JPH09244384A - トナー残量検出装置 - Google Patents

トナー残量検出装置

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JPH09244384A
JPH09244384A JP4885896A JP4885896A JPH09244384A JP H09244384 A JPH09244384 A JP H09244384A JP 4885896 A JP4885896 A JP 4885896A JP 4885896 A JP4885896 A JP 4885896A JP H09244384 A JPH09244384 A JP H09244384A
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toner
light
detecting device
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JP4885896A
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Inventor
Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で誤検出の発生を確実に防止する
トナー残量検出装置を提供する。 【解決手段】 起立部57aの厚さが、上方から下方に
向かって徐々に薄くなるように構成されている。よっ
て、投光部58aからの光が起立部57aにより投光部
58a側に反射されるため、連設部57cを介して他方
の起立部57bに光が届かないが、投光部58aから受
光部58bへ直線的に光が到達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の画像形成装置における現像装
置にトナーを供給する装置のトナー残量検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、感光体ド
ラムの表面の現像領域に現像剤を供給して現像する乾式
現像方式のものがある。この方式の画像形成装置は、特
公昭60−2660号公報等に開示されているように、
感光体ドラムに隣接する現像部ケース内には、内径部に
磁気ローラが備えられて外周面にトナーと磁性キャリア
との混合物(現像剤)を担持させる現像スリーブを備え
る一方、この現像部ケース内には、現像スリーブへトナ
ーを供給するための回転するアジテータに撹拌部材を設
けている。また、現像部ケース内の一側には、トナー残
量を検出するための光センサにおける投光面と受光面と
を対峙させるように、L字状の透光部材を突設し、前記
アジテータにおける撹拌部材に設けた清掃ブラシにて前
記投光面と受光面とを払拭することを提案している。
【0003】ところが、前記先行技術のように発光素子
と受光素子とを別々にしてその投光面と受光面とを対峙
させるように装着することは取付け精度が狂い易く、正
確な検出精度が得られないという問題がある。
【0004】そこで、市販されているフォトインタラプ
タを用いてトナー残量を検出すべく、図13に示すよう
に、フォトインタラプタ100における発光素子100
aと受光素子100bとが各々トナー供給室の外側から
臨ませるようにするための一対の起立部101a,10
1bをトナー供給室内に向かって突出するように設け、
その両起立部101a,101b及びその連設部101
cを透光部材にて一体的に形成することが考えられる。
【0005】この場合、発光素子100aから発射され
た光が一方の起立部101aの板厚部から受光素子10
0bの配置された他方の起立部101bにおける板厚部
を貫通するように通過するとき、トナー供給室内にトナ
ー残量が多い場合には、前記両起立部101a,101
b間に滞留されたトナーにて前記光が遮断されるし、ト
ナー供給室内にトナー残量が少ない場合や無い場合に
は、前記他方の起立部101bにおける受光素子100
bで直線的に光を受光する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、図13の一点鎖線の光路102a
で示すように、前記発光素子100aから発射された光
が透光部材内で反射を繰り返して、一方の起立部101
aから連設部101cを介して他方の起立部101bま
で間接的に到達したり、図9の一点鎖線の光路102b
で示すように、発光素子100aから発射された光が連
設部101cの内面にて反射して他方の起立部101b
に到達することがあり、このような光路102a,10
