JP6296515B2 - 一般家庭向け簡易水耕栽培装置 - Google Patents

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Description

本発明は、植物の根の保持特性に優れ、水の管理を容易にした水耕栽培装置に関する。
以前より、マンションやアパートに住む人が家庭菜園を設けて野菜を栽培するときには、ベランダ等で鉢植え栽培することが一般的であった。
近年では、廃校となった校舎や稼働率が低下している電気部品工場等を有効活用することで、企業が水耕栽培による農業を行う例が増えている。廃校舎や電気部品工場等は照明設備や水道設備がある程度整備されているため、適宜設備投資をすることで、水耕栽培の工場に転用でき、設備を用意しやすい。そして、企業によって設備投資された水耕栽培工場においては、安定した品質と価格で野菜を供給するために、野菜の光合成に必要な光はLED照明によって与えられ、野菜の成長に必要な水と養分は液肥によって与えられ、野菜の成長に最適な温度等の環境は空調設備によって与えられる。そのため、季節や天候等の自然環境に依存しない水耕栽培による野菜が、一年中安定した品質・価格で市場に流通するようになり、水耕栽培に注目が集まっている。
そして、一般家庭においても、水耕栽培によれば、野菜の成長に必要な水分と養分を液肥としてまとめて与えればよく、鉢植え栽培に比べて、より簡単に野菜を栽培することができる。また、水耕栽培は、鉢植え栽培に比べて、土中に生息する微生物による病気や根腐れのおそれが少なく、さらに、肥料の量の調整や追肥の調整の心配が少なく、簡単に野菜を栽培することができる。そのため、一般家庭においても、水耕栽培によって野菜を栽培することに対する関心が高まっている。
ところが、企業のような設備投資は一般家庭においては難しく、水耕栽培によって野菜を栽培する際に問題となる点がある。例えば、野菜が根から常に養分を吸収できるよう水回りの環境を整備する点について、水耕栽培工場における、ポンプを用いた液肥の管理と同様に、一般家庭においてもポンプを用いて液肥を管理することは、設備投資費用や設備スペースや電気代等を考慮すると現実的ではない。また、栽培手法の点について、企業は大量生産を目的に野菜を種から栽培する手法を採用するが、一般家庭は多品種の野菜を少量収穫することを目的に苗で購入した野菜を栽培する手法を採用する傾向にあり、土に代わって苗の根を把持する手段を設ける必要がある。
ここで、特許文献1には、水槽の上に、植板本体と、十字状のスリットを有する植孔とを設けた水耕栽培用植板をもって、植物の根を保持する水耕栽培装置が開示されている。
また、特許文献2には、養液循環ベッドの上に、凹凸周形の把持構造を有する定植用貫通孔を設けた定植パネルをもって、植物の根を保持し、ポンプによって水を循環させる水耕栽培装置が開示されている。
また、特許文献3には、箱型容器の上に、上端の径より下端の径が小さい受け具を設けた蓋をもって、植物の根を保持する水耕栽培装置が開示されている。
実用新案登録第3197822号公報 特開2014−45669号公報 特開2014−33637号公報
しかしながら、特許文献1から3に開示されているような、植物の根を保持する器具では、根の大きさに応じて変形ができず、植物の根を適切に保持することができない。また、特許文献1から3に開示されているような水耕栽培装置では、液面が下がった場合に手動か機械で液肥を追加しないかぎり、植物の根が液肥に浸からなくなってしまう問題がある。
