JP2005195937A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005195937A
JP2005195937A JP2004002864A JP2004002864A JP2005195937A JP 2005195937 A JP2005195937 A JP 2005195937A JP 2004002864 A JP2004002864 A JP 2004002864A JP 2004002864 A JP2004002864 A JP 2004002864A JP 2005195937 A JP2005195937 A JP 2005195937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developer
developing device
elastic member
agitating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004002864A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Ozaki
善史 尾崎
Akihiko Noda
明彦 野田
Shota Oba
正太 大場
Masaaki Yamaura
正彰 山浦
Ryosuke Uematsu
良介 上松
Takeaki Watanabe
剛彰 渡邉
Hiroo Soga
洋雄 曽我
Yoshihiro Hagiwara
良広 萩原
Junichi Ishibashi
準一 石橋
Takuya Iwamura
卓哉 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004002864A priority Critical patent/JP2005195937A/ja
Publication of JP2005195937A publication Critical patent/JP2005195937A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 紙詰まりの除去等のユーザー保守に伴う現像装置の取り外し、取り付け処理を経た後も、トナー濃度を均一に維持して、安定した画像品質を簡易な構成で低コストに実現することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナー撹拌搬送手段351は回転自在の支持部材351aと、この支持部材351aに取り付けられた弾性部材351bとで形成され、異常状態に応じて、現像剤担持体32とトナー撹拌搬送手段351とを直ちに停止させる第一の停止モードと、所定の時間経過後に停止させる第二の停止モードとを備え、第二の停止モードにおいては、少なくとも弾性部材351bが現像剤収容部33とトナー収容部35とを連通する連通路37を封止した際に、トナー撹拌搬送手段351が停止するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられる現像装置に係り、特に、磁性キャリアとトナーとを含んだ二成分現像剤を用いて、トナー濃度を自律的に制御しつつ、トナーの異常混入を防止する現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
特開平09−197833号公報 特開2002−278272号公報
一般に、電子写真方式等の画像形成装置で用いられる現像装置としては、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤にて可視像化するものが知られている。この種の現像装置に用いられる現像方式としては、現像剤として着色剤粒子であるトナーのみを用いる一成分現像方式と、現像剤として磁性体粒子と着色体粒子であるトナーとを混合撹拌したものを用いる二成分現像方式とに大別される。
従来、二成分現像方式の現像装置としては、画質、維持性や安定性など優れた点が多いことから、トナーを磁性キャリアに混合した現像剤を磁場によって搬送して現像する磁気ブラシ現像方法が広く用いられている。この磁気ブラシ現像方法では、トナーと磁性キャリアとの摩擦で発生した静電気力により、トナーが磁性キャリアの表面に担持されるが、このトナーは、像担持体上の静電潜像に接近すると、この静電潜像にて形成される電界によって静電潜像上へ飛翔し、静電潜像を可視像化する。また、現像剤は、現像によって消費されたトナーを補充しながら反復使用される。
このような磁気ブラシ現像方法を用いた現像装置において、安定した画像を得るためにはトナー濃度を一定に保つ必要があるが、このためにトナー濃度センサーやトナー補給部材を付加すると現像装置の大型化、高コスト化が避けられない。そこで、こうした部材を用いずに、トナー濃度を自律的に一定に保つ現像装置が提案されている。例えば、このような自律的にトナー濃度を制御する現像装置として、現像剤規制部材で進行が阻止された現像剤を収納する現像剤収納部内での現像剤の移動により、トナーを現像剤担持体上の現像剤に取り込み、トナー供給を常時一定に自己制御する現像装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような自律的にトナー濃度を調整する現像装置においては、現像剤収容部とトナー収容部とが連通しているため、未使用状態における例えば物流段階では、各収容部を互いにシールしておく必要が生じる。そこで、こうした未使用状態から装置を使用開始する際のシール部材の除去の簡略化を目的とした現像装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上述の特許文献に開示された現像装置については、以下のような問題点を有している。
