JP2008070644A - 防振制御装置および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ぶれ補正によりピント合わせの精度を高くし、それにより得られた精度の高い像倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行う。
【解決手段】光学機器に発生する撮影光軸周りの回転ぶれを検出する回転ぶれ検出手段と、光学機器に発生する撮影光軸に直交する平面内の平行ぶれを検出する平行ぶれ検出手段と、回転ぶれ及び平行ぶれに起因する画像劣化を軽減するぶれ補正手段と、ぶれ補正開始初期には回転ぶれ検出手段の出力信号に基づいてぶれ補正手段を作動させ(#1004)、その後回転ぶれ検出手段及び平行ぶれ検出手段の両出力信号に基づいてぶれ補正手段を作動させる(#1010)防振制御手段とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、手ぶれ等による像ぶれを補正するぶれ補正手段を有する防振制御装置および該防振制御装置を具備する光学機器に関するものである。
現在のカメラは露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化され、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。また、最近では、カメラに加わる手ぶれによる像ぶれを防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
ここで、像ぶれを防ぐシステムについて簡単に説明する。
撮影時のカメラの手ぶれは、周波数として通常1Hzないし10Hzの振動であるが、シャッタのレリーズ時点においてこのような手ぶれを起こしていても像ぶれの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えとして、上記手ぶれによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて補正レンズを変位させなければならない。従って、カメラぶれが生じても像ぶれの生じない写真を撮影するためには、第1に、カメラの振動を正確に検出し、第2に、手ぶれによる光軸変化を補正することが必要となる。
この振動(カメラぶれ)の検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、カメラぶれ補正の為にその出力を適宜演算処理する振動検出手段をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させるぶれ補正手段を駆動させて、像ぶれ抑制が行われる。
図9(a)は一眼レフカメラの平面図であり、図9(b)はその側面図である。
この一眼レフカメラに装着される交換レンズ80に搭載される防振システムは、光軸81に対して矢印82p,82yで示すカメラ縦ぶれ及び横ぶれに対して像ぶれ補正を行う。尚、カメラ本体83の中で、83aはレリーズ部材、83bはモードダイアル(メインスイッチを含む)、83cはリトラクタブルストロボ、83dはカメラCPUである。
図9(a),(b)において、84は撮像素子、85は補正レンズ86を図9(a),(b)の矢印85p,85y方向に自在に駆動して矢印82p,82y方向の像ぶれ補正を行うぶれ補正機構である。86p,86yは各々矢印82p,82y回りのぶれを検出する角速度計である。矢印86pa,86yaは各々の検出感度方向である。角速度計86p,86yの出力はレンズCPU87で演算されてぶれ補正機構85のぶれ補正目標値に変換される。
カメラ本体83に設けられたレリーズ部材83aの半押し(撮影準備の為に測光、ピント合わせを指令する操作)に同期してぶれ補正目標値は駆動装置88を介してぶれ補正機構85のコイルに入力される。そして、像ぶれ補正が始まる。
図9を用いて説明した防振システムでは、手ぶれ検出用に角速度計86p,86yを用いている。カメラ本体83には、図9の矢印82p,82y回りの回転ぶればかりではなく、矢印11pb,11ybに示した並行ぶれも加わる。しかし、一般的な撮影条件では矢印82p,82y回りの回転ぶれが支配的であり、矢印11pb,11ybに示した並行ぶれによる像劣化は少ない。そのため、手ぶれ検出用には角速度計86p,86yだけを設ければよい。
ところが、至近距離での撮影(撮影倍率の高い撮影条件)では、矢印11pb,11ybに示した平行ぶれ(以下、シフトぶれとも記す)による像劣化も無視できなくなってくる。例えばマクロ撮影のように、被写体に20cm程度まで接近して撮影する場合や、被写体は1m程度に位置していても、撮影光学系の焦点距離が非常に大きい場合(例えば400mm)では、積極的にシフトぶれを検出してぶれ補正装置を駆動する必要がでてくる。
特許文献1には、加速度を検出する加速度計を設け、この加速度計でシフトぶれを検出して、別に設けた角速度計の出力と共にぶれ補正装置を駆動する技術が開示されている。
特開平7−225405号公報
上記特許文献1に開示されているように、シフトぶれの必要性は撮影倍率により決まるわけであるが、撮影倍率は被写体にピント合わせをした時のレンズ繰出し量などから求めるのが一般的である。即ち、シフトぶれの補正は被写体に合焦した状態で初めて可能になる。ところが、手ぶれが大きい時はピント合わせ精度が劣化してしまうので十分なピント精度が得られないばかりでなく、上記シフトぶれの必要性や撮影倍率に基づくシフトぶれ量の算出精度も高くできないという問題があった。
本発明の目的は、回転ぶれ補正によりピント合わせの精度を高くし、それにより得られた精度の高い像倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行うことのできる防振制御装置および光学機器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、光学機器に発生する撮影光軸周りの回転ぶれを検出する回転ぶれ検出手段と、前記光学機器に発生する前記撮影光軸に直交する平面内の平行ぶれを検出する平行ぶれ検出手段と、前記回転ぶれ及び前記平行ぶれに起因する画像劣化を軽減するぶれ補正手段と、ぶれ補正開始初期には前記回転ぶれ検出手段の出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させ、その後前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の両出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させる防振制御手段とを有する防振制御装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、光学機器に発生する撮影光軸周りの回転ぶれを検出する回転ぶれ検出手段と、前記光学機器に発生する前記撮影光軸に直交する平面内の平行ぶれを検出する平行ぶれ検出手段と、前記回転ぶれ及び前記平行ぶれに起因する画像劣化を軽減するぶれ補正手段と、前記回転ぶれ検出手段の出力信号と前記平行ぶれ検出手段の出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させる際、前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の出力信号の混合の割合を前記ぶれ補正開始後の経過時間に基づいて制御する防振制御手段とを有する防振制御装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記防振制御装置を具備した光学機器とするものである。
