JP2008079429A - 電源装置、モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents

電源装置、モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電源装置を構成する素子の両端に印加される電圧を小さくすること。
【解決手段】本発明は、負荷(14)を接続する第1出力ノード(Nout1)を入力電圧Vinより高い第1出力電圧(Vout1)に昇圧する昇圧電源部(11)と、負荷(14)を接続する第2出力ノード(Nout2)を入力電圧(Vin)と逆電圧に反転昇圧し第2出力電圧(Vout2)を出力する反転電源部(12)と、を具備する電源装置、モータ電源装置および電動パワーステアリング制御装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源装置、モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置に関し、特に昇圧電源部と反転電源部とを有する電源装置、モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置に関する。
直流電源から所望の直流電圧を得るための電源装置にはDC−DCコンバータが用いられる。例えば、電動パワーステアリングのモータ駆動装置には、バッテリ電圧12Vを42Vに昇圧する電源装置が用いられている。図1は従来例に係る電源装置の回路図である。図2は従来例に係る電源装置のタイミングチャートである。
図1を参照に、電源装置110は第1電源部18、第2電源部19、スイッチ制御回路10およびキャパシタC00を有している。バッテリP0は入力ノードNin0に接続され、入力ノードNin0には入力電圧Vin0として12Vが印加されている。入力ノードNin0と出力ノードNout0との間には2つの昇圧コンバータ(第1電源部18および第2電源部19)が設けられている。第1電源部18および第2電源部19は入力電圧Vin0(12V)を出力電圧Vout0(48V)に昇圧する。
第1電源部18は第1インダクタL10、主スイッチであるスイッチS10および同期整流スイッチであるスイッチS20を有している。入力ノードNin0と第1中間ノードN10との間に第1インダクタL10が接続され、第1中間ノードN10とグランドとの間にスイッチS10が接続され、第1中間ノードN10と出力ノードNout0との間にスイッチS20が接続されている。第2電源部19は第2インダクタL20、主スイッチであるスイッチS30および同期整流スイッチであるスイッチS40を有している。入力ノードNin0と第2中間ノードN20との間に第2インダクタL20が接続され、第2中間ノードN20とグランドとの間にスイッチS30が接続され、第2中間ノードN20と出力ノードNout0との間にスイッチS40が接続されている。スイッチS10からS40はMOSFETで構成され、スイッチS10からS40を構成するMOSFETのゲートにはスイッチ制御回路10より制御信号が入力している。出力ノードNout0とグランドとの間にはキャパシタC00が接続されている。さらに、出力ノードNout0には電力を供給すべき負荷14が接続されている。
図2を参照に、スイッチ制御回路10の制御を説明する。第1電源部18では、時間t11において、スイッチS10がオンし、スイッチS20がオフする。第1中間ノードN10の電圧V10はほぼ0Vとなるため、入力ノードNin0から第1インダクタL10、スイッチS10を通りグランドに電流が流れる。よって、第1インダクタL10を流れるインダクタ電流IL10は時間に対し、
Vin0/L10=12V/L10
(L10は第1インダクタL10のインダクタンス)の傾きで一様に増加する。一方、スイッチS20はオフしているため、第1中間ノードN10と出力ノードNout0との間には電流は流れない。この間、キャパシタC00に蓄積された電荷により出力電圧Vout0は、負荷14に電流が流れていない場合は42Vに保たれる。
時間t12において、スイッチS10がオフし、スイッチS20がオンする。第1中間ノードN10はほぼ出力ノードNout0の電圧Vout0である42Vとなる。よって、第1インダクタL10のインダクタ電流IL10は時間に対し、
(Vin0−Vout0)/L10=−30V/L10
