JP2008083516A - 画像形成装置および現像剤収容ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を招くことなく、攪拌部材の位置を検出することのできる、画像形成装置およびこれに装備される現像剤収容ボックスを提供する。
【解決手段】トナーを収容するトナーホッパ25を通過する検出光が受光素子に受光され、これに応答して受光素子が出力する信号に基づいて、トナーホッパ25内に収容されているトナーの量およびアジテータ39(攪拌翼83)の位置が検知される。言い換えれば、トナーホッパ25内のトナーの量を検出するために備えられている投光素子および受光素子を利用して、アジテータ39の位置が検知される。そのため、アジテータ39の位置を検出するための専用の光検出手段を不要とすることができ、部品点数の増加を招くことなく、アジテータ39の位置を検出することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置およびこれに備えられる現像剤収容ボックスに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、たとえば、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成されて、その静電潜像がトナーで現像されることにより、感光ドラムの表面にトナー像が担持される。そして、そのトナー像が用紙に転写されることによって、用紙への画像の形成が達成される。このような画像形成装置には、感光体ドラムにトナーを供給するための現像装置が備えられている。
現像装置は、たとえば、現像ローラを収容する現像槽と、現像槽の上部にセットされ、現像槽内にトナーを補給するためのトナーカートリッジとを備えている。トナーカートリッジには、トナーを攪拌するための攪拌部材が設けられている。トナーカートリッジに収容されているトナーは、攪拌部材の回転により、攪拌されつつ、トナーカートリッジから現像槽に供給される。
この種の現像装置において、トナーが抵抗となる状態で攪拌部材が停止し続けるのを防止するために、攪拌部材の位置を反射型光センサまたは透過型光センサで検知し、攪拌部材に対するトナーによる負荷が少ない位置で攪拌部材を停止させることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−191559号公報
しかし、攪拌部材の姿勢を検出するためのセンサを独立して設けると、従来の現像装置よりも、部品点数が増加し、コストおよびサイズが増大してしまう。
そこで、本発明の目的は、部品点数の増加を招くことなく、攪拌部材の姿勢を検出することのできる、画像形成装置およびこれに装備される現像剤収容ボックスを提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、現像剤を収容する第1筐体と、前記第1筐体に回転可能に設けられ、前記第1筐体内に収容されている現像剤を攪拌するための攪拌部材と、前記第1筐体内を通過する検出光の受光に応答して信号を出力する光検出手段と、前記光検出手段が出力する信号に基づいて、前記第1筐体内に収容されている現像剤の量および前記攪拌部材の姿勢を検知する制御手段とを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記攪拌部材の姿勢を検知し、その検知結果に基づいて、前記攪拌部材の停止位置を制御することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1筐体は、前記攪拌部材の回転軸線と直交する壁部を有し、前記壁部は、前記検出光が通過可能な第1光通過部を有し、前記攪拌部材は、前記壁部に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸に支持される攪拌翼と、前記回転軸に支持され、前記攪拌翼に対して前記攪拌部材の回転方向の上流側に設けられており、前記検出光を遮光するための遮光部材と、前記遮光部材に形成され、前記検出光が通過可能な第2光通過部とを有していることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記第1筐体が着脱自在に装着される第2筐体と、前記第2筐体に回転可能に設けられ、前記第1筐体から供給される現像剤を担持する現像剤担持体と、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通/遮断するシャッタ部材とを備えていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1筐体には、現像剤を放出するための第1開口部が形成され、前記シャッタ部材は、前記第1開口部を開閉することにより、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通/遮断し、前記攪拌部材は、その回転半径方向の寸法が前記攪拌部材の回転軸線と前記第1開口部との間の距離よりも大きく形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記攪拌部材および前記現像剤担持体は、個別の駆動系から入力される駆動力により回転されることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、現像剤収容ボックスにおいて、壁部を有し、現像剤を収容する第1筐体と、前記壁部に形成され、第1筐体内を通過する検出光が通過可能な第1光通過部と、前記第1筐体内に収容されている現像剤を攪拌するための攪拌部材とを備え、前記攪拌部材は、前記壁部に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸に支持される攪拌翼と、前記攪拌翼に対して前記攪拌部材の回転方向の上流側に設けられる遮光部材と、前記遮光部材に設けられ、前記検出光が通過可能な第2光通過部とを有していることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記第1筐体には、現像剤を放出するための第1開口部が形成され、前記第1開口部を開閉するシャッタ部材を備え、前記攪拌部材は、その回転半径方向の寸法が前記攪拌部材の回転軸線と前記第1開口部との間の距離よりも大きく形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、現像剤を収容する第1筐体を通過する検出光が光検出手段に受光され、これに応答して光検出手段が出力する信号に基づいて、第1筐体内に収容されている現像剤の量および攪拌部材の姿勢が検知される。言い換えれば、第1筐体内の現像剤の量を検出するために備えられている光検出手段を利用して、攪拌部材の姿勢が検知される。そのため、攪拌部材の姿勢を検出するための専用の光検出手段を不要とすることができ、部品点数の増加を招くことなく、攪拌部材の姿勢を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、攪拌部材の姿勢が検知され、その検知結果に基づいて、攪拌部材の停止位置が制御される。これにより、攪拌部材を適切な位置で停止させることができる。
請求項3および7に記載の発明によれば、攪拌部材の回転により、第1筐体の壁部に設けられた第1光通過部と回転軸の軸方向に対向する位置(以下、単に「第1光通過部との対向位置」という。)を、攪拌翼、遮光部材および清掃部材がこの順に通過する。
第1光通過部を攪拌翼が通過すると、攪拌翼によって、第1光通過部との対向位置に存在する現像剤が攪拌部材(攪拌翼)の回転方向下流側に押され、第1光通過部との対向位置に現像剤が存在しない状態となる。第1筐体内に現像剤が十分に存在している状態では、第1光通過部との対向位置を攪拌翼が通過した後すぐに、現像剤が第1光通過部との対向位置に戻り、第1筐体内を通過する検出光が現像剤によって遮られる。第1光通過部との対向位置への現像剤の戻りは、第1筐体内の現像剤の量が減るにつれて遅くなる。
第1光通過部を攪拌翼が通過した後、しばらくの間は、第1筐体内の現像剤が大きく流動しているので、光検出手段が検出光を受光しなかったり、検出光を受光したりする。そこで、遮光部材を設け、攪拌翼が第1光通過部との対向位置を通過してから一定時間、第1光通過部に遮光部材を対向させて、遮光部材によって検出光を遮り、その後、光検出手段が検出光を受光するか否かにより、第1筐体内の現像剤の量を正確に判定することができる。たとえば、光検出手段が検出光を受光する時間が予め定める時間以上であれば、第1筐体内の現像剤の量がほとんど残存していないエンプティ状態と判定することができ、光検出手段に検出光が受光されなければ、第1筐体内に現像剤が十分に残存していると判定することができる。
また、遮光部材に第2光通過部が形成されているので、第1光通過部と遮光部材とが対向している期間において、その第2光通過部が第1光通過部と対向するタイミングで、光検出手段に検出光が受光され、その受光に応答した信号が光検出手段から出力される。これにより、攪拌部材の位置(第2光通過部が第1光通過部と対向するときの位置)を検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1筐体は、第2筐体に対して着脱可能に設けられている。そして、シャッタ部材によって、第1筐体内と第2筐体内とを連通/遮断することができる。そのため、第1筐体を第2筐体から離脱させるときには、シャッタ部材により第1筐体内と第2筐体内とを遮断し、第1筐体からの現像剤の漏れを防止することができる。また、攪拌部材の停止位置によっては、攪拌部材とシャッタ部材とが干渉するおそれがあるので、シャッタ部材により第1筐体内と第2筐体内とを遮断するときに、攪拌部材をシャッタ部材との干渉を避けた位置で停止させることにより、その干渉を防止することができる。
請求項5および8に記載の発明によれば、攪拌部材は、その回転半径方向の寸法が、攪拌部材の回転軸線と第1筐体に形成されている第1開口部との間の距離よりも大きく形成されている。これにより、攪拌部材による現像剤の攪拌力および第1筐体から第2筐体への現像剤の供給力を増大させることができる。
また、攪拌部材の回転半径方向の寸法が大きいと、攪拌部材の停止位置によっては、攪拌部材とシャッタ部材とが干渉しやすくなるが、シャッタ部材により第1開口部を閉鎖するときに、攪拌部材をシャッタ部材との干渉を避けた位置で停止させることにより、その干渉を防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、攪拌部材および現像剤担持体に、個別の駆動系から駆動力が入力される。これにより、現像剤担持体を停止させた状態で、攪拌部材を適切な位置で停止させるために、攪拌部材のみを回転させることができる。そのため、現像剤担持体の不要な駆動を防止することができ、現像剤担持体の劣化を防止することができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像形成部5において画像形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
なお、以下の説明では、このレーザプリンタ1において、後述する給紙ローラ8が設けられている側を「前側」、後述する排紙ローラ45が設けられている側を「後側」とし、図1の紙厚方向手前側を「左側」、紙厚方向奥側を「右側」とする。
また、後述するプロセスユニット18についても、前記方向を基準として説明する。
