JP2008071961A - 光または放射線検出器の製造方法 - Google Patents

光または放射線検出器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体を形成する際に、ダミー基板Dに所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板Dから支持基板であるグラファイト基板Gに交換して、そのグラファイト基板Gに半導体を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板Gに所定厚みの半導体を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板Dに形成される。その後に、交換されたグラファイト基板Gには初期状態でない半導体が形成されるので、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されたものとなる。
【選択図】図3

Description

この発明は、医療分野,工業分野,さらには、原子力分野などに用いられる光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器に関する。
光または放射線検出器は、光または放射線の入射により電荷を生成する半導体と、その半導体を積層形成するために支持する支持基板とを備えている。放射線(例えばX線)検出器には、放射線(例えばX線)の入射により光を一旦生成して、その光から電荷を生成することで、放射線から電荷に間接的に変換して放射線を検出する「間接変換型」の検出器と、放射線の入射により電荷を生成することで、放射線から電荷に直接的に変換して放射線を検出する「直接変換型」の検出器とがある。「直接変換型」の検出器では、電荷を生成する半導体は放射線感応型の半導体である。
この放射線感応型の半導体として、物理蒸着法(Physical Vapor Deposition :PVD)によって形成されたCdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,Se,Si,GaAs,InP等の膜が使用もしくは検討されている。例えば、CdTeのような高感度材料の成膜方法としてスパッタリング・CVD・昇華法・化学堆積法等が知られているが、これらの方法ではいずれも多結晶膜が得られる。多結晶膜の光または放射線に対する検出特性は、膜の結晶形態に大きく依存し、したがって膜の形成条件に大きく依存する。
ところで、物理蒸着法の中で「近接昇華法」と呼ばれる方法がある。この近接昇華法は、蒸着源であるソースと半導体を表面に形成させる対象物である支持基板とを近接させて、その支持基板の表面にソースの昇華物による半導体を形成する方法である。この近接昇華法ではソースが近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体を形成することができる。
しかし、これらの方法に代表される物理蒸着法によって形成される半導体膜では、ソースの表面層から初期に基板界面近傍に形成される膜は結晶性が悪い。特に、近接昇華法で形成されたCdZnTe膜では、ソースの表面層から初期に基板に形成される膜は結晶性が悪く、検出特性を劣化させる原因となることを実験的に確認している。
そこで、蒸着源であるソースと基板の成膜面との間に遮蔽する手段を設けることで、初期に蒸着形成される膜をカットした後に、基板の表面に半導体膜を形成する手法がある(例えば、非特許文献1参照)。この手法によれば、初期状態ではソースに不純物が混ざっているので、その初期において遮蔽することで、初期に蒸着形成されるべき不良膜をカットする。したがって、それ以降に遮蔽を解除することで、解除後に形成される半導体膜は高品質なものとなり、検出特性を向上させることができる。
中井康雄著 「薄膜の作製・評価とその応用技術ハンドブック」, フジテクノシステム, p.250
このような遮蔽する手法によって、高品質な半導体を備えた光または放射線検出器を実現することができるが、上述した手法以外の手法においても、高品質な半導体を備えた光または放射線検出器を実現することが望まれる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の光または放射線検出器の製造方法は、光または放射線の入射により電荷を生成する半導体と、その半導体を積層形成するために支持する支持基板とを備え、少なくともその厚み方向に半導体が連続的に形成された光または放射線検出器を製造する製造方法であって、前記半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から前記支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板に形成される。その後に、交換された支持基板には初期状態でない半導体が形成されるので、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されたものとなる。
このような蒸着する手法の中でも、蒸着源と半導体を表面に形成させる対象物とを近接させて、その対象物の表面に蒸着源の昇華物による半導体を形成する近接昇華法がある。近接昇華法に適用した場合には、対象物が支持基板となり、この対象物である支持基板に半導体が形成される。この近接昇華法では蒸着源が近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体を形成することができる。
