JP2008083214A - クロスプリズムの製造方法およびクロスプリズム - Google Patents
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Abstract
【課題】クロスプリズムに入射する光を接着層で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズムの製造方法およびクロスプリズムを提供すること。
【解決手段】接着剤55の硬化処理を一括して行うことによって接着層5を形成し、四個の三角柱プリズム1,2,3,4を接着固定することで、クロスプリズム10を形成する。このため、同一の硬化処理条件により接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、均質な接着層5を形成することが可能となる。そして、クロスプリズム10に入射する光を接着層5で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズム10の製造方法を実現することができる。
【選択図】図4
【解決手段】接着剤55の硬化処理を一括して行うことによって接着層5を形成し、四個の三角柱プリズム1,2,3,4を接着固定することで、クロスプリズム10を形成する。このため、同一の硬化処理条件により接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、均質な接着層5を形成することが可能となる。そして、クロスプリズム10に入射する光を接着層5で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズム10の製造方法を実現することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、クロスプリズムの製造方法およびクロスプリズムに関する。
従来、プロジェクタなどに内蔵される光学装置に組み込まれ、光の色合成または色分離を行うクロスプリズムが知られている。
クロスプリズムは、二つの側面が略直角に交わる頂角を有した四個の三角柱プリズムが、頂角どうしを突き合せて配置されている。このようなクロスプリズムは、まず二個の三角柱プリズムの頂角どうし、および頂角に直角に交わる一方の側面どうしを突き合せて配置し、接着剤の硬化処理を一回行うことにより接着固定されたプリズムペアを形成する。その後、二個のプリズムペアの頂角どうし、および頂角に直角に交わる他方の側面どうしを突き合せて配置し、接着剤の硬化処理を再び行うことにより接着固定されることで形成する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
従来のクロスプリズムの製造方法において、二個のプリズムペアを接着固定してクロスプリズムを形成する際に一回だけ硬化処理された接着剤と、プリズムペアを形成する際およびクロスプリズムを形成する際に再び硬化処理された接着剤とは、異なる硬化処理回数、つまり異なる硬化処理条件により形成され、硬化状態の異なる接着層を形成してしまうという問題がある。
また、プリズムペアを形成する際、二個の三角柱プリズムにおける一方の側面に接する部分である接着層の内部と一方の側面に接しない部分である接着層の露出面とでは、接着層の硬化状態が異なるという問題がある。たとえば、接着層の露出面は、硬化処理時に酸素による重合阻害のため、硬化不良または接着力低下などを発生させる問題がある。そこで、接着層の露出面を研磨または洗浄により除去する方法が採られるが、接着層の露出面を傷付ける問題がある。
このため、従来のクロスプリズムは、接着層の硬化状態が異なること、または接着層の露出面を傷付けることなどに起因して、クロスプリズムに入射する光が散乱してフレアなどが発生する恐れがあり、光が色合成された映像の品質を低下させるという問題がある。
また、プリズムペアを形成する際、二個の三角柱プリズムにおける一方の側面に接する部分である接着層の内部と一方の側面に接しない部分である接着層の露出面とでは、接着層の硬化状態が異なるという問題がある。たとえば、接着層の露出面は、硬化処理時に酸素による重合阻害のため、硬化不良または接着力低下などを発生させる問題がある。そこで、接着層の露出面を研磨または洗浄により除去する方法が採られるが、接着層の露出面を傷付ける問題がある。
このため、従来のクロスプリズムは、接着層の硬化状態が異なること、または接着層の露出面を傷付けることなどに起因して、クロスプリズムに入射する光が散乱してフレアなどが発生する恐れがあり、光が色合成された映像の品質を低下させるという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、クロスプリズムに入射する光を接着層で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズムの製造方法およびクロスプリズムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、二つの側面が略直角に交わる頂角を有した四個の三角柱プリズムが、該頂角どうしを突き合せて配置され、四個の該三角柱プリズムどうしが対向して隔てる間隙に接着層が設けられたクロスプリズムの製造方法であって、四個の前記三角柱プリズムの位置を決める位置決め工程と、前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する配置工程と、前記位置決め工程および前記配置工程の後に、前記接着剤の硬化処理を一括して行うことにより前記接着層を形成し、四個の前記三角柱プリズムを接着固定する硬化処理工程とを備えることを要旨とする。
