JP2008071783A - レジスト剥離装置及びレジスト剥離方法 - Google Patents

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【課題】剥離槽から剥離片をスムーズに排出させて回収できるレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法を提供すること。
【解決手段】ウェーハWを保持するリフター8と、リフター8に保持されたウェーハW及び剥離液を収容してウェーハWの不要なドライフィルム(レジスト)を剥離する剥離槽2と、この剥離槽2へ剥離液を供給する薬液供給手段と、剥離槽2内から排出された剥離液等を回収する回収装置11とを備え、剥離槽2はその底部にウェーハWから剥離された剥離片を通過させる大きさの開口を有する排出穴を有し、この排出穴3を開閉自在な底蓋(蓋体)6で閉塞し、底蓋6は開閉機構に連結し、開閉機構により底蓋6を開作動させて、排出穴から剥離槽2の底部に沈積された剥離片を剥離液とともに剥離槽2外へ排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明はレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法に係り、特に半導体の薄膜形成工程において、半導体ウェーハ等の基板面に形成され、その後不要になった薄膜、例えば有機レジストを剥離するレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法に関するものである。
半導体の薄膜形成工程における不要な薄膜(有機ドライフィルム、以下「DF」という)を剥離除去する方法として、所定の剥離液にウェーハを所定時間浸漬して剥離するディップ剥離法、所定の剥離液をウェーハに吹き付けて剥離するシャワー剥離法、及びこれらの剥離法を組み合わせた剥離法が既に知られている。
これらの剥離法のうち、ディップ剥離法は、剥離槽内に所定量の剥離液を所定温度(40〜80℃)に加温して貯留し、この貯留された剥離液に所定時間(30〜50分間)静止状態で浸漬することにより、ウェーハ表面のDFを膨潤させて、この膨潤によりシート状のDFを細かく分解させるとともにDFの界面接着力を低下させて剥離するものである。
また、シャワー剥離法は、ウェーハ(やプリント基板、ガラス基板)を所定の搬送速度(0.10〜0.60m/min)で移動させて、この移動中のウェーハに所定温度(40〜100℃)に加温した剥離液を吹き付けてDFを剥離するものである(下記特許文献1、2参照)。例えば、下記特許文献1に記載されたレジスト除去装置は、プリント基板を移動させ、この移動中のプリント基板に剥離液を吹き付けてDFを剥離し、この剥離除去したレジストを不織布からなる付着手段に付着させて回収するようになっている。
さらに、これらのディップ剥離法及びシャワー剥離法を組み合わせた剥離法は、例えば下記特許文献3に記載されている。なお、図10は下記特許文献3に記載されたレジストの剥離装置の要部断面図である。
このレジスト剥離装置20は、複数枚の化合物半導体ウェーハWを収納した状態で保持するウェーハカセット24と、このウェーハカセット24に保持されたウェーハW及び剥離液を収容してウェーハの有機レジストを剥離する剥離槽21と、この剥離槽21へ剥離液を供給する薬液供給源22と、この剥離槽21内の使用済み剥離液を回収して循環させる循環路とを備えている。
この剥離装置は、以下のプロセスで有機レジスト(有機ドライフィルム)が剥離される。
先ず、薬液供給源22から配管Lを通して薬液供給口23aに置換用の剥離液(以下、置換液という)26が供給されて剥離槽21内に所定量の剥離液が貯留され、この剥離液が貯留された剥離槽21内にウェーハWがウェーハカセット24に収納されたままの状態で挿入されて回転ローラー25に載置される。次いで、この回転ローラー25の回転によりウェーハWが回転され、ウェーハWがクリーニングされる。その後、ウェーハWが回転された状態で、薬液廃液口23bから剥離槽21内に貯留されている置換液26が全て排出されてバッファータンク27に溜められる。同時にバッファータンク27へ溜められた薬液廃液28は高圧ポンプ29で吸い上げられて、ダストトラップ用メッシュフィルタ30を通して高圧スプレーノズル31へ給送される。高圧スプレーノズル31からは、給送された剥離液が回転するウェーハWの表裏両面へ噴射されて、ウェーハWの表裏両面に残留しているレジストが除去される。また、ウェーハWの回転は、ウェーハカセット24が剥離槽21内に挿入されてから剥離槽21外に搬出されるまで継続されている。
特開2001−53419号公報(段落〔0013〕、〔0024〕、図1、図4) 特開2001−7017号公報(段落〔0027〕〜〔0033〕、図1) 特開2004−327962号公報(段落〔0017〕〜〔0027〕、図2、図3)
