JP2008075597A - 車載風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロペラ型風車31を含む車載風力発電装置を車両に搭載する場合に、その風車31を、車両を大型化することがなくかつ車両走行風を十分に供給することが可能な位置に配置する。
【解決手段】プロペラ型風車31を、バンパレインフォースメント6と熱交換器(コンデンサ11及びラジエータ12)を支持するシュラウド10との間の位置に、該風車31の回転軸31aが車両前後方向に延びかつ該車両正面視で該風車31の羽根31bの回転スペースが、バンパフェイシャ9に設けた下側導風開口部9a及び上側導風開口部9bと重複するように配設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両走行風によって回転するプロペラ型風車と該風車の回転により駆動される発電機とを含む車載風力発電装置に関する技術分野に属する。
従来より、例えば特許文献1や特許文献2に示されているように、車両走行風を利用して風車を回転させ、この風車の回転力を発電機に伝達して該発電機を作動させ、この発電機の作動により車両のバッテリーを充電するようにすることが知られている。
特開平11−155203号公報 特開2003−299207号公報
ところで、上記風車としては、発電効率が高いプロペラ型風車が一般によく用いられており、特許文献1,2の如く、このプロペラ型風車を車両に搭載することが考えられる。
しかし、プロペラ型風車では、或る程度の大きさの発電電力を得ようとすると、比較的大きな羽根回転スペースが必要となり、その配置位置によっては車両の大型化を招く可能性が高くなる。また、風車に対し車両走行風を十分に供給できるようにしなければ、所望の発電電力を得ることは困難になる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プロペラ型風車を含む車載風力発電装置を車両に搭載する場合に、その風車を、車両を大型化することがなくかつ車両走行風を十分に供給することが可能な位置に配置しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、プロペラ型風車を、バンパレインフォースメントと熱交換器を支持するシュラウドとの間の位置に、該風車の回転軸が車両前後方向に延びかつ該車両正面視で該風車の羽根の回転スペースが車両外観構成部材の導風開口部と重複するように配設した。
具体的には、請求項1の発明では、左右一対のフロントサイドフレームと、該両フロントサイドフレームに結合されたバンパレインフォースメントと、該バンパレインフォースメントの後方に配置され、熱交換器を支持するシュラウドと、上記バンパレインフォースメントの前方に配置された外観構成部材に設けられ、走行風を少なくとも上記熱交換器に導くための導風開口部とを備えた車両に搭載され、該車両走行風によって回転するプロペラ型風車と該風車の回転により駆動される発電機とを含む車載風力発電装置を対象とする。
そして、上記風車は、上記バンパレインフォースメントとシュラウドとの間の位置に、該風車の回転軸が上記車両前後方向に延びかつ該車両正面視で該風車の羽根の回転スペースが上記導風開口部と重複するように配設されているものとする。
上記の構成により、バンパレインフォースメントとシュラウドとの間のデッドスペースを利用して、車両を大型化することなく風車を配置することができる。すなわち、バンパフェイシャ及びバンパレインフォースメントは、通常、平面視で車幅方向中央部が両端部に対して車両前方へ突出するように湾曲した形状を有しており、このため、バンパレインフォースメントとシュラウドとの間の車幅方向中央部ないしその近傍部には、デッドスペースが生じる。このデッドスペースに風車を配置することで、車両を大型化することなく風車をスペース効率良く配置することが可能になる。また、上記デッドスペースの車両前方におけるバンパフェイシャやグリル部材等の車両外観構成部材には、車両走行風を熱交換器等に導くための比較的大きな導風開口部が形成されているので、この導風開口部に対して風車の羽根の回転スペースが車両正面視で重複するようにすることが容易にでき、風車の羽根に対して車両走行風を十分に供給することが可能になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記風車の回転軸は、上記バンパレインフォースメントの車幅方向略中央部に、該バンパレインフォースメントから車両後方に突出するように片持ち状に支持されているものとする。
