JP6172647B2 - 水耕栽培装置とそれを用いた水耕栽培方法 - Google Patents

水耕栽培装置とそれを用いた水耕栽培方法 Download PDF

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Description

本発明は水耕栽培装置とそれを用いた水耕栽培方法に関する。
従来より、効率良く植物を栽培するために、温度、湿度、養液の供給の制御と、人工光源の作用によって、土耕栽培よりも、植物を効率よく栽培することのできる水耕栽培装置が知られている(特許文献1)。
また、根菜類を効率良く栽培するために、皮目肥大を発生させずに塊茎を生産することのできる水耕栽培装置が知られている(特許文献2)。
特開2003−009676号公報 特開平10−098961号公報
本発明の水耕栽培装置は、第1貫通孔が形成された膨潤部材を含み、互いに背向する第1主面及び第2主面を有する仕切り部材を有する。水耕栽培装置は、仕切り部材の第1主面を含む複数面で囲まれた第1空間を有し、第1主面に対向する位置に設けられた載置面を有する。
以上の構成により、水耕栽培装置における結露を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態1における水耕栽培装置の断面図である。 図2は、図1に示す水耕栽培装置の領域Aを拡大した図である。 図3は、本発明の実施形態2おける水耕栽培装置の断面図である。 図4は、図3に示す水耕栽培装置の領域Bを拡大した図である。 図5は、本発明の実施形態3における水耕栽培装置の断面図である。 図6は、本発明の実施形態4における水耕栽培装置の断面図である。 図7は、本発明の実施形態5における水耕栽培装置の断面図である。 図8は、本発明の実施形態6における水耕栽培装置の断面図である。 図9は、本発明の実施形態7における水耕栽培装置の断面図である。
本発明の実施形態の説明に先立ち、関連技術の水耕栽培装置における課題を説明する。
特許文献1に記載の装置では、植物体を地上部と地下部で分離して気温を独立に制御することができない。また、養液の付近において結露し、カビが発生する。カビは植物体を腐敗させ、弱らせる原因となる。
また、特許文献2に記載の装置では、植物体である根菜類の地上部を配置する空間と地下部及び養液を配置する空間とを発砲スチロール板で区切っている。発砲スチロール板は植物体の配置を決める定植穴を有しており、ウレタンフォーム片で囲まれた植物体の茎を定植穴に差し込んで固定している。そのため、植物体の成長に伴いウレタンフォーム片の位置が変動する。ウレタンフォーム片の位置の変動により、ウレタンフォーム片と植物体との間、または、ウレタンフォーム片と定植穴との間に隙間が生じる。この隙間を通じて、環境制御された地上部を配置した空間と地下部及び養液を配置した空間との間で熱交換が発生する。地上部を配置した空間内の気温を明暗周期に連動して変化させる際に、熱交換により、地下部及び養液を配置した空間の温度が下がると、結露する。その結果、カビが発生する。
本発明は、根菜類を、地上部と地下部を分離して水耕栽培する装置において、地下部、または、定植穴の付近における結露を回避し、カビの発生を防止することができる。
本発明の一態様にかかる水耕栽培装置を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、いずれも好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、工程の順などは、一例であって本発明を限定するものではない。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構造については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1における水耕栽培装置1Aについて図1及び図2を参照して説明する。
図1は、水耕栽培装置1Aの断面図である。図2は、図1における領域Aを拡大した図である。水耕栽培装置1Aでは、例えば、ジャガイモなどの根菜類の定植苗10を育成することができる。
水耕栽培装置1Aは、仕切り部材3を有する。図1において、仕切り部材3よりも下方が第1空間21、上方が第2空間22となる。
仕切り部材3は、貫通孔33(第1貫通孔331)が形成された膨潤部材31を含み、互いに背向する第1主面341及び第2主面342を有する。水耕栽培装置1Aは、仕切り部材3の第1主面341を含む複数面211で囲まれた第1空間21において、第1主面341に対向する位置に載置面61を有する。膨潤部材31に形成された第1貫通孔331は、膨潤部材31における水蒸気または水の吸収により、収縮することができる。
水耕栽培装置1Aにおいて、仕切り部材3は、膨潤部材31と断熱部材32とを積重ねて形成することができる。仕切り部材3の貫通孔33は、膨潤部材31に形成された第1貫通孔331と断熱部材32に形成された第2貫通孔332とを繋げて形成されている。膨潤部材31は、第1空間21に接している。