これによれば、接着剤の硬化処理を一括して行うことによって接着層を形成し、四個の三角柱プリズムを接着固定することで、クロスプリズムを形成する。このため、同一の硬化処理条件により接着剤の硬化処理を一括して行うことにより、均質な接着層を形成することが可能となる。そして、クロスプリズムに入射する光を接着層で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズムの製造方法を実現することができる。
本発明では、前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する前記配置工程の後に、四個の前記三角柱プリズムの位置を決める前記位置決め工程を備えても良い。
これによれば、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズムが形成される。このため、従来のように配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、順次一回だけ行うことでクロスプリズムを製造することが可能となる。これにより、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズムの製造方法を提供することができる。
本発明では、四個の前記三角柱プリズムの位置を決める前記位置決め工程の後に、前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する前記配置工程を備えても良い。
これによれば、位置決め工程、配置工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズムが形成される。このため、従来のように配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、位置決め工程、配置工程および硬化処理工程を、順次一回だけ行うことでクロスプリズムを製造することが可能となる。これにより、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズムの製造方法を提供することができる。
本発明では、二つの側面が略直角に交わる頂角を有した四個の三角柱プリズムが、該頂角どうしを突き合せて配置され、四個の該三角柱プリズムどうしが対向して隔てる間隙に接着層が設けられたクロスプリズムであって、前記接着層は接着剤の硬化処理を一括して行うことにより形成され、四個の前記三角柱プリズムを接着固定していることを要旨とする。
これによれば、クロスプリズムに入射する光を接着層で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズムを提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第一実施形態)
(第一実施形態)
図1は、本実施形態のクロスプリズムを備えるプロジェクタを示す概略図である。
図1に示すように、プロジェクタ80は、照明装置81と、三枚の反射ミラー82と、ダイクロイックミラー83,84と、光学装置85とを備えている。
照明装置81は、光源86およびリフレクタ87などを備えている。
光学装置85は、3枚の液晶パネル88R,88G,88B、クロスプリズム10、投射レンズ89などを備えている。
光学装置85は、3枚の液晶パネル88R,88G,88B、クロスプリズム10、投射レンズ89などを備えている。
光源86から放射される白色光は、リフレクタ87で反射されて略平行光にされ、ダイクロイックミラー83に入射する。
ダイクロイックミラー83では、照明装置81から射出された略平行光のうち、赤色光Rは透過し、青色光Bおよび緑色光Gは反射する。
ダイクロイックミラー83を透過した赤色光Rは、反射ミラー82で反射して光学装置85の液晶パネル88Rに到達する。
また、ダイクロイックミラー83で反射した青色光Bおよび緑色光Gのうち、緑色光Gは、ダイクロイックミラー84で反射して、光学装置85の液晶パネル88Gに到達する。
一方、青色光Bは、ダイクロイックミラー84を透過し、他の二個の反射ミラー82で反射して、光学装置85の液晶パネル88Bに到達する。
ダイクロイックミラー83では、照明装置81から射出された略平行光のうち、赤色光Rは透過し、青色光Bおよび緑色光Gは反射する。
ダイクロイックミラー83を透過した赤色光Rは、反射ミラー82で反射して光学装置85の液晶パネル88Rに到達する。
また、ダイクロイックミラー83で反射した青色光Bおよび緑色光Gのうち、緑色光Gは、ダイクロイックミラー84で反射して、光学装置85の液晶パネル88Gに到達する。
一方、青色光Bは、ダイクロイックミラー84を透過し、他の二個の反射ミラー82で反射して、光学装置85の液晶パネル88Bに到達する。
液晶パネル88R,88G,88Bに到達した赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bは、それぞれ液晶パネル88R,88G,88Bを透過し画像情報が付与され、クロスプリズム10に入射する。
クロスプリズム10を用いて、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bを合成して映像を形成し、投射レンズ89に出射して映像を拡大投射する。
クロスプリズム10を用いて、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bを合成して映像を形成し、投射レンズ89に出射して映像を拡大投射する。
