JP2008077933A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池から電力を出力する配線の接続構造に特徴をもたせ、集電板に耐食性の高い部材を使用しつつ、出力密度が高い燃料電池を提供する。
【解決手段】膜電極接合体(20)を挟持する方向に第1端板(60A)と第2端板(70A)とに圧力を付与する構成の下、この押圧部材(85)により付与された圧力により、アノード集電板(30)にこの集電板(30)よりも高導電性の部材からなる配線(51)を接続し、カソード集電板(40)にこの集電板(40)よりも高導電性の部材からなる配線(52)を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池から電力を出力する配線の接続構造に関連し、この電力の出力の向上を目的とする技術に関する。
近年、ノートPC、携帯電話機、オーディオ機器に代表される携帯電子機器の急速な普及にともない、これらを駆動させる電源の小型化、連続使用時間の延長、使い勝手の向上、に関する要請が高まっている。このような要請を満たす電源として、充電が必要な従来の二次電池に替え、液体燃料を使用する燃料電池の開発が進められている。このような燃料電池のうち、携帯電子機器の用途に好適な代表例としてメタノールを直接酸化するタイプの燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)があげられる。
前記したDMFCは、体積エネルギー密度(W/L)や重量エネルギー密度(W/kg)の点で既存の二次電池よりも高密度化が期待できるが、出力密度の低さが問題となっている。この問題を解決するために、燃料電池を構成する膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)自身の発電能力を増加させるという材料分野における検討項目、及びDMFCをモジュール化するときに生じる様々の電力ロスを低減させるという実装分野における検討項目、両方の検討項目からのアプローチがなされている(例えば、特許文献1)。
特開2002−32154号公報
前記した実装分野の観点から燃料電池の出力密度の向上を試みる場合、次のような課題が存在する。すなわちDMFCは、MEAのアノード極(負極)にメタノール水溶液を供給し、MEAのカソード極(正極)に酸素(空気)を供給し、電気化学反応を引き起こし、副生成物である水をカソード極より発散することにより発電する原理となっている。
一方、前記発電による電力をDMFCの外部に出力するために備えられた一対の集電板はMEAのアノード極及びカソード極に接触する構造となっている。
したがって、アノード極側の集電板は液体燃料であるメタノール水溶液に浸漬し、カソード極側の集電板は副生成物である水に接することになるため、これら集電板には耐食性が要求となる。
しかし、集電板として現状適用可能な耐食性を有する導電性部材は、SUS系金属板やTi系金属板のような低導電率の部材、又は金のような高価な部材しか存在しない。例えば、高導電率である観点から好ましい銅等を集電板に使用すると耐食性が低いため腐食して、かえってDMFCの出力が低下する。
そこで、複数のMEAを連結して出力を向上させようとすれば、隣り合うMEAの集電板同士の連結部分も同様に高抵抗率の部材で構成されることとなり、その連結部分における電圧降下による出力損失が大きくなる。
このような、電圧降下による出力損失を低減させるために、DMFCの集電板の厚さを増加させることも考えられるが、電源小型化に対する要請に反する結果となる。
本発明は、前記した課題を解決することを目的とし、集電板に耐食性の高い部材を使用しつつ、出力密度が高い燃料電池を提供するものである。
前記した課題を解決するため本発明に係る燃料電池は、アノード極において燃料を酸化させカソード極にて酸素を還元して電気化学反応する膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記アノード極の側に設けられ前記電気化学反応により生成した電子を収集するアノード集電板と、前記膜電極接合体の前記カソード極の側に設けられ前記電気化学反応により消費される電子を収集するカソード集電板と、前記アノード集電板に面接触するとともに前記アノード極へ前記燃料を供給する第1端板と、前記カソード集電板に面接触するとともに前記カソード極へ前記酸素を供給する第2端板と、前記アノード集電板及び前記カソード集電板で前記膜電極接合体を挟持する方向に前記第1端板と第2端板とに圧力を付与する押圧部材と、前記押圧部材により付与された前記圧力により前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板に接続しこれら集電板よりも高導電性の部材からなる配線と、を備えることを特徴とする。
