JP2008072818A - 冷却システムおよびそれを備える車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータの熱的保護を確保しながら車両の登坂性能を向上することができる冷却システムおよびそれを備える車両を提供する。
【解決手段】ブレーキECU140は、車両の状態が予め定められた制御開始条件を満たすとき、ヒルスタートアシスト制御を実行するとともに、車両がヒルホールドの状態であることを指示するフラグFhをオンに設定してHVECU110へ出力する。HVECU110は、温度センサ16からのインバータ温度Tinvが車両駆動用のモータジェネレータMG2の負荷率の制限を開始する制限開始温度以上のとき、あるいは、ブレーキECU140からオン状態に設定されたフラグFhを受けたとき、インバータ装置70を冷却するための冷却水の目標流量を最大流量に設定する。ウォーターポンプ50は目標流量に一致した流量の冷却水を冷媒路54〜58に循環させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、冷却システムおよびそれを備える車両に関し、特に、車両の駆動用モータを駆動するインバータの冷却システムおよびその冷却システムを搭載した車両に関する。
通常、電気自動車(EV:Electric Vehicle)やハイブリッド自動車(HV:Hybrid Vehicle)等の車両において、電気エネルギーによる駆動力は、高電圧の電池から供給される直流電力をインバータによって3相交流電力に変換し、これにより3相交流モータを回転させることにより得ている。また、車両の減速時には、逆に3相交流モータの回生発電により得られる回生エネルギーを電池に蓄電することにより、エネルギーを無駄なく利用して走行している。
このようなハイブリッド自動車または電気自動車において、インバータはスイッチング素子のスイッチング動作により発熱する。そのため、インバータを過熱による熱破壊から保護するための冷却装置が設けられている(たとえば特許文献1〜3参照)。
たとえば特開2005−287149号公報(特許文献1)は、ナビゲーション装置を備える電気自動車における走行用の電動機を含む電機駆動系の温度を調整する温度調整装置を開示する。これによれば、ナビゲーション装置により設定された走行ルートの道路勾配が登り勾配として大きく、モータやインバータに作用する負荷が比較的大きいと考えられるときには、電動ウォーターポンプのHi駆動とLo駆動とを切替えるための切替閾値を小さく設定して電動ウォーターポンプがHi駆動の状態とされやすくすることによって、モータやインバータの過度の温度上昇を抑制する。一方、道路勾配が登り勾配として小さく、モータやインバータに作用する負荷が比較的小さいと考えられるときには、切替閾値を大きくして電動ウォーターポンプがLo駆動に維持されやすくすることによって、無駄な冷却を抑制して消費電力を抑える。
特開2005−287149号公報 特開平7−309124号公報 特開2005−9338号公報
ところで、従来より、坂路において車両を停止状態に維持するためのヒルホールド制御を行なうブレーキ装置が知られている。ここでヒルホールドとは、車輪の回転を制止することにより、車両の停止状態を維持することをいう。すなわち、予め定められた条件が成立すると、制動力が車輪に設けられたブレーキによって車輪に付与される。これにより、車両は停止状態を維持することができる。
さらに、最近では、このヒルホールド制御と同様の制御として、登坂発進時に運転者がブレーキペダルからアクセルペダルに足を踏み替えた際に、ブレーキ油圧を自動的に保持制御して車両が後退するのを防止する、いわゆるヒルスタートアシスト制御を実行するブレーキ装置が知られている。
このようなブレーキ装置によれば、坂路における車両発進時において車両の駆動輪には、駆動力と制動力とが作用することになる。そのため、駆動輪に連結されるモータジェネレータには、駆動トルク指令を与えても回転数が上がらない、いわゆるロック状態が発生する場合がある。このロック状態でさらにモータジェネレータを駆動させると、インバータの特定のスイッチング素子には過大な直流電流が流れることになり、当該スイッチング素子の熱負荷が急激に増加することになる。すなわち、モータジェネレータのロック状態は、インバータに発熱を誘引する熱負荷駆動状態であると言うことができる。
しかしながら、特開2005−287149号公報に開示された技術では、このようなヒルホールド制御やヒルスタートアシスト制御の実行時において起こり得るインバータの熱負荷の増加を抑えるための方策については開示されていない。また、特開平7−309124号公報および特開2005−9338号公報についても、上述した方策についての開示はなされていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、インバータの熱的保護を確保しながら車両の登坂性能を向上することができる冷却システムを提供することである。
また、この発明の別の目的は、インバータの熱的保護を確保しながら車両の登坂性能を向上することができる冷却システムを備えた車両を提供することである。
この発明によれば、冷却システムは、車両の駆動輪に駆動力を発生するモータと、スイッチング素子のスイッチング動作により電源とモータとの間で電力変換を行なう駆動回路と、車両の停止状態を維持するように駆動輪に制動力を発生する制動装置と、冷媒を用いて駆動回路を冷却する冷却装置と、車両の状態に基づいて、冷却装置の冷媒の供給量を制御する冷却制御装置とを備える。冷却制御装置は、車両の状態が、駆動輪に制動力が作用し、かつ、駆動輪にモータが駆動力を発生する状態にあるとき、モータが駆動回路に発熱を誘引する熱負荷駆動状態となるときに要求される供給量に冷媒の供給量を設定する第1の供給量設定手段と、車両の状態が状態にないとき、スイッチング素子の素子温度に基づいて冷媒の供給量を設定する第2の供給量設定手段とを含む。
上記の冷却システムによれば、坂路において車両の停止状態を維持することによって車両駆動用モータがロック状態となった場合であっても、急激な温度上昇が見込まれる駆動回路に対して応答性良く冷却能力を高めることができる。その結果、出力を制限せずにモータを駆動できるため、車両の登坂性能を確保することができる。
好ましくは、第1の供給量設定手段は、冷媒の供給量を、冷却装置が出力可能な最大供給量に設定する。
上記の冷却システムによれば、急激な温度上昇が見込まれる駆動回路に対する冷却能力の制御応答性を確保することができる。
好ましくは、冷却システムは、スイッチング素子の耐熱温度に基づいてモータに供給する駆動電流の制限を開始する制限開始温度を決定し、スイッチング素子の素子温度が決定した制限開始温度よりも低いとき、出力を制限せずに駆動回路を制御する制御装置をさらに備える。
上記の冷却システムによれば、スイッチング素子の素子温度が制限開始温度よりも低く抑えられるため、駆動回路は出力を制限することなくモータを駆動することができる。その結果、車両の登坂性能を確保することができる。