また、この発明の光または放射線検出器は、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することで製造された光または放射線検出器であって、光または放射線の入射により電荷を生成する前記半導体と、その半導体を積層形成するために支持する前記支持基板とを備え、少なくともその厚み方向に半導体が連続的に形成されていることを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されたものとなる。かかる半導体を光または放射線検出器が備えることで、検出特性を向上させることができる。
上述した光または放射線検出器に係る発明の一例は、厚み方向に直交する横方向にも半導体は連続的に形成されていることであり、他の一例は、厚み方向に直交する横方向に半導体は粒界によって断続的に形成されていることである。
上述したこれらの光または放射線検出器に係る発明において、半導体によって生成された電荷を蓄積する電荷蓄積容量素子と、蓄積された電荷をスイッチングによって読み出すスイッチング素子と、スイッチング素子にそれぞれ接続された電極配線とを有したアクティブマトリックス基板とを備え、電極配線、スイッチング素子および電荷蓄積容量素子を2次元状マトリックス配列で設定する。これらの2次元状マトリックス配列に応じて画素を割り当てることで、光または放射線で検出された電荷情報を画素値として変換することができる。
上述したこれらの光または放射線検出器に係る発明において、半導体を、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,Se,Si,GaAs,InP、もしくはこれらを含む混合の結晶物で形成する。半導体として、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,GaAsを用いたものは、高感度でノイズ耐性の大きな検出器を得ることができる。Seを用いたものは、均一で大面積の検出器を容易に得ることができる。Si,InPを用いたものは、高エネルギー分解能の検出器を得ることができる。
この発明に係る光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器によれば、半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されたものとなる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係る直接変換型のフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」と略記する)の概略断面図であり、図2は、フラットパネル型X線検出器(FPD)のアクティブマトリックス基板の等価回路を示すブロック図である。本実施例では、放射線検出器としてフラットパネル型X線検出器(FPD)を例に採って説明する。
本実施例に係るFPDは、図1に示すように、検出器基板10とアクティブマトリックス基板20とを備えている。検出器基板10は、導電性グラファイト基板11と放射線感応型の半導体13と2つのキャリア選択性の阻止層12,14とを備えている。アクティブマトリックス基板20は、ガラス基板21に電荷蓄積容量素子22やTFT(薄膜電界効果トランジスタ)素子23や画素電極24などがパターン形成されて構成されている。検出器基板10とアクティブマトリックス基板20との間にはバンプ電極15を介在させており、バンプ電極15を介して各画素電極24毎に画素電極24がキャリア選択性の阻止層14に接続されている。導電性グラファイト基板11は、この発明における支持基板に相当し、放射線感応型の半導体13は、この発明における半導体に相当し、アクティブマトリックス基板20は、この発明におけるアクティブマトリックス基板に相当し、電荷蓄積容量素子22は、この発明における電荷蓄積容量素子に相当し、TFT素子23は、この発明におけるスイッチング素子に相当する。
図1に示すように、検出器基板10とアクティブマトリックス基板20とを、バンプ電極15を介して貼り合わせることで、アクティブマトリックス基板20は入射側に半導体13を積層形成する。
半導体13は、放射線(実施例ではX線)の入射により電荷を生成する。導電性グラファイト基板11は、半導体13を積層形成するために支持し、バイアス電圧印加用の共通電極としての機能を有する。
電荷蓄積容量素子22は、半導体13によって生成された電荷を蓄積する。TFT素子23は、蓄積された電荷をスイッチングによって読み出す。ガラス基板21の表面には、電荷蓄積容量素子22やTFT素子23や画素電極24などがパターン形成され、電荷蓄積容量素子22の各電極や、ゲート電極/ソース・ドレイン電極間に絶縁層25が介在するように積層形成されている。電荷蓄積容量素子22の入射側の電極は、画素電極24であって、その一部がTFT素子23のソース電極を形成している。すなわち、電荷蓄積容量素子22の画素電極24はTFT素子23のソース電極に接続されている。また、TFT素子23のゲート電極は、ゲート線26(図2を参照)に接続され、TFT素子23のドレイン電極はデータ線27(図2を参照)に接続される。