一般に、紙詰まりの除去等のために現像器ユニットを画像形成装置から一旦取り出して紙詰まりを除去するような場合、ユーザーの取り扱いによっては取り出した現像器ユニットを傾けたり、不用意または故意に振ったりした後、画像形成装置に戻すことがしばしばある。このように現像器ユニットを取り出して傾けたり振ったりすると、現像剤収容部内の現像剤およびトナー補給口の現像剤は長手方向に片寄る。特に、上述の自律的にトナー濃度を制御する現像方式を用いた画像形成装置においては、トナー収容部と現像剤収容部とが連通しており、現像器ユニット内の現像剤が長手方向に片寄ると、片寄った側の現像剤はトナー収容部側に溢れ出し、逆に反対側の現像剤収容部やトナー補給口には空きスペースが発生する。そして、この状態で再び現像器ユニットを画像形成装置に戻して装置を駆動すると、現像器ユニットの上述の空いたスペースにトナー収容部からトナーが流入するため、現像剤担持体上に過剰にトナーが供給される。このため、過剰にトナーが供給された側では、いわゆる端部画像かぶりを起こし易く、また軸方向の画像濃度ムラも発生しやすいといった問題が生じていた。
そこで、本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、紙詰まりの除去等のユーザー保守に伴う現像装置の取り外し、取り付け処理を経た後も、トナー濃度を均一に維持して、安定した画像品質を簡易な構成で低コストに実現することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、トナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を磁力により担持搬送し、回転自在に駆動される現像剤担持体と、該現像剤担持体に隣接して二成分現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に連通路を介してトナーを供給可能に収容するトナー収容部と、該トナー収容部に設けられトナーまたは現像剤を該現像剤収容部側にはき寄せるように回転自在に駆動されるトナー撹拌搬送手段とを有し、現像剤収容部のトナー濃度に応じてトナー収容部のトナーを現像剤収容部に取り込む現像装置において、前記トナー撹拌搬送手段は回転自在の支持部材と、この支持部材に取り付けられた弾性部材とで形成され、異常状態に応じて、前記現像剤担持体とトナー撹拌搬送手段とを直ちに停止させる第一の停止モードと、所定の時間経過後に停止させる第二の停止モードとを備え、第二の停止モードにおいては、少なくとも前記弾性部材が現像剤収容部とトナー収容部とを連通する連通路を封止した際に、前記トナー撹拌搬送手段が停止するように構成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明における現像装置は、トナー撹拌搬送手段が回転自在の支持部材と、この支持部材に取り付けられた弾性部材とで形成され、異常状態に応じて、現像剤担持体とトナー撹拌搬送手段とを直ちに停止させる第一の停止モードと、所定の時間経過後に停止させる第二の停止モードとを備え、第二の停止モードにおいては、少なくとも弾性部材が現像剤収容部とトナー収容部とを連通する連通路を封止した際に、トナー撹拌搬送手段が停止するように構成されているので、トナー収容部と現像剤収容部との間の連通路にシャッター機構等を設けることなく、現像ユニットの取り外し・取り付け後のトナーの異常取り込みを防止することができる。これにより、紙詰り等のユーザーによる保守処理の過程において、現像ユニットが傾斜された後、再取り付けされた場合であっても、その後の画像形成において安定したトナー濃度を維持することができ、軸方向の画像ムラや端部カブリ等の発生を防止することが可能な現像装置を簡易な構成で、低コストに提供することができる。
また、前記トナー収容部のトナー量を検出するトナー検出手段をさらに備え、このトナー検出手段の検出結果に基づき、前記トナー撹拌搬送手段の前記弾性部材の位置が算出されてもよい。
通常、トナー検出手段近傍に位置するトナー収容部内のトナーが、トナー撹拌搬送手段先端の弾性部材により、回転方向に沿って掃き寄せられると、この部分のトナー量が減少するので、センサー出力が瞬間的に低下する。そして、この瞬間的に低下したトナー検出手段の出力を検出して、トナー撹拌搬送部材の弾性部材の位置を算出する際の基準とすることで、以降の所定の回転軌跡上における弾性部材の位置を算出することができる。これにより、第二の停止モードの際に、従来の装置構成を変更することなく、簡易に且つ確実に弾性部材により連通路を封止することができる。併せてセンサーの兼用化を実現して、装置の小型化、コストダウンに寄与する現像装置を提供することができる。なお、トナー検出手段として用いられるセンサーは、トナー残量を検知するセンサーであってもよいし、トナーの空を検知するセンサーであってもよい。
さらに、前記トナー検出手段は透磁率検知型のセンサーであり、前記トナー撹拌搬送手段の弾性部材には、高透磁性部材が取り付けられていてもよい。
この場合は、トナー撹拌搬送手段の弾性部材に、高透磁率部材が取り付けられており、トナー検出手段として透磁率検知型のセンサーを用いることにより、トナー撹拌搬送手段の回転方向における先端の弾性部材の位置をより積極的に正確に算出することができるので、第二の停止モードの際に、より正確に確実に連通路を封止するようにトナー撹拌搬送手段を停止させることができる。
さらにまた、前記トナー撹拌搬送手段の弾性部材の位置は、周回毎に算出されて補正されてもよい。
この場合は、トナー撹拌搬送手段の弾性部材の位置が、周回毎に算出されて補正されるので、起動時等の駆動回転速度が安定していない状態においても、所定の停止位置への停止をより正確に行うことができる。
さらにまた、前記トナー撹拌搬送手段は、その回転方向に複数の弾性部材を有し、前記第二の停止モードの際には、回転方向上流側において、前記連通路に最も近接している弾性部材により、該連通路が封止されてもよい。
