JP2008061602A - 植物の挿し木苗の育苗方法 - Google Patents

植物の挿し木苗の育苗方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弱光・低温貯蔵工程において高湿度に制御することなく簡易な方法によって挿し木の発根を促進および安定化することができる植物の挿し木苗の育苗方法を提供すること。
【解決手段】植物P1から採取した挿し木1を成型培地2へ植え込む工程(a)と、保持部材11を用いて複数本の挿し木1を垂直に保持して養生する工程(b)とを備え、工程(b)において、養生槽12内で15〜35℃に維持され任意に培養成分を含む養生水Wに、複数本の挿し木1を吸水可能な位置まで浸漬させ、かつ挿し木1の葉が露出する雰囲気の温度を養生水Wよりも低い温度に維持して養生することを特徴とする植物の挿し木苗の育苗方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物の挿し木苗の育苗方法に関し、特に挿し木苗を簡易な方法で丈夫に育てる育苗技術に関する。
野菜、花卉、樹木等の植物の生産では、苗の需要の季節的な変動によって必要な育苗面積や労働力が大きく変動する。そのため、育苗面積や労働力の季節的な変動を平準化し、効率的に苗の安定供給を図るために、弱光かつ低温の環境下で苗を一定期間貯蔵する技術が用いられている。
このように弱光かつ低温の環境下で貯蔵される苗としては、種から栽培した苗の他に、挿し木苗(挿し穂苗)あるいは接ぎ挿し穂苗(接ぎ木苗)が用いられる。
挿し木苗を生産する場合、一般に植物の腋芽や若枝を挿し木として採取して培地に植え込み、低温の環境下で発根するまで養生し、その後上述のように弱光かつ低温の貯蔵庫内で貯蔵される。この場合、培地へ埋め込んだ直後の挿し木は、開放端(下端)に根を有していないため吸水能力が低く、水ストレスを受けやすいことから、主に葉からの蒸散による水の損失を抑えるために、一般的に養生環境を高湿度に保つようにしている。
また最近では、挿し木の発根を促進させる各種の方法が提案されている。
特許文献1には、挿し木を冷蔵庫内の1〜5℃の空気中に6〜21日間保存して低温処理し、次に挿し木を水揚げ処理し、続いて挿し木の下端を発根剤水溶液に浸漬して発根促進処理を行い、その後、鉢内の培養土に挿し木を植え込み、15〜30℃の水を溜めた受け皿に鉢を定置し、空気雰囲気を80〜90%の相対湿度に調整して挿し木を4〜6日間養生することにより発根させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、育苗箱内の挿し床土に挿し木を植え込み、その育苗箱を電熱線を敷設した苗床露地面に載置し、ビニールトンネルで被覆して密閉し、70〜90%の多湿度を保って昼間20〜25℃、夜間15℃程度の温度で加温することにより挿し木を発根させる方法が開示されている。
また、非特許文献1には、弱光かつ低温の環境下で挿し木の開放端を局所的に温い培養液に浸漬させることにより、植物の消耗を抑えつつ効率的に発根を促進させる方法が開示されている。
特開2003−304760号公報 特開平5−328840号公報 寺倉、渋谷、外2名、「キュウリ挿し木の低温貯蔵中における短期間の供給培養液の加温処理が貯蔵中の品質および貯蔵後の発根に及ぼす影響」、生物環境調節、42(2)、p.331−337、2004年
上述のように、培地へ植え込まれた直後の挿し木は、水分を吸収し難く、水ストレスを受けやすく、萎れやすいため、蒸散による水の損失を抑えるために環境雰囲気を低温かつ高湿度に保って養生する必要があるが、それによって以下の問題が生じている。
(1)低温で高湿にするため特殊な環境制御設備が必要であり、設備コストが高額となる。
(2)挿し木が高湿環境下にあるため、カビなどによる病気にかかり易い。
(3)挿し木を高湿環境下で貯蔵することにより、その後の養生・順化工程において挿し木苗が軟弱になり易い。
(4)温室など自然光下で養生する場合は、フィルムで密閉するなどして養生施設内の湿度を高める必要があるが、養生温度環境の制御が難しい。