DFほど剥離片が大きくない有機レジストを対象とした上記薄膜剥離除去法のうち、ディップ剥離法は、ウェーハを比較的長時間剥離液に浸漬するのでDF付ウェーハに適用した場合においては、ウェーハ面のDFが膨潤し易い。しかしながら、DFの剥離力は剥離液による化学的なものに起因しているためウェーハ面にDF残渣が残り易く、また、残渣を含めた剥離片が剥離槽内に沈殿して剥離片の回収が困難である。さらにウェーハを保持するキャリアにDF残渣が付着するためそれを洗浄する作業が別途必要となり作業能率を上げるには限界がある。
また、同様にDFほど剥離片が大きくない有機レジストを対象としている上記特許文献1、2のシャワー剥離法は、ウェーハに剥離液による化学的な剥離力とシャワーによる物理的な剥離力とが共に作用するので、ウェーハ面にDF残渣が残り難く処理効率もよくなる。しかしながら、剥離液を移動中のウェーハに噴射させるだけなので、ウェーハに剥離液が充分吸収されず、そのためDFが膨潤し難くなっている。このように膨潤の度合いが少ないと、DFの分解が進行し難くなるため、結果として処理時間を長く設定しなければならないことになる。
これに対して、上記特許文献3のディップ剥離法及びシャワー剥離法を組み合わせた剥離法は、ウェーハを剥離液に浸漬して処理するので有機レジストが適度に膨潤され、またウェーハに剥離液を噴射するので物理的な剥離力が加わり剥離効率が上がる。しかしながら、ウェーハから剥離される本願発明で対象としているレジスト剥離片は、その大きさが大小様々な形状のものとなっており、しかもその量も多量になることから、剥離された剥離片及び残渣が剥離槽の底部に沈積して薬液廃液口を塞いでしまい廃液口の目詰まりを起してしまうばかりか、従来の循環方法では剥離片の回収ができない。このような目詰まりが発生すると、その都度、剥離装置の運転を停止させて剥離片等を除去しなければならないので、処理効率が大幅に低下する。したがって、この剥離装置は、少量で且つ小さな剥離片のみが発生する処理には適しているが、剥離片が大きく且つ多量に発生するような処理には、ウェーハの処理ロット毎に剥離片等を回収しなければならなくなるので処理効率が悪く、このような処理には使用できない。なお、上記特許文献1の除去装置は、除去したレジストを不織布に付着させて回収しているが、このような方法は上記特許文献3の剥離装置には構造上適用できない。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ディップ剥離法またはシャワー剥離法または両者を組み合わせたレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法において、剥離片の形状が大きくしかも多量に発生する場合でも、剥離槽からの剥離片をスムーズに排出されて回収できるレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のレジスト剥離装置に関する発明は、被処理基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段に保持された被処理基板及び剥離液を収容して被処理基板の不要なレジストを剥離する剥離槽と、前記剥離槽へ剥離液を供給する薬液供給手段と、前記剥離槽内の使用済み剥離液等を回収する回収装置とを備えたレジスト剥離装置において、
前記剥離槽は、該剥離槽の底部に被処理基板から剥離された剥離片を通過させる大きさの開口を有する排出穴を有し、前記排出穴を開閉自在な蓋体で閉塞し、前記蓋体は開閉機構に連結し、前記開閉機構により前記蓋体を開作動させて、前記排出穴から前記剥離槽の底部に沈積される剥離片を剥離液とともに剥離槽外へ排出させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレジスト剥離装置において、前記蓋体は前記排出穴に近接した箇所に支軸で枢支され、前記支軸は前記開閉機構に連結されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のレジスト剥離装置において、前記基板保持手段は、被処理基板を前記剥離槽内で揺動させる揺動機構に連結されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のレジスト剥離装置において、前記回収装置は、前記剥離槽からオーバーフローするかあるいは前記排出穴から排出される剥離液及び剥離片等を受容するシンクと、前記シンクから送出される剥離液等を一時貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内に配設されて剥離液から剥離片を抽出するろ過手段で構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のレジスト剥離装置において、前記シンクと前記ろ過手段との間に、前記排出穴から排出される剥離液及び剥離片等の流れを緩やかにし、剥離片の液中での舞い上がりを防止する整流機構が