JP5610585B2 - 多出力電源装置及びこれを用いた電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の出力電圧を生成する多出力電源装置、及び、これを用いた電気機器に関するものである。
図19は、複数の駆動電圧を必要とするシステムの一従来例を示すブロック図である。本従来例のシステムは、出力電圧OUT1を生成する第1電源装置101と、出力電圧OUT2を生成する第2電源装置102と、出力電圧OUT1の供給を受けて動作する制御装置200と、出力電圧OUT2の供給を受けて動作する被制御装置300とを有する。
なお、特許文献1には、複数の負荷に各々駆動電流を供給する複数のドライバ回路を備えた多チャンネルの負荷駆動装置であって、前記複数のドライバ回路のうち、少なくとも一は、自身に異常が生じたときだけでなく、他のドライバ回路に異常が生じたときにも、自身の出力動作を制限または停止することを特徴とする負荷駆動装置が本願出願人によって開示・提案されている。
特開2007−306637号公報
上記のように、複数の駆動電圧(図19では、制御装置200に供給される出力電圧OUT1と、被制御装置300に供給される出力電圧OUT2)を必要とする従来システムでは、上記複数の駆動電圧を生成する手段として、互いに独立して動作する電源装置(図19では、第1電源装置101と第2電源装置102)を個別に設けることが多い。
このように、第1電源装置101と第2電源装置102とが各個独立に動作するシステムでは、第1電源装置101と第2電源装置102との相互連携動作を行うことができない。そのため、例えば、第1電源装置101の出力電圧OUT1に地絡などの異常が発生して、制御装置200が被制御装置300を正常に制御することのできない状態に陥った場合であっても、第2電源装置102は、自身の出力電圧OUT2に何らかの異常が生じていない限り、出力電圧OUT2の出力を継続し、結果として、被制御装置300の異常動作を招来してしまう。
また、上記従来のシステムにおいて、第1電源装置101と第2電源装置102の相互連携動作を実現しようとすると、複雑なソフトウェア制御やハードウェアの規模増大が必要となるため、現実的には実現が難しかった。
なお、特許文献1の従来技術は、複数のドライバ回路間で異常発生時の相互連携動作を実現するという点で、本発明と類似するものであるが、この従来技術は、あくまで、多チャンネルの負荷駆動装置を適用対象とするものであって、多出力電源装置にそのまま適用できるものではなく、また、出力電圧が供給される制御装置と被制御装置との主従関係についても、特許文献1には何ら開示・言及されていないことから、本発明と特許文献1の従来技術とは、その本質的構成を明らかに異にするものであると言うことができる。
本発明は、上記の問題点に鑑み、複数の電源回路間で異常発生時の相互連携動作を行うことが可能な多出力電源装置及びこれを用いた電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る多出力電源装置は、第一の出力電圧を出力する第一の電源、第二の出力電圧を出力する第二の電源、及び、前記第一の出力電圧の異常を検出し、前記第二の電源の出力動作を強制的に停止させる第一のリセット信号を出力するリセット回路を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る多出力電源装置は、さらに、第三の出力電圧を出力する第三の電源を有し、前記リセット回路は、前記第一の出力電圧と前記第三の出力電圧のそれぞれの異常を検出し、前記第二の電源の出力動作を強制的に停止させる前記第一のリセット信号を出力する構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る多出力電源装置において、前記リセット回路は、前記第一の出力電圧に応じて前記第一のリセット信号を出力する出力異常検出部、及び、前記第一のリセット信号が入力されてから所定時間の経過後に、第二のリセット信号を前記第一の電源に出力するタイマを有する構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る多出力電源装置は、さらに、所定の電圧が入力される第一の端子を有し、前記リセット回路は、電源電圧が前記所定の電圧以下になったとき、または、前記第一の出力電圧の異常を検出したときのいずれかのときに、前記第一のリセット信号を出力する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る多出力電源装置において、前記リセット回路は、前記多出力電源装置の起動後、前記第一の出力電圧が所定の電圧に達してから所定時間の経過後に、前記第二の電源が起動するように前記第一のリセット信号を出力する構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成る多出力電源装置において、前記所定時間は、50msである構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る多出力電源装置において、前記出力異常検出部には、さらに前記第三の出力電圧が入力されており、前記タイマは、前記第二のリセット信号を前記第三の電源にも出力する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る多出力電源装置において、前記第一の電源と前記第三の電源は、いずれも降圧型のDC/DCコンバータであり、前記第二の電源は、昇圧型のDC/DCコンバータである構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第8の構成から成る多出力電源装置において、前記第一の電源、前記第二の電源、及び、前記第三の電源は、いずれも同期整流型のDC/DCコンバータである構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第8の構成から成る多出力電源装置は、前記第一の電源、前記第二の電源、及び、前記第三の電源を形成する回路要素として、第一ののこぎり波と第二ののこぎり波と第三ののこぎり波を出力するのこぎり波生成回路、第一の基準電圧と第二の基準電圧と第三の基準電圧を生成するバイアス回路、前記第一の出力電圧と前記第一の基準電圧との誤差を増幅する第一のエラーアンプ、前記第一のエラーアンプの出力と前記第一ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第一の出力電圧を出力する第一の制御駆動部、前記第二の出力電圧と前記第二の基準電圧との誤差を増幅する第二のエラーアンプ、前記第二のエラーアンプの出力と前記第二ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第二の出力電圧を出力する第二の制御駆動部、前記第三の出力電圧と前記第三の基準電圧との誤差を増幅する第三のエラーアンプ、及び、前記第三のエラーアンプの出力と前記第三ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第三の出力電圧を出力する第三の制御駆動部を有する構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第10の構成から成る多出力電源装置において、前記第一ののこぎり波と前記第三ののこぎり波は、互いに逆相である構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る多出力電源装置は、さらに、前記第一の電源の出力異常が検出された場合でも、自身の出力動作を継続する第四の電源を有する構成(第12の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る多出力電源装置は、さらに、前記第一の出力電圧が供給される制御回路、及び、前記第二の出力電圧が供給され、前記制御回路によって制御される被制御回路を有する構成(第13の構成)にするとよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る多出力電源装置は、制御装置用の出力電圧を生成する制御装置用電源回路と、前記制御装置によって制御される被制御装置用の出力電圧を生成する被制御装置用電源回路と、前記制御装置用電源回路の出力異常を検出したときに前記被制御装置用電源回路の出力動作を強制的に停止させるリセット回路と、を有して成る構成(第14の構成)とされている。