このことにより、上記湾曲形状をなすバンパレインフォースメントとシュラウド(熱交換器)との間の距離が最大となる車幅方向中央部に風車を配置することができ、風車の羽根を大きくすることができる。しかも、風車の羽根を回転軸の車両後側端部に設けることができ、これにより、その羽根の先端部が、湾曲形状をなすバンパレインフォースメントに当接し難くなって更に大きくすることができる。また、風車とシュラウド(熱交換器)との間の隙間を大きくすることができ、この結果、車両の軽衝突時にバンパレインフォースメントが後退しても、その隙間によって風車が熱交換器に当接し難くなり、風車及び熱交換器の損傷を抑制することができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、上記発電機は、上記バンパレインフォースメントに支持されているものとする。
こうすることで、重量物である発電機を確実にかつ強固に支持することができるとともに、発電機を風車の近傍に配置することができ、風車の回転軸の回転を発電機に容易に伝達することができるようになる。また、バンパレインフォースメントをフロントサイドフレームに結合する前に、予め風車及び発電機をバンパレインフォースメントに組み付けておくことができ、この結果、バンパレインフォースメントをフロントサイドフレームに結合するだけで、車載風力発電装置を車両へ容易に搭載することができるとともに、車載風力発電装置を搭載しない車両では、風車及び発電機を組み付けていないバンパレインフォースメントをフロントサイドフレームに結合すればよく、生産ラインにおいて車載風力発電装置の有無に容易に対応することができるようになる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、上記バンパレインフォースメントは、閉断面構造をなす閉断面部を有し、上記発電機の少なくとも一部が、上記閉断面部内に収容されているものとする。
このことにより、バンパレインフォースメントの閉断面部内の空間を、発電機のスペースとして有効に利用することができ、発電機をスペース効率良く配置することが可能になる。また、発電機をバンパレインフォースメントと略同じ高さ位置に配置したとしても(この配置にすると、車両正面視で導風開口部から発電機が見え難くなって好ましい)、発電機がバンパレインフォースメントから車両後方に出来る限り突出しないようにすることができ、この結果、風車のスペースを大きくすることができるとともに、風車とシュラウド(熱交換器)との間の隙間を大きくすることができて、車両の軽衝突時にバンパレインフォースメントが後退しても、風車及び熱交換器の損傷を抑制することができる。
請求項5の発明では、請求項3の発明において、上記バンパレインフォースメントは、閉断面構造をなす閉断面部を有し、上記風車の回転軸の回転を上記発電機に伝達するための伝達機構が設けられ、上記伝達機構の少なくとも一部が、上記閉断面部内に収容されているものとする。
このことで、バンパレインフォースメントの閉断面部内の空間を、伝達機構のスペースとして有効に利用することができる。また、伝達機構を設けることで、発電機の配置の自由度が向上する。
以上説明したように、本発明の車載風力発電装置によると、プロペラ型風車を、バンパレインフォースメントと熱交換器を支持するシュラウドとの間の位置に、該風車の回転軸が車両前後方向に延びかつ該車両正面視で該風車の羽根の回転スペースが車両外観構成部材の導風開口部と重複するように配設したことにより、プロペラ型風車を、車両を大型化することなくスペース効率良く配置することができるとともに、風車の羽根に対して車両走行風を十分に供給することができ、所望の発電電力が容易に得られるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の実施形態に係る車載風力発電装置が搭載された車両の前部を示す。この車両の前部における左右両側部には、車両前後方向に延びかつ閉断面構造をなす左右一対のフロントサイドフレーム1,1がそれぞれ設けられている(尚、図1では、車両右側のフロントサイドフレーム1は見えていない)。これら両フロントサイドフレーム1,1間におけるエンジンルーム内には、上側をトップカバー51aで覆われたエンジン51、トランスミッション52(図3参照)、オルタネータ53(図3参照)、エンジン補機54(図1参照)等が配設されている。
