JPH09258545A - トナー残量検出装置 - Google Patents

トナー残量検出装置

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JPH09258545A
JPH09258545A JP6448296A JP6448296A JPH09258545A JP H09258545 A JPH09258545 A JP H09258545A JP 6448296 A JP6448296 A JP 6448296A JP 6448296 A JP6448296 A JP 6448296A JP H09258545 A JPH09258545 A JP H09258545A
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JP
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light
toner
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remaining amount
light projecting
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Application number
JP6448296A
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Inventor
Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で誤検出の発生を確実に防止する
トナー残量検出装置を提供する。 【解決手段】 起立部57aの投光部58aに対向する
部分と連設部57cの上端との距離deを、前記起立部
57aの厚さdaよりも大きく設定している。よって、
投光部58aからの光が起立部57a内部において反射
を繰り返すことにより減衰するため、前記連設部57c
を介して前記起立部57bに達する光量が減少して誤検
出動作の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の画像形成装置における現像装
置にトナーを供給する装置のトナー残量検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、感光体ド
ラムの表面の現像領域に現像剤を供給して現像する乾式
現像方式のものがある。この方式の画像形成装置は、特
公昭60−2660号公報等に開示されているように、
感光体ドラムに隣接する現像部ケース内には、内径部に
磁気ローラが備えられて外周面にトナーと磁性キャリア
との混合物(現像剤)を担持させる現像スリーブを備え
る一方、この現像部ケース内には、現像スリーブへトナ
ーを供給するための回転するアジテータに撹拌部材を設
けている。また、現像部ケース内の一側には、トナー残
量を検出するための光センサにおける投光面と受光面と
を対峙させるように、L字状の透光部材を突設し、前記
アジテータにおける撹拌部材に設けた清掃ブラシにて前
記投光面と受光面とを払拭することを提案している。
【0003】ところが、前記先行技術のように発光素子
と受光素子とを別々にしてその投光面と受光面とを対峙
させるように装着することは取付け精度が狂い易く、正
確な検出精度が得られないという問題がある。
【0004】そこで、市販されているフォトインタラプ
タを用いてトナー残量を検出すべく、図11に示すよう
に、フォトインタラプタ100における発光素子100
aと受光素子100bとが各々トナー供給室の外側から
臨ませるようにするための一対の起立部101a,10
1bをトナー供給室内に向かって突出するように設け、
その両起立部101a,101b及びその連設部101
cを透光部材にて一体的に形成することが考えられる。
【0005】この場合、発光素子100aから発射され
た光が一方の起立部101aの板厚部から受光素子10
0bの配置された他方の起立部101bにおける板厚部
を貫通するように通過するとき、トナー供給室内にトナ
ー残量が多い場合には、前記両起立部101a,101
b間に滞留されたトナーにて前記光が遮断されるし、ト
ナー供給室内にトナー残量が少ない場合や無い場合に
は、前記他方の起立部101bにおける受光素子100
bで直線的に光を受光する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、図11の一点鎖線の光路102a
で示すように、前記発光素子100aから発射された光
が透光部材内で反射を繰り返して、一方の起立部101
aから連設部101cを介して他方の起立部101bま
で間接的に到達したり、図11の一点鎖線の光路102
bで示すように、発光素子100aから発射された光が
連設部101cの内面にて反射して他方の起立部101
bに到達することがあり、このような光路102a,1
02bで伝達されて受光素子100bに届く光により、