膨潤部材31は、吸湿性または吸水性を有しており、水蒸気または水を吸収することにより膨張する。すなわち、膨潤性も有する。膨潤部材31は、柔軟性、弾性を有し、吸湿または吸水により、柔軟性、弾性を増すことができる。膨潤部材31として、例えば超高吸水性樹脂のアクリル系樹脂やポリエチレングリコールなどを用いることができる。
断熱部材32は、断熱性を有する。断熱部材32として、例えばグラスウール、木質繊維ボード、発砲スチロール、硬質ウレタンフォームなどを用いることができる。特に木質繊維ボードなど天然繊維は、比較的に吸放湿性が高く、結露しにくいために好ましい。
仕切り部材3は平板状である。仕切り部材3において、膨潤部材31と断熱部材32とを積重ねることにより、機械的強度を増すことができる。この構成により、仕切り部材3に自重を支える程度の強度を与えることができる。
仕切り部材3は、膨潤部材31を第1空間21に向けて配置されている。膨潤部材31は、後述する養液5の入った第1空間21に曝されている。これにより、養液5から蒸発する水蒸気を効率的に吸収することができる。
水耕栽培装置1Aは、例えば、栽培槽2の内部を仕切り部材3によって、空間的に分離することにより構成することができる。栽培槽2内において、仕切り部材3の第1主面341を含む複数面211に囲まれた空間を第1空間21とし、第2主面342を含む複数面221に囲まれた空間を第2空間22とする。第1空間21を構成する複数面211及び、第2空間22を構成する複数面221として、栽培槽2の内面を用いることができる。
根菜類などの定植苗10は、一般に葉部104を有する地上部とジャガイモなど塊茎101を形成する地下部、地上部と地下部とを繋ぐ茎部102を有している。第1空間21には、定植苗10の地下部と養液5を配置し、第2空間22には、地上部を配置する。仕切り部材3の貫通孔33内には、茎部102を貫通させる。定植苗10の茎部102を、仕切り部材3の貫通孔33に通すことにより、定植苗10が仕切り部材3により把持され、地上部が第2空間22に配置され、地下部が第1空間21に配置される。
第1貫通孔331の孔径は、膨潤部材31が吸湿または吸水していない状態において、茎部102を第1貫通孔331に貫通させたときに、茎部102と第1貫通孔331の孔壁との間に隙間があることが好ましい。第1貫通孔331は、膨潤部材31の吸湿または吸水による膨張により、茎部102と接触する程度まで収縮できる大きさであることが好ましい。膨潤部材31が吸湿または吸水していない状態において、第1貫通孔331の孔径は、例えば10mm以上、20mm以下である。なお、膨潤部材31は、柔軟性と弾性も有している。そのため、第1貫通孔331に定植苗10を通す際、第1貫通孔331の孔径は大きくなり、その後に元の孔径に戻ることができる。
第2貫通孔332の孔径は、茎部102に触れることなく通すことができる大きさが好ましい。そして、膨潤部材31の膨張により第1貫通孔331の孔壁が茎部102に接触した状態にあっても、第2貫通孔332の孔壁は、茎部102に触れていないことが好ましい。第2貫通孔332の孔径は、例えば、20mm以上、50mm以下である。
膨潤部材31が吸湿または吸水していない状態において、第2貫通孔332の孔径は、第1貫通孔331の孔径よりも大きいことが好ましい。定植苗10を貫通孔33に配置する作業が容易になるからである。
なお、膨潤部材31が吸湿または吸水していない状態とは、例えば、水耕栽培装置1Aの工場出荷時の状態(初期状態)や、膨潤部材31を乾燥させた状態である。
第1貫通孔331及び第2貫通孔332は、円形が好ましいが、その限りではない。例えば、多角形や星形でもよい。
載置台6は、図1において、貫通孔33の下にあり、成長する塊茎101を乗せることができる載置面61を有している。養液5は、載置台6の周囲に、液面が載置面61よりも低くなるように第1空間21内に入れられている。これにより、根部103が養液5に接触し、養液5を吸収することができる。さらに、塊茎101が養液5に接するのを防ぎ、皮目肥大の発生や腐敗を防ぐことができる。なお、載置面61は、根部103を貫通させることができ、かつ、塊茎101を貫通させることができない、隙間を有していることが好ましい。塊茎101が養液5に触れることを防ぎ、根部103が載置面61を貫通し、載置面61の下にある養液5に触れることができる。
図1において、載置台6は、第1空間21の下部、すなわち栽培槽2の底部から、上方向に突出するように配置されているが、これに限られない。例えば、載置面61に隙間を有する載置台6を第1空間の下部全面、すなわち栽培槽2の底部全面に配置してもよい。
第2空間22は、明期と暗期をあたえることが好ましい。水耕栽培装置1Aは、第2空間22の温度を制御する温度制御部4を有することが好ましい。温度制御部4は、熱交換部41等の加熱、冷却機能を有していることが好ましい。
明期と暗期は、例えば、太陽光により実現することも可能である。また、第2空間22に、LEDなどの光源7を設けることにより明期と暗期を人工的に作り出すことも可能である。すなわち、太陽周期による昼夜の明期と暗期を、光源7により模倣することができる。
