JP2008066269A - 表示素子製造用マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】各グリル部を構成する全てのグリルの変形を補償して、グリル間の変形量の差を最小化できる構造のマスクを提供する。
【解決手段】本発明のマスク100は、少なくとも一つのグリルからなる多数のグリル部112,113を含み、最外縁にあるグリル部の第1グリル部に形成されたグリルの一部または全部が傾斜している。また、上端コーナー部に形成されたグリル部112のグリル112A−1〜112A-4は、その下部がマスクの内側方向に向かって傾斜した構造を有し、下端コーナー部に形成されたグリル部113のグリル113A−1〜113A-4は、その下部がマスクの外側方向に向かって傾斜した構造を有する。傾斜方向は、引張力(矢印方向)の作用方向と反対の内側方向である。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示素子製造用マスクに関する。特に、各グリル部を構成するグリルの変形を補償することができる構造を有するマスクに関するものである。
表示素子の一種類である有機電界発光素子を製造する工程では、基板の各素子領域(以下、"アクティブ領域"という。)上にR(赤)、G(緑)、B(青)系の有機EL層3を形成する工程ではマスクが用いられる。
図1は、有機電界発光素子の製造工程で使われる一般的なマスクの平面図であり、ガラス基板の全体面積と対応する規格のマスク10には、基板の予定されたアクティブ領域とそれぞれ対応する多数のグリル(grille)部12、12−1、13、13−1)が形成されている。
図2は、図1の"B"部の詳細図であり、マスク10の左側上端コーナー部に形成されたグリル部12の細部構成を図示する。図2に示されるように、グリル部12は、基本部材11を貫通する多数のグリル12A−1〜12A−5(パターン)からなる。
各グリル12A−1〜12A−5は、一定の長さ及び幅を有し、隣接するグリルとは一定の間隔を有して平行した状態で配置される。蒸着源で発生されたR、G、またはB系の有機物蒸着材料蒸気が、各グリル12A−1〜12A−5を通過して基板に達する。
このような構造を有するマスクを用いて、蒸着工程を実行する前に、ストレッチャー(stretcher)を用いてマスク10を各方向に引っ張り、マスク10の全体面にわたって均一な張力を保持するようにする。
即ち、多数のグリッパー(図示略)をマスク10の外縁部に固定させた状態で、グリッパーをマスク10の外側に引っ張り(図1の矢印方向)、これにより、マスク10の全体面には均一な張力分布が保たれることによって、マスク基本部材11のたるみ及びたわみの変形は発生しない。
このような状態で、マスク10を直角フレーム(図示略)に固定(例えば、超音波溶接)し、以後、切断予定線Lに沿って切断工程を実行し、グリル部が形成されていない基本部材11の外縁部を除去し、このような工程によって構成されたマスク10(フレームに固定された状態である)を用いた有機EL層形成工程を実行する。
上述するようなマスク10のストレッチ工程で、マスク10の各エッジには、駆動手段に連結された多数のグリッパーが連結され、グリッパーは、図1の各矢印方向にマスク10を引張るようになる。
しかし、図1及び図2に示されるように、マスク10のストレッチ工程で、マスク10の基本部材11に形成された多数のグリル12A−1〜12A−5は、加えられる外力による変形(ゆがみ)が必然的に発生する。
図3は、グリッパーによって加えられた引張力が作用する各コーナー部に形成されたグリル部の部分詳細図であり、図3(a)は、図1に示されたマスク10の左側上端コーナー部に形成されたグリル部12を、図3(b)は、左側下端コーナー部に形成されたグリル部13をそれぞれ示している。
一方、図3(a)及び(b)における矢印は、マスク10のエッジ部に把持されたグリッパーを介して加えられる引張力の方向を示している。
図3(a)及び(b)に示されるように、基本部材11の上端及び下端コーナー部に形成されたグリル部12、13の上端及び下端には、グリルが形成されていない領域「図3(a)の11−1及び図3(b)の11−2(以下、"ソリッド領域"という。)」が存在し、ストレッチ工程時、このソリッド領域11−1、11−2によって、各グリル部12、13を構成するグリル12A−1〜12A−5、13A−1〜13A−5の変形状態が異なる。
即ち、グリッパーによる引張力が、各グリルに作用する時、上端コーナー部に形成されたグリル部12の各グリル12A−1〜12A−5において、ソリッド領域11−1と対応する上部は、ほとんど変形が生じないが、その下部は、外側に移動にされた状態で変形(図3(a)で点線にて図示)する。