好ましくは、第2の供給量決定手段は、スイッチング素子の素子温度が制限開始温度以上のとき、冷媒の供給量を、冷却装置が出力可能な最大供給量に設定する。
上記の冷却システムによれば、スイッチング素子の素子温度に応じて冷却能力を制御することから、冷却装置の省電力化を図りながら駆動回路の過熱を防止することができる。
好ましくは、冷却制御装置は、車両の状態に基づいて第1および第2の供給量設定手段のいずれかを選択する選択手段をさらに含む。選択手段は、車両の停止状態を維持するためのヒルホールド制御が実行されたことに応じて、第1の供給量設定手段を選択する。
上記の冷却システムによれば、駆動用モータにロック状態が発生する可能性があるヒルホールド制御の実行において、急激な温度上昇が見込まれる駆動回路に対して応答性良く冷却能力を高めることができる。その結果、モータは車両の発進加速に必要な駆動力を発生することができるため、車両の登坂性能を確保することができる。
好ましくは、冷却制御装置は、車両の状態に基づいて第1および第2の供給量決定手段のいずれかを選択する選択手段をさらに含む。選択手段は、車両の登坂発進時に車両停止状態を維持するためのヒルスタートアシスト制御が実行されたことに応じて、第1の供給量設定手段を選択する。
上記の冷却システムによれば、駆動用モータにロック状態が発生する可能性があるヒルスタートアシスト制御の実行において、急激な温度上昇が見込まれる駆動回路に対して応答性良く冷却能力を高めることができる。その結果、モータは車両の発進加速に必要な駆動力を発生することができるため、車両の登坂性能を確保することができる。
好ましくは、冷却装置は、冷媒を通流する冷媒路と、冷媒路に配設され、冷媒を冷却するラジエータと、冷媒路に冷媒を循環させるポンプとを含む。冷却制御装置は、設定された冷却媒体の供給量に応じてポンプの回転駆動力を制御する。
上記の冷却システムによれば、設定された供給量の冷媒が冷媒路に供給されるようにポンプを制御することにより、冷却能力の制御応答性とポンプの省電力化とを両立することができる。
好ましくは、冷却装置は、冷媒を通流する冷媒路と、冷媒路において、駆動回路の上流側に位置し、冷媒を駆動回路に供給するファンとを含む。冷却制御装置は、設定された冷媒の供給量に応じてファンの回転駆動力を制御する。
上記の冷却システムによれば、設定された供給量の冷媒が冷媒路に供給されるようにファンを制御することにより、冷却能力の制御応答性とファンの省電力化とを両立することができる。
この発明によれば、車両は、上述したいずれかの冷却システムを備える。
上記の車両によれば、冷却装置の省電力化を図りながら駆動用モータの駆動力が確保されるため、良好な燃費性能と登坂性能とを両立することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態による冷却システムが搭載された車両の構成を示す概略ブロック図である。図1では、ハイブリッド自動車を例として、当該車両における動力出力機構の部分が代表的に示されている。なお、車両は、モータを駆動力源とした電気自動車であってもよい。
図1を参照して、ハイブリッド自動車100は、駆動輪10と、動力伝達ギア20と、動力取出ギア30と、プラネタリギア40と、エンジン60と、インバータ装置70と、油圧ブレーキ80と、車速センサ90と、ハイブリッドECU(Electronic Control Unit)110と、エンジンECU120と、油圧コントローラ130と、ブレーキECU140と、モータジェネレータMG1,MG2とを備える。
駆動輪10は、シャフト11と、タイヤ12とからなる。タイヤ12は、シャフト11に取り付けられ、動力伝達ギア20を介してシャフト11に伝達される動力により回転する。動力伝達ギア20は、駆動輪10のシャフト11に設けられる。動力取出ギア30は、プラネタリギア40のリングギア軸41に設けられる。そして、動力取出ギア30は、動力伝達ギア20に連結される。
モータジェネレータMG2は、プラネタリギア40のリングギア軸41に連結される。なお、動力取出ギア30とモータジェネレータMG2との間のリングギア軸41に変速機(図示せず)を設ける構成としても良い。
エンジン60は、プラネタリギア40のキャリア軸42に連結される。モータジェネレータMG1は、プラネタリギア40のサンギア軸43に連結される。これにより、モータジェネレータMG1およびエンジンENGは、プラネタリギア40を介して相互に連結される。油圧ブレーキ80は、駆動輪10のシャフト11に設けられる。
駆動輪10は、動力伝達ギア20に伝達された動力により回転される。動力伝達ギア20は、動力取出ギア30から受けた動力を駆動輪10に伝達する。
動力取出ギア30は、エンジン60からプラネタリギア40を介してリングギア軸41に出力された動力および/またはモータジェネレータMG2からリングギア軸41に出力された動力を取出し、その取出した動力を動力伝達ギア20へ伝達する。
プラネタリギア40は、モータジェネレータMG1からサンギア軸43に出力された動力をキャリア軸42を介してエンジン60に伝達し、エンジン60からキャリア軸42に出力された動力を分割してリングギア軸41およびサンギア軸43に出力する。
エンジン60は、プラネタリギア40を介してモータジェネレータMG1から受けた動力によって起動され、エンジンECU120からの制御に従って所定の動力を出力する。
モータジェネレータMG1は、インバータ装置70によって駆動され、所定のトルクをプラネタリギア40のサンギア軸43へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、プラネタリギア40のサンギア軸43に出力されたエンジン60の動力によって交流電圧を発電し、その発電した交流電圧を3相電力線71を介してインバータ装置70へ供給する。さらに、モータジェネレータMG1は、回転速度センサ13を内蔵しており、回転速度センサ13によって検出された回転速度信号MRN1をハイブリッドECU110へ出力する。
モータジェネレータMG2は、インバータ装置70によって駆動され、所定のトルクをプラネタリギア40のリングギア軸41へ出力する。また、モータジェネレータMG2は、駆動輪10の動力によって交流電圧を発電し、その発電した交流電圧を3相電力線72を介してインバータ装置70へ供給する。さらに、モータジェネレータMG2は、回転速度センサ14を内蔵しており、回転速度センサ14によって検出された回転速度信号MRN2をハイブリッドECU110へ出力する。
インバータ装置70は、3相電力線71によってモータジェネレータMG1と接続され、3相電力線72によってモータジェネレータMG2と接続される。そして、インバータ装置70は、ハイブリッドECU110からの駆動信号PWMI1に従って、バッテリ(図示せず)からの直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧を3相電力線71を介してモータジェネレータMG1に供給してモータジェネレータMG1を力行モードまたは回生モードで駆動する。