本発明によれば、回転ぶれ補正によりピント合わせの精度を高くし、それにより得られた精度の高い像倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行うことができる防振制御装置または光学機器を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1ないし実施例4に示す通りである。
図1(a)、図1(b)は本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラの上面および側面を示す断面図である。上記図9に示した従来の撮像装置と異なるのは、加速度計11p,11yが設けられている点である。この加速度計11p,11y各々の加速度検出軸は、図1に示す矢印11pa,11yaである。なお、矢印11pb、11ybはそれぞれの方向のシフトぶれを表す。
図2は、上記加速度計11p,11yにより検出されるシフトぶれおよび角速度計86p,86yにより検出される回転ぶれの信号を処理する回路を含むブロック図である。この処理は主にレンズマイコン(CPU)87内で処理される。尚、図2においては、カメラの縦ぶれ(図1(b)の回転ぶれ(矢印82p)、シフトぶれ(矢印11pb))による像ぶれを緩和する信号処理のみを図示している。しかし、実際にはカメラの横ぶれ(図1(a)の回転ぶれ(矢印82y)、シフトぶれ(矢印11yb))による像ぶれを緩和する信号処理についても同様である。
図2において、角速度計86pの手ぶれ角速度信号は増幅回路12pに入力される。増幅回路12pでは、角速度計86pの出力を単純に増幅するだけではなく、この角速度計86pに重畳するDC成分を除去するDC除去および高周波ノイズ成分を除去する高域減衰も行う。この増幅回路12pの出力はA/D(アナログからデジタルへ)変換されてレンズマイコン87に取り込まれる。取り込まれた信号はレンズマイコン87で数値処理されてゆくのであるが、ここでは説明の為に処理を各ブロックに分けて図示している。
レンズマイコン87に取り込まれた上記手ぶれ角速度信号は、該レンズマイコン87内の角速度積分回路13pに入力される。そして、この角速度積分回路13pにて、手ぶれ角速度信号中の約0.1Hz以上の高周波数成分が1階積分され、手ぶれ角度信号に変換される。なお、上記積分を開始する時点においては積分帯域を狭めて(例えば1Hz以上の成分のみ積分)信号処理の起動を早めている。この積分帯域の切り換えを時定数切換えと記す。
上記の手ぶれ角度信号は加算回路14pに入力されて後述する手ぶれ変位信号と加算され、手ぶれ総合信号に変換される。尚、加算回路14pは、後述するレリーズ部材83a及び合焦検出回路27の信号に基づいて手ぶれ角度信号と手ぶれ変位信号を加算している。詳しくは、レリーズ部材83aの半押しによりオンするスイッチS1(測光、ピント合わせの為の操作スイッチ)のオンに応答して手ぶれ角度信号を入力し、合焦検出回路27の信号入力(ピント合わせが完了)に基づいて手ぶれ変位信号と手ぶれ角度信号を加算する。
上記の手ぶれ総合信号は周波数特性変更回路15pに入力され、周波数特性が変更される。周波数特性変更回路15pは主に手ぶれ総合信号の低周波成分の減衰を行っており、どの周波数(例えば0.1Hz、或いは5Hz)より低い周波数を減衰させるかを決め、その信号成分を減衰させる。詳しくは、カメラのフレーミング変更などのように大きな手ぶれ変化が生じた時に手ぶれ総合信号の減衰を大きく(例えば5Hz以下の信号は減衰)する。そして、このような場合はぶれ補正を行わないようにするのである。換言すれば、上記の周波数特性変更回路15pが具備されていないと、カメラのフレーミング成分までもぶれ補正してしまい、カメラの良好なフレーミングを行うことになるが、これを防ぐ為の処理である。
上記周波数特性変更回路15pの出力は敏感度変更回路16pに入力される。敏感度変更回路16pでは、レンズマイコン87に入力される焦点距離検出装置18および撮影距離検出装置19からの信号(ズーム情報や撮影距離情報)を受けて、周波数特性変更回路15pからの信号の増幅率を変えている。
一般にズームレンズに内包されるぶれ補正用光学系(補正レンズ86に相当)はズーム状態やフォーカス状態により、そのぶれ補正敏感度が変わる。例えば、ズームワイドでぶれ補正用光学系を1mm駆動すると像面でも1mm像がずれるとする。この場合、ズームテレでぶれ補正用光学系を1mm駆動すると像面では3mm像がずれてしまう。同様に、被写体が至近にあるときと無限にあるときでは、ぶれ補正用光学系の駆動量と像ずれ量の関係が変わってくる。そのため、その敏感度を補正するために(例えばテレでは増幅率を3分の1にする)周波数特性変更回路15pからの信号の増幅率をズーム情報や撮影距離情報で変更するようにしている。
尚、焦点距離検出装置18は交換レンズ80内に設けられ、ズームレンズの位置を検出するエンコーダなどにより構成され、焦点距離を検出してこれをズーム情報として出力している。又、撮影距離検出装置19も交換レンズ80内に設けられ、フォーカスレンズの位置を検出するエンコーダなどにより構成され、撮影距離を検出してこれを撮影距離情報として出力している。
撮影準備のためにレリーズ部材83aの半押し操作がなされ、スイッチS1がオンすると、敏感度変更回路16pからのぶれ補正目標信号がPWM信号に変換されてぶれ補正駆動装置88pに入力される。ぶれ補正駆動装置88pは入力されたPWM信号に応じてぶれ補正機構85を駆動して、ぶれ補正を行う。この時点では加算回路14pには手ぶれ角度信号しか入力されていないので、回転ぶれの補正のみ行っている。また、上記スイッチS1のオンに応答してカメラマイコン83d内の合焦検出回路27がカメラ本体83内のピント検出回路32を駆動して、被写体のピント状態を検出する。
上記のピントずれ量が送られてくるレンズ駆動演算回路33では、上記ピントずれ量からフォーカスレンズ35の駆動量の算出を行う。この駆動量がフォーカス駆動装置34に出力され、フォーカスレンズ35を動かすことになる。ここで、上記した合焦動作を行っている間も回転ぶれの補正が行われているので、高精度の合焦動作が可能になっている。