この場合は、第二の停止モードの際に、トナー撹拌搬送手段の複数の弾性部材のうち、回転方向上流側の連通路に最も近接している弾性部材により、連通路が封止されるので、より効率的な連通路の封止を行うことができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、自律的にトナーを取り込み、現像剤のトナー濃度を一定に保ついわゆる自律制御方式の現像装置において、補給口シャッター機構等の現像装置ユニット側の大きな変更を必要とせずに、ユーザー保守等により現像装置ユニットを取り外した際に、ユニットを傾斜させてしまい再度取り付けた場合であっても、トナーの異常取り込みを防ぐことができ、その後の画像形成における軸方向ムラや端部かぶりの発生を防止することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を簡易な構成で低コストに実現することができる。
以下に、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
まず、本発明に係る現像装置を含む画像形成装置の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1に示されるように、本発明に係る画像形成装置10は、一様帯電後に像光を照射することにより表面に静電電位の差による潜像が形成される感光体ドラム21を備えており、この周囲に、感光体ドラム21の表面を一様に帯電させる帯電装置22と、感光体ドラム21に像光を照射して表面に潜像を形成する露光装置23と、感光体ドラム21上の潜像にトナーを選択的に転移させてトナー像を形成する現像装置24と、感光体ドラム21と対向し、被記録媒体28を挟んで感光体ドラム21との間に転写バイアス電界を生成する転写ロール26と、トナー像の転写後に感光体ドラム21に残留するトナーを除去するクリーニング装置29とが設けられている。そして、感光体ドラム21と転写ロール26との対向部(ニップ部)の上流側から被記録媒体28を供給するようになっており、下流側には被記録媒体28上に転写された未定着トナー像を加熱溶融し被記録媒体28に圧着する定着装置50が設けられている。ここで、感光体ドラム21は、矢印方向に回転する金属製ドラムの表面に有機感光材料、アモルファスセレン系感光材料、アモルファスシリコン系感光材料等からなる感光体層を形成したものを用いることができる。また、帯電装置22は、ステンレススチール、アルミニウム等の導電性を有する金属のロールに高抵抗材料のコーティングを施したものであり、感光体ドラム21に当接され、従動回転するようになっている。そして、所定の電圧が印加されることにより、該ロールと感光体ドラム21との接触部近傍における微小間隙内で継続的な放電を生じ、感光体ドラム21の表面をほぼ一様に帯電するものである。露光装置23は、レーザ書込み装置やLEDアレイを有し、画像信号に基づいて点滅するレーザ光を発生し、これをポリゴンミラーによって感光体ドラム21の主走査方向にスキャンするものであり、これにより感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、光の当たった部分の感光体ドラム21の表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。また、現像装置24は、ハウジング31内に着色粒子であるトナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を収容し、現像剤担持体32に二成分現像剤を担持させ、この現像剤担持体32にバイアス電源25からの現像バイアスを印加することで、現像剤担持体32を静電潜像の高電位部と低電位部との中間電位に保持し、静電潜像の画像部を帯電されたトナーにて現像するようにしたものである。さらに、転写装置26は、例えば感光体ドラム21に接触配置される転写ロールにて構成され、バイアス電源27によって感光体ドラム21上のトナー像が引き付けられる方向の転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム21上のトナー像を被記録媒体28に転与させるようにしたものである。また、感光体ドラム21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
また、定着装置50は、例えばヒートロール方式であり、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加庄ロール52との間に被記録媒体28を通過させることによりトナー像を被記録媒体28に定着するようになっている。
さらに、本発明に係る画像形成装置10においては、紙詰りやカバーオープンを検出する不図示のセンサーが、被記録媒体28の搬送路上やカバー部の複数個所に設けられており、紙詰りやカバーオープンが生じた場合の発生箇所を特定できるようになっている。そして、これらのセンサー出力に基づいて、紙詰りやカバーオープンなどのイレギュラーな事態を画像形成装置側で検知した場合には、紙詰り発生個所やオープンされたカバーの位置に応じて、駆動停止モードが複数設けられている。すなわち、(1)駆動停止信号を受けて直ちに装置停止を行う緊急停止モードである第一の停止モードと、(2)現像装置24以外の画像形成装置の動作は停止させるが、現像装置24の駆動はそれより遅れて、少なくともトナー撹拌搬送部材351を所定の時間経過後に停止させる第二の停止モードである。
具体的には、例えば、感光体ドラム21の近傍で紙詰り等の異常が発生した場合には、こうした部材に損傷を与える虞が生じるので、第一の停止モードにより、全ての駆動源を直ちに停止させる。これに対して、例えば、現像装置24から離れたフィニッシャー等で紙詰りや、カバーオープン等の異常が発生した場合には、詳細を後述するように、第二の停止モードにより、少なくともトナー撹拌搬送部材351の弾性部材351bが現像装置24内のトナー補給口37を封止するまでは、トナー撹拌搬送部材351を駆動して、その後のユーザー保守等に備える。
次に、本実施の形態に係る現像装置の詳細について、図2及び図3を参照して説明する。図2は本実施の形態に係る現像装置24を示す構成図であり、図3は現像剤の流れを示す模式図である。