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のレジスト剥離装置において、前記ろ過手段は、剥離片の大きさに応じて、剥離片を多段階に不通過とするメッシュの粗さの異なる複数のろ過手段からなることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のレジスト剥離装置において、前記剥離槽と前記貯留タンクとは、所定太さの配管で接続されて前記剥離槽より排出され前記貯留タンク内に貯留された剥離液をろ過するとともに、所定の温度に加温して前記剥離槽へ帰還させる循環路が形成されていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のレジスト剥離装置において、前記循環路には前記貯留タンクからの回収剥離液を加圧して給送するポンプと、前記回収剥離液をろ過するフィルターと、前記回収剥離液を加温するヒータが備えられていることを特徴とする。
また、請求項9に記載のレジスト剥離装置の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載のレジスト剥離装置を複数台隣接配設して、各前記レジスト剥離装置間に、前記基板保持手段を搬送する搬送機構と、剥離液を給送する配管とが設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載のレジスト剥離方法に関する発明は、被処理基板を保持する基板保持手段によって保持された前記被処理基板を剥離槽に収容する工程と、前記剥離槽の底部に前記被処理基板から剥離された剥離片を通過させる大きさの開口を開閉自在な蓋体で閉塞する工程と、前記被処理基板の不要なレジストを剥離する剥離液を前記剥離槽に供給する薬液供給工程と、前記蓋体を開作動させて、前記排出穴から前記剥離槽の底部に沈積される剥離片を剥離液とともに剥離槽外へ排出させる工程と、を有することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のレジスト剥離方法において、前記排出穴から排出された前記剥離槽の底部に沈積していた剥離片と前記剥離液を受ける受容工程と、前記剥離片と前記剥離液を分離回収する回収工程と、を更に有することを特徴とする。
本発明は、上記構成、工程を備えることにより以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、剥離槽の底部に被処理基板から剥離される剥離片を通過させる大きさの開口を有する排出穴を形成し、この排出穴を開閉自在な蓋体で閉塞し、この蓋体を開閉機構に連結することにより、この開閉機構で蓋体を剥離処理終了した時点で開作動させることが可能になる。その結果、剥離処理中に被処理基板から剥離される剥離片の形状が大きく且つ多量であっても、剥離液とともに流出させることが可能になり、従来技術のように廃液口が塞がれることがなく剥離片をスムーズに排出できその回収が容易になる。
請求項2の発明によれば、支軸を開閉機構に連結するとともに排出穴に近接した箇所に固定し、更にこの支軸に蓋体を枢支させることにより、簡単な機構で蓋体を開閉することが可能になる。
請求項3の発明によれば、揺動機構に基板保持手段を連結し、この保持手段で保持された被処理基板を揺動させることにより、被処理基板に付着する不要薄膜を効率よく簡単に剥離させることができる。
請求項4の発明によれば、剥離片を簡単に回収することができる。
請求項5の発明によれば、前記シンクと前記ろ過手段との間に、整流機構を設けたことで、流れを緩やかにし、剥離片の液中での舞い上がりが防止されるので、ろ過手段全体が目詰まりしてしまうことを防止することができる。
請求項6の発明によれば、大きさの異なる剥離片を選別して回収することができる。また、メッシュの粗いろ過手段で比較的大きな剥離片を回収し、メッシュの細かいろ過手段で比較的小さな剥離片を取り出すようにすることで、ろ過手段の目詰まりを抑えるとともに、剥離液としてできるだけ清浄なものを再利用することができる。
請求項7の発明によれば、剥離槽より排出された剥離液を循環再利用することができるので、剥離槽内に循環液を供給することができ、剥離液の有効利用を図り、処理費用を低減させることができる。
請求項8によれば、剥離槽より排出された剥離液を最適条件にして再使用することができる。
請求項9の発明によれば、レジスト剥離装置を複数台隣接配設して、各レジスト剥離装置間に、基板保持手段を搬送する搬送機構を設けるとともに、剥離液を給送する配管で各レジスト剥離装置間を接続することにより、前段側の剥離装置において、大半のDFの剥離処理を行い、後段側の剥離装置において仕上げ処理となるDFの剥離除去を行なうといった段階的なレジスト剥離処理が可能になるので、剥離性能を上げることができる。また、前段側の剥離装置の剥離液に後段側の剥離装置の使用済み剥離液を再利用できるので剥離液の使用量を少なくできる。