図2に示すように、これらのゲート線26およびデータ線27のような電極配線、TFT素子23および電荷蓄積容量素子22を2次元状マトリックス配列で設定する。すなわち、ゲート線26は行毎に配設されているとともに、データ線27は列毎に配設されており、各ゲート線26と各データ線27とは互いに直交する。これらの2次元状マトリックス配列に応じて画素を割り当てることで、放射線で検出された電荷情報を画素値として変換することができる。すなわち、電荷蓄積容量素子22の画素電極24ごとに画素を割り当てる。したがって、画素領域28は全画素電極24が形成され得る領域となる。ゲート線26およびデータ線27は、この発明における電極配線に相当する。
ガラス基板21の表面には、上述した電荷蓄積容量素子22やTFT素子23などの他に、ゲートドライバ29や電荷電圧変換型増幅器30やマルチプレクサ31が画素領域28の周囲にパターン形成されている。なお、画素領域28の周辺には、A/D変換器32も配設されており、アクティブマトリックス基板20とは別基板で接続されている。なお、ゲートドライバ29、電荷電圧変換型増幅器30、マルチプレクサ31、A/D変換器32の一部または全部を、アクティブマトリックス基板20に内蔵してもよい。
FPDによってX線を検出する際には、バイアス供給電源(図示省略)からバイアス電圧をバイアス電圧印加用の共通電極であるグラファイト基板11に印加する。バイアス電圧を印加した状態で、放射線(実施例ではX線)の入射に伴って放射線感応型の半導体13で電荷を生成する。この生成された電荷を、バンプ電極15を介して、収集電極でもある画素電極24で一旦収集する。収集された電荷を各画素電極24毎の放射線検出信号(実施例ではX線検出信号)として取り出す。
具体的には、画素電極24で収集された電荷が電荷蓄積容量素子22で一旦蓄積される。そして、ゲートドライバ29からゲート線26を介して読み出し信号を各TFT素子23のゲート電極に順に与える。読み出し信号を与えることで、読み出し信号が与えられたTFT素子23がOFFからONに移行する。その移行したTFT素子23のドレイン電極に接続されたデータ線27がマルチプレクサ31によって順に切り換え接続されるのにしたがって、電荷蓄積容量素子22に蓄積された電荷を、TFT素子23からデータ線27を介して読み出す。読み出された電荷を電荷電圧変換型増幅器30で増幅して、マルチプレクサ31によって各画素電極24毎の放射線検出信号(実施例ではX線検出信号)としてA/D変換器32に送り出してアナログ値からディジタル値に変換する。
例えば、FPDをX線透視撮影装置に備えた場合には、X線検出信号を後段の画像処理回路に送り込んで、画像処理を行って2次元X線透視画像等を出力する。2次元状マトリックス配列の各画素電極24は、放射線画像(ここでは2次元X線透視画像)の各画素にそれぞれ対応している。放射線検出信号(実施例ではX線検出信号)を取り出すことで、放射線の2次元強度分布に応じた放射線画像(ここでは2次元X線透視画像)を作成することができる。つまり、本実施例に係るFPDは、放射線(実施例ではX線)の2次元強度分布を検出することができる2次元アレイタイプの放射線検出器である。
なお、電荷は一対の電子−正孔からなる。半導体13と電荷蓄積容量素子22とは、バンプ電極15を介して直列に接続された構造になっているので、例えばグラファイト基板11に負のバイアス電圧(−Vh)を印加すると、半導体13内で発生した電荷のうち、電子はバンプ電極15側に、正孔はグラファイト基板11側に移動する。その結果、電荷蓄積容量素子22に電荷が蓄積される。一方で、感度に寄与しない漏れ電荷が半導体13に注入され易くなっており、グラファイト基板11に負のバイアス電圧を印加する場合には、グラファイト基板11から半導体13へ電子が注入され易くなって、アクティブマトリックス基板20からバンプ電極15を介して半導体13へ正孔が注入され易くなっている。その結果、リーク電流が増加する。
そこで、電荷の注入によるリーク電流を低減させるために、本実施例では、図1に示すように、グラファイト基板11と半導体13との間にキャリア選択性の阻止層12を形成するとともに、半導体13とアクティブマトリックス基板20との間にキャリア選択性の阻止層14を形成している。グラファイト基板11に負のバイアス電圧を印加する場合には、阻止層12は、グラファイト基板11からの電子の注入を阻止する電子阻止層として機能するとともに、阻止層14は、アクティブマトリックス基板20からの正孔の注入を阻止する正孔阻止層として機能する。
このように、キャリア選択性の阻止層12,14を設けることによりリーク電流を低減させることができる。ここで言うキャリア選択性とは半導体中の電荷移動媒体(キャリア)である電子と正孔とで、電荷移動作用への寄与率が著しく異なる性質を指す。
半導体13とキャリア選択性の阻止層12,14との組み合わせ方としては、次のような態様が挙げられる。グラファイト基板11に正のバイアス電圧を印加する場合には、阻止層12に電子の寄与率が大きい材料を使用する。これによりグラファイト基板11からの正孔の注入が阻止され、リーク電流を低減させることができる。阻止層14には正孔の寄与率が大きい材料を使用する。これによりアクティブマトリックス基板20からの電子の注入が阻止され、リーク電流を低減させることができる。
逆に、グラファイト基板11に負のバイアス電圧を印加する場合には、阻止層12に正孔の寄与率が大きい材料を使用する。上述したように、これによりグラファイト基板11からの電子の注入が阻止され、リーク電流を低減させることができる。阻止層14には電子の寄与率が大きい材料を使用する。上述したように、これによりアクティブマトリックス基板20からの正孔の注入が阻止され、リーク電流を低減させることができる。