図2に示されるように、現像装置24は、感光体ドラム21に向かって開口するハウジング31を有し、このハウジング31の開口に面して現像剤担持体32が配設され、ハウジング31のうち、現像剤担持体32に隣接した部位には二成分現像剤Gが収容される現像剤収容部33と、現像剤担持体32に隣接し、現像剤収容部33に対して現像剤担持体32の現像剤搬送方向下流側に設けられる現像剤退避部34と、現像剤収容部33を介して現像剤担持体32に連通し、トナーT及び現像剤退避部34から流出した二成分現像剤Gを収容するトナー収容部35とが形成されている。なお、本実施の形態において、二成分現像剤Gは、トナーTと磁性キャリアからなる現像剤であり、トナーTは、例えば非磁性トナーを用いるが、磁性キャリアと磁気特性が異なるものであれば、磁性トナーを用いても差し支えない。
また、現像剤担持体32は、反時計回りに回転する回転スリーブ321と、この回転スリーブ321の内部に固定的に配設された磁極ロール322とを備えている。この磁極ロール322は、感光体ドラム21と対向する現像部において、磁極ロール322の現像磁極(Sl)が配設され、例えば、回転スリーブ321の回転方向(反時計回り)に沿った所定の角度間隔で、搬送磁極(N3)、搬送磁極(S3)、ピックアップ磁極(N1)、搬送磁極(S2)、搬送磁極(N2)とが配置されている。
また、現像剤収容部33は二成分現像剤Gが収容されるスペースを有し、現像剤収容部33内のうち現像剤担持体32に近接した部位に現像剤撹拌部材36が回転自在(時計回り)に配設されている。
さらに、現像剤収容部33の底部形状は、現像剤担持体32及び現像剤撹拌部材36に沿った湾曲形状をしており、現像剤担持体32、現像剤撹拌部材36との間に所定間隔の現像剤搬送路を確保している。この現像剤撹拌部材36は、例えば磁性あるいは非磁性のロ一ルからなるが、スパイラル状のオーガでもよく、あるいは、内部に固定磁極を備えた回転自在なスリーブ等適宜選定することができる。また、配設数についても、単一のみならず複数配設してもよい。
また、現像剤退避部34は、現像剤収容部33との間が隔てられる仕切り部39を備えている。この仕切り部39は、例えば図3に示されるように、現像剤担持体32と同程度の幅で形成され傾斜配置されたベースプレート39aを有している。このベースプレート39aの傾斜部長さは傾斜部上を流れる現像剤が現像剤収容部33に流れ込むような長さに設定されている。そして、ベースプレート39aのうち、現像剤担持体32側に位置する先端部39bは、現像剤担持体32内の搬送磁極(N2)の直上、あるいは搬送磁極(N2)から現像剤搬送方向上流側(時計回り方向側)の位置において、現像剤担持体32の表面と数百μm〜数mmの位置で対向している。
一方、先端部39bの反対側である他端部39cは、トナー収容部35と現像剤収容部33とを連通させているトナー補給路37の上側壁面を形成している。
また、仕切り部39の先端部39bと現像剤担持体32との間及びトナー補給路37について、現像剤退避部34と現像剤収容部33とを連通している循環路40が形成されている。
この循環路40は、例えば、現像剤収容部33内の二成分現像剤Gが先端部39b側から現像剤退避部34に流入し、この流入した二成分現像剤Gが他端部39c側からトナー補給路37を介し、現像剤収容部33に流出する経路になっている。このとき、他端部39c側から流出する二成分現像剤Gは全てがトナー補給路37を介し現像剤収容部33に流出するのではなく、過剰分はトナー収容部35へ流出するようになっている。
ここで、現像剤退避部34から現像剤収容部33又はトナー収容部35に流出する現像剤量比については、例えば仕切り部39のベースプレート39aの傾斜部角度や長さを適宜選定することにより調整可能となる。
さらに、搬送磁極(N2)と現像磁極(S1)との間に、現像剤担持体32と対向するようにせき止め部41が配設されている。このせき止め部41は、現像剤担持体32と同程度の幅を有し、一端をハウジング31により支持され、先端部を数十μm〜数百μm程度の間隙で現像剤担持体32に近接させている。なお、本実施の形態では、せき止め部41に多くの二成分現像剤Gを供給するために、前述の仕切り部39の先端部39bと現像剤担持体32との間隙は、せき止め部41と現像剤担持体32との間隙よりも広く設定されている。
さらに、本実施の形態において、トナー収容部35には、収容されるトナーT及び現像剤退避部34から流出する二成分現像剤Gが撹拌搬送せしめられるトナー撹拌搬送部材351を有している。このトナー撹拌搬送部材351は、回転中心351oを有し、例えば時計方向に回転自在に駆動される支持部材である回転体351aの両端に弾性フィルム351bを取り付けたものであり、トナー収容部35の底壁面に沿ってトナーT及び現像剤退避部34から流出する二成分現像剤Gを掃き出すように構成されている。弾性フィルム351bは、トナー収容部35の内壁を弾性フィルム351bの先端だけで無く、その面で摺擦するような自由長が設定されている。
また、このトナー収容部35を形成しているハウジング31の底部形状は、トナー撹拌搬送部材351の移動回転軌跡に沿う湾曲形状を有しており、このハウジング31の底部外壁面にはトナー収容部35内のトナーを検出するトナー検知センサー55が設置されている。このトナー検知センサー55としては、トナー収容部35内のトナーを検知してその残量を算出するトナー残量検出センサーや、トナー収容部35内のトナーの有無を検知するトナー空検知センサーといった従来のトナー検知センサーを用いることができ、図2に示されるように、トナー収容部35の底面を形成しているハウジング31の湾曲した外壁面の頂部近傍に当接して設けられている。
また、現像剤収容部33とトナー収容部35との間の連結部には、両者を連通させると共に、トナー収容部35から現像剤収容部33へのトナー補給を可能とするトナー補給路37が設けられている。
なお、本実施の形態においては、板状の支持部材351aを回転体として用いているが、形状はこれに限定されるものではなく、弾性部材351bを支持して、トナー収容部35内のトナーT等をトナー補給路37に向けて掃き寄せるように形成されていればよい。また、配設数についても任意であり、共通の回転中心351oを有する複数の支持部材351aを放射状に配設して、それらの先端の各々に弾性部材351bを設けてもよい。
次に、本実施の形態に係る現像装置24の作動について、以下に説明する。