一方、引張力が作用する時、下端コーナー部に形成されたグリル部13の各グリル13A−1〜13A−5において、ソリッド領域11−2と対応する下部は、ほとんど変形が生じないが、上部は、外側に移動された状態で変形(図3(b)で点線に図示)する。
図3(a)及び(b)に示されるように、同一グリル部12、13の中でも外側に位置したグリル(例えば、12A−1及び13A−1)は、先に、引張力が作用して変形するため、その内側に位置したグリル12A−2〜12A−5、13A−2〜13A−5に、より小さな引張力が作用し、従って、少ない変形量が現れる。
また、基本部材11の上端コーナー部に形成されたグリル部12に隣接するグリル部(図1の12−1)に引張力が作用するとき、上述するように、グリル部12−1の各グリルにおいて、ソリッド領域11−1に隣接した部分、即ち、上部の変形よりも下部の変形が大きく発生する。
さらに、下端コーナー部に形成されたグリル部13に隣接するグリル部(図1の13−1)に引張力が作用するとき、上述するように、グリル部13−1の各グリルにおいて、ソリッド領域13−1に隣接した部分、即ち、下部の変形よりも上部の変形が大きく現れる。
一方、図1の右側部の上端及び下端コーナー部に形成されたグリル部では、図3(a)及び(b)に図示された方向と反対方向(引張力の作用方向)において、同じ現象が発生する。
このようなグリルの変形状態を有するマスク10を用いた場合、基板に微細幅の有機EL層を正確に形成することができない。従って、マスク10のストレッチ過程において、引張力が垂直に作用する、各コーナー部を含む最外縁部に形成されたグリル部12、13、12−1、13−1の各グリル12A−1〜12A−5、13A−1〜13A−5の変形、および各グリル12A−1〜12A−5の間、13A−1〜13A−5の間の各変形量の差を最小化することが好ましい。
本発明は、マスクのストレッチ過程で発生する上述した問題点を解決するためのものであり、その目的は、引張力が作用するとき、各グリル部を構成する全てのグリルの変形を補償し、それにより、グリル間の変形量の差を最小化できる構造のマスクを提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係るマスクは、部材を貫通する少なくとも一つ以上のグリルからなる多数のグリル部を含み、最外縁にあるグリル部の少なくとも一つのグリル部において、少なくとも一つのグリルが傾斜した形態で構成される。
ここで、傾斜したグリルを含むグリル部は、部材のコーナー部に形成されたグリル部内の一つであり、各グリル部の全体グリル内の外側に位置する半分以下の数のグリルが傾斜した構造を有する。
また、コーナー部の上端に形成されたグリル部のグリルは、その下部がマスクの内側方向に向かって傾斜した構造を有し、コーナー部の下端に形成されたグリル部のグリルは、その下部がマスクの外側方向に向かって傾斜した構造を有する。
上記のような本発明に係る表示素子製造用マスクは、ストレッチ工程時、グリル部を構成するグリルが変形された後でも、引張力が加えられていないグリルと同じ形状を有する正常なグリル状態を保持することによって、基板上の正確な位置に正確な形状の材料層を形成することができる。
以下、本発明に係る表示素子製造用マスクの構造を、添付図面を参考にして詳細に説明する。
本発明に係るマスクは、基板の予定されたアクティブ領域とそれぞれ対応する多数のグリル部を含み、各グリル部は、マスクの基本部材に形成された多数のグリル(パターン)からなる。各グリルは、一定の長さ及び幅を有する。
図4は、マスクの一部分を示した図面であり、上述した本発明に係るマスクの基本部材に形成された、あるグリル部の構成を詳細に示している。ここで、図4(a)は、マスクの左側部分の上端コーナー部に位置したグリル部を、図4(b)は、マスクの左側部分の下端コーナー部に形成されたグリル部をそれぞれ示す。
また、図5(a)及び(b)は、図4(a)及び(b)と同じ図面であって、各グリルの傾斜角度を示す。
本発明に係るマスク100の最も大きな特徴は、上端コーナー部に配置されたグリル部112を構成する各グリル112A−1、112A−2、112A−3、112A−4、112A−5の一部(または全部)、および下端コーナー部に配置されたグリル部113を構成する各グリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5の一部または全部を傾斜するように構成したものである。