トナー供給室内のトナー残量が多いにも拘らず「トナー
残量少ない」または「トナー無し」と判断される誤検出
が発生する問題があった。
【0007】一方、本出願人はかかる問題点を解決する
ために、特願平6−165265号において、図9ある
いは図10に示すように起立部57a、57bを連結す
る連設部57cにおける屈曲箇所65(図9)あるいは
平行箇所67(図10)に、粗さの小さい段付状の光乱
屈折部66aを形成し、投光部58aからの光が光乱屈
折部66aで乱反射され、連設部57cを介して他方の
起立部57bに光が届かないように構成したトナー残量
検出装置を提案している。さらに、前記屈曲箇所65/
及びまたは平行箇所67の外面に、黒色や褐色等の光の
吸収率の高い塗料を塗布することにより光吸収塗装面を
形成したトナー残量検出装置をも提案している。そし
て、前記各トナー残量検出装置により高い誤検出防止効
果を得ることができた。
【0008】しかしながら、前者の装置においては光乱
屈折部66aで乱反射した若干の光が起立部57bに到
達する可能性があり、また前記光乱屈折部66aを形成
するために形状が複雑になるという問題があった。一
方、後者の装置においては、前記光吸収塗装面を形成す
るために製造工程が増加するという問題があった。
【0009】本発明は、この技術的問題を解決すべくな
されたものであり、簡単な構成で誤検出の発生を確実に
防止するトナー残量検出装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のトナー残量検出装置は、
トナーを収納したトナー供給室に、透光材料からなる一
対の起立片を対向配置すると共に、その両起立片の下側
部を接続する接続片を設け、前記両起立片を挟んでトナ
ー残量を検出するための投光部と受光部とからなるトナ
ーセンサを配置してなるものを対象として、特に、前記
起立片の前記投光部に対向する部分と前記接続片の上端
との距離deを、前記投光部側の起立片の厚さdaよりも
大きく設定している。
【0011】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより減衰す
るため、前記接続部を介して前記受光部側の起立片に達
する光量が減少し、トナー残量が多いにも拘らず「トナ
ー残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動
作の発生を防止することができる。
【0012】また、請求項2に記載のトナー残量検出装
置は、前記投光部の出射角度をθd、その投光部から前
記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成する透光材
料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θdで入射した
ときの透過率をts、前記起立片を構成する透光材料か
ら空気中へ出射するときの反射率をrp、及びその透過
率をtp、前記受光部における光量のしきい値をIth
したときに、下記数式1を満足する整数nを用いて、前
記距離deが前記厚さdaに対して下記数式2を満足する
ように設定されている。
【0013】
【数1】
【0014】
【数2】
【0015】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより前記受
光部における光量のしきい値未満に減衰するため、前記
接続部を介して前記受光部側の起立片に達する光量が極
めて小さくなり、トナー残量が多いにも拘らず「トナー
残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作
の発生を確実に防止することができる。
【0016】また、請求項3に記載のトナー残量検出装
置は、前記投光部の出射角度をθd、その投光部から前
記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成する透光材
料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θdで入射した
ときの透過率をts、前記起立片を構成する透光材料か
ら空気中へ出射するときの反射率をrp、及びその透過
率をtp、前記受光部における光量のしきい値をIth
したときに、下記数式3を満足する整数nを用いて、前
記距離deが前記厚さdaに対して下記数式2を満足する
ように設定されている。
【0017】
【数3】
【0018】
【数2】
【0019】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより前記受
光部における光量のしきい値未満に減衰するため、前記
接続部を介して前記受光部側の起立片に達する光量が極
めて小さくなり、トナー残量が多いにも拘らず「トナー
残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作