なお、上記第14の構成から成る多出力電源装置において、前記制御装置用電源回路は、入力電圧を降圧して前記制御装置用の出力電圧を生成する降圧DC/DCコンバータであり、前記被制御装置用電源回路は、前記入力電圧を昇圧して前記被制御装置用の出力電圧を生成する昇圧DC/DCコンバータである構成(第15の構成)にするとよい。
また、上記第15の構成から成る多出力電源装置において、前記制御装置用電源回路は、前記制御装置を形成するCPUに第1出力電圧を出力する第1降圧DC/DCコンバータと、前記制御装置を形成するメモリに第2出力電圧を出力する第2降圧DC/DCコンバータと、を有して成り、前記被制御装置用電源回路は、前記被制御装置を形成するレーザドライバに第3出力電圧を出力する昇圧DC/DCコンバータを有して成る構成(第16の構成)にするとよい。
また、上記第16の構成から成る多出力電源装置にて、前記リセット回路は、第1降圧DC/DCコンバータ及び第2降圧DC/DCコンバータの一方の出力異常を検出した時点で、前記昇圧DC/DCコンバータの出力動作を強制的に停止させ、前記出力異常が所定期間にわたって継続された時点で、第1降圧DC/DCコンバータ及び第2降圧DC/DCコンバータの他方の出力動作を強制的に停止させる構成(第17の構成)にするとよい。
また、上記第14〜第17いずれかの構成から成る多出力電源装置は、前記制御装置用電源回路の出力異常が検出された場合でも、自身の出力動作を継続する負荷用電源回路を有して成る構成(第18の構成)にするとよい。
また、本発明に係る電気機器は、上記第14の構成から成る多出力電源装置と、前記多出力電源装置から電力供給を受けて動作する制御装置と、前記多出力電源装置から電力供給を受けて動作し、前記制御装置によって制御される被制御装置と、を有して成る構成(第19の構成)とされている。
また、上記第19の構成から成る電気機器は、さらに、前記制御装置に制御されるモータドライバと、前記モータドライバによって駆動されるスピンドルモータと、を有し、前記被制御装置は、前記スピンドルモータで回転するディスクの情報を読み取るピックアップ部である構成(第20の構成)にするとよい。
本発明によれば、複数の電源回路間で異常発生時の相互連携動作を行うことが可能な多出力電源装置、及び、これを用いた電気機器を提供することが可能となる。
本発明に係る多出力電源装置の一実施形態を示すブロック図である。 外部端子の機能を説明するためのテーブルである。 多出力電源装置1に接続される素子の一例を示すシステム構成図である。 ピン11(XENDWN)とピン27(ENUP)を用いたシャットダウン制御を説明するためのテーブルである。 リセット回路40の一構成例を示すブロック図である。 VDCO1地絡時のシャットダウン動作を示す電圧波形図である。 VDCO2地絡時のシャットダウン動作を示す電圧波形図である。 は、多出力電源装置1の電気的特性を示すテーブルである。 は、各出力電圧の起動波形を示すタイミングチャートである。 は、ピン27(ENUP)による昇圧DC/DCコンバータ制御を説明するためのタイミングチャートである。 は、昇圧DC/DCコンバータ30のインラッシュ電流抑制機能を説明するためのタイミングチャートである。 は、過電圧ミュート機能の動作時波形を示すタイミングチャートである。 は、サーマルシャットダウン時における降圧DC/DCコンバータ10及び20の出力状態を示すブロック図である。 は、サーマルシャットダウン時における昇圧DC/DCコンバータ30の出力状態を示すブロック図である。 は、昇圧DC/DCコンバータ30の過電流検出動作を説明するためのタイミングチャートである。 は、降圧DC/DCコンバータ10、20の過電流検出動作を説明するためのタイミングチャート(VDCO1過電流検出の場合)である。 は、カレントスイッチ50の過電流検出特性の一例を示す図である。 は、カレントスイッチ50の過電流保護機能部の一構成例を示すブロック図である。 は、各端子の入出力等価回路を示す一覧表である。 は、光ディスク装置への適用例を示すブロック図である。 複数の駆動電圧を要するシステムの一従来例を示すブロック図である。 は、出力異常検出部41の一構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る多出力電源装置の一実施形態を示すブロック図である。本実施形態の多出力電源装置1は、光ディスク機器や一般民生機器の電源周辺部品を1チップに集積化した多機能パワーマネジメントICであり、2チャンネルの降圧DC/DCコンバータ10及び20と、1チャンネルの昇圧DC/DCコンバータ30と、リセット回路40と、カレントスイッチ50と、鋸波生成回路60と、バイアス回路70と、バッファ81〜86と、を有して成る。本実施形態の多出力電源装置1であれば、上記の回路要素を1チップに集積化したことにより、セット電源部の省スペース化に貢献することができる。
図1に示したように、降圧DC/DCコンバータ10は、Pチャネル型MOS[Metal Oxide Semiconductor]電界効果トランジスタ11(出力用スイッチ)と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ12(同期整流用スイッチ)と、制御駆動部13と、エラーアンプ14と、PWM[Pulse Width Modulation]コンパレータ15と、カレントリミット部16と、を有して成る。
また、降圧DC/DCコンバータ20は、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ21(出力用スイッチ)と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ22(同期整流用スイッチ)と、制御駆動部23と、エラーアンプ24と、PWMコンパレータ25と、カレントリミット部26と、を有して成る。
また、昇圧DC/DCコンバータ30は、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ31(出力用スイッチ)と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ32(同期整流用スイッチ)と、制御駆動部33と、エラーアンプ34と、PWMコンパレータ35と、カレントリミット部36と、を有して成る。
また、多出力電源装置1は、装置外部との電気的な接続を確立するために、複数の外部端子(ピン1〜28、及び、裏面パッドP)を有して成る。図2は、外部端子の機能を説明するためのテーブルである。ピン1(PGND)は、降圧DC/DCコンバータ10用のGND端子である。ピン2(SELDCO1)は、降圧DC/DCコンバータ10の出力切換端子である。ピン3(PVCC1)は、降圧DC/DCコンバータ10用の電源入力端子である。ピン4(AVCC)は、アナログ部の電源入力端子である。ピン5(PVCC2)は、降圧DC/DCコンバータ20用の電源入力端子である。ピン6(SELSQ)は、降圧DC/DCコンバータ10及び20の起動シーケンス切換端子である。ピン7(PGND2)は、降圧DC/DCコンバータ20用のGND端子である。ピン8(DCSW2)は、降圧DC/DCコンバータ20のスイッチング端子である。ピン9(RESERVE)は、リザーブ端子である。ピン10(VDCO2)は、降圧DC/DCコンバータ20のフィードバック端子である。ピン11(XENDWN)は、降圧DC/DCコンバータ10及び20のイネーブル端子である。ピン12(SELRST)は、リセット回路40におけるAVCC監視電圧切換端子である。ピン13(RESERVE)は、リザーブ端子である。ピン14(DCSW3)は、昇圧DC/DCコンバータ30のスイッチング端子である。ピン15(PGND3)は、昇圧DC/DCコンバータ30用のGND端子である。ピン16(RESERVE)は、リザーブ端子である。ピン17(VDCO3)は、昇圧DC/DCコンバータ30の出力端子である。ピン18(RESERVE)は、リザーブ端子である。ピン19(FB3)は、昇圧DC/DCコンバータ30のエラーアンプ入力端子である。ピン20(AMPOUT3)は、昇圧DC/DCコンバータ30のエラーアンプ出力端子である。ピン21(AGND)は、アナログ部のGND端子である。ピン22(CSWO)は、カレントスイッチ50の出力端子である。ピン23(CSWI)は、カレントスイッチ入力端子である。ピン24(CSWON)は、カレントスイッチ制御端子である。ピン25(XRESET)は、リセット出力端子である。ピン26(VDCO1)は、降圧DC/DCコンバータ10のフィードバック端子である。ピン27(ENUP)は、昇圧DC/DCコンバータ30のイネーブル端子である。ピン28(DCSW1)は、降圧DC/DCコンバータ10のスイッチング端子である。裏面パッド(GND)は、放熱用のGNDパッドである。