の傾きで一様に減少する。この間、インダクタ電流IL10により入力ノードNinから出力ノードNout0に流れた電荷がキャパシタC00に蓄積される。時間t13において、再びスイッチS10がオンし、スイッチS20がオフする。第2電源部19では、第1電源部18と位相を180°反転させ、第1電源部18と同様の制御を行う。スイッチ制御回路10は、出力電圧Vout0をモニターしスイッチS10とS20とのデューティ比率およびスイッチS30とS40とのデューティ比率を調整する。これにより、第1電源部18と第2電源部19とで入力電圧Vin0(12V)を出力電圧Vout0(42V)になるように昇圧する。
特許文献1には、昇圧型チョッパコンバータと反転型チョッパコンバータを組み合わせ、別々の出力端子に正電圧および負電圧を発生させる電源装置が開示されている。
特開平7−118908号公報
例えば、図1に示した電源装置110の場合、各スイッチS10からS40の両端には42Vの電圧が印加されるため、スイッチS10からS40は42V以上の耐圧が求められる。スイッチS10からS40を例えばMOSFETを用い構成した場合、ソース・ドレイン間を高耐圧としようとするとオン抵抗が高くなってしまう。このため、スイッチS10からS40での電力損失が大きくなってしまう。このように、スイッチS10からS40の両端に印加される電圧を小さくすることが求められている。
本発明は、電源装置を構成する素子の両端に印加される電圧を小さくすることが可能な電源装置、モータ電源装置および電動パワーステアリング制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、負荷を接続する第1出力ノードを入力電圧より高い第1出力電圧に昇圧する昇圧電源部と、前記負荷を接続する第2出力ノードを前記入力電圧と逆電圧に反転昇圧し第2出力電圧を出力する反転電源部と、を具備することを特徴とする電源装置である。本発明によれば、電源装置を構成する素子の両端に印加される電圧を小さくすることができる。
上記構成において、前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間にキャパシタを具備する構成とすることができる。この構成によれば、キャパシタに電荷を蓄積することにより負荷に一定電圧の電力を供給することができる。
上記構成において、前記昇圧電源部は、前記入力電源と前記第1出力ノードとの間に接続された第1インダクタと、前記インダクタの前記第1出力ノード側とグランドとの間に接続された第1スイッチと、を有し、前記反転電源部は、前記入力電源と前記第2出力ノードとの間に接続された第2スイッチと、前記第2スイッチの前記第2出力ノード側とグランドとの間に接続された第2インダクタと、を有する構成とすることができる。この構成によれば、第1スイッチおよび第2スイッチによりそれぞれ昇圧電源部および反転電源部を構成することができる。
上記構成において、前記昇圧電源部は、前記第1インダクタと前記第1出力ノードとの間に接続された第1同期整流スイッチを有する構成とすることができる。この構成によれば、第1同期整流スイッチのスイッチングの余裕度を確保することができる。
上記構成において、前記反転電源部は、前記第2スイッチと前記第2出力ノードとの間に接続された第2同期整流スイッチを有する構成とすることができる。この構成によれば、第2同期整流スイッチのスイッチングの余裕度を確保することができる。
上記構成において、前記第1スイッチと前記第2スイッチとは位相をずらしてオンオフさせるタイミング回路を具備する構成とすることができる。この構成によれば、キャパシタを小さくすることができる。また、電流に起因したノイズを低減することができる。
上記構成において、前記第1出力電圧と前記入力電圧との差と前記第2出力電圧の符号を反転した値とは等しい構成とすることができる。
上記構成において、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチはFETを含む構成とすることができる。この構成によれば、第1スイッチと第2スイッチとに印加される電圧が小さいため、第1スイッチと第2スイッチとのオン抵抗を小さくすることができる。
本発明は前述の電源装置の第1出力ノードと第2出力ノードとの間にモータを駆動するためのモータ駆動部を接続するモータ駆動装置である。また、本発明は、前記モータ駆動装置を用い、急操舵時に電動パワーステアリングを駆動させるモータへの供給電圧を向上させる電動パワーステアリング制御装置である。
本発明によれば、電源装置を構成する素子の両端に印加される電圧を小さくすることが可能な電源装置、モータ電源装置および電動パワーステアリング制御装置を提供することとができる。