の発生を確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は画像形成装置として
のプリンタ1の概略側断面図、図2は現像装置10のケ
ースの一部切欠き断面図である。
【0021】本実施の形態のプリンタ1は、本体ケース
2の一側上側に給紙カセット3を着脱自在に装着し、給
紙ローラ4と分離パッド5とにより、給紙カセット3内
に積層された被記録媒体としての用紙Pが一枚ずつに分
離されて給送ローラ対6を介して感光体ドラム7と転写
ローラ8等とからなる感光体ユニット9に給送される。
感光体ユニット9に隣接して前記給紙カセット3に近い
側に後述する現像装置10が配置され、反対側には、加
熱ローラ11と押圧ローラ12とからなる定着ユニット
13が配置されている。
【0022】感光体ユニット9の下方には、レーザ発光
部14、レンズ15、反射鏡16等からなるスキャナユ
ニット17、制御基板18,19及び電源ユニット20
等が配置されており、カバー体21には複数の操作ボタ
ンを備えてキーボード22が設けられている。
【0023】帯電器23にて予め帯電させた感光体ドラ
ム7の表面に、図示しないコンピュータ等の外部機器か
ら伝送された画像データに応じて、スキャナユニット1
7から発射された光を照射して、感光体ドラム7の表面
に静電潜像を形成し、次いで、現像装置10における現
像スリーブ32が回転して磁化させた粉体状のトナーの
供給により前記潜像を可視像化するという現像を実行し
た後、この感光体ドラム7と転写ローラ8との間に供給
された用紙Pに前記トナー像を転写し、次に、定着ユニ
ット13にて前記転写された像に熱及び圧力を付加して
用紙Pにトナー像を定着させ、その用紙Pを排紙ローラ
対24からプリンタ1の排紙トレイ25に排出させる。
【0024】次に、本発明の一実施の形態の要部(現像
装置10)について、図2〜図8を参照しながら以下に
説明する。
【0025】現像装置10における合成樹脂製等のケー
ス27は、図2に示すように、撹拌室30と現像室34
とが仕切り壁35を介して隔てられ、その仕切り壁35
には現像スリーブ32の周面一側と対向するように開口
部36が開口されている。
【0026】撹拌室30に現像剤としての非磁性トナー
または磁性トナーを供給するためのトナー供給室として
のトナーボックス26は、前記ケース27の一側に突設
した左右一対のブラケット部(図示せず)に対して着脱
自在に装着されており、供給されたトナーは、撹拌室3
0内の回転羽根からなる第2撹拌部材31にて撹拌され
る。
【0027】現像室34には、内径部に磁石ローラ38
を内蔵した現像スリーブ32及びその下方の回転羽根等
からなる第1撹拌部材33を有し、回転自在な現像スリ
ーブ32の周面一側が感光体ドラム7の外周面と対峙す
るように配置されている。
【0028】そして、前記開口部36の近傍には、磁気
透過性のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィル
ム等の弾力性を有するフィルムからなる規制部材37が
取付けられ、その規制部材37の中途部が現像室34内
にてその下方向に延びて現像スリーブ32の外周面と対
向し、且つ規制部材37はその自由端が第1撹拌部材3
3の回転軌跡の外側に近接するように配置されている。
【0029】図2に示すように、アジテータとしての第
2撹拌部材31は矢印A方向に回転して、撹拌室30内
のトナーを底から開口部36に向かって掻上げる。第1
撹拌部材33は矢印B方向に回転し、開口部36から供
給されたトナーと、予め現像室34内に収納されていた
磁性キャリアとを撹拌しながら一旦現像室34の底を介
して現像スリーブ32の下面に向かって撥ね上げる。現
像スリーブ32は矢印C方向に回転する一方、その内径
部の磁石ローラ38(放射状にN極とS極とが交互に配
列されている)が矢印D方向に回転し、現像スリーブ3
2は矢印E方向に回転する感光体ドラム7に近接させて
いる。
【0030】前記現像室34のうち、感光体ドラム7の
外周面一側に近接する箇所には、現像スリーブ32の外
周面に磁性キャリアに担持されたトナーの層厚さ(現像
剤層厚さ)を調整するためのトリマーブレード39が備
えられている。
【0031】なお、本実施の形態に使用される現像方式
は、磁性キャリアが95〜98%(重量比率)、非磁性
トナーが2〜5%(重量比率)からなるいわゆる2成分
現像方式及び磁性キャリアが30〜80%(重量比
率)、磁性トナーが20〜70%(重量比率)からなる
いわゆる1.5成分現像方式のいずれであっても良い。
【0032】次に、図3〜図8を参照しながら、トナー
供給室としてのトナーボックス26と現像装置10との
取付け関係の構成について説明する。
【0033】まず、現像装置10のケース27における
撹拌室30の一側(前記仕切り壁35と反対側)には、
図2に示すように円弧状の仕切り壁40を備え、その仕
切り壁40には図2の紙面と垂直方向に長い略矩形状の
トナー導入口41を開口させ、そのトナー導入口41を