発明がこのような構成を有することにより、前記アノード集電板及び前記カソード集電板を耐食性の高い部材で構成しても、電力を出力する配線の導電性が高いので、電気化学反応による出力される電力の低下が抑制される。これにより、膜電極接合体(又はその積層体)とこれを挟持する一対の前記アノード集電板及び前記カソード集電板とを単位としてモジュール化すれば、複数のモジュールを前記配線により連結することで、出力密度を低下させることなく燃料電池の電力出力を向上させることができる。
本発明によれば、集電板に耐食性の高い部材を使用しつつ、出力密度が高い燃料電池が提供される。
(第1実施形態)
以下、図1から図3を参照して、本発明に係る燃料電池の第1実施形態について説明を行う。図1(以下適宜、図2参照)に示すように、本実施形態に係る燃料電池11は、膜電極接合体20と、アノード集電板30と、カソード集電板40と、配線(アノード配線51、カソード配線52)と、第1端板60Aと、第2端板70Aと、シール部材81,82,83,84と、押圧部材85と、を含んで構成される。
膜電極接合体20(MEA:Membrane electrode assembly)は、アノード極21及びカソード極23が電解質膜22を挟持する構成を有し、アノード極21において燃料を酸化させカソード極23にて酸素を還元して電気化学反応を発生させるものである。
ここで、アノード極21は、片面が電解質膜22に接し、反対面がアノード集電板30に接している。ここでアノード極21は、ルテニウム及び白金の合金微粒子からなる触媒と、この触媒を担持する炭素粉末との混合物からなるものである。そして、アノード極21に液体燃料(メタノールと水)がアノード集電板30の燃料通過孔33から供給されると、(1)式に示すように、この燃料を酸化して水素イオンと電子とが発生する。そして、この発生した電子は、後記するアノード集電板30に移動して、外部負荷に伝達されることが可能な状態になる。そして副生成ガスである二酸化炭素は、アノード集電板30の排気孔32と第1端板60Aの排気通過孔67とを経由して外部に排出される。
電解質膜22は、例えば、ポリパーフルオロスルホン酸樹脂から構成され、具体的には、ナフィオン(商標)、アシプレックス(商標)等が挙げられる。そして、電解質膜22は、アノード極21において発生した水素イオンを反対面のカソード極23へ輸送するが、電子は輸送しない機能を有するものである。
カソード極23は、片面が電解質膜22に接し、反対面がカソード集電板40に接し構成されている。そして、カソード極23は、白金の微粒子からなる触媒と、この触媒を担持する炭素粉末との混合物からなるものである。そして、カソード極23に、カソード集電板40を経由して電子が供給されると、(2)式に示すように、酸素通過孔42から進入する酸素が還元された後に電解質膜22により輸送される水素イオンと反応して水が生成する。そして副生成物である水は、カソード集電板40の酸素通過孔42と第2端板70Aの酸素供給孔71とを経由して外部に排出される。
このようにして、膜電極接合体20では、(1)式と(2)式とに示すように、燃料としてのメタノールと水とをモル比が1:1となるように電気化学反応させて発電し、(3)式に示すように、アノード極21において副生成ガスとして二酸化炭素を、カソード極23において副生成物として水を発生させるものである。
アノード極21 : CHOH+HO→CO+6H+6e…(1)
カソード極23 : 3/2O+6H+6e→3HO …(2)
全反応 : CHOH+3/2O→CO+2HO …(3)
アノード集電板30は、接片31と、排気孔32と、燃料通過孔33とを有し、膜電極接合体20のアノード極21の側に設けられ前記電気化学反応により生成した電子を収集するものである。このようにアノード集電板30は、電気的に導電性を有するものであるが、常時接触する液体燃料に対する耐食性を示すものであって、具体的には、SUS系金属板やTi系金属板が適用される。