また、インバータ装置70は、ハイブリッドECU110からの駆動信号PWMI2に従って、バッテリ(図示せず)からの直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧を3相電力線72を介してモータジェネレータMG2に供給してモータジェネレータMG2を力行モードまたは回生モードで駆動する。
油圧ブレーキ80は、油圧コントローラ130からブレーキ油圧を受け、その受けたブレーキ油圧に応じて駆動輪10に制動力を与える。これによって、ハイブリッド自動車100は減速する。
車速センサ90は、駆動輪10の回転速度を検出し、その検出した回転速度を車速SPDに変換してハイブリッドECU110へ出力する。ハイブリッドECU110は、アクセル開度センサ142からアクセルペダルポジション(アクセルペダルの踏込量)APを受け、ブレーキペダルセンサ144からブレーキペダルポジション(ブレーキペダルの踏込量)BPを受け、シフトポジションセンサ(図示せず)からシフトポジションSPを受け、モータジェネレータMG1,MG2に取り付けられた電流センサ(図示せず)からモータ電流MCRT1,MCRT2を受け、回転速度センサ13,14から回転速度信号MRN1,MRN2を受ける。そして、ハイブリッドECU110は、これらの入力信号に基づいてモータジェネレータMG1,MG2の3相コイルに流す電流を制御してモータジェネレータMG1,MG2を駆動するための駆動信号PWMI1,PWMI2を生成し、その生成した駆動信号PWMI1,PWMI2をインバータ装置70へ出力する。
ハイブリッドECU110は、ブレーキペダルポジションBPに基づいて、要求制動力を演算する。そして、ハイブリッドECU110は、演算した要求制動力と、バッテリ(図示せず)のSOC(State of Charge)と、回転速度信号MRN2によって示されるモータジェネレータMG2の回転速度とに基づいてモータジェネレータMG2における回生量を演算し、その演算した回生量(=回生による制動力)の要求制動力に対する配分をさらに演算する。
そうすると、ハイブリッドECU110は、演算した配分を示す回生量信号REGVを生成してブレーキECU140へ出力する。そして、ハイブリッドECU110は、ブレーキECU140から回生許可量信号REGAを受け、その受けた回生許可量信号REGAに基づいてモータジェネレータMG2が回生可能な回生量を演算し、その演算した回生量をモータジェネレータMG2が回生するようにインバータ装置70を駆動するための駆動信号PWMI2(回生指示信号)を生成してインバータ装置70へ出力する。
さらに、ハイブリッドECU110は、エンジン60が出力すべき動力をエンジンECU120に指示する。
エンジンECU120は、ハイブリッドECU110から指示された動力をエンジン60が出力するようにエンジン60を駆動する。より具体的には、エンジンECU120は、燃料噴射量および回転数等を制御して所定の動力を出力するようにエンジン60を駆動する。
油圧コントローラ130は、ブレーキECU140からブレーキ制御信号BCTLを受け、その受けたブレーキ制御信号BCTLによって示される制動力を駆動輪10に与えるためのブレーキ油圧を演算し、その演算したブレーキ油圧を油圧ブレーキ80へ出力する。
ブレーキECU140は、ハイブリッドECU110から回生量信号REGVを受け、モータジェネレータMG2に内蔵された回転速度センサ14から回転速度信号MRN2を受ける。そして、ブレーキECU140は、その受けた回転速度信号MRN2によって示されるモータジェネレータMG2の回転速度に応じて、油圧ブレーキ80による制動力の配分とモータジェネレータMG2の回生による制動力の配分とを決定する。
そして、ブレーキECU140は、決定した回生による制動力の配分により、回生量信号REGVによって示される回生量の配分を調整し、その調整した配分を示す回生許可量信号REGAを生成してハイブリッドECU110へ出力する。また、ブレーキECU140は、決定した油圧ブレーキ80による制動力の配分に従って油圧ブレーキ80が駆動輪10に与える制動力を演算し、その演算した制動力を示すブレーキ制御信号BCTLを生成して油圧コントローラ130へ出力する。
さらに、ブレーキECU140は、アクセル開度センサ142からアクセルペダルポジションAPを受け、ブレーキペダルセンサ144からブレーキペダルポジションBPを受け、Gセンサ146から車両が走行している路面の勾配を表わすGセンサ値を受けると、これらの入力信号に基づいて、車両の状態を検出する。
そして、ブレーキECU140は、その検出した車両の状態が、予め設定されているヒルスタートアシストコントロール(Hill-start Assist Control;HAC)制御の開始条件を満足したか否かを判断する。
このとき、例えば、ブレーキペダルセンサ144から入力されるブレーキペダルポジションBPがオンの状態(ブレーキペダルが運転者によって踏込まれた状態)であって、アクセル開度センサ142から入力されるアクセルペダルポジションAPがオフの状態(アイドル状態)であって、シフトポジションセンサ(図示せず)から入力されるシフトポジションSPがパーキング(P)ポジション以外に選択された状態であって、車速センサ90から入力される車速SPDに基づいて車両が停止していると判断される場合に、HAC制御開始条件を満足していると判断される。
そして、車両の状態がHAC制御開始条件を満足していると判断されると、ブレーキECU140は、HAC制御を実行する。具体的には、Gセンサ146から入力されるGセンサ値および、車速センサ90から入力される車速SPD等に基づいて、運転者の登坂操作中に車両が後退している状態であることが判断されると、ブレーキECU140は、坂路の勾配、車両の加速状況、駆動輪10のロック状況および回転方向に基づいて、車両を停止状態に維持するために必要な制動力を算出する。そして、ブレーキECU140は、その算出した制動力に基づいて油圧ブレーキ80が駆動輪10に与える制動力を演算し、その演算した制動力を示すブレーキ制御信号BCTLを生成して油圧コントローラ130へ出力する。
このブレーキ油圧制御の実行中に駆動輪10に車両の前進可能な大きな駆動トルクがモータジェネレータMG2から出力されたと判断されると、ブレーキECU140は、制動力を低下させる。これにより、停止していた車両はスムーズに発進する。
なお、ブレーキECU140がヒルホールド制御を行なう場合においても、上述したHAC制御と同様に、車両の状態が予め設定されているヒルホールド制御の開始条件を満足していると判断されたことに応じて、油圧ブレーキ80を作動させてブレーキペダルの踏込量に応じた制動力を駆動輪10に付与することにより行なわれる。