フォーカスレンズ35の駆動後は、再度ピント検出回路32にて被写体のピント状態の検出が行われる。この際、十分なピント状態の場合は合焦表示が不図示の表示装置にて行われ、不十分なピント状態の場合は再度フォーカスレンズ35の駆動が行われる。また、十分なピント状態になると、合焦検出回路27は加算回路14pに手ぶれ変位信号を手ぶれ角度信号に加算させる。
上記フォーカスレンズ35の撮影距離(繰出し量)は絶えず敏感度変更回路16pに入力されている。敏感度変更回路16pでは、ピント検出回路32を介して合焦検出回路27にて合焦検出がなされた時点におけるフォーカスレンズ35の撮影距離を防振敏感度値とする。
フォーカスレンズ35の撮影距離とズームレンズの位置の関係から像倍率演算回路26pにより像倍率が演算されるが、その像倍率も合焦検出回路27の合焦検出をトリガとしてその演算開始が行われる。即ち、ズームが決まり(ズームは上記スイッチS1のオン前に決定しているものとする)、撮影被写体にピントがあってフォーカスレンズ35の撮影距離がわかった時点で、像ぶれ補正の為の敏感度がわかる。そして、ぶれ補正目標値が計算される。像倍率も撮影被写体にピントがあった時点で求まる。
以上の様にして得られたぶれ補正目標値はPWM信号に変換されてぶれ補正駆動装置88pに入力される。ぶれ補正駆動装置88pでは、入力されたPWM信号に応じてぶれ補正機構85の駆動を行う。これにより、補正レンズ86による像ぶれ補正が行われる。即ち、ピント合わせが終了した時点でシフトぶれの補正も行う構成になっている。
ここで、加速度計11pの信号処理について説明する。加速度計11pからの手ぶれ加速度信号は増幅回路20pに入力される。この増幅回路20pでは、加速度計11pからの出力を単純に増幅するだけではなく、加速度計11pに重畳するDC成分を除去するDC除去および高周波ノイズ成分を除去する高域減衰も行う。この増幅回路20pの出力(手ぶれ加速度信号)はA/D変換されてレンズマイコン87に取り込まれる。取り込まれた手ぶれ加速度信号もレンズマイコン87内で数値処理されてゆくのであるが、ここでも説明の為に処理を各ブロックに分けて図示している。
レンズマイコン87に取り込まれた上記手ぶれ加速度信号は、該レンズマイコン87内の加速度重力補正回路21pに入力され、ここで重力成分の補正が行われる。
ここで、重力成分補正の必要性について説明する。
図1(b)に示したカメラの撮影位置(姿勢)は水平なので、図3(a)に示すように、加速度計11pの感度の方向11paは重力の方向28と同じ方向になっている。このとき、加速度計11pからは常に重力成分に見合う信号が出力されており、それに重畳してシフトぶれ成分の検出が行われている。ここで重力成分の信号出力はDC成分なので、そのDC成分は増幅回路20pに具備されるDC除去回路などで除去できる。しかしながら、カメラを構えているときに発生する手ぶれの回転角度の変化により、図3(a)の破線に示すように、加速度計11pの位置は変化する。したがって、加速度計11pから見ると重力の方向28が変わることになる。そのため、手ぶれ角度の変化により加速度計11pの出力が変化する。
図3(c)は、加速度計11pの姿勢に対する該加速度計11pの出力の変化を示しており、横軸は加速度計11pの姿勢変化(手ぶれ回転角度θ)、縦軸は加速度計11pの出力である。波形30pは加速度計11pの出力を示しており、該加速度計11pの姿勢角度がゼロ(図3(a)の実線のように1Gが加わっている状態)から±θだけ姿勢が変化すると、該加速度計11pの出力はそれにつれて変化(減少)する。
図4は、加速度計11pの重力変化による出力変化を示す図であり、横軸をカメラを構えてからの経過時間とし、縦軸を手ぶれの角度および加速度計の出力としている。
今、全くシフトぶれが発生していないと仮定しても、手ぶれ回転角度29pによる重力成分変化の影響で加速度計11pは誤差信号30pを出力する。近接撮影の場合にはカメラを下向きにして撮影する場合も多い。図3(b)はその様な場合の例であり、加速度計11pの感度方向11paに対して重力方向28は直交している。この場合の誤差信号は図3(c)および図4における破線31pとなる。
ここで、図3(a)の加速度計11pの配置と図3(b)の加速度計11pの配置では、図4に示すように誤差信号30p,31pの大きさに違いがある。これは、図3(a)の配置では、手ぶれ角度の変化に対しコサインで重力の影響が生じ、図3(b)の配置では、サインで重力の影響が生ずる為である。そのため、姿勢の変化角度が小さい時にはサインの方が変化が大きい為である。したがって、この重力の影響を補正するためには手ぶれ角度を検出すること、および、加速度計11pの姿勢(図3(a)と図3(b)の違いのように重力に対して感度軸がどの角度であるか)を知る必要がある。
図2に戻って、撮影準備の為にカメラを撮影被写体に向けての構図を決めが行われ、レリーズ部材83aの半押し操作がなされてスイッチS1がオンすると、カメラマイコン83dの指示により、被写体に対する測光、合焦動作が開始される。これと同時に上記スイッチS1のオン信号がカメラマイコン83dを介してレンズマイコン87内の初期姿勢方向検出回路23pに入力される。初期姿勢方向検出回路23pには増幅回路20pから増幅された加速度信号も入力されており、この初期姿勢方向検出回路23pにて、上記スイッチS1のオン信号の入力時の加速度信号の大きさにより加速度計11pの姿勢判定が行われる。
上記スイッチS1をオンするためのレリーズ部材83aの半押し操作は撮影者が構図を決めた後の操作であるため、その後にカメラの大きな姿勢変化は生じない。そのため、上記スイッチS1のオン信号の入力に基づいて加速度計11pの姿勢を判定するのが効果的だからである。勿論、スイッチS1のオン後、被写体へのピント合わせが行われた後に姿勢判定を行うようにしても良い。しかしその場合には、スイッチS1のオンからピント合わせまでの時間を利用して、加速度計11pの出力を積分(後述する)することが出来なくなる。時間の節約の為にも、上記のようにスイッチS1のオン時に加速度計11pの姿勢判定を行うのが望ましい。
上記初期姿勢方向検出回路23pでは、上記スイッチS1のオン信号入力時に加速度の大きさが1Gの時は、加速度計11pは図3(a)の姿勢と判定する。また、0Gの時は、図3(b)の姿勢と判定し、上記の間の加速度の時は、それに応じた姿勢と判定する。