接片31は、アノード集電板30の周縁の一部から突出するように設けられ、接続するアノード配線51を経由して電気化学反応により生成した電子を外部負荷に移動させる部位である。また接片31は、後記する第1端板60Aに設けられるアノード引出口68に内接するように形成されている。そして、接片31とアノード配線51とは、両者が重なる部分において、アノード引出口68とアノード押圧部位72とから圧力を受けて接続している。
排気孔32は、電気化学反応により膜電極接合体20で発生した副生成ガス(二酸化炭素)が排気される部位である。この排気孔32を通過した副生成ガスは、第1端板60Aの排気通過孔67とガス透過膜86を通過して外部に排出される。
燃料通過孔33は、アノード集電板30の面を貫通するように複数設けられている。この燃料通過孔33は、その一方の開口がアノード極21に接するように、他方の開口が第1端板60Aの燃料供給孔64に連通するように設けられている。このように構成されて燃料通過孔33は、第1端板60Aから供給される燃料を、アノード集電板30を通過させてアノード極21に供給するものである。
カソード集電板40は、接片41と、酸素通過孔42とを有し、膜電極接合体20のカソード極23の側に設けられ電気化学反応により消費される電子を外部負荷から収集するものである。このようにカソード集電板40は、電気的な導電性を有するものであるが、常時接触する副生成物の水に対する耐食性を示すものであって、具体的には、SUS系金属板、Ti系金属板、カーボン板もしくはこれらの表面に良導電材料のメッキ(金メッキ)が施されたものが適用される。
接片41は、カソード集電板40の周縁の一部から突出するように設けられ、接続するカソード配線52を経由して外部負荷から収集される電子が到達する部位である。また接片41は、後記する第1端板60Aに設けられるカソード引出口69に内接するように形成されている。そして、接片41とカソード配線52とは、両者が重なる部分において、カソード引出口69とカソード押圧部位73とから圧力を受けて接続している。
酸素通過孔42はカソード集電板40の面を貫通するように複数設けられている。この酸素通過孔42は、大気中から第2端板70Aの酸素供給孔71に取り込まれて膜電極接合体20で電気化学反応により消費される酸素(空気)が通過する部位である。さらに酸素通過孔42は、そのように消費された酸素が還元されて生成し外部に排出される水が通過する部位である。
アノード配線51は、アノード集電板30よりも高導電性の部材(例えば銅)からなり、後記する押圧部材85から付与された圧力によってアノード集電板30の接片31に接続し、電気化学反応による電力を外部負荷に出力するものである。
カソード配線52は、カソード集電板40よりも高導電性の部材(例えば銅)からなり、後記する押圧部材85から付与された圧力によってカソード集電板40の接片41に接続し、電気化学反応による電力を外部負荷に出力するものである。
これら配線(アノード配線51及びカソード配線52)の具体例は、フレキシブルな絶縁性樹脂シートに良導体の箔(銅箔)をプリント配線するとともに、このプリントされた配線51,52の上面も同様のフレキシブルな絶縁性樹脂シートで被覆したフレキシブルプリント基板(FPC)が挙げられる。もしくは、良導体の素線(銅線)の外周をフレキシブルな絶縁性樹脂で被覆したものを複数本一列に束ねたフレキシブルフラットケーブル(FFC)等が挙げられる。
なお、配線51,52は、前記したFPCやFFCに限定されるものでないが、集電板(アノード集電板30、カソード集電板40)との接触抵抗を小さくするために平面型であることが望ましい。
さらに配線51,52は、端板60A,70Aに対する絶縁性を確保するために、端板60A,70Aに接触する面には絶縁処理が施こされている必要がある。一方、集電板30,40と配線51,52との接触抵抗の低減のために、配線51,52の集電板30,40側の側面は金メッキ処理が施こされていることが望ましい。
そして、図1において省略されているアノード配線51及びカソード配線52の他端は、図2(a)に示される接続端子53に連結され、この接続端子53を介して、図示しない携帯電子機器等の外部負荷に接続される。
これら配線51,52は、少なくとも集電板30,40よりも、導電性が高いので、これら集電板30,40から携帯電子機器に電力が供給される経路上の電圧降下を抑制することができ、燃料電池11の出力向上に寄与することとなる。