阻止層12,14に用いられる半導体のうち、電子の寄与が大きいものとして、n型半導体であるCeO2 ,CdS,CdSe,ZnSe,ZnSのような多結晶半導体や、アルカリ金属やAsやTeをドープして正孔の寄与率を低下させたアモルファスSe等のアモルファス体が挙げられる。
また、正孔の寄与が大きいものとして、p型半導体であるZnTeのような多結晶半導体や、ハロゲンをドープして電子の寄与率を低下させたアモルファスSe等のアモルファス体が挙げられる。
さらに、Sb2 3 ,CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBrや、ノンドープのアモルファスSeまたはSe化合物の場合、電子の寄与が大きいものと正孔の寄与が大きいもとの両方がある。これらの場合、成膜条件の調節で電子の寄与が大きいものでも、正孔の寄与が大きいものでも、選択形成することができる。
本実施例のように、グラファイト基板11に負のバイアス電圧を印加する場合には、グラファイト基板11からの電子の注入を阻止する電子阻止層として阻止層12を機能させるために、正孔の寄与率が大きいZnTeで阻止層12を形成するとともに、アクティブマトリックス基板20からの正孔の注入を阻止する正孔阻止層として阻止層14を機能させるために、電子の寄与が大きいZnSで阻止層14を形成する。
アクティブマトリックス基板20は、図1、図2に示すように、上述した電荷蓄積容量素子22やTFT素子23や画素電極24や絶縁層25やゲート線26やデータ線27やゲートドライバ29や電荷電圧変換型増幅器30やマルチプレクサ31をガラス基板21にスクリーン印刷等でパターン形成する。バンプ電極15をスクリーン印刷やスタッドバンプ工程により形成する。ガラス基板21の厚さは、例えば0.5mm〜1.5mm程度である。
半導体13の厚さは、通常、0.5mm〜1.5mm前後の厚膜(本実施例では約0.4mm)であり、面積は、例えば縦20cm〜50cm×横20cm〜50cm程度のものである。放射線感応型の半導体13は、高純度アモルファスセレン(a−Se),Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体,CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体のうちのいずれかであるのが好ましい。特に、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,Se,Si,GaAs,InP、もしくはこれらを含む混合の結晶物(混晶)で半導体13を形成するのが好ましい。
半導体13として、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,GaAsを用いたものは、高感度でノイズ耐性の大きな検出器を得ることができる。Seを用いたものは、均一で大面積の検出器を容易に得ることができる。Si,InPを用いたものは、高エネルギー分解能の検出器を得ることができる。なお、半導体13としてCdZnTeを用いた場合には、CdZnTeは、CdTe,ZnTeの混合の結晶物(混晶)であるので、高感度でノイズ耐性の大きな検出器を得ることができる。
グラファイト基板11は、導電性を有するカーボンである。グラファイト基板11はバイアス電圧印加用の共通電極の機能を有するので、グラファイト以外で共通電極を形成してもよい。AlやMgAgなどの金属で共通電極を形成してもよいし、表面にITO(透明電極)などの電極を成膜したアルミナ基板などの電極基板で共通電極を形成してもよい。AlやMgAgなどの金属で共通電極を形成する場合には、共通電極の厚さは0.1μm程度の薄膜である。グラファイト基板11や電極基板で共通電極を形成する場合には、共通電極の厚さは2mm程度の厚膜である。また、阻止層12,14の厚さは、約200nm、抵抗率は1011Ω・cm台である。
次に、FPDの製造方法について説明する。アクティブマトリックス基板20側では、上述したように、電荷蓄積容量素子22やTFT素子23や画素電極24や絶縁層25やゲート線26やデータ線27やゲートドライバ29や電荷電圧変換型増幅器30やマルチプレクサ31をガラス基板21にスクリーン印刷等でパターン形成する。より具体的には、液晶表示用アクティブマトリックス基板と同様に、半導体薄膜製造技術や微細加工技術を用いてガラス基板21の表面に電荷蓄積容量素子22やTFT素子23を形成し、画素電極24との接続部分を除いて、その表面を絶縁層25で被膜する。画素領域28の周辺にあるゲートドライバ29や電荷電圧変換型増幅器30やマルチプレクサ31のような周辺回路を、シリコン等の半導体集積回路で構成し、異方導電性フィルム(ACF)などを介してゲート線26やゲート線27にそれぞれ接続する。
一方の検出器基板10側では、以下のように形成する。グラファイト基板11に阻止層12を積層形成する。阻止層14も含めて阻止層12を形成するには、物理蒸着(PVD)や化学析出法、電析法などを用いればよい。阻止層12が形成されたグラファイト基板11を、図3(b)に示すようにグラファイト基板Gとする。このグラファイト基板Gに半導体13を、図3(b)に示すような近接昇華法によって形成する。図3に示す近接昇華法については詳しく後述する。半導体13の形成後、表面を化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing :CMP)などの研磨等で平坦化処理する。そして、阻止層14を形成する。