上記角速度積分回路13pからの手ぶれ角度信号は上記加算回路14pばかりでなく、重力影響算出回路24pにも入力されている。この重力影響算出回路24pでは、入力される手ぶれ角度の変化に基づいて、上記加速度計11pに加わる重力の変化を求める計算を行う。この場合、上記したように加速度計11pの重力に対する姿勢により計算方法(サインで計算するか、コサインで計算するか)が異なってくる。そのために、初期姿勢方向検出回路23pからの信号も重力影響算出回路24pに入力するようにしており、図3(a)の姿勢と図3(b)の姿勢で計算の係数を変更する。
具体的には、図3(a)のように、カメラに1Gが加わっている時の姿勢φをゼロ度とし、姿勢の変化をθとすると、加速度計11pの出力変化は、
G(COSφ−COS(φ+θ))
で求められる。そこで、初期姿勢方向検出回路23pでφを求め、手ぶれ角度でθを求めて、重力影響算出回路24pでの重力影響算出に用いるようにしている。
増幅回路20pにて増幅された手ぶれ加速度信号は加速度重力補正回路21pに入力される。そして、加速度重力補正回路21pにて、上記重力影響算出回路24pで求められた重力変化に伴う加速度計11pの信号変化との差分が計算されて、重力の影響による加速度計11pの出力誤差が除去される。このようにして誤差成分が除去された手ぶれ加速度出力は加速度積分回路22pに入力される。加速度積分回路22pは、加速度重力補正回路21pから入力された重力の影響を補正された手ぶれ加速度信号を2階積分して、手ぶれ変位に変換する。この加速度積分回路22pは、上記角速度積分回路13pと同様に、手ぶれ加速度信号の中で約0.1Hz以上の高周波数成分を2階積分して手ぶれ変位に変換するものである。そして、この積分を開始する時点においては積分帯域を狭めて(例えば1Hz以上の成分のみ積分)信号処理の起動を早め(時定数切換え)ている。
上記加速度積分回路22pからの手ぶれ変位信号は像倍率補正回路25pに入力される。撮影倍率演算回路26pは、焦点距離検出装置18からのズーム情報と撮影距離検出装置19からの撮影距離情報に基づき、撮影倍率を計算している。上記したように焦点距離検出装置18は交換レンズ80内に設けられ、ズームレンズの位置を検出するエンコーダなどから成り、焦点距離を検出してズーム情報として出力している。撮影距離検出回路19も交換レンズ80内に設けられ、フォーカスレンズの位置を検出するエンコーダなどで成り、撮影距離を検出して撮影距離情報として出力している。上記のようにフォーカスレンズ35の繰出しが行われ、その繰出し完了後、合焦検出回路27が合焦を確認した時点で、上記撮影倍率演算回路26pにて、焦点距離検出装置18、撮影距離検出装置19からの出力に基づいて、撮影倍率が演算される。
シフトぶれ11pb,11ybは被写体が近く、撮影焦点距離が大きい時(撮影倍率が高い時)に画面への影響が大きくなり、被写体が遠い時(撮影倍率が低い時)には画面への影響は殆どない。その為、加速度計11p,11yで検出され、演算された手ぶれ変位(シフトぶれ)は撮影倍率に応じて増幅して、ぶれ補正目標値にする必要がある。
像倍率補正回路25pでは、撮影倍率演算回路26pの演算値(焦点距離が長く、被写体距離が近いときは撮影倍率が高いと演算する)に基づいて、加速度積分回路22pからの手ぶれ変位の増幅を行う。加算回路14pでは、角速度積分回路13pからの信号と像倍率補正回路25p(加速度積分回路22pに基づく信号)からの信号を加算する。しかし、上記のように被写体が遠く、撮影焦点距離が短い時には殆ど角速度積分回路13pの出力のみになる。
加算回路14pの出力はカメラのフレーミング変更を行い易くするための周波数特性変更回路15p、光学系の敏感度に合わせてぶれ補正の効きを調節する敏感度変更回路16pを介してぶれ補正目標値となり、ぶれ補正機構85が駆動される。
図5は、本発明の実施例1に係わる像ぶれ補正に係わる部分の動作を示すフローチャートであり、このフローは、カメラの主電源オンでスタートする。尚、本実施例1の主要な構成を分かり易く説明する為に、カメラに設けられる多様な制御ステップ(例えばバッテリーチェックや測光、測距、AFの為のレンズ駆動、ストロボ充電など)は省いている。また、以下のフローにおいては、カメラの回転ぶれ82pとシフトぶれ11pbを角速度計86pと加速度計11pで検出する事を例に説明を進める。カメラの回転ぶれ82yとシフトぶれ11ybを角速度計86yと加速度計11yで検出する場合も同様のフローになるので、その説明は省略する。
図5において、ステップ#1001では、レリーズ部材83aの半押しによりスイッチS1がオンするのを待機している。レリーズ部材83aの半押しによりスイッチS1がオンするとステップ#1002に進む。ステップ#1002では、初期姿勢方向検出回路23pにより、加速度計11pからの信号を基にカメラの姿勢を検出(判定)する。
ここで、カメラの姿勢検出について説明する。加速度計11p,11yに加わる重力加速度を検出し、例えば図1(a),(b)のようにカメラを水平に構えている場合には、加速度計11pから1Gが出力され、加速度計11yからは0Gが出力される。この状態でカメラが縦に構えられると(水平状態ではあるが、構図を縦にした場合)、加速度計11pから0Gが出力され、加速度計11yから1Gが出力される。又、カメラが下或いは上に向けられている場合には、加速度計11p,11yともに0Gが出力される。したがって、上記の出力からカメラの姿勢を検出することになる。また、上記スイッチS1のオンのタイミングで姿勢を判定するのは、撮影者は、カメラを構えてフレーミングを決め、安定してからレリーズ部材83aの半押しを行うので、その後は姿勢の変更が少ない為である。
加速度計11p,11yからの信号により図1の姿勢と検出した場合には、重力影響算出回路24pは加速度計11pの出力に対しては重力補正を行う。しかし、加速度計11yの出力に対しては重力補正を行わず、加速度重力補正回路21yの補正量をゼロにする(もともと回転ぶれによる重力加速度変化が無い為)。即ち、加速度重力補正回路21y(不図示であるが、加速度重力補正回路21pと同様な構成で加速度計11yの重力影響を補正するために設けられている)は加速度計11yからの出力に対して重力成分の補正は行わない。
また、カメラが縦に構えられている場合(加速度計11p:0G、加速度計11y:1G)には、反対に角速度計86yの信号に基づいて加速度計11yの重力補正を行う。しかし、角速度計86pの信号に基づく加速度計11pの重力補正は行わない。
重力影響算出回路24pでは、加速度重力補正回路21pの補正量をゼロにする。カメラが下向き、或いは上向きに構えられている(加速度計11p ±1G、加速度計11y ±1G)場合には、角速度計86pからの信号に基づいて加速度計11pの重力補正を行う。また、角速度計86yの信号に基づいて加速度計11yの重力補正を行う。
上記のように、カメラの姿勢に応じて重力補正を行うか否かを決定している。尚、加速度計11p,11yからの信号には重力加速度だけではなく、それにシフトぶれによる加速度も重畳している。そのため、加速度計11p,11yからの信号を所定時間(例えば1秒)平均化して重力成分だけを取り出すようにしている。