本発明は、上記課題に鑑み、挿し木を養生する環境を高湿度に制御することなく簡易な方法によって挿し木苗を養生し丈夫に育てることができる植物の挿し木苗の育苗方法を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、植物から採取した挿し木を成型培地へ植え込む工程(a)と、保持部材を用いて複数本の前記挿し木を垂直に保持して養生する工程(b)とを備え、
前記工程(b)において、養生槽内で15〜35℃に維持され任意に培養成分を含む養生水に、前記複数本の挿し木を吸水可能な位置まで浸漬させ、かつ前記挿し木の葉が露出する雰囲気の温度を前記養生水よりも低い温度に維持して養生する植物の挿し木苗の育苗方法が提供される。
植物から採取して培地へ植え込んだ直後の挿し木は、吸水力も弱いために多大なストレスを受けやすい。本発明によれば、このようなストレスの多い挿し木を養生する工程において、挿し木を吸水可能な位置まで養生水に浸漬することにより、養生工程における貯蔵庫内を高湿にすることなく挿し木の萎れを軽減することができる。それに加え、養生環境を低温かつ高湿度に維持するといった特殊で高額な設備が不要であり、設備コストがかからない簡素な装置で挿し木を養生することができる。
また、本発明によれば、低気温制御下では水蒸気飽差を小さくしやすいことから、挿し木の水分蒸散を抑制しやすいという利点を有している。
また、挿し木を常温で養生する場合はある程度の光強度での光照射を必要とするが、本発明では低温雰囲気管理であるため光照射を省略することができ、養生設備を簡素化することができる。
また、複数の養生槽を多段の棚に設置し、各養生槽内の養生水を一箇所の養生水供給原にて加温、浄化および循環させるようにすれば、小さな施設内でも大量の挿し木を養生させることができ、しかも、各養生槽内に面状ヒータを設置するといった方法よりも簡易な設備で養生水を均一な温度に一括制御することができ、効率よく低コストにて養生工程を行なうことができ、さらに挿し木への水分供給も連続的に自然と行なうことができる。
また、養生水によって成型培地中の挿し木の開放端を局所加温処理することにより、開放端からの発根が促進され、短期間(例えば1〜5日程度)で発根し、元気な挿し木苗とすることができる。その結果、養生工程後の挿し木苗は吸水能力が活発となっているため屋外環境への順化も早く、育苗期間を短縮することが可能となる。また、挿し木苗の根は成型培地中にあるため、挿し木苗を培地に植え込む際に根が傷付かず、根が傷付くことによって病気にかかるといった問題もない。
また、養生工程を経た挿し木苗を弱光・低温の環境条件下で長期間貯蔵する場合にも、挿し木苗は発根が十分進んでいるため、根に水を補給しさえすれば雰囲気中を高湿度に維持する必要はなく、弱光・低温貯蔵工程において低温の貯蔵庫内を高湿度に維持するといった特殊で高額な設備が不要であり、設備コストを大幅に低減することができる。
本発明の植物の挿し木苗の育苗方法は、植物から採取した挿し木を成型培地へ植え込む挿し木植込み工程(a)と、保持部材を用いて複数本の前記挿し木を垂直に保持して養生する養生工程(b)とを備え、前記工程(b)において、養生槽内で15〜35℃に維持され任意に培養成分を含む養生水に、前記複数本の挿し木を吸水可能な位置まで浸漬させ、かつ前記挿し木の葉が露出する雰囲気の温度を前記養生水よりも低い温度に維持して養生することを特徴とする。
本発明が対象とする植物は挿し木苗として適用できる植物であれば特に限定されず、例えばナス、トマト、キュウリ、ピーマン、シシトウ、オクラ、ゴーヤ等の野菜、キク、カーネーション、ガーベラ等の花卉(草本植物)、キョウチクトウ、ウメ、ツバキ、バラ、サクラ、リンゴ、ブドウ、クヌギ、ヤマモモ、アカシア、ユーカリ等の樹木(木本植物)などの植物に本発明は適用できる。
本発明において、養生水としては、例えば有害物質を含まない天然水(地下水、湧き水等)や水道水といった水が用いられる。また、養生水は、挿し木の発根を促進させる観点から培養成分を含有してもよい。培養成分としては、一般的に育苗に有効な窒素、リン、カリウム等の成分が挙げられ、例えば大塚化学株式会社製の商品名:大塚ハウス1号および2号等の市販品の培養剤を養生水に適量添加して用いることができる。また、培養成分とは別にベンジルアデニン等の植物生長調節物質を添加してもよい。