したがって、本発明は、植物の根を適切に保持することができ、水の管理を容易にした水耕栽培装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、プランターと、プランターの内側に収容される植物育成板とを備える水耕栽培装置であって、つば部と、互いに対向する一組の脚部をつば部の内縁上に等間隔に三組有する根固定脚部とを有する根固定ホルダーを備え、当該脚部は、下端が植物育成板の貫通孔の中心方向に屈曲する足部を備え、互いに対向する各組の脚部同士において、脚部の寸法を調整し、かつ貫通孔の鉛直方向の寸法の2倍以上である水耕栽培装置によって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 本発明の第一の態様は、箱状のプランターと、前記プランターの内側に収容される植物育成板とを備える水耕栽培装置であって、前記植物育成板は、貫通孔と、前記貫通孔に栓をする貫通栓と、前記貫通孔に収容される根固定ホルダーと、前記根固定ホルダーに収容される、スポンジ状の弾性体である固定補助材とを備え、前記根固定ホルダーは、前記植物育成板における前記貫通孔の上面の内縁と略同一の大きさの内縁と、前記貫通孔の上面の内縁より大きい外縁とを有するつば部と、前記つば部の内縁から鉛直方向に、互いに対向する一組の脚部が、前記つば部の内縁上に等間隔に三組配置された根固定脚部とを備え、前記脚部は、下端に、前記貫通孔の中心方向に屈曲する足部を備え、互いに対向する各組の前記脚部同士においては、一方の脚部における、上端から下端までの寸法が、他方の脚部における、上端から下端までの寸法以下であり、かつ、前記貫通孔の鉛直方向の寸法の2倍以上であることを特徴とする水耕栽培装置である。
(2) 本発明の第二の態様は、(1)に記載の水耕栽培装置であって、前記植物育成板は、発泡ポリスチレン又は発泡ポリエチレンからなり、鉛直方向の寸法が1.5cm以上2.0cm以下であり、上面にはアルミニウム箔が貼られ、下面にはプラスチックフィルムが貼られていることを特徴とするものである。
(3) 本発明の第三の態様は、(1)又は(2)に記載の水耕栽培装置であって、前記プランターの内側と前記植物育成板との間に収容される溶液袋を備え、前記溶液袋は、ポリエチレン又はポリプロピレンからなり、厚みが0.01mm以上0.03mm以下であり、色が銀色又は黒色であり、前記プランターの内側に隙間なく収容されたときの高さが、前記プランターの内壁の高さより5cm以上高く、かつ、前記プランターの内壁より高い部分は前記植物育成板の上面を覆うように折りたたまれて配置される蓋部を構成することを特徴とするものである。
(4) 本発明の第四の態様は、(3)に記載の水耕栽培装置であって、前記プランターの内側と前記溶液袋との間に収容される2本の支柱と、前記プランターと前記支柱とを収容する収容袋とを備え、前記プランターは、内底が矩形であり、前記植物育成板は、四隅に前記支柱を通す支柱孔を有し、前記支柱は、前記プランターの内底の対角線上にアーチ状に配置され、前記支柱同士が交差する部分において、二つの鋭角部分を縛る支柱固定紐を備え、前記収容袋は、寒冷紗又はプラスチックからなる袋であることを特徴とするものである。
(5) 本発明の第五の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の水耕栽培装置であって、エアーポンプ、並びに太陽光発電パネル又は充電池及びタイマー、を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る水耕栽培装置は、つば部と、互いに対向する一組の脚部をつば部の内縁上に等間隔に三組有する根固定脚部とを有する根固定ホルダーを備え、当該脚部は、下端が植物育成板の貫通孔の中心方向に屈曲する足部を備え、互いに対向する各組の脚部同士において、脚部の寸法を調整し、かつ貫通孔の鉛直方向の寸法の2倍以上である。これによって、根の大きさに応じて根固定脚部が自由に変形可能となり、大きさに関わりなく根の上下を適正に固定することができる。また、本発明に係る水耕栽培装置は、プランターの内側に収容されるように植物育成板を配置するため、液面が下がった場合でも、植物育成板は水位の変化とともに移動することができるため、水の管理が容易である。