以上のようにして姿勢検出が終了すると、ステップ#1003に進む。そして、ステップ#1003では、手ぶれ角度信号に対してレンズの状態に合わせた敏感度補正およびぶれ状態(パンニングなど)に合わせた周波数補正を行う。続くステップ#1004では、手ぶれ角度信号に基づいたぶれ補正を行う。ここでは回転ぶれの補正を行うのみであり、シフトぶれの補正はまだ行っていない。次のステップ#1005では、初期姿勢方向検出回路23pによるカメラの姿勢と角速度積分回路13pからの手ぶれ角度情報に基づいて、重力影響算出回路24pが加速度計11pに重畳する重力加速度を算出する。また、加速度重力補正回路21pがその誤差出力を補正する。
次のステップ#1006では、合焦動作を始め、続くステップ#1007にて、ピント合わせの為のレンズの繰出しが完了する迄待機する。即ち、合焦検出回路27がピント検出回路32より被写体のピント状態を検出し、レンズ駆動演算回路33がフォーカスレンズ繰出し量を演算する。その後、フォーカスレンズ35をフォーカスレンズ駆動回路34により駆動した後に再度ピント検出回路32が被写体にピントが合った事を確認するまで、待機する。
次のステップ#1008では、上記ステップ#1007でレンズ繰出し完了した時点にて、そのレンズの繰出し量をフォーカスエンコーダで読んで撮影距離(被写体距離)を検出する。そして、次のステップ#1009にて、レンズの焦点距離情報を焦点距離検出装置18であるズームエンコーダから検出し、上記ステップ#1008で求めた撮影距離との関係から撮影倍率演算回路26pにて撮影倍率を演算する。そして、像倍率補正回路25pにより撮影倍率演算回路26pの結果に基づいて加速度積分回路22pの手ぶれ変位のゲインを変更する。その結果を加算回路14pにて角速度積分回路13pからの手ぶれ角度信号に加算し、周波数特性変更回路15pにより撮影状態に合わせてぶれ補正周波数帯域を変更する。そして、その後の出力を上記焦点距離検出装置18と撮影距離検出装置19から求まる防振敏感度に基づいて敏感度変更回路16pがゲイン変更してぶれ補正目標値を算出する。
次のステップ#1010では、上記ステップ#1009により求まったぶれ補正目標値にしたがってぶれ補正機構85の駆動をし、ぶれ補正を行う。よって、ここで初めて回転ぶれとシフトぶれの両方のぶれを軽減するためのぶれ補正が行われることになる。
次のステップ#1011では、スイッチS1がオフしているかを検出し、オフしていたらステップ#1012へ進み、スイッチS1のオンが継続されていればステップ#1006に戻る。即ち、スイッチS1のオンが継続している限り、撮影距離(被写体距離)に合わせて変化する像倍率や敏感度に合わせてぶれ補正目標値のゲインを変更しつつ、ぶれ補正を継続させる。しかし、その間においては重力補正のための加速度計11pの姿勢の変化はないものとしている。尚、レンズが合焦状態の場合にはレンズの合焦駆動は行われず、ステップ#1008へ移行する。合焦が検出されない場合(例えば被写体の位置が動いた場合)には上記ステップ#1007でレンズを駆動して合焦動作を行い、続くステップ#1008で撮影距離を再検出して撮影倍率を変更する。
上記ステップ#1011でスイッチS1がオフであるとしてステップ#1012へ進むと、ここではぶれ補正機構85の駆動を停止してステップ#1001に戻り、再度スイッチS1が操作されるまで待機する。
以上の実施例1においては、ぶれ補正の初めは回転ぶれだけを補正し、後にシフトぶれの補正も行う構成にしている。このようにぶれ補正初期に回転ぶれの補正を行っているので、合焦精度を高くすることができ、シフトぶれを行う為の情報(撮影倍率)を正確に得ることが出来る。又、回転ぶれだけでも早期にぶれ補正が行われるので、扱い易い防振システムとなっている。
詳しくは、回転ぶれ検出手段の一例である角速度計86p,86yと、シフトぶれ検出手段の一例である加速度計11p,11yと、回転ぶれ及びシフトぶれを起因とする画像劣化を軽減するぶれ補正機構85とを有している。そして、ぶれ補正開始初期には、角速度計86p,86yの出力信号に基づいてぶれ補正機構85を作動させる(図5のステップ#1004)。合焦後は、角速度計86p,86yと加速度計11p,11yの両出力信号に基づいてぶれ補正機構85を作動させる(図5のステップ#1010)を構成している。
上記のように、ぶれ補正開始時には回転ぶれのみの防振を行い、その後はシフトぶれも含めた防振を行う構成にしている。そのために防振開始時にはシフトぶれの防振効果は得られないが、回転ぶれの防振は行われており、その分だけピント合わせ精度が手ぶれにより劣化するのを防ぐことが出来る。つまり、ピント合わせが高精度に行われる。よって、それにより得られた精度の高い撮影倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行うことが可能になった。
次に、本発明の実施例2に係わる一眼レフカメラについて説明する。図5と異なるのは、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1のオンで回転ぶれの補正を開始し、露光動作(レリーズ部材3aの押し切り操作、つまりスイッチS2のオン)でシフトぶれの補正を行っている点である。その他のカメラの機械的及び電気的な構成は上記実施例1と同様である。
図6は、本発明の実施例2において、像ぶれ補正に係わる部分の動作を示すフローチャートであり、このフローはカメラの主電源オンでスタートする。尚、上記実施例1における図5のフローと同じ動作を行う部分は同一のステップ番号を付している。また、この実施例2においても、カメラの回転ぶれ82pは角速度計86pで、シフトぶれ11pbは加速度計11pで、それぞれ検出するものとする。カメラの回転ぶれ82y、シフトぶれ11ybも以下の図6のフローと同様のフローになるので、その説明は省略する。
ステップ#1001では、スイッチS1がオンするのを待機しており、該スイッチS1がオンするとステップ#1002へ進み、上記実施例1と同様、初期姿勢方向検出回路23pにて加速度計11pの信号からカメラの姿勢を検出する。そして、次のステップ#1003にて、手ぶれ角度信号に対してレンズの状態に合わせた敏感度補正およびぶれ状態(パンニングなど)に合わせた周波数補正を行う。続くステップ#1004では、手ぶれ角度信号に基づいたぶれ補正(回転ぶれ補正)を行う。
次のステップ#1005では、初期姿勢方向検出回路23pによるカメラの姿勢と角速度積分回路13pからの手ぶれ角度情報に基づいて、重力影響算出回路24pにて加速度計11pに重畳する重力加速度を算出し、加速度重力補正回路21pにてその誤差出力を補正する。そして、次のステップ#1006にて、合焦動作を始め、続くステップ#1007にて、ピント合わせの為のレンズの繰出しが完了するまで(合焦するまで)待機する。次のステップ#1008では、上記のレンズ繰出しが完了した時点で、そのレンズの繰出し量をフォーカスエンコーダにより読んで撮影距離(被写体距離)を検出する。