このような構造を有するグリル部の構成を詳細に説明する。
図4(a)に示されるように、マスク100を構成する基本部材111の左側上端コーナー部に形成されたグリル部112には、多数のグリル112A−1、112A−2、112A−3、112A−4、112A−5が形成されている。
各グリル112A−1、112A−2、112A−3、112A−4、112A−5のうち、引張力(矢印方向)が加えられる外側のグリル(例えば、112A−1、112A−2、112A−3)は、引張力の作用方向と反対の内側方向に傾斜した構造を有する。
上述するように、グリル部112の上部にグリルが構成されていない領域111−1(以下、"ソリッド領域"という。)に隣接した各グリル112A−1、112A−2、112A−3の上部の変形量は、ほとんど現れないが、グリル部112の下部は、比較的大きく変形される。
本発明では、このような変形の差を補完するために、各グリル112A−1、112A−2、112A−3の領域内において、ソリッド領域111−1から遠く離隔された部分(即ち、下部)を引張力による変形方向と反対の方向に傾斜するように構成した。
ここで、図5(a)に示されるように、各グリル112A−1、112A−2、112A−3のうち、最も早く引張力が加えられる最外側第1グリル112A−1の傾斜角A1は、その内側の第2グリル112A−2の傾斜角A2よりも大きく、また第2グリル112A−2の傾斜角A2は、その内側の第3グリル112A−3の傾斜角A3よりも大きい。
上記用語"傾斜角"は、図5(a)に示されるように、各グリルの上端(図5(a)基準)において、垂直に延びた仮想線とグリルとの間の角度を意味する。
上記条件によって、グリル112A−1、112A−2、112A−3、112A−4、112A−5の上端間の間隔aは、同じであるが、下端間の間隔は、内側へ行くほど次第に小さくなる。換言すれば、第1グリル112A−1下端と第2グリル112A−2下端との間の間隔a−1は、第2グリル112A−2下端と第3グリル112A−3下端との間の間隔a−2よりも大きく、第2グリル112A−2下端と第3グリル112A−3下端との間の間隔a−2は、内側の第3グリル112A−3と第4グリル112A−4下端との間の間隔a−3よりも大きい。
ここで、引張力と垂直状態で形成された別のグリル112A−4、112A−5は、引張力の大きさによって同じ方向に傾斜した状態で形成されていてもよく、このときの傾斜度は、第3グリル112A−3の傾斜度よりも小さくしなければならない。
一方、上記条件と違って、最外側の第1グリル112A−1、その内側の第2グリル112A−2及び第3グリル112A−3の傾斜角を同一に構成することもできる。
このような構造を有する上端コーナー部に形成されたグリル部112に、マスクのストレッチのための引張力(矢印で表示される)が作用すれば、グリル112A−1、112A−2、112A−3の上部は、ソリッド領域111−1によってほとんど変形せず、また、下部は、引張力によって外側に向かって移動された状態において変形(図4(a)で、点線に図示される)する。
このとき、各グリル112A−1、112A−2、112A−3の下部は、上部に対して内側に向かって傾斜するように形成されている構造であるので、引張力によって変形された状態で外側のグリル112A−1、112A−2、112A−3は、その内側のグリル112A−4、112A−5または内側の別のグリル部(図示略)のグリルと平行を保つようになる。
従って、引張力によって各グリル112A−1〜112A−3が変形されても、変形されたグリルは引張力が伝達されない、他の正常なグリルの形状と同じ形状を保持することになる。
一方、上記説明では、引張力が集中的に作用する外側の一部グリル112A−1、112A−2、112A−3だけが傾斜した状態に構成されていることを説明したが、グリル部の全てのグリル112A−1、112A−2、112A−3、112A−4、112A−5を傾斜した構造に形成することもできる。
また、基本部材111の上端コーナー部に形成されたグリル部112に隣接するグリル部を、図4(a)のような構造で形成することによって、引張力が作用するとき、グリル部の各グリル内において、ソリッド領域と遠く離れた部分、即ち、下部の変形を補償することができる。
さらに、図4(b)に示されるように、マスク100を構成する基本部材111の左側下端コーナー部に配置されたグリル部113のグリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5は、引張力(矢印方向)とは反対方向の内側方向に傾斜した構造を有する。