根菜類の定植苗10の塊茎形成期において、第2空間22の明期の温度を暗期の温度よりも高くなるように温度設定をすることが好ましい。温度制御部4は、第2空間22の温度を、例えば、明期において17℃以上、23℃以下の範囲に設定できるとともに、暗期において7℃以上、13℃以下の範囲に設定することができることが好ましい。第2空間22において、暗期より明期の温度を7℃以上、13℃以下の範囲で高く設定できることが好ましい。上記の温度範囲に設定することにより、ジャガイモなどの根菜類の収量を向上させることができる。
水耕栽培装置1Aにおいて、第1貫通孔331を有する膨潤部材31は、(吸湿性または吸水性)と膨潤性とを有しているので、主に、第1空間21に入っている養液5から蒸発した水蒸気を吸収し、膨張することができる。この膨張により、第1貫通孔331が収縮する。膨潤部材31は柔軟性も有しているので、第1貫通孔331の孔径は、定植苗10の成長による茎部102の寸法の変化にも追従することができる。すなわち、第1貫通孔331の孔壁が、常に茎部102に密着する状態を維持することができる。この密着により、第1貫通孔331と茎部102との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。この構成により、仕切り部材3は、定植苗10の地上部を配置する第2空間22と地下部を配置する第1空間21とを分離することができる。すなわち、第1空間21と第2空間22との間における、空気の移動を抑制することができる。空気の移動に伴う、水蒸気及び熱の移動も抑制される。
更に、膨潤部材31は、養液5から蒸発した水蒸気を吸収することにより、第1空間21での結露を抑制することができる。また、断熱部材32は、第1空間21と第2空間22との熱交換を遮断することができる。それにより、温度制御部4により第2空間22の温度を明暗周期に連動して変化させても、第1空間21の温度はその影響を受けない。特に暗期において、第2空間22の温度を下げても、第1空間21における温度の低下を抑制できる。その結果、第1空間21において、結露が回避される。以上のように、第1空間21における結露を防ぐことにより、カビの発生を防止することができる。
また、仕切り部材3において、膨潤部材31が吸湿または吸水性を有するため、貫通孔33およびその近傍における茎部102の結露を防止し、カビの発生を抑制することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2における水耕栽培装置1Bについて図3及び図4を参照して説明する。
図3は、水耕栽培装置1Bの断面図である。図4は、図3における領域Bを拡大した図である。実施形態1に係る水耕栽培装置1Aの仕切り部材3は、膨潤部材31と断熱部材32とを積重ねた多層構造を有している。これに対して、水耕栽培装置1Bにおける仕切り部材3Bは単層構造である。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
仕切り部材3Bは、平板状であり、第1貫通孔331が形成された膨潤部材31と膨潤部材31を取囲む断熱部材32により構成することができる。言い換えると、仕切り部材3Bにおいて、断熱部材32に第2貫通孔332が形成されており、第2貫通孔332の孔内に膨潤部材31が配置されている。第1貫通孔の孔径は、乾燥時において10mm以上、20mm以下が好ましい。第2貫通孔の孔径は20mm以上、50mm以下が好ましい。膨潤部材31の使用量を減量することができる。
仕切り部材3Bは、平板状の断熱部材32の第2貫通孔332の内側に、膨潤部材31を充填することにより、形成することができる。また、第1貫通孔が形成された膨潤部材31を断熱部材32で囲むように一体成型することにより形成することもできる。
水耕栽培装置1Bに定植苗10を配置する方法として、以下の方法も可能である。例えば、膨潤部材31で囲んだ茎部102を仕切り部材3Bに形成された第2貫通孔332の内側に通すことができる。また、定植苗10の茎部102を第2貫通孔332の内側に通した後、第2貫通孔332と茎部102との隙間に膨潤部材31を充填してもよい。第2貫通孔332の大きさは、第1貫通孔331よりも大きいので、定植苗10の配置作業が容易になる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3における水耕栽培装置1Cについて図5を参照して説明する。図5は水耕栽培装置1Cの断面図である。水耕栽培装置1Cは、第1空間21に第1除湿部71を有している。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
第1除湿部71により第1空間21の湿度を抑制することができる。その結果、第1空間21内における結露を回避し、カビの発生を防止する効果をさらに高めることができる。水耕栽培装置1Cは,第1除湿部71と第1空間21の外部とを繋ぐ連通部711を有していてもよい。第1除湿部71で集めた水を第1空間21の外部に排出することができる。なお、第1除湿部71で集めた水を養液5に戻して、再利用することも可能である。
なお、第1除湿部71は、第1空間21の湿度をモニターすることにより、第1空間21において、適切な湿度を保つことも可能である。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4における水耕栽培装置1Dについて図6を参照して説明する。図6は水耕栽培装置1Dの断面図である。