そして、運転者がブレーキペダルを開放してアクセルペダルを踏み込むことによってヒルホールド制御を解除する条件が成立したと判断されると、ブレーキECU140は、駆動輪10に発生する駆動トルクが予め定められた値を上回ったことに応じて、油圧ブレーキ80を徐々に開放して、制動トルクを低下する。
以上に述べたようなHAC制御やヒルホールド制御を実行するにあたって、ブレーキECU140は、さらに、車両がヒルホールドの状態であることを指示するフラグFhをオンに設定し、その設定したフラグFhをHVECU110へ出力する。HVECU110は、ブレーキECU140からオンに設定されたフラグFhを受けると、後述するインバータ装置70の冷却システムにおいて、インバータ装置70に対する冷媒の供給量を制御する。
図2は、図1に示されるハイブリッド自動車100における電気システムの主要部の構成を示す電気回路図である。
図2を参照して、ハイブリッド自動車100は、モータジェネレータMG1,MG2と、インバータ装置70と、バッテリBと、HVECU110とを備える。
インバータ装置70は、インバータ701,702と、コンデンサCと、電源ラインL1と、接地ラインL2とを含む。そして、インバータ701は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子Q11〜Q16と、ダイオードD11〜D16とを含み、インバータ702は、IGBT素子Q21〜Q26と、ダイオードD21〜D26とを含む。
インバータ701において、IGBT素子Q11,Q12は、U相アーム152を構成し、IGBT素子Q13,Q14は、V相アーム154を構成し、IGBT素子Q15,Q16は、W相アーム156を構成し、U相アーム152、V相アーム154およびW相アーム156は、電源ラインL1と接地ラインL2との間に並列に接続される。また、各IGBT素子Q11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続されている。
そして、各相アームにおける各IGBT素子の接続点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、IGBT素子Q11,Q12の接続点にU相コイルの他端が接続され、IGBT素子Q13,Q14の接続点にV相コイルの他端が接続され、IGBT素子Q15,Q16の接続点にW相コイルの他端が接続されている。
インバータ702においても同様に、IGBT素子Q21,Q22は、U相アーム162を構成し、IGBT素子Q23,Q24は、V相アーム164を構成し、IGBT素子Q25,Q26は、W相アーム166を構成し、U相アーム162、V相アーム164およびW相アーム166は、電源ラインL1と接地ラインL2との間に並列に接続される。また、各IGBT素子Q21〜Q26のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21〜D26がそれぞれ接続されている。
そして、インバータ702においても、各相アームにおける各IGBT素子の接続点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。
コンデンサCは、電源ラインL1と接地ラインL2との間に接続され、電圧変動に起因するインバータ701、702に対しての影響を低減する。
温度センサ16は、インバータ装置70の温度(インバータ温度)Tinvを検出し、その検出したインバータ温度TinvをHVECU110へ出力する。
HVECU110は、インバータ701におけるIGBT素子Q11〜Q16のスイッチング動作を制御し、バッテリBから供給される電力に基づいてモータトルク指令に応じたトルクをモータジェネレータMG1に発生させるため、または、モータジェネレータMG1によって発生された交流電力を直流電力に変換してバッテリBを充電するため、インバータ701を制御する。また、HVECU110は、インバータ702におけるIGBT素子Q21〜Q26のスイッチング動作を制御し、バッテリBから供給される電力に基づいてモータトルク指令に応じたトルクをモータジェネレータMG2に発生させるため、または、モータジェネレータMG2によって発生された交流電力を直流電力に変換してバッテリBを充電するため、インバータ702を制御する。
以上の構成からなるハイブリッド自動車100において、インバータ装置70は、IGBT素子の熱損失による温度上昇を抑えるために冷却を必要とする。そのため、ハイブリッド自動車100は、以下に述べる冷却システムをさらに備える。
[インバータ装置の冷却システムの説明]
再び図1を参照して、冷却システムは、インバータ装置70と、冷媒路54〜58と、温度センサ16と、ラジエータ52と、ウォーターポンプ50とを含む。
ラジエータ52の第1ポートとインバータ装置70との間に冷媒路54が設けられ、インバータ装置70とウォーターポンプ50との間に冷媒路56が設けられ、ウォーターポンプ50とラジエータ52の第2ポートとの間に冷媒路58が設けられる。すなわち、インバータ装置70とウォーターポンプ50とは冷媒路54〜58によって直列に接続されている。なお、図示は省略するが、モータジェネレータMG1,MG2をさらに直列に接続し、インバータ装置70とモータジェネレータMG1,MG2とを共通の冷却水で冷却する構成としても良い。
ウォーターポンプ50は、不凍液などの冷却水を循環させるためのポンプであって、図示される矢印の方向に冷却水を循環させる。ラジエータ52は、インバータ装置70を循環した冷却水を冷媒路58から受け、その受けた冷却水を図示しないラジエータファンを用いて冷却する。温度センサ16は、インバータ装置70の温度(インバータ温度)Tinvを検出し、その検出したインバータ温度TinvをHVECU110へ出力する。
HVECU110は、温度センサ16からのインバータ温度Tinvに基づいて、後述する方法によりウォーターポンプ50を駆動するための信号DRVを生成し、その生成した信号DRVをウォーターポンプ50へ出力する。
次に、こうして構成された本発明の実施の形態によるインバータ装置70の冷却システムにおけるウォーターポンプ50の駆動制御について説明する。
図3は、図1および図2におけるHVECU110の機能ブロック図である。
図3を参照して、HVECU110は、駆動用モータであるモータジェネレータMG2を駆動するインバータ702の制御回路と、モータジェネレータMG1を駆動するインバータ701の制御回路(図示せず)と、ウォーターポンプ50を駆動制御する駆動制御部430とを含む。
インバータ制御回路は、3相/2相変換部424と、負荷率制御部426と、電流指令変換部410と、減算器412,414と、PI制御部416,418と、2相/3相変換部420と、PWM生成部422とを含む。
3相/2相変換部424は、2個の電流センサ24,24からモータ電流Iv,Iwを受ける。そして、3相/2相変換部424は、モータ電流Iv,Iwに基づいてモータ電流Iu=−Iv−Iwを演算する。