図2は、本実施形態のクロスプリズムの構成を示す概略斜視図である。
図3は、本実施形態のクロスプリズムの構成を示す概略平面図である。
図3は、本実施形態のクロスプリズムの構成を示す概略平面図である。
図2に示すように、クロスプリズム10は、三角柱プリズム1,2,3,4の頂角15,25,35,45どうしを突き合せて配置され、対向する三角柱プリズム1,2,3,4どうしを貼り合わせて、接着固定されている。そして、図3に示すように、平面視が略正方形に形成されている。
図3に示すように、クロスプリズム10は、ガラスなどから成る略直角二等辺三角柱の四個の三角柱プリズム1,2,3,4、および接着層5、ならびに波長選択性反射膜としての赤色光反射膜6および青色光反射膜7を備えている。
そして、四個の三角柱プリズム1,2,3,4どうしが対向して隔てる間隙に、接着層5ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7がそれぞれ形成されている。
なお、図3おいて、接着層5および接着剤55、ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7は、説明を分かりやすくするために、層厚および膜厚の寸法を誇張して大きく表示しているが、実際には三角柱プリズム1,2,3,4に対して微小寸法に形成されている。
そして、四個の三角柱プリズム1,2,3,4どうしが対向して隔てる間隙に、接着層5ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7がそれぞれ形成されている。
なお、図3おいて、接着層5および接着剤55、ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7は、説明を分かりやすくするために、層厚および膜厚の寸法を誇張して大きく表示しているが、実際には三角柱プリズム1,2,3,4に対して微小寸法に形成されている。
三角柱プリズム1は、三つの側面11,12,14を形成し、側面12,14が略直角に交わる頂角15を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
三角柱プリズム2は、三つの側面21,22,23を形成し、側面21,23が略直角に交わる頂角25を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
三角柱プリズム3は、三つの側面32,33,34を形成し、側面32,34が略直角に交わる頂角35を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
三角柱プリズム4は、三つの側面41,43,44を形成し、側面41,43が略直角に交わる頂角45を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
そして、三角柱プリズム1,2,3,4は、頂角15,25,35,45どうしを突き合せて配置されている。
三角柱プリズム2は、三つの側面21,22,23を形成し、側面21,23が略直角に交わる頂角25を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
三角柱プリズム3は、三つの側面32,33,34を形成し、側面32,34が略直角に交わる頂角35を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
三角柱プリズム4は、三つの側面41,43,44を形成し、側面41,43が略直角に交わる頂角45を有し、略直角二等辺三角柱に形成されている。
そして、三角柱プリズム1,2,3,4は、頂角15,25,35,45どうしを突き合せて配置されている。
波長選択性反射膜としての赤色光反射膜6は、三角柱プリズム2の側面21と三角柱プリズム3の側面34とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより形成され、赤色光Rのみを反射し他の色光を透過する。ここで、赤色光反射膜6は、略同一平面上で配置されるように形成されている。
波長選択性反射膜としての青色光反射膜7は、三角柱プリズム1の側面14と三角柱プリズム2の側面23とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより形成され、青色光Bのみを反射し他の色光を透過する。ここで、青色光反射膜7は、略同一平面上で配置されるように形成されている。
波長選択性反射膜としての青色光反射膜7は、三角柱プリズム1の側面14と三角柱プリズム2の側面23とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより形成され、青色光Bのみを反射し他の色光を透過する。ここで、青色光反射膜7は、略同一平面上で配置されるように形成されている。
接着層5は、三角柱プリズム1,2,3,4どうしが対向して隔てる間隙に形成されている。そして、接着層5は、接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより形成され、四個の三角柱プリズムを接着固定している。なお、この接着剤55としては、透光性、ガラス接着性、精密性が良好な接着剤、たとえば紫外線硬化型接着剤などが用いられる。