図2及び図3において、現像剤収容部33における二成分現像剤Gは、現像剤撹拌部材36により撹拌され、現像剤担持体32内のピックアップ磁極(N1)によって捕獲される。この後、捕獲された二成分現像剤Gは、ピックアップ磁極(N1)及び搬送磁極(S2)の磁気吸引力と現像剤担持体32表面との摩擦力により、現像剤担持体32(回転スリーブ321)の回転方向に搬送される。この搬送された二成分現像剤Gは、せき止め部41の近傍に到達すると、トリミング磁極として作用する搬送磁極(N2)により穂立ちを形成する。さらに、この二成分現像剤Gの穂立ちは、せき止め部41にて規制されることにより、現像剤層として現像剤担持体32上に形成され、この現像剤層は、現像領域に搬送される。そしてさらに、現像領域に搬送された二成分現像剤Gの現像剤層は、現像磁極(S1)の磁気吸引力により磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを形成する二成分現像剤GにおけるトナーTは、感光体ドラム21と現像剤担持体32との間に形成される現像電界によって、感光体ドラム21上の静電潜像を可視像化する。
そして、上述のように構成された現像装置24において、例えば、トナー濃度が低い二成分現像剤Gの場合は、相対的に単位体積当たりの磁性キャリア密度が大きいので、現像剤担持体32により、せき止め部41まで確実に搬送され、せき止め部41のせき止め力と搬送磁極(N2)の磁気拘束力によって、せき止め部41近傍に滞留している滞留現像剤を押し出し、この押し出された滞留現像剤は、落下現像剤となって仕切り部39上に落下し、現像剤退避部34を経て、その後、現像剤収容部33又はトナー収容部35へ流れ込む。
このように、トナー濃度の低い二成分現像剤Gが現像剤退避部34に導かれた場合、現像剤収容部33内にはその分だけスペースが作られ、その結果、トナー収容部35から現像剤収容部33に至るまでのトナー補給路37にあった二成分現像剤Gは、現像剤撹拌部材36の搬送力と二成分現像剤Gの自重により、上記スペースに速やかに引き込まれ、トナー補給路37付近の二成分現像剤Gが流動する。これにより、トナー補給路37は、トナー収容部35からのトナーT及び非常に高いトナー濃度の二成分現像剤Gを受け入れ、このトナーT及び非常に高いトナー濃度の二成分現像剤Gは、トナー補給路37を経て現像剤収容部33へと速やかに供給される。ここで、非常に高いトナー濃度の二成分現像剤Gとは、現像剤退避部34からトナー収容部35に流出した二成分現像剤が該トナー収容部35内のトナーと撹拌混合され、磁性キャリアに対するトナー比率が非常に高い二成分現像剤のことである。
一方、トナー濃度が高い二成分現像剤Gの場合は、相対的に単位体積当たりの磁性キャリア密度が小さいので、トナー濃度の高い二成分現像剤Gの多くは、現像剤担持体32の回転方向に対して仕切り部39の先端よりも上流側の位置で落下してしまう。この結果、この二成分現像剤Gは、せき止め部41近傍に滞留している滞留現像剤まで到達することなく、仕切り部39の先端部39bより上流側の位置で落下し、直接現像剤収容部33へ戻る。このとき、トナー濃度が低い場合と異なり、現像剤収容部33内にスペースが作られず、トナー補給路37付近の二成分現像剤Gは流動しないので、二成分現像剤Gによりトナー補給路37がふさがれている状態となり、トナー収容部35からトナーT及び非常に高いトナー濃度の二成分現像剤Gは供給されない。
以上のように、本実施の形態に係るトナー補給メカニズムは、トナー濃度に応じた二成分現像剤Gの流動性変化、嵩変化に加えて磁気吸引力の変化を利用したものであり、トナー濃度が低い二成分現像剤Gに対してはトナー補給が行われ、トナー濃度が高い二成分現像剤Gに対してはトナー補給が行われない構成になっている。
このように構成した現像装置24においては、現像剤収容部33内に、トナー収容部35内のトナーT及び非常に高い濃度の二成分現像剤Gをすばやく取り込むことができるので、高密度画像の連続出力に対応することができると共に、現像剤に対するストレスが軽減され、現像剤の長寿命化、低ランニングコスト化を実現することができる。
次に、本実施の形態に係る現像装置24におけるトナー撹拌搬送手段の第二の停止モードの際の作動について、図4及び図5を参照して説明する。図4はトナー撹拌搬送部材がトナー補給口を塞ぐ様子を示す模式図であり、図5は本実施の形態におけるトナー検知センサーの出力とトナー撹拌搬送手段の駆動停止タイミングを説明する図である。
前述したように、トナー収容部35に収容されたトナーT及び現像剤退避部34から流出した二成分現像剤Gは、例えば時計方向に所定の速度にて回転駆動されているトナー撹拌搬送部材351により、撹拌搬送されている。そして、図4に示されるように、このトナー撹拌搬送部材351を構成している支持部材351aの両端に設けられた弾性部材351bR又は351bLが、トナー補給口37にさしかかると、ちょうどトナー補給口37が弾性フィルム351bR又は351bLで覆われる状態(封止される状態)を形成することができる。
ここで、トナー撹拌搬送部材351が回転して、先端の弾性フィルム351bR又は351bLがトナー検知センサー55の取付け位置に到達して、この弾性フィルム351bR又は351bLがトナー検知センサー55近傍のトナーをトナー補給口37に向かって掃き寄せると、図5に示されるように、その瞬間トナー濃度が低下し、センサー55の出力が低下する。
そして、このトナー検出センサー55の出力の瞬時低下を検出して、トナー撹拌搬送部材351の弾性部材351bR及び351bLの位置を算出する際の基準とすることで、トナー撹拌搬送部材351の所定の回転速度に基づき、以降の所定の回転軌跡上における弾性部材351bR及び351bLのそれぞれの位置及びトナー補給口37までの到達時間を算出することができる。
そこで、第二の停止モードによる異常が発生した場合には、回転方向上流側において、トナー補給口37に近い方の弾性部材351bを、補給口37に到達するまでの所定の時間駆動して、この補給口37を弾性フィルム351bで覆う状態にしてから、その駆動を停止させる。このように、複数の弾性部材351bR又は351bLのうち、回転方向上流側のトナー補給口37に最も近接している弾性部材351bにより、トナー補給口37を封止することにより、より効率的なトナー補給口37の封止を行うことができる。