本実施形態における前記した効果を確認するために、集電板30,40として厚さ0.3mmのTi金属板を用い図2(a)のように構成された燃料電池11を実施例とし、同じく集電板として厚さ0.3mmのTi金属板を用いこの集電板30,40から延出させて端板60,70の外側に5mm程突出させた端子を設けた燃料電池を比較例とし、この実施例と比較例とを対比するシミュレーションを行った。
その結果、比較例と対比して実施例の燃料電池11における全体抵抗値は7.4%の低減となり低損失化の効果が大きいことが確認できた。また本シミュレーションは集電板30,40を0.3mmの厚さとしているが、この厚さに依存すること無く、同等の効果が得られた。
なお、図2(a)において示されるアノード配線51及びカソード配線52の他端の形態(接続端子53)は一例である。他の変形例としては、図示略とするが、アノード配線51及びカソード配線52はそれぞれの他端において別個の接続端子(図示せず)を備え、アノード配線51の接続端子がカソード配線の接続端子に接続するように構成し、モジュール化された燃料電池を複数連結することを可能にしてもよい。
さらに他の変形例としては、アノード配線51及びカソード配線52のいずれか一方のみを配する構成とし、この唯一の配線の接続端子と、配線が無い集電板に直結された接続端子(図示せず)とを、モジュール化された複数の燃料電池間において連結するように構成してもよい。
このように、モジュール化した燃料電池を複数連結させても、配線51,52の方が、集電板30,40よりも導電性が高いので、出力密度を低下させることなく燃料電池11の電力出力を向上させることができる。
第1端板60Aは、底面61と、この底面61の外周から垂直方向に延設される側面62とから構成され、この底面61において、アノード集電板30に面接触するとともにアノード極21へ燃料を供給するものである。さらに第1端板60Aは、接触するアノード集電板30が電気的に絶縁状態で保持されるように、自身が絶縁体で構成されるかその接触面が絶縁被膜で被覆されている。
第1端板60Aの底面61は、さらに燃料供給路63Aと、排気通過孔67とが設けられている。そして、燃料供給路63Aは、第1端板60Aの底面61のアノード集電板30の側に開口する複数の燃料供給孔64と、これら全ての燃料供給孔64に連通する連通路65と、この連通路65が延長して第1端板60Aの外側に開口する燃料注入口66と、から構成される。
この燃料注入口66は、燃料が貯蔵される図示しない燃料タンクに連結している。この燃料タンクから燃料が所定の圧力で燃料注入口66に送出されると、燃料は、連通路65を伝って複数の燃料供給孔64の開口から均等な圧力でアノード極21に供給される。
ところで、本実施形態において、燃料のアノード極21への供給は、前記したように燃料供給路63Aを手段として用いるものであったが、これに限定されるものではなく変形例として、連通路65及び燃料供給孔64のような穿孔を設けるのでなく、これら全体を連続した空間とし液体燃料が保持されるように形成してもよい。
また第1端板60Aの側面62には、アノード引出口68とカソード引出口69とが設けられている。
アノード引出口68は、アノード集電板30の接片31が位置する部分で、第2端板70Aが組みつけられた状態で(図2(a)参照)、アノード押圧部位72が係合するように構成されている。この接片31とアノード配線51の末端の一部とを重ねた状態で、アノード引出口68とアノード押圧部位72とを係合させる。すると、この接片31とアノード配線51の末端の一部とは圧力により押し付けられて電気的に良好に接続することとなる。
カソード引出口69は、カソード集電板40の接片41が位置する部分で、第2端板70Aが組みつけられた状態で(図2(a)参照)、カソード押圧部位73が対峙するように構成されている。この接片41とカソード配線52の末端の一部とを重ねた状態で、第1端板60Aと第2端板70Aとを合わせる。すると、この接片41とカソード配線52の末端の一部とは圧力により押し付けられて電気的に良好に接続することとなる。
排気通過孔67は、第1端板60Aの底面61を貫通するように設けられ、位置はそれぞれアノード集電板30の排気孔32の位置に一致している。そして、排気通過孔67は、電気化学反応の副生成ガスである二酸化炭素を外部に放出するものである。