以上の構成により、クロスプリズム10は、三角柱プリズム1の側面11に入射した赤色光Rを、赤色光反射膜6により三角柱プリズム4側に反射させる。そして、三角柱プリズム3の側面33に入射した青色光Bを、青色光反射膜7により三角柱プリズム4側に反射させる。三角柱プリズム2の側面22に入射した緑色光Gを、反射せずにそのまま直進させ三角柱プリズム4側に透過させる。このようにして、クロスプリズム10によって、赤色光R、青色光Bおよび緑色光Gを合成して映像を形成し、三角柱プリズム4の側面44から出射させる。
図4は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一例を示す模式工程図である。そして、図4(a)は、三角柱プリズム形成工程を示している。図4(b)は、配置工程を示している。図4(c)は、位置決め工程を示している。なお、図4おいて、接着層5および接着剤55、ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7は、説明を分りやすくするために、図3と同様に、層厚および膜厚の寸法を誇張して大きく表示しているが、実際には三角柱プリズム51,52,53,54に対して微小寸法に形成されている。
図5は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。そして、図5は、図4(c)に示した位置決め工程の一例を示す模式工程図であり、(a)、(b)、(c)、(d)の順に行う、三角柱プリズム51,52,53,54の位置決めを示している。
図6は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。
図5は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。そして、図5は、図4(c)に示した位置決め工程の一例を示す模式工程図であり、(a)、(b)、(c)、(d)の順に行う、三角柱プリズム51,52,53,54の位置決めを示している。
図6は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。
以下、本実施形態におけるクロスプリズムの製造工程について、図4、図5および図6を用いて説明する。
本実施形態のクロスプリズムの製造方法は、三角柱プリズム形成工程と、配置工程と、位置決め工程と、硬化処理工程と、切断工程とを含む。
図4(a)に示すように、三角柱プリズム形成工程において、まず、三角柱プリズム51,52,53,54を製造する。
たとえば、三つの側面11,12,14のうち二つの側面12,14が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム51を製造する。同様にして、三つの側面21,22,23のうち二つの側面21,23が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム52を製造する。そして、三つの側面32,33,34のうち二つの側面32,34が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム53を製造する。さらに、三つの側面41,43,44のうち二つの側面43,41が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム54を製造する。
たとえば、三つの側面11,12,14のうち二つの側面12,14が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム51を製造する。同様にして、三つの側面21,22,23のうち二つの側面21,23が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム52を製造する。そして、三つの側面32,33,34のうち二つの側面32,34が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム53を製造する。さらに、三つの側面41,43,44のうち二つの側面43,41が略直角に交わるように形成され、略直角二等辺三角柱の三角柱プリズム54を製造する。
次に、三角柱プリズム51の側面14と三角柱プリズム52の側面23とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより、波長選択性反射膜としての青色光反射膜7を形成する。
そして、三角柱プリズム52の側面21と三角柱プリズム53の側面34とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより、波長選択性反射膜としての赤色光反射膜6を形成する。
このように、三角柱プリズム51,52,53,54の頂角15,25,35,45どうしを突き合せた状態で対向する側面のどちらかに、波長選択性反射膜が配置されるように構成されている。
そして、三角柱プリズム52の側面21と三角柱プリズム53の側面34とに、誘電多層膜をたとえばスパッタまたは蒸着などすることにより、波長選択性反射膜としての赤色光反射膜6を形成する。
このように、三角柱プリズム51,52,53,54の頂角15,25,35,45どうしを突き合せた状態で対向する側面のどちらかに、波長選択性反射膜が配置されるように構成されている。
図4(b)に示すように、配置工程において、三角柱プリズム51の側面12に、接着剤55を塗布して配置する。三角柱プリズム53の側面32に、接着剤55を塗布して配置する。三角柱プリズム54の側面43と側面41とに、接着剤55を塗布して配置する。なお、この接着剤55としては、透光性、ガラス接着性、精密性が良好な接着剤、たとえば紫外線硬化型接着剤などが用いられる。
