JP2008062975A - 吐出装置 - Google Patents

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哲也 千葉
Yoshinori Inagawa
義則 稲川
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Abstract

【課題】2つの剤を吐出することのできる吐出装置において、装置の小型化を図る。
【解決手段】吐出装置1Aが、第1剤Aを収容する第1容器2と第2剤Bを収容する第2容器3とこれらに連通するポンプ装置10を有し、ポンプ装置10が、シリンダー12と該シリンダー12内を摺動するピストン13を有する。シリンダー12内は、ピストン13によって第1室16と第2室17に隔てられ、第1室16と第2室17にそれぞれ吸入弁18-1、18-2と吐出弁19-1、19-2が備えられている。ピストン13がシリンダー12内を往復することにより、第1剤Aと第2剤Bが交互に吐出される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、2つの剤をポンプ装置により交互に吐出させる吐出装置に関する。
従来、二剤式毛髪化粧料として、例えば、酸化染料を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤とからなる二剤式の染毛剤が知られている。
このような毛髪化粧料は、保存安定性の点から、第1剤と第2剤とがそれぞれ別個の容
器に収容され、使用時に第1剤と第2剤とが混合される。この第1剤と第2剤を同時に吐
出させる装置として、例えば、特許文献1には、シリンダーとピストンからなるポンプ装置を2つ並置し、これらのピストンを同時に動かすことができるようにレバーを設けたものが提案されている。
特開2005−126144号公報
しかしながら、一つの吐出装置に2つのシリンダーを並置することは装置の小型化に支障をきたす。
これに対し、本発明は、2つの剤を吐出することのできる吐出装置において、装置の小型化を図ることを目的とする。
本発明は、シリンダー内をピストンによって2室に区分し、シリンダー内をピストンが往復運動するのに伴い、第1剤と第2剤が交互に吐出されるようにすると、2つの剤を吐出する装置をコンパクトに構成できることを見いだした。
即ち、本発明は、第1剤を収容する第1容器と第2剤を収容する第2容器がポンプ装置と連通し、
ポンプ装置が、シリンダーと該シリンダー内を摺動するピストンを有し、
シリンダー内が、ピストンによって第1室と第2室に隔てられ、
第1室と第2室にそれぞれ吸入弁と吐出弁が備えられ、
ピストンが第2室側に摺動することにより第2室が圧縮され、第2室内に流入していた第2剤が吐出弁を通して吐出されると共に、第1室が膨張して第1剤が吸入弁を通して第1室に流入し、
ピストンが第1室側に摺動することにより第1室が圧縮され、第1室内に流入していた第1剤が吐出弁を通して吐出されると共に、第2室が膨張して第2剤が吸入弁を通して第2室に流入する吐出装置を提供し、特に、ピストンを第2室側に押し込む力に対して反発するバネ材が設けられている態様を提供する。
本発明の吐出装置によれば、一つのシリンダーで、2つの剤を交互に吐出することができるので、2つの剤を簡便に、かつコンパクトな装置で吐出させることが可能となる。
特に、ピストンを第2室側に押し込む力に対して反発するバネ材が設けた態様によれば、ピストンを手で押し込むことによって第2剤が吐出され、押し込む力を解放すると、バネ材の付勢によって第1剤が吐出されるので、少ない労力で2つの剤を容易に吐出させることが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図2は、本発明の一態様の吐出装置1Aの斜視図であり、図1A〜図1Fは、この吐出装置1Aの作用を示すポンプ装置10部分の断面図である。
この吐出装置1Aは、第1剤Aを収容するチューブ状の第1の容器2、第2剤Bを収容するチューブの第2の容器3、及びこれら容器2,3を着脱自在に取り付けることのできるポンプ装置10を備えている。
第1の容器2には、例えば、二剤式染毛剤の第1剤として、酸化染料を含有する剤が収容され、第2の容器3には、二剤式染毛剤の第2剤として、過酸化水素等の酸化剤を含有する剤が収容される。
