JP4695005B2 - 野菜の接ぎ木苗の育苗方法 - Google Patents
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Description
次に、図11(a)に示すように、穂木1の切断部と台木2の穂部側の切断部を筒状の接ぎ木接合具11に挿入し、各切断面を密着させて穂木1と台木2を接合した状態に保持することによって、接ぎ木挿し穂3を形成する(図11(b)参照)。この接ぎ木接合具11は、弾性プラスチックからなり、軸方向に切れ込みを有しているため、接ぎ木挿し穂3の接合部4が活着して茎径が大きくなるのに応じて拡径する。
その後、図11(e)に示すように、活着した接ぎ木苗5をポット14内の培地Bへ植え込み、出荷する。なお、図11(b)で説明した成型培地6を用いず、接ぎ木挿し穂3を直接ポット14内の培地Bへ植え込み、弱光・低温高湿貯蔵工程および養生・順化工程を行なう場合や、弱光・低温高湿貯蔵工程を省略して養生・順化工程に移る場合もある。
また、樹木の接ぎ木に際して、接合部を温水パイプに接触させることによって活着を促進させる方法が非特許文献1に開示されている。
また、弱光・低温貯蔵工程中に接ぎ木挿し穂の開放端のみを温めた培養液に浸漬させることにより、植物の消耗を抑えつつ効率的に発根を促進させる方法が非特許文献2に開示されている。
その他、面状ヒータの上の培地を加温することにより接ぎ木挿し穂の発根を促進させる方法が公知である。
(1)低温で高湿にするため特殊な環境制御設備が必要であり、設備コストが高額となる。
(2)接ぎ木挿し穂が高湿環境下にあるため、カビなどによる病気にかかり易い。
(3)接ぎ木挿し穂を高湿環境下で貯蔵することにより、その後の養生・順化工程において接ぎ木苗が軟弱になり易い。
また、温水によって接ぎ木挿し穂を局所加温処理することにより、接合部の活着が促進すると共に、台木の発根準備が整う。つまり、数日間(1〜5日)といった短期間の養生工程中に接合部が十分活着し、かつ台木の発根準備が整った元気な接ぎ木苗とすることができるため、その後接ぎ木苗を培地に植え込むことにより活発に発根し屋外環境への順化も早く、育苗期間を短縮することが可能となる。
また、養生工程を経た接ぎ木苗を弱光・低温の環境条件下で長期間貯蔵する場合にも、接ぎ木苗は活着および発根準備が十分進んでいるため、台木部分から水を補給しさえすれば雰囲気中を高湿度に維持する必要はなく、弱光・低温貯蔵工程において低温の貯蔵庫内を高湿度に維持するといった特殊で高額な設備が不要であり、設備コストを大幅に低減することができる。
本発明が対象とする野菜は特に限定されず、例えばナス、トマト、キュウリ等の一般的に接ぎ木が行なわれている野菜に適用できる。
さらには、養生工程の後、培地へ植え込む前に、温水から引き上げた活着後の接ぎ木苗を光量および水分補給が調整された貯蔵庫内で所定期間低温で貯蔵する工程(弱光・低温貯蔵工程)を備えてもよい。
養生工程に際しては、先ず、穂木と台木を準備する。穂木は、予め育苗された穂木用苗の葉部を残して茎上部を切断することにより得る。一方、台木は、予め育苗された台木用苗の葉部を有する茎上部と根部を切除することにより得る。このとき、穂木と台木を接合させる切断面は茎部の長手方向に対して、例えば斜めにカットされるが、これに限定されるものではない。
また、穂木用苗としては収穫しようとする品種の野菜が選択され、台木用苗としては根の張りがよく病気に強い品種の野菜が選択される。通常、台木用苗は、穂木用苗と同じ種類の野菜であって異なる品種のものが選択されるが、これに限定されない。なお、本発明では、根部を有する台木を用いることを必ずしも制限するものではないが、台木の開放端に根部を有さないものを使用することが好ましく、その理由は上述と同様である。
なお、温水の温度が15℃よりも低くなると、接ぎ木挿し穂の活着が遅くなると共に、発根準備が整い難くなる。よって、その後に培地へ植え込まれた接ぎ木苗は、根の成長が遅く、屋外環境への順化にも日数がかかる傾向になる。また、水温が35℃よりも高いと、台木が茹で上がり死滅することになる。また、雰囲気温度が0℃よりも低いと穂木の細胞組織を傷める低温障害を発生し、20℃よりも高いと穂木が成長してしまい生産調整ができなくなると共に、脆弱な接ぎ木苗に生育する傾向にある。
(A)保持部材が、プレート状保持具からなる。このプレート状保持具は、複数の孔部を有し、かつ比重が養生槽の温水よりも小さい弾性材料からなる。この場合、プレート状保持具の各孔部に台木と穂木が挿し込まれて接合状態を保持され、かつプレート状保持具が養生槽内の温水上に浮かべられる。