第2端板70Aは、酸素供給孔71と、アノード押圧部位72と、カソード押圧部位73とを有し、酸素供給孔71が開口する一方の面でカソード集電板40に面接触するとともにカソード極23へ酸素(エア)を供給するものである。さらに第2端板70Aは、接触するカソード集電板40が電気的に絶縁状態で保持されるように、自身が絶縁体で構成されるかその接触面が絶縁被膜で被覆されている。
次に、図1及び図2(b)を参照しシール部材81,82,83,84の説明を行う。
第1シール部材81は、燃料供給孔64を包囲するようにして第1端板60Aに刻設されたパッキン溝75に配置され、アノード集電板30及び第1端板60Aの接触面を伝って液体燃料が漏洩するのを防止する。
第2シール部材82は、アノード極21を包囲するようにして電解質膜22とアノード集電板30の間に配置され、包囲している外側に液体燃料が漏洩するのを防止する。さらに第2シール部材82が包囲する領域の外側においてアノード配線51とアノード集電板30の接片31とが接触するようになっている。これにより、液体燃料が漏洩してアノード配線51に付着して腐食することが防止される。
第3シール部材83は、カソード極23を包囲するようにして電解質膜22とカソード集電板40の間に配置され、万が一漏洩した液体燃料がカソード極23に進入するのを防止する。
このようにアノード極21側から液体燃料の漏洩を防止し、液体燃料がカソード極23側に浸入するのを防止するのは、カソード極23の活性が低下して発電効率が低下することを防止するためである。
第4シール部材84は、酸素供給孔71を包囲するようにして第2端板70Aに刻設されたパッキン溝74に配置され、カソード集電板40及び第2端板70Aの接触面を伝って副生成物の水が漏洩するのを防止する。さらに第4シール部材84が包囲する領域の外側においてカソード配線52とカソード集電板40の接片41とが接触するようになっている。これにより、水が漏洩してカソード配線52に付着して腐食することが防止される。
押圧部材85は、例えば、図示されるような燃料電池11の四隅において第1端板60と第2端板70Aとを螺旋締結するようなものである。つまり、アノード集電板30及びカソード集電板40で膜電極接合体20を挟持する方向に第1端板60Aと第2端板70Aとに圧力を付与し、膜電極接合体20、アノード集電板30及びカソード集電板40の積層体を、第1端板60と第2端板70とが成す空間に保持する機能を有するものである。さらにこの押圧部材85が付与する圧力は、配線51、52と集電板41、51とを押圧し接触抵抗を低減し、電気的接続を良好にしている。
なお、図示される押圧部材85は、例示であって、前記機能を発揮させるものであれば全て該当する、例えば、第1端板60と第2端板70Aとを接触面にて接合させる接着剤等も該当する。
ガス透過膜86は、排気通過孔67の外界に開放している方の開口に設けられている。このガス透過膜86は、電機化学反応による副生成ガス(二酸化炭素)を透過するが、燃料を透過させない性質を具備するものである。このような気体透過性を有するガス透過膜86としては、織布、不織布、ネット、フェルト等が考えられ、例えば、連続多孔質ポリテトラフロロエチレン(expanded PTFE)、商品としてゴアテックス(商標)等が挙げられる。
このようなガス透過膜86により、排気孔32及び排気通過孔67に滞留している液体燃料が外部に漏洩しないようにその開口を密閉しつつ、副生成ガスのみを外部に排出することが可能になる。
図3を参照して、配線(アノード配線51、カソード配線52)の末端と集電板(アノード集電板30、カソード集電板40)とが接続する構造の変形例を示す。
図3(a)は図2(b)のカソード配線52の末端周辺を拡大した拡大図である。図3(b)は、第2端板70Aとカソード配線52との間に絶縁性を有する第1弾性部材87を配置して構成した図である。
第1弾性部材87は、第2端板70Aから伝達される圧力をさらに仲介して伝達し、カソード配線52をカソード集電板40に接続させるものである。
また図3(c)は、この第1弾性部材87と第4シール部材84とが一体化して構成された第4シール部材84´を適用した図である。
そして図3(d)は、第1端板60Aとカソード集電板40との間に絶縁性を有する第2弾性部材88をさらに配置して構成した図である。