上記各フロントサイドフレーム1の上方には、該フロントサイドフレーム1の車両前側端よりも後方位置から車両後方へ延びるエプロンレインフォースメント2が設けられている。
上記各フロントサイドフレーム1の車両後側部には、上下方向に延びかつ当該車両の前輪(図示せず)のサスペンションを支持するためのサスペンションタワー3の下部が固定され、このサスペンションタワー3の上部が、当該フロントサイドフレーム1の上方に位置する上記エプロンレインフォースメント2に固定されている。
上記両フロントサイドフレーム1,1の車両前側端には、車幅方向に延びるバンパレインフォースメント6の左右両端部が、当該車両の衝突時に長手方向に潰れて衝撃エネルギーを吸収するクラッシュカン5,5(各フロントサイドフレーム1の車両前側端にそれぞれ取付固定されている(実際にはフランジ結合されるが、フランジの図示は省略している))を介してそれぞれ結合されている。このバンパレインフォースメント6は、その長手方向略全体に亘って閉断面構造をなす閉断面部6aを有しているとともに、後述のバンパフェイシャ9に略沿って、平面視で車幅方向中央部が両端部に対して車両前方へ突出するように湾曲した形状を有している(図3参照)。このバンパレインフォースメント6の車両前側面には、当該車両の歩行者との衝突時に衝撃エネルギーを吸収して該歩行者の脚部を保護するための衝撃吸収材7が取付固定されている。
上記バンパレインフォースメント6の車両後方(上記両フロントサイドフレーム1,1間におけるエンジンルームの車両前側端部)には、例えばガラス繊維で強化したポリプロピレン等の樹脂からなるシュラウド10が配設されている。このシュラウド10は、空調装置のコンデンサ11とエンジン冷却水を冷却するためのラジエータ12(コンデンサ11及びラジエータ12は熱交換器に相当する)とを支持する、車両正面視で矩形枠状をなす支持部10aを有している。この支持部10aの車両前側部分にコンデンサ11が支持され、支持部10aの車両後側部分にラジエータ12が支持されて、コンデンサ11及びラジエータ12が車両前後方向に並んでいる。
上記支持部10aは、略水平状に延びかつ上記コンデンサ11及びラジエータ12の上端部を支持する上枠部10bと、略水平状に延びかつコンデンサ11及びラジエータ12の下端部を支持する下枠部10cと、略鉛直方向に延びかつコンデンサ11及びラジエータ12の車幅方向両端部をそれぞれ支持する左右一対の縦枠部10d,10e(車両左側のものを左側縦枠部10dといい、車両右側のものを右側縦枠部10eという)とで構成されている。
上記上枠部10bと左側縦枠部10dとの角部には、該角部から車幅方向外側(車両左側)に向かって車両後方に傾斜して延びる左側取付部10fが形成され、この左側取付部10fの先端部が、車両左側のエプロンレインフォースメント2の車両前側端部に取付固定されている。また、上記上枠部10bと右側縦枠部10eとの角部には、該角部から車幅方向外側(車両右側)に向かって車両後方に傾斜して延びる右側取付部10gが形成され、この右側取付部10gの先端部が、車両右側のエプロンレインフォースメント2の車両前側端部に取付固定されている。
上記左側及び右側縦枠部10d,10eの車両前側面には、車両前方に延びる側方導風板15,15がそれぞれ取付固定されており、これら側方ガイド板15,15により、後述のバンパフェイシャ9に設けた導風開口部9a,9bよりエンジンルーム内に導入された車両走行風を、支持部10aの車両前側の空間から車幅方向外側に逃がさないようにしてコンデンサ11及びラジエータ12に確実に導くようにしている。
また、上枠部10bの車両前側面には、車両前方に延びる上側導風板16(図2にのみ示す)が取付固定され、下枠部10cの車両前側面には、当該車両の歩行者との衝突時に歩行者の足を払って歩行者がボンネット61(図2参照)に倒れるようにするための歩行者足払い部材17が取付固定されている。この歩行者足払い部材17は、下側の導風板を兼ねており、上側導風板16及び歩行者足払い部材17によって、導風開口部9a,9bよりエンジンルーム内に導入された車両走行風を上下方向にも逃がさないようにしている。
尚、上記上枠部10bの上面には、ボンネット61の車両前側端部との間をシールするシール部材18(図2にのみ示す)が設けられている。