水耕栽培装置1Dは、第1空間21の外に第2除湿部72を有している。第2除湿部72は、連通部721を通して第1空間21に繋がっている。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
第2除湿部72により、第1空間21の湿度を抑制することができる。その結果、第1空間21における結露を回避し、カビの発生を防止する効果をさらに高めることができる。また、第2除湿部72は第1空間21の外に設けられる。そのため、第1空間21をより小さくすることができる。
なお、第2除湿部72は、第1空間21の湿度をモニターすることにより、第1空間21において、適切な湿度を保つことも可能である。
(実施形態5)
以下、本発明の実施形態5における水耕栽培装置1Eについて図7を参照して説明する。図7は水耕栽培装置1Eの断面図である。
水耕栽培装置1Eは、養液の注入口200と、排出口201とを有する。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
注入口200は、栽培槽2における第1空間21の側面に設けられ、養液5を第1空間21に注入することができる。排出口201は、第1空間21の他の側面に近い底部に設けられ、養液5を排出することができる。注入口200は、第1空間21を構成する複数面211のひとつに配置し、排出口201は、第1空間21を構成する複数面211の他のひとつに設けることができる。例えば、排出口201を第1空間21内において、注入口200を設けた側面と対峙する側面に近い底部に設けることにより、養液5を注入口200と排出口201との間で流動させることができる。その結果、根部103に温度や成分を整えた養液5を常時、供給することができる。
また、排水口201の高さを調整することにより、養液5の液面の高さを制御することができる。これにより、養液5の液面の高さを載置面61よりも、常に低くなるように維持することができる。その結果、塊茎101が養液5に浸ることが防止され、塊茎101の皮目肥大化や腐敗を避けることができる。
排出口201から排出された養液5は、そのまま廃棄するようにしてもよいし、例えば循環ポンプなどを用いて循環させて、再度、注入口200から注入してもよい。
(実施形態6)
以下、本発明の実施形態6における水耕栽培装置1Fについて図8を参照して説明する。図8は、水耕栽培装置1Fの断面図である。
水耕栽培装置1Fは、共有する第2空間22と、独立する第1空間21a、21bを有する。第1空間21aに第1除湿部71aが設けられ、第1空間21bに第1除湿部71bが設けられている。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
水耕栽培装置1Fは、独立する第1空間21a、21bにおいて、独立して除湿することにより、それぞれの湿度を制御することができる。この構成により、例えば、第1空間21a、21bにおいて異なる定植苗10a、10bに最適な湿度環境に制御することができる。また、第1空間21a、21bにおいて、それぞれ異なる種類(例えば異なる濃度)の養液5a、5bを用いることができる。そのため、定植苗10a、10bに最適な養液5a、5bを与えることができる。水耕栽培装置1Fは、同時に異なる品種の根菜類を、一つの装置で栽培することができる。
なお、水耕栽培装置1Fにおいて、第1空間21a、21bに設けられる第1除湿部71a、71bの代わりに、図6に示すように第1空間21の外に設けられる第2除湿部(図示せず)を設けてもよい。
(実施形態7)
以下、本発明の実施形態7における水耕栽培装置1Gについて図9を参照して説明する。図9は水耕栽培装置1Gの断面図である。
水耕栽培装置1Gは、独立する第2空間22a、22bと、共有する第1空間21を有する。第2空間22aに温度制御部4aが設けられ、第2空間22bに温度制御部4bが設けられている。それ以外の構成は、実施形態1と同じである。
水耕栽培装置1Gは、独立する第2空間22a、22bにおいて、独立して温度の制御をすることができる。例えば、第2空間22a、22bにおいて異なる定植苗10a、10bに最適な温度環境に制御することができる。そのため、水耕栽培装置1Gは、同時に異なる品種の根菜類を、ひとつの装置で栽培することができる。
なお、水耕栽培装置1A〜1Gの栽培槽2は、人間がその中で作業可能な大きさであってもよい。例えば、植物を育成するビニールハウスや、植物育成工場の育成部屋などでも良い。
また、水耕栽培装置1Aから1Gの断面形状は、長方形状であるが、その限りではなく、例えば略半円状や多角形状でもよい。また、第1空間21は遮光できることが好ましい。例えば、栽培槽2の第1空間21を形成する部分に、遮光性材料を用いることが好ましい。例えば、栽培槽2の内側、あるいは外側に遮光性を有するシートを貼ってもよい。
また、各実施形態において、根菜類の定植苗の例としてジャガイモを育成する例を示したが、その限りではなく、他の根菜類の定植苗でもよい。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 水耕栽培装置