なお、ピン2、ピン6、及び、ピン12は、いずれも多出力電源装置1と同一基板上の電源或いはGNDに接続して使用される。ピン9、ピン13、及び、裏面パッドPは、いずれも多出力電源装置1と同一基板用のGNDに接続して使用される。ピン16、及び、ピン18は、オープンとして使用される。ピン23は、多出力電源装置1と同一基板上でVCCと同電位の電源に接続して使用される。
図1に戻り、多出力電源装置1の内部における素子、回路ブロック、及び、外部端子の相互接続関係について詳細に説明する。
トランジスタ11のソース及びバックゲートは、ピン3に接続されている。トランジスタ11のドレインは、ピン28に接続されている。トランジスタ11のゲートは、制御駆動部13に接続されている。トランジスタ12のソース及びバックゲートは、ピン1に接続されている。トランジスタ12のドレインは、ピン28に接続されている。トランジスタ12のゲートは、制御駆動部13に接続されている。エラーアンプ14の非反転入力端(+)は、ピン26に接続されている。エラーアンプ14の反転入力端(−)は、バイアス回路70に接続されている。PWMコンパレータ15の非反転入力端(+)は、エラーアンプ14の出力端に接続されている。PWMコンパレータ15の反転入力端(−)は、鋸波生成回路60の出力端に接続されている。PWMコンパレータ15の出力端は、制御駆動部13に接続されている。カレントリミット部16は、トランジスタ11のソースに流れる電流を検出し、その検出結果を制御駆動部13に伝達するように接続されている。
トランジスタ21のソース及びバックゲートは、ピン5に接続されている。トランジスタ21のドレインは、ピン8に接続されている。トランジスタ21のゲートは、制御駆動部23に接続されている。トランジスタ22のソース及びバックゲートは、ピン7に接続されている。トランジスタ22のドレインは、ピン8に接続されている。トランジスタ22のゲートは制御駆動部23に接続されている。エラーアンプ24の非反転入力端(+)は、ピン10に接続されている。エラーアンプ24の反転入力端(−)は、バイアス回路70に接続されている。PWMコンパレータ25の非反転入力端(+)は、エラーアンプ24の出力端に接続されている。PWMコンパレータ25の反転入力端(−)は、鋸波生成回路60の反転出力端に接続されている。PWMコンパレータ25の出力端は、制御駆動部23に接続されている。カレントリミット部26は、トランジスタ21のソースに流れる電流を検出し、その検出結果を制御駆動部23に伝達するように接続されている。
トランジスタ31のソース及びバックゲートは、ピン15に接続されている。トランジスタ31のドレインは、ピン14に接続されている。トランジスタ31のゲートは、制御駆動部33に接続されている。トランジスタ32のソース及びバックゲートは、ピン17に接続されている。トランジスタ32のドレインは、ピン14に接続されている。トランジスタ32のゲートは、制御駆動部33に接続されている。エラーアンプ34の反転入力端(−)は、ピン19に接続されている。エラーアンプ34の非反転入力端(+)は、バイアス回路70に接続されている。エラーアンプ34の出力端は、ピン20に接続されている。PWMコンパレータ35の反転入力端(−)は、エラーアンプ34の出力端に接続されている。PWMコンパレータ35の非反転入力端(+)は、鋸波生成回路60の出力端に接続されている。PWMコンパレータ35の出力端は、制御駆動部33に接続されている。カレントリミット部36は、トランジスタ31のソースに流れる電流を検出し、その検出結果を制御駆動部33に伝達するように接続されている。
ピン2は、バッファ81を介して、PWMコンパレータ15に接続されている。ピン4は、電源ラインに接続されている。ピン6は、バッファ82を介して、バイアス回路70に接続されている。ピン11は、バッファ83を介して、バイアス回路70に接続されている。ピン12は、バッファ84を介して、リセット回路40に接続されている。ピン21は、GNDラインに接続されている。ピン22及びピン23は、カレントスイッチ50に接続されている。ピン24は、バッファ85を介して、カレントスイッチ50に接続されている。ピン25は、リセット回路40に接続されている。ピン27は、バッファ86を介して、バイアス回路70に接続されている。
図3は、多出力電源装置1に外部接続される素子の一例を示すシステム構成図である。本図に示すように、多出力電源装置1の外部には、システムの構築に際して、コイルL1〜L3と、コンデンサC1〜C8と、抵抗R1〜R5と、スイッチSW1〜SW6と、が接続される。
コイルL1の一端は、ピン28に接続されている。コイルL1の他端は、ピン26と、出力電圧VDCO1の出力端に接続されている。コイルL2の一端は、ピン8に接続されている。コイルL2の他端は、ピン10と、出力電圧VDCO2の出力端に接続されている。コイルL3の一端は、ピン14に接続されている。コイルL3の他端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
コンデンサC1の一端は、ピン3に接続されている。コンデンサC1の他端は、接地端に接続されている。コンデンサC2の一端は、ピン5に接続されている。コンデンサC2の他端は、接地端に接続されている。コンデンサC3の一端は、コイルL1の他端に接続されている。コンデンサC3の他端は、接地端に接続されている。コンデンサC4の一端は、コイルL2の他端に接続されている。コンデンサC4の他端は、接地端に接続されている。コンデンサC5の一端は、コイルL3の他端に接続されている。コンデンサC5の他端は接地端に接続されている。コンデンサC6の一端は、ピン17に接続されている。コンデンサC6の他端は、接地端に接続されている。コンデンサC7の一端は、ピン17に接続されている。コンデンサC7の他端は、抵抗R4を介して、ピン19に接続されている。コンデンサC8の一端は、ピン20に接続されている。コンデンサC8の他端は、抵抗R3を介して、ピン19に接続されている。
抵抗R1の一端は、ピン17に接続されている。抵抗R1の他端は、ピン19に接続されている。抵抗R2の一端は、ピン19に接続されている。抵抗R2の他端は、ピン21に接続されている。抵抗R3の一端は、ピン19に接続されている。抵抗R3の他端は、コンデンサC8の他端に接続されている。抵抗R4の一端はピン19に接続されている。抵抗R4の他端は、コンデンサC7の他端に接続されている。抵抗R5の一端は、ピン25に接続されている。抵抗R5の他端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
スイッチSW1の共通端はピン2に接続されている。スイッチSW1の第1選択端(1V選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW1の第2選択端(1.5V選択端)は、接地端に接続されている。スイッチSW2の共通端は、ピン6に接続されている。スイッチSW2の第1選択端(第1シーケンス選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW2の第2選択端(第2シーケンス選択端)は、接地端に接続されている。スイッチSW3の共通端は、ピン11に接続されている。スイッチSW3の第1選択端(オン選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW3の第2選択端(オフ選択端)は、接地端に接続されている。スイッチSW4の共通端は、ピン12に接続されている。スイッチSW4の第1選択端(3.7V選択端)は、接地端に接続されている。スイッチSW4の第2選択端(4.2V選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW5の共通端は、ピン24に接続されている。スイッチSW5の第1選択端(オン選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW5の第2選択端(オフ選択端)は、接地端に接続されている。スイッチSW6の共通端は、ピン27に接続されている。スイッチSW6の第1選択端(オン選択端)は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。スイッチSW6の第2選択端(オフ選択端)は、接地端に接続されている。