1−1.給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、前後方向に沿って着脱自在に装着される給紙トレイ7と、給紙トレイ7の前側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パッド9と、給紙ローラ8の前方および上方にそれぞれ設けられる紙粉取りローラ10および11と、紙粉取りローラ11の後方に設けられるレジストローラ12とを備えている。
給紙トレイ7には、用紙3が積層される用紙押圧板13が設けられている。用紙押圧板13の最上位にある用紙3は、用紙押圧板13の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10および11によって、紙粉が除去された後、レジストローラ12に搬送される。レジストローラ12は、1対のローラを備え、用紙3をレジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する。)に搬送する。
なお、この給紙部4は、さらに、手差しにより給紙するための、マルチパーパストレイ14、マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パッド16を備えている。
1−2.画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット17、プロセスユニット18および定着部19を備えている。
1−2−1.スキャナユニット
スキャナユニット17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー20、複数のレンズ21および複数の反射鏡22を備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20で反射され、複数のレンズ21および複数の反射鏡22を通過または反射して、プロセスユニット18の感光ドラム27の表面に高速走査にて照射される。
1−2−2.プロセスユニット
プロセスユニット18は、本体ケーシング2内のスキャナユニット17の下方において、本体ケーシング2に対して着脱自在に設けられている。
プロセスユニット18は、その後半分部分をなすドラム部23と、前半分部分をなす現像部24とを一体的に備えている。また、プロセスユニット18は、現像部24の後述する現像フレーム30に対して着脱自在に装着される、現像剤収容ボックスの一例としてのトナーホッパ25を備えている。
1−2−2−1.ドラム部
ドラム部23は、ドラムフレーム26、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器28および転写ローラ29を備えている。感光ドラム27、スコロトロン型帯電器28および転写ローラ29は、ドラムフレーム26に支持されている。
感光ドラム27は、後述する現像ローラ32の後側において、その現像ローラ32と対向配置され、図1に示す矢印方向(図中、時計回り方向)に回転可能に設けられている。この感光ドラム27は、接地されており、最表層が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器28は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27と間隔を隔てて設けられている。このスコロトロン型帯電器28は、タングステンなどからなるワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型帯電器であって、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電する。
転写ローラ29は、感光ドラム27の下方において、感光ドラム27と対向配置され、矢印方向に回転可能に設けられている。転写ローラ29には、画像形成時に、転写バイアスが印加される。
1−2−2−2.現像部
現像部24は、第2筐体の一例としての現像フレーム30、供給ローラ31、現像剤担持体の一例としての現像ローラ32、および層厚規制ブレード33を備えている。
現像フレーム30は、後端部において、幅方向(左右方向)に延びる開放口34が形成されるボックス形状に形成されている。また、現像フレーム30の前壁には、トナーホッパ25の後述するホッパ側連通口40と連通する、第2開口部の一例としての現像側連通口35が、ホッパ側連通口40の形状に対応して形成されている。そして、この現像フレーム30内に、供給ローラ31、現像ローラ32および層厚規制ブレード33が設けられている。
供給ローラ31は、現像側連通口35に対して斜め後側下方に配置されている。この供給ローラ31は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料で被覆した構成を有している。供給ローラ31のローラ軸は、現像フレーム30の幅方向両側壁に回転可能に支持されている。画像形成時において、供給ローラ31は、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力により回転される。
現像ローラ32は、供給ローラ31の後方に配置されて、供給ローラ31に接触している。また、現像ローラ32は、感光ドラム27に対して斜め前側上方から接触している。この現像ローラ32は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料で被覆した構成を有している。現像ローラ32のローラ軸は、現像フレーム30の幅方向両側壁に回転可能に支持されている。画像形成時において、現像ローラ32は、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力により回転される。また、現像ローラ32には、所定の現像バイアスが供給される。
