しと称す)は、受光トラン
ジスタ3の受光量が多いので電流ICが大であり、よっ
て発光ダイオード2の発光による受光トランジスタ3の
電圧−電流特性は曲線C1となる。すなわち、この特性曲
線C1は、受光トランジスタの受光時を示している。そし
て媒体5が発光ダイオード2と受光トランジスタ3の間
に介在しているとき(以降、媒体有りと称す)は、受光
トランジスタ3の受光量は媒体5より妨げられるために
少なくなり、従って電流Icが小になって、電圧−電流特
性は曲線C2のようになる。すなわち、この特性曲線C2
は、受光トランジスタの遮断時を示している。
しかして、実際に媒体5の有無検知を行なうための電
圧VCEは、式VCE=VCC−IC・RLより、IC=(VCC
−VCE)/RLなる直線l1と、各曲線C1,C2との交点A,Bを
電圧VCEの軸上に投影した点VCE(OFF),VCE(ON)と
なる。
可変抵抗RLの抵抗値を小にすると、直線l1はC点
(電流IC=0,電圧VCC)を中心として直線l1′のよう
に急傾斜の特性になり、そして抵抗値を大にすると直線
l1″のような緩やかな傾斜の特性になるので、交点A,B
はそれぞれA′,A″,B′,B″となり、このようにして可
変抵抗RLによって媒体無し或は媒体有りのときの各電
圧VCEを所望の電圧値に調整できるようにしている。
また、紙葉類等の取扱い装置においては紙粉等による
塵埃によって光センサは甚だしく汚損されることが少な
くないが、可変抵抗RLによって例えば直線l1に調整さ
れたとすると、第3図に示すMが汚損に対する初期マー
ジンをなしている。何となれば、初めのうちは直線lが
曲線C1の非飽和領域のA点で交わるので電流ICの変化
に対して該交点による電圧VCEの変化はほとんどない
が、汚損により曲線C1の飽和領域の曲線がA点まで加降
すると飽和領域部分と交わるために電圧VCEの変化が急
激になるためである。よってこの汚損マージンを確保す
るためには媒体無しの曲線C1と直線l1は第3図に示す非
飽和領域で交わる必要がある。ところが、非飽和領域で
の調整においては、可変抵抗RLの変化に対して、電圧
VCE=VCE(OFF)は殆ど変化せず、言いかえれば媒体
5が発光ダイオード2と受光トランジスタ3との間に介
在しないときは、可変抵抗RLの調整はできない。
従って、可変抵抗RLの調整は、媒体5を発光ダイオ
ード2と受光トランジスタ3との間に介在させて、媒体
有りの曲線C2と直線l1との交点Bによる出力電圧VCE=
VCE(ON)によって行なうことで対処している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、紙葉類等の媒体を取扱う装置において
は、上記構成の媒体検知装置が複数個必要であり、これ
らを調整する際には媒体を介在させて可変抵抗を手動調
整しなければならないという煩雑さがあり、また、調整
ミスをするおそれもある。更に各可変抵抗は、発光ダイ
オード及び受光トランジスタとは別の基板上に実装され
ることになるので、その基板の交換や、各ユニットの交
換が発生すると、再度可変抵抗を調整しなければならな
いという煩わしさがあった。
本発明の第1の目的は、光センサの発光による受光部
の出力特性を自動調整可能にし、第2の目的は光センサ
が汚損して感度が変ったときは直ちにその出力特性が適
正に変えられるようにした光学式媒体検知装置の自動調
整回路および自動調整方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するため、とくに、受光ト
ランジスタの受光時特性曲線上の動作点に対応する電圧
を受けるとともに、その飽和領域の肩付近に設定した高
・低いずれかの比較基準値を受けて、その比較結果を出
力する比較手段と、この比較の結果に基き、受光トラン
ジスタの受光時特性曲線上の動作点をその飽和領域の肩
付近に設定する電気信号の設定値として記憶する記憶手
段を有する。
また、検知動作中でないときに、受光トランジスタの
受光時特性曲線上の動作点に対応する電圧を出力し、そ