ピン1は、接地端に接続されている。ピン2は、スイッチSW1の共通端に接続されている。ピン3、ピン4、及び、ピン5は、いずれも電源電圧VCCの印加端に接続されている。ピン5は、コンデンサC1及びコンデンサC2の各一端に接続されている。ピン6はスイッチSW2の共通端に接続されている。ピン7は、接地端に接続されている。ピン8は、コイルL2の一端に接続されている。ピン9は、接地端に接続されている。ピン10は、出力電圧VDCO2の出力端に接続されている。ピン11は、スイッチSW3の共通端に接続されている。ピン12は、スイッチSW4の共通端に接続されている。ピン13は、接地端に接続されている。ピン14は、コイルL3の一端に接続されている。ピン15は、接地端に接続されている。ピン16はオープンとされている。ピン17は、出力電圧VDCO3の出力端に接続されている。ピン18は、オープンとされている。ピン19は、抵抗R3及び抵抗R4の各一端に接続されている。ピン20は、コンデンサC8の一端に接続されている。ピン21は、抵抗R2の他端に接続されている。ピン22は、カレントスイッチ出力CSWOの出力端に接続されている。ピン23は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。ピン24は、スイッチSW5の共通端に接続されている。ピン25は、リセット信号XRESETの出力端に接続されている。ピン26は、出力電圧VDCO1の出力端に接続されている。ピン27は、スイッチSW6の共通端に接続されている。ピン28は、コイルL1の一端に接続されている。裏面パッドPは、ピン21に接続される一方、接地端にも接続されている。
ピン3〜ピン5は、必ず基板上の電源に接続すべきである。ピン3〜ピン5に接続される配線は太く短くレイアウトし、インピーダンスを十分低く設計することが望ましい。ピン1、ピン7、ピン15、及び、ピン21は、必ず基板上のGNDに接続すべきである。ピン1、ピン7、ピン15、及び、ピン21に接続される配線は太く短くレイアウトし、インピーダンスを十分低く設計することが望ましい。出力電圧VDCO1は、出力側コンデンサC3の両端から取り出すことが望ましい。出力電圧VDCO2は、出力側コンデンサC4の両端から取り出すことが望ましい。出力電圧VDCO3は、出力側コンデンサC6の両端から取り出すことが望ましい。降圧DC/DCコンバータ10、降圧DC/DCコンバータ20、及び、昇圧DC/DCコンバータ30は、いずれも基板パターンや周辺部品により性能が影響を受けるので、周辺回路の設計は十分検討することが望ましい。ピン3とピン1との間に接続されるバイパスコンデンサC1、ピン5とピン7との間に接続されるバイパスコンデンサC2、及び、昇圧用コイルL3とピン15との間に接続されるコンデンサC5については、ESR[Equivalent Series Resistance]の低いセラミックコンデンサを使用し、かつ、できる限り多出力電源装置1の近くに配置することが望ましい。その他、コイルL1〜L3やコンデンサC1〜C8などの外付け部品は、できる限り多出力電源装置1の近くに配置することが望ましい。特に、大電流が流れる部品や配線については、太く短く配線することが望ましい。
また、上記のスイッチSW1〜SW6は、必ずしもディスクリート部品として用意する必要はなく、ロジック回路から上記論理となる制御信号を各ピンに入力してもよい。
上記構成から成る多出力電源装置1の第1の特長は、1.0V出力と1.5V出力を任意に切り換えることが可能な同期整流型の降圧DC/DCコンバータ10を内蔵している点である。第2の特長は、3.3V出力が可能な同期整流型の降圧DC/DCコンバータ20を内蔵している点である。第3の特長は、同期整流型の昇圧DC/DCコンバータ30を内蔵している点である。第4の特長は、降圧DC/DCコンバータ10と降圧DC/DCコンバータ20とが互いに逆相スイッチング制御されており、リプル干渉が抑制されている点である。第5の特長は、降圧DC/DCコンバータ10、降圧DC/DCコンバータ20、及び、昇圧DC/DCコンバータ30がいずれも高速スイッチング制御(降圧DC/DCの動作周波数:2.0MHz(typ.)、昇圧DC/DCの動作周波数:1.0MHz(typ.))されており、小型で安価なコイルを使用することができる点である。第6の特長は、ソフトスタート機能を内蔵している点である。第7の特長は、カレントリミッタ部16、26、36を内蔵しているほか、降圧DC/DCコンバータ10、降圧DC/DCコンバータ20、及び、カレントスイッチ50については、短絡保護機能を内蔵している点である。第8の特長は、降圧DC/DCコンバータ10及び20に各々含まれるエラーアンプ14、24の位相補償回路を内蔵している点である。第9の特長は、降圧DC/DCコンバータ10及び20の起動シーケンス切換機能を内蔵している点である。第10の特長は、リセット回路40を内蔵している点である。第11の特長は、リセット回路40において、アナログ電源電圧AVCC、降圧DC/DCコンバータ10の出力電圧VDCO1、及び、降圧DC/DCコンバータ20の出力電圧VDCO2を監視することにより、リセット検出を行う点である。第12の特長は、リセット回路40において、リセット遅延時間(50ms(typ.))をカウントするタイマ回路を内蔵している点である。第13の特長は、カレントスイッチ50(オン抵抗:1.0Ω(typ.))を内蔵している点である。第14の特長は、シャットダウン機能を内蔵している点である。
次に、多出力電源装置1を形成する各ブロックの動作について説明する。
降圧DC/DCコンバータ10、及び、降圧DC/DCコンバータ20は、それぞれ、出力段パワーMOSトランジスタを内蔵した2チャンネルの同期整流型の降圧DC/DCコンバータである。ピン11(XENDWN)がローレベル固定されている状態での電源投入時には、UVLO解除電圧(3.7V(typ.))で動作を開始し、多出力電源装置1に内蔵されているソフトスタート回路(図1には不図示、ソフトスタート期間:1.0ms(typ.))により、ピン6(SELSQ)によって設定された起動シーケンスで出力電圧VDCO1、VDCO2が徐々に立ち上げられる。電源投入後において、ピン11(XENDWN)を用いたオン/オフ制御が行われたときにも、降圧DC/DCコンバータ10、及び、降圧DC/DCコンバータ20の起動動作は上記と同様になる。出力電圧VDCO1は、ピン2(SELDCO1)がローレベルである場合に1.5V出力となり、ハイレベルである場合に1.0V出力となる。出力電圧VDCO2は3.3V固定である。降圧DC/DCコンバータ10、及び、降圧DC/DCコンバータ20は、シャットダウン時においてスイッチングを停止し、内蔵されている抵抗によりディスチャージを行う。降圧DC/DCコンバータ10、及び、降圧DC/DCコンバータ20には、図3で示した通り、所定の外付け部品(コイル、出力コンデンサ、バイパスコンデンサ)が必要である。
昇圧DC/DCコンバータ30は、出力段パワーMOSトランジスタを内蔵した同期整流型の昇圧DC/DCコンバータである。ピン27(ENUP)がハイレベル固定されている場合、昇圧DC/DCコンバータ30は、リセット解除動作が確定した時点、すなわち、ピン25(XRESET)がローレベルからハイレベルへ切り換わった時点から、内蔵されているインラッシュ電流抑制機能を5ms(typ.)の間だけ有効とし、出力電圧VDCO3を徐々に電源電圧VCCの電位付近まで上昇させる。それから1ms(typ.)が経過した後、昇圧DC/DCコンバータ30は、多出力電源装置1に内蔵されているソフトスタート回路により、出力電圧VDCO3を徐々に出力電圧設定値まで立ち上げる。リセット解除状態(ピン25(XRESET)がハイレベルの状態)において、ピン27(ENUP)を用いたオン/オフ制御が行われたときにも、昇圧DC/DCコンバータ30の起動動作は上記と同様になる。インラッシュ電流抑制機能は、起動時の負荷電流がゼロのときに最大限の効果が得られるので、起動時には、できる限り無出力電流の状態とすることが望ましい。昇圧DC/DCコンバータ30で用いられるPWM信号のデューティは、80%(typ.)で制限されるように内部で設定されている。また、昇圧DC/DCコンバータ30は、シャットダウン時において、バックゲートコントロール機能により、昇圧DC/DCコンバータ30の出力端から負荷を完全に遮断し、内蔵されている抵抗によりディスチャージを行う。昇圧DC/DCコンバータ30には、図3で示した通り、所定の外付け部品(コイル、出力コンデンサ、バイパスコンデンサ)が必要である。