本発明の水耕栽培装置の展開斜視図である。 本発明の水耕栽培装置の図1のA−A′断面図である。 (a)は本発明の水耕栽培装置の図1のA−A′断面における根固定ホルダーの拡大断面図であり、(b)は本発明の水耕栽培装置の図1のA−A′断面における根固定ホルダーの一実施例についての拡大断面図である。 (a)と(b)は本発明の一実施例としての水耕栽培装置の斜視図である。 (a)と(b)は本発明の図4における水耕栽培装置の展開斜視図である。 本発明の水耕栽培装置の展開斜視図である。 本発明の水耕栽培装置の図6のB−B′断面図である。
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
[水耕栽培装置]
図1は、本発明の水耕栽培装置1の展開斜視図であり、図2は、図1のA−A‘断面図である。水耕栽培装置1は、箱状のプランター2と、プランター2の内側に収容される植物育成板3とを備え、さらに、プランター2と植物育成板3との間に収容される溶液袋4とを備えていてもよい。また、本発明の水耕栽培装置1の展開斜視図である図6、及び図6のB−B′断面図である図7に示すように、プランター2の内側と溶液袋4との間に収容される2本の支柱5と、プランター2と支柱5とを収容する収容袋6とを備えていてもよい。また、図示していないが、水耕栽培装置1は、電動式エアーポンプ、並びに太陽光発電パネル又は充電池及びタイマーを備えていてもよい。
<プランター>
プランター2は、水耕栽培をする際に、液肥を貯水できる形状であればよく、箱型であることが好ましい。また、マンションやアパート等においてベランダで水耕栽培しやすく、プランター2を並べて配置しやすいように、外形と内底は矩形であることが好ましい。また、図4(a)及び(b)並びに図5(a)及び(b)に示すように、枝が横に繁茂しやすい植物や、根が大きい植物等、一株で栽培することが適した植物には、外形と内底を略正方形又は略円形とすることが好ましい。また、プランター21の外形と内底を略円形とした場合、支柱5を収容するための凹部21を設けることが好ましい。
プランター2の材質は、液不透過性を備えていれば特に制限はないが、水や液肥がプランター2に満たされている場合、プランター2の移動が制限されることから、比重が比較的小さい発泡ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂が好ましい。特に、発泡ポリスチレン又はアクリル樹脂であることが好ましい。これにより、植物の根の成長に合わせてプランター2を替えるときにも、経済的であり、粉砕して容易に処分もできる。
<植物育成板>
植物育成板3は、図1、図2、及び図4から図7に示すように、プランター2の内部に収容され、貫通孔30と、貫通孔30に栓をする貫通栓31と、貫通孔30に収容される根固定ホルダー32と、根固定ホルダー32に収容される、スポンジ状の弾性体である固定補助材37と、植物育成板3の四隅に設けられた支柱孔38とを備える。
植物育成板3は、プランター2の内部に収容される。これにより、液面が下がった場合でも、植物育成板3は水位の変化とともに鉛直方向に移動するため、水の管理が容易である。
植物育成板3の材質は、疎水性であり、比重が軽い合成樹脂が好ましく、発泡ポリスチレン又は発泡ポリエチレンであることが好ましい。プランター2に液肥が満たされている場合、比重が軽い発泡ポリスチレン又は発泡ポリエチレンであれば、液肥に浮きやすく、液面が下がった場合でも、水位の変化とともに植物育成板3が鉛直方向に移動することができる。
植物育成板3の外形は、プランター2の内縁に植物育成板3が接触していない状態における、プランター2の内縁と植物育成板3との間の距離が0.5cm以上1cm以下で収容される大きさであることが好ましい。これにより、液面が下がった場合でも、植物育成板3は水位の変化とともに鉛直方向に移動することができ、かつ、植物育成板3が液面を水平方向に移動しすぎて不安定となることを防止できる。
植物育成板3は、プランター2に収容されるときの上面にアルミニウム箔が貼られ、下面にプラスチックフィルムが貼られていることが好ましい。上面に貼られたアルミニウム箔により、輻射熱を反射し、プランター2に満たされている液肥の温度の変動を抑えることができる。また、下面に貼られたプラスチックフィルムにより、植物育成板3をプランター2に満たされている液肥の液面に浮きやすくさせることができ、かつ液肥との接触面に付着する水垢等を付着しにくくさせ、清掃の手間を少なくすることができる。
