JP2008125323A - 電力変換システム - Google Patents

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宏規 綾部
Nobuhiro Kurio
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Abstract

【課題】 制御精度を向上させると共に制御系の安定性を確保する。
【解決手段】 負荷20の無効電力とインバータ10a,10bの無効電力との差に基づいて電圧振幅を比例制御する電圧振幅制御部72a,72bおよびインバータ出力電圧の位相を制御する有効電力制御部76a,76bを有する電圧制御部70a,70bとを具備した制御装置30a,30bを備えた電力変換システムであって、電圧制御部70a,70bの電圧振幅制御部72a,72bの前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部73a,73bを直列に付設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば金融機関のオンラインシステム等の大規模システムで使用されるコンピュータやサーバーを停電や電力障害から保護するUPS(無停電電源装置)を構成するインバータを具備した電力変換システムに関する。
例えば金融機関のオンラインシステム等の大規模システムで使用されるコンピュータやサーバーを停電や電力障害から保護するUPS(無停電電源装置)を構成する電力変換システムでは、複数のインバータを並列接続し、これらインバータから出力される三相交流を負荷に給電するようにしている(例えば特許文献1参照)。
図2は二台のインバータ110a,110bを並列接続した電力変換システムを例示する。この電力変換システムは、インバータ110a,110bの入力側にバッテリー等の直流電源100a,100bを接続し、インバータ110a,110bの出力側に負荷120を共通して接続することにより、直流電源100a,100bからの直流電圧をインバータ110a,110bで交流変換し、その三相交流電力を負荷120を供給するようにしている。この電力変換システムでは、負荷120に給電される三相交流電力を二台のインバータ110a,110bで分担することから、各インバータ110a,110bでは、負荷120に給電される三相交流電力の1/2ずつを出力するようにしている。
各インバータ110a,110bは、図3に示す回路構成を具備する制御装置130a,130bにより、直流電圧を交流変換して負荷120に給電される三相交流電力の1/2を出力するように制御される。この制御装置130a,130bは、同図に示すようにインバータ無効電力変換部140a,140bと負荷無効電力変換部150a,150bと無効電力制御部160a,160bとからなる横流制御部180a,180bおよび電圧制御部170a,170bで構成されている。
インバータ無効電力変換部140a,140bでは、インバータ110a,110bの出力電流および出力電圧に基づいてインバータ110a,110bの無効電力を算出する。一方、負荷無効電力変換部150a,150bでは、インバータ110a,110bの出力電圧および負荷電流に基づいて負荷120の無効電力を算出する。
無効電力制御部160a,160bでは、負荷無効電力変換部150a,150bから出力される負荷120の無効電力をインバータ数で除算し、インバータ無効電力変換部140a,140bから出力されるインバータ110a,110bの無効電力との差を算出する。この無効電力制御部160a,160bから出力される負荷120の無効電力とインバータ110a,110bの無効電力との差を出力し、電圧制御部170a,170bの指令値に加算する。
電圧制御部170a,170bでは、インバータ110a,110bの出力電圧の振幅成分を取り込んで無効電力制御部160a,160bの出力を加算した指令値に基づいてインバータ110a,110bを運転する。
特開平8−140357号公報
ところで、複数のインバータ110a,110bを並列接続して共通の負荷120に給電する電力変換システムでは、その並列接続されたインバータ110a,110bの出力電圧間に振幅差や位相差が生じる場合、インバータ110a,110b間で電流が行き来する横流が発生する。このような横流が発生すると、インバータ110a,110bの出力電圧にばらつきが生じてそのインバータ110a,110bの効率並びに寿命が低下する。また、横流を原因として過電流が発生して機器に悪影響を及ぼすことになる。
この横流を抑制する手段として、横流制御部180a,180bでは、インバータ110a,110bの出力電圧および出力電流から無効電力を算出し、負荷120の無効電力をインバータ110a,110bの並列接続台数で除算した値を指令値として、その指令値に各インバータ110a,110bが出力する無効電力を追従させることで、各インバータ110a,110bが出力する無効電力を一致させる。
この無効電力はインバータ110a,110bの出力電圧の振幅を調整することにより制御され、各インバータ110a,110bが出力する無効電力が同一になることで、インバータ110a,110bの出力電圧の振幅も同一になり、インバータ110a,110b間の振幅差がなくなることから横流が抑制される。