リセット回路40は、オープンコレクタ出力形式であるため、リセット信号XRESETの出力端子であるピン25には、図3で示したように、プルアップ抵抗R5を接続する必要がある。プルアップ抵抗R5の値は、リセット回路40の出力トランジスタがオン状態のときに、その出力トランジスタに流れ込む電流(シンク電流)の最大値が過大とならない抵抗値に設定することが望ましい。リセット回路40は、電源電圧VCCがピン12(SELRST)を用いて設定される検出電圧以下となったこと、降圧DC/DCコンバータ10の出力電圧VDCO1または降圧DC/DCコンバータ20の出力電圧VDCO2のいずれかが設定された検出電圧以下となったこと、及び、シャットダウンが指示されたことのうち、いずれかの条件が成立した時点で、自身の出力トランジスタをオンとしてリセット信号XRESETをローレベルとする。一方、リセット回路40は、リセット解除動作について、電源電圧VCCの起動検出、降圧DC/DCコンバータ10及び降圧DC/DCコンバータ20の起動検出、及び、シャットダウンモード解除検出の全ての条件が成立した時点から、多出力電源装置1に内蔵されるタイマ回路(図1には不図示)のカウントを開始し、50ms(typ.)経過後にリセット状態を解除すべく、自身の出力トランジスタをオフとしてリセット信号XRESETをハイレベルとする。
カレントスイッチ50は、ピン24(CSWON)がハイレベルであるときに、内蔵されているスイッチ素子(PMOSトランジスタ)をオン状態とする。一方、カレントスイッチ50は、ピン24(CSWON)がローレベルであるときに、内蔵されているスイッチ素子をオフ状態とし、内蔵されている抵抗によりディスチャージを行う。なお、カレントスイッチ50は、ピン23(CSWI)側に電源電圧VCCを接続し、ピン24(CSWO)側に負荷を接続して用いられる。
また、多出力電源装置1は、過電流や出力短絡からICを保護する過電流/短絡保護機能、ICの熱的破壊を防止するサーマルシャットダウン機能、過電圧によるICの誤動作を防止する過電圧ミュート機能、減電圧によるICの誤動作を防止するUVLO機能、DC/DCコンバータの出力動作を強制的に停止させるシャットダウン機能、及び、降圧DC/DCコンバータの起動順序を切り換える起動シーケンス切換機能を具備している。
過電流/短絡保護機能について、多出力電源装置1は、昇圧DC/DCコンバータ30のNMOSトランジスタ31に流れる電流に対して、過電流保護回路(カレントリミット部36)を内蔵している。また、多出力電源装置1は、降圧DC/DCコンバータ10のPMOSトランジスタ11に流れる電流、及び、降圧DC/DCコンバータ20のPMOSトランジスタ21に流れる電流に対して、過電流保護回路(カレントリミット部16、26)を内蔵している。また、多出力電源装置1は、カレントスイッチ50に流れる電流に対して、過電流保護回路(図1では不図示)を内蔵している。また、多出力電源装置1は、降圧DC/DCコンバータ10、降圧DC/DCコンバータ20、及び、カレントスイッチ50の出力短絡を検出する短絡保護回路(図1では不図示)を内蔵している。
UVLO機能について、多出力電源装置1では、電源電圧VCCが3.6V(typ.)の場合、減電圧によるICの誤動作を防止するためにシャットダウン機能が働く。なお、電源電圧VCCが3.7V(typ.)以上に戻ると、多出力電源装置1は、シャットダウン機能を解除して再起動する。
シャットダウン機能について、多出力電源装置1は、ピン11(XENDWN)とピン27(ENUP)を用いて、DC/DCコンバータ10〜30の降圧動作と昇圧動作をそれぞれ個別にシャットダウン制御することが可能である。図4は、ピン11(XENDWN)とピン27(ENUP)を用いたシャットダウン制御を説明するためのテーブルである。ピン11(XENDWN)が降圧動作のシャットダウン論理(ハイレベル)であり、ピン27(ENUP)が昇圧動作のシャットダウン論理(ローレベル)である場合には、IC全体がシャットダウンモードとなる。ピン11(XENDWN)とピン27(ENUP)を用いて上記のシャットダウン制御を行う場合、シャットダウン区間(ピン11(XENDWN)のハイレベル区間、ピン27(ENUP)のローレベル区間)は、100μsとすることが望ましい。ただし、リセット回路40から出力されるリセット信号XRESETがローレベル(リセット状態)とされたときには、ピン11(XENDWN)及びピン27(ENUP)の論理に依らず、降圧動作及び昇圧動作は強制的に停止される。
起動シーケンス切換機能について、多出力電源装置1は、ピン6(SELSQ)を用いて、降圧DC/DCコンバータ10と降圧DC/DCコンバータ20の起動順序を切り換えることが可能である(後出の図8を参照)。ピン6(SELSQ)がローレベルであるときには、出力電圧VDCO1と出力電圧VDCO2が同時に起動を開始する(同比率起動)。ピン6(SELSQ)がハイレベルであるときには、まず出力電圧VDCO1のみが起動を開始し、出力電圧VDCO1が1.3V(1.5V出力設定時)または0.8V(1.0V出力設定時)に到達した時点から、出力電圧VDCO2が起動を開始する。一方、シャットダウン動作に関しては、ピン6(SELSQ)の論理に関わらず、出力電圧VDCO1と出力電圧VDCO2が同一タイミングでシャットダウンされる。なお、シャットダウンに要する時間は、負荷の状態に応じて決定される。
次に、複数の電源回路間における異常発生時の相互連携動作について、詳細な説明を行う。図5は、リセット回路40の一構成例を示すブロック図である。なお、図5では、複数の駆動電圧を必要とするシステムの一例として、多出力電源装置1と、多出力電源装置1から電力供給を受けて動作する制御装置2と、多出力電源装置1から電力供給を受けて動作し、制御装置2によって制御される被制御装置3と、を有して成る電子機器(例えば光ディスク機器)が描写されている。
本実施形態の多出力電源装置1は、制御装置2用の出力電圧を生成する制御装置用電源回路として、制御装置2を形成するCPU[Central Processing Unit]2aに出力電圧VDCO1を出力する降圧DC/DCコンバータ10と、制御装置2を形成するメモリ2bに出力電圧VDCO2を出力する降圧DC/DCコンバータ20と、を有して成る。また、本実施形態の多出力電源装置1は、制御装置2によって制御される被制御装置3用の出力電圧を生成する被制御装置用電源回路として、被制御装置3を形成するレーザドライバ3aに出力電圧VDCO3を出力する昇圧DC/DCコンバータ30を有して成る。さらに、本実施形態の多出力電源装置1は、上記の制御装置用電源回路(降圧DC/DCコンバータ10及び降圧DC/DCコンバータ20のいずれか一方)の出力異常を検出したときに、被制御装置用電源回路(昇圧DC/DCコンバータ30)の出力動作を強制的に停止させるリセット回路40を有して成る。
図5に示すように、リセット回路40は、出力異常検出部41と、タイマラッチ部42と、を有して成る。出力異常検出部41は、出力電圧VDCO1及び出力電圧VDCO2の出力異常(例えば地絡)を検出してリセット信号XRESETを生成する。リセット信号XRESETは、正常時にハイレベルとなり、異常時にローレベルとなる2値信号である。タイマラッチ部42は、リセット信号XRESETが所定時間tm(例えば、1.5ms(typ.))にわたってローレベルに維持されたときに、その論理レベルをラッチして出力する。なお、昇圧DC/DCコンバータ30のシャットダウン制御端子には、リセット信号XRESETが直接入力されており、降圧DC/DCコンバータ10及び降圧DC/DCコンバータ20の各シャットダウン制御端子には、タイマラッチ部42の出力信号が入力されている。
図20は、出力異常検出部41の一構成例を示すブロック図である。本構成例で示す出力異常検出部41は、第1分圧回路411と、第2分圧回路412と、第1セレクタ413と、第2セレクタ414と、第1コンパレータ415と、第2コンパレータ416と、第3コンパレータ417と、論理積演算器418と、を有する。
第1分圧回路411は、電源電圧VCCを第1分圧比で分圧して第1分圧電圧V1を生成する。