植物育成板3がプランター2に収容されるときの鉛直方向の寸法は、1.5cm以上2.0cm以下であることが好ましい。上記範囲であれば、プランター2に液肥を満たすために必要な容量をプランター2に残すことができる。
(貫通孔、貫通栓、支柱孔)
貫通孔30と、貫通孔30に栓をする貫通栓31は、植物育成板3に形成され、複数形成されてもよい。これにより、複数の貫通孔30において植物を栽培し、根が繁茂した場合に、適宜貫通孔30から植物を取り出し、貫通栓31で栓をすることで、水耕栽培装置1の外観を良くしつつ、植物の成長に合わせた水耕栽培をすることができる。また、プランター2内の液肥が減ったときに、貫通栓31をとった後の貫通孔30から液肥を追加でき、液肥の調整を容易にすることができる。
貫通孔30は、植物育成板3の中央付近に一箇所設けてもよく、植物育成板3の外形が矩形状の場合、長手方向に等間隔に複数箇所設けてもよい。イチゴ苗等、ランナーからの株で成長する植物の場合、茎と根の境にあるクラウンから根やランナーが生えたりするので、植物育成板の長手方向に等間隔に複数箇所貫通孔30を設けることで、ランナーを的確に貫通孔30から液肥に浸けることができる。植物の種類によっては、植物の枝の広がりや根の大きさが異なり、一株で栽培したほうが良い植物の場合、図4(a)及び(b)並びに図5(a)及び(b)に示すように、植物育成板の中央付近に貫通孔30を一箇所設けることが好ましく、これにより植物の成長を促進させることができる。
貫通孔30の形状は特に制限はないが、略円柱状又は矩形であることが好ましい。また、貫通孔30の孔の大きさは特に制限はないが、貫通孔30の形状が略円柱状の場合、直径が3cm以上5cm以下であることが好ましく、4cmであることがさらに好ましい。
貫通栓31は、貫通孔30と嵌合する形状であることが好ましい。これにより、貫通孔30を設けるために植物育成板3を打ち抜いた際に、植物育成板3から打ち抜かれたものを貫通栓31として再利用することができ、容易に貫通栓31を用意できる。また、貫通栓31は、打ち抜かれたときの鉛直方向に突起部を設けることが好ましい。これにより、貫通栓31による栓の開け閉めを容易にすることができる。突起部は、棒状のものを貫通栓31に挿して形成してもよく、貫通栓31を加工して形成してもよいが、木材、例えば爪楊枝や、植物の枝等によって、貫通栓31に挿して形成してもよい。葉のついている適当な太さの枝を適当に切って、貫通栓31に挿すことで、植物を栽培していない貫通孔30の穴を塞ぎつつ、水耕栽培装置1の外観を良くすることもできる。
植物育成板3には、支柱5をプランター2に収容できるように、植物育成板3の四隅に支柱5を通す支柱孔38が設けられていてもよい。支柱5がプランター2に収容できるように、支柱5の太さと略同一の径であればよい。
(根固定ホルダー)
図3(a)及び(b)に示すように、根固定ホルダー32は、植物育成板3に収容される。植物育成板3における貫通孔30の上面の内縁と略同一の大きさの内縁と、貫通孔30の上面の内縁より大きい外縁とを有するつば部33と、つば部33の内縁から鉛直方向に、互いに対向する一組の脚部35が、つば部33の内縁上に等間隔に三組配置された根固定脚部34とを備え、脚部35は、下端に、貫通孔30の中心方向に屈曲する足部36を備え、互いに対向する各組の脚部35同士においては、一方の脚部35における、上端から下端までの寸法が、他方の脚部35における、上端から下端までの寸法以下であり、かつ、貫通孔30の鉛直方向の寸法の2倍以上である。これにより、根の大きさに応じて根固定脚部34が自由に変形可能となり、大きさに関わりなく根の上下を適正に固定する。そのため、例えば、ポットの中に入れられて土で育てられたポット苗を、ポットから取り出し、水で根を洗浄してから収容するときに、植物の根を適切に保持することができる。