塞ぐための第2遮蔽部材としての第2シャッター42
は、薄い金属製(アルミ製等)板を断面円弧状に形成し
たものからなり、その左右両端部を図示しないガイド溝
に沿って回動するように装着されている。
【0034】他方、トナーボックス26は、図3及び図
4に示すように、下半分が円弧状であり、長手方向の左
右両側部位26bの上半分が矩形で、中央部位26aが
円筒状に形成されており、現像装置10のケース27か
ら突出する一対のブラケット27a(図3で一方のみ示
す)に対して着脱自在に装着される。ケース27に装着
された状態では、トナーボックス26における中央部位
26aと前記ケース27の円弧状仕切り壁40とは同心
状に位置する。
【0035】そして、トナーボックス26における前記
円筒状の中央部位26aの一側には、前記撹拌室30に
おけるトナー導入口41に対面する位置にトナー排出口
43を穿設し、そのトナー排出口43を塞ぐ第1遮蔽部
材としての第1シャッター44は前記中央部位26aの
外周に沿って回動可能に装着された第1抱持部材45に
形成されている。
【0036】即ち、第1抱持部材45と第2抱持部材4
6とは、前記中央部位26a外周を囲むような側面視円
弧状に形成され、その両上側の蝶番部47にて連結さ
れ、この第1抱持部材45と第2抱持部材46の下端側
の足部45a,46aに形成された係合爪及び係合孔
(共に図示せず)にて着脱自在に係合されている。第1
抱持部材45と第2抱持部材46とには各々操作摘み部
48,49が突出しており、第1抱持部材45の広幅面
が第1シャッター44となり、図3のY1方向に第1抱
持部材45を回動すると、上側の開口部50が前記トナ
ー排出口43と対面して開口し、反対にY2方向に回動
すると第1シャッター44がトナー排出口43を塞ぐよ
うに構成されている。なお、第1抱持部材45をY1方
向に回動するとき、図示しない係合部が第2シャッター
42の左右両側の係合爪に係合し、この第2シャッター
42を下向きに回動させてトナー導入口41が開放され
るようになっている。
【0037】そして、詳述しないが、トナーボックス2
6を現像装置10から外した状態では、トナーボックス
26側の第1シャッター44及び撹拌室30側の第2シ
ャッター42が各々不用意に回動してトナー排出口43
及びトナー導入口41を開かないようにロックされ、且
つ、トナーボックス26を前記一対のブラケット27a
における支持溝51に装着した状態では、前記ロックが
解除されるようにする。また、トナー導入口41及びト
ナー排出口43の外周にはフエルト材等からなるシール
材が張設されて、トナーが不用意に漏出しないようにな
っている。
【0038】トナーボックス26内には、図5〜図8に
示すようなアジテータ52を配置し、アジテータ52に
おける回転軸53の一端はトナーボックス26の一側か
ら突出させてギヤ54を取付け、メインモータの動力に
て図示しない駆動機構を介して回転軸53を図2の矢印
F方向に回転させる。回転軸53には、ポリエステル樹
脂フィルム等の可撓性を有する左右両側の第1撹拌部材
55,55と、前記トナー排出口43に臨む、同じくポ
リエステル樹脂フィルム等の可撓性を有する第2撹拌部
材56とを回転軸53の中心角度で90度異ならせて配
置する。
【0039】一方、トナーボックス26の左右長手中央
部底面に半径内向きに突出させた一対の起立部57a,
57bとその連設部57cを少なくとも透光性材料にて
形成する。実施の形態ではトナーボックス26の下半分
をポリエチレン等の透光性材料にて一体的に射出成形し
たものにて構成する。尚、起立部57aは本発明の投光
部側の起立片を、起立部57bは受光部側の起立片を、
連設部57cは接続片をそれぞれ構成するものである。
【0040】前記一対の起立部57a,57bには、外
側から投光部58aと受光部58bとからなるフォトイ
ンタラプタ等のトナーセンサ58を配置する。そして、
前記一対の起立部57a,57bの間を通過するとき、
前記起立部57a,57bの対向内壁面を清掃してトナ
ー62を払拭するための払拭部材61が回転軸53に取
付けられている(図2及び図5参照)。この払拭部材6
1は撹拌部材としての機能をも有し、且つトナー残量検
出のためにも利用される。払拭部材61の一実施の形態
として、アーム63先端に合成樹脂製の透明材料からな
るブロック64を設けている。このブロック64は前記
トナーセンサ58における投光部58aから受光部58
bへの光軸が通過する箇所に配置するものとする。即
ち、払拭部材61が図2の矢印F方向に回転して一対の
起立部57a,57bの間を透明なブロック64が通過
すると、前記投光部58aからの光は受光部58bにて
直線的に受光できる。
【0041】そして、前記ブロック64が通過した後に
は前記両起立部57a,57bの間に非透光性のトナー
62が詰まるから、投光部58aからの光は受光部58
bにて受光できなくなる。
【0042】つまり、トナーボックス26内のトナー量
が多い場合には、透明なブロック64が一対の起立部5