本発明は、養生工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込んで栽培する挿し木増殖工程(c)と、前記工程(c)で栽培した植物から新たな挿し木を採取して成型培地へ植え込む挿し木循環植込み工程(d)とをさらに備え、前記工程(b)、(c)および(d)をこの順に繰り返し行なうようにしてもよい。このようにすれば、少ない育苗面積で効率よく挿し木苗を量産することができる。
また、本発明は、養生工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込んで屋外環境に順化させる屋外順化工程(e)をさらに備えてもよい。このようにすれば、急激な環境変化に弱い種類の挿し木苗を屋外環境に順化させることができる。
さらに、本発明は、養生工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を光量および水分補給が調整された貯蔵庫内で所定期間低温で貯蔵する弱光・低温貯蔵工程(f)をさらに備え、弱光・低温貯蔵工程(f)の後、屋外順化工程(e)または挿し木増殖工程(c)に移るようにしてもよい。このようにすれば、屋外順化工程(e)に移す挿し木苗の数量を調整することができ、かつ効率的に挿し木苗を量産することができる。
あるいは、屋外環境に順化しやすい種類の挿し木苗の場合は、養生工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込み屋外で栽培してもよい。
以下、図1を参照しながら本発明を具体的に説明する。
(挿し木植込み工程)
挿し木植込み工程に際しては、先ず、所望の植物P1から挿し木1となる部分である頂芽、腋芽、若枝等を採取する。このとき、鋭利な刃物で頂芽、腋芽、若枝等を切除することが、できるだけ植物組織にダメージを与えないようにできる上で好ましい。
その後、採取した挿し木1の開放端を成型培地2に植え込む。なお、成型培地2は水や培養液に溶け難いものが好ましく、市販されているものを使用することができる。市販の成型培地としては、例えば、ジフィー社製の商品名:プレフォーマ・ボックスプラグ、グロダン社製の商品名:グローキューブ、株式会社ニッソーグリーン製の商品名:オアシス挿し木培地等が挙げられる。
(養生工程)
養生工程に際しては、先の挿し木植込み工程にて形成した複数本の成型培地付き挿し木1を、保持部材11を用いて養生槽12内の養生水Wに垂直に浸漬する。挿し木1を浸漬する養生水Wの温度は、挿し木1の成型培地2中の開放端から発根が促進される温度である前記15〜35℃が好ましく、雰囲気温度は、挿し木1の葉からの水分蒸散および呼吸による炭水化物の消耗を抑制する観点から少なくとも養生水の温度よりも低温であることが好ましく、0〜20℃がより好ましく、0〜15℃が特に好ましい。
養生水Wの温度は、養生槽12内で均一であり、15〜35℃の温度範囲に維持されればよいが、挿し木1の種類に応じたより最適な温度に制御することが好ましい。例えば野菜の場合、ナスでは好ましくは25〜30℃、より好ましくは27℃、トマトでは好ましくは25〜30℃、より好ましくは27℃、キュウリでは好ましくは23〜36℃、より好ましくは28℃である。また、樹木の場合、キョウチクトウでは28℃前後である。
なお、養生水の温度が15℃よりも低くなると、植物の種類によっては挿し木の発根が遅くなるか発根しない。よって、その後に培地へ植え込まれた挿し木苗は、発根しても根の生長が遅く、屋外環境への順化にも日数がかかる傾向になる。また、水温が35℃よりも高いと、挿し木が茹で上がり死滅することになる。また、雰囲気温度が0℃よりも低いと挿し木の細胞組織を傷める低温障害を発生し、20℃よりも高いと挿し木が生長してしまい生産調整ができなくなると共に、脆弱な挿し木苗に生育する傾向にある。
また、養生工程において、挿し木1へ弱い光を連続的または断続的に照射してもよいが、光照射はなくてもよい。光照射する場合の光源としては、例えば、3波長型白色蛍光灯(FHF32EX−W−H、松下電器産業)等を用いることができ、光量(光合成有効光量子束密度)としては0〜30μmolm-2-1が適当である。