本実施例に係る近接昇華法について図3を参照して説明する。図3(a)に示すように、真空に脱気したチャンバCH内にCdZnTeの蒸着源であるソースSとダミー基板Dとを近接させて収容する。この場合の近接の距離は、形成される物質や成膜条件等で異なるが、2mm〜数mm程度の範囲である。また、ダミー基板Dは、交換される共通電極と同じ物質、同じサイズで形成されるのが好ましい。本実施例では共通電極はグラファイトであるので、グラファイトでダミー基板Dを形成する。
ランプ加熱によってソースSを加熱するとソースSの固体が昇華して気化する。気化物はダミー基板Dに付着して再度固化してダミー基板Dの表面に形成される。ダミー基板Dに所定厚みのCdZnTeを形成した後に、図3(b)に示すように、そのダミー基板Dからグラファイト基板Gに交換して、そのグラファイト基板GにCdZnTeを引き続き形成する。
ダミー基板Dからグラファイト基板Gに交換する際に、チャンバCH内の真空状態が保てなくなるが、CdZnTeの形成には支障がない。なお、グラファイト基板もダミー基板とともに予めチャンバCH内に収容するとともに、グラファイト基板をCdZnTeの形成に影響がない場所に退避させて収容し、交換時にグラファイト基板をソースに近接させるようにチャンバCH内で搬送してもよい。
上述した本実施例に係るFPDの製造方法によれば、半導体13を形成する際に、ダミー基板Dに所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板Dから支持基板であるグラファイト基板Gに交換して、そのグラファイト基板Gに半導体を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板Dに所定厚みの半導体を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板Dに形成される。その後に、交換されたグラファイト基板Dには初期状態でない半導体が形成されるので、従来よりも高品質な半導体13を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体13は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されたものとなる。かかる半導体13を検出器が備えることで、検出特性を向上させることができる。
半導体13は、少なくとも厚み方向に連続的に形成されているケースとして、例えば、図1に示すように、厚み方向に直交する横方向にも半導体13は連続的に形成されているケースと、図4に示すように厚み方向に直交する横方向に半導体13は粒界によって断続的に形成されているケースとがある。これらはグラファイト基板11の温度によって、横方向の結晶粒径を制御することができ、温度が高いほど結晶粒径が大きくなる。したがって、図1に示すような厚み方向に直交する横方向にも連続的に形成された半導体13を実現するためには温度を高くして、図4に示すような厚み方向に直交する横方向に粒界によって断続的に形成された半導体13を実現するためには温度を低くする。
本実施例では、物理蒸着として近接昇華法を採用している。近接昇華法は、蒸着源であるソースと半導体13を表面に形成させる対象物であるグラファイト基板11とを近接させて、そのグラファイト基板11の表面にソースの昇華物による半導体13を形成する。この近接昇華法ではソースが近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体13を形成することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、直接変換型であったが、間接変換型にも適用できる。この場合には、半導体を、放射線の入射で生じた光の入射により電荷を生成する光電変換型(例えばフォトダイオード)で形成する。フォトダイオードの入射面にはシンチレータを積層形成してFPDを構成する。この場合にはシンチレータなどで放射線の入射により光を一旦生成して、その光から電荷をフォトダイオードが生成するので、FPDは、放射線から電荷に間接的に変換して放射線を検出する「間接変換型」となる。
(2)上述した実施例では、放射線検出器であったが、光検出器にも適用できる。この場合には、半導体を、光の入射により電荷を生成する光感応型で形成する。
(3)上述した実施例では、フラットパネル型X線検出器に代表される放射線検出器は、2次元アレイタイプであったが、この発明の放射線検出器は、画素電極が1次元状マトリックス配列で形成されている1次元アレイタイプでもよいし、放射線検出信号取り出し用の電極が1個だけの非アレイタイプでもよい。
(4)上述した実施例では、放射線検出器としてX線検出器を例に採って説明したが、X線以外の放射線(例えばガンマ線)を検出する放射線検出器(例えばガンマ線検出器)にも適用できる。
(5)上述した実施例では、負のバイアス電圧をグラファイト基板11に代表される共通電極に印加して、阻止層12を電子阻止層として機能させ、阻止層14を正孔阻止層として機能させたが、正のバイアス電圧を印加する場合には、阻止層12を正孔阻止層として機能させ、阻止層14を電子阻止層として機能させるように阻止層12,14の材料を選択すればよい。