(B)保持部材が、前記(A)と同様のプレート状保持具と、弾性筒体に軸方向の切れ込みを形成してなる筒状接合具の複数個とからなる。この場合、筒状接合具に台木と穂木が挿し込まれて接合状態を保持され、接ぎ木挿し穂を保持した筒状接合具がプレート状保持具の孔部に挿し込まれる。そして、このように複数本の接ぎ木挿し穂を垂直に保持したプレート状保持具が養生槽の温水上に浮かべられる。
(C)保持部材が、前記(B)と同様の複数個の筒状接合具と、比重が養生槽の温水よりも小さい材料からなるビーズの複数個とからなる。この場合、筒状接合具に穂木と台木が挿し込まれて接合状態を保持され、かつ複数個のビーズが養生槽内の温水上に隙間無く層状に浮かべられ、接ぎ木挿し穂を保持した筒状接合具がビーズの層内に垂直に植え込まれる。
プレート状保持具およびビーズの材料としては、例えばスチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂を発泡剤にて発泡させた独立気泡または連続気泡構造の発泡プラスチックやスポンジ等を用いることができるが、これらに限定されるものではない。プレート状保持具は、複数個の孔部を一列に配置したものでも複数列に配置したものでもよい。また、ビーズは、直径5〜20mm程度が好ましい。なお、ビーズは球形に限定されるものではない。
筒状接合具は市販品を用いることができる。市販品としては、例えば、ナスニックス株式会社製の商品名:スーパーウィズを用いることができる。
接ぎ木挿し穂を温水へ浸漬してから穂木が発根する日数は、野菜の種類によって若干異なる。例えば、ナスであれば3〜7日、トマトであれば3〜7日、キュウリであれば 1〜3日であることを実験により確認している。また、これら各種野菜の穂木の発根時期よりも前には活着が十分促進していることも実験により確認している。したがって、野菜の種類に応じて発根時期よりも早く、好ましくは1〜2日早く接ぎ木挿し穂を温水から引き上げ、次の工程(弱光・低温貯蔵工程あるいは順化)に移す。
このようにすれば、温水中で台木が発根しても根は成型培地中にあるため、温水から引き上げた接ぎ木苗を培地(苗床)へ植え込んでも根が傷つかず、病気になる心配はない。よって、養生工程の終了時期が台木の発根によって制限されなくなる。さらに言えば、養生工程中に接ぎ木苗を発根させておくことが好ましい。接ぎ木苗が発根していることにより吸水力を増すため萎れ難くなり、屋外(大気)環境へ順化し易くなる。ただし、当然ながら穂木の発根前には養生工程を終了する必要はある。
本発明において、養生工程を経た接ぎ木苗は、生産調整を主な目的として弱光および低温の環境条件下に所定期間貯蔵されてもよい。このとき、接ぎ木苗への水分補給は必要であるが、穂木と台木は活着しているため低温の空気中を高湿度に維持するといった非合理的な環境条件を維持する装置・設備は不要である。例えば、低温(15℃以下)に制御される貯蔵庫内に設置された水槽内の水(室温と同等の水温)に接ぎ木苗の開放端を浸漬させる、あるいは継続的に湿らせた布、不織布、吸水性樹脂またはこれらの組み合わせ等に接ぎ木苗の開放端を接触させてもよい。また、接ぎ木苗が開放端に成型培地を有する場合は、上記のような方法で水分補給してもよいが、定期的に水を散布すれば成型培地に水分が蓄えられるため、接ぎ木苗は根によって成型培地中の水分および養分を吸収することができる。なお、養生工程で用いた接ぎ木苗の保持部材を貯蔵庫内でもそのまま利用することができる。
なお、この弱光・低温貯蔵工程は、接ぎ木苗を養生する役割もあるが、主として生産調整を目的としている。したがって、接ぎ木苗を早く出荷したい場合は、弱光・低温貯蔵工程を省略し、養生工程後直ぐに後述の順化工程に移ってもよい。
順化工程は、養成工程後または弱光・低温貯蔵工程後の接ぎ木苗を培地(苗床)に植え込んで大気中の屋外環境に順化させ、最終的に接ぎ木苗を出荷できる状態にすることを目的としている。したがって、この順化工程では、空調設備を有するビニールハウスなどの施設内の培地に接ぎ木苗を植え込み、定期的に水を散布し、日毎に施設内の気温や湿度を屋外の気温に近づけていく。なお、接ぎ木苗を出荷用ポットに収容した培地に植え込めば、その後の接ぎ木苗の出荷が容易となる。
<ナス>
条件:A+C → 順化必要日数:3〜7日程度
条件:A+D → 順化必要日数:0日
条件:B+C → 順化必要日数:3〜7日程度
条件:B+D → 順化必要日数:0日
<トマト>
条件:A+C → 順化必要日数:3〜7日程度
条件:A+D → 順化必要日数:0日
条件:B+C → 順化必要日数:3〜7日程度
条件:B+D → 順化必要日数:0日