2bで伝達されて受光素子100bに届く光により、ト
ナー供給室内のトナー残量が多いにも拘らず「トナー残
量少ない」または「トナー無し」と判断される誤検出が
発生する問題があった。
【0007】一方、本出願人はかかる問題点を解決する
ために、特願平6−165265号において、図11あ
るいは図12に示すように起立部57a、57bを連結
する連設部57cにおける屈曲箇所65(図11)ある
いは平行箇所67(図12)に、粗さの小さい段付状の
光乱屈折部66aを形成し、投光部58aからの光が光
乱屈折部66aで乱反射され、連設部57cを介して他
方の起立部57bに光が届かないように構成したトナー
残量検出装置を提案している。さらに、前記屈曲箇所6
5/及びまたは平行箇所67の外面に、黒色や褐色等の
光の吸収率の高い塗料を塗布することにより光吸収塗装
面を形成したトナー残量検出装置をも提案している。そ
して、前記各トナー残量検出装置により高い誤検出防止
効果を得ることができた。
【0008】しかしながら、前者の装置においては光乱
屈折部66aで乱反射した若干の光が起立部57bに到
達する可能性があり、また前記光乱屈折部66aを形成
するために形状が複雑になるという問題があった。一
方、後者の装置においては、前記光吸収塗装面を形成す
るために製造工程が増加するという問題があった。
【0009】本発明は、上述した技術的問題を解決すべ
くなされたものであり、簡単な構造で誤検出の発生を確
実に防止するトナー残量検出装置を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のトナー残量検出装置は、
トナーを収納したトナー供給室に、透光材料からなる一
対の起立片を対向配置すると共に、その両起立片の下側
部を接続する接続片を設け、前記両起立片を挟んでトナ
ー残量を検出するための投光部と受光部とからなるトナ
ーセンサを配置してなるものを対象として、特に、前記
各起立片及び接続片の少なくとも一つの片の厚さが、前
記投光部側の起立片から前記接続片を介して前記受光部
側の起立片に向かうルートに沿って、そのルートの上流
側から下流側に向かって徐々に薄くなるように設定され
ている。
【0011】従って、前記投光部からの光が、前記各起
立片及び接続片の少なくとも一つの片により前記ルート
の上流側へ反射されるため、前記受光部に反射光が届く
ことがなく、トナー残量が多いにも拘らず「トナー残量
少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作の発
生を防止することができる。
【0012】また、請求項2に記載のトナー残量検出装
置は、前記各起立片の少なくとも一つの片の厚さは、前
記投光部の光の広がり角度がθd、前記各起立片を構成
する透光材料の屈折率がnpであるときに、下記数式1
を満たす角度θaの勾配で、前記ルートの上流側から下
流側へ薄くなるように設定されている。
【0013】
【数1】
【0014】従って、前記投光部からの光が、前記各起
立片の少なくとも一つの片により前記ルートの上流側へ
反射されるため、前記受光部に反射光が届くことがな
く、トナー残量が多いにも拘らず「トナー残量少な
い」、または「トナー無し」という誤検出動作の発生を
確実に防止することができる。
【0015】また、請求項3に記載のトナー残量検出装
置は、前記接続片の厚さは、前記投光部の光の広がり角
度がθd、前記接続片を構成する透光材料の屈折率がnp
であるときに、下記数式2を満たす角度θcの勾配で、
前記ルートの上流側から下流側へ薄くなるように設定さ
れている。
【0016】
【数2】
【0017】従って、前記投光部からの光が、前記接続
片により前記ルートの上流側へ反射されるため、前記受
光部に反射光が届くことがなく、トナー残量が多いにも
拘らず「トナー残量少ない」、または「トナー無し」と
いう誤検出動作の発生を確実に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施の
形態について説明する。図1は画像形成装置としてのプ
リンタ1の概略側断面図、図2は現像装置10のケース
の一部切欠き断面図である。
【0019】本実施の形態のプリンタ1は、本体ケース
2の一側上側に給紙カセット3を着脱自在に装着し、給
紙ローラ4と分離パッド5とにより、給紙カセット3内
に積層された被記録媒体としての用紙Pが一枚ずつに分
離されて給送ローラ対6を介して感光体ドラム7と転写
ローラ8等とからなる感光体ユニット9に給送される。
感光体ユニット9に隣接して前記給紙カセット3に近い