の飽和領域の肩付近に設定した高・低の比較基準値を交
互に切り替えるとともに、電気信号の設定値により負荷
抵抗回路の抵抗値を順次切り替え、該動作点に対応する
電圧がこの高・低の比較基準値内になったときの電気信
号の設定値を記憶する。
(作用) したがって、本発明によれば、受光トランジスタの受
光時特性曲線上の動作点に対応する電圧を受けるととも
に、その飽和領域の肩付近に設定した高・低いずれかの
比較基準値を受けて、受光トランジスタの受光時特性曲
線上の動作点をその飽和領域の肩付近に設定する電気信
号の設定値として記憶する。
また、受光トランジスタの受光時特性曲線上の動作点
に対応する電圧を出力し、その飽和領域の肩付近に設定
した高・低の比較基準値を交互に切り替えるとともに、
電気信号の設定値により負荷抵抗回路の抵抗値を順次切
り替え、受光トランジスタの受光時特性曲線上の動作点
をその飽和領域の肩付近に設定する電気信号の設定値と
して記憶する。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す媒体検知装置の自動
調整回路のブロック図である。
同図において、S1〜Snは発光部としての発光ダイオー
ドD1〜Dnと受光部としての受光トランジスタTi1〜Trnと
でそれぞれ対をなしている光センサ、6は定電流回路
で、各発光ダイオードD1〜Dnは互いに直列に接続され、
定電流回路6から定電流IDが供給されている。そして
各発光ダイオードD1〜Dnと各受光トランジスタTr1〜Trn
との相互間はそれぞれの被検知媒体X1〜Xnの搬送路とな
っていて、被検知媒体X1〜Xnが各相互間に介在したとき
は、各発光ダイオードD1〜Dnから各受光トランジスタTr
1〜Trnに至る光が減少するようにしている。
7はこの自動調整回路を後記するプログラムによって
制御する制御回路、8は制御回路7のセンサ選択信号SE
L1Nによって各センサS1〜Snを自動調整或は媒体検知制
御のために選択するセンサ選択回路である。9は負荷抵
抗回路としての可変抵抗回路で、制御回路7の制御によ
って第2図の可変抵抗RLに相当する各抵抗回路をスイ
ッチ制御により形成して、センサ選択回路8によって選
択された各センサS1〜Snの各受光トランジスタTr1〜Trn
の受光量に応じたコレクタ電流と該抵抗による、バイア
ス電圧Vccの電圧降下分、即ちコレクタ−エミッタ間電
圧VCE(P点の電圧)を調整する。10はサンプリング回
路で、制御回路7のセンサ選択信号SEL1Nを受けたとき
可変抵抗回路9をスイッチ制御する抵抗選択信号SEL21
〜SEL2mを所定の時系列で送出するとともに、後記する
比較信号ラッチ回路12にラッチ信号LAを与える。
そして検知動作のアイドル中に、制御回路7による後
記する記憶指示信号SMを受けると、後記する記憶部13に
そのときの抵抗選択信号SEL21〜SEL2mをセンサ選択信号
SEL1Nと対応させて記憶し、検知動作時にはセンサ選択
信号SEL1Nを受ける毎に当該各抵抗選択信号SEL21〜SEL2
mを読出して可変抵抗回路9に与える。
第4図は可変抵抗回路9の一実施例を示す詳細回路図
である。R1〜Rmは互いに直列に接続されて抵抗値がR/2,
R/22,R/23,…R/2mからなる抵抗、SW1〜SWmはサンプリン
グ回路10の選択信号SEL21〜SEL2mによりオン/オフして
オンのときに各抵抗R1〜Rmを短絡するアナログスイッチ
であり、この可変抵抗切替用の切替手段をなす。
本構成によるバイアス電圧(電源)VCCとP点との間
の合成抵抗RLは、スイッチSW1〜SWmのオン時の抵抗を
無視した場合、U1,U2,…Umを、各スイッチSW1,SW2,…SW
mがオンのとき“0"、オフのとき“1"となる可変数とす
ると、RL=(U1/2+U2/2+U3/23+…+Um/2m)Rで与
えられる。
従って、可変数U1=U2=…=Um=0のときに合成抵抗
RLは0となって最小となり、可変数U1=U2=…=Um=
1のときに合成抵抗RLは(1−1/2m)Rとなって最大
となり、その分解能はR/2mで与えられる。