請求項10の発明によれば、剥離処理中に被処理基板から剥離される剥離片の形状が大きく且つ多量であっても、剥離液とともに流出させることが可能になり、従来技術のように廃液口が塞がれることがなく剥離片をスムーズに排出することが可能となる。
請求項11の発明によれば、剥離片を効率的に回収することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのレジスト剥離装置及びレジスト剥離方法を例示するものであって、本発明をこれらのものに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1〜図2を参照して、本発明の一実施形態に係るレジスト剥離装置の構成を説明する。なお、図1は本発明のレジスト剥離装置を構成する剥離槽とこの剥離槽に連結された回収装置及び配管を示した全体の概略図、図2は図1の剥離槽とこの剥離槽にウェーハが収容された状態を示した概略断面図である。
レジスト剥離装置1は、図1に示すように、複数枚のウェーハWを保持する基板保持手段(リフター)8と、この基板保持手段8に保持されたウェーハW及び所定量の剥離液を収容する剥離槽2と、この剥離槽2から排出される剥離液及び剥離片を回収するシンク9と、回収された回収物を一時貯留する貯留タンク(以下、バッファータンクという)10からなる回収装置11とを備え、バッファータンク10と剥離槽2とは、ポンプP、フィルターF及びヒータHを間に介在して配管Lで連結されて、処理中では槽から溢れた剥離液が、沈積された剥離片回収時では回収された剥離液が剥離槽2へ帰還されて再利用される循環路Cirが形成された構成を有している。なお、このレジスト剥離装置1には、剥離槽2へ薬液(剥離液)を供給する手段及び薬液供給源を有しているが、この図ではこれらは省略されている。以下、このレジスト剥離装置1を構成する剥離槽2、シンク9、バッファータンク10及び循環路Cirの構成を順次説明する。
剥離槽2は、図2(a)に示すように、上部に開口部3aが形成され所定の深さを有する有底の箱型の内槽3と、この内槽3の開口部3aの外周囲にあって内槽3からオーバーフローする剥離液を収容する外槽4とからなり、耐薬品性及び耐熱性の材料、例えば石英或いは合成樹脂材で形成されている。内槽3は、複数枚のウェーハWを保持するリフター8及びこのリフター8に保持されたウェーハW並びに所定量の剥離液を収容できる大きさを有している。(図2(b)、図2(c)参照。なお図2(b)、図2(c)はリフター8にウェーハWを保持させて上下動させ、それぞれ下位置、上位置にある状態を示している。)この容積は例えば55リットルである。また、この内槽3は、その下方の面積が上方の開口面積より徐々に狭められて、縦断面形状が略六角形状をなしている。下方面積を徐々に小さくすることにより、内槽3の内壁に付着する剥離片及び剥離液の排出がスムーズになる。剥離液には、第1級脂肪族アミン(モノエタノールアミン)、水溶性有機溶媒の中でδバレロラクトン等のラクトン類(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)が純水に希釈されて使用される。
内槽の底部3cには、剥離液及び剥離片を多量に流出させることができる大きさの排出穴3が形成されている。この排出穴3は例えば1個であり、形状は円形でその直径は例えば5.0cmである。この排出穴3は剥離槽2に貯留される剥離液の量及び剥離片の大きさを考慮して決められる。排出穴3の径を大きくすると、剥離片を一度に排出できるので排出スピードが速くなるが、一方で剥離槽2に貯留される剥離液を後に説明する底蓋(蓋体)6が機械的に支えるには剥離液の液圧に耐えられるほどの大規模な開閉手段が必要になるので、上記の大きさを適切に決める必要がある。勿論、排出穴3の径を5.0cm以上または以下にしてもよい。
また、底部3cには、この排出穴3を塞ぐ開閉自在な底蓋6が装着される。この底蓋6は、一側縁が支軸7に連結され、この支軸7が排出穴3の開口近傍に回転可能に枢支されている。また、この支軸7は駆動機構(図示省略)に連結されている。
この支軸7を回転させることにより、排出穴3が底蓋6で閉塞或いは開放される。排出穴3の底部にはシール手段を設けるのが好ましい。ただし、剥離槽2の下方にはシンク9が配設されているので、剥離液の漏れはこのシンクで回収できる。したがって、このシール手段には高度なシールは不要である。なお、この底蓋6は支軸7により回動可能なものにしたが、例えばスライド移動できるものでもよい。
内槽3の対向する側壁面3、3には、それぞれ3本の噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'が所定の距離をあけて略等間隔に装着されている。これらの噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'は、長手(紙面の奥行き)方向に所定の距離をあけて略等間隔に複数個の噴射口が形成されている。各噴射ノズル管は、それぞれの噴射口がウェーハWの中心に向くようにして側壁面に装着されている。例えば、対向する一対の噴射ノズル管5、5H'の噴射口は斜め下方へ、同様に各噴射ノズル管5、5M'の噴射口は水平方向へ、さらに各噴射ノズル管5、5L'の噴射口が斜め上方へ向いている。これにより、剥離液がウェーハW面に略均一に当たり、処理ムラなく剥離処理が可能になる。なお、噴射ノズル管の本数及び配置は、上記の本数及び配置に限定されるものでない。