第2弾性部材88は、第1端板60Aから伝達される圧力をさらに仲介して伝達しカソード配線52が接続するカソード集電板40の反対面に配置されるものである。
このような第1弾性部材87及び第2弾性部材88により集電板40(30)と配線52(51)との接触による電気的接続が向上することとなる。
さらに、配線51,52と、これら弾性部材87,88を介して接触する他の部位(例えば、カソード引出口69、カソード押圧部位73等)の寸法精度を緩めることができ、燃料電池の組み立て時の歩留まり向上に寄与する。
なお、図3に示す変形例は、第2端板70Aとカソード集電板40とがカソード配線52を挟持するように構成されている場合を示したが、これに限定されるものでなく、第1端板60Aとカソード集電板40とがカソード配線52を挟持する場合、第2端板70Aとアノード集電板30とがアノード配線51を挟持する場合、第1端板60Aとアノード集電板30とがアノード配線51を挟持する場合も取り得る。
(第2実施形態)
以下、図4、図5を参照して、本発明に係る燃料電池の第2実施形態について説明する。以下において、図2(b)に示すように膜電極接合体20、アノード集電板30及びカソード集電板40を予め組み合わせたものをMEAユニット90という。
DMFCは単独のMEAユニット90当りの電圧が通常0.8V以下と低いため、複数のMEAユニット90を直列に接続して燃料電池を構成するのが一般的である。
図4、図5に示される燃料電池12は、複数のMEAユニット90を直列に接続し電力の出力の向上を図るものである。
図4に示される燃料電池12の構成要素に関し、前出のものについては、図1と同一の符号を付し本明細書中の該当部分の記載を援用し説明を省略する。そして、形態が相違するが機能が同等の構成要素については、符号に添字Bを付して説明をする(適宜、図1の添字Aが付された同符号に該当する部材の説明も参照)。
第1端板60Bは、直列に接続された複数のMEAユニット90(図では6個)を内部に配置するものである。そして、この第1端板60Bには、各MEAユニット90の配置される位置に対応して燃料供給路63B及び排気通過孔67が設けられている。
この第1端板60Bの側面には、MEAユニット90のカソード集電板の接片41及びアノード集電板の接片31が配置されるそれぞれ対応する位置にカソード引出口69及びアノード引出口68が切欠形状に設けられている。
そして第2端板70Bの周縁部には、カソード押圧部位73及びアノード押圧部位72がそれぞれカソード引出口69及びアノード引出口68に対応する位置に設けられている。そして、カソード押圧部位73は、組まれた状態において(図5参照)、カソード集電板の接片41と連結用配線54の一端との重なる部分を押圧して両者を電気的に接続する。またアノード押圧部位72は、組まれた状態において(図5参照)、アノード集電板の接片31と連結用配線54の他端との重なる部分を押圧して両者を電気的に接続する。
また、複数のMEAユニット90を連結する連結用配線54は、図4に示されるように、第1端板60B及び第2端板70Bの外側に引き回されるので、液体燃料や、副生成物である水が付着して腐食する恐れがない。
このようにして、隣接するMEAユニット90同士のアノード集電板30とカソード集電板40とが連鎖的に接続し、末端に位置するMEAユニット90からアノード配線51及びカソード配線52を引き出すことにより出力電力を向上させることができる。
このように多数のMEAユニット90を直列接続する場合、従来、隣接するもの同士を接続する部分で生じる電気抵抗の増加が問題となるが、本実施形態においては、導電性の高い連結用配線54を適用しているので係る問題は解消されている。
なお図4においては、シール部材の記載を省略しているが、各MEAユニット90を単位にその両面においてそれぞれ外縁を囲むように配置されている。これにより、MEAユニット90の両面における接触している隙間から液体燃料及び副生成物である水が漏洩してアノード配線51、カソード配線52、連結用配線54に付着してこれらを腐食させることがない。
(第3実施形態)
以下、図6を参照して、本発明に係る燃料電池の第3実施形態について説明を行う。
本実施形態は、複数の膜電極接合体20が積層してなる積層型の燃料電池13に関する。この燃料電池13は、図6(a)に示されるように、カソード配線51と、アノード配線52と、第1端板60Cと、第2端板70Cと、MEAユニット90Cと、から構成される。