11は判別手段としての比較回路で、基本的には第2図
の比較器4と同等のものであり、制御回路7の基準電圧
選択信号SEL3によって制御されて、検知動作中において
は、第1の比較基準電圧として比較器4におけると同様
な電圧VREFを負入力側に受け、正力側に電圧VCEを受
けて同様にオン/オフによる比較信号CPを出力し、アイ
ドル中には、第2の基準電圧として電圧VREFより低い
レベルの後記する所定の電圧VCE(A′)と、電圧VCE
とを同様に受け、そして第3の基準電圧として同様な所
定の電圧VCE(A″)と、電圧VCEとを受けてオン/オ
フ信号を出力する。
第5図は第1図の回路の出力特性図であり、各曲線C
1,C2と第1の比較基準電圧VREFは第3図における同符
号のものとそれぞれ同等である。VCE(A′)は比較回
路11の第2の比較基準電圧、VCE(A″)は同様に第3
の比較基準電圧で、これらの電圧は曲線C1上の肩付近に
設定され、さらにこれらは電圧VREFより低い電圧であ
って、被検知媒体X1〜Xnが無しの状態でセンサS1〜Snが
汚損していないときの受光トランジスタTr1〜Trnの電圧
−電流特性C1或は後記する汚損しているときの特性C1′
等の飽和領域における所定の電圧レベル範囲を設定して
いて、アイドル時に電圧VREFに代えて、プログラムに
よって切替えて与えられる。
12は比較信号ラッチ回路で、制御回路7のセンサ選択
信号SEL1Nによって選択された各センサS1〜Smの個々に
ついての比較回路11による比較信号CP(オン/オフ信
号)を、サンプリング回路10のラッチ信号LAによってラ
ッチして、アイドル中の結果については制御回路7に与
え、検知動作中の結果については後記する媒体取扱い装
置14に与える。13は制御回路7から下記の記憶指示信号
SMを受けたときに当該抵抗選択信号SEL21〜SEL2mを記憶
する記憶部である。制御回路7は、アイドル中に比較信
号ラッチ回路12の各オン/オフ信号を受けてその結果に
より、可変抵抗回路9によって調整された第5図に示す
抵抗値の直線l1と曲線C1との交点A1の電圧が各電圧VCE
(A′)とVCE(A″)との範囲内にあることを判別
し、このときサンプリング回路10に記憶指示信号SMを与
えて記憶部13に抵抗選択信号SEL21〜SEL2mを記憶させ
る。14は媒体取扱い装置で、各被検知媒体X1…Xnの搬送
制御及びその各処理等を行なう。
次に第1図の回路の動作を説明する。第6図はその各
動作を示すタイミングチャート、第7図(A)、第7図
(B)はその動作を示すフローチャートである。
アイドル状態になると、媒体取扱い装置14によって、
各光センサS1〜Snの搬送路における媒体X1〜Xn無しの状
態となり、出力特性調整動作が開始される。光センサS1
から出力特性調整を始めるために、制御回路7がセンサ
No.N=1を設定する(ステップP1)。
そして可変抵抗回路9の合成抵抗RLを最大とするた
めにサンプリング回路10が、各スイッチSW1〜SWmをオフ
にすべくU1=U2=…=Um=1を設定する(P2)。制御回
路7からセンサ選択信号SEL1Nをセンサ選択回路8、サ
ンプリング回路10、比較信号ラッチ回路12に出力する
(P3)。サンプリング回路10はこれを受けて、ステップ
P2で設定された可変数U1,U2,…Umに従って抵抗選択信号
SEL21〜SEL2mをセンサ選択信号SEL1Nの出力期間中にわ
たって可変抵抗回路9に出力する(P4)。このとき合成
抵抗RLはRL=(1−1/2m)Rとなる。
次に、合成抵抗RLが整定されるまでの時間T1を待っ
て制御回路7から基準電圧選択信号SEL3として、第5図
に示す電圧VCE(A″)を供給すべく比較回路11に出力
する(P5)。比較回路11は電圧VCEを電圧VCE(A″)
と比較してその結果を比較信号ラッチ回路12に出力す
る。可変抵抗回路9と比較回路11の安定時間T2を待っ
て、サンプリング回路10からラッチ信号LAが出力され、
比較信号ラッチ回路12からセンサS1に対する比較回路11
の比較信号CPが出力される。制御回路7は該信号CPを読