層厚規制ブレード33は、金属製の板ばね材により構成されている。層厚規制ブレード33の遊端部には、絶縁性のシリコーンゴムからなる押圧部36が設けられている。この層厚規制ブレード33は、現像ローラ32の上方において、その基端部が現像フレーム30に固定されている。そして、押圧部36が、板ばね材の弾性力により、現像ローラ32に対して斜め前側上方から圧接されている。
1−2−2−3.トナーホッパ
トナーホッパ25は、幅方向に延びる略円筒形状のホッパフレーム37と、このホッパフレーム37に取り付けられた、シャッタ部材の一例としての開閉カバー38と、ホッパフレーム37内に設けられた、攪拌部材の一例としてのアジテータ39とを備えている。
ホッパフレーム37内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。また、ホッパフレーム37には、第1開口部の一例としてのホッパ側連通口40が形成されている。このホッパ側連通口40は、トナーホッパ25が現像部24の現像フレーム30に装着された状態で、現像側連通口35と対向する。
開閉カバー38は、そのホッパ側連通口40を開閉可能に設けられている。
なお、トナーホッパ25の各部の構成については、後に詳述する。
1−2−2−4.プロセスユニットの動作
トナーホッパ25内のトナーは、アジテータ39の矢印方向への回転により攪拌され、ホッパ側連通口40が開放された状態で、ホッパ側連通口40および現像側連通口35を通して、現像部24の現像フレーム30内に供給される。
現像フレーム30内へ搬送されたトナーは、供給ローラ31の回転により、現像ローラ32に供給され、このとき、供給ローラ31と現像ローラ32との間で正極性に摩擦帯電される。続いて、現像ローラ32に供給されたトナーは、現像ローラ32の回転に伴って、層厚規制ブレード33の押圧部36と現像ローラ32との間に進入し、それらの間で層厚が規制されながら、現像ローラ32の表面に薄層として担持される。
一方、感光ドラム27の表面は、その感光ドラム27の回転に伴って、スコロトロン型帯電器28により一様に正帯電される。その後、感光ドラム27の表面は、スキャナユニット17からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
つづいて、現像ローラ32の回転により、現像ローラ32の表面に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成され、感光ドラム27の表面にトナー像が担持される。
そして、感光ドラム27の表面に担持されたトナー像は、レジストローラ12から搬送されてくる用紙3が、感光ドラム27と転写ローラ29との間(転写位置)を通過する間に、その用紙3に転写される。
1−2−3.定着部
定着部19は、プロセスユニット18の後方に設けられている。定着部19は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41に対して下方から圧接される加圧ローラ42と、それらの後方に配置される1対の搬送ローラ43とを備えている。
定着部19では、転写位置において用紙3に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を1対の搬送ローラ43によって、排紙部6に搬送する。
1−3.排紙部
排紙部6は、定着部19から上方へ反転するように延びる排紙パス44と、その排紙パス44の下流側端部に設けられる排紙ローラ45と、本体ケーシング2の上面に形成され、排紙ローラ45から排紙される用紙3を受ける排紙トレイ46とを備えている。
そして、定着部19から排紙パス44に搬送された用紙3は、その排紙パス44から排紙ローラ45に搬送され、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
1−4.反転搬送部
なお、このレーザプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するための反転搬送部47が設けられている。この反転搬送部47は、反転搬送パス48と、フラッパ49と、複数の反転搬送ローラ50とを備えている。
用紙3の両面に画像を形成する場合には、まず、排紙されてきた用紙3を排紙ローラ45で挟んでフラッパ49に向けて反転搬送する。このときフラッパ49は、用紙3の搬送方向を、用紙3が反転搬送パス48に搬送されるように切り換えている。そして、用紙3は、反転搬送パス48に逆向きに搬送され、その後、反転搬送ローラ50に搬送される。次いで、反転搬送ローラ50から上方向に反転されて、レジストローラ12に搬送される。レジストローラ12に搬送された用紙3は、裏返しの状態で、再びレジスト後に、画像形成部5の転写位置に向けて搬送され、用紙3の両面に画像が形成される。
2.トナーホッパの構成
図2(a)は、トナーホッパ25の平断面図であり、図2(b)は、その側断面図である。図3は、トナーホッパ25の斜視図であり、開閉カバー38がホッパ側連通口40が開閉カバー38を閉鎖した状態を示す。また、図4は、トナーホッパ25の斜視図であり、開閉カバー38がホッパ側連通口40を開放した状態を示す。
トナーホッパ25は、前述したように、ホッパフレーム37、開閉カバー38およびアジテータ39を備えている。
2−1.ホッパフレーム
ホッパフレーム37は、略円筒形状をなし、壁部の一例としての左側壁61と、左側壁61と幅方向に間隔を隔てて対向配置される、壁部の一例としての右側壁62と、左側壁61および右側壁62の間に架設される筒状の周側壁63とを一体的に備えている。
周側壁63の後側は、幅方向に沿って、略細長矩形状のホッパ側連通口40が形成されている。