側に後述する現像装置10が配置され、反対側には、加
熱ローラ11と押圧ローラ12とからなる定着ユニット
13が配置されている。
【0020】感光体ユニット9の下方には、レーザ発光
部14、レンズ15、反射鏡16等からなるスキャナユ
ニット17、制御基板18,19及び電源ユニット20
等が配置されており、カバー体21には複数の操作ボタ
ンを備えてキーボード22が設けられている。
【0021】帯電器23にて予め帯電させた感光体ドラ
ム7の表面に、図示しないコンピュータ等の外部機器か
ら伝送された画像データに応じて、スキャナユニット1
7から発射された光を照射して、感光体ドラム7の表面
に静電潜像を形成し、次いで、現像装置10における現
像スリーブ32が回転して磁化させた粉体状のトナーの
供給により前記潜像を可視像化するという現像を実行し
た後、この感光体ドラム7と転写ローラ8との間に供給
された用紙Pに前記トナー像を転写し、次に、定着ユニ
ット13にて前記転写された像に熱及び圧力を付加して
用紙Pにトナー像を定着させ、その用紙Pを排紙ローラ
対24からプリンタ1の排紙トレイ25に排出させる。
【0022】次に、本発明の一実施の形態の要部(現像
装置10)について、図2〜図8を参照しながら以下に
説明する。
【0023】現像装置10における合成樹脂製等のケー
ス27は、図2に示すように、撹拌室30と現像室34
とが仕切り壁35を介して隔てられ、その仕切り壁35
には現像スリーブ32の周面一側と対向するように開口
部36が開口されている。
【0024】撹拌室30に現像剤としての非磁性トナー
または磁性トナーを供給するためのトナー供給室として
のトナーボックス26は、前記ケース27の一側に突設
した左右一対のブラケット部(図示せず)に対して着脱
自在に装着されており、供給されたトナーは、撹拌室3
0内の回転羽根からなる第2撹拌部材31にて撹拌され
る。
【0025】現像室34には、内径部に磁石ローラ38
を内蔵した現像スリーブ32及びその下方の回転羽根等
からなる第1撹拌部材33を有し、回転自在な現像スリ
ーブ32の周面一側が感光体ドラム7の外周面と対峙す
るように配置されている。
【0026】そして、前記開口部36の近傍には、磁気
透過性のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィル
ム等の弾力性を有するフィルムからなる規制部材37が
取付けられ、その規制部材37の中途部が現像室34内
にてその下方向に延びて現像スリーブ32の外周面と対
向し、且つ規制部材37はその自由端が第1撹拌部材3
3の回転軌跡の外側に近接するように配置されている。
【0027】図2に示すように、アジテータとしての第
2撹拌部材31は矢印A方向に回転して、撹拌室30内
のトナーを底から開口部36に向かって掻上げる。第1
撹拌部材33は矢印B方向に回転し、開口部36から供
給されたトナーと、予め現像室34内に収納されていた
磁性キャリアとを撹拌しながら一旦現像室34の底を介
して現像スリーブ32の下面に向かって撥ね上げる。現
像スリーブ32は矢印C方向に回転する一方、その内径
部の磁石ローラ38(放射状にN極とS極とが交互に配
列されている)が矢印D方向に回転し、現像スリーブ3
2は矢印E方向に回転する感光体ドラム7に近接させて
いる。
【0028】前記現像室34のうち、感光体ドラム7の
外周面一側に近接する箇所には、現像スリーブ32の外
周面に磁性キャリアに担持されたトナーの層厚さ(現像
剤層厚さ)を調整するためのトリマーブレード39が備
えられている。
【0029】なお、本実施の形態に使用される現像方式
は、磁性キャリアが95〜98%(重量比率)、非磁性
トナーが2〜5%(重量比率)からなるいわゆる2成分
現像方式及び磁性キャリアが30〜80%(重量比
率)、磁性トナーが20〜70%(重量比率)からなる
いわゆる1.5成分現像方式のいずれであっても良い。
【0030】次に、図3〜図8を参照しながら、トナー
供給室としてのトナーボックス26と現像装置10との
取付け関係の構成について説明する。
【0031】まず、現像装置10のケース27における
撹拌室30の一側(前記仕切り壁35と反対側)には、
図2に示すように円弧状の仕切り壁40を備え、その仕
切り壁40には図2の紙面と垂直方向に長い略矩形状の
トナー導入口41を開口させ、そのトナー導入口41を
塞ぐための第2遮蔽部材としての第2シャッター42
は、薄い金属製(アルミ製等)板を断面円弧状に形成し
たものからなり、その左右両端部を図示しないガイド溝