み取り、オン/オフの判定を行なう(P6)。オフのとき
は第5図で示す媒体無しの特性曲線C1と合成抵抗RL=
(1−1/2m)Rによる直線l1との交点A1が電圧VCE
(A″)よりも左にあるので直線l1の傾斜を直線l1″の
傾斜よりも大にして電圧VCEが交点A1″よりも右になる
ように、サンプリング回路10が可変数U1〜Umを減算する
(P7)。この減算は制御回路7により予め決められたア
ルゴリズムにより実現され、例えば当初の合成抵抗RL
をRL0とすると順次RL=RL0/2(=RL1),RL=RL1/2
=RL0/4(=RL2),…とする。このとき減算が可能で
あったならば(P8)、該各減算結果に基づいて前記各ス
テップP4〜P8の動作を繰り返し、当初或はその結果、比
較信号CPがオンになったときは制御回路7から基準電圧
選択信号SEL3として、比較回路11に対して電圧VCE
(A′)を供給すべく指定する(P9)。そして前記ステ
ップP6におけると同様に信号CPのオン/オフの判定を行
い(P10)、オンのときは、交点A1が電圧VCE(A′)
よりも右にあるので、電圧VCEが交点A1′よりも左にな
るように、可変数U1〜Umを加算する(P11)。この加算
は、例えば、RL=(RL0+RL0/2)/2=3RL0/4(RL
1),RL=(RL0+RL1/2)/2=7RL0/8(=RL2),…と
する。このとき加算が可能であったならば(P12)、前
記同様に各ステップP4〜P8、或はP4〜P12を繰返し、そ
の結果、比較信号CPがオフになったときは(P10)、そ
のときの当該光センサSNについての各可変数U1〜Umの
値を記憶部13に記憶する(P13)。そしてセンサNo.Nが
nになるまでNを加算して(P14,P15)、各ステップP2
〜P15の動作を繰返し、N=nになると(P14)、その時
アイドル中であると(P16)、ステップP1に戻って前記
各動作を繰返し実行する。したがって、受光トランジス
タの受光時特性曲線上の動作点をその飽和領域の肩付近
に設定する電気信号の設定値として記憶したことにな
る。
なお、前記ステップP8において、ステップP7による減
算が不能であった場合、即ちその減算の以前に可変数U1
=U2=…Um=0であったとき、或いはステップP12にお
いて、ステップP10による加算が不能であった場合、即
ちその加算の以前の可変数U1=U2=…=Um=1であった
ときは、エラー表示して(P17)、終了する。
次に、前記ステップP16においてアイドル中でなくな
るなどで、媒体取扱い装置14から媒体検知動作開始指令
が出力されると、制御回路7は基準電圧選択信号SEL3と
して、電圧VREFを比較回路11に出力する(P18)。そし
て、光センサS1から媒体検知動作を始めるために、セン
サNo.N=1を設定する(P19)。サンプリング回路10は
制御回路7の指示により、記憶部13に記憶されているセ
ンサSNについての可変数U1,U2,…Umを読取り(S20)、
これに従った抵抗選択信号SEL21〜SEL2mを可変抵抗回路
9に出力する(P21)。そして制御回路7は、センサ選
択信号SEL1Nをセンサ選択回路8、サンプリング回路1
0、比較信号ラッチ回路12に出力する(P22)。その結
果、前記のステップP6におけると同様な安定時間T2が経
過後に媒体取扱い装置14はセンサSNについての媒体有
無の検知が可能となる。
そしてセンサNo.NがnになるまでNを加算して(P23,
P24)、各ステップP21〜P24の動作を繰返し、N=nに
なると(P23)、このとき媒体取扱い装置14の指示によ
り、媒体検出動作が継続中ならば(P25)、各ステップP
19〜P25の動作を繰返し実行する。そして媒体検知動作
が終了ならばステップP16以後の動作を実行する。
第8図は第1図の回路において光センサの汚損有無に
よる出力特性の変化を示す図であり、光センサS1〜Snが
紙粉等で汚損されると媒体無しの特性は曲線C1から曲線
C1′へ移行し、媒体有りの特性は曲線C2から曲線C2′へ