具体的には、図5に示されるように、トナー検知センサー55の出力の下向きピークを装置CPUで検出して、現像装置24の駆動停止トリガー信号としてタイミングの参照を行う。そして、例えば、画像形成終了時には、装置CPUがサイクルダウン要求フラグを受けた後、現像装置24の駆動停止トリガー信号から、トナー補給口37に最も近接している弾性部材351bが当該トナー補給口37に到達する所定時間経過後に、トナー撹拌搬送部材351の駆動をOFFさせる。従って、現像装置24の駆動停止後には、常にトナー補給口37が弾性フィルム351bで覆われた状態となる(図4参照)。これにより、第二の停止モードの際に、従来の装置構成を変更することなく、簡易に且つ確実に弾性部材351bR又は351bLにより連通路であるトナー補給口37を封止することができる。併せてトナー検知センサー55を弾性部材351bR及び351bLの位置検出センサーと兼用させることにより、装置の小型化及びコストダウンに寄与する現像装置を提供することができる。
なお、現像装置24の複数の回転体(現像剤担持体32、現像剤撹拌部材36、トナー撹拌搬送部材351等)が、共通の駆動源で回転駆動されている場合は、第二の停止モードにおける現像装置24の駆動停止のタイミングと、トナー撹拌搬送部材351の駆動停止のタイミングとは同じになるが、例えば、それぞれが独立駆動されている場合は、少なくともトナー撹拌搬送部材351の駆動停止のタイミングを、その弾性部材351bがトナー補給口37を封止するような上述の所定のタイミングで停止させればよい。
そして、通常の紙詰り時やカバーオープン時においては、第二の停止モードに設定しておくことにより、例えば、ユーザーが現像器ユニットを一旦取り出した後、不用意又は故意に現像器ユニットを傾けても、トナー撹拌搬送部材351の弾性フィルム351bがトナー補給口37を塞いでいるので、現像剤収容部33は現像剤で詰まった状態であり、トナー収容部35からのトナー等の進入による現像剤の片寄りを防止でき、この現像器ユニットを再び画像形成装置に装着した後、画像形成動作を行なってもトナーの異常取り込みを防ぐことができる。
これにより、トナー収容部と現像剤収容部との間の連通路にシャッター機構等を設けることなく、簡易な構成で現像器ユニットの取り外し・取り付け後のトナーの異常取り込みを防止することができると共に、紙詰り等のユーザーによる保守処理の過程において、現像ユニットが傾斜された後、再取り付けされた場合であっても、その後の画像形成において安定したトナー濃度を維持することができ、軸方向の画像ムラや端部カブリ等の発生を防止することが可能な現像装置を低コストに提供することができる。
また、トナー撹拌搬送部材351の弾性フィルム351bの回転軌道上の位置を算出するに当たっては、弾性フィルム351bが、トナー検知センサー55と対向する位置を通過する毎に、その位置を算出補正してもよい。
このようにトナー撹拌搬送部材351が周回する毎に、弾性部材351bの位置を算出補正することにより、例えば、起動時等において、トナー撹拌搬送部材351の回転速度が定常状態に達していない場合や、何らかの原因でその回転速度が変化した場合においても、より正確に第二の停止モードにおけるトナー撹拌搬送部材351の所定の位置での正確な停止が可能となる。
<第二の実施形態>
次に、本発明に係る現像装置の第二の実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。図6は第二の実施形態に係る現像装置24Aの構成を示す構成図であり、図7は第二の実施形態におけるトナー検知センサーの出力とトナー撹拌搬送手段の駆動停止タイミングを説明する図であり、図8はセンサー出力レベルの実測例を示す図である。
なお、本実施の形態における現像装置24Aは、先の実施形態における現像装置24のトナー撹拌搬送部材351の先端の弾性部材351bに、さらに高い透磁率を有する高透磁性部材を取り付けたものであり、同様な機能を有する部材には同様な符号を付し、簡単のためその説明は省略する。また、本実施の形態における現像装置が適用可能な画像形成装置も先の実施形態と同様であるためその説明は省略する。
図6に示されるように、トナー撹拌搬送部材351は、先の実施形態と同様に、不図示の駆動源により回転自在に駆動される支持部材351aと、その両端に取り付けられた弾性部材351bR及び351bLとを有し、例えば、弾性フィルム351bRには、さらに、高透磁性部材である軟磁性体351cが取り付けられている。また、本実施の形態におけるトナー検知センサーとしては、センサー部近傍の透磁率変化を検出してトナーを検知するタイプのセンサーである透磁率検出型のトナー検知センサー55が用いられている。
そして、図7に示されるように、トナー撹拌搬送部材351が回転して、軟磁性体351cがトナー検知センサー55の取付け位置に到達すると、この軟磁性体351cがトナー検知センサー55に対向した時にセンサーの出力がピークを示すように構成されている。
このようにトナー検知センサー55の出力がピークとなる時点を基準にすることにより、弾性部材351bR及び351bLのその後の所定の回転軌跡上のそれぞれの位置を算出することができる。
そして、第二の停止モードに係る異常が発生した場合には、先の実施形態と同様に、回転方向上流側において、補給口37に近い方の弾性部材351bを、補給口37に到達するまでの所定の時間駆動して、この補給口37を弾性フィルム351bで覆う状態にしてから、その駆動を停止させる。
なお、トナー検知センサー55が軟磁性体351cを検出した際のピーク値は、図8に示されるように、トナーや、現像剤を検出した場合のピーク値と明らかに異なるので、軟磁性体351cの通過を容易に識別することができる。