に沿って回動するように装着されている。
【0032】他方、トナーボックス26は、図3及び図
4に示すように、下半分が円弧状であり、長手方向の左
右両側部位26bの上半分が矩形で、中央部位26aが
円筒状に形成されており、現像装置10のケース27か
ら突出する一対のブラケット27a(図3で一方のみ示
す)に対して着脱自在に装着される。ケース27に装着
された状態では、トナーボックス26における中央部位
26aと前記ケース27の円弧状仕切り壁40とは同心
状に位置する。
【0033】そして、トナーボックス26における前記
円筒状の中央部位26aの一側には、前記撹拌室30に
おけるトナー導入口41に対面する位置にトナー排出口
43を穿設し、そのトナー排出口43を塞ぐ第1遮蔽部
材としての第1シャッター44は前記中央部位26aの
外周に沿って回動可能に装着された第1抱持部材45に
形成されている。
【0034】即ち、第1抱持部材45と第2抱持部材4
6とは、前記中央部位26a外周を囲むような側面視円
弧状に形成され、その両上側の蝶番部47にて連結さ
れ、この第1抱持部材45と第2抱持部材46の下端側
の足部45a,46aに形成された係合爪及び係合孔
(共に図示せず)にて着脱自在に係合されている。第1
抱持部材45と第2抱持部材46とには各々操作摘み部
48,49が突出しており、第1抱持部材45の広幅面
が第1シャッター44となり、図3のY1方向に第1抱
持部材45を回動すると、上側の開口部50が前記トナ
ー排出口43と対面して開口し、反対にY2方向に回動
すると第1シャッター44がトナー排出口43を塞ぐよ
うに構成されている。なお、第1抱持部材45をY1方
向に回動するとき、図示しない係合部が第2シャッター
42の左右両側の係合爪に係合し、この第2シャッター
42を下向きに回動させてトナー導入口41が開放され
るようになっている。
【0035】そして、詳述しないが、トナーボックス2
6を現像装置10から外した状態では、トナーボックス
26側の第1シャッター44及び撹拌室30側の第2シ
ャッター42が各々不用意に回動してトナー排出口43
及びトナー導入口41を開かないようにロックされ、且
つ、トナーボックス26を前記一対のブラケット27a
における支持溝51に装着した状態では、前記ロックが
解除されるようにする。また、トナー導入口41及びト
ナー排出口43の外周にはフエルト材等からなるシール
材が張設されて、トナーが不用意に漏出しないようにな
っている。
【0036】トナーボックス26内には、図5〜図8に
示すようなアジテータ52を配置し、アジテータ52に
おける回転軸53の一端はトナーボックス26の一側か
ら突出させてギヤ54を取付け、メインモータの動力に
て図示しない駆動機構を介して回転軸53を図2の矢印
F方向に回転させる。回転軸53には、ポリエステル樹
脂フィルム等の可撓性を有する左右両側の第1撹拌部材
55,55と、前記トナー排出口43に臨む、同じくポ
リエステル樹脂フィルム等の可撓性を有する第2撹拌部
材56とを回転軸53の中心角度で90度異ならせて配
置する。
【0037】一方、トナーボックス26の左右長手中央
部底面に半径内向きに突出させた一対の起立部57a,
57bとその連設部57cを少なくとも透光性材料にて
形成する。実施の形態ではトナーボックス26の下半分
をポリエチレン等の透光性材料にて一体的に射出成形し
たものにて構成する。尚、起立部57aは本発明の投光
部側の起立片を、起立部57bは受光部側の起立片を、
連設部57cは接続片をそれぞれ構成するものである。
【0038】その一対の起立部57a,57bには、外
側から投光部58aと受光部58bとからなるフォトイ
ンタラプタ等のトナーセンサ58を配置する。そして、
前記一対の起立部57a,57bの間を通過するとき、
前記起立部57a,57bの対向内壁面を清掃してトナ
ー62を払拭するための払拭部材61が回転軸53に取
付けられている(図2及び図5参照)。この払拭部材6
1は撹拌部材としての機能をも有し、且つトナー残量検
出のためにも利用される。払拭部材61の一実施の形態
として、アーム63先端に合成樹脂製の透明材料からな
るブロック64を設けている。このブロック64は前記
トナーセンサ58における投光部58aから受光部58
bへの光軸が通過する箇所に配置するものとする。即
ち、払拭部材61が図2の矢印F方向に回転して一対の
起立部57a,57bの間を透明なブロック64が通過
すると、前記投光部58aからの光は受光部58bにて
直線的に受光できる。
【0039】そして、前記ブロック64が通過した後に