<キュウリ>
条件:A+C → 順化必要日数:2〜4日程度
条件:A+D → 順化必要日数:0日
条件:B+C → 順化必要日数:2〜4日程度
条件:B+D → 順化必要日数:0日
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、本発明の野菜の接ぎ木苗の育苗方法の実施形態1を示す工程説明図である。この育苗方法では、先ず、図1(a)および(b)に示すように、予め用意した穂木1(茎の長さ:30mm程度)および根の無い台木1(長さ:50mm程度)を接ぎ木接合具11(長さ10mm程度)にて直列に接合保持し、接ぎ木挿し穂3を形成する。ここで使用する接ぎ木接合具11は、一般的に弾性プラスチックからなる鍔付き筒状部材に軸方向の切れ込み(図示省略)が形成された市販品である(鍔の無い接合具を用いてもよい。)なお、便宜上、穂木1と台木2との接合部4の接触面(切断面)は軸方向に対して直角に図示されているが、実際の接触面は斜めである。
この養生装置13は、培養剤を含有する温水Wh(培養液)が収容された養生槽13aと、養生槽13a内に浄化した温水Whを循環供給し、かつ養生槽13a内の温水Whの温度を制御する温水制御手段13bを備える。また、養生槽13aは、内周面における温水Whの水面付近の高さ位置に保持カートリッジ12を嵌め込ませて反転しないように位置決めする枠部材13d(例えば発泡プラスチック)が設けられている。温水制御手段13bは、養生槽13a内の温水Whを給排水するための循環パイプ113aと、循環パイプ113aに接続されたポンプおよびフィルタと、温水Whを15〜35℃に制御するヒータとを具備する。また、養生装置13を設置する養生施設内には、接ぎ木挿し穂3に弱い光を照射する弱光ランプ13cと、室内の気温を制御可能な空調設備が備えられている。
順化工程では、図1(g)に示すように、養生施設から苗ユニットU1を空調可能な順化施設内に搬送し、順化施設内で各ポット内の培地Bに接ぎ木苗5を植え込み、定期的に散水しながら徐々に施設内の気温や湿度等の環境条件を屋外と同等の環境に近づけていく。植え込まれた接ぎ木苗5は、根の源基5aを有しているため植え込み直後から数日(場合によっては1日)で、若くて元気な根が20〜30本程度発根する。
図3は、本発明の野菜の接ぎ木苗の育苗方法の実施形態2を示す工程説明図である。なお、図3において、図1と同様の要素には同一の符号を付している。この育苗方法では、先ず、図3(a)および(b)に示すように、予め用意した穂木1および根の無い台木1を接ぎ木接合具11にて直列に接合保持し、接ぎ木挿し穂3を形成する。ここまでは実施形態1と同様であるが、その後、接ぎ木挿し穂3の開放端を成型培地6に植え込む。そして、図3(c)に示すように、成型培地6を有する接ぎ木挿し穂3を前記保持カートリッジ12の各孔12aに嵌め込んで、苗保持ユニットU2を形成する。
この養生工程により、工程の終了時には、図3(e)に示すように、接合部4が活着し、野菜の種類や台木2の品種によっては開放端の成型培地6中に根25aが生えた接ぎ木苗25が得られる。
また、接ぎ木苗25を培地Bに植え込む前に、図3(f)に示すように、接ぎ木苗25を弱光・低温の環境条件下で貯蔵してもよい。この場合、弱光光源15を有し室内の気温および換気を制御可能な低温貯蔵庫内に苗保持ユニットU2を移し、定期的に散水してやればよい。例えば、図3(f)では、低温貯蔵庫内に苗保持ユニットU2を設置するための棚18を設け、成型培地6の下方に散水パイプ19を敷設し、給水源20から散水パイプ19に給水する場合を例示している。なお、貯蔵庫内の気温は実施形態1と同様に0〜15℃、好ましくは0〜10℃である。接ぎ木苗5を低温貯蔵庫から取り出して図3(g)のように培地Bへ植え込む時期は任意であり、植え込み後は直ぐに出荷することができる。
上述の実施形態1および2では、図4に示すように、接ぎ木挿し穂3の接合部4を筒状接合具11にて保持し、接合具11を保持カートリッジ12の孔12aに嵌め込んで苗保持ユニットを形成し、苗保持ユニットを養生槽13a内の枠部材13dに嵌め込んで温水Whの水面に浮かべるカートリッジタイプを例示したが、接ぎ木挿し穂の保持形態はこれに限定されず、以下のようにしてもよい。
例えば、図5に示すように、先ず、複数個の孔31aを並列して有し、養生槽13aの開口部サイズとほぼ同じサイズの発泡プラスチックパネル(プレート状保持具)31を用意する。そして、この発泡プラスチックパネル31を養生槽13a内の温水Wh上に浮かべ、接合具11にて保持した複数本の接ぎ木挿し穂3を台木2から発泡プラスチックパネル31の各孔31aに順次挿し込んでいく。この方法によれば、カートリッジタイプよりも接ぎ木苗の次工程施設への輸送性がよい。