このようにトナー撹拌搬送部材351の弾性部材351bに、さらに高透磁率部材351cが取り付けられており、トナー検出センサー55として透磁率検知型のセンサーを用いることにより、トナー撹拌搬送部材351の回転方向における先端の弾性部材351bの位置をより積極的に正確に算出することができるので、第二の停止モードの際に、より正確に確実にトナー補給口37を封止するようにトナー撹拌搬送部材351を停止させることができる。
なお、先の実施形態と同様に、トナー撹拌搬送部材351の弾性フィルム351bの回転軌道上の位置を算出するに当たっては、軟磁性部材351cが、トナー検知センサー55と対向する位置を通過する毎に、その位置を算出補正してもよい。
上述のように構成した現像装置24,24Aを用いて、トナー撹拌搬送部材351の弾性部材351bがトナー補給口37を塞いだ状態と塞いでいない状態において、現像装置24,24Aを画像形成装置から取り出し、現像装置24,24Aの長手方向を鉛直にして静止させた後、現像剤担持体32を上方にしてその長手方向を水平(通常の使用状態と逆)にして静止させた後、逆順で元の水平状態に戻した後、画像形成を行い、その際の現像剤担持体32上の現像剤トナー濃度の推移を比較検証した。
本実施例において用いた現像装置の具体的仕様について、図6を参照して以下に示す。
図6において、トナー収容部35の内径はφ38mmとした。
また、トナー撹拌搬送部材351の支持アーム351aの半径は12.5mmで、回転数は20rpmに設定した。アーム部に貼り付けてある弾性フィルム351bはPETフィルムで形成し、厚さ75μm、自由長22mmのものを用いた。回転タイミング検知用の磁性体351cとしてはSUMで形成したW3mm×L10mm×H2mmの直方体形状の磁性体を用いた。
現像剤撹拌部材36はφ10mm、回転数460rpmとした。
現像剤担持体32のマグロール322はφ16mm、回転数406rpmとし、図9に示されるような着磁パターンを有するものを用いた。
トナーは磁性粉20%含有の体積平均粒径9μmのポリエステル系トナーを用いた。キャリアは体積平均粒径50μmのフェライト系キャリアを用いた。現像剤量は100gとした。
トナー空検知センサー55はTDK製TS0505ANZ−116を用いた。
以上の条件で、現像装置を取り外して、傾斜させた後、再度取り付けて画像形成を行った際の、トナー濃度の推移を図10及び図11に示す。ここで、図10は弾性部材351bがトナー補給口37を塞いでいない場合のトナー濃度の変化を示す図であり、図11は弾性部材351bがトナー補給口37を塞いでいる場合のトナー濃度の変化を示す図である。
図10に示されるように、トナー補給口37を塞いでいない場合には、再取り付け後36PV前後まで、トナー濃度が5%程度変化することが理解される。
これに対して、図11に示されるように、トナー補給口37を塞いだ場合には、現像装置24,24Aの再取り付け後においても、均一なトナー濃度を維持していることがわかる。
このように、現像装置内のトナーを片寄らせるような過酷な条件を現像装置に課しても、本発明に係る現像装置によれば、再取り付け後も安定してトナー濃度を維持することができ、これにより、画像形成の際に、軸方向ムラや端部カブリの発生を防ぐことができる現像装置を簡易な構成で安価に実現できることが検証できた。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 本発明の第一の実施形態に係る現像装置の構成を示す構成図である。 本発明に係る現像装置における現像剤の流れを模式的に示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る現像装置におけるトナー撹拌搬送部材がトナー補給口を塞ぐ様子を模式的に示す図である。 本発明の第一の実施形態に係るトナー検知センサーの出力とトナー撹拌搬送手段の駆動停止タイミングを説明する図である。 本発明の第二の実施形態に係る現像装置の構成を示す構成図である。 本発明の第二の実施形態に係るトナー検知センサーの出力とトナー撹拌搬送手段の駆動停止タイミングを説明する図である。 トナー検知センサーの出力レベルの実測例を示す図である。 実施例で使用したマグロールの着磁パターンを示す図である。 トナー補給口を塞がない場合の現像装置取り外し前後のトナー濃度の変化を示す図である。 トナー補給口を塞いだ場合の現像装置取り外し前後のトナー濃度の変化を示す図である。
符号の説明
10:画像形成装置、21:感光体ドラム、22:帯電装置、23:露光装置、24,24A:現像装置、25:バイアス電源、26:転写ロール、27:バイアス電源、28:被記録媒体、29:クリーニング装置、31:ハウジング、32:現像剤担持体、33:現像剤収容部、34:現像剤退避部、35:トナー収容部、36:現像剤撹拌部材、37:トナー補給口、39:仕切り部、39a:ベースプレート、39b:先端部、39c:他端部、40:循環路、41:せき止め部、50:定着装置、51:加熱ロール、52:加圧ロール、52:加庄ロール、321:回転スリーブ、322:マグロール、351:トナー撹拌搬送部材、351a:支持部材、351b:弾性部材、351c:磁性体、351o:回転中心、G:二成分現像剤、T:トナー

Claims (6)

  1. トナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を磁力により担持搬送し、回転自在に駆動される現像剤担持体と、該現像剤担持体に隣接して二成分現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に連通路を介してトナーを供給可能に収容するトナー収容部と、該トナー収容部に設けられトナーまたは現像剤を該現像剤収容部側にはき寄せるように回転自在に駆動されるトナー撹拌搬送手段とを有し、現像剤収容部のトナー濃度に応じてトナー収容部のトナーを現像剤収容部に取り込む現像装置において、
    前記トナー撹拌搬送手段は回転自在の支持部材と、この支持部材に取り付けられた弾性部材とで形成され、
    異常状態に応じて、前記現像剤担持体とトナー撹拌搬送手段とを直ちに停止させる第一の停止モードと、所定の時間経過後に停止させる第二の停止モードとを備え、