周側壁63の前側は、トナーホッパ25を掴むための把持部64が形成されている。
左側壁61および右側壁62には、幅方向に互いに対向する位置に、それぞれ第1光通過部の一例としての光通過窓65が形成されている。
2−2.開閉カバー
開閉カバー38は、図3および図4に示すように、ホッパ側連通口40を開閉するために設けられている。この開閉カバー38は、周側壁63の表面に沿った側面視弧状かつ背面視細長矩形状に形成されるカバー部71と、そのカバー部71の幅方向両端部から周側壁63に沿って延び、周側壁63の両側端縁で屈曲して、左側壁61および右側壁62に沿って延びるアーム部72とを一体的に備えている。
カバー部71には、ホッパフレーム37に形成されているホッパ側連通口40の形状に対応した略細長矩形状のカバー開口73が形成されている。
各アーム部72の遊端部は、左側壁61および右側壁62の側面視中央において膨出する円筒状の支持部74に回動自在に支持されている。
これによって、開閉カバー38は、支持部74を支点として、アーム部72が回動することにより、カバー部71がホッパ側連通口40を被覆する閉鎖位置(図3に示す位置)と、カバー部71のカバー開口73がホッパフレーム37のホッパ側連通口40と対向し、このホッパ側連通口40を開放する開放位置(図4に示す位置)とに揺動される。
なお、開閉カバー38は、通常、トナーホッパ25の現像部24の現像フレーム30(図1参照)に対する離脱状態では、閉鎖位置にあり、トナーホッパ25の現像フレーム30(図1参照)に対する装着状態では、開放位置にある。
2−3.アジテータ
アジテータ39は、ホッパフレーム37内に設けられており、回転軸81、フレーム82、攪拌翼83、遮光部材の一例としての遮光板84、および清掃部材の一例としてのクリーナ85を備えている。
2−3−1.回転軸
回転軸81は、図2(b)に示すように、側面視におけるホッパフレーム37の中央(中心)において、図2(a)に示すように、幅方向に沿って配置され、左側壁61および右側壁62の間に架設されている。
回転軸81の軸方向両端部は、左側壁61および右側壁62において、それぞれ回転自在に支持されている。
回転軸81の左側端部には、図3および図4に示すように、左側壁61の支持部74内に配置されたアジテータカップリング受動ギヤ86が結合されている。
2−3−2.フレーム
フレーム82は、回転軸81と一体的に設けられている。このフレーム82は、図2(a)に示すように、回転軸81から径方向外方一方側に延びる支持杆87と、回転軸81から径方向外方一方側に間隔を隔てて配置され、回転軸81と平行に延びる連結杆88とを備えている。
支持杆87は、互いに等間隔を隔てて、回転軸81の軸方向に沿って複数(たとえば、4本)設けられている。
連結杆88には、各支持杆87の先端が連結されている。これによって、回転軸81、各支持杆87および連結杆88が梯子状の構造物を形成している。
2−3−3.攪拌翼
攪拌翼83は、樹脂フィルムなどの可撓性フィルムからなり、回転軸81の軸方向に沿って延びる略細長矩形状に形成されている。この攪拌翼83は、回転軸81の径方向(アジテータ39の回転半径方向)の寸法が、回転軸81とホッパ側連通口40との間の距離、つまりホッパフレーム37の内半径よりも大きく形成されている。そして、攪拌翼83は、図2(b)に示すように、その幅方向に沿った一端部が、連結杆88に固定されており、その反対側の他端部は、遊端部とされて、ホッパフレーム37の内壁面と摺擦するように設けられている。
2−3−4.遮光板
遮光板84は、略矩形板状をなし、回転軸81の左側端部および右側端部において、径方向に延びるように設けられている。各遮光板84は、攪拌翼83に対して、アジテータ39の回転方向における上流側に配置されている。これにより、各遮光板84は、回転軸81の回転に伴って回転することにより、攪拌翼83が光通過窓65に対向する位置を通過した後の一定時間、光通過窓65に対向し、左右の光通過窓65間を通過する検出光(後述する。)を遮光する。
また、各遮光板84には、円形の導光部材挿通孔89が、互いに幅方向に対向する位置に形成されている。そして、各遮光板84の間には、図2(a)に示すように、第2光通過部の一例としての円筒状の導光部材90が、その幅方向両端部を導光部材挿通孔89に挿通することにより架設されている。この導光部材90は、回転軸81の回転に伴って各遮光板84とともに回転することにより、一定周期で、光通過窓65と幅方向において対向する。
2−3−5.クリーナ
クリーナ85は、固定板91と、その固定板91に固定されるワイパ92とを備えている。
固定板91は、平板状をなし、回転軸81の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。各固定板91は、回転軸81と一体的に形成されており、回転軸81を挟んで支持杆87と反対側に延びるように設けられている。
各ワイパ92は、ゴムなどの弾性材料からなり、略矩形板形状に形成されている。各ワイパ92は、その軸方向外側端部が固定板91から少し膨出するように、固定板91に固定されている。
クリーナ85は、回転軸81の回転に伴って回転することにより、光通過窓65と摺擦して、その光通過窓65を払拭する。これにより、光通過窓65に付着しているトナーが払い落とされる。
なお、遮光板84は、クリーナ85に対して、アジテータ39の回転方向における下流側に配置されている。
3.供給ローラ、現像ローラおよびアジテータの駆動機構
図5は、現像部24およびトナーホッパ25の左側面図である。