また、三角柱プリズム51の側面12と、三角柱プリズム53の側面32と、三角柱プリズム54の側面43と側面41とに、接着剤55を塗布して配置するとしたが、まず側面21に形成された赤色光反射膜6と側面12との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。さらに、側面23に形成された青色光反射膜7と側面32との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。そして、側面34に形成された赤色光反射膜6と側面43との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。また、側面14に形成された青色光反射膜7と側面41との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。
また、三角柱プリズム51の側面12と、三角柱プリズム53の側面32と、三角柱プリズム54の側面43と側面41とに、接着剤55を塗布して配置するとしたが、まず側面21に形成された赤色光反射膜6と側面12との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。さらに、側面23に形成された青色光反射膜7と側面32との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。そして、側面34に形成された赤色光反射膜6と側面43との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。また、側面14に形成された青色光反射膜7と側面41との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布して配置してもよい。
次に、図4(c)に示すように、位置決め工程において、頂角15,25,35,45どうしを突き合せて配置して、三角柱プリズム51,52,53,54どうしの位置を決める。
たとえば、図5(a)、(b)、(c)、(d)の順に、黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,52,53,54どうしの位置を決める。まず、図5(a)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,52の位置を決める。同様に、図5(b)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム52,53の位置を決める。そして、図5(c)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム53,54の位置を決める。図5(d)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,54の位置を決める。なお、図5(a)、(b)および(c)において黒色で示した矢印方向に加えた力は、図5(b)、(c)および(d)においても加え続け、白抜きの矢印で示している。
たとえば、図5(a)、(b)、(c)、(d)の順に、黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,52,53,54どうしの位置を決める。まず、図5(a)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,52の位置を決める。同様に、図5(b)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム52,53の位置を決める。そして、図5(c)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム53,54の位置を決める。図5(d)において黒色で示した矢印方向に力を加えることにより、三角柱プリズム51,54の位置を決める。なお、図5(a)、(b)および(c)において黒色で示した矢印方向に加えた力は、図5(b)、(c)および(d)においても加え続け、白抜きの矢印で示している。
ここで、図5(a)において三角柱プリズム51,52の位置を決める際、たとえば図6に示すように、三角柱プリズム51の側面12と三角柱プリズム52の側面21とが対向することにより顕出する側面21の一部に、図示しない位置決め部材または位置決めセンサなどを接触させて、三角柱プリズム51,52の位置決め基準面とする。
なお、三角柱プリズム51,52の位置を決める際、側面21を位置決め基準面としたが、側面21に形成されている赤色光反射膜6を位置決め基準面としてもよい。また、三角柱プリズム51の側面12と三角柱プリズム52の側面21とが対向することにより側面21が顕出する場合、側面21を位置決め基準面としてもよい。
同様に、図5(b)において三角柱プリズム52,53の位置を決める際、三角柱プリズム52の側面23と三角柱プリズム53の側面32とが対向することにより顕出する側面23または側面32の一部を、三角柱プリズム52,53の位置決め基準面とする。そして、図5(c)において三角柱プリズム53,54の位置を決める際、三角柱プリズム53,54とが対向することにより顕出する側面34または側面43とが対向することにより顕出する側面14または側面41の一部を、三角柱プリズム53,54の位置決め基準面とする。また、図5(d)において三角柱プリズム51,54の位置を決める際、三角柱プリズム51,54とが対向することにより顕出する側面14または側面41の一部を、三角柱プリズム51,54の位置決め基準面とする。