根固定ホルダー32の材質は、比重が比較的小さく、耐久性があり、弾性があることから、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂が好ましい。
根固定ホルダー32のつば部33と、根固定脚部34とは、一体成形されてもよく、別々に成形されたのちに接着されて形成されてもよいが、耐久性の観点から、一体成形されることが好ましい。
((つば部))
図1に示すように、つば部33は、貫通孔30の上面の内縁と略同一の大きさの内縁と、貫通孔30の上面の内縁より大きい外縁とを有する。これにより、植物の根を収容する際に邪魔にならず、植物を収容した後においては、根固定ホルダー32が貫通孔30から落下することを貫通孔30の内縁より大きい外縁によって防止することができる。つば部33の外縁の形状は、特に制限はないが、貫通孔30の上面の内縁より0.5cm以上1.5cm以下の外縁を有していることが好ましい。上記範囲であれば、貫通孔30と貫通孔30の間につば部33の外縁がきても、つば部33同士が重なり合うことを防止できる。また、つば部33の厚さは、特に制限はないが、0.1cm以上0.3cm以下であると、根固定ホルダー32を貫通孔30から取り出すときに、植物育成板3とつば部33との隙間に爪等をひっかけて取り出しやすく、つまみやすくすることができる。
また、図3(b)に示すように、つば部33の外縁に互いに対向する一組の係止部331を二組鉛直方向に配置してもよい。つば部33が植物育成板3に密着していない場合、木立植物は、根が未成長のときには、微風で根固定ホルダー32と共に植物育成板3から抜脱するおそれがある。そのため、係止部331によって、根固定ホルダーが木立植物を把持するときでも、根固定ホルダー32を植物育成板3に安定して係合させることができる。また、係止部331の先端にかえしを設けてもよい。
((脚部、根固定脚部、足部))
図3(a)及び(b)に示すように、脚部35は、つば部33の内縁から鉛直方向に、互いに対向する一組の脚部35が、つば部33の内縁上に等間隔に三組配置され、根固定脚部34を形成する。これにより、植物の根が横のどの方向に広がっても的確に根を保持することができる。
互いに対向する各組の脚部35同士においては、一方の脚部35における、上端から下端までの寸法が、他方の脚部35における、上端から下端までの寸法以下であり、かつ、貫通孔30の鉛直方向の寸法の2倍以上である。これにより、大きさに関わりなく根の上下を適正に固定でき、かつ、貫通孔30より長い部分が貫通孔30の外側に広がって、根の大きさに応じて根固定脚部34が自由に変形可能となる。そのため、根の大きさや、植物の成長に合わせて、根を適切に保持することができる。互いに対向する脚部35同士においては、2段違いとなっていることが好ましい。
脚部35は、つば部33の内縁から鉛直方向の下端に、貫通孔30の中心方向に屈曲する足部36を備える。これにより、大きさに関わりなく根の上下をより適正に固定する。そのため、より的確に植物の根を保持することができる。
足部36は、脚部35と一体成形されてもよく、別々に成形されたのちに接着されて形成されてもよいが、耐久性の観点から、一体成形されることが好ましい。足部36は中心方向に対して0.3cm以上0.5cm以下の突起を設けることが好ましい。
脚部35と足部36によって、形成される根固定脚部34の形状は、植物の根を保持できる構造であれば特に制限はないが、植物の根を安定して保持するために、鉤爪状や、L字状、が好ましく、足部36の先端にかえしを設けてもよい。
(固定補助材)