次のステップ#1009では、レンズの焦点距離情報を焦点距離検出装置18であるズームエンコーダから検出する。そして、上記ステップ#1008で求めた撮影距離との関係から撮影倍率演算回路26pが撮影倍率を演算し、像倍率補正回路25pが撮影倍率演算手段26pの結果に基づいて加速度積分回路22pの手ぶれ変位のゲインを変更する。その結果を加算回路14pにより角速度積分回路13pからの手ぶれ角度信号に加算し、周波数特性変更回路15pにより撮影状態に合わせてぶれ補正周波数帯域を変更する。その後の出力を上記の焦点距離検出装置18と撮影距離検出装置19により求まる防振敏感度に基づいて敏感度変更回路16pがゲインを変更してぶれ補正目標値を算出する。
次のステップ#1013では、露光の為の操作、つまりスイッチS2がオンされるまで待機する。尚、図6では示していないが、上記待機中にスイッチS1が解除された場合にはステップ#1017に進む。上記スイッチS2がオンされるとステップ#1010へ進み、上記ぶれ補正目標値にしたがってぶれ補正機構85の駆動を開始し、ぶれ補正を行う。ここで初めて回転ぶれ補正に加えて、シフトぶれ補正が行われることになる。
次のステップ#1014では、露光を開始し、続くステップ#1015では、露光完了まで待機する。そして、露光が完了するとステップ#1016へ進み、シフトぶれの補正だけを停止する(未だ回転ぶれの補正は継続している)。次のステップ#1011では、スイッチS1がオフしているかを検出し、オフを検出するとステップ#1017へ進み、またスイッチS1のオンが継続されていることを検出するとステップ#1006へ戻る。即ち、スイッチS1のオンが継続している限りは、撮影距離(被写体距離)に合わせて変化する像倍率や敏感度に合わせてぶれ補正目標値のゲインを変更しつつ、回転ぶれの補正を継続させる。しかし、その間においては重力補正のための加速度計11pの姿勢の変化はないものとしている。尚、レンズが合焦状態の場合にはレンズの合焦駆動は行われず、ステップ#1008に移行する。合焦が検出されない場合(例えば被写体の位置が動いた場合)には上記ステップ#1007でレンズを駆動して合焦動作を行い、上記ステップ#1008で撮影距離を再検出して撮影倍率を変更する。
次のステップ#1011でスイッチS1がオフであることを検出すると上記のようにステップ#1017へ進み、ここではぶれ補正機構85の駆動を停止し、回転ぶれの補正を止め、ステップ#1001に戻り、再度スイッチS1が操作されるまで待機する。
以上のように、本実施例2においては、スイッチS1のオン時に回転ぶれ補正のみを行い(図6のステップ#1004)、スイッチS2のオン後にシフトぶれ補正も行う(ステップ#1010)構成にしている。しかし、レリーズ部材83aの操作にかかわらず行っても良く、例えば、測光、測距などの撮影準備動作に応答して回転ぶれの補正を開始し、シャッタ動作開始信号などの露光のための動作に応答してシフトぶれの補正も行うようにしても良い。つまり、撮影準備状態時には回転ぶれ補正のみを行い、撮影指示後の露光(本画像取り込みのための動作)のための動作時には回転ぶれとシフトぶれの各補正を行うようにしても良い。
よって、上記実施例1と同様、合焦精度を高くすることができ、シフトぶれを行う為の情報(撮影倍率)を正確に得ることが出来る。又、回転ぶれだけでも早期にぶれ補正が行われるので、扱い易い防振システムとなっている。このようにピント合わせが高精度に行われるので、それにより得られた精度の高い撮影倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行うことが可能になった。
次に、本発明の実施例3に係わる一眼レフカメラについて説明する。上記実施例2と異なるのは、カメラの主電源オンに応答して(カメラ起動に応答して)回転ぶれの補正を開始し、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1のオンでシフトぶれの補正を行っている点である。その他のカメラの機械的及び電気的な構成は上記実施例1及び2と同様である。
図7は、本発明の実施例3において、像ぶれ補正に係わる部分の動作を示すフローチャートであり、このフローはカメラの主電源オンでスタートする。尚、上記実施例2における図5または図6のフローと同じ部分は同一のステップ番号を付している。
カメラの主電源オンによりステップ#1003から動作を開始する。そして、このステップ#1003では、手ぶれ角度信号に対してレンズの状態に合わせた敏感度補正およびぶれ状態(パンニングなど)に合わせた周波数補正を行う。次のステップ#1004では、手ぶれ角度信号に基づいたぶれ補正(回転ぶれ補正)行う。即ち、カメラが起動されると回転ぶれの補正を行う。
次のステップ#1001では、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1がオンするのを待機しており、該スイッチS1がオンするとステップ#1002へ進む。
ステップ#1002では、初期姿勢方向検出回路23pにて加速度計11pからの信号よりカメラの姿勢を検出する。そして、次のステップ#1005にて、初期姿勢方向検出回路23pにより得られたカメラの姿勢と角速度積分回路13pからの手ぶれ角度情報に基づいて重力影響算出回路24pにて加速度計11pに重畳する重力加速度を算出し、加速度重力補正回路21pによりその誤差出力を補正する。次のステップ#1006では、合焦動作を始める。そして、次のステップ#1007にて、ピント合わせの為のレンズの繰出しが完了するまで、つまり合焦するまで待機する。続くステップ#1008では、上記合焦した時点でレンズの繰出し量をフォーカスエンコーダで読んで撮影距離(被写体距離)を検出する。
次のステップ#1009では、レンズの焦点距離情報を焦点距離検出装置18であるズームエンコーダから検出する。そして、上記ステップ#1008で求めた撮影距離との関係から撮影倍率演算回路26pにて撮影倍率を演算し、像倍率補正回路25pにて撮影倍率演算回路26pの結果に基づいて加速度積分回路22pの手ぶれ変位のゲインを変更する。その結果を加算回路14pにより角速度積分回路13pからの手ぶれ角度信号に加算し、周波数特性変更回路15pにより、撮影状態に合わせてぶれ補正周波数帯域を変更する。その後の出力を上記焦点距離検出装置18と撮影距離検出装置19により求まる防振敏感度に基づいて敏感度変更回路16pにてゲイン変更して、ぶれ補正目標値を算出する。
次のステップ#1010では、上記のぶれ補正目標値にしたがってぶれ補正機構85の駆動を開始し、ぶれ補正を行う。即ち、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1が行われると、ここで初めて回転ぶれとシフトぶれの両方に対してぶれ補正を行うことになる。