そうすると、3相/2相変換部424は、モータ電流Iu,Iv,Iwを図示しない回転速度センサからの回転角度θを用いて三相二相変換する。つまり、3相/2相変換部424は、モータジェネレータMG2の3相コイルの各相に流れる3相のモータ電流Iu,Iv,Iwを、回転角度θを用いてd軸およびq軸に流れる電流値Id,Iqに変換する。そして、3相/2相変換部424は、演算した電流値Idを減算器412へ出力し、演算した電流値Iqを減算器414へ出力する。
負荷率制御部426は、温度センサ16からインバータ温度Tinvを受ける。負荷率制御部426は、インバータ温度TinvをモータジェネレータMG2の負荷率の制限を開始する制限開始温度T_limと比較する。なお、制限開始温度T_limは、インバータ702を構成するIGBT素子の耐熱温度等に基づいて予め設定されている。そして、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上となると、後述する方法によってインバータ702からモータジェネレータMG2に供給される駆動電流の制限が開始される。
図4は、負荷率LDRとインバータ温度Tinvとの関係図である。
図4において、直線k1は、100%の負荷率を表わし、直線k2は、インバータ温度Tinvと制限開始温度T_limとの温度差に基づいて決定される負荷率を表わし、直線k3は、0%の負荷率を表わす。
図4を参照して、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_limよりも低いとき、負荷率は100%に設定される。このとき、負荷率制御部426は、モータジェネレータMG2の負荷率を制限しないことを示す信号NRSTを生成して電流指令変換部410へ出力する。
また、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上であるとき、負荷率は、インバータ温度Tinvと制限開始温度T_limとの温度差に応じて直線k2,k3に従って決定される。すなわち、負荷率は、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_limから温度Tsb(=Tlim+所定の温度差)までの範囲では、温度差に比例して減少するように設定される。そして、インバータ温度Tivが温度Tsbを超えると、負荷率は0%に設定される。
再び図3を参照して、負荷率制御部426は、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_limであるとき、図3の関係に基づいてモータジェネレータMG2の負荷率LDRを設定し、その設定した負荷率LDRを電流指令変換部410へ出力する。
電流指令変換部410は、外部ECUからトルク指令値TR2を受け、負荷率制御部426から信号NRSTまたは負荷率LDRを受ける。そして、電流指令変換部410は、負荷率制御部426から信号NRSTを受けたとき、トルク指令値TRによって指定されたトルクを出力するための電流指令Id*,Iq*を生成する。
また、電流指令変換部410は、負荷率制御部426から負荷率LDRを受けたとき、トルク指令値TR2に負荷率LDRを乗算し、制限トルク指令値TRRを演算する。そして、電流指令変換部410は、制限トルク指令値TRRによって指定されたトルクを出力するための電流指令Id*,Iq*を生成する。
そうすると、電流指令変換部410は、生成した電流指令Id*を減算器412へ出力し、生成した電流指令Iq*を減算器414へ出力する。
減算器412は、電流指令Id*と電流値Idとの偏差(=Id*−Id)を演算し、その演算した偏差をPI制御部416へ出力する。また、減算器414は、電流指令Iq*と電流値Iqとの偏差(=Iq*−Iq)を演算し、その演算した偏差をPI制御部418へ出力する。
PI制御部416,418は、それぞれ、偏差Id*−Id,Iq*−Iqに対してPIゲインを用いてモータ電流調整用の電圧操作量Vd,Vqを演算し、その演算した電圧操作量Vd,Vqを2相/3相変換部420へ出力する。
2相/3相変換部420は、PI制御部416,418からの電圧操作量Vd,Vqを回転速度センサからの回転角度θを用いて二相三相変換する。すなわち、2相/3相変換部420は、d軸およびq軸に印加する電圧操作量Vd,Vqを、回転角度θを用いてモータジェネレータMG2の3相コイルに印加する電圧操作量Vu,Vv,Vwに変換する。そして、2相/3相変換部420は、電圧操作量Vu,Vv,VwをPWM生成部422へ出力する。
PWM生成部422は、電圧操作量Vu,Vv,Vwと、インバータ702の入力電圧Vmとに基づいて信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータ702へ出力する。
以上に述べたように、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_limを超えると、インバータ装置70は、負荷率を制限してモータジェネレータMG2を駆動する。これによれば、インバータ装置70の熱損失を抑えることができる。その反面、モータジェネレータMG2の発生する駆動力が制限されるという問題が生じる。
そこで、ウォーターポンプ50を駆動制御する駆動制御部430は、インバータ温度Tinvに基づいて冷媒路54〜58を通流する冷却水の目標流量Q*を設定することにより、インバータ温度Tinvの上昇を抑えて負荷率が制限されるのを緩和している。
図5は、インバータ温度Tinvと目標流量Q*との関係図である。
図5を参照して、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_limよりも低いとき、目標流量Q*は、直線k4および直線k5に従ってインバータ温度Tinvの上昇に従って増加するように設定される。そして、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上となると、直線k6に示すように目標流量Q*は、ウォーターポンプ50が供給可能な最大流量(以下、単に最大流量とも称する)Q_maxに設定される。
なお、ウォーターポンプ50から供給される冷却水の流量は、ウォーターポンプ50を駆動するモータの印加電圧を高めてその回転数を上昇させることにより増加する。よって、モータの印加電圧を印加可能な最大電圧とすることにより、最大流量Q_maxの冷却水がウォーターポンプ50から吐出される。
また、本実施の形態では、制限開始温度T_lim以下では、インバータ温度Tinvの上昇に従って目標流量Q*を増加させる構成としたが、互いに流量が異なる複数の駆動状態を予め設け、これらの駆動状態の間でインバータ温度Tinvに応じて切替える構成としてもよい。
駆動制御部430は、図5のインバータ温度Tinvと目標流量Q*との関係を予め目標流量設定用マップとして図示しない記憶領域に格納しておき、温度センサ16からインバータ温度Tinvが与えられると、目標流量設定用マップから対応する流量を抽出して目標流量Q*として設定する。そして、駆動制御部430は、その設定された目標流量Q*で冷却水が循環するようにウォーターポンプ50を駆動するための信号DRVを生成してウォーターポンプ50へ出力する。これにより、ウォーターポンプ50は駆動制御部430の信号DRVに応じて回転数が制御され、目標流量Q*に一致した流量の冷却水を冷媒路54〜58に循環させる。