容器2、3としては、変形可能で、内容物の吐出に応じて内容積が低減するものが好ましく、このような容器としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質可撓性材料からなるチューブ容器を使用することができるが、二剤式染毛剤の第1剤の容器2としては、酸素バリア性を備えたものが好ましい。酸素バリア性材料としては、外層を低密度ないし高密度ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂から形成し、中間層をエチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、メタキシレンジアミンを用いたポリアミドフィルム等の酸素ガスバリア層、好ましくは水分バリア性、酸化染料のバリア性に優れた環状オレフィン系共重合体層から形成し、内層をポリオレフィン層とした積層構造の容器(特開2002−345548号公報)とすることが好ましい。また、第2剤の容器3は、外層を低密度ポリエチレンから形成し、内層を直鎖低密度ポリエチレンから形成した、酸素ガスを透過する容器(特開2002−87418号公報)とすることが好ましい。
この他、容器2、3としては、チューブ容器に代えて、パウチ容器(袋)、内容液の吐出に応じて容器底部からポンプ装置側へ次第に上昇する可動中皿を備えた容器、容器が内層と外層の積層構造からなり、内層容器内が内容液の吐出に応じて減圧あるいは減容すると内層が剥離して内層容器が体積収縮するデラミボトル等を使用してもよい。
ポンプ装置10は、ハウジング11内にシリンダー12と、シリンダー12内を摺動するピストン13を有しており、ピストン13にはピストンロッド14が延設され、その頂部には、ピストンロッド14を指でシリンダー12内に押し込みやすいように、円盤状のボタン15が設けられている。
シリンダー12内は、ピストン13によって、第1室16と第2室17に隔てられている。このシリンダー12は高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂から形成され、ピストン13は低密度ポリエチレン等から形成される。
第1室16には、容器2の口部の取付部に吸入弁18-1が設けられ、その反対側に吐出弁19-1が設けられている。第2室17にも、容器3の口部の取付部に吸入弁18-2が設けられ、その反対側に吐出弁19-2が設けられている。吸入弁18-1、18-2、吐出弁19-1、19-2としては、樹脂バネ弁、1点弁、3点弁、ボール弁等を使用することができる。
なお、吐出装置1Aの使用途中で各容器2、3をポンプ装置10から外したときに、吸入弁18-1、18-2が容器2、3に装着されたままの状態となるように、吸入弁18-1、18-2は容器2、3の口部に設けてもよい。これにより、容器2、3をポンプ装置10から外したときに、容器2、3内に空気が混入することを防止できる。したがって、容器内に空気が混入することによる内容液の酸化劣化を防止でき、また、再度その容器2、3をポンプ装置10に取り付けて使用した場合に、吐出装置1Aから剤と空気が混ざって吐出され、剤の吐出量が不安定となる、所謂エア噛みを防止することができる。
吐出弁19-1、19-2の外側には、吐出孔20が設けられている。吐出孔20は隔壁21によって、第1剤Aのための吐出孔20aと第2剤Bのための吐出孔20bとに分けられている。
また、第2室17内には、ピストン13を第2室17側に押し込む力に対して反発するバネ材22が設けられている。
この吐出装置1Aの使用方法としては、まず、図1Aの初期状態から、図1Bのように、ボタン15を指で押し込み、ピストン13を第2室17側に移動させる。これにより、第2室17内の空気が圧縮され、吐出弁19-2を通して押し出されると共に、第1室16が膨張して減圧となり、吸入弁18-1を通して第1剤Aが第1室16に流入する。ピストン13を押し込みきった(図1C)後、ボタン15の押圧を解除すると、図1Dに示すように、バネ材22の反発力によってピストンロッド14が押し戻され、それに伴い、ピストン13が第1室16側に移動する。これにより第1室16が圧縮され、第1室16に流入し、満たしていた第1剤Aが吐出弁19-1を通して吐出孔20aから吐出されると共に、第2室17に、吸入弁18-2を通して第2剤Bが流入する。
バネ材22の反発力によって、ピストン13がシリンダー12内を上がりきると第1剤Aの吐出が止まる(図1E)。この後、再度ボタン15を押し込むと、第2室17が圧縮され、図1Fのように、第2室17に流入し、満たしていた第2剤Bが吐出弁19-2を通して吐出孔20bから吐出すると共に、第1室16が膨張して減圧になり、吸入弁18-1を通して第1剤Aが第1室16に流入する。以降、同様にボタン15の押圧を解除すると第1剤Aが吐出され、押圧すると第2剤Bが吐出され、ピストン13がシリンダー12内を往復するのに応じて、第1剤Aと第2剤Bが交互に第1室16と第2室17の容積の変化分に相当する量で定量吐出されることとなる。