この燃料電池13において、MEAユニット90Cの最も第2端板70C側に配置されるセパレータ91(後述する)が、カソード集電板40Cの役割を担い、MEAユニット90Cの最も第1端板60C側に配置されるセパレータ91(図中死角)がアノード集電板の役割を担う。
第1端板60Cは、アノード配線52の、MEAユニット90Cが接触する面とは反対側の面に配置されている。また第2端板70Cは、カソード配線51の、MEAユニット90Cが接触する面とは反対側の面に配置されている。そして、第1端板60C及び第2端板70Cは、図中記載が省略されている圧力付与手段によりMEAユニット90Cを挟持している。
そして、第2端板70Cは、液体燃料が注入される燃料注入口76と、この燃料注入口76から燃料通過路93(図6(b)参照)を通過してMEAユニット90Cを循環した液体燃料が排出される燃料排出口77と、を有している。また第2端板70CとMEAユニット90Cとが接する境界の燃料注入口76及び燃料排出口77の周縁部には、液体燃料の漏洩を防止するシール部材81Cが配置されている。
また第1端板60Cは、図中死角にある、酸素(エア)が送入される酸素送入口と、この酸素送入口から酸素通過路92(図6(b)参照)を通過してMEAユニット90Cを循環した酸素(エア)が排出される酸素排出口と、を有している。
なお図6(b)において、液体燃料及び酸素(エア)の循環する経路が、部分的に記載されているが、具体的には公知の構成がそのまま採用されるものである。
MEAユニット90Cは、図6(b)に示されるように、複数の膜電極接合体20及びセパレータ91が交互に積層してなるものである。
セパレータ91は、その第1面に液体燃料が通過する燃料通過路93が設けられ、第2面に酸素(エア)が通過する酸素通過路92が設けられている。そして、セパレータ91は、前記第1面において膜電極接合体20のアノード極21に接し、前記第2面において膜電極接合体20のカソード極23に接している。このように構成されてセパレータ91は、アノード極21へ液体燃料を供給しカソード極23へ酸素を供給する。
カソード配線51は、図6(a)の分解斜視部分に示されるように、その本体部分が第2端板70CとMEAユニット90Cに挟持され、引出線が外部に延出するように構成されている。そして、カソード配線51には、電気伝導を遮断する絶縁部材94が被覆されているが、MEAユニット90Cに接続する部位と、外部に延出する引出線の端部部位と、においてはこの絶縁部材94は剥離されている。
このように構成されてカソード配線51は、第1端板60C及び第2端板70Cが挟持される際に付与される圧力によりカソード集電板40Cに接続し電気化学反応により消費される電子を外部負荷から移動させるものである。
アノード配線52は、図6(a)中、その引出線の部分のみ示されているが、前記したカソード配線51と同等の構成を有している。このように構成されてアノード配線52は、第1端板60C及び第2端板70Cが挟持される際に付与される圧力によりアノード集電板に接続し電気化学反応により生成した電子を外部負荷に移動させるものである。
このように、燃料電池13の外部に延出するカソード配線51及びアノード配線52の引出線が外部負荷に接続されて、燃料電池13から外部負荷に電力が供給されることとなる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 (a)は第1実施形態に係る燃料電池の斜視図であり、(b)は(a)のb−b断面の断面図であり、(c)は(a)のc−c断面の断面図である。 (a)−(d)は、本発明の燃料電池において、電力を外部に出力する配線の接続構造の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 第2実施形態に係る燃料電池の斜視図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係る燃料電池の分解斜視図であり、(b)は積層体の内部構造の部分拡大図である。
符号の説明
11,12,13 燃料電池
20 膜電極接合体
21 アノード極
22 電解質膜
23 カソード極
30,30C アノード集電板(集電板)
31,41 接片
40 カソード集電板(集電板)
51 アノード配線(配線)
52 カソード配線(配線)