固定補助材37は、根固定ホルダー32に収容されるスポンジ状の弾性体である。これにより、植物の茎の太さに比べて根固定ホルダー32の内径が大きく、植物の収まりが悪い場合に、間隙を埋めることができる。そのため、植物を安定して直立させることができる。ここで、イチゴ苗等、ランナーからの株で成長する植物の場合、茎と根の境にあるクラウンから芽やランナーが生えたりするので、液面にクラウンをつけないようにする必要がある。しかし、茎が細いため、根の固定と茎の固定が必要となる。本発明に係る根固定ホルダー32によれば、根固定脚部34で根を適切に固定しつつ、液面からクラウンを出して固定補助材37でクラウンの位置を固定することができる。そして、上述の貫通孔30を複数設けることで、ランナーからの株を固定する場所を確保できるため、鉢植え栽培が難しいイチゴ等の植物であっても、露地栽培によらずに、水耕栽培によって容易に栽培することができる。
固定補助材37の材質は、スポンジ状で弾性を有する素材であれば特に制限はないが、発泡ポリエチレン又は発砲ポリウレタンが好ましい。これにより、植物の種類や成長にあわせて、根固定ホルダー32と植物の茎との隙間を埋めて植物を安定して直立させることができる。
<溶液袋>
図1及び図2に示すように、溶液袋4は、プランター2と、植物育成板3の間に収容される。これにより、例えばプランター2が破損したとしても、液肥が漏れ出すことを防ぐことができる。また、仮に液肥の中にウイルスや微生物や藻が繁殖したとしても、液肥がはいった溶液袋4ごと液肥を取り換えれば、外側の容器であるプランター2は取り換えずに、液肥の取り換えができる。
溶液袋4の素材は、液不透過性のプラスチックが好ましく、ポリエチレン又はポリプロピレンであることが好ましい。また、溶液袋4の厚さは、強度と、液肥をプランター2の中に多く満たすことができるという観点から、0.01mm以上0.03mm以下であることが好ましい。また、溶液袋4の色は、特に制限はないが、輻射熱の反射や赤外線の吸収の点からは、銀色又は黒色等が好ましい。
溶液袋4は、プランター2の内側に隙間なく収容されたときの鉛直方向の高さが、プランター2の内壁の高さより5cm以上高く、かつ、プランター2の内壁より高い部分が植物育成板3の上面を覆うように折りたたまれて配置される蓋部40を構成する。これにより、プランター2と植物育成板3との間隙を覆うことで、露地栽培におけるマルチングシートと似た機能を溶液袋4にもたせることができ、液肥内に藻が繁殖することを防ぐことができる。植物育成板3の上面を覆う蓋部40において、植物育成板3の上面の縁から5cm以上10cm以下を覆う寸法であることが好ましい。また、蓋部40は、植物育成板3の上面を覆う態様であえればよく、テープ止めされていてもよい。
<支柱>
図6及び図7に示すように、支柱5は、プランター2の内側と溶液袋4との間に収容される。これにより、収容袋6がたわむことを防ぐことができる。
プランター2の内径が矩形である場合、支柱5は、プランター2の内底の対角線上にアーチ状に配置されることが好ましい。これにより、支柱5を固定する器具がなくても、プランター2の水圧と、曲げられた支柱5の反発力とがプランター2の外壁を押す力となる。そのため、支柱5がずれて動くことを防ぐことができる。
支柱5は、弾性のある素材であれば特に制限はないが、プラスチックであることが好ましく、例えば、宇部エクシモ株式会社製のダンポール(登録商標)が好ましい。
支柱5は、プランター2の内底の対角線上にアーチ状に配置されたときに、支柱5同士が交差する部分を、支柱固定紐50によって縛られていてもよい。特に、プランター2の内底が矩形であるときに、交差する部分の鋭角部分を縛るように設けられることが好ましい。これにより、鋭角部分が外側に広がるように支柱5に力が働き、曲げられた支柱5の反発力を増すことができる。そのため、支柱5がずれて動くことをより防ぎやすい。支柱固定紐50は、紐状であれば特に制限はないが、耐久性の観点から、材質は、ポリプロピレンやポリエチレン等のプラスチックや、シリコーンであることが好ましい。
図7に示すように、支柱5の先端には、先端保護具51が設けられていてもよい。これにより、プランター2の水圧と、曲げられた支柱5の反発力とが、支柱5の先端に作用して、プランター2の外壁を押す力となったときに、力を拡散することができる。先端保護具51の素材は特に制限はないが、弾性のあるプラスチックであることが好ましい。