挿し木1を養生させる設備や施設は、養生水Wおよび雰囲気温度を上述のような温度範囲に制御できれば特に限定されず、特別な装置は必ずしも必要ない。例えば、養生水Wを溜める養生槽12および挿し木1を垂直に保持しながら吸水可能な位置まで養生水Wに浸漬させる保持部材11は必要であるが、外気温が20℃以下の場所であれば屋外に養生槽を設置し、養生槽内に温度センサ付きヒータを設置するといった簡素な装置構成とすることができる。しかしながら、年間を通して一定範囲に雰囲気温度および水温を維持するためには、空調可能な室内に養生槽12(例えば恒温槽)を設置して挿し木1を養生することが好ましい。
本実施形態では、複数の挿し木1およびこれらを保持したプレート状の保持部材11からなる苗保持ユニットUの1つ以上を、図1に示すような養生施設内の養生装置に設置し、養生工程に入る。このとき、1つの保持部材11によって複数の挿し木1を輸送することができ、輸送性に優れる。
この保持部材11としては、例えば水に浮く軽い発泡スチロールやスポンジ等からなるプレートを用いることができ、このプレートの長手方向に延びる一端縁に等間隔に切り込みを形成して挿し木1の茎を挿入できるようにすればよい。あるいは、図2に示すように、保持部材を2種類の部材にて構成してもよい。つまり、1つの切り込みを有する小プレート11aを複数個用意し、各小プレート11aの切り込みに成型培地付き挿し木1を1本挿入し、一方養生槽12内の養生水W上には複数個の孔が開いた基板プレート11bを浮かべておき、この基板プレート11bの各孔に複数の挿し木1を成型培地2の方から落とし込むことにより小プレート11aが基板プレート11bに引っ掛かり、挿し木1は吸水可能に垂直状に保持される。
なお、水面と直上を断熱する保持部材は必ずしも必要ではなく、水温をある程度高めに設定して、気温を低めに設定すれば、挿し木周辺の温度を保持部材があるときと同じにすることができる。その場合、成型培地は、保持トレイなどを用いて水中で固定すればよい。
この養生装置は、養生水Wが収容された養生槽12と、養生槽12内に浄化した養生水Wを循環供給し、かつ養生槽12内の養生水Wの温度を制御する養生水制御手段13を備える。養生水制御手段13は、養生槽12内の養生水Wを給排水するための循環パイプと、循環パイプに接続されたポンプおよびフィルタと、養生水Wを15〜35℃に制御するヒータとを具備する。また、養生装置を設置する養生施設内には、挿し木1に弱い光を照射する弱光ランプ14と、室内の気温を制御可能な空調設備が備えられている。
養生工程において、苗保持ユニットUは養生水W上に浮かび、挿し木1の成型培地2中の開放端が15〜35℃の養生水Wに浸かり、挿し木1の葉は養生水よりも低温の0〜20℃の空気中に露出している。また、弱光ランプ14からは0〜30μmolm-2-1の光が照射されている。
なお、本発明では、挿し木は吸水可能な位置まで養生水に浸され、挿し木への水分補給は確実に行なわれるため、環境湿度は特に制限されず、湿度を制御する必要はない。よって、低温の空気中を高湿度に維持するといった特殊で高額な設備を省略でき、養生装置を簡素化および低コスト化することができる。
本発明において、養生工程は、挿し木1がある程度(5〜10本程度)発根したところで終了する。養生工程中に挿し木1を発根させておくことにより、その後に挿し木1を養生水Wから引き上げて培地へ定植させても吸水力を増しているため萎れ難くなり、屋外(大気)環境へ順化し易くなる。
挿し木1を養生水Wへ浸漬してから発根する日数は、植物の種類によって若干異なる。例えば野菜の場合、ナスであれば3〜7日、トマトであれば3〜7日、キュウリであれば1〜3日であることを実験により確認している。また、花卉の場合、キクでは7日程度であることを実験により確認している。また、樹木の場合、キョウチクトウでは10〜14日であり、ポプラでは9〜13日であることを実験により確認している。