7a,57bの間を通過する短時間だけ受光部58bで
光を受けてON状態であって、その他の長い時間は受光
部58bで光を受けないOFF状態のままとなる。
【0043】トナーボックス26内のトナー量が少なく
なるに従って前記透明なブロック64が一対の起立部5
7a,57bの間を通過した後にトナー62が詰まるま
での時間が長くなるので、前記OFF状態が若干短くな
る。トナー量が極少量になると、前記透明なブロック6
4の通過の前後の時間帯であっても、投光部58aから
の光を常時受光部58bで光を受けることになり、前記
ON状態の時間が長くなる。この時間情報を図示しない
プリンタに搭載した制御装置にて判別してトナー残量を
検出するのである。
【0044】ここで、前記投光部58aから角度θd
出射される光は、起立部57aに入射して、内部反射を
繰り返し、一部が屈曲部65を通って、起立部57bに
到達する。このとき、図7に示すように前記起立部57
aの前記投光部58aに対向する部分と前記連設部57
cの上端との距離deを、前記起立部57bの厚さda
りも大きく設定されているので、前記起立部57bに到
達する光量を減衰させることができる。
【0045】さらには、内部反射によって伝搬する光
は、反射時にその一部が外部へ透過するため、反射を繰
り返すことで減衰する。具体的には、前記投光部58a
の出射角度をθd、その投光部58aから前記角度θd
の光量をId、前記起立部57aを構成する透光材料の
屈折率をnp、前記起立部57aへ前記角度θdで入射し
たときの透過率をts、前記起立部57aを構成する透
光材料から空気中へ出射するときの反射率をrp、及び
その透過率をtp、前記受光部58bにおける光量のし
きい値をIthとしたときに、下記数式1を満足する整数
nを用いて、前記距離deが前記厚さdaに対して下記数
式2を満足するように設定されている。
【0046】
【数1】
【0047】
【数2】
【0048】従って、前記起立部58aに入射した光
が、その起立部58a内で反射を繰り返すことにより前
記受光部58bにおける光量のしきい値未満に減衰する
ため、前記連設部57cを介して前記受光部58b側の
起立部57bに達する光量が極めて小さくなり、トナー
残量が多いにも拘らず「トナー残量少ない」、または
「トナー無し」という誤検出動作の発生を確実に防止す
ることができる。
【0049】また、前記数式1に替えて、下記数式3を
満足する整数nを用いて、前記距離deが前記厚さda
対して前記数式2を満足することにより、誤検出動作の
発生をさらに確実に防止することができる。
【0050】
【数3】
【0051】前記実施の形態ではトナーボックス26の
アジテータ52について適用したが、現像装置10のト
ナー供給室として撹拌室30におけるアジテータ31に
適用した場合にも前記と同様の作用・効果を奏すること
はいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載のトナー残量検出装置は、トナー
を収納したトナー供給室に、透光材料からなる一対の起
立片を対向配置すると共に、その両起立片の下側部を接
続する接続片を設け、前記両起立片を挟んでトナー残量
を検出するための投光部と受光部とからなるトナーセン
サを配置してなるものを対象として、特に、前記起立片
の前記投光部に対向する部分と前記接続片の上端との距
離deを、前記投光部側の起立片の厚さdaよりも大きく
設定している。
【0053】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより減衰す
るため、前記接続片を介して前記受光部側の起立片に達
する光量が減少し、トナー残量が多いにも拘らず「トナ
ー残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動
作の発生を防止することができる。
【0054】また、請求項2に記載のトナー残量検出装
置は、前記投光部の出射角度をθd、その投光部から前
記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成する透光材
料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θdで入射した
ときの透過率をts、前記起立片を構成する透光材料か
ら空気中へ出射するときの反射率をrp、及びその透過
率をtp、前記受光部における光量のしきい値をIth
したときに、前記数式1を満足する整数nを用いて、前
記距離deが前記厚さdaに対して前記数式2を満足する
ように設定されている。
【0055】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより前記受
光部における光量のしきい値未満に減衰するため、前記
接続片を介して前記受光部側の起立片に達する光量が極
めて小さくなり、トナー残量が多いにも拘らず「トナー
残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作