は前記両起立部57a,57bの間に非透光性のトナー
62が詰まるから、投光部58aからの光は受光部58
bにて受光できなくなる。
【0040】つまり、トナーボックス26内のトナー量
が多い場合には、透明なブロック64が一対の起立部5
7a,57bの間を通過する短時間だけ受光部58bで
光を受けてON状態であって、その他の長い時間は受光
部58bで光を受けないOFF状態のままとなる。
【0041】トナーボックス26内のトナー量が少なく
なるに従って前記透明なブロック64が一対の起立部5
7a,57bの間を通過した後にトナー62が詰まるま
での時間が長くなるので、前記OFF状態が若干短くな
る。トナー量が極少量になると、前記透明なブロック6
4の通過の前後の時間帯であっても、投光部58aから
の光を常時受光部58bで光を受けることになり、前記
ON状態の時間が長くなる。この時間情報を図示しない
プリンタに搭載した制御装置にて判別してトナー残量を
検出するのである。
【0042】ここで、起立部57aの厚さは、図7に示
すように上方から下方に向かって徐々に薄くなるように
設定されている。より詳細には、図8に示すように、前
記起立部57aの厚さは、前記投光部58aの光の広が
り角度がθd、前記起立部57aを構成する透光材料の
屈折率がnpであるときに、下記数式1を満たす角度θa
の勾配で図中上方から下方に向かって薄くなるように設
定されている。
【0043】
【数1】
【0044】従って、投光部58aの光の広がりにより
起立部57aに入射した光は、図中上方すなわち投光部
58a側へ反射されるため、連設部57cに向かうこと
がない。従って、連設部57cを介して他方の起立部5
7bに光が届くことがなく、トナー残量が多いにも拘ら
ず「トナー残量少ない」、または「トナー無し」という
誤検出動作をすることを防止できるのである。
【0045】尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
【0046】例えば、前記実施の形態においては、起立
部57aの厚さが、前記数式1を満たす角度θaの勾配
で上方から下方に向かって薄くなるように設定したが、
図9に示すように、起立部57bの厚さが、前記数式1
を満たす角度θaの勾配で図中下方から上方に向かって
薄くなるように設定してもよい。
【0047】また、図10に示すように、連設部57c
の厚さが、左方から右方に向かって薄くなるように設定
してもよい。さらには、連設部57cの厚さが、図8に
示すように、下記数式2を満たす角度θcの勾配で図中
左方から右方に向かって薄くなるように設定すると、前
記投光部58aからの光が、前記連設部57cにより左
方へ反射されるため、前記受光部58bに反射光が届く
ことがなく、トナー残量が多いにも拘らず「トナー残量
少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作の発
生をより確実に防止することができる。
【0048】
【数2】
【0049】また、これらを適宜組み合わせて構成する
ことにより、誤検出防止効果をさらに高めることができ
る。
【0050】また、前記実施の形態ではトナーボックス
26のアジテータ52について適用したが、現像装置1
0のトナー供給室として撹拌室30におけるアジテータ
31に適用した場合にも前記と同様の作用・効果を奏す
ることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載のトナー残量検出装置は、トナー
を収納したトナー供給室に、透光材料からなる一対の起
立片を対向配置すると共に、その両起立片の下側部を接
続する接続片を設け、前記両起立片を挟んでトナー残量
を検出するための投光部と受光部とからなるトナーセン
サを配置してなるものを対象として、特に、前記各起立
片及び接続片の少なくとも一つの片の厚さが、前記投光
部側の起立片から前記接続片を介して前記受光部側の起
立片に向かうルートに沿って、そのルートの上流側から
下流側に向かって徐々に薄くなるように設定されてい
る。
【0052】従って、前記投光部からの光が、前記各起
立片及び接続片の少なくとも一つの片により前記ルート
の上流側へ反射されるため、前記受光部に反射光が届く
ことがなく、トナー残量が多いにも拘らず「トナー残量
少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作の発
生を防止することができる。
【0053】また、請求項2に記載のトナー残量検出装
置は、前記各起立片の少なくとも一つの片の厚さは、前