上端コーナー部に配置されたグリル部112と同様に、各グリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5の領域中でソリッド領域111−2から遠く離隔された部分(即ち、上部)を、引張力による変形方向とは反対方向に傾斜するように構成しており、従って、各グリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5での変形量の差を補償することができる。
ここで、図5(b)に示されるように、各グリル113A−1、113A−2、113A−3のうち、引張力が最も早く加えられる最外側の第1グリル113A−1の傾斜角B1は、その内側の第2グリル113A−2の傾斜角B2よりも大きい。さらに、第2グリル113A−2の傾斜角B2は、その内側の第3グリル113A−3の傾斜角B3よりも大きい。
上記用語、"傾斜角"は、図5(b)に示されるように、各グリルの下端(図5(b)基準)で垂直に延びた仮想線と各グリルとの間の角度を意味する。
このような条件によって、グリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5の下端間の間隔bは、同じであるが、上端間の間隔は、内側へ行くほど次第に小さくなる。換言すれば、第1グリル113A−1上端と第2グリル113A−2上端との間の間隔b−1は、第2グリル113A−2上端と第3グリル113A−3上端との間の間隔b−2よりも大きい。さらに、第2グリル113A−2上端と第3グリル113A−3上端との間の間隔b−2は、内側の第3グリル113A−3と第4グリル113A−4下端との間の間隔b−3よりも大きい。
ここで、引張力と垂直状態で形成された別のグリル113A−4、113A−5は、引張力の大きさによって同じ方向に傾斜した状態で形成されていてもよく、このときの傾斜度は、第3グリル113A−3の傾斜度よりも小さくしなければならない。
一方、上記条件と違って、最外側の第1グリル113A−1、その内側の第2グリル113A−2及び第3グリル113A−3の傾斜角を同一に構成することもできる。
このような構造を有する下端コーナー部に形成されたグリル部113の上端部に、マスクのストレッチのための引張力(矢印で表示される)が作用すれば、グリル部113のグリルの外側部に位置したグリル113A−1、113A−2、113A−3の上部が引張力によって外側に向かって移動された状態で変形(図4(b)で、点線にて図示される)される。
このとき、グリル113A−1、113A−2、113A−3の上部は、下部に対して内側に向かって傾斜するように形成されている構造であるので、引張力によって変形された状態で外側グリル113A−1、113A−2、113A−3は、その内側のグリル113A−4、113A−5または内側の他のグリル部(図示略)のグリルと平行を保つことになる。
従って、引張力によって各グリル113A−1〜113A−3が変形されても、変形状態が異なる正常な(即ち、変形されていない)グリルと同じ形状を有するようになる。
一方、図4(b)では、引張力が集中的に作用する外側の一部グリル113A−1、113A−2、113A−3(全体グリルの約半分のグリル)だけが傾斜した状態で構成されていることを示しているが、グリル部の全てのグリル113A−1、113A−2、113A−3、113A−4、113A−5を傾斜した構造で形成することもできる。
また、基本部材111の下端コーナー部に形成されたグリル部113に隣接するグリル部を、図4(b)のような構造で形成することによって、引張力が作用するとき、グリル部の各グリルにおいて、ソリッド領域と遠く離れた部分、即ち、上部の変形を補償することができる。
このような構造を有するマスク100に対するストレッチ工程が進行する過程で、各コーナー部に形成されたグリル部112、113の各グリル112A−1、〜112A−5、113A−1〜113A−5に変形が生じても、その変形後の状態が変形されていない正常なグリルと平行した、即ち、正常なグリルと同じ形状を有するようになる。
従って、マスク100を用いた成膜工程時、基板の正確な位置に、変形されていないグリルの形状と同じ形状の膜を形成することができる。
一方、上記説明では、マスクの左側部(図1基準)の上端及び下端コーナー部に形成されたグリル部だけを説明したが、引張力が反対方向に作用するマスク右側部の上端コーナー部及び下端コーナー部に形成されたグリル部の各グリルを対称的な形状となるように構成しなければならない。