内槽3には、図2(b)、図2(c)に示すように、複数枚のウェーハWを略等ピッチで垂直に起立した状態で保持することができる基板保持具、例えばリフター8が上下動可能に収容されるようになっている。このリフター8は、複数枚のウェーハWを載置できる載置台8aと、この載置台8aに結合されてリフター8を上下動させる作動桿8bとを有しており、この作動桿8bは不図示の移動機構に連結されている。なお、このリフター8は既に公知のものを使用するので、詳細な説明は省略する。
外槽4は、図1に示すように、その底部に排出口4が形成されている。この排出口4には、排出管4aが連結されて、外槽4内に貯留された剥離液は、この排出管4aからシンク9内へ導出されるようになっている。
回収装置11は、上方に開口部及び所定の深さを有し、剥離槽2の側壁及び底部を所定の隙間をあけて覆う大きさを有し回収物を排出する排出口9bを有するシンク(sink)9と、このシンク9の排出口9bから排出される回収液等を一時貯留するバッファータンク10とを有している。シンク9の上方の開口部9aには、一対の表蓋12、12が開閉自在に装着されている。この表蓋12、12は、ウェーハWの移載時以外には、剥離液やその蒸気が外へ飛散しないように閉じられる。
バッファータンク10は、上方に開口部10aを有する有底の容器からなり、その開口部10aがシンク9の排出口9bの下に位置するようにして不図示の基台上に設置される。このバッファータンク10は、底部に排出口10が形成され、この排出口10に配管Lが接続されている。また、このタンク10内には、2個のストレーナー(strainer)13、14が収容されている。これらのストレーナーは、サイズの小さい第1ストレーナー13とこの第1ストレーナー13を収容する大きいサイズの第2ストレーナー14とからなり、これらのストレーナーはいずれも所定のメッシュサイズを有する籠で形成されている。第1ストレーナー13のメッシュサイズは粗く、例えば1インチ当たり50メッシュに設定されており、第2ストレーナー14のメッシュは比較的細かく、例えば1インチ当たり80メッシュに設定されている。第1、第2ストレーナー13、14を用いることにより、先ず、第1ストレーナー13で形状の大きい剥離片を捕獲し、次いで、第2ストレーナー14で形状の小さいものを捕獲できる。なお、捕獲された剥離片は、第1、第2ストレーナー13、14をタンクから取出して他の場所へ廃棄される。
また、図3に示すように、第1ストレーナー13には、剥離液の流れを緩やかにさせて、剥離片の液中での舞い上がり等を防止するための整流板(整流機構)15を装備すると、第1ストレーナー13全体が目詰まりを起こすといった現象を防止できる。(図3(a)は上面図、図3(b)は側面図である。)
整流板(整流機構)15が第1ストレーナー13に設けられていることが剥離片の回収の点からは好ましいが、必ずしも第1ストレーナー13に設けられていなくてもよい。なお、ここではストレーナーが2個の場合について述べたが、メッシュサイズの異なる3個以上のものであってもよい。また、このストレーナーは、他のろ過手段、例えばバッファータンク10内をメッシュサイズの異なるろ過網で区画するような手段で代用してもよい。
剥離槽2とバッファータンク10とは、バッファータンク10で回収された剥離液を加圧して給送するポンプPと、この回収剥離液をろ過するフィルターFと、回収された剥離液を加温するヒータHとを介在させて配管Lで接続して、バッファータンク10内に貯留された剥離槽から排出される剥離液をろ過及び所定の温度に加温して前記剥離槽へ帰還させ循環させる循環路Cirが形成されている。フィルターFの孔径は、例えば、100〜400メッシュのものを使用する。また、この剥離液はヒータHで40〜80℃に加温される。DF剥離処理中、剥離槽2内で、アップフローで浮いてきたDF残渣は第1、第2ストレーナー13、14及びフィルターFで捕獲するとともにヒータHで温度調整された後、噴射ノズル管5、5、5、5H'、5M'、5L'から循環する剥離液を剥離槽に供給するように液循環が行われる。
また、剥離処理終了後は、底蓋6を開き、内槽3のDF剥離液を全てバッファータンク10に流し、液循環で取り切れなかった内槽3内の剥離片等を第1、第2ストレーナー13、14でキャッチし、内槽3が空になったら底蓋6を開けた状態で各3本の噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'の1本もしくは複数本で内槽3とリフター8に付着した剥離片を剥離液で洗い流した後底蓋6を閉じ、ポンプP、フィルターF、ヒータHを経由して細かい剥離片を除去し温度調整をして内槽3に剥離液を戻す。なお、待機(スタンバイ)中は液温を維持するためアップフローで剥離槽2内の液循環が行われている。