以下、本発明の実施例につき図面を参照に説明する。
実施例1は、電源装置の例である。図3は実施例1に係る電源装置100の回路図である。図3を参照に、電源装置100は昇圧電源部11、反転電源部12、スイッチ制御回路10およびキャパシタC0を有している。バッテリP0は入力ノードNinに接続され、入力ノードNinには入力電圧Vinが印加されている。入力ノードNinと第1出力ノードNout1との間に昇圧電源部11が設けられている。昇圧電源部11は入力電圧Vin(例えば12V)を第2出力電圧Vout2(例えば27V)に昇圧する。昇圧電源部11は第1インダクタL1、主スイッチであるスイッチS1(第1スイッチ)および同期整流スイッチであるスイッチS2を有している。入力ノードNinと第1中間ノードN1との間に第1インダクタL1が接続され、第1中間ノードN1とグランドとの間にスイッチS1が接続され、第1中間ノードN1と第1出力ノードNout1との間にスイッチS2が接続されている。
反転電源部12は入力電圧Vin(例えば12V)を第2出力電圧Vout2(例えば−15V)に反転昇圧する。反転電源部12は第2インダクタL2、主スイッチとしてスイッチS3(第2スイッチ)および同期整流スイッチとしてスイッチS4を有している。入力ノードNinと第2中間ノードN2との間にスイッチS3が接続され、第2中間ノードN2とグランドとの間に第2インダクタL2が接続され、第2中間ノードN2と第2出力ノードNout2との間にスイッチS4接続されている。スイッチS1からS4はMOSFETで構成され、スイッチS1からS4を構成するMOSFETのゲートにはスイッチ制御回路10より制御信号が入力している。第1出力ノードNout1と第2出力ノードNout2との間にはキャパシタC0が接続されている。さらに、第1出力ノードNout1と第2出力ノードNout2との間には電力を供給すべき負荷14が接続されている。
図4を参照に、スイッチ制御回路10の制御を説明する。昇圧電源部11では、時間t1において、スイッチ制御回路10はスイッチS1をオンし、スイッチS2をオフする。第1中間ノードN1はほぼ0Vとなるため、入力ノードNinから第1インダクタL1、スイッチS1を通りグランドに電流が流れる。よって、第1インダクタL1を流れる第1インダクタ電流IL1は時間に対し、
(Vin)/L1=12V/L1
(L1は第1インダクタL1のインダクタンス)の傾きで一様に増加する。一方、スイッチS2はオフしているため、第1中間ノードN1と第1出力ノードNout1との間には電流は流れない。この間、キャパシタC0に蓄積された電荷により第1出力電圧Vout1は、負荷14に電流が流れない場合には例えば27Vに保たれる。
時間t2において、スイッチ制御回路10は、スイッチS1をオフし、スイッチS2をオンする。第1中間ノードN1はほぼ第1出力ノードNout1の電圧Vout1(例えば27V)となる。よって、第1インダクタL1の第1インダクタ電流IL1は時間に対し、
(Vin−Vout1)/L1=−15V/L1
の傾きで一様に減少する。このとき、第1インデクタL1を流れる電流の電荷がキャパシタC0に蓄積される。第1インダクタ電流が0近くとなった時間t3において、スイッチ制御回路10は、再びスイッチS1をオンし、スイッチS2をオフする。
反転電源部12では、時間T1において、スイッチ制御回路10はスイッチS3をオンし、スイッチS4をオフする。第2中間ノードN2はほぼVin(例えば12V)となり、第2中間ノードN2からグランドに電流が流れる。よって、第2インダクタL2を流れる第2インダクタ電流IL2は時間に対し、
(Vin)/L2=12V/L2
(L2は第2インダクタL2のインダクタンス)の傾きで一様に増加する。一方、スイッチS2はオフしているため、第2中間ノードN2と第2出力ノードNout2との間には電流は流れない。この間、キャパシタC0に蓄積された電荷により第2出力電圧Vout2は、負荷14に電流が流れない場合は例えば−15Vに保たれる。
時間T2において、スイッチ制御回路10は、スイッチS3をオフし、スイッチS4をオンする。第2中間ノードN2はほぼ第2出力ノードNout2の電圧Vout2(例えば−15V)となる。よって、第2インダクタL2の第2インダクタ電流IL2は時間に対し、
(Vout2)/L2=−15V/L2
の傾きで一様に減少する。このとき、第2インデクタL2を流れる電流の電荷がキャパシタC0から引き抜かれる。第2インダクタ電流が0近くとなった時間T3において、スイッチ制御回路10は、再びスイッチS3をオンし、スイッチS4をオフする。
