JP2008061296A - 並列運転インバータの電圧補正方法とその回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数台のインバータを母線に対して並列に接続し、この母線から負荷へ交流電力を供給する際の横流を抑制するのに好適な並列運転インバータの電圧補正方法とその回路を提供する。
【解決手段】 電圧補正回路を減算演算器16a,無効電力演算器16b,減算演算器16c,積分器16d,制限演算器16e,整流・平滑回路16f,乗算器16g,加算演算器16hで形成し、それぞれのUPSでは加算演算器16hの出力値としての電圧補正値により、該当するUPSの出力電圧値を補正することで、このUPSに流れる横流を抑制するための電流を定格出力電流の3%程度以内にし、それぞれのUPSの負荷への電力供給マージンが低下を防止する。さらに、この電圧補正回路は、負荷経路の配線インピーダンスが不明でも各UPSの分担電流値を該当するUPSの定格出力電流値に設定することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数台のインバータを母線に対して並列に接続し、この母線から負荷へ交流電力を供給する並列運転インバータの電圧補正方法とその回路に関する。
図2は、この種の並列運転インバータとしての5台の無停電電源装置(以下ではUPSと略記する)からなる無停電電源システムの回路構成図である。
図2(イ)においては、回路遮断器10a,20a,30aが閉路し、回路遮断器30bが開路していることで、負荷A1には並列運転しているUPS10〜UPS30から交流電力を供給され、また、回路遮断器40a,50aが閉路していることで、負荷B1には並列運転しているUPS40,UPS50から交流電力を供給されている。
また図2(ロ)においては、回路遮断器10a,20aが閉路し、回路遮断器30aが開路していることで、負荷A2には並列運転しているUPS10,UPS20から交流電力を供給され、さらに、回路遮断器30b,40a,50aが閉路していることで、負荷B2には並列運転しているUPS30〜UPS50から交流電力を供給されている。
すなわち、UPS10,UPS20は負荷A1または負荷A2(負荷A1>負荷A2)に対して常用され、同様に、UPS40,UPS50は負荷B1または負荷B2(負荷B1<負荷B2)に対して常用され、また、UPS30は予備として、上記の如く、負荷の容量変化に対応して、負荷A1または負荷B2に給電するようにしている。
図3は、上述の動作をする互いに同様構成のUPS10〜UPS50のうちのUPS10の回路構成図であり、入力される商用電源などの交流電力を直流電力に変換しつつ後段に供給するためのコンバータ回路11と、前記商用電源などが停電のときに後段に直流電力を供給する蓄電池12と、前記何れかの直流電力を交流電力に変換するインバータ回路13と、コンバータ回路11とインバータ回路13とを所望の状態に制御する制御回路14と、このUPS10が他のUPSと並列運転する際に流れる横流を抑制するための後述の電圧補正回路15または電圧補正回路16とから構成されている。
図4は、この発明の従来例としての電圧補正回路15の回路構成図であり、この電圧補正回路15はUPS10へ指令される分担電流とUPS10の出力電流との差である横流を求める減算演算器15aと、前記横流の無効電力成分を演算するために周知の技術を用いて形成された無効電力演算器15bとから構成され、この無効電力演算器15bが出力する前記無効電力成分に基づく電圧補正値により、図3に示した制御回路14を介してUPS10の出力電圧値を補正することで、前記横流を抑制するようにしている。
特開2004−23922号公報
図2に示した無停電電源システムにおいて、例えば、UPS10〜UPS30が同一フロアーに設置され、UPS40,UPS50がUPS10〜UPS30とは別のフロアーに設置されている場合には、UPS10,UPS20から回路遮断器1の手前に位置する第1の母線までの配線インピーダンスそれぞれとUPS30から前記第1の母線までの配線インピーダンスとをほぼ等しく小さくすることが可能であるが、UPS40,UPS50から回路遮断器2の手前に位置する第2の母線までの配線インピーダンスそれぞれに対してUPS30から前記第2の母線までの配線インピーダンスが大きくなり、その結果、図2(ロ)に示したような給電状態では、配線インピーダンスが大きいUPS30は横流を抑制するための電流が過大となり、従って、UPS30の負荷への電力供給マージンが低下するので、その負荷容量範囲を限定するなどの処置が必要であった。
また、上述のように、給電状態により配線インピーダンスが異なるときには、特許文献1に記載のような回路構成の電圧補正回路が使用できないという問題点もあった。
この発明の目的は、上記問題点を解消する並列運転インバータの電圧補正方法とその回路を提供することにある。
この第1の発明は、複数台のインバータを母線に対して並列に接続し、この母線から負荷へ交流電力を供給する並列運転インバータにおいて、
各並列運転インバータに流れる横流の無効電力成分をそれぞれ演算し、この無効電力成分の所定の不感帯設定値を超えた成分の積分演算値に基づく値と、該当する並列運転インバータへの分担電流値とを乗算演算してなる電圧降下補償値を求め、この電圧降下補償値に前記無効電力成分を加算演算してなる電圧補正値により、該当する並列運転インバータの出力電圧値を補正することを特徴とした並列運転インバータの電圧補正方法を用いる。
また第2の発明は、前記並列運転インバータにおいて、