次のステップ#1011では、レリーズ部材83aの半押し操作が解除され、スイッチS1がオフされたらステップ#1012へ進み、スイッチS1のオンが継続されているとステップ#1006へ戻る。即ち、スイッチS1が継続している限りは撮影距離(被写体距離)に合わせて変化する像倍率や敏感度に合わせてぶれ補正目標値のゲインを変更しつつ、回転ぶれとシフトぶれの補正を継続させる。その間においては重力補正のための加速度計11pの姿勢の変化はないものとしている。
尚、レンズが合焦状態の場合にはレンズの合焦駆動は行わず、ステップ#1008へ移行する。合焦が検出されない場合(例えば被写体の位置が動いた場合)にはステップ#1007でレンズを駆動して合焦動作を行い、次のステップ#1008で撮影距離を再検出して撮影倍率を変更する。
上記ステップ#1011にてスイッチS1がオフであるとしてステップ#1012へ進むと、ぶれ補正機構85の駆動を停止し、回転ぶれおよびシフトぶれの補正を止め、ステップ#1001に戻り、再度スイッチS1が操作されるまで待機する。
以上の実施例3では、カメラ起動時には、回転ぶれだけを補正(図7のステップ#1004)し、撮影準備時時(スイッチS1のオン)後にシフトぶれの補正も行う(ステップ#1010)構成にしている。しかし、スイッチS1のオン(レリーズ部材83aの半押し操作)にかかわらず行っても良く、例えば、測光、測距などの撮影準備動作に応答してシフトぶれの補正も開始するようにしても良い。
以上の実施例3によれば、ぶれ補正の開始時(カメラ起動時)には回転ぶれだけを補正し、後(スイッチS1のオンした後の合焦時)にはシフトぶれの補正も行う構成にしている。このように合焦動作前に回転ぶれの補正が行われているので、合焦精度が高く出来ると共にシフトぶれを行う為の情報(撮影倍率)を正確に得ることが出来る。又、回転ぶれだけでも早期にぶれ補正が行われるので、扱い易い防振システムとなっている。このようにピント合わせが高精度に行われるので、それにより得られた精度の高い撮影倍率情報に基づいて高精度なシフトぶれ補正を行うことが可能になった。
次に、本発明の実施例4に係わる一眼レフカメラについて説明する。上記実施例3と異なるのは、シフトぶれの補正開始時にはシフトぶれの補正効果を低くし、その後時間経過にしたがってシフトぶれ補正効果を高めてゆく点である(所定時間が経過すると十分なシフトぶれ補正効果を得られる)。その他のカメラの機械的及び電気的な構成は上記実施例1〜3と同様である。
上記したように、シフトぶれの検出は、加速度計11p,11yで検出するシフトぶれ加速度を2階積分してシフトぶれ変位に変換して得るわけであるが、2階積分が安定するまでの間はシフトぶれ変位信号に大きな揺らぎが生じてしまう事がある。その大きな揺らぎが生ずると、ぶれ補正機構85がその補正ストロークを使いきってしまったり、ユーザーが船酔い現象を起こしてしまったりする不都合がある。
そこで、本発明の実施例4では、シフトぶれの補正開始時にはシフトぶれによるぶれ補正機構85の駆動感度を下げる(シフトぶれ変位に対して、ぶれ補正機構85の駆動量を減らす)。そして、その後徐々に駆動感度を1に近づけるようにしている(シフトぶれの駆動感度が十分になる時期にはシフトぶれ変位信号は安定している)。
図8は、本発明の実施例4において、像ぶれ補正に係わる部分の動作を示すフローチャートであり、このフローはカメラの主電源オンでスタートする。尚、上記実施例3における図5ないし図7のフローと同じ部分は同一のステップ番号を付している。
カメラの主電源オンによりステップ#1003から動作を開始する。そして、このステップ#1003では、手ぶれ角度信号に対してレンズの状態に合わせた敏感度補正およびぶれ状態(パンニングなど)に合わせた周波数補正を行う。次のステップ#1004では、手ぶれ角度信号に基づいたぶれ補正(回転ぶれ補正)行う。即ち、カメラが起動されると回転ぶれの補正を行う。
次のステップ#1001では、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1がオンするのを待機しており、該スイッチS1がオンするとステップ#1002へ進む。ステップ#1002では、初期姿勢方向検出回路23pにて加速度計11pからの信号よりカメラの姿勢を検出する。そして、次のステップ#1005にて、初期姿勢方向検出回路23pにより得られたカメラの姿勢と角速度積分回路13pからの手ぶれ角度情報に基づいて重力影響算出回路24pにて加速度計11pに重畳する重力加速度を算出し、加速度重力補正回路21pによりその誤差出力を補正する。次のステップ#1006では、合焦動作を始める。そして、次のステップ#1007にて、ピント合わせの為のレンズの繰出しが完了するまで、つまり合焦するまで待機する。続くステップ#1008では、上記合焦した時点でレンズの繰出し量をフォーカスエンコーダで読んで撮影距離(被写体距離)を検出する。
次のステップ#1009では、レンズの焦点距離情報を焦点距離検出装置18であるズームエンコーダから検出する。そして、上記ステップ#1008で求めた撮影距離との関係から撮影倍率演算回路26pにて撮影倍率を演算し、像倍率補正回路25pにて撮影倍率演算回路26pの結果に基づいて加速度積分回路22pの手ぶれ変位のゲインを変更する。その結果を加算回路14pにより角速度積分回路13pからの手ぶれ角度信号に加算し、周波数特性変更回路15pにより、撮影状態に合わせてぶれ補正周波数帯域を変更する。その後の出力を上記焦点距離検出装置18と撮影距離検出装置19により求まる防振敏感度に基づいて敏感度変更回路16pにてゲイン変更して、ぶれ補正目標値を算出する。しかし、加算回路14pは角速度積分回路13pの出力に対して像倍率補正回路25pからの加速度積分回路22pの信号の割合をゼロにしている。つまり、この時点ではシフトぶれ変位信号は零にしている。
次のステップ#1010では、上記のぶれ補正目標値にしたがってぶれ補正機構85の駆動を開始し、ぶれ補正を行う。即ち、レリーズ部材83aの半押し操作、つまりスイッチS1が行われると、ここで初めて回転ぶれとシフトぶれの両方に対してぶれ補正を行うことになる。しかし、上記したようにシフトぶれ変位信号のぶれ角度信号に対する加算割合はゼロであるので、シフトぶれの補正効果はない。そのため、シフトぶれ変位信号出力初期における不安定(大きなゆらぎ)は生じない。
次のステップ#1018では、時間(例えば1秒)をかけて手ぶれ角度信号に対するシフトぶれ変位信号の割合を、適正値(撮影倍率補正回路25pが定める割合)に変更してゆく。そのため、例えば1秒後には十分なシフトぶれ補正が行われることになる。