実施例1に係る電源装置100は、負荷14を接続する第1出力ノードNout1を入力電圧より高い第1出力電圧に昇圧する昇圧電源部11と、負荷14を接続する第2出力ノードNout2を入力電圧と逆電圧に反転昇圧し第2出力電圧を出力する反転電源部12と、を有している。これにより、第1出力ノードNout1には入力電圧Vinより大きな正の第1出力電圧Vout1、第2出力ノード1Nout2には入力電圧Vinと逆電圧である負の第2出力電圧Vout2が印加される。よって、入力電圧より大きな電圧を負荷14に供給することができる。さらに、図1で示した従来例に比べ電源部を構成する各素子(実施例1ではスイッチS1〜S4、第1インダクタL1、第2インダクタL2)の両端に印加される電圧を小さくすることができる。例えば従来例では各素子の両端には最大42Vの電圧が印加されるが、実施例1では最大27Vである
また、電源装置100は、第1出力ノード1Nout1と第2出力ノードNout2との間にキャパシタC0を有している。これにより、キャパシタC0に電荷を蓄積することにより負荷14に一定電圧の電力を供給することができる。
さらに、昇圧電源部11は、バッテリP0(入力電源)と第1出力ノードNout1との間に接続された第1インダクタL1と、第1中間ノードN1(第1インダクタL1の第1出力ノードNout1側)とグランドとの間に接続されたスイッチS1(第1スイッチ)と、を有している。反転電源部12は、バッテリP0(入力電源)と第2出力ノードNout2との間に接続されたスイッチS3(第2スイッチ)と、第2中間ノードN2(スイッチS3の第2出力ノードNout2側)とグランドとの間に接続された第2インダクタL2と、を有している。このように、スイッチS1およびS3を用い、昇圧電源部11および反転電源部12を構成することができる。
さらに、昇圧電源部11は、第1インダクタL1と第1出力ノードNout1との間に接続されたスイッチS2(第1同期整流スイッチ)を有している。また、反転電源部12は、スイッチS3と第2出力ノードNout2との間に接続されたスイッチS4(第2同期整流スイッチ)を有している。昇圧電源部11および反転電源部12は同期整流スイッチ(スイッチS2、スイッチS4)の代わりにダイオードを用い整流部を構成することもできる。しかしながら、同期整流スイッチを用いることにより、電力損失を削減することができる。従来例によれば、図2のように、出力電圧が入力電圧の2倍よりかなり高くなると、時間差(t12−t11)に対し(t13−t12)が小さくなる。このため、同期整流のためのスイッチングの余裕がなくなってしまう。例えば、時間t13において、同期整流スイッチ(スイッチS20)がオフするタイミングが遅れると、出力ノードNoutから中間ノードN10を通りグランドに電流が逆流する。このため電力損失が生じる。
実施例1によれば、第1出力電圧Vout1を入力電圧Vinより大きな正の電圧、第2出力電圧Vout2を負の電圧とすることにより、時間差(t3−t2)および時間差(T3−T2)を長くすることができる。よって、同期整流のためのスイッチングの余裕を確保することができる。このように、同期整流スイッチを有する電源装置においては、昇圧電源部11と反転電源部12とを有することにより、同期整流のためのスイッチングの余裕を確保することができる。
さらに、第1出力電圧Vout1(例えば27V)と入力電圧Vin(例えば12V)との差(Vout1−Vin、例えば15V)と、0と第2出力電圧Vout2(例えば−15V)との差(−Vout2、例えば15V)、つまりVout2の符号を反転した値と、は等しいことが好ましい。これにより、時間差(t3−t2)と時間差(T3−T2)をほぼ同程度とすることができる。
さらに、スイッチ制御回路10は、スイッチS1(第1スイッチ)とスイッチS3(第2スイッチ)とは位相をずらしてオンオフさせる。これにより、第1インダクタ電流IL1と第2インダクタ電流IL2との合計の電流を平均化させることができる。よって、キャパシタC0を小さくすることができる。また、電流に起因したノイズを低減することができる。よりこれらの効果を発揮するためには、スイッチS1(第1スイッチ)とスイッチS3(第2スイッチ)との逆位相であることが好ましい。
さらに、スイッチS1からS4はFETを含んでいる。ソース・ドレイン耐圧の大きいFETはオン抵抗が大きくなる。よって、電力損失が大きくなる。実施例1によれば、FETのソース・ドレイン間に印加される電圧を、従来例の42Vから27Vに低減できる。このため、よりオン抵抗の小さなFETを用いることができる。よって、電力損失を低減することができる。