第2分圧回路412は、電源電圧VCCを第1分圧比とは異なる第2分圧比で分圧して第2分圧電圧V2を生成する。
第1セレクタ413は、ピン12(SELRST)への入力信号に基づいて、第1分圧電圧V1と第2分圧電圧V2のいずれか一を電源モニタ電圧V3として選択出力する。
第2セレクタ414は、ピン2(SELDCO1)への入力信号に基づいて、第1目標電圧Va(例えば1.0V)と第2目標電圧Vb(例えば1.5Vまたは1.2V)のいずれか一を第2閾値電圧Vth2として選択出力する。
第1コンパレータ415は、非反転入力端(+)に入力される電源モニタ電圧V3と、反転入力端(−)に入力される第1閾値電圧Vth1とを比較して信号S1を生成する。なお、信号S1は、電源モニタ電圧V3が第1閾値電圧Vth1よりも高ければハイレベルとなり、低ければローレベルとなる。
第2コンパレータ416は、非反転入力端(+)に入力される出力電圧VDCO1と、反転入力端(−)に入力される第2閾値電圧Vth2とを比較して信号S2を生成する。なお、信号S2は、出力電圧VDCO1が第2閾値電圧Vth2よりも高ければハイレベルとなり、低ければローレベルとなる。
第3コンパレータ417は、非反転入力端(+)に入力される出力電圧VDCO2と、反転入力端(−)に入力される第3閾値電圧Vth3とを比較して信号S3を生成する。なお、信号S3は、出力電圧VDCO2が第3閾値電圧Vth3よりも高ければハイレベルとなり、低ければローレベルとなる。
論理和演算器418には、信号S1〜S3が入力されているほか、バイアス回路70から、その動作時にハイレベルとなり、シャットダウン時にローレベルとなる信号S4が入力されており、これらの信号S1〜S4の論理積をリセット信号XRESETとして出力する。すなわち、リセット信号XRESETは、信号S1〜S4の少なくともいずれか一がローレベルであればローレベルとなり、信号S1〜S4の全てがハイレベルであるときにのみハイレベルとなる。
上記構成から成る出力異常検出部41の働きにより、リセット回路40は、先述したように、電源電圧VCCがピン12(SELRST)を用いて設定される検出電圧以下となったこと、降圧DC/DCコンバータ10の出力電圧VDCO1または降圧DC/DCコンバータ20の出力電圧VDCO2のいずれかが設定された検出電圧以下となったこと、及び、シャットダウンが指示されたことのうち、いずれかの条件が成立した時点で、リセット信号XRESETをローレベルとする。
以下では、上記したリセット回路40の動作のうち、特に、出力電圧VDCO1ないし出力電圧VDCO2に異常が生じた場合におけるリセット回路40の動作について、図6A及び図6Bを参照しながら詳細に説明する。図6Aは、出力電圧VDCO1が地絡した場合のシャットダウン動作を示す電圧波形図であり、図6Bは、出力電圧VDCO2が地絡した場合のシャットダウン動作を示す電圧波形図である。なお、図6A及び図6Bのいずれにおいても、上から順番に、出力電圧VDCO1、出力電圧VDCO2、リセット信号XRESET、出力電圧VDCO3、及び、カレントスイッチ出力電圧CSWOの電圧波形が描写されている。
図6Aに示すように、リセット回路40は、出力電圧VDCO1の地絡を検出した時点で、リセット信号XRESETをローレベルに立ち下げ、昇圧DC/DCコンバータ30の出力動作を強制的に停止させる。また、リセット回路40は、出力電圧VDCO1の地絡が所定期間tmにわたって継続された時点で、タイマラッチ部42の出力信号をローレベルとし、降圧DC/DCコンバータ20の出力動作も強制的に停止させる。
同様に、図6Bに示すように、リセット回路40は、出力電圧VDCO2の地絡を検出した時点で、リセット信号XRESETをローレベルに立ち下げ、昇圧DC/DCコンバータ30の出力動作を強制的に停止させる。また、リセット回路40は、出力電圧VDCO2の地絡が所定期間tmにわたって継続された時点で、タイマラッチ部42の出力信号をローレベルとし、降圧DC/DCコンバータ10の出力動作も強制的に停止させる。
このように、本実施形態の多出力電源装置1であれば、制御装置2に供給される出力電圧VDCO1及び出力電圧VDCO2のいずれか一方に地絡などの異常が生じた場合、制御装置2が被制御装置3を制御不能となるおそれがあることに鑑み、被制御装置3に供給される出力電圧VDCO3に何ら異常が生じていない場合であっても、昇圧DC/DCコンバータ30の出力動作を即時に停止して、被制御装置3への電力供給を遮断することにより、被制御装置3の異常動作、及び、これに伴う異常発熱や発火・発煙などを未然に回避することが可能となる。
一方、降圧DC/DCコンバータ10と降圧DC/DCコンバータ20との間における異常発生時の相互連携動作については、先にも説明した通り、一方の出力異常が所定期間tmにわたって継続されたときにのみ、他方のシャットダウンを行う構成とされている。このような構成とすることにより、異常発生時におけるシステムの安定性を向上することが可能となる。
すなわち、本実施形態の多出力電源装置1は、昇圧DC/DCコンバータ30から出力電圧VDCO3の供給を受けて動作する被制御装置3への電力供給に関しては、システムの安全性向上を優先して、異常検出時にこれを即時停止する構成とされており、また、降圧DC/DCコンバータ10及び高圧DC/DCコンバータ20からそれぞれ出力電圧VDCO1及び出力電圧VDCO2の供給を受けて動作する制御装置2への電力供給に関しては、システムの安定性向上を優先して、異常検出状態が所定期間tmにわたって継続した時点で、これを停止する構成とされている。このような構成とすることにより、システムの安全性向上と安定性向上を両立することが可能となる。
上記したように、本実施形態の多出力電源装置1であれば、出力異常検出部41を備えたリセット回路40を用いて、複数の電源回路間における異常発生時の相互連携動作を実現することが可能となる。従って、本実施形態の多出力電源装置1を用いたシステムであれば、セット構築時のリスク回避が容易となり、また、セット全体としてのクレーム発生率を低下させることが可能となる。また、本実施形態の多出力電源装置1を用いたシステムであれば、複数の電源回路間における異常発生時の相互連携動作を実現するに際して、セット上での複雑なソフトウェア制御やハードウェアの規模増大が不要であるため、セットのコストアップを招かずに済む。
また、本実施形態の多出力電源装置1は、降圧DC/DCコンバータ10や降圧DC/DCコンバータ20の出力異常が検出された場合でも、自身の出力動作を継続する負荷用電源回路としてカレントスイッチ50を有して成る(図6A及び図6Bのカレントスイッチ出力電圧CSWOを参照)。このような構成とすることにより、制御装置2からの制御を受けない負荷については、多出力電源装置1からの電力供給を継続することができるので、システムの動作を全て停止させずに済む。
図7は、多出力電源装置1の電気的特性を示すテーブルである。なお、特に指定のない限り、PVCC1=PVCC2=AVCC=5.0V、Ta=25℃とする。
次に、多出力電源装置1の起動動作について、図8を参照しながら詳細に説明する。図8は、各出力電圧の起動波形を示すタイミングチャートである。VCCによる起動(ENUP=High、XENDWN=Low、CSWON=High)の場合、VCCがUVLO解除電圧(3.7V(typ.))に達した時点から、まず降圧DC/DCコンバータ10及び20とカレントスイッチ50が起動を開始する。その後、50ms(typ.)後のリセット解除時点(リセット信号XRESETがローレベルからハイレベルへ切り換わる時点)から、昇圧DC/DCコンバータ30が起動を開始する。また、何らかの原因でVCC電圧の低下や降圧DC/DCコンバータ10、20の出力低下が生じ、シャットダウン動作によるリセットが検出された時点(リセット信号XRESETがハイレベルからローレベルへ切り換わる時点)で、昇圧DC/DCコンバータ30は強制的にシャットダウン動作へ移行する。
次に、ピン27(ENUP)による昇圧DC/DCコンバータ制御について、図9を参照しながら詳細に説明する。図9は、ピン27(ENUP)による昇圧DC/DCコンバータ制御を説明するためのタイミングチャートである。ピン27(ENUP)を用いて昇圧DC/DCコンバータ30を制御する場合、リセット信号XRESETがローレベルに維持されている区間は、ピン27(ENUP)を用いた制御が無効となり、昇圧DC/DCコンバータ30は強制シャットダウンされた状態に維持される。すなわち、ピン27(ENUP)は、リセット信号XRESETがローレベルからハイレベルに立ち上がり、リセット状態が解除されて以後、任意のタイミングで昇圧DC/DCコンバータ30を制御したい場合に用いられる。