この養生工程後、同一の養生槽12内で養生した複数の挿し木苗4(根が生えた挿し木)のうち、全部を挿し木増殖工程に移してもよく、あるいは全部を弱光・低温貯蔵工程に移してもよく、あるいは所定本数ずつを挿し木増殖工程と弱光・低温貯蔵工程に振り分けてもよい。例えば、複数本の挿し木苗4の状態(発根量、葉や茎の色、葉の大きさや茎の太さ等)を観察し、状態の最もよいグループを挿し木増殖工程に移すことが好ましい。
(挿し木増殖工程)
挿し木増殖工程では、養生槽12から苗保持ユニットUを取り出し、成型培地2中に根3が生えた挿し木1である挿し木苗4を培地(苗床)5に植え込む。この挿し木増殖工程は、挿し木苗4が丈夫に生長する育苗環境下、例えば、屋外に設置された空調設備を有するビニールハウスといった屋外施設内の培地、あるいは空調設備および照明が備えられた屋内施設内の培地に挿し木苗4を植え込み、挿し木苗4の生長に必要な適度な光と水分を供給し、施設内の気温や湿度を調整することにより行なうことができ、新たな挿し木1を次々採取できるように挿し木苗4を栽培することを目的としている。なお、図1において、符号P2は挿し木増殖工程において生長した植物を表している。
(挿し木循環植込み工程)
挿し木循環植込み工程では、挿し木増殖工程において生長した植物P2から新たな挿し木1(頂芽、腋芽、若枝)を採取し、挿し木1の開放端を成型培地2に植え込む。採取する挿し木1の大きさ、採取方法、成型培地2への植え込み方法、成型培地2の種類等は、最初の挿し木植込み工程に準ずることができる。
この挿し木循環植込み工程にて形成した成型培地付き挿し木1は、再度養生工程に移されて発根まで養生され、再度挿し木増殖工程、挿し木循環植込み工程、養生工程を1回以上繰り返して後述の弱光・低温貯蔵工程に移されるか、あるいは直ぐに弱光・低温貯蔵工程、屋外順化工程または屋外栽培(出荷も含む)に移される。
(弱光・低温貯蔵工程)
弱光・低温貯蔵工程は、苗の生産調整を主な目的とするものであり、養生工程において発根した挿し木苗4を弱光および低温の環境条件下に所定期間貯蔵する。このとき、挿し木苗4への水分補給は必要であるが、低温の空気中を高湿度に維持するといった非合理的な環境条件を維持する装置・設備は不要である。例えば、低温(15℃以下)に制御される貯蔵庫内に設置された水槽内の水(室温と同等の水温)に挿し木苗の根を成型培地を介して浸漬させる、あるいは継続的に湿らせた布、不織布、吸水性樹脂またはこれらの組み合わせ等に挿し木苗の根を成型培地を介して接触させてもよい。また、上記のような方法で水分補給してもよいが、定期的に水を散布すれば成型培地に水分が蓄えられるため、挿し木苗は根によって成型培地中の水分および養分を吸収することができる。なお、養生工程で用いた挿し木苗の保持部材を貯蔵庫内でもそのまま利用することができる。
本実施形態では、図1に示すように、養生槽12から取り出した苗保持ユニットUをそのまま貯蔵庫内に棚状に設置し、吊り下げられた各成型培地2の下方の床面には散水パイプ15が敷設され、給水源16から散水パイプ15に給水することにより各挿し木苗4に水分を供給する設備の場合を例示している。また、貯蔵庫内には弱光ランプ17が設けられると共に、貯蔵庫内の気温および換気を制御する空調設備が設けられている。
弱光・低温貯蔵工程では、挿し木苗4の生長を停止または鈍化させた状態で一定期間(数週間〜数ヶ月)保存するために、気温(室温)は15℃以下が好ましい。また、挿し木苗4を光照射する弱光ランプ17としては、養生工程と同様のものが使用でき、光量(光合成有効光量子束密度)としては0〜30μmolm-2-1が適当であり、連続的または断続的に光照射することができる。
なお、この弱光・低温貯蔵工程は、挿し木苗を養生する役割もあるが、主として生産調整を目的としている。したがって、挿し木苗を早く出荷したい場合は、弱光・低温貯蔵工程を省略し、養生工程後直ぐに後述の屋外順化工程に移る、あるいは屋外栽培工程に移ってもよい。屋外栽培工程では、いつでも出荷できるようポット内の培地に挿し木苗を植え込んでおけばよい。
(屋外順化工程)