次のステップ#1011では、レリーズ部材83aの半押し操作が解除され、スイッチS1がオフされたらステップ#1012へ進み、スイッチS1のオンが継続されているとステップ#1006へ戻る。即ち、スイッチS1が継続している限りは撮影距離(被写体距離)に合わせて変化する像倍率や敏感度に合わせてぶれ補正目標値のゲインを変更しつつ、回転ぶれの補正を継続させる。その間においては重力補正のための加速度計11pの姿勢の変化はないものとしている。
尚、レンズが合焦状態の場合にはレンズの合焦駆動は行わず、ステップ#1008へ移行する。合焦が検出されない場合(例えば被写体の位置が動いた場合)にはステップ#1007でレンズを駆動して合焦動作を行い、次のステップ#1008で撮影距離を再検出して撮影倍率を変更する。
上記ステップ#1011にてスイッチS1がオフであるとしてステップ#1012へ進むと、ぶれ補正機構85の駆動を停止し、回転ぶれおよびシフトぶれの補正を止め、ステップ#1001に戻り、再度スイッチS1が操作されるまで待機する。
以上の実施例4では、ぶれ補正初期には回転ぶれだけを補正し(図8のステップ#1004,#1010)、その後時間経過にしたがってシフトぶれの補正も行う(ステップ#1018)構成にしている。そのため、シフトぶれ変位信号発生初期における信号不安定がぶれ補正機構に現れること(ストローク使いきり)や、ユーザーに与える影響(船酔い現象)を無くすことが出来た。
以上の実施例1〜4では、カメラ(撮像装置)の防振システムを例にして、シフトぶれ対策の説明を続けてきたが、本発明の装置は小型で高安定な機構にまとめることが出来るので、この種のカメラに限らない。例えば、デジタルビデオカメラや、監視カメラ、Webカメラ、携帯電話などにも展開できる。
本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラを示す上面図及び側面図である。 本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラの回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラにおいて加速度計に加わる重力誤差、手ぶれ角度による重力誤差を説明する図である。 図2の加速度計の重力変化による出力変化を示す図である。 本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラの像ぶれ補正に関する部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係わる一眼レフカメラの像ぶれ補正に関する部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係わる一眼レフカメラの像ぶれ補正に関する部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係わる一眼レフカメラの像ぶれ補正に関する部分の動作を示すフローチャートである。 従来例の一眼レフカメラを示す上面図及び側面を示す図である。
符号の説明
11p 加速度計
11y 加速度計
13p 角速度積分回路
18 焦点距離検出装置
19 撮影距離検出装置
21p 加速度重力補正回路
22p 加速度積分回路
24p 重力影響算出回路
25p 像倍率補正回路
26p 撮影倍率演算回路
27 合焦検出回路
32 ピント検出回路
83a レリーズ部材
83d カメラCPU
86 補正レンズ
86p 角速度計
86y 角速度計
87 レンズマイコン

Claims (7)

  1. 光学機器に発生する撮影光軸周りの回転ぶれを検出する回転ぶれ検出手段と、
    前記光学機器に発生する前記撮影光軸に直交する平面内の平行ぶれを検出する平行ぶれ検出手段と、
    前記回転ぶれ及び前記平行ぶれに起因する画像劣化を軽減するぶれ補正手段と、
    ぶれ補正開始初期には前記回転ぶれ検出手段の出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させ、その後前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の両出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させる防振制御手段とを有することを特徴とする防振制御装置。
  2. 前記防振制御手段は、前記光学機器に具備される合焦手段が合焦動作を行っている間は、前記回転ぶれ検出手段の出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させ、前記合焦動作の完了後は、前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の両出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の防振制御装置。
  3. 前記防振制御手段は、前記光学機器が撮影機能を有する場合、前記光学機器の撮影準備状態では前記回転ぶれ検出手段の信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させ、前記光学機器の撮影指示後における露出時には前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の両信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させることを特徴とする請求項1または2に記載の防振制御装置。
  4. 光学機器に発生する撮影光軸周りの回転ぶれを検出する回転ぶれ検出手段と、
    前記光学機器に発生する前記撮影光軸に直交する平面内の平行ぶれを検出する平行ぶれ検出手段と、
    前記回転ぶれ及び前記平行ぶれに起因する画像劣化を軽減するぶれ補正手段と、
    前記回転ぶれ検出手段の出力信号と前記平行ぶれ検出手段の出力信号に基づいて前記ぶれ補正手段を作動させる際、前記回転ぶれ検出手段及び前記平行ぶれ検出手段の出力信号の混合の割合を前記ぶれ補正開始後の経過時間に基づいて制御する防振制御手段とを有することを特徴にする防振制御装置。
  5. 前記防振制御手段は、前記ぶれ補正の開始初期には前記ぶれ補正の開始初期後に比べて、前記平行ぶれ検出手段の出力混合割合を少なくすることを特徴とする請求項4に記載の防振制御装置。
  6. 前記防振制御手段は、前記光学機器に具備される合焦手段による合焦動作が完了した後に、前記経過時間を始動させることを特徴とする請求項4または5に記載の防振制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の防振制御装置を具備したことを特徴とする光学機器。
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