次に、昇圧DC/DCコンバータ30のインラッシュ電流抑制機能について、図10を参照しながら詳細に説明する。図10は、昇圧DC/DCコンバータ30のインラッシュ電流抑制機能を説明するためのタイミングチャートである。昇圧DC/DCコンバータ30における起動時には、スイッチングを開始するまでに出力電圧VDCO3が0Vから電源電圧VCC付近まで上昇する動作が必ず生じる。本実施形態の多出力電源装置1では、昇圧DC/DCコンバータ30の起動開始時点から、内蔵されているインラッシュ電流抑制機能が5ms(typ.)間だけ有効となり、図10に示すように、出力電圧VDCO3を徐々に上昇させることでインラッシュ電流を抑制する。インラッシュ電流抑制区間の1ms(typ.)後にはソフトスタート開始(待機)区間が終了し、本実施形態の多出力電源装置1に内蔵されているソフトスタート回路によって、出力電圧VDCO3は設定抵抗比で決まる電圧値へ徐々に立ち上げられる。インラッシュ電流抑制機能は、起動時の負荷電流がゼロのときに最大限の効果を奏するので、起動時はできる限り無出力電流の状態とすることが望ましい。
次に、過電圧ミュート機能及びUVLO機能について、図11を参照しながら詳細に説明する。図11は、過電圧ミュート機能の動作時波形を示すタイミングチャートである。なお、図11では、ENUP=CSWON=High、XENDWN=SELSQ=Lowの場合が描写されている。過電圧ミュート機能が動作した場合、昇圧DC/DCコンバータ30の出力、降圧DC/DCコンバータ10、20の出力、カレントスイッチ50の出力はいずれもシャットダウンされ、多出力電源装置1に内蔵されている抵抗により、ディスチャージが行われる。また、UVLO機能が動作した場合も、過電圧ミュート機能と同様の動作となる。
次に、サーマルシャットダウン機能について、図12A及び図12Bを参照しながら詳細に説明する。図12Aは、サーマルシャットダウン時における降圧DC/DCコンバータ10、20の出力状態を示すブロック図であり、図12Bは、サーマルシャットダウン時における昇圧DC/DCコンバータ30の出力状態を示すブロック図である。図12Aに示すように、サーマルシャットダウン動作時には、降圧DC/DCコンバータ10、20のDCSW1、DCSW2がいずれもハイインピーダンス状態となる。また、図12Bに示すように、サーマルシャットダウン動作時には、昇圧DC/DCコンバータ30を形成するパワートランジスタのうち、PMOSトランジスタ32がオン、NMOSトランジスタ31がオフの状態となる。なお、カレントスイッチ50のCSWOに関しては、シャットダウンと同様の動作となる。
次に、昇圧DC/DCコンバータ30の過電流保護機能について、図13を参照しながら詳細に説明する。図13は、昇圧DC/DCコンバータ30の過電流検出動作を説明するためのタイミングチャートである。昇圧DC/DCコンバータ30では、NMOSトランジスタ31に流れる電流を監視しており、過電流時(3.0A(typ.))にNMOSトランジスタ31をオフ状態にする。過電流が検出されると、NMOSトランジスタ31がオフ状態となり、再度ソフトスタート機能が発動して通常動作に戻る。また、1回目に過電流が検出されてから11ms(typ.)以内に2回目の過電流が検出されると、1回目の過電流検出から11ms(typ.)後にPMOSトランジスタ32がオン、NMOSトランジスタ31がオフの状態でラッチがかかる。降圧DC/DCコンバータ10、20の出力動作やカレントスイッチ50の出力動作は、昇圧DC/DCコンバータ30の過電流検出動作に関わらず、各々の動作を継続する。ラッチ状態は、電源再投入を行うか、ENUP端子でシャットダウンを行うことで解除され、昇圧DC/DCコンバータ30は復帰する。
次に、降圧DC/DCコンバータ10、20の過電流保護機能について、図14を参照しながら詳細に説明する。図14は、降圧DC/DCコンバータ10、20の過電流検出動作を説明するためのタイミングチャート(VDCO1過電流検出の場合)である。過電流検出時(1.5A(typ.))、2.0μsの間、PVCCから出力コンデンサへの充電が禁止される。1.5ms(typ.)の期間にわたって過電流検出状態が続くと、短絡保護回路が働いてラッチがかかり、降圧DC/DCコンバータ10、20の出力はスイッチングを停止(DCSW1=0V、DCSW2=0V)する。また、カレントスイッチ50の出力は、降圧DC/DCコンバータ10、20の過電流検出動作に関わらず、その動作を継続する。一方、昇圧DC/DCコンバータ30は、降圧DC/DCコンバータ10、20の出力低下によるリセット検出により、シャットダウン動作へ移行する。再度電源投入を行うか、XENDWN端子によるシャットダウンを行うことで、上記のラッチ状態が解除され、各降圧DC/DCコンバータ10、20は復帰する。
次に、カレントスイッチ50の過電流保護機能について、図15及び図16を参照しながら詳細に説明する。図15は、カレントスイッチ50の過電流検出特性の一例を示す図である。図16は、カレントスイッチ50の過電流保護機能部の一構成例を示すブロック図である。CSWO端子に過電流が生じた場合、多出力電源装置1内部の過電流検出コンパレータ51が動作し、出力に流れる電流量をILIM1に制限する。出力電圧が出力電圧検出コンパレータ52の閾値VTH以下になると、リミット電流値をさらにILIM2に制限する。昇圧DC/DCコンバータ30と降圧DC/DCコンバータ10、20は、この過電流保護回路の動作に関わらず、各々の動作を継続する。
図17は、各端子の入出力等価回路を示す一覧表である。
図18は、光ディスク装置への適用例を示すブロック図である。本構成例の光ディスク装置は、DSP[Digital Signal Processor]90と、RF[Radio Frequency]回路91と、ピックアップ部92と、バッファメモリ93と、スピンドルモータ94と、モータドライバ95と、を有するほか、DSP90、RF回路91、及び、ピックアップ部92の電源を一括管理するための1チップ電源ICとして、本実施形態の多出力電源装置1を用いている。
なお、降圧DC/DCコンバータ10、20の出力電圧は、それぞれDSP電源及びRF電源として用いられ、昇圧DC/DCコンバータ30の出力電圧は、ピックアップ電源として用いられる。
このような構成とすることにより、ピックアップ部92の誤動作やレーザチップの破損を防止することができる。また、部品点数の削減により、小型化と省スペースに貢献することができる。また、昇圧DC/DCのラッシュ電流を抑えることで、起動不良を防止することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、ICに内蔵される複数の電源回路として、同期整流型の降圧DC/DCコンバータや昇圧DC/DCコンバータ、ないしは、カレントスイッチを例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、シリーズレギュレータやチャージポンプなどの電源回路を用いてもよく、また、ICに内蔵される電源回路の個数も任意である。
本発明は、複数の駆動電圧を必要とするシステム(例えば、光ディスク機器や一般民生機器)の安全性を高める上で有用な技術である。
1 多出力電源装置
2 制御装置
2a CPU
2b メモリ
3 被制御装置
3a レーザドライバ
10 降圧DC/DCコンバータ(1.0V/1.5V出力)
11 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力用スイッチ

12 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(同期整流用スイ
ッチ)
13 制御駆動部
14 エラーアンプ
15 PWMコンパレータ
16 カレントリミット部
20 降圧DC/DCコンバータ(3.3V出力)
21 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力用スイッチ

22 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(同期整流用スイ
ッチ)
23 制御駆動部
24 エラーアンプ
25 PWMコンパレータ
26 カレントリミット部
30 昇圧DC/DCコンバータ