このようにインバータ温度Tinvに応じて冷却水の流量Qを変化させることにより、インバータ温度Tinvが低いときには、無駄な冷却を抑制してウォーターポンプ50の消費電力を抑えることができる。一方、インバータ温度Tinvが高いときには、インバータ装置70を過熱から保護するとともに、モータジェネレータMG2の負荷率が制限されるのを防止することができる。
ここで、上述したように、ブレーキECU140がHAC制御またはヒルホールド制御を実行している場合においては、車両が坂路に停止している状態から発進する際に、駆動輪10には、駆動力と制動力とが作用することになる。そのため、駆動輪10に連結されるモータジェネレータMG2には、駆動トルク指令を与えても回転数が上がらない、いわゆるロック状態が発生する場合がある。
このロック状態でさらにモータジェネレータMG2を駆動させると、インバータ702の特定のIGBT素子には過大な直流電流が流れる。その結果、当該IGBT素子の熱負荷が急激に増加することになる。すなわち、モータジェネレータMG2のロック状態は、インバータ702に発熱を誘引する熱負荷駆動状態であるといえる。
このように熱負荷が急増した場合には、インバータ温度Tinvの上昇比率が高くなるため、早急に冷却システムの冷却能力を高めることが必要となる。しかしながら、図5で述べたように、温度センサ16から与えられるインバータ温度Tinvの検出値に基づいて冷却水の流量を設定する構成では、冷却能力を温度上昇に追従させることができない可能性がある。すなわち、インバータ温度Tinvに基づいた冷却能力の制御では、インバータ装置70の温度上昇に対する制御応答性が劣るため、急激な熱負荷の増加を抑えることができないという問題が生じる。
そのため、インバータ温度Tinvが上昇して予め定められた制限開始温度T_lim以上となると、インバータ装置70は、上記の図4の関係に従って、負荷率を制限してモータジェネレータMG2を駆動する。この結果、モータジェネレータMG2は車両の発進に必要な駆動トルクを駆動輪10に発生することが不可能となるため、車両の登坂性能を確保することが困難となる。
そこで、この発明による冷却システムは、HAC制御またはヒルホールド制御の実行時においては、インバータ温度Tinvの高低に拘らず、モータジェネレータMG2がインバータ装置70に発熱を誘引する熱負荷駆動状態となるときに要求される流量の冷却水をウォーターポンプ50からインバータ装置70に供給する構成とする。
本実施の形態では、上記制御が実行されたことに応答して、冷却システムは、ウォーターポンプ50の目標流量Q*を最大流量Q_maxに設定する構成とする。
詳細には、図3において、駆動制御部430は、図示しないブレーキECU140からオンに設定されたフラグFh(車両がヒルホールドの状態であることを指示するフラグ)を受けると、ウォーターポンプ50の目標流量Q*を最大流量Q_maxに設定し、その設定した目標流量Q*で冷却水が循環するようにウォーターポンプ50を駆動するための信号DRVを生成してウォーターポンプ50へ出力する。
これによれば、図5に示すように、例えば、HAC制御を実行し始めたときのインバータ温度Tinvが制限開始温度T_limよりも低い温度T0である場合であっても、目標流量Q*は、直線k7に従って最大流量Q_maxに設定される。
なお、目標流量Q*については、一律に最大流量Q_maxに設定する以外に、インバータ温度Tinvに対応する流量を所定の割合で増加させた流量に設定してもよい。
以上に述べたように、この発明による冷却システムは、インバータ装置70の温度上昇が見込まれるHAC制御(もしくはヒルホールド制御)が実行されたことに応じて、インバータ温度Tinvの高低に拘らず、予め冷却能力を高めておくことを特徴とする。
そのため、実際にモータジェネレータMG2にロック状態が発生し、インバータ装置70の通過電流が急激に増加した場合であっても、インバータ温度Tinvの上昇に対する冷却能力の制御応答性が確保されるため、インバータ装置70の温度上昇を抑えることができる。
そして、インバータ装置70の温度上昇が抑えられることによって、モータジェネレータMG2の負荷率に対する制限が緩和される。この結果、モータジェネレータMG2は車両の発進に必要な駆動トルクを駆動輪10に発生することが可能となるため、車両はスムーズに発進することができ、車両の登坂性能を確保することができる。
図6は、本発明の実施の形態によるウォーターポンプの駆動制御を説明するためのタイミングチャートである。詳細には、図6は、車両が坂路に停止しているときのフラグFh、冷媒路を循環する冷却水の流量Q、インバータ温度TinvおよびモータジェネレータMG2の負荷率LDRの時間的変化を示す。
なお、本発明の実施の形態との比較のために、図中にはさらに、温度センサ16からのインバータ温度Tinvの検出値のみに基づいてウォーターポンプ50を駆動制御した場合の各値の時間的変化が破線により示される。
図6を参照して、最初に時刻t1において、ブレーキECU140は、HAC制御(もしくはヒルホールド制御)を実行するにあたって、車両がヒルホールドの状態であることを指示するフラグFhをオンに設定する。ブレーキECU140は、その設定したフラグFhをHVECU110へ出力する。
HVECU110では、ブレーキECU140からオンに設定されたフラグFhを受けらことに応じて、駆動制御部430が目標流量Q*を最大流量Q_maxに設定する。そして、その設定した目標流量Q*を循環させるための信号DRVを生成してウォーターポンプ50へ出力する。
ウォーターポンプ50は、時刻t1において信号DRVを受けると、信号DRVに応じて回転数を上昇させる。これにより、冷媒路54〜58を循環する冷却水の流量Qは、図中の実線k10で示すように、時刻t1以降、最大流量Q_maxに向かって次第に増加する。
ブレーキECU140では、時刻t1以降、HAC制御(もしくはヒルホールド制御)が行なわれる。そして、運転者がアクセルペダルを踏込んだことに応じて、モータジェネレータMG2は駆動トルクを駆動輪10に出力し始める。しかしながら、駆動輪10には制動トルクが依然として付与されているため、モータジェネレータMG2にはロック状態が発生する。
このとき、インバータ装置70においては、時刻t2以降において、モータジェネレータMG2を駆動するインバータ702を通過する電流が急激に増加する。そして、この電流の増加に伴なってインバータ702の熱損失が増加する。このため、図中の実線k12で示すように、インバータ温度Tinvが時刻t1以降次第に上昇する。