さらに、第1出力電圧Vout1(27V)と、入力電圧Vin(12V)と第2出力電圧Vout2(−15V)との差(Vin−Vout2、27V)と、は同程度であることが好ましい。これにより、スイッチS1からS4に印加される電圧がほぼ同程度のため、同程度にオン抵抗の小さなFETを選択することができる。
実施例2はモータ駆動装置に実施例1に係る電源装置100を使用した例であり、3相ブラシレスモータを駆動するためのモータ駆動装置の例である。図5を参照に、モータ電源装置200は実施例1に係る電源装置100とモータ駆動部210とを有している。モータ駆動部210は3相インバータ20、インバータ制御回路30、リレー32、34、差動増幅回路36を有している。例えば12Vを供給するバッテリP0(入力電源)は電源装置100の入力ノードNinに接続される。電源装置100の第1出力ノードNout1と第2出力ノードNout2との間に例えば42Vが出力される。
第1出力ノードNout1および第2出力ノードNout2はインバータ20に接続される。インバータ20はスイッチ21から26により構成されている。電源装置100から出力された直流電力は、スイッチ21から26を用い3相交流電力に変換される。インバータ20の出力は、リレー32および34を介し3相ブラシレスモータM0に供給される。リレー32および34はインバータ制御回路30または外部からの指示によりインバータ20からの出力を遮断する機能を有している。インバータ20の3相それぞれの線電流は抵抗27から29および差動増幅回路36を用い電圧としてモニターされ、インバータ制御回路30または外部に提供される。さらに、3相それぞれの出力電圧もインバータ制御回路30または外部に提供される。インバータ制御回路30は3相それぞれの線電流、電圧に基づきスイッチ21から26に制御信号を出力する。これにより、スイッチ21から26がオンオフし、直流電力を所望の3相交流電力に変換する。
実施例2によれば、モータ駆動装置200に、実施例1に係る電源装置100を用いることができる。実施例1の電源装置100は、ブラシ付きモータ等の他のモータのモータ駆動装置に用いることもできる。
実施例3は、電動パワーステアリングの制御装置であるEPS(電動パワーステアリング)−ECU(車両制御装置)に実施例2に係るモータ駆動装置を用いた例である。図6は、実施例3に係るEPS−ECU300のブロック図、図7は実施例3に係るEPS−ECU300を搭載した車両の透視図である。図6を参照に、EPS−ECU300は、実施例2に係るモータ駆動装置200、CPU50、EPS−IC60を有している。
モータ駆動装置200は電源装置100、インバータ20およびインバータ制御回路30を有している。バッテリP0の直流電圧はインダクタLおよびキャパシタCにより電源装置100のノイズが外部に出力されないようにモータ駆動装置200の電源装置100に供給される。モータ駆動装置200のインバータ20の出力である3相交流電力は3相ブラシレスモータM0に供給される。モータ駆動装置200の詳細は実施例2と同じであり説明を省略する。EPS−IC60は、電源部62、CAN(Controller Area Network)通信部64、トルクセンサ部66、モータロータ角度センサ部68およびEEPROM70を有している。電源部62はバッテリP0の電圧をEPS−IC60の各部、CPU50が使用する電圧に降圧し、各部およびCPU50に供給する。CAN通信部64は車両内のCAN74と接続され車両内の各部との通信を行う。トルクセンサ部66はトルクセンサ76により検出されたコラム軸捩れのトルク情報が入力する。モータロータ角度センサ部68はモータロータ角度センサ78により検出されたモータM0の角度情報を入力する。EEPROM70は不揮発性メモリであり、電源がオフされても保持すべきプログラムやデータを格納する。CPU50は、EPS−IC60に各情報、モータ駆動装置200の各情報に基づき、電源装置100やインバータ制御回路30に指示を出力する。
図7を参照に、車両400のハンドル80を操作すると、コラム軸84が回転する。EPS−ECU300は、コラム軸84の捩れトルク情報により、モータM0を駆動しコラム軸84の回転がモータM0によりアシストされる。その結果、ラック軸86が駆動し、その結果、ラック軸力により車両400の操舵を行うことができる。