なお、三角柱プリズム51,52の位置を決める際、側面21を位置決め基準面としたが、側面21に形成されている赤色光反射膜6を位置決め基準面としてもよい。また、三角柱プリズム51の側面12と三角柱プリズム52の側面21とが対向することにより側面21が顕出する場合、側面21を位置決め基準面としてもよい。
同様に、図5(b)において三角柱プリズム52,53の位置を決める際、三角柱プリズム52の側面23と三角柱プリズム53の側面32とが対向することにより顕出する側面23または側面32の一部を、三角柱プリズム52,53の位置決め基準面とする。そして、図5(c)において三角柱プリズム53,54の位置を決める際、三角柱プリズム53,54とが対向することにより顕出する側面34または側面43とが対向することにより顕出する側面14または側面41の一部を、三角柱プリズム53,54の位置決め基準面とする。また、図5(d)において三角柱プリズム51,54の位置を決める際、三角柱プリズム51,54とが対向することにより顕出する側面14または側面41の一部を、三角柱プリズム51,54の位置決め基準面とする。
これにより、図4(c)に示すように、側面21および側面34に形成された赤色光反射膜6は略同一平面上で配置され、側面14および側面23に形成された青色光反射膜7は略同一平面上で配置される。
このようにして、頂角15,25,35,45に囲まれた部分にも、接着剤55が流れ込んでいる。
このようにして、頂角15,25,35,45に囲まれた部分にも、接着剤55が流れ込んでいる。
次に、硬化処理工程において、たとえば紫外線照射を行い、接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、同一の硬化処理条件で接着層5を形成し、三角柱プリズム51,52,53,54どうしを接着固定する。これにより、図6に示す角柱状のクロスプリズム50を形成することができる。
その後、切断工程において、図6に二点鎖線で示すように、角柱状のクロスプリズム50を切断することにより、図2および図3に示したクロスプリズム10が完成する。
以上、本実施形態のクロスプリズム10の製造方法は、接着剤55の硬化処理を一括して行うことによって接着層5を形成し、四個の三角柱プリズム1,2,3,4を接着固定することで、クロスプリズム10を形成する。このため、同一の硬化処理条件により接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、均質な接着層5を形成することが可能となる。そして、クロスプリズム10に入射する光を接着層5で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズム10の製造方法を実現することができる。
さらに、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズム10が形成される。このため、従来のように二個の三角柱プリズムを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後二個のプリズムペアを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズム10の製造方法を提供することができる。
(第二実施形態)
さらに、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズム10が形成される。このため、従来のように二個の三角柱プリズムを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後二個のプリズムペアを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズム10の製造方法を提供することができる。
(第二実施形態)
第二実施形態のクロスプリズムは、図2および図3に示した第一実施形態と同様の構成とし、同一の符号を付与し説明を省略する。
図7は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一例を示す模式図である。
図8は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。
図8は、本実施形態におけるクロスプリズムの製造方法の一工程を示す模式工程図である。
図7(a)は、三角柱プリズム形成工程を示している。図7(b)は、位置決め工程を示している。図7(c)は、配置工程を示している。
なお、図7おいて、接着層5および接着剤55、ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7は、説明を分かりやすくするために、図4と同様に、層厚および膜厚の寸法を誇張して大きく表示しているが、実際には三角柱プリズム51,52,53,54に対して微小寸法に形成されている。
図8は、図7(b)に示した位置決め工程の一例を示す模式工程図であり、(a)、(b)の順に行う、三角柱プリズム51,52,53,54の位置決めを示している。
なお、図7おいて、接着層5および接着剤55、ならびに赤色光反射膜6および青色光反射膜7は、説明を分かりやすくするために、図4と同様に、層厚および膜厚の寸法を誇張して大きく表示しているが、実際には三角柱プリズム51,52,53,54に対して微小寸法に形成されている。
図8は、図7(b)に示した位置決め工程の一例を示す模式工程図であり、(a)、(b)の順に行う、三角柱プリズム51,52,53,54の位置決めを示している。
以下、本実施形態におけるクロスプリズムの製造工程について、図7、図8および図6を用いて説明する。