また、図7に示すように、プレート状保持具は用いずに、温水Wh上に多数の発泡ビーズ51を浮かべ、接合具11にて保持した接ぎ木挿し穂3を台木2から発泡ビーズ51の層に挿し込む。このようにしても、接ぎ木挿し穂3を垂直に保持した状態で接合部4まで温水Whに浸けることができる。この方法によれば、接ぎ木挿し穂3同士の間隔を自在に調整できると共に、成型培地を有する場合でも対応できる。
(実施例1)
図1(a)〜(d)で説明した実施形態1の方法に基いて接ぎ木挿し穂を養生した。養生工程において、気温10℃、水温28℃、相対湿度80%、光合成有効光量子束密度10μmolm-2s-1に制御し、接合部の温度を26℃に維持した。接合部の温度は、接ぎ木接合具に温度センサを挿し込んで測定した。
(比較例1)
気温9℃、水温10℃、相対湿度90%、接合部の温度が10℃であること以外は実施例1と同様にして接ぎ木挿し穂を養生した。
(比較例2)
図1(a)〜(b)で説明した方法に基いて接ぎ木挿し穂を形成し、接ぎ木挿し穂の台木を温室内の培地へ植え込んだ。温室内は気温15−30℃、相対湿度99%であり、培地は乾燥しない程度に散水した。
図9の結果から、低温雰囲気管理で温水処理した実施例1は、温室で養生した比較例2よりも約2倍の速度で活着していることがわかった。また、低温雰囲気管理で冷水処理した比較例1は養生初日から4日経ってもほとんど活着が進んでいないことがわかった。
また、養生4日後の実施例1および比較例1の接ぎ木苗(それぞれ8個体)萎れの状態を観察した。実施例1はほとんど萎れが見られず、比較例1は萎れが見られ、葉内水分が大きく減少していた。
よって、本発明の野菜の接ぎ木苗の育苗方法によれば、簡易な接ぎ木苗の活着促進装置によって、接ぎ木苗の養生の効率化を図ることができると共に、生産調整による低温貯蔵においても萎れを防止することができると言える。
2 台木
3 接ぎ木挿し穂
4 接合部
5、25 接ぎ木苗
5a 根の源基
6 成型培地
11 接ぎ木接合具
12 保持カートリッジ
13 養生装置
15 弱光ランプ
25a 根
A 空気
B 培地
Wh 温水
Wc 水(冷水)
U1、U2 苗保持ユニット
Claims (9)
- 台木と穂木とを直列に接合して接ぎ木挿し穂を形成する工程と、保持部材を用いて複数本の前記接ぎ木挿し穂を垂直に保持して養生する工程とを備え、
前記養生工程において、養生槽内で15〜35℃に維持される温水に、穂木が吸水可能な位置まで各接ぎ木挿し穂を浸漬させ、かつ前記穂木が露出する雰囲気の温度を前記温水よりも低い温度に維持して養生することにより、台木と穂木とを活着させて接ぎ木苗とすることを特徴とする野菜の接ぎ木苗の育苗方法。 - 養生工程が、接ぎ木挿し穂が穂木から発根する前で終了する請求項1に記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記養生工程において、雰囲気の温度が0〜20℃である請求項1または2に記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記台木は、開放端に根を有さない請求項1〜3のいずれか1つに記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記養生工程は、台木の開放端から発根する前で終了する請求項4に記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記養生工程の後、温水から引き上げた活着後の接ぎ木苗を培地へ植え込んで屋外環境に順化させる工程をさらに備える請求項1〜5のいずれか1つに記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記養生工程の後、培地へ植え込む前に、温水から引き上げた活着後の接ぎ木苗を光量および水分補給が調整された貯蔵庫内で所定期間低温で貯蔵する工程をさらに備える請求項6に記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記温水が培養成分を含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
- 前記接ぎ木挿し穂は、その開放端が成型培地に植え込まれており、
前記温水が培養成分を含まない請求項1〜7のいずれか1つに記載の野菜の接ぎ木苗の育苗方法。
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