現像部24の現像フレーム30の左側壁には、現像カップリング受動ギヤ93と、供給ローラ31のローラ軸に連結された供給ローラ駆動ギヤ94と、現像ローラ32のローラ軸に連結された現像ローラ駆動ギヤ95と、供給ローラ駆動ギヤ94および現像ローラ駆動ギヤ95と噛合する伝達ギヤ96とが配置されている。伝達ギヤ96は、現像カップリング受動ギヤ93と一体的に回転可能に設けられている。
また、前述したように、ホッパフレーム37の左側壁61には、アジテータカップリング受動ギヤ86が設けられている。
プロセスユニット18が本体ケーシング2(図1参照)に装着された状態で、現像カップリング受動ギヤ93およびアジテータカップリング受動ギヤ86には、それぞれ本体ケーシング2内に設けられるカップリング軸(図示せず)が進退自在かつ相対回転不能に結合され、カップリング軸から本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)の駆動力が独立して入力される。これにより、供給ローラ31および現像ローラ32と、アジテータ39とは、互いに独立した駆動系を介して、本体ケーシング2内に設けられるモータの駆動力により回転駆動される。
4.アジテータの制御系
図6は、アジテータ39の制御系を示すブロック図である。
このレーザプリンタ1は、CPU、RAMおよびROMを含む、制御手段の一例としての制御ユニット101を備えている。
また、本体ケーシング2(図1参照)内には、トナーホッパ25(ホッパフレーム37)の左側壁61および右側壁62にそれぞれ形成された光通過窓65のうち、一方の光通過窓65に対して幅方向外側から対向する位置に、レーザビームからなる検出光を出射する投光素子102が配置され、他方の光通過窓65に対して幅方向外側から対向する位置に、その投光素子102から出射される検出光を受光するための光検出手段の一例としての受光素子103が配置されている。受光素子103は、検出光の非受光中にハイレベル(HIGH)の信号を出力し、検出光の受光中にローレベル(LOW)の信号を出力する。
さらに、本体ケーシング2内には、アジテータカップリング受動ギヤ86に結合されるカップリング軸(図示せず)を進退させるためのカップリング軸進退駆動機構104が備えられている。
制御ユニット101は、投光素子102からの発光を制御するとともに、受光素子103から出力される信号に基づいて、カップリング軸進退駆動機構104を制御する。また、受光素子103から出力される信号に基づいて、トナーホッパ25に残存しているトナーの量を検知する。
5.トナー量検知およびアジテータの停止位置制御
図7は、トナー量検知およびアジテータの停止位置制御を説明するためのタイミングチャートである。また、図8は、トナーホッパ25の側断面図であり、(a)は、導光部材90が光通過窓65に対向した状態を示し、(b)は、アジテータ39が停止した状態を示す。
制御ユニット101によりカップリング軸進退駆動機構104が制御され、カップリング軸(図示せず)がアジテータカップリング受動ギヤ86に結合されると、アジテータカップリング受動ギヤ86にモータの駆動力が伝達され、この駆動力によって、アジテータ39の回転軸81が一定速度(たとえば、70rpm)で回転する。この回転軸81の回転に伴って、トナーホッパ25の左側壁61および右側壁62にそれぞれ形成された光通過窓65と幅方向に対向する位置(以下、単に「光通過窓65との対向位置」という。)を、アジテータ39の攪拌翼83、遮光板84およびクリーナ85がこの順に通過する。
光通過窓65との対向位置を攪拌翼83が通過すると、攪拌翼83によって、光通過窓65の近傍のトナーが回転軸81(攪拌翼83)の回転方向下流側に押され、光通過窓65との対向位置にトナーが存在しない状態となる。トナーホッパ25内にトナーが十分に存在している状態では、光通過窓65を攪拌翼83が通過した後すぐに、トナーが光通過窓65との対向位置に戻り、投光素子102から出射される検出光がトナーによって遮られる。光通過窓65との対向位置へのトナーの戻りは、トナーホッパ25内のトナーの量が減るにつれて遅くなる。
光通過窓65との対向位置を攪拌翼83が通過した後、しばらくの間は、トナーホッパ25内のトナーが大きく流動しているので、受光素子103が検出光を受光しなかったり、検出光を受光したりする。そこで、このトナーホッパ25では、攪拌翼83が光通過窓65との対向位置を通過した後、遮光板84が光通過窓65と対向する。遮光板84が光通過窓65と対向している間の一定時間、左右の光通過窓65の間にトナーが存在しない状態であっても、一方の光通過窓65からトナーホッパ25内に進入する検出光は遮光板84によって遮られ、受光素子103からハイレベルの信号が出力される。
そして、光通過窓65を攪拌翼83が通過してから一定時間が経過し、遮光板84が光通過窓65と非対向状態になる。この時点で、光通過窓65との対向位置にトナーが戻っていれば、検出光がトナーによって遮られるので、受光素子103からハイレベルの信号が引き続き出力される。したがって、アジテータ39の回転駆動中、受光素子103からハイレベルの信号が常時出力されている場合には、トナーホッパ25内にトナーが十分に残存していると判定することができる。
一方、遮光板84が光通過窓65と非対向状態になった時点で、光通過窓65との対向位置にトナーが戻っていなければ、トナーホッパ25内を検出光が通過し、その検出光を受光素子103が受光して、図7に破線で示すように、受光素子103からローレベルの信号(エンプティ信号)が出力される。このローレベルの信号は、左右の光通過窓65の間にトナーが戻るまで出力され続ける。したがって、このローレベルの信号が出力されている期間Teの長さは、トナーホッパ25内に残存しているトナーの量に依存する。そのため、制御ユニット101は、受光素子103からローレベルの信号が出力されている期間Teに基づいて、トナーホッパ25に残存しているトナーの量を検知することができる。そして、ローレベルの信号が出力されている期間Teが予め定める時間以上になると、トナーホッパ25内にトナーがほとんど残存していないエンプティ状態であると判定することができる。