次に、図4〜図6を参照して、このレジスト剥離装置を使用したDF剥離プロセス(レジスト剥離方法)を説明する。なお、図4は剥離処理工程を示す工程図、図5は図4の処理工程におけるステップS5、S6の処理を説明する説明図、図6は図4の処理工程におけるステップS8の処理を説明する説明図である。
先ず、剥離槽2に予めリフター8を収容して、内槽3に不図示の薬液供給源から供給手段を介して剥離液を貯留しておく。この状態にして、表蓋12、12を開いて複数枚のウェーハWを搬送アーム(図示省略)で把持して、内槽3内あるいは内槽3内から一時的に脱出したリフター8へ受け渡し、ウェーハWを剥離液に浸漬して、表蓋12、12を閉じる(ステップS1〜S3)。
次いで、ステップS4でウェーハWのDFの剥離処理を開始する。この剥離処理は、第1、第2剥離処理からなり、先ずステップS4の第1剥離処理では、剥離液の循環を開始するとともにリフター8を揺動させて、剥離槽2内の剥離液に所定時間t1(1分<t1<30分)浸漬し処理する。この浸漬により、ウェーハW表面のDFが膨潤され、約1〜10%のDFが剥離される。この処理では、特に、ウェーハWの外周囲部分WaのDFが剥離される(図5(a)参照)。剥離されたDF剥離片Wは、内槽3内で上層へ浮き上がり、いわゆるアップフローで外槽4へ流出され、剥離槽2から追い出される。オーバーフローする剥離液及び追い出された剥離片Wは、シンク9で回収されてバッファータンク10に一時貯留される。このタンク10に貯留された剥離液等は、第1、第2ストレーナー13、14によりろ過された後に、ポンプPにより加圧(例えば、30L/min)され、フィルターFでさらに不純物を除去して、ヒータHにより所定温度(35〜45℃)に加温して、各噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'へ供給し、各噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'のそれぞれの噴射口からウェーハWへ噴射させる。この第1剥離処理に続いて、ステップS6において、第2剥離処理として、さらに所定時間t2(30分<t2<60分)の間処理を行う。この処理中は、第1剥離処理と同じように、小さなDF剥離片Wは剥離槽2からアップフローで追い出されてバッファータンク10に貯留される(図5(b)参照)。なお、第1、第2剥離処理中は内槽3内でリフター8が揺動されている。この剥離処理の終了後、剥離液の循環を停止するとともに、リフター8の揺動を停止する。剥離処理が終了したウェーハWは、洗浄及び乾燥処理が施される(ステップS71〜S74)。
一方、この処理工程では、ウェーハWの面から多量の大きな剥離片Wが剥離され、その大きさゆえにアップフローで追い出されないために、大きな剥離片Wが剥離槽2の底部に沈積する。そのため、ウェーハWの一連の剥離処理(1ロット)が終了する毎に剥離片及び残渣を回収する(ステップS8)。
その回収方法は、図6に示すように、剥離槽2の底蓋6が不図示の開閉機構により開かれ、剥離槽2内の剥離液及びDF剥離片Wが排出穴3からシンク9を介してバッファータンク10内へ落下させる。そして、底蓋6を開けた状態で各3本の噴射ノズル管5、5、5及び5H'、5M'、5L'の1本もしくは複数本で内槽3とリフター8に付着した剥離片を剥離液で洗い流し、剥離槽2から全て剥離液及び剥離片を排出した後に、底蓋6が閉じられる(図6(b)参照)。また、バッファータンク10内では、メッシュの比較的大きい第1ストレーナー13でサイズの大きい剥離片が捕獲され、さらに、この第1ストレーナー13を通過したサイズの小さい剥離片が第2ストレーナー14で捕獲される。これらの剥離片の回収は、バッファータンク10から第1、第2ストレーナー13、14を取出して、これらのストレーナー内の剥離片を他の容器に投棄して回収する。なお、空になった第1、第2ストレーナー13、14はバッファータンク10内へ戻す。その後、ポンプPを作動させて、フィルターF及びヒータHを介して、調温した剥離液を剥離槽2へ戻して、剥離液の循環路Cirを形成させて、新たなウェーハWの投入を待つ。なお、新たなウェーハ処理で剥離液が不足するときは、この不足分は不図示の薬液供給源から適宜供給される。
この剥離プロセスでは、剥離液に第1級脂肪族アミンと水溶性有機溶媒と水の混合液を使用し、ウェーハW面のアクリル系樹脂(バインダーポリマー、光重合性多官機基モノマー、光重合開始剤、熱重合禁止剤、染料など)の約95%剥離除去が可能となる。なお、この剥離液は、ウェーハの処理枚数1000枚或いは40ロット使用できることが実験で確認された。
上記のレジスト剥離装置1では、ウェーハW面のDFを約95%剥離除去が可能であるが、さらに同じ構成のレジスト剥離装置を前後に併設して処理を行うとさらに剥離率を上げることが可能になる。