(6)上述した実施例では、グラファイト基板11と半導体13との間にキャリア選択性の阻止層12を形成するとともに、半導体13とアクティブマトリックス基板20との間にキャリア選択性の阻止層14を形成したが、グラファイト基板11と半導体13との間、半導体13とアクティブマトリックス基板20との間の少なくともいずれか一方に半導体13への電荷の注入を阻止する阻止層を備えてもよいし、阻止層を備えなくてもよい。阻止層12,14の形態については特に限定されない。例えば、グラファイト基板11と半導体13との間に阻止層12を形成せずに、図5に示すように、半導体13とアクティブマトリックス基板20との間に阻止層14のみを形成してもよいし、半導体13とアクティブマトリックス基板20との間に阻止層14を形成せずに、図6に示すように、グラファイト基板11と半導体13との間に阻止層12を形成してもよい。また、図7に示すように、阻止層を備えなくてもよい。
(7)上述した実施例では、検出器基板10とアクティブマトリックス基板20とをバンプ電極15を介して貼り合わせた構造であったが、アクティブマトリックス基板20上に、阻止層14、半導体13、阻止層12、グラファイト基板11と順に積層する構造であってもよい。
(8)上述した実施例では、物理蒸着として近接昇華法を例に採って説明したが、蒸着によって半導体を形成するのであれば、スパッタリング・CVD・昇華法・化学堆積法などに例示されるように、特に限定されない。
実施例に係る直接変換型のフラットパネル型X線検出器(FPD)の概略断面図である。 フラットパネル型X線検出器(FPD)のアクティブマトリックス基板の等価回路を示すブロック図である。 (a)、(b)は、実施例に係る近接昇華法での半導体の形成を模式的に表した図である。 厚み方向に直交する横方向に半導体が粒界によって断続的に形成されている場合のフラットパネル型X線検出器(FPD)の概略断面図である。 変形例に係る直接変換型のフラットパネル型X線検出器(FPD)の概略断面図である。 さらなる変形例に係る直接変換型のフラットパネル型X線検出器(FPD)の概略断面図である。 さらなる変形例に係る直接変換型のフラットパネル型X線検出器(FPD)の概略断面図である。
符号の説明
11 … (導電性)グラファイト基板
13 … (放射線感応型の)半導体
20 … アクティブマトリックス基板
22 … 電荷蓄積容量素子
23 … TFT(薄膜電界効果トランジスタ)素子
26 … ゲート線
27 … データ線
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の光または放射線検出器の製造方法は、光または放射線の入射により電荷を生成する多結晶の半導体と、その半導体を積層形成するために支持する支持基板とを備え、少なくとも前記半導体膜の厚み方向に結晶粒が連続的に形成された光または放射線検出器を製造する製造方法であって、前記半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から前記支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、多結晶の半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板に形成される。その後に、交換された支持基板には初期状態でない半導体が形成されるので、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも半導体膜の厚み方向に結晶粒が連続的に形成されたものとなる。
このような蒸着する手法の中でも、蒸着源と、支持基板またはダミー基板とを近接させて、その基板の表面に蒸着源の昇華物を堆積させる近接昇華法がある。近接昇華法に適用した場合には支持基板またはダミー基板に半導体が形成される。この近接昇華法では蒸着源が近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体を形成することができる。
また、この発明の光または放射線検出器は、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に多結晶の半導体を蒸着によって引き続き形成することで製造された光または放射線検出器であって、光または放射線の入射により電荷を生成する前記半導体と、その半導体を積層形成するために支持する前記支持基板とを備え、少なくとも前記半導体膜の厚み方向に結晶粒が連続的に形成されていることを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に多結晶の半導体を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも半導体膜の厚み方向に結晶粒が連続的に形成されたものとなる。かかる半導体を光または放射線検出器が備えることで、検出特性を向上させることができる。
上述したこれらの光または放射線検出器に係る発明において、半導体によって生成された電荷を蓄積する電荷蓄積容量素子と、蓄積された電荷をスイッチングによって読み出すスイッチング素子と、スイッチング素子にそれぞれ接続された電極配線とを有したアクティブマトリックス基板とを備え、電極配線、スイッチング素子および電荷蓄積容量素子を2次元状マトリックス配列で設定する。これらの2次元状マトリックス配列に応じて画素を割り当てることで、光または放射線で検出された電荷情報を画素値として変換することができる。