EPS−ECU300は、ハンドル80が急操舵された場合、モータM0の駆動力を増強するため、電源装置100によりバッテリP0電圧を昇圧しモータM0を駆動する。これにより、急操舵操作に対応することができる。このように、モータ駆動装置200を用い、急操舵時に電動パワーステアリングを駆動させるモータM0への供給電圧を向上させることができる。
本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は従来の電源装置の回路図である。 図2は従来の電源装置のタイミングチャートである。 図3は実施例1に係る電源装置の回路図である。 図4は実施例1に係る電源装置のタイミングチャートである。 図5は実施例2に係るモータ駆動装置のブロック図である。 図6は実施例3に係るEPS−ECUのブロック図である。 図7は実施例3に係るEPS−ECUを用いた車両の透視図である。
符号の説明
10 スイッチ制御回路
11 昇圧電源部
12 反転電源部
14 負荷
18 第1電源部
19 第2電源部
20 インバータ
30 インバータ制御回路
50 CPU
60 EPS−IC
100、110 電源装置
200 モータ駆動装置
300 EPS−ECU
L1、L10 第1インダクタ
L2、L20 第2インダクタ
S1、S3、S10、S30 スイッチ(主スイッチ)
S2、S4、S20、S40 スイッチ(同期整流スイッチ)
Nin 入力ノード
N1、N10 第1中間ノード
N2、N20 第2中間ノード
Nout0 出力ノード
Nout1 第1出力ノード
Nout2 第2出力ノード

Claims (10)

  1. 負荷を接続する第1出力ノードを入力電圧より高い第1出力電圧に昇圧する昇圧電源部と、
    前記負荷を接続する第2出力ノードを前記入力電圧と逆電圧に反転昇圧し第2出力電圧を出力する反転電源部と、を具備することを特徴とする電源装置。
  2. 前記第1出力ノードと前記第2出力ノードとの間にキャパシタを具備することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記昇圧電源部は、前記入力電源と前記第1出力ノードとの間に接続された第1インダクタと、前記インダクタの前記第1出力ノード側とグランドとの間に接続された第1スイッチと、を有し、
    前記反転電源部は、前記入力電源と前記第2出力ノードとの間に接続された第2スイッチと、前記第2スイッチの前記第2出力ノード側とグランドとの間に接続された第2インダクタと、を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記昇圧電源部は、前記第1インダクタと前記第1出力ノードとの間に接続された第1同期整流スイッチを有することを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記反転電源部は、前記第2スイッチと前記第2出力ノードとの間に接続された第2同期整流スイッチを有することを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  6. 前記第1スイッチと前記第2スイッチとは位相をずらしてオンオフさせるタイミング回路を具備することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項記載の電源装置。
  7. 前記第1出力電圧と前記入力電圧との差と前記第2出力電圧の符号を反転した値とは等しいことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の電源装置。
  8. 前記第1スイッチおよび前記第2スイッチはFETを含むことを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項記載の電源装置の第1出力ノードと第2出力ノードとの間にモータを駆動するためのモータ駆動部を接続するモータ駆動装置。
  10. 請求項9記載のモータ駆動装置を用い、急操舵時に電動パワーステアリングを駆動させるモータへの供給電圧を向上させる電動パワーステアリング制御装置。
JP2006255962A 2006-09-21 2006-09-21 電源装置、モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置 Withdrawn JP2008079429A (ja)

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