次に、図7〜図9を参照して、2台のレジスト剥離装置を隣接配置した剥離除去法を説明する。なお、図7は剥離処理工程を示す工程図、図8は図7の処理工程におけるステップS9の工程を説明する説明図、図9は図7の処理工程におけるステップS17の工程を説明する説明図である。
ここで述べる剥離除去法では、上記の構成を有する2台のレジスト剥離装置、つまり第1、第2剥離装置1A、1Bを隣接して配置し、間にリフター8を搬送する搬送機構が設置され、さらに両装置間が剥離液を移送する不図示の配管で接続されている。なお、搬送機構は、既に公知の搬送機構を使用するので説明は省略する。また、第1、第2剥離装置1A、1Bには、それぞれ不図示の剥離液供給源から配管を通して剥離液が供給される。第1剥離装置1Aの剥離液には、第2剥離装置1Bで使用された使用済みの剥離液を使用し、第2剥離装置1Bの剥離液には未使用の剥離液を使用するのが好ましい。例えば、第2剥離装置1Bでは未使用の新液をウェーハ0〜500枚(25枚/1ロットの場合、0〜20ロット)まで使用し、その後、この使用済みの剥離液を旧液扱いとして、第2剥離装置1Bの剥離槽2'から第1剥離装置1Aの剥離槽2へ移槽して、この旧液は、501枚〜1000枚(25枚/1ロットの場合、21〜40ロット)使用する。これにより、剥離液の有効的な再利用ができる。
この併設処理は、第1剥離装置1AでステップS1〜S7及びS7−1の処理が終了した後に、第1、第2表蓋12、12及び12A'、12B'を開いて、第1剥離装置1Aの内槽3からリフター8にウェーハWを載置した状態で取出して、不図示の搬送機構により移送し第2剥離装置1Bの内槽3'へ収納する(ステップS8〜S10、図8参照)。このとき、内槽3'には剥離液を貯留しておく。その後、第1、第2表蓋12、12及び12A'、12B'を閉じて、第3処理を開始する(ステップS11、S12)。
この第3処理は、剥離液の循環を開始するとともにリフター8を内槽3'内で揺動させて、所定時間t3(1分<t3<30分)処理する。この処理中、剥離されたDF剥離片Wは、内槽3'内で上層へ浮き上がり、いわゆるアップフローで外槽4'から追い出される。オーバーフローする剥離液及び追い出されたDF剥離片Wは、シンク9'で回収されてバッファータンク10'に一時貯留される。このバッファータンク10'に貯留された剥離液等は、第1、第2ストレーナー13'、14'によりろ過された後に、ポンプP'により加圧され、フィルターF'でさらに不純物を除去して、ヒータH'により所定温度に加温して、各噴射ノズル管へ供給し、各噴射ノズル管のそれぞれの噴射口からウェーハWへ噴射させる。この剥離処理の終了後、剥離液の循環を停止するとともに、リフター8'の揺動を停止する。剥離処理が終了したウェーハWは、洗浄及び乾燥処理が施される(ステップS14〜S16、S16−1、S16−2)。一方、この剥離処理が終了すると、剥離槽2'内にはDF剥離片Wが沈積されるので、ステップS14−1で剥離液の回収が行われる。この回収はレジスト剥離装置1のステップS8及び第1剥離装置1AのステップS7−1と同じ方法で行う。第2剥離装置1Bでは小さな剥離片が少量沈積されるにとどまるため、必ずしも毎回ステップS14−1の剥離液の回収を行う必要はない。
第2剥離装置1Bでの処理が終了した後に、図9に示すように、リフター8は第1剥離装置1Aに戻されて、新たなウェーハの処理がなされる。また、第2剥離装置1Bで所定回数使用された剥離液は、不図示の送給手段により第1剥離装置1Aへ移送されて再使用される。この処理により、ウェーハW面のDFがほぼ100%剥離される。なお、送給手段は、例えば配管途中にポンプを連結したものである。
このように2台の第1、第2剥離装置1A、1Bを用いて併設処理すると、第1剥離装置1Aにおいて、大半の剥離処理、例えば約95%のDFの剥離除去を行い、次に第2剥離装置1Bにおいて仕上げ処理、すなわち約100%のDFの剥離除去が可能になり、剥離の性能を上げることができる。また、第1剥離装置1Aの剥離液に第2剥離装置1Bの使用済み剥離液を利用できるので剥離液の使用量を少なくできる。
ここでは、剥離装置を2台併設する場合を示したが、3台以上併設し処理するようにしてもよいことは言うまでもない。
本発明のレジスト剥離装置を構成する剥離槽とこの剥離槽に連結された回収装置及び配管を示した全体の概略図である。 図1の剥離槽とこの剥離槽にウェーハが収容された状態を示した断面図である。 整流板(整流機構)の説明図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は側面図である。 1台のレジスト剥離装置を用いた剥離処理工程を示す工程図である。 図4の処理工程におけるステップS5、S6の処理を説明する説明図である。 図4の処理工程におけるステップS8の処理を説明する説明図である。 2台のレジスト剥離装置を用いた剥離処理工程を示す工程図である。 図7の処理工程におけるステップS9の工程を説明する説明図である。 図7の処理工程におけるステップS17の工程を説明する説明図である。 従来技術のレジスト剥離装置の要部断面図である。