上記シュラウド10の支持部10aの車両後側には、後述の導風開口部9a,9bを通ってコンデンサ11の車両前方に導かれた車両走行風を、コンデンサ11及びラジエータ12を確実に通過するように吸い込むラジエータファン13が設けられている。また、支持部10aの車両後側におけるラジエータファン13以外の部分は、ラジエータカバー14で覆われている。
上記バンパレインフォースメント6の車両前方には、樹脂製のバンパフェイシャ9(車両外観構成部材に相当)が配設されている。このバンパフェイシャ9は、上記バンパレインフォースメント6と同様に、平面視で車幅方向中央部が両端部に対して車両前方へ突出するように湾曲した形状を有している。このバンパフェイシャ9の上縁部における左右両側部は、ヘッドライト57(上記シュラウド10に取り付けられる)の形状に沿うように下側に凹んでいる。
上記バンパフェイシャ9の下部における車幅方向略中央部には、車両走行風を上記コンデンサ11及びラジエータ12に導くための横長形状の下側導風開口部9aが設けられている。また、バンパフェイシャ9の上部における上記下側導風開口部9aの上側には、同じく車両走行風を上記コンデンサ11及びラジエータ12に導くための横長形状の上側導風開口部9bが設けられており、この上側導風開口部9bには、多数の導風開口部が設けられたグリル部材20(図2参照)が配設される。これら下側導風開口部9a及び上側導風開口部9bの車幅方向に沿った長さは、上記シュラウド10の支持部10aにおける左側縦枠部10dと右側縦枠部10eとの間の距離に略等しく、上側導風開口部9bの上縁と下側導風開口部9aの下縁との間の上下方向に沿った距離は、上枠部10bと下枠部10cとの間の距離に略等しい(図4参照)。
尚、上記下側導風開口部9a及び上側導風開口部9bは、車両走行風をコンデンサ11及びラジエータ12のみに導くためのものであってもよく、コンデンサ11及びラジエータ12に加えて、インタークーラやその他の冷却装置等に車両走行風を導くためのものであってもよい。
上記バンパフェイシャ9の下部における上記下側導風開口部9aの車幅方向外側(車両前面の左右両側部に相当する部分)には、外側開口部9c,9cがそれぞれ設けられている。
上記車両には、車載風力発電装置が搭載されており、この車載風力発電装置は、車両走行風によって回転するプロペラ型風車31と、該風車31の回転により駆動される発電機32(図2及び図3参照)とを含んでいて、この発電機32の作動により、当該車両に搭載された不図示のバッテリーを充電するように構成されている。
上記風車31は、上記バンパレインフォースメント6とシュラウド10との間においてバンパレインフォースメント6とシュラウド10との間の距離が最も大きい車幅方向略中央位置に、該風車31の回転軸31aが車両前後方向に延びるように配設されている。この風車31の回転軸31aの車両前側端部が、発電機32を介して、バンパレインフォースメント6の車幅方向略中央部に支持されている。すなわち、発電機32は、該発電機32の回転軸が車両前後方向に延びるようにバンパレインフォースメント6に支持されているとともに、発電機32の車両後側端部を除く部分が、バンパレインフォースメント6の閉断面部6a内における車幅方向略中央部に収容されている。そして、上記風車31の回転軸31aは、発電機32の回転軸を兼用しており、これにより、風車31の回転軸31aは、バンパレインフォースメント6の車幅方向略中央部に、該バンパレインフォースメント6から車両後方に突出するように片持ち状に支持されていることになる。この風車31の回転軸31aの車両後側端部に、外周面に3つの羽根31b,31b,…が周方向に略等間隔をあけて取り付けられたハブ31cが、該回転軸31aと一体回転するように固定されている。尚、風車31の各羽根31b及びハブ31cは、車両走行風により、車両正面視で時計回り方向に回転する。
また、上記風車31は、図4に示すように、車両正面視で該風車31の羽根31bの回転スペース(正確には、回転スペースの一部)が上記下側導風開口部9a及び上側導風開口部9bと重複するように配設されている。すなわち、車両正面視で、羽根31bの外周先端の回転軌跡円Cの内側部分が羽根31bの回転スペースであり、この回転スペースにおける回転軸31aよりも上側部分が下側導風開口部9aと重複し、該回転スペースにおける回転軸31aよりも下側部分が上側導風開口部9bと重複している。本実施形態では、上記回転軌跡円Cの直径が、上側導風開口部9bの上縁と下側導風開口部9aの下縁との間の距離と略等しくて、上記回転軌跡円Cが、上側導風開口部9bの上縁と下側導風開口部9aの下縁との間に位置するようになされている。尚、上側導風開口部9bには、多数の導風開口部が設けられたグリル部材20が配設されるので、車両正面視で、風車31の羽根31bの回転スペースが、車両外観構成部材としてのグリル部材20に設けた導風開口部とも重複していることになる。