31 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(出力用スイッチ

32 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ(同期整流用スイ
ッチ)
33 制御駆動部
34 エラーアンプ
35 PWMコンパレータ
36 カレントリミット部
40 リセット回路
41 出力異常検出部
411 第1分圧回路
412 第2分圧回路
413 第1セレクタ
414 第2セレクタ
415 第1コンパレータ
416 第2コンパレータ
417 第3コンパレータ
418 論理積演算器
42 タイマラッチ部
50 カレントスイッチ
51 過電流検出コンパレータ
52 出力電圧検出コンパレータ
60 鋸波生成回路
70 バイアス回路
81〜86 バッファ
90 DSP
91 RF回路
92 ピックアップ部
93 バッファメモリ
94 スピンドルモータ
95 モータドライバ
L1〜L3 コイル
C1〜C8 コンデンサ
R1〜R5 抵抗
SW1〜SW6 スイッチ
P 裏面パッド

Claims (19)

  1. 第一の出力電圧を出力する第一の電源
    第二の出力電圧を出力する第二の電源
    前記第一の出力電圧の異常を検出し、前記第二の電源の出力動作を強制的に停止させる第一のリセット信号を出力するリセット回路
    を有し、
    前記リセット回路は、
    前記第一の出力電圧に応じて前記第一のリセット信号を出力する出力異常検出部と、
    前記第一のリセット信号が入力されてから所定時間の経過後に、前記第一の電源の出力動作を強制的に停止させる第二のリセット信号を出力するタイマと、
    を含むことを特徴とする多出力電源装置
  2. 請求項1に記載の多出力電源装置は、さらに、
    第三の出力電圧を出力する第三の電源を有し、
    前記リセット回路は、前記第一の出力電圧と前記第三の出力電圧のそれぞれの異常を検出し、前記第二の電源の出力動作を強制的に停止させる前記第一のリセット信号を出力する。
  3. 請求項1または請求項2に記載の多出力電源装置は、さらに、
    所定の電圧が入力される第一の端子を有し、
    前記リセット回路は、電源電圧が前記所定の電圧以下になったとき、または、前記第一の出力電圧の異常を検出したときのいずれかのときに、前記第一のリセット信号を出力する。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多出力電源装置であって、
    前記リセット回路は、前記多出力電源装置の起動後、前記第一の出力電圧が所定の電圧に達してから所定時間の経過後に、前記第二の電源が起動するように前記第一のリセット信号を出力する。
  5. 請求項に記載の多出力電源装置であって、
    前記所定時間は、50msである。
  6. 請求項に記載の多出力電源装置であって、
    前記出力異常検出部には、さらに前記第三の出力電圧が入力されており、
    前記タイマは、前記第二のリセット信号を前記第三の電源にも出力する。
  7. 請求項2に記載の多出力電源装置であって、
    前記第一の電源と前記第三の電源は、いずれも降圧型のDC/DCコンバータであり、
    前記第二の電源は、昇圧型のDC/DCコンバータである。
  8. 請求項に記載の多出力電源装置であって、
    前記第一の電源、前記第二の電源、及び、前記第三の電源は、いずれも同期整流型のDC/DCコンバータである。
  9. 請求項7または請求項8に記載の多出力電源装置は、
    前記第一の電源、前記第二の電源、及び、前記第三の電源を形成する回路要素として、以下のものを有する:
    第一ののこぎり波と第二ののこぎり波と第三ののこぎり波を出力するのこぎり波生成回路、
    第一の基準電圧と第二の基準電圧と第三の基準電圧を生成するバイアス回路、
    前記第一の出力電圧と前記第一の基準電圧との誤差を増幅する第一のエラーアンプ、
    前記第一のエラーアンプの出力と前記第一ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第一の出力電圧を出力する第一の制御駆動部、
    前記第二の出力電圧と前記第二の基準電圧との誤差を増幅する第二のエラーアンプ、
    前記第二のエラーアンプの出力と前記第二ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第二の出力電圧を出力する第二の制御駆動部、
    前記第三の出力電圧と前記第三の基準電圧との誤差を増幅する第三のエラーアンプ、及び、
    前記第三のエラーアンプの出力と前記第三ののこぎり波とを比較し、その比較結果に基づいて前記第三の出力電圧を出力する第三の制御駆動部。
  10. 請求項に記載の多出力電源装置であって、
    前記第一ののこぎり波と前記第三ののこぎり波は、互いに逆相である。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の多出力電源装置は、さらに以下のものを有する:
    前記第一の電源の出力異常が検出された場合でも、自身の出力動作を継続する第四の電源。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の多出力電源装置は、さらに以下のものを有する:
    前記第一の出力電圧が供給される制御回路、及び、
    前記第二の出力電圧が供給され、前記制御回路によって制御される被制御回路。
  13. 制御装置用の出力電圧を生成する制御装置用電源回路と、
    前記制御装置によって制御される被制御装置用の出力電圧を生成する被制御装置用電源回路と、
    前記制御装置用電源回路の出力異常を検出したときに前記被制御装置用電源回路の出力動作を強制的に停止させる第一のリセット信号を出力するリセット回路と、
    を有し
    前記リセット回路は、
    前記制御装置用の出力電圧に応じて前記第一のリセット信号を出力する出力異常検出部と、
    前記第一のリセット信号が入力されてから所定時間の経過後に、前記制御装置用電源回路の出力動作を強制的に停止させる第二のリセット信号を出力するタイマと、
    を含むことを特徴とする多出力電源装置。
  14. 前記制御装置用電源回路は、入力電圧を降圧して前記制御装置用の出力電圧を生成する降圧DC/DCコンバータであり、
    前記被制御装置用電源回路は、前記入力電圧を昇圧して前記被制御装置用の出力電圧を生成する昇圧DC/DCコンバータであることを特徴とする請求項13に記載の多出力電源装置。
  15. 前記制御装置用電源回路は、前記制御装置を形成するCPUに第1出力電圧を出力する第1降圧DC/DCコンバータと、前記制御装置を形成するメモリに第2出力電圧を出力する第2降圧DC/DCコンバータと、を有して成り、
    前記被制御装置用電源回路は、前記被制御装置を形成するレーザドライバに第3出力電圧を出力する昇圧DC/DCコンバータを有して成ることを特徴とする請求項14に記載の多出力電源装置。
  16. 前記リセット回路は、第1降圧DC/DCコンバータ及び第2降圧DC/DCコンバータの一方の出力異常を検出した時点で、前記昇圧DC/DCコンバータの出力動作を強制的に停止させ、前記出力異常が所定期間にわたって継続された時点で、第1降圧DC/DCコンバータ及び第2降圧DC/DCコンバータの他方の出力動作を強制的に停止させることを特徴とする請求項15に記載の多出力電源装置。
  17. 前記制御装置用電源回路の出力異常が検出された場合でも、自身の出力動作を継続する負荷用電源回路を有して成ることを特徴とする請求項14〜請求項16のいずれかに記載の多出力電源装置。
  18. 請求項14〜請求項17のいずれかに記載の多出力電源装置と、
    前記多出力電源装置から電力供給を受けて動作する制御装置と、
    前記多出力電源装置から電力供給を受けて動作し、前記制御装置によって制御される被制御装置と、
    を有して成ることを特徴とする電気機器。
  19. 請求項18に記載の電気機器は、さらに、
    前記制御装置に制御されるモータドライバと、
    前記モータドライバによって駆動されるスピンドルモータと、を有し、
    前記被制御装置は、前記スピンドルモータで回転するディスクの情報を読み取るピックアップ部である。
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