    第二の停止モードにおいては、少なくとも前記弾性部材が現像剤収容部とトナー収容部とを連通する連通路を封止した際に、前記トナー撹拌搬送手段が停止するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー収容部のトナー量を検出するトナー検出手段をさらに備え、このトナー検出手段の検出結果に基づき、前記トナー撹拌搬送手段の前記弾性部材の位置が算出されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナー検出手段は透磁率検知型のセンサーであり、前記トナー撹拌搬送手段の弾性部材には、高透磁性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記トナー撹拌搬送手段の弾性部材の位置は、周回毎に算出されて補正されることを特徴とする請求項2又は3に記載の現像装置。
  5. 前記トナー撹拌搬送手段は、その回転方向に複数の弾性部材を有し、前記第二の停止モードの際には、回転方向上流側において、前記連通路に最も近接している弾性部材により、該連通路が封止されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2004002864A 2004-01-08 2004-01-08 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 Withdrawn JP2005195937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002864A JP2005195937A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002864A JP2005195937A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005195937A true JP2005195937A (ja) 2005-07-21

Family

ID=34817930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002864A Withdrawn JP2005195937A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005195937A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083516A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置および現像剤収容ボックス
CN110703571A (zh) * 2018-07-09 2020-01-17 柯尼卡美能达株式会社 调色剂搅拌装置以及图像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083516A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置および現像剤収容ボックス
CN110703571A (zh) * 2018-07-09 2020-01-17 柯尼卡美能达株式会社 调色剂搅拌装置以及图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095171B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009210737A (ja) トナーカートリッジ、現像装置、及び画像形成装置
JP2008003561A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5636972B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5159260B2 (ja) 画像形成装置
JP2005195937A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4045436B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2001343825A (ja) 現像装置
JP2018155865A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4622411B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4045429B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2004163822A (ja) 現像装置
JP4461848B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2005258149A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2005274854A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5294049B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251158A (ja) 現像装置
JP4375047B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2005266551A (ja) 現像装置
JP3599935B2 (ja) 現像装置
JP2001117338A (ja) 画像形成装置
JP2005031387A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4389619B2 (ja) 現像装置
JP2002214890A (ja) 現像装置
JP2006064729A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403