上述したこれらの光または放射線検出器に係る発明において、半導体を、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,Se,Si,GaAs,InP、もしくはこれらを含む混合の結晶物で形成する。半導体として、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,GaAsを用いたものは、高感度でノイズ耐性の大きな検出器を得ることができる。Seを用いたものは、均一で大面積の検出器を容易に得ることができる。Si,InPを用いたものは、高エネルギー分解能の検出器を得ることができる。
この発明に係る光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器によれば、多結晶の半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体は、少なくとも半導体膜の厚み方向に結晶粒が連続的に形成されたものとなる。
本実施例に係るFPDは、図1に示すように、検出器基板10とアクティブマトリックス基板20とを備えている。検出器基板10は、導電性グラファイト基板11と放射線感応型の半導体13と2つのキャリア選択性の阻止層12,14とを備えている。アクティブマトリックス基板20は、ガラス基板21に電荷蓄積容量素子22やTFT(薄膜電界効果トランジスタ)素子23や画素電極24などがパターン形成されて構成されている。検出器基板10とアクティブマトリックス基板20との間にはバンプ電極15を介在させており、バンプ電極15を介して各画素電極24毎に画素電極24がキャリア選択性の阻止層14に接続されている。導電性グラファイト基板11は、この発明における支持基板に相当し、放射線感応型の半導体13は、この発明における半導体に相当し、アクティブマトリックス基板20は、この発明におけるアクティブマトリックス基板に相当し、電荷蓄積容量素子22は、この発明における電荷蓄積容量素子に相当し、TFT素子23は、この発明におけるスイッチング素子に相当する。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の光または放射線検出器の製造方法は、光または放射線の入射により電荷を生成する多結晶の半導体膜と、その半導体膜を積層形成するために支持する支持基板とを備え、前記半導体膜結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成された光または放射線検出器を製造する製造方法であって、前記半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から前記支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成することを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、多結晶の半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板に形成される。その後に、交換された支持基板には初期状態でない半導体膜が形成されるので、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体膜は、半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されたものとなる。
また、この発明の光または放射線検出器は、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に多結晶の半導体膜を蒸着によって引き続き形成することで製造された光または放射線検出器であって、光または放射線の入射により電荷を生成する前記半導膜体と、その半導体膜を積層形成するために支持する前記支持基板とを備え、前記半導体膜結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されていることを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に多結晶の半導体膜を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体膜は、半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されたものとなる。かかる半導体膜を光または放射線検出器が備えることで、検出特性を向上させることができる。
この発明に係る光または放射線検出器の製造方法および光または放射線検出器によれば、多結晶の半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体膜は、半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されたものとなる。
この発明は、医療分野,工業分野,さらには、原子力分野などに用いられる光または放射線検出器の製造方法に関する。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる光または放射線検出器の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の光または放射線検出器の製造方法は、光または放射線の入射により電荷を生成する多結晶の半導体膜と、その半導体膜を積層形成するために支持する支持基板とを備え、前記半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成された光または放射線検出器を製造する製造方法であって、前記半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から前記支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成し、かつ、蒸着源と、前記支持基板またはダミー基板とを近接させて、その基板の表面に前記蒸着源の昇華物を堆積させる近接昇華法によって、前記支持基板に形成されるべき前記半導体膜または前記ダミー基板に形成されるべき前記半導体膜を形成することを特徴とするものである。