上記発電機32は、本実施形態では、直流発電機であるが、その発生した電圧は脈動しているため、AC/DCコンバータにより一定の直流電圧に変換され、更にDC/DCコンバータにより所定の電圧に変換された後にバッテリーを充電するようになされている。
上記風車31及び発電機32は、バンパレインフォースメント6がクラッシュカン5,5を介してフロントサイドフレーム1,1に結合される前に、予めバンパレインフォースメント6に組み付けられており、風車31及び発電機32を組み付けたバンパレインフォースメント6をフロントサイドフレーム1,1に結合することで、車載風力発電装置が車両に搭載されることになる。このようにすることで、車載風力発電装置を車両へ容易に搭載することができるとともに、車載風力発電装置を搭載しない車両では、風車31及び発電機32を組み付けていないバンパレインフォースメント6をフロントサイドフレーム1,1に結合すればよく、生産ラインにおいて車載風力発電装置の有無に容易に対応することができるようになる。
本実施形態では、上記のようにプロペラ型風車31をバンパレインフォースメント6とシュラウド10との間に配設することで、車両を大型化することなく風車31をスペース効率良く配置することが可能になる。すなわち、バンパレインフォースメント6が、平面視で車幅方向中央部が両端部に対して車両前方へ突出するように湾曲した形状を有していることで、バンパレインフォースメント6とシュラウド10(コンデンサ11)との間における車幅方向中央部ないしその近傍部には、デッドスペースが生じる。本実施形態では、このデッドスペースを風車31の配設位置として有効に利用することができ、特に風車31の回転軸31aを、バンパレインフォースメント6の車幅方向略中央部に、該バンパレインフォースメント6から車両後方に突出するように片持ち状に支持することで、風車31の羽根31bの先端部をバンパレインフォースメント6から出来る限り離すことができて、風車31の羽根31bを最大限に大きくすることができる。また、風車31とシュラウド10(コンデンサ11)との間の隙間を大きくすることができ、この結果、車両の軽衝突時にクラッシュカン5,5が潰れることでバンパレインフォースメント6が後退しても、上記隙間によって風車31がコンデンサ11に当接し難くなり、風車31、コンデンサ11及びラジエータ12の損傷を抑制することができる。
しかも、風車31は、車両正面視で、該風車31の羽根31bの回転スペースが、バンパフェイシャ9において車両走行風をコンデンサ11及びラジエータ12へと導くための比較的大きな下側導風開口部9a及び上側導風開口部9bと重複するように配設されているので、風車31の羽根に対して車両走行風を十分に供給することができ、所望の発電電力が容易に得られるようになる。
尚、上記実施形態では、発電機32を、該発電機32の回転軸(風車31の回転軸31aと兼用)が車両前後方向に延びるようにバンパレインフォースメント6に支持したが、図5及び図6に示すように、発電機32を、該発電機32の回転軸32aが車幅方向に延びるようにバンパレインフォースメント6に支持するようにしてもよい。この場合、風車31の回転軸31aの回転を発電機32に伝達するための伝達機構を設け、この伝達機構の少なくとも一部をバンパレインフォースメント6の閉断面部6a内に収容することが好ましい。例えば図6に示すように、風車31の回転軸31aと発電機32の回転軸32aとのそれぞれに、伝達機構として、互いに噛み合うかさ歯車36,36を取付固定し、これら両かさ歯車36,36を、発電機32と共に、バンパレインフォースメント6の閉断面部6a内に収容する。