と移行するが、その場合は第5図の特性によって直線l1
に調整されたと同様にして、アイドル中に所定の電圧範
囲VCE(A′),VCE(A″)によって交点A2が定まり、
直線l2に調整される。
なお、本実施例においては、第2図におけるような演
算増幅器の構成による比較器を用いた例を説明したが、
比較回路11の代りに各電圧VCE,VCE(A′),VCE
(A″),VREF等をアナログ−ディジタル変換して、こ
れらの数値をプログラムによって比較し、且つその比較
結果により比較信号CPを送出するようにしてもよい。
さらに、可変抵抗回路9は、実施例のみによらず、同
様の効果があるものであれば、その構成、接続方法は種
々類推できることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、検知動作のアイ
ドル時に、被検知媒体無しの状態で受光部の負荷抵抗回
路の抵抗値を電気信号の設定値により切替え、その切替
値を記憶し、検知動作中においては、記憶された切替値
をもとに、前記負荷抵抗回路の抵抗値を設定可能とした
ので、媒体有無の判別をするための光センサの出力特性
が適正に自動調整可能となる。そして受光トランジスタ
の受光時特性曲線上の動作点をその飽和領域の肩付近に
設定するので、自動調整の際に要する出力電圧の変化幅
は広くなり、動作点の微調整を容易に行うことが可能と
なる。また光センサが汚損した場合でも、その汚損に応
じて出力特性を追従可能としたので、媒体の有無を確実
に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す媒体検知装置の自動調整
回路のブロック図、第2図は従来の媒体検知回路図、第
3図は第2図の回路の出力特性図、第4図は可変抵抗回
路の詳細回路図、第5図は第1図の回路の動作特性図、
第6図は第1図の回路の動作を示すタイミングチャー
ト、第7図(A)、第7図(B)は第1図の回路の動作
を示すフローチャート、第8図は第1図の回路において
光センサの汚損有無による出力特性図である。 7……制御回路、9……可変抵抗回路、10……サンプリ
ング回路、11……比較回路、13……記憶部、X1〜Xn……
被検知媒体、S1〜Sn……光センサ、SW1〜SWm……アナロ
グスイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶した電気信号の設定値により、光セン
    サの受光トランジスタに接続された負荷抵抗回路の抵抗
    値を切り替え、負荷抵抗回路から出力した電圧の変化に
    より、被検知媒体の有無を判別する光学式媒体検知装置
    の自動調整回路において、 受光トランジスタの受光時特性曲線上の動作点に対応す
    る電圧を受けるとともに、その飽和領域の肩付近に設定
    した高・低いずれかの比較基準値を受けて、その比較結
    果を出力する比較手段と、 この比較の結果に基き、受光トランジスタの受光時特性
    曲線上の動作点をその飽和領域の肩付近に設定する電気
    信号の設定値として記憶する記憶手段を有することを特
    徴とする 光学式媒体検知装置の自動調整回路。
  2. 【請求項2】記憶した電気信号の設定値により、光セン
    サの受光トランジスタに接続された負荷抵抗回路の抵抗
    値を切り替え、負荷抵抗回路から出力した電圧の変化に
    より、被検知媒体の有無を判別する光学式媒体検知装置
    の自動調整方法において、 検知動作中でないときに、受光トランジスタの受光時特
    性曲線上の動作点に対応する電圧を出力し、その飽和領
    域の肩付近に設定した高・低の比較基準値を交互に切り
    替えるとともに、電気信号の設定値により負荷抵抗回路
    の抵抗値を順次切り替え、該動作点に対応する電圧がこ
    の高・低の比較基準値内になったときの電気信号の設定
    値を記憶することを特徴とする 光学式媒体検知装置の自動調整方法。
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