本実施形態のクロスプリズムの製造方法は、三角柱プリズム形成工程と、位置決め工程と、配置工程と、硬化処理工程と、切断工程とを含む。
ここで、第二実施形態のクロスプリズムの製造方法は、第一実施形態の位置決め工程の前工程に行う配置工程を、位置決め工程の後工程に行うとしたことに特徴を有している。
なお、三角柱プリズム形成工程を示す図7(a)は、前述した第一実施形態の図3(a)に示す同様の工程を示し、同一の符号を付与し説明を省略する。
なお、三角柱プリズム形成工程を示す図7(a)は、前述した第一実施形態の図3(a)に示す同様の工程を示し、同一の符号を付与し説明を省略する。
図7(b)に示すように、位置決め工程において、頂角15,25,35,45どうしを突き合せて配置し、三角柱プリズム51,52,53,54どうしの位置を決める。
たとえば、図8(a)に示すように、二点鎖線で示した四個の位置決め治具に、それぞれ三角柱プリズム51,52,53,54を配置する。
そして、図8(b)に示すように、それぞれ二点鎖線で示した四個の位置決め治具どうしの位置を決めることにより、位置決め治具に配置された三角柱プリズム51,52,53,54どうしの相対位置を決める。
たとえば、図8(a)に示すように、二点鎖線で示した四個の位置決め治具に、それぞれ三角柱プリズム51,52,53,54を配置する。
そして、図8(b)に示すように、それぞれ二点鎖線で示した四個の位置決め治具どうしの位置を決めることにより、位置決め治具に配置された三角柱プリズム51,52,53,54どうしの相対位置を決める。
図7(c)に示すように、配置工程において、位置決めされた三角柱プリズム51,52,53,54どうしが対向して隔てる間隙に流し込み、側面12,14,21,23,32,34,43,41に、接着剤55を配置する。このようにして、頂角15,25,35,45に囲まれた部分にも、接着剤55で充填される。なお、この接着剤55としては、透光性、ガラス接着性、精密性が良好な接着剤、たとえば紫外線硬化型接着剤などが用いられる。
次に、硬化処理工程において、たとえば紫外線照射を行い、接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、同一の硬化処理条件で接着層5を形成し、三角柱プリズム51,52,53,54どうしを接着固定する。これにより、図6に示す角柱状のクロスプリズム50を形成することができる。
その後、切断工程において、図6に二点鎖線で示すように、角柱状のクロスプリズム50を切断することにより、図2および図3に示したクロスプリズム10が完成する。
なお、硬化処理後に切断することによりクロスプリズム10を完成するとしたが、三角柱プリズム51,52,53,54を切断することにより個片化した三角柱プリズム1,2,3,4どうしの位置を決めて、接着剤55を配置し、接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより接着固定されたクロスプリズム10が完成するとしてもよい。
以上、本実施形態のクロスプリズム10の製造方法は、接着剤55の硬化処理を一括して行うことによって接着層5を形成し、四個の三角柱プリズム1,2,3,4を接着固定することで、クロスプリズム10を形成する。このため、同一の硬化処理条件により接着剤55の硬化処理を一括して行うことにより、均質な接着層5を形成することが可能となる。そして、クロスプリズム10に入射する光を接着層5で散乱することなくフレアなどの発生を低減し、良好に色合成し品質の良い映像を得ることが可能となるクロスプリズム10の製造方法を実現することができる。
さらに、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズム10が形成される。このため、従来のように二個の三角柱プリズムを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後二個のプリズムペアを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズム10の製造方法を提供することができる。
さらに、配置工程、位置決め工程および硬化処理工程をそれぞれ一回だけ行うことにより、クロスプリズム10が形成される。このため、従来のように二個の三角柱プリズムを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を行うことによりプリズムペアをまず形成し、その後二個のプリズムペアを配置工程、位置決め工程および硬化処理工程を、再び行うことによりクロスプリズムを製造する方法と比べて、製造工程を簡略化および短縮化することが可能となるクロスプリズム10の製造方法を提供することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
たとえば、前述の実施形態では、側面14および側面23に、青色光反射膜7を形成するとしたが、緑色光のみを反射する緑色光反射膜を形成してもよい。または、側面21と側面34とに、赤色光反射膜6を形成するとしたが、緑色光のみを反射する緑色光反射膜を形成してもよい。
そして、側面14と側面23とに、青色光反射膜7を形成するとしたが、側面14に青色光反射膜7を形成せずに、側面41に青色光反射膜7を形成してもよく、側面23に青色光反射膜7を形成せずに、側面32に青色光反射膜7を形成してもよい。この場合、青色光反射膜7と、側面14および側面23との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布すればよい。