屋外順化工程は、養成工程後または弱光・低温貯蔵工程後の挿し木苗4を培地(苗床)6に植え込んで大気中の屋外環境に順化させ、最終的に挿し木苗4を出荷できる状態にすることを目的としているが、この工程は挿し木苗(植物)の種類や任意の植物に限って行なうようにしてもよい。換言すると、この屋外順化工程は、全ての種類の挿し木苗について行なうことが、植物に急激な環境変化によるストレスを与えない観点から最も好ましいと言えるが、この工程を行なう場合は場所、設備、期間、管理等によるコストがかかるため、植物の種類によってはこの工程を省略しても問題はない。それは、本発明では、養生工程後の挿し木苗は成型培地中に発根しているため、吸水能力が活発化しており、植物の種類によっては直ぐに屋外環境に順化するからである。よって、このような植物については屋外順化工程を経ずとも直ちに出荷を含めた屋外栽培工程に移すことができる。例えば、野菜苗全般では屋外順化工程を省略することができる。
屋外順化工程を経ることが好ましい例としては、屋外環境にすぐに順化する(耐える)ことが難しいデリケートな植物や、あるいは比較的高価な植物等の場合が挙げられる。
屋外順化工程を行なう場合は、空調設備を有するビニールハウスなどの施設内の培地6に挿し木苗4を植え込み、定期的に水を散布し、日毎に施設内の気温や湿度を屋外の気温に近づけていく。なお、出荷用ポットに収容した培地6に挿し木苗6を植え込めば、その後の挿し木苗4の出荷が容易となる。
屋外順化工程では、屋外環境に耐え得る状態まで挿し木苗を養生し順化させる。その必要日数は、挿し木苗(植物)の種類によって若干異なる。
図3に示す3通りの方法でトマトの挿し木を養生して発根具合を調べる実証実験を行なった。
(実施例1)
図1で説明した方法に基いて形成した成型培地付き挿し木を、気温11℃、水温28℃、相対湿度95%、光合成有効光量子束密度10μmolm-2-1に制御した室内で4日間養生し、4日後に成型培地付き挿し木を培地に植え込み、室内を気温30℃/26℃(明期/暗期)、相対湿度60%/70%(明期/暗期)、光合成有効光量子束密度500μmolm-2-1に制御し、かつ培地が乾燥しない程度に散水して3日間栽培した。
(比較例1)
気温を10℃、水温を13℃に制御したこと以外は実施例1と同様の環境条件で成型培地付き挿し木を4日間養生し、その後は実施例1と同様の環境条件で培地にて3日間栽培した。
(比較例2)
図1で説明した方法に基いて形成した成型培地付き挿し木を、気温26℃、相対湿度93%、光合成有効光量子束密度100μmolm-2-1に制御された温室内で4日間養生し、その後は実施例1と同様の環境条件で培地にて3日間栽培した。
実施例1、比較例1および2はそれぞれ5本の挿し木を栽培し、栽培3日後に培地から実施例1、比較例1および2の成型培地付き挿し木を引き抜き、各挿し木からの発根の様子を撮影し、その写真を図4にて示した。なお、実施例1、比較例1および2の全ての挿し木について萎れはみられなかった。
また、実施例1、比較例1および2の挿し木の発根量(各5個体の平均値:g/1本)を表1に示した。このとき、挿し木から成型培地を除去し、挿し木の根を切断してその重量を発根量とした。
養生工程において低温管理で成型培地を加温処理する実施例1は、高湿度で養生する比較例2と同程度の発根がみられたが、低温管理で成型培地を加温処理しない比較例1では全く発根がみられなかった。
図5に示す3通りの方法でキョウチクトウの挿し木を養生し、養生開始後の挿し木の発根具合を調べる実証実験を行なった。
(実施例2)
図1で説明した方法に基いて形成した成型培地付き挿し木を、気温11℃、水温28℃、相対湿度95%、光合成有効光量子束密度10μmolm-2-1に制御した室内で10日間養生し、10日後に成型培地付き挿し木を培地に植え込み、室内を気温30℃/26℃(明期/暗期)、相対湿度60%/70%(明期/暗期)、光合成有効光量子束密度500μmolm-2-1に制御し、かつ培地が乾燥しない程度に散水して7日間栽培した。
(比較例3)
気温を10℃、水温を13℃に制御したこと以外は実施例2と同様の環境条件で成型培地付き挿し木を10日間養生し、その後は実施例2と同様の環境条件で培地にて7日間栽培した。
(比較例4)
図1で説明した方法に基いて形成した成型培地付き挿し木を、気温27℃、相対湿度95%、光合成有効光量子束密度100μmolm-2-1に制御された温室内で10日間養生し、その後は実施例2と同様の環境条件で培地にて7日間栽培した。