2 栽培槽
21,21a,21b 第1空間
22,22a,22b 第2空間
3,3B 仕切り部材
31 膨潤部材
32 断熱部材
33 貫通孔
331 第1貫通孔
332 第2貫通孔
341 第1主面
342 第2主面
4,4a,4b 温度制御部
5,5a,5b 養液
6 載置台
71,71a,71b 第1除湿部
72 第2除湿部
711,721 連通部
10,10a,10b 定植苗(根菜類)
101 塊茎
102 茎部
103 根部
104 葉部

Claims (16)

  1. 第1貫通孔が形成された膨潤部材を含み、互いに背向する第1主面及び第2主面を有する仕切り部材と、
    前記仕切り部材の前記第1主面を含む複数面で囲まれた第1空間において、前記第1主面に対向する位置に設けられた載置面と、を備える
    水耕栽培装置。
  2. 前記第1貫通孔は、前記膨潤部材における水蒸気または水の吸収により、収縮することができる
    請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記仕切り部材は、前記膨潤部材と、前記第1貫通孔と繋がる第2貫通孔が形成された断熱部材とを積重ねて形成され、
    前記膨潤部材は、前記第1空間に接している
    請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記仕切り部材は、前記膨潤部材と、前記膨潤部材を孔内に含む第2貫通孔が形成された断熱部材とで構成された
    請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記仕切り部材により前記第1空間と、前記仕切り部材の第2主面を含む複数面で囲まれ、明期と暗期を与えることができる第2空間とに分離される栽培槽と、
    前記第2空間の温度を制御する温度制御部と、をさらに備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  6. 前記温度制御部は、前記第2空間の前記明期における温度を17℃以上、23℃以下の範囲に設定することができるとともに、前記第2空間の前記暗記における温度を7℃以上、13℃以下の範囲に設定することができる
    請求項5に記載の水耕栽培装置。
  7. 前記温度制御部は、前記第2空間の前記明期における温度を、前記第2空間の前記暗期における温度よりも7℃以上、13℃以下の範囲で高く設定することができる
    請求項5に記載の水耕栽培装置。
  8. 前記第2空間内に設けられ、前記明期を与えることができる光源をさらに備える
    請求項5から7のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  9. 前記第1空間を構成する前記複数面のひとつに設けられた前記第1空間に養液を注入することができる注入口と、
    前記第1空間を構成する前記複数面の他のひとつに設けられた前記第1空間から前記養液を排出することができる排出口とを、さらに備える
    請求項1から8のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  10. 前記第1空間の内部に設けられた第1除湿部をさらに備える
    請求項1から9のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  11. 前記第1空間の外部に設けられる第2除湿部と、前記第2除湿部と前記第1空間とを連通する連通部と、をさらに備える
    請求項1から9いずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  12. 地上部と、地下部と、前記地上部と前記地下部とを繋ぐ茎部とを有する根菜類を、請求項1に記載の水耕栽培装置を用いて栽培する水耕栽培方法であって、
    養液と前記地下部とを前記第1空間に配置して、前記膨潤部材に形成された前記第1貫通孔に前記茎部を通し、
    前記第1貫通孔の孔径を、前記茎部と接触する大きさに収縮させる
    水耕栽培方法。
  13. 前記膨潤部材に水蒸気または水を吸収させて前記第1貫通孔を収縮させる
    請求項12に記載の水耕栽培方法。
  14. 前記地上部は、前記仕切り部材の前記第2主面を含む複数面で囲まれ、明期と暗期とを与えられる第2空間に配置され、
    前記根菜類の根茎形成期において、前記第2空間において、前記明期の温度を前記暗期の温度よりも高くする
    請求項12または13に記載の水耕栽培方法。
  15. 前記第2空間の前記明期における温度を17℃以上、23℃以下の範囲にするとともに、前記第2空間の前記暗期における温度を7℃以上、13℃以下の範囲にする
    請求項14に記載の水耕栽培方法。
  16. 前記第2空間の前記明期における温度を、前記第2空間の前記暗期における温度よりも7℃以上、13℃以下の範囲で高くする
    請求項14に記載の水耕栽培方法。
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