<収容袋>
図6に示すように、収容袋6は、プランター2と支柱5を収容する。これにより、プランター2に覆いかぶさるのではなく、プランター2全体を収容することになる。そのため、室外に水耕栽培装置1を設置した場合でも、強風で収容袋6が飛ばされることを防ぐことができ、また、虫や鳥が植物に近づくことを防ぐことができる。
収容袋6は、虫や鳥が植物に近づくことが防ぐことができるように、寒冷紗又はプラスチックの袋であることが好ましく、通気性の観点からは、ネット状又は網目状のプラスチックの防虫ネットや、寒冷紗の袋が好ましく、防寒性の観点からは、ポリエチレン又はポリプロピレンの袋であることが好ましい。
収容袋6の大きさは、プランター2を収容できる大きさであればよく、高さは、支柱5がプランター2に収容されたときに、支柱5を収容できる大きさであればよい。また、形状も、プランター2を収容できる形状であればよい。
収容袋6は、上部に、開口部60を設けることが好ましい。これにより、開口部60の開け閉めによって温度調節が容易にでき、液肥の追加や、栽培した野菜の収穫を容易にできる。
<電動式エアーポンプ>
水耕栽培装置1は、電動式エアーポンプを備えていてもよい。これにより、植物の根に空気を送り、植物の成長を促進させることができる。電動式エアーポンプは、太陽光発電パネル又は充電池によって駆動することが好ましく、充電池にはタイマーを接続して一定間隔で空気を送りこむことができるようにすることが好ましい。これにより、電動式エアーポンプによる消費電力を抑えることができる。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
実施例1は、水耕栽培装置において、発泡ポリスチレンからなるプランターを、縦25cm、横65cm、高さ110cm、厚さ1.5cmとする、矩形の箱型とした。また、植物育成板については、上面にアルミニウム箔が貼られ、下面にプラスチックフィルムが貼られた発泡ポリスチレン(アメリカ製の販売元ジョイフル本田(商品名:シルバーバック)を、縦21cm、横61cm、厚さ1.5cmの矩形とした。また、直径4cmの略円柱状の貫通孔を、植物育成板を打ち抜くことによって、5か所設け、4つの貫通孔には、打ち抜かれたものを用いた貫通栓を設け、残りの貫通孔には、根固定ホルダーを設けた。根固定ホルダーは、外形を直径5cm、内縁を直径4cmとするつば部を設けた。また、つば部と一体成形された根固定ホルダーの脚部は、内縁から鉛直方向の寸法を、一方は4.5cmとし、他方は3.5cmとする一組の根固定脚部を3組配置した。脚部と一体成形された足部によって形成される根固定脚部の形状は、L字型であり、貫通孔の中心方向に0.5cmの足部を設けた。また、根固定ホルダーの内縁には、矩形であって、外形を縦1cm、横10cm、高さ1.5cmとする、発砲ポリウレタンからなる固定補助材を設けた。プランターと植物育成板との間には、厚さ0.02mmの、銀色のポリエチレンからなる溶液袋が収容され、収容されたときの外形は、縦22.5cm、横62.5cm、高さ22cmとした。そして、協和(株)製の液肥(商品名:ハイポニカ)を用いた。
実施例1によれば、根固定ホルダーが植物の根を適切に保持することができ、液肥が満たされているプランターにおいて、液面が下がった場合でも、植物育成板が水位の変化とともに鉛直方向に移動するため、水の管理を容易にする水耕栽培装置を得ることができる。また、溶液袋の蓋部が、露地栽培におけるマルチングシートと似た機能を持つことにより、液肥内に藻が繁殖することを防ぐことができる。
<実施例2>
実施例2では、実施例1の水耕栽培装置に対して、植物育成板の四隅に縦1cm横1cmの矩形の支柱孔を設けた。さらに、宇部エクシモ株式会社製のダンポール(登録商標)を支柱として用い、150cmの支柱2本を互いに交差して、溶液袋とプランターの間に、プランターの内底と外壁との角に先端が収容されるように配置した。そして、互いに交際した部分において、二つの鋭角部分をポリプロピレンの紐で結び、支柱の先端には、ポリプロピレンからなる先端保護具を設けた。支柱が収容されたプランターは、収容袋で収容され、ポリエチレンからなる収容袋は、中国製の防虫ネット(商品名:銀糸入り防虫ネット)で、縦80cm、横90cm、厚さ0.02mmであり、上部に、横90cmの開口部を設けた。