ここで、インバータ装置70は、上述したように、インバータ温度Tinvにおいて、IGBT素子の耐熱温度を基に予め設定された制限開始温度T_limを有する。すなわち、インバータ温度Tinvがこの制限開始温度T_lim以上となった場合、モータジェネレータMG2の負荷率LDRの制限が開始される。
しかしながら、本実施の形態では、図中の実線k10およびk12から明らかなように、インバータ温度Tinvが上昇するのに並行して冷却水の流量Qも増加する。すなわち、インバータ装置70においては、発熱量の増加に並行して冷媒路54〜58への放熱量も増加するため、急な温度上昇が抑えられる。したがって、インバータ温度Tinvを制限開始温度T_limよりも低く保つことができる。その結果、負荷率LDRは、図中の実線k14で示すように、制限されることなく略一定に保持される。よって、モータジェネレータMG2が駆動輪10に車両の発進加速に必要な駆動力を発生することができるため、車両の登坂性能を確保することができる。
このような本発明の実施の形態に従うウォーターポンプ50の駆動制御に対して、インバータ温度Tinvのみに基づいた駆動制御は、以下のように行なわれる。
詳細には、時刻t2以降、モータジェネレータMG2にロック状態が生じたことによって、モータジェネレータMG2を駆動するインバータ702の通過電流が急激に増加すると、インバータ702における熱損失が増加し、インバータ温度Tinvは、図中の破線k13で示すように急速に上昇する。
このとき、HVECU110では、駆動制御部430が、上昇するインバータ温度Tinvに基づいて冷媒路54〜58を循環する冷却水の目標流量Q*を設定する。そして、その設定した目標流量Q*を循環させるための信号DRVを生成してウォーターポンプ50へ出力する。
ウォーターポンプ50は、時刻t2において信号DRVを受けると、信号DRVに応じて回転数を上昇させる。これにより、冷媒路54〜58を循環する冷却水の流量Qは、図中の破線k11で示すように、時刻t2以降において徐々に増加する。
ところが、冷却水の流量Qの増加は、実際にインバータ温度Tinvが上昇し始める時刻t2から開始されるため、破線k13に示すように、インバータ温度Tinvが急速に上昇する場合には、冷却能力をその温度上昇に追従させることができず、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上となる可能性がある。
負荷率制御部426では、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上となったことに応じて、図中の破線k15で示すように負荷率LDRの制限を開始する。これにより、モータジェネレータMG2が駆動輪10に発生する駆動力が制限されるため、車両の登坂性能を確保するのが困難となる。
図7は、本発明の実施の形態によるウォーターポンプの駆動制御を説明するためのフローチャートである。
図7を参照して、駆動制御部430は、温度センサ16からインバータ温度Tinvの検出値を受けると(ステップS01)、インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上であるか否かを判定する(ステップS02)。インバータ温度Tinvが制限開始温度T_lim以上であると判定されると、駆動制御部430は、冷却水の目標流量Q*を最大流量Q_maxに設定する(ステップS05)。
一方、ステップS02においてインバータ温度Tinvが制限開始温度T_limよりも低いと判定されると、駆動制御部430は、さらに、ブレーキECU140から送信されたフラグFhがオンに設定されているか否かを判定する(ステップS03)。
駆動制御部430は、フラグFhがオンに設定されているとき、目標流量Q*を最大流量Q_maxに設定する(ステップS05)。一方、フラグFhがオフに設定されているとき、駆動制御部430は、予め記憶領域に格納している目標流量設定マップ(図5参照)からインバータ温度Tinvに対応する流量Qを抽出して目標流量Q*として設定する(ステップS04)。
ステップS04,S04で目標流量Q*が設定されると、駆動制御部430は、その設定された目標流量Q*で冷却水が循環するようにウォーターポンプ50を駆動するための信号DRVを生成してウォーターポンプ50へ出力する。ウォーターポンプ50は、駆動制御部430からの信号DRVに応じて回転数が制御され、目標流量Q*に一致した流量の冷却水を冷媒路54〜58に循環させる(ステップS06)。
なお、本発明の実施の形態においては、インバータ温度TinvおよびブレーキECU140からのフラグFhに基づいて冷却システムのうちのウォーターポンプを駆動制御する構成について説明したが、ウォーターポンプに加えてラジエータファンを駆動制御する構成としても良い。この場合、インバータ温度TinvおよびフラグFhに基づいてラジエータファンの送風量が制御される。
さらに、この発明による冷却システムは、本発明の実施の形態に示したような冷却水を冷媒とする水冷式の冷却系に限定されず、図8に示すような空気を冷媒とする空冷式の冷却系にも適用することが可能である。なお、供給量を制御可能である限りにおいて、冷媒はこれらに限定されるものではない。
図8は、本発明の実施の形態の変更例による冷却システムが搭載された車両の構成を示す概略ブロック図である。図8のハイブリッド自動車100Aは、図1のハイブリッド自動車100のうちの冷却システムを構成するウォーターポンプ50、ラジエータ52および冷媒路54〜58を、ファン500に変更したものである。
図8を参照して、HVECU110Aは、インバータ温度Tinvに基づいてファン500から送出する冷却風の目標風量を設定する。そして、その設定された目標風量の冷却風がファン500から送出されるようにファン500を駆動するための信号DRV1を生成してファン500へ出力する。
また、HVECU110Aは、ブレーキECU140からオンに設定されたフラグFhを受けると、目標風量をファン500が送出可能な最大風量に設定する。そして、その設定された目標風量の冷却風がファン500から送出されるようにファン500を駆動するための信号DRV1を生成してファン500へ出力する。
ファン500は、HVECU110Aからの信号DRV1に応じて回転数が制御され、目標風量に一致した風量の冷却風をインバータ装置70へ送出する。その結果、上述した実施の形態と同様に、温度上昇が見込まれるインバータ装置70に対して応答性良く冷却能力を高めることができる。これにより、インバータ装置70を過熱から保護できるとともに、モータジェネレータMG2の駆動トルクが制限されることによる車両の登坂性能の低下を防止することができる。
この発明において、インバータ702は、モータジェネレータMG2を駆動する「駆動回路」を構成する。
また、インバータ温度Tinvは、インバータ702(駆動回路)の「スイッチング素子の素子温度」を構成する。
さらに、上記においては、インバータ702(駆動回路)を含むインバータ装置70を冷却する構成について説明したが、インバータ装置70を、バッテリとインバータとの間に設けられて電圧変換を行なう昇圧コンバータを含めたインバータ装置として構成し、インバータ装置を冷却する構成であってもよい。