の発生を確実に防止することができる。
【0056】また、請求項3に記載のトナー残量検出装
置は、前記投光部の出射角度をθd、その投光部から前
記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成する透光材
料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θdで入射した
ときの透過率をts、前記起立片を構成する透光材料か
ら空気中へ出射するときの反射率をrp、及びその透過
率をtp、前記受光部における光量のしきい値をIth
したときに、前記数式3を満足する整数nを用いて、前
記距離deが前記厚さdaに対して前記数式2を満足する
ように設定されている。
【0057】従って、前記投光部側の起立片に入射した
光が、その起立片内で反射を繰り返すことにより前記受
光部における光量のしきい値未満に減衰するため、前記
接続片を介して前記受光部側の起立片に達する光量が極
めて小さくなり、トナー残量が多いにも拘らず「トナー
残量少ない」、または「トナー無し」という誤検出動作
の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】現像装置のケースの要部一部切欠き側断面図で
ある。
【図3】トナーボックスの一方から見た斜視図である。
【図4】トナーボックス他方から見た斜視図である。
【図5】トナーボックス内のアジテータを示す斜視図で
ある。
【図6】トナーボックス内のアジテータを示す断面図で
ある。
【図7】要部拡大断面図である。
【図8】投光部の光の広がり角度と起立部との関係を示
す説明図である。
【図9】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図で
ある。
【図10】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図
である。
【図11】従来のトナー残量検出装置の要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
26 トナーボックス 57a 起立部 57b 起立部 57c 連設部 58 トナーセンサ 58a 投光部 58b 受光部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納したトナー供給室に、透光
    材料からなる一対の起立片を対向配置すると共に、その
    両起立片の下側部を接続する接続片を設け、前記両起立
    片を挟んでトナー残量を検出するための投光部と受光部
    とからなるトナーセンサを配置してなるトナー残量検出
    装置において、 前記起立片の前記投光部に対向する部分と前記接続片の
    上端との距離deを、前記投光部側の起立片の厚さda
    りも大きく設定したことを特徴とするトナー残量検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記投光部の出射角度をθd、その投光
    部から前記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成す
    る透光材料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θd
    入射したときの透過率をts、前記起立片を構成する透
    光材料から空気中へ出射するときの反射率をrp、及び
    その透過率をtp、前記受光部における光量のしきい値
    をIthとしたときに、下記数式1 【数1】 を満足する整数nを用いて、前記距離deが前記厚さda
    に対して下記数式2 【数2】 を満足するように設定されたことを特徴とする請求項1
    に記載のトナー残量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記投光部の出射角度をθd、その投光
    部から前記角度θdへの光量をId、前記起立片を構成す
    る透光材料の屈折率をnp、前記起立片へ前記角度θd
    入射したときの透過率をts、前記起立片を構成する透
    光材料から空気中へ出射するときの反射率をrp、及び
    その透過率をtp、前記受光部における光量のしきい値
    をIthとしたときに、下記数式3 【数3】 を満足する整数nを用いて、前記距離deが前記厚さda
    に対して下記数式2 【数2】 を満足するように設定されたことを特徴とする請求項1
    に記載のトナー残量検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100422871C (zh) * 2003-11-28 2008-10-01 夏普株式会社 剩余墨粉检测装置和具有其的图像形成装置
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