記投光部の光の広がり角度がθd、前記各起立片を構成
する透光材料の屈折率がnpであるときに、前記数式1
を満たす角度θaの勾配で、前記ルートの上流側から下
流側へ薄くなるように設定されている。
【0054】従って、前記投光部からの光が、前記各起
立片の少なくとも一つの片により前記ルートの上流側へ
反射されるため、前記受光部に反射光が届くことがな
く、トナー残量が多いにも拘らず「トナー残量少な
い」、または「トナー無し」という誤検出動作の発生を
確実に防止することができる。
【0055】また、請求項3に記載のトナー残量検出装
置は、前記接続片の厚さは、前記投光部の光の広がり角
度がθd、前記接続片を構成する透光材料の屈折率がnp
であるときに、前記数式2を満たす角度θcの勾配で、
前記ルートの上流側から下流側へ薄くなるように設定さ
れている。
【0056】従って、前記投光部からの光が、前記接続
片により前記ルートの上流側へ反射されるため、前記受
光部に反射光が届くことがなく、トナー残量が多いにも
拘らず「トナー残量少ない」、または「トナー無し」と
いう誤検出動作の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】現像装置のケースの要部一部切欠き側断面図で
ある。
【図3】トナーボックスの一方から見た斜視図である。
【図4】トナーボックス他方から見た斜視図である。
【図5】トナーボックス内のアジテータを示す斜視図で
ある。
【図6】トナーボックス内のアジテータを示す断面図で
ある。
【図7】要部拡大断面図である。
【図8】投光部の光の広がり角度と起立部及び連設部と
の関係を示す説明図である。
【図9】変形例の要部拡大断面図である。
【図10】変形例の要部拡大断面図である。
【図11】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図
である。
【図12】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図
である。
【図13】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
26 トナーボックス 57a 起立部 57b 起立部 57c 連設部 58 トナーセンサ 58a 投光部 58b 受光部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納したトナー供給室に、透光
    材料からなる一対の起立片を対向配置すると共に、その
    両起立片の下側部を接続する接続片を設け、前記両起立
    片を挟んでトナー残量を検出するための投光部と受光部
    とからなるトナーセンサを配置してなるトナー残量検出
    装置において、 前記各起立片及び接続片の少なくとも一つの片の厚さ
    が、前記投光部側の起立片から前記接続片を介して前記
    受光部側の起立片に向かうルートに沿って、そのルート
    の上流側から下流側に向かって徐々に薄くなるように設
    定されたことを特徴とするトナー残量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記各起立片の少なくとも一つの片の厚
    さは、前記投光部の光の広がり角度がθd、前記各起立
    片を構成する透光材料の屈折率がnpであるときに、下
    記数式1 【数1】 を満たす角度θaの勾配で、前記ルートの上流側から下
    流側へ薄くなるように設定されたことを特徴とする請求
    項1に記載のトナー残量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記接続片の厚さは、前記投光部の光の
    広がり角度がθd、前記接続片を構成する透光材料の屈
    折率がnpであるときに、下記数式2 【数2】 を満たす角度θcの勾配で、前記ルートの上流側から下
    流側へ薄くなるように設定されたことを特徴とする請求
    項1に記載のトナー残量検出装置。
JP4885896A 1996-03-06 1996-03-06 トナー残量検出装置 Pending JPH09244384A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083516A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置および現像剤収容ボックス

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