また、上記においては、インバータ装置70に用いるスイッチング素子としてIGBT素子を用いる場合を代表的に説明したが、その他のパワー素子、例えば、SiCパワー素子、窒化ガリウム(GaN)からなるGaN系のパワー素子や、ダイヤモンド系のパワー素子であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、車両の駆動力源であるモータを駆動制御する駆動回路の冷却システムに適用することができる。
この発明の実施の形態による冷却システムが搭載された車両の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示されるハイブリッド自動車における電気システムの主要部の構成を示す電気回路図である。 図1および図2におけるHVECUの機能ブロック図である。 負荷率LDRとインバータ温度Tinvとの関係図である。 インバータ温度Tinvと目標流量Q*との関係図である。 本発明の実施の形態によるウォーターポンプの駆動制御を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態によるウォーターポンプの駆動制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態の変更例による冷却システムが搭載された車両の構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
10 駆動輪、11 シャフト、12 タイヤ、13,14 回転速度センサ、16 温度センサ、20 動力伝達ギア、24 電流センサ、30 動力取出ギア、40 プラネタリギア、41 リングギア軸、42 キャリア軸、43 サンギア軸、50 ウォーターポンプ、52 ラジエータ、54,56,58 冷媒路、60 エンジン、70 インバータ装置、71,72 3相電力線、80 油圧ブレーキ、90 車速センサ、100,100A ハイブリッド自動車、110 ハイブリッドECU、120 エンジンECU、130 油圧コントローラ、140 ブレーキECU、142 アクセル開度センサ、144 ブレーキペダルセンサ、146 Gセンサ、152,162 U相アーム、154,164 V相アーム、156,166 W相アーム、410 電流指令変換部、412,414 減算器、416,418 PI制御部、420 2相/3相変換部、422 PWM生成部、424 3相/2相変換部、426 負荷率制御部、430 駆動制御部、500 ファン、701,702 インバータ、B バッテリ、C コンデンサ、D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、L1 電源ライン、L2 接地ライン、LDR 負荷率、MG1,MG2 モータジェネレータ、Q11〜Q16,Q21〜Q26 IGBT素子。

Claims (9)

  1. 車両の駆動輪に駆動力を発生するモータと、
    スイッチング素子のスイッチング動作により電源と前記モータとの間で電力変換を行なう駆動回路と、
    前記車両の停止状態を維持するように前記駆動輪に制動力を発生する制動装置と、
    冷媒を用いて前記駆動回路を冷却する冷却装置と、
    前記車両の状態に基づいて、前記冷却装置の冷媒の供給量を制御する冷却制御装置とを備え、
    前記冷却制御装置は、
    前記車両の状態が、前記駆動輪に制動力が作用し、かつ、前記駆動輪に前記モータが駆動力を発生する状態にあるとき、前記モータが前記駆動回路に発熱を誘引する熱負荷駆動状態となるときに要求される供給量に前記冷媒の供給量を設定する第1の供給量設定手段と、
    前記車両の状態が前記状態にないとき、前記スイッチング素子の素子温度に基づいて前記冷媒の供給量を設定する第2の供給量設定手段とを含む、冷却システム。
  2. 前記第1の供給量設定手段は、前記冷媒の供給量を、前記冷却装置が出力可能な最大供給量に設定する、請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記スイッチング素子の耐熱温度に基づいて前記モータに供給する駆動電流の制限を開始する制限開始温度を決定し、前記スイッチング素子の素子温度が前記決定した制限開始温度よりも低いとき、出力を制限せずに前記駆動回路を制御する制御装置をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の冷却システム。
  4. 前記第2の供給量決定手段は、前記スイッチング素子の素子温度が前記制限開始温度以上のとき、前記冷媒の供給量を、前記冷却装置が出力可能な最大供給量に設定する、請求項3に記載の冷却システム。
  5. 前記冷却制御装置は、前記車両の状態に基づいて前記第1および第2の供給量設定手段のいずれかを選択する選択手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記車両の停止状態を維持するためのヒルホールド制御が実行されたことに応じて、前記第1の供給量設定手段を選択する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷却システム。
  6. 前記冷却制御装置は、前記車両の状態に基づいて前記第1および第2の供給量決定手段のいずれかを選択する選択手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記車両の登坂発進時に車両停止状態を維持するためのヒルスタートアシスト制御が実行されたことに応じて、前記第1の供給量設定手段を選択する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷却システム。
  7. 前記冷却装置は、
    前記冷媒を通流する冷媒路と、
    前記冷媒路に配設され、前記冷媒を冷却するラジエータと、
    前記冷媒路に前記冷媒を循環させるポンプとを含み、
    前記冷却制御装置は、設定された前記冷却媒体の供給量に応じて前記ポンプの回転駆動力を制御する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の冷却システム。
  8. 前記冷却装置は、
    前記冷媒を通流する冷媒路と、
    前記冷媒路において、前記駆動回路の上流側に位置し、前記冷媒を前記駆動回路に供給するファンとを含み、
    前記冷却制御装置は、設定された前記冷媒の供給量に応じて前記ファンの回転駆動力を制御する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の冷却システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の冷却システムを備える車両。
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