54 連結用配線(配線)
60A,60B,60C 第1端板(端板)
68 アノード引出口
69 カソード引出口
70A,70B,70C 第2端板
72 アノード押圧部位
73 カソード押圧部位
81,81C 第1シール部材(シール部材)
82 第2シール部材(シール部材)
83 第3シール部材(シール部材)
84 第4シール部材(シール部材)
85 押圧部材
87 第1弾性部材(弾性部材)
88 第2弾性部材(弾性部材)
90 MEAユニット
90C MEAユニット(積層体)
91 セパレータ

Claims (7)

  1. アノード極において燃料を酸化させカソード極において酸素を還元して電気化学反応する膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の前記アノード極の側に設けられ前記電気化学反応により生成した電子を収集するアノード集電板と、
    前記膜電極接合体の前記カソード極の側に設けられ前記電気化学反応により消費される電子を収集するカソード集電板と、
    前記アノード集電板に面接触するとともに前記アノード極へ前記燃料を供給する第1端板と、
    前記カソード集電板に面接触するとともに前記カソード極へ前記酸素を供給する第2端板と、
    前記アノード集電板及び前記カソード集電板で前記膜電極接合体を挟持する方向に前記第1端板と第2端板とに圧力を付与する押圧部材と、
    前記押圧部材により付与された前記圧力により前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板に接続しこれら集電板よりも高導電性の部材からなる配線と、を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板の面のうち少なくとも前記配線が接続する側の接触面に液体の漏洩を防止するシール部材を配置し、
    前記配線は前記シール部材が囲む前記接触面の領域の外側で前記接続をしていることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池において、
    第1端板及び/又は第2端板から伝達される前記圧力を仲介して伝達し前記配線を前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板に前記接続させるとともに絶縁性を有する第1弾性部材を備えることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池において、
    第1端板及び/又は第2端板から伝達される前記圧力を仲介して伝達し前記配線が接続する前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板の反対面に配置されるとともに絶縁性を有する第2弾性部材を備えることを特徴とする燃料電池。
  5. アノード極において燃料を酸化させカソード極において酸素を還元して電気化学反応する膜電極接合体と、
    複数の前記膜電極接合体と交互に配列して積層体を構成するとともに前記アノード極へ前記燃料を供給し前記カソード極へ前記酸素を供給するセパレータと、
    前記積層体の一方の端面に設けられ前記電気化学反応により生成した電子を収集するアノード集電板と、
    前記積層体の他方の端面に設けられ前記電気化学反応により消費される電子を収集するカソード集電板と、
    前記積層体を挟持する第1端板及び第2端板と、
    前記第1端板及び第2端板が前記挟持する際に付与する圧力により前記アノード集電板及び/又は前記カソード集電板に接続し前記電気化学反応による電力を出力する配線と、を備えることを特徴とする燃料電池。
  6. 前記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池において、
    前記配線はフレキシブルプリント基板又はフレキシブルフラットケーブルであることを特徴とする燃料電池。
  7. 前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池において、
    前記配線と第1端板又は第2端板とが接触する部位には絶縁処理が施されていることを特徴とする燃料電池。
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