実施例2によれば、収容袋によって、強風で収容袋が飛ばされることを防ぐことができ、また、虫や鳥が植物に近づくことを防ぐことができ、さらに、開口部から液肥の追加や、野菜の収穫や、通気を行うことができる水耕栽培装置を得ることができる。
1 水耕栽培装置
2 プランター
3 植物育成板
4 溶液袋
5 支柱
6 収容袋
21 凹部
30 貫通孔
31 貫通栓
32 根固定ホルダー
33 つば部
331 係止部
34 根固定脚部
35 脚部
36 足部
37 固定補助材
38 支柱孔
40 蓋部
50 支柱固定紐
51 先端保護具
60 開口部

Claims (5)

  1. 箱状のプランターと、前記プランターの内側に収容される植物育成板とを備える水耕栽培装置であって、
    前記植物育成板は、
    貫通孔と、前記貫通孔に栓をする貫通栓と、前記貫通孔に収容される根固定ホルダーと、前記根固定ホルダーに収容される、スポンジ状の弾性体である固定補助材とを備え、
    前記根固定ホルダーは、
    前記植物育成板における前記貫通孔の上面の内縁と略同一の大きさの内縁と、前記貫通孔の上面の内縁より大きい外縁とを有するつば部と、
    前記つば部の内縁から鉛直方向に、互いに対向する一組の脚部が、前記つば部の内縁上に等間隔に三組配置された根固定脚部とを備え、
    前記脚部は、
    下端に、前記貫通孔の中心方向に屈曲する足部を備え、
    互いに対向する各組の前記脚部同士においては、一方の脚部における、上端から下端までの寸法が、他方の脚部における、上端から下端までの寸法以下であり、かつ、前記貫通孔の鉛直方向の寸法の2倍以上であることを特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記植物育成板は、
    発泡ポリスチレン又は発泡ポリエチレンからなり、
    鉛直方向の寸法が1.5cm以上2.0cm以下であり、
    上面にはアルミニウム箔が貼られ、
    下面にはプラスチックフィルムが貼られていることを特徴とする、請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記プランターの内側と前記植物育成板との間に収容される溶液袋を備え、
    前記溶液袋は、
    ポリエチレン又はポリプロピレンからなり、
    厚みが0.01mm以上0.03mm以下であり、
    色が銀色又は黒色であり、
    前記プランターの内側に隙間なく収容されたときの高さが、前記プランターの内壁の高さより5cm以上高く、かつ、前記プランターの内壁より高い部分は前記植物育成板の上面を覆うように折りたたまれて配置される蓋部を構成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記プランターの内側と前記溶液袋との間に収容される2本の支柱と、前記プランターと前記支柱とを収容する収容袋とを備え、
    前記プランターは、
    内底が矩形であり、
    前記植物育成板は、四隅に前記支柱を通す支柱孔を有し、
    前記支柱は、
    前記プランターの内底の対角線上にアーチ状に配置され、
    前記支柱同士が交差する部分において、二つの鋭角部分を縛る支柱固定紐を備え、
    前記収容袋は、
    寒冷紗又はプラスチックからなる袋であることを特徴とする、請求項3に記載の水耕栽培装置。
  5. エアーポンプ、並びに太陽光発電パネル又は充電池及びタイマー、を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
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