この発明の光または放射線検出器によれば、多結晶の半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成する。ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成する際は初期状態なので、本来であれば形成される不良膜がダミー基板に形成される。その後に、交換された支持基板には初期状態でない半導体膜が形成されるので、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体膜は、半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されたものとなる。
この発明では、このような蒸着する手法の中でも、蒸着源と、支持基板またはダミー基板とを近接させて、その基板の表面に蒸着源の昇華物を堆積させる近接昇華法を採用している。すなわち、近接昇華法の場合には、支持基板またはダミー基板に半導体膜が形成される。この近接昇華法では蒸着源が近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体膜を形成することができる。
この発明に係る光または放射線検出器の製造方法によれば、多結晶の半導体膜を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体膜を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体膜を蒸着によって引き続き形成することで、従来よりも高品質な半導体を備えた検出器を実現することができる。また、このようにして製造された半導体膜は、半導体膜の結晶粒が厚み方向に結晶粒界が存在しないように連続的に形成されたものとなる。
さらに、蒸着源と、支持基板またはダミー基板とを近接させて、その基板の表面に蒸着源の昇華物を堆積させる近接昇華法を採用しており、近接昇華法の場合には、支持基板またはダミー基板に半導体膜が形成される。この近接昇華法では蒸着源が近接にあるので、比較的に容易に大面積の半導体膜を形成することができる。

Claims (7)

  1. 光または放射線の入射により電荷を生成する半導体と、その半導体を積層形成するために支持する支持基板とを備え、少なくともその厚み方向に半導体が連続的に形成された光または放射線検出器を製造する製造方法であって、前記半導体を形成する際に、ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から前記支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することを特徴とする光または放射線検出器の製造方法。
  2. 請求項1に記載の光または放射線検出器の製造方法において、前記蒸着源と前記半導体を表面に形成させる対象物とを近接させて、その対象物の表面に蒸着源の昇華物による半導体を形成する近接昇華法によって、半導体を形成することを特徴とする光または放射線検出器の製造方法。
  3. ダミー基板に所定厚みの半導体を蒸着によって形成した後に、そのダミー基板から支持基板に交換して、その支持基板に半導体を蒸着によって引き続き形成することで製造された光または放射線検出器であって、光または放射線の入射により電荷を生成する前記半導体と、その半導体を積層形成するために支持する前記支持基板とを備え、少なくともその厚み方向に半導体が連続的に形成されていることを特徴とする光または放射線検出器。
  4. 請求項3に記載の光または放射線検出器において、前記厚み方向に直交する横方向にも前記半導体は連続的に形成されていることを特徴とする光または放射線検出器。
  5. 請求項3に記載の光または放射線検出器において、前記厚み方向に直交する横方向に前記半導体は粒界によって断続的に形成されていることを特徴とする光または放射線検出器。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載の光または放射線検出器において、前記半導体によって生成された電荷を蓄積する電荷蓄積容量素子と、蓄積された電荷をスイッチングによって読み出すスイッチング素子と、スイッチング素子にそれぞれ接続された電極配線とを有したアクティブマトリックス基板とを備え、前記電極配線、スイッチング素子および電荷蓄積容量素子を2次元状マトリックス配列で設定することを特徴とする光または放射線検出器。
  7. 請求項3から請求項6のいずれかに記載の光または放射線検出器において、前記半導体を、CdTe,ZnTe,HgI,PbI,PbO,BiI,TlBr,Se,Si,GaAs,InP、もしくはこれらを含む混合の結晶物で形成することを特徴とする光または放射線検出器。
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