また、側面21と側面34とに、赤色光反射膜6を形成するとしたが、側面21に赤色光反射膜6を形成せずに、側面12に赤色光反射膜6を形成してもよく、側面34に赤色光反射膜6を形成せずに、側面43に赤色光反射膜6を形成してもよい。この場合、赤色光反射膜6と、側面21および側面34との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布すればよい。
たとえば、前述の実施形態では、側面14および側面23に、青色光反射膜7を形成するとしたが、緑色光のみを反射する緑色光反射膜を形成してもよい。または、側面21と側面34とに、赤色光反射膜6を形成するとしたが、緑色光のみを反射する緑色光反射膜を形成してもよい。
そして、側面14と側面23とに、青色光反射膜7を形成するとしたが、側面14に青色光反射膜7を形成せずに、側面41に青色光反射膜7を形成してもよく、側面23に青色光反射膜7を形成せずに、側面32に青色光反射膜7を形成してもよい。この場合、青色光反射膜7と、側面14および側面23との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布すればよい。
また、側面21と側面34とに、赤色光反射膜6を形成するとしたが、側面21に赤色光反射膜6を形成せずに、側面12に赤色光反射膜6を形成してもよく、側面34に赤色光反射膜6を形成せずに、側面43に赤色光反射膜6を形成してもよい。この場合、赤色光反射膜6と、側面21および側面34との少なくとも一方の面に、接着剤55を塗布すればよい。
1,2,3,4…三角柱プリズム、5…接着層、6…赤色光反射膜、7…青色光反射膜、10…クロスプリズム、11,12,14…三角柱プリズムの側面、22,21,23…三角柱プリズムの側面、33,32,34…三角柱プリズムの側面、44,43,41…三角柱プリズムの側面、15,25,35,45…三角柱プリズムの頂角、50…角柱状のクロスプリズム、51,52,53,54…三角柱プリズム、55…接着剤、80…プロジェクタ、81…照明装置、82…反射ミラー、83,84…ダイクロイックミラー、85…光学装置、86…光源、87…リフレクタ、88R,88G,88B…液晶パネル、89…投射レンズ。
Claims (4)
- 二つの側面が略直角に交わる頂角を有した四個の三角柱プリズムが、該頂角どうしを突き合せて配置され、四個の該三角柱プリズムどうしが対向して隔てる間隙に接着層が設けられたクロスプリズムの製造方法であって、
四個の前記三角柱プリズムの位置を決める位置決め工程と、
前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する配置工程と、
前記位置決め工程および前記配置工程の後に、前記接着剤の硬化処理を一括して行うことにより前記接着層を形成し、四個の前記三角柱プリズムを接着固定する硬化処理工程とを備えることを特徴とするクロスプリズムの製造方法。 - 請求項1に記載のクロスプリズムの製造方法において、
前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する前記配置工程の後に、四個の前記三角柱プリズムの位置を決める前記位置決め工程を備えることを特徴とするクロスプリズムの製造方法。 - 請求項1に記載のクロスプリズムの製造方法において、
四個の前記三角柱プリズムの位置を決める前記位置決め工程の後に、前記三角柱プリズムの側面に接着剤を配置する前記配置工程を備えることを特徴とするクロスプリズムの製造方法。 - 二つの側面が略直角に交わる頂角を有した四個の三角柱プリズムが、該頂角どうしを突き合せて配置され、四個の該三角柱プリズムどうしが対向して隔てる間隙に接着層が設けられたクロスプリズムであって、
前記接着層は接着剤の硬化処理を一括して行うことにより形成され、四個の前記三角柱プリズムを接着固定していることを特徴とするクロスプリズム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006261111A JP2008083214A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | クロスプリズムの製造方法およびクロスプリズム |
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JP2006261111A JP2008083214A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | クロスプリズムの製造方法およびクロスプリズム |
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JP (1) | JP2008083214A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015133260A1 (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-11 | コニカミノルタ株式会社 | プロジェクション装置、光学接合部品の製造方法、および、光学接合部品 |
JP7446648B1 (ja) | 2023-02-16 | 2024-03-11 | 株式会社ジェネシア | 光路合成用光学部品 |
-
2006
- 2006-09-26 JP JP2006261111A patent/JP2008083214A/ja not_active Withdrawn
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