また、前述したように、回転軸81の回転に伴って、一定周期で、導光部材90が光通過窓65と幅方向において対向する。導光部材90が光通過窓65と対向すると、一方の光通過窓65からトナーホッパ25内に進入する検出光が、導光部材90を通して、他方の光通過窓65に到達可能となる。そして、その検出光が受光素子103に受光され、受光素子103からローレベルの信号が出力される。つまり、光通過窓65に遮光板84が対向している期間において、図7に示すように、導光部材90が光通過窓65と対向するタイミングで、受光素子103からローレベルの信号がパルス的に出力される。このローレベルの信号が出力されるタイミングでは、図8(a)に示すように、導光部材90が光通過窓65と対向し、攪拌翼83は、トナーホッパ25(ホッパフレーム37)のホッパ側連通口40の近傍(ホッパ側連通口40より回転軸81の回転方向における少し上流側)に位置している。
したがって、制御ユニット101は、受光素子103からローレベルの信号がパルス的に出力されるタイミングで、攪拌翼83がトナーホッパ25(ホッパフレーム37)のホッパ側連通口40の近傍に位置していると判定することができる。そして、アジテータ39の回転を停止させるときには、受光素子103からパルス的なローレベルの信号が出力されてから所定時間Twが経過した時点で、カップリング軸進退駆動機構104を制御して、カップリング軸(図示せず)をアジテータカップリング受動ギヤ86から退避させる。その結果、図8(b)に示すように、アジテータ39は、攪拌翼83がホッパ側連通口40を通過した位置で停止する。これにより、開閉カバー38を閉じるときに、攪拌翼83が開閉カバー38と干渉し、攪拌翼83が開閉カバー38とホッパ側連通口40との間に挟まれることを防止することができる。
光通過窓65との対向位置を攪拌翼83が通過した直後は、トナーホッパ25内のトナーが大きく流動しているので、受光素子103が検出光を受光しなかったり、受光したりする。そうすると、この際、受光素子103がトナーホッパ25内を通過する検出光を検知してしまうと、トナーの量が正確に判断されない。遮光板84は、これを防止するために必須な構成となるが、本発明においては、遮光板84に導光部材90を設けることにより、トナーの量を検知するための信号と、アジテータ39の姿勢を検知するための信号とを区別することが可能となる。
6.作用効果
以上のように、トナーを収容するトナーホッパ25を通過する検出光が受光素子103に受光され、これに応答して受光素子103が出力する信号に基づいて、トナーホッパ25内に収容されているトナーの量およびアジテータ39(攪拌翼83)の位置が検知される。言い換えれば、トナーホッパ25内のトナーの量を検出するために備えられている投光素子102および受光素子103を利用して、アジテータ39の位置が検知される。そのため、アジテータ39の位置を検出するための専用の光検出手段を不要とすることができ、部品点数の増加を招くことなく、アジテータ39の位置を検出することができる。
そして、アジテータ39の位置が検知され、その検知結果に基づいて、アジテータ39の停止位置が制御される。これにより、アジテータ39を適切な位置で停止させることができる。
この実施形態では、トナーホッパ25が現像部24の現像フレーム30に対して着脱可能に設けられ、トナーホッパ25を現像フレーム30から離脱させるときには、開閉カバー38が閉鎖位置とされて、開閉カバー38によりホッパ側連通口40が閉鎖される構成となっている。この構成では、トナーホッパ25が現像フレーム30から離脱された状態で、トナーホッパ25からのトナーの漏れを防止することができるが、アジテータ39の停止位置によっては、アジテータ39の攪拌翼83が、開放位置から閉鎖位置に移動される開閉カバー38と干渉するおそれがある。アジテータ39の位置を検知し、その検知した位置に基づいて、アジテータ39を攪拌翼83と開閉カバー38との干渉を避けた位置で停止させることにより、その干渉を防止することができる。
とくに、攪拌翼83の回転半径方向の寸法がホッパフレーム37の内半径よりも大きく形成されているので、アジテータ39の停止位置によっては、攪拌翼83と開閉カバー38とが干渉しやすくなるが、開閉カバー38によりホッパ側連通口40を閉鎖するときに、アジテータ39をアジテータ39を攪拌翼83と開閉カバー38との干渉を避けた位置で停止させることにより、その干渉を確実に防止することができる。
また、この実施形態では、アジテータ39および現像ローラ32に、個別の駆動系から駆動力が入力される。これにより、現像ローラ32を停止させた状態で、アジテータ39を適切な位置で停止させるために、アジテータ39のみを回転させることができる。そのため、現像ローラ32の不要な駆動を防止することができ、現像ローラ32の劣化を防止することができる。
7.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。たとえば、本発明の画像形成装置は、本体ケーシング2に感光ドラム27が設けられており、その本体ケーシング2に直接着脱されるトナーホッパ25を備えるレーザプリンタとして構成することもできる。
また、トナーホッパ25と現像部24とが一体化された構成に、本発明を適用することもできる。
さらには、上記したモノクロレーザプリンタに限定されず、各種タイプ(4サイクルタイプ、中間転写型タンデムタイプ、直接転写型タンデムタイプなど)のカラーレーザプリンタとして構成することもできる。