各並列運転インバータへの分担電流と該当する並列運転インバータの出力電流との差である横流を求める第1減算演算器と、前記横流の無効電力成分を演算する無効電力演算器と、前記無効電力成分から所定の不感帯設定値を減算演算する第2減算演算器と、第2減算演算器の出力値を積分演算する積分器と、積分器の出力値を零電圧と予め定めた上限設定値との間になるように制限しつつ出力する制限演算器と、前記分担電流の整流・平滑値を求める整流・平滑回路と、前記整流・平滑値と制限演算器の出力値とを乗算演算する乗算器と、乗算器の出力値と前記無効電力成分とを加算演算する加算演算器とを備え、該当する並列運転インバータの出力電圧値を第3加算演算器の出力値である電圧補正値により補正することを特徴とした並列運転インバータの電圧補正回路を用いる。
この発明によれば、前記横流を抑制するために後述の不感帯設定値を超える該横流の無効電力成分が発生するときには電圧降下補償値を導出し、この電圧降下補償値を並列運転インバータの出力電圧値に上乗せすることにより、横流を抑制するための電流を前記不感帯設定値以内にすることができ、従って、並列運転インバータの負荷への電力供給マージンが低下を防止することができる。さらにこのとき、負荷経路の配線インピーダンスが不明でも前記電圧降下補償値を自動的に導出することができる。
図1は、この発明の実施例としての図3に示した電圧補正回路16の詳細回路構成図であり、この電圧補正回路16はUPS10へ指令される分担電流とUPS10の出力電流との差である横流を求める減算演算器16aと、前記横流の無効電力成分を演算するために周知の技術を用いて形成された無効電力演算器16bと、前記無効電力成分からUPS10の定格出力電流の3%程度に対応する値に設定される不感帯設定値を減算演算する減算演算器16cと、減算演算器16cの出力値を積分演算する積分器16dと、積分器16dの出力値を、零電圧とUPS10の出力インピーダンス(=定格出力電圧/定格出力電流)の3%程度に対応する値に設定される上限設定値との間になるように制限しつつ出力する制限演算器16eと、前記分担電流の整流・平滑値を求める整流・平滑回路16fと、前記整流・平滑値と制限演算器16eの出力値とを乗算演算し、この演算値を電圧降下補償値として出力する乗算器16gと、前記電圧降下補償値と前記無効電力成分とを加算演算する加算演算器16hとから構成されている。
この電圧補正回路ではそれぞれのUPSのうち、その配線インピーダンスが大きくて、横流が過大または制御不能になるのを防止し、該横流を前記不感帯設定値以下にするために、前記積分器の出力値を前記配線インピーダンスと仮想化し、この値に該当するUPSに指令される分担電流値を乗じることで前記電圧降下補償値を導出していることから、前記制限演算器では積分器の出力値を+極性のみに制限している。
その結果、UPS10では加算演算器16hの出力値としての電圧補正値により、図3に示した制御回路14を介してUPS10の出力電圧値を補正することで、UPS10に流れる横流を抑制するための電流をUPS10の定格出力電流の3%程度以内にすることができ、UPS10の負荷への電力供給マージンが低下を防止することができる。
さらに、この電圧補正回路は、負荷経路の配線インピーダンスが不明でも前記電圧降下補償値を自動的に導出することができるので、多岐にわたる給電網においても各UPSの分担電流値を該当するUPSの定格出力電流値に設定することができる。
この発明の実施例を示す電圧補正回路の構成図 無停電電源システムの回路構成図 図2の部分詳細回路構成図 従来例を示す電圧補正回路の構成図
符号の説明
1,2…回路遮断器、10,20,30,40,50…無停電電源装置,10a,20a,30a,30b,40a,50a…回路遮断器、11…コンバータ回路、12…蓄電池、13…インバータ回路、14…制御回路、15,16…電圧補正回路、15a,16a,16c…減算演算器、15b,16b…無効電力演算器、16d…積分器、16e…制限演算器、16f…整流・平滑回路、16g…乗算器、16h…加算演算器、100…負荷A1、100a…負荷A2、200…負荷B1、200a…負荷B2

Claims (2)

  1. 複数台のインバータを母線に対して並列に接続し、この母線から負荷へ交流電力を供給する並列運転インバータにおいて、
    各並列運転インバータに流れる横流の無効電力成分をそれぞれ演算し、
    この無効電力成分の所定の不感帯設定値を超えた成分の積分演算値に基づく値と、該当する並列運転インバータへの分担電流値とを乗算演算してなる電圧降下補償値を求め、
    この電圧降下補償値に前記無効電力成分を加算演算してなる電圧補正値により、該当する並列運転インバータの出力電圧値を補正することを特徴とする並列運転インバータの電圧補正方法。
  2. 複数台のインバータを母線に対して並列に接続し、この母線から負荷へ交流電力を供給する並列運転インバータにおいて、
    各並列運転インバータへの分担電流と該当する並列運転インバータの出力電流との差である横流を求める第1減算演算器と、前記横流の無効電力成分を演算する無効電力演算器と、前記無効電力成分から所定の不感帯設定値を減算演算する第2減算演算器と、第2減算演算器の出力値を積分演算する積分器と、積分器の出力値を零電圧と予め定めた上限設定値との間になるように制限しつつ出力する制限演算器と、前記分担電流の整流・平滑値を求める整流・平滑回路と、前記整流・平滑値と制限演算器の出力値とを乗算演算する乗算器と、乗算器の出力値と前記無効電力成分とを加算演算する加算演算器とを備え、
    該当する並列運転インバータの出力電圧値を第3加算演算器の出力値である電圧補正値により補正することを特徴とする並列運転インバータの電圧補正回路。
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