また、発電機32の全体をバンパレインフォースメント6の閉断面部6a内に収容するようにしてもよく、逆に、発電機32の全体を閉断面部6aの外側に配置するようにしてもよい。このように閉断面部6aの外側に配置する場合、例えば図7に示すように、発電機32を、バンパレインフォースメント6の下側に配置して、車両正面視で略U字状をなすブラケット33を介して該バンパレインフォースメント6に支持するようにしてもよい。この場合も、同図に示す如く、発電機32の回転軸(風車31の回転軸31aと兼用)が車両前後方向に延びるようにしてもよく、図8に示す如く、発電機32の回転軸が車幅方向に延びるようにしてもよい。このように発電機32の回転軸が車幅方向に延びる場合には、車両側面視で略U字状をなすブラケット34を介して発電機32を該バンパレインフォースメント6に支持するとともに、上記かさ歯車36等の伝達機構を設ければよい。図7及び図8の例では、車両正面視で、風車31の羽根31bの回転スペースが下側導風開口部9aと重複し、上側導風開口部9bとは殆ど重複しなくなるが、下側導風開口部9aからの車両走行風により風車31を十分に回転させることは可能である。
さらに、発電機32は、必ずしもバンパレインフォースメント6に支持する必要はなく、シュラウド10等の他の部材に支持するようにしてもよい。但し、発電機32を、風車31の近傍で確実にかつ強固に支持することができる点で、上記実施形態の如くバンパレインフォースメント6に支持することが好ましい。
また、風車31は、必ずしも車幅方向略中央に配設する必要はなく、バンパレインフォースメント6とシュラウド10との間であれば、車幅方向のどの位置であってもよく、風車31を左右に2つ並べて設けてもよい。
本発明は、車両走行風によって回転するプロペラ型風車と該風車の回転により駆動される発電機とを含む車載風力発電装置に有用である。
本発明の実施形態に係る車載風力発電装置が搭載された車両の前部を示す斜視図である。 上記車両の前部を車両前後方向に沿って切断した断面図である。 上記車両の前部を水平方向に沿って切断した断面図である。 風車と下側導風開口部及び上側導風開口部との関係を示す車両正面図である。 発電機の支持方法についての変形例を示す、バンパレインフォースメントを車両前後方向に沿って切断した断面図である。 図5の変形例に対応する、バンパレインフォースメントを水平方向に沿って切断した断面図である。 発電機の支持方法についての更なる変形例を示す図5相当図である。 発電機の支持方法についての更なる変形例を示す図5相当図である。
符号の説明
1 フロントサイドフレーム
6 バンパレインフォースメント
6a 閉断面部
9 バンパフェイシャ(車両外観構成部材)
9a 下側導風開口部
9b 上側導風開口部
10 シュラウド
11 コンデンサ(熱交換器)
12 ラジエータ(熱交換器)
20 グリル部材(車両外観構成部材)
31 風車
31a 回転軸
31b 羽根
32 発電機
36 かさ歯車(伝達機構)

Claims (5)

  1. 左右一対のフロントサイドフレームと、該両フロントサイドフレームに結合されたバンパレインフォースメントと、該バンパレインフォースメントの後方に配置され、熱交換器を支持するシュラウドと、上記バンパレインフォースメントの前方に配置された外観構成部材に設けられ、走行風を少なくとも上記熱交換器に導くための導風開口部とを備えた車両に搭載され、該車両走行風によって回転するプロペラ型風車と該風車の回転により駆動される発電機とを含む車載風力発電装置であって、
    上記風車は、上記バンパレインフォースメントとシュラウドとの間の位置に、該風車の回転軸が上記車両前後方向に延びかつ該車両正面視で該風車の羽根の回転スペースが上記導風開口部と重複するように配設されていることを特徴とする車載風力発電装置。
  2. 請求項1記載の車載風力発電装置において、
    上記風車の回転軸は、上記バンパレインフォースメントの車幅方向略中央部に、該バンパレインフォースメントから車両後方に突出するように片持ち状に支持されていることを特徴とする車載風力発電装置。
  3. 請求項2記載の車載風力発電装置において、
    上記発電機は、上記バンパレインフォースメントに支持されていることを特徴とする車載風力発電装置。
  4. 請求項3記載の車載風力発電装置において、
    上記バンパレインフォースメントは、閉断面構造をなす閉断面部を有し、
    上記発電機の少なくとも一部が、上記閉断面部内に収容されていることを特徴とする車載風力発電装置。
  5. 請求項3記載の車載風力発電装置において、
    上記バンパレインフォースメントは、閉断面構造をなす閉断面部を有し、
    上記風車の回転軸の回転を上記発電機に伝達するための伝達機構が設けられ、
    上記伝達機構の少なくとも一部が、上記閉断面部内に収容されていることを特徴とする車載風力発電装置。
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