また、前述の実施形態では、遮光板84に導光部材90が設けられ、この導光部材90が光通過窓65と対向したときに、導光部材90を通過する検出光が受光素子103に受光されて、受光素子103からローレベルの信号が出力されることにより、攪拌翼83の位置を検出することができるとした。しかしながら、トナーホッパ25内のトナー残量が少なくなると、遮光板84が光通過窓65との対向位置を通過した直後に、検出光が受光素子103に受光されて、受光素子103からローレベルの信号(エンプティ信号)が出力されるので、このエンプティの信号に基づいて、攪拌翼83の位置を検出することもできる。すなわち、エンプティ信号が出力開始されるのは、遮光板84が光通過窓65との対向位置を通過した直後であるので、エンプティ信号が出力開始されるタイミングに基づいて、攪拌翼83の位置を検出することができる。そして、エンプティ信号が出力開始されるタイミングから所定時間が経過した後に、アジテータ39を停止させることにより、攪拌翼83と開閉カバー38との干渉を防止することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 (a)は、図1に示すトナーホッパの平断面図であり、(b)は、その側断面図である。 図1に示すトナーホッパの斜視図であり、開閉カバーがホッパ側連通口が開閉カバーを閉鎖した状態を示す。 図1に示すトナーホッパの斜視図であり、開閉カバーがホッパ側連通口を開放した状態を示す。 図1に示す現像部およびトナーホッパの左側面図である。 図2に示すアジテータの制御系を示すブロック図である。 トナー量検知およびアジテータの停止位置制御を説明するためのタイミングチャートである。 トナーホッパの側断面図であり、(a)は、導光部材が光通過窓に対向した状態を示し、(b)は、アジテータが停止した状態を示す。
符号の説明
1 レーザプリンタ
25 トナーホッパ
30 現像フレーム
32 現像ローラ
35 現像側連通口
37 ホッパフレーム
38 開閉カバー
39 アジテータ
40 ホッパ側連通口
61 左側壁
62 右側壁
65 光通過窓
81 回転軸
83 攪拌翼
84 遮光板
85 クリーナ
90 導光部材
101 制御ユニット
103 受光素子

Claims (8)

  1. 現像剤を収容する第1筐体と、
    前記第1筐体に回転可能に設けられ、前記第1筐体内に収容されている現像剤を攪拌するための攪拌部材と、
    前記第1筐体内を通過する検出光の受光に応答して信号を出力する光検出手段と、
    前記光検出手段が出力する信号に基づいて、前記第1筐体内に収容されている現像剤の量および前記攪拌部材の姿勢を検知する制御手段とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記攪拌部材の姿勢を検知し、その検知結果に基づいて、前記攪拌部材の停止位置を制御することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1筐体は、前記攪拌部材の回転軸線と直交する壁部を有し、
    前記壁部は、前記検出光が通過可能な第1光通過部を有し、
    前記攪拌部材は、
    前記壁部に回転可能に支持される回転軸と、
    前記回転軸に支持される攪拌翼と、
    前記回転軸に支持され、前記攪拌翼に対して前記攪拌部材の回転方向の上流側に設けられており、前記検出光を遮光するための遮光部材と、
    前記遮光部材に形成され、前記検出光が通過可能な第2光通過部とを有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1筐体が着脱自在に装着される第2筐体と、
    前記第2筐体に回転可能に設けられ、前記第1筐体から供給される現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通/遮断するシャッタ部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1筐体には、現像剤を放出するための第1開口部が形成され、
    前記シャッタ部材は、前記第1開口部を開閉することにより、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通/遮断し、
    前記攪拌部材は、その回転半径方向の寸法が前記攪拌部材の回転軸線と前記第1開口部との間の距離よりも大きく形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記攪拌部材および前記現像剤担持体は、個別の駆動系から入力される駆動力により回転されることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 壁部を有し、現像剤を収容する第1筐体と、
    前記壁部に形成され、第1筐体内を通過する検出光が通過可能な第1光通過部と、
    前記第1筐体内に収容されている現像剤を攪拌するための攪拌部材とを備え、
    前記攪拌部材は、
    前記壁部に回転可能に支持される回転軸と、
    前記回転軸に支持される攪拌翼と、
    前記攪拌翼に対して前記攪拌部材の回転方向の上流側に設けられる遮光部材と、
    前記遮光部材に設けられ、前記検出光が通過可能な第2光通過部とを有していることを特徴とする、現像剤収容ボックス。
  8. 前記第1筐体には、現像剤を放出するための第1開口部が形成され、
    前記第1開口部を開閉するシャッタ部材を備え、
    前記攪拌部材は、その回転半径方向の寸法が前記攪拌部材の回転軸線と前記第1開口部との間の距離よりも大きく形成されていることを特徴とする、請求項7に記載の現像剤収容ボックス。
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