この形態のポンプ装置10では、隔壁21で吐出孔20が分割されているので、第1剤Aと第2剤Bとはポンプ装置10の外で混合される。従って、保管している間に第1剤Aと第2剤Bとの反応が流路内で進行することにより目詰まりなどの問題が発生することが防止できる。
また、この形態のポンプ装置10では、吐出操作を止めた状態、即ち、ボタン15の押圧を解除した状態で、第1剤Aは第1室16に実質上残存しないが、第2剤Bは第2室17を満たしている。このまま放置すると、第2室17を満たしている第2剤Bは徐々に空気中の酸素に曝されることになるが、第2剤Bとして空気中の酸素の影響を受け難いものを吐出させることにより、格別の問題は生じない。これに対し、第2室17に流入する第2剤Bとして、酸化染料を含有する剤のように空気酸化されやすい剤を使用すると、一旦吐出装置1Aを使用した後、保管している間に第2剤Bが劣化するので好ましくない。
本発明の吐出装置は種々の態様をとることができる。例えば、ピストン13を第2室側に押し込む力に対して反発するバネ材22は、第2室17内に設ける他、図3に示すように、ハウジング11の上面とボタン15の間に設けてもよい。
また、図4に示すように、第1剤Aの吐出孔と第2剤Bの吐出孔を区分せず、共通の吐出孔20で第1剤Aと第2剤Bが混ざるようにしてもよい。
図5の吐出装置1Bは、上述の吐出装置1Aにおいて、ハウジング11にレバー4を回動可能に取り付け、レバー4を握ることにより、ピストンロッド14が下がり、ピストン13がシリンダー12内を第2室17側に移動するようにしたものである。このようにレバー4を設けると、吐出装置の小型化を進めることはできないが、より少ない力でポンプ装置10を作動させることが可能となる。
吐出孔20には、用途に応じて、ノズル状としてもよく、櫛状、ブラシ状等の塗布具を取り付けてもよい。
容器2、3に充填する第1剤A、第2剤Bの組み合わせとしては、上述の二剤式染毛剤の他、二剤を混合することで反応を開始する種々の剤、例えば、ブリーチ剤、ホットシェービング剤、接着剤等をあげることができる。
以上のように、本発明の吐出装置は、二剤形式の剤を交互に定量吐出させるのに好適である。
吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置の斜視図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置のポンプ装置部分の断面図である。 吐出装置の斜視図である。
符号の説明
A 第1剤
B 第2剤
1A、1B 吐出装置
2 第1の容器
3 第2の容器
4 レバー
10 ポンプ装置
11 ハウジング
12 シリンダー
13 ピストン
14 ピストンロッド
15 ボタン
16 第1室
17 第2室
18-1、18-2 吸入弁
19-1、19-2 吐出弁
20、20a、20b 吐出孔
21 隔壁
22 バネ材

Claims (4)

  1. 第1剤を収容する第1容器と第2剤を収容する第2容器がポンプ装置と連通し、
    ポンプ装置が、シリンダーと該シリンダー内を摺動するピストンを有し、
    シリンダー内が、ピストンによって第1室と第2室に隔てられ、
    第1室と第2室にそれぞれ吸入弁と吐出弁が備えられ、
    ピストンが第2室側に摺動することにより第2室が圧縮され、第2室内に流入していた第2剤が吐出弁を通して吐出されると共に、第1室が膨張して第1剤が吸入弁を通して第1室に流入し、
    ピストンが第1室側に摺動することにより第1室が圧縮され、第1室内に流入していた第1剤が吐出弁を通して吐出されると共に、第2室が膨張して第2剤が吸入弁を通して第2室に流入する吐出装置。
  2. ピストンを第2室側に押し込む力に対して反発するバネ材が設けられている請求項1記載の吐出装置。
  3. 第1剤、第2剤が、それぞれ二剤式毛髪化粧料の第1剤、第2剤である請求項1又は2記載の吐出装置。
  4. 第1室に連通する第1容器が、二剤式毛髪化粧料の第1剤を収容しており、第2室に連通する第2容器が二剤式毛髪化粧料の第2剤を収容している請求項3記載の吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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