以上で説明した本発明は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明に対する通常の知識を有した当業者であれば、本発明の技術的思想と特許請求の範囲内で様々な修正、変更、付加が可能である。従って、このような修正、変更及び付加は本発明の特許請求の範囲に属するものである。
有機電界発光素子の製造工程に用いられる一般的なマスクの平面図である。 図1の"B"部の詳細図である。 3(a)は、マスクに形成された、ある上端コーナー部に形成されたグリル部を、3(b)は、下端コーナー部に形成されたグリル部をそれぞれ示した図である。 4(a)及び4(b)は、図3(a)及び図3(b)の対応図面であり、4(a)は本発明に係るマスクの左側部の上端コーナー部に配置されたグリル部を、4(b)は下端コーナー部に形成されたグリル部をそれぞれ示した図である。 5(a)及び5(b)は、図4(a)及び図4(b)と同じ図面であり、各グリルの傾斜角度を表示する。
符号の説明
100 マスク
111 基本部材
111−1 ソリッド領域
112 グリル部
112A−1 第1グリル
112A−2 第2グリル
112A−3 第3グリル
112A−4 第4グリル
112A−5 第5グリル
a−1、a−2、a−3、a−4 間隔

Claims (15)

  1. 少なくとも一つのグリルが形成された複数のグリル部を含み、
    前記グリル部の第1グリル部に形成されたグリルの一部または全部が傾斜し、
    前記第1グリル部は、前記グリル部の最外縁にあるグリル部の一つであることを特徴とするマスク。
  2. 前記第1グリル部は、最外縁にあるグリル部の上端部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記グリル部の第2グリル部は、前記最外縁にあるグリル部の下端部に形成され、前記第2グリル部に形成されたグリルの一部または全部が傾斜したことを特徴とする請求項2に記載のマスク。
  4. 前記第1グリル部及び前記第2グリル部は、前記マスクのコーナー部分に形成されることを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  5. 前記第1グリル部及び前記第2グリル部は、前記マスクの中心を基準に互いに対称的に配列されることを特徴とする請求項4に記載のマスク。
  6. 前記第2グリル部に形成されたグリルの中で傾斜したグリルは、前記マスクの内側方向に向かって傾斜したことを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  7. 前記第2グリル部に形成された傾斜したグリルの上端部が前記マスクの内側方向に向かって傾斜し、前記第2グリル部に形成された傾斜したグリルの下端部間の間隔は実質的に同じであることを特徴とする請求項6に記載のマスク。
  8. 前記第2グリル部に形成された傾斜したグリルは、前記マスクの外側方向へ行くほど、より大きな傾斜角を有することを特徴とする請求項6に記載のマスク。
  9. 前記第1グリル部に形成されたグリルの中で傾斜したグリルは、前記マスクの内側方向に向かって傾斜したことを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  10. 前記第1グリル部に形成された傾斜したグリルの下端部が、前記マスクの内側方向に向かって傾斜したことを特徴とする請求項9に記載のマスク。
  11. 前記第1グリル部に形成された傾斜したグリルの上端部間の間隔は、実質的に同じであることを特徴とする請求項10に記載のマスク。
  12. 前記第1グリル部に形成された傾斜したグリルは、前記マスクの外側方向へ行くほど、より大きな傾斜角を有することを特徴とする請求項9に記載のマスク。
  13. 前記マスクは、有機電界発光素子の製造過程中の有機物蒸着工程に用いられることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  14. 少なくとも一つのグリルが形成された複数のグリル部を含み、
    前記グリル部の最外縁にあるグリル部の上端部に位置する第1グリル部に配列されたグリルの一部または全部が傾斜し、前記最外縁にあるグリル部の下端部に位置する第2グリル部に配列されたグリルの一部または全部が傾斜し、前記傾斜したグリルは、前記マスクの内側方向に向かって傾斜したことを特徴とするマスク。
  15. 前記第1グリル部及び前記第2グリル部は、前記マスクの中心を基準に互いに対称的に配列されることを特徴とする請求項14に記載のマスク。

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