実施例2、比較例3および4はそれぞれ5本の挿し木を栽培し、栽培7日後に培地から実施例2、比較例3および4の成型培地付き挿し木を引き抜き、各挿し木からの発根の様子を撮影し、その写真を図6にて示した。なお、実施例2、比較例3および4の全ての挿し木について萎れはみられなかった。
また、実施例2、比較例3および4の挿し木の発根量(各5個体の平均値:g/1本)を表2に示した。このとき、挿し木から成型培地を除去し、挿し木の根を切断してその重量を発根量とした。
養生工程において低温管理で成型培地を加温処理する実施例2は、高湿度で養生する比較例4と同程度の発根がみられたが、低温管理で成型培地を加温処理しない比較例3では全く発根がみられなかった。
本発明の植物の挿し木苗の育苗方法を示す工程説明図である。 本発明における養生工程での挿し木の他の保持形態を説明する図である。 実施例1、比較例1および2のトマト挿し木の発根具合を調べた方法を説明する図である。 実施例1、比較例1および2のトマト挿し木の発根具合を示す写真である。 実施例2、比較例3および4のキョウチクトウ挿し木の発根具合を調べた方法を説明する図である。 実施例1、比較例1および2のキョウチクトウ挿し木の発根具合を示す写真である。
符号の説明
1 挿し木
2 成型培地
3 根
4 挿し木苗
5、6 培地
11 保持部材
12 養生槽
13 養生水制御手段
14、17 弱光ランプ
15 散水パイプ
16 給水源
P1、P2 植物
U 苗保持ユニット
W 養生水

Claims (7)

  1. 植物から採取した挿し木を成型培地へ植え込む工程(a)と、保持部材を用いて複数本の前記挿し木を垂直に保持して養生する工程(b)とを備え、
    前記工程(b)において、養生槽内で15〜35℃に維持され任意に培養成分を含む養生水に、前記複数本の挿し木を吸水可能な位置まで浸漬させ、かつ前記挿し木の葉が露出する雰囲気の温度を前記養生水よりも低い温度に維持して養生することを特徴とする植物の挿し木苗の育苗方法。
  2. 前記工程(b)は、挿し木が発根したところで終了する請求項1に記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
  3. 前記工程(b)において、雰囲気の温度が0〜20℃である請求項1または2に記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
  4. 前記工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込んで栽培する工程(c)と、前記工程(c)で栽培した植物から新たな挿し木を採取して成型培地へ植え込む工程(d)とをさらに備え、前記工程(b)、(c)および(d)をこの順に繰り返し行なう請求項1〜3のいずれか1つに記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
  5. 前記工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込んで屋外環境に順化させる工程(e)をさらに備える請求項1〜4のいずれか1つに記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
  6. 前記工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を光量および水分補給が調整された貯蔵庫内で所定期間低温で貯蔵する工程(f)をさらに備え、該工程(f)の後、前記工程(e)または工程(c)に移る請求項5に記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
  7. 前記工程(b)の後、養生水から引き上げた挿し木苗を培地へ植え込み屋外で栽培する請求項1〜4のいずれか1つに記載の植物の挿し木苗の育苗方法。
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