符号の説明
1、1A、1B レジスト剥離装置
2、2' 剥離槽
3、3' 内槽
4、4' 外槽
、5、5、5H'、5M'、5L' 噴射ノズル管
6、6' 底蓋(蓋体)
7 支軸
8、8' リフター
9、 9' シンク
10、10' 貯留タンク(バッファータンク)
11 回収装置
12、12、12A'、12B' 表蓋
13,14、13'、14' 第1、第2ストレーナー
15 整流板(整流機構)
Cir 循環路
F フィルター
L 配管
H ヒータ
P ポンプ

Claims (11)

  1. 被処理基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段に保持された被処理基板及び剥離液を収容して被処理基板の不要なレジストを剥離する剥離槽と、前記剥離槽へ剥離液を供給する薬液供給手段と、前記剥離槽内の使用済み剥離液等を回収する回収装置とを備えたレジスト剥離装置において、
    前記剥離槽は、該剥離槽の底部に被処理基板から剥離された剥離片を通過させる大きさの開口を有する排出穴を有し、前記排出穴を開閉自在な蓋体で閉塞し、前記蓋体は開閉機構に連結し、前記開閉機構により前記蓋体を開作動させて、前記排出穴から前記剥離槽の底部に沈積される剥離片を剥離液とともに剥離槽外へ排出させることを特徴とするレジスト剥離装置。
  2. 前記蓋体は前記排出穴に近接した箇所に支軸で枢支され、前記支軸は前記開閉機構に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスト剥離装置。
  3. 前記基板保持手段は、被処理基板を前記剥離槽内で揺動させる揺動機構に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスト剥離装置。
  4. 前記回収装置は、前記剥離槽からオーバーフローするかあるいは前記排出穴から排出される剥離液及び剥離片等を受容するシンクと、前記シンクから送出される剥離液等を一時貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内に配設されて剥離液から剥離片を抽出するろ過手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスト剥離装置。
  5. 前記シンクと前記ろ過手段との間に、前記排出穴から排出される剥離液及び剥離片等の流れを緩やかにし、剥離片の液中での舞い上がりを防止する整流機構が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のレジスト剥離装置。
  6. 前記ろ過手段は、剥離片の大きさに応じて、剥離片を多段階に不通過とするメッシュの粗さの異なる複数のろ過手段からなることを特徴とする請求項4に記載のレジスト剥離装置。
  7. 前記剥離槽と前記貯留タンクとは、所定太さの配管で接続されて前記剥離槽より排出され前記貯留タンク内に貯留された剥離液をろ過するとともに、所定の温度に加温して前記剥離槽へ帰還させる循環路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスト剥離装置。
  8. 前記循環路には前記貯留タンクからの回収剥離液を加圧して給送するポンプと、前記回収剥離液をろ過するフィルターと、前記回収剥離液を加温するヒータが備えられていることを特徴とする請求項7に記載のレジスト剥離装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のレジスト剥離装置を複数台隣接配設して、各前記レジスト剥離装置間に、前記基板保持手段を搬送する搬送機構と、剥離液を給送する配管とが設けられていることを特徴とするレジスト剥離装置。
  10. 被処理基板を保持する基板保持手段によって保持された前記被処理基板を剥離槽に収容する工程と、
    前記剥離槽の底部に前記被処理基板から剥離された剥離片を通過させる大きさの開口を開閉自在な蓋体で閉塞する工程と、
    前記被処理基板の不要なレジストを剥離する剥離液を前記剥離槽に供給する薬液供給工程と、
    前記蓋体を開作動させて、前記排出穴から前記剥離槽の底部に沈積される剥離片を剥離液とともに剥離槽外へ排出させる工程と、
    を有することを特徴とするレジスト剥離方法。
  11. 前記排出穴から排出された前記剥離槽の底部に沈積していた剥離片と前記剥離液を受ける受容工程と、
    前記剥離片と前記剥離液を分離回収する回収工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項10に記載のレジスト剥離方法。
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