一方、複数のインバータ110a,110bを並列接続して共通の負荷120に給電する電力変換システムでは、各インバータ110a,110bを制御装置130a,130bにより電圧振幅制御するようにしている。
ここで、一般的にインバータ110a,110bの制御には比例制御と積分制御があるが、複数のインバータ110a,110bを並列接続した電力変換システムでは、インバータ110a,110bを比例制御で運転するのが通常である。
しかしながら、インバータ110a,110bを比例制御のみで運転する場合、十分な制御精度を上げることが困難であるのが現状であった。このインバータ110a,110bの比例制御に積分制御を付加すると、制御精度を向上させることが可能であるが、制御系の安定性が損なわれることが知られている。
また、インバータ110a,110bを比例制御のみで運転する場合、その比例制御のゲインを増加させることにより制御精度を向上させることが可能であるが、制御が不安定になるという問題があった。さらに、比例制御のゲインを増加させると、電圧制御部170a,170bに直列に接続された無効電力制御部160a,160bにおけるゲインも増加してしまうことになり、電圧制御部170a,170bにおける比例制御のゲインを増加させることが困難であった。
そこで、本発明は、前述した問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、制御精度を向上させると共に制御系の安定性を確保し得る電力変換システムを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、負荷の無効電力とインバータの無効電力との差に基づいて比例制御により電圧振幅を制御する電圧振幅制御部およびインバータ出力電圧の位相を制御する有効電力制御部を有する電圧制御部とを具備した制御装置を備えた電力変換システムであって、電圧制御部の電圧振幅制御部の前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部を直列に付設したことを特徴とする。
発明が解決しようとする課題で説明したように、電圧振幅制御における比例制御のゲインを増加させた場合、全周波数帯域でゲインが増加するため、制御系の安定性が損なわれる問題があった。
そこで、本発明では、電圧制御部の電圧振幅制御部の前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部を直列に付設したことにより、低周波帯域でのゲインのみを増加させることでもって制御系の安定性を損なわずに制御精度を向上させる。
この位相遅れ補償部では、低周波帯域でのゲインのみを増加させ、高周波帯域でのゲインを低く抑えることができるので、制御系の安定性を維持することが可能となる。また、積分制御を使用しない点でも、制御系の安定性を損なうことはない。
なお、本発明は、複数のインバータを並列接続し、各インバータの出力に共通接続された負荷に給電する電力変換システムに適用可能であり、各インバータに付設され、各インバータを電圧制御する制御装置において、電圧制御部の電圧振幅制御部の前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部を直列に付設すればよい。
複数のインバータを並列接続し、各インバータの出力に共通接続された負荷に給電する電力変換システムに本発明を適用した場合、制御装置は、電圧制御部の前段に、インバータの出力電圧および負荷電流に基づいて算出された負荷の無効電力とインバータの出力電流および出力電圧に基づいて算出されたインバータの無効電力との差を算出する横流制御部を有する構成とすることが望ましい。このように横流制御部を具備すれば、インバータ間に流れる横流を抑制することができる。
その場合、横流制御部は、インバータの出力電圧および負荷電流に基づいて負荷の無効電力を算出する負荷無効電力変換部と、インバータの出力電流および出力電圧に基づいてインバータの無効電力を算出するインバータ無効電力変換部と、負荷無効電力変換部から出力される負荷の無効電力とインバータ無効電力変換部から出力されるインバータの無効電力との差を算出する無効電力制御部とで構成することが可能である。
本発明によれば、電圧制御部の電圧振幅制御部の前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部を直列に付設したことにより、低周波帯域でのゲインのみを増加させ、高周波帯域でのゲインを低く抑えることができるので、制御系の安定性を維持する状態で制御精度を向上させることができる。その結果、制御系の安定性と制御精度の改善を両立させることができ、信頼性の高い高性能の電力変換システムを提供できる。
図1は本発明に係る電力変換システムで、二台のインバータ10a,10bを並列接続した実施形態を例示する。なお、この実施形態では、二台のインバータ10a,10bを並列接続した場合を例示しているが、本発明はこれに限定されることなく、三台以上のインバータを並列接続した場合にも適用可能である。また、複数のインバータを並列接続した場合に限らず、一台のインバータを有する電力変換システムについても適用可能であることは勿論である。
この実施形態の電力変換システムは、インバータ10a,10bの入力側にバッテリー等の直流電源(図示せず)が接続され、インバータ10a,10bの出力側に負荷20が共通して接続することにより、直流電源からの直流電圧をインバータ10a,10bで交流変換し、その三相交流電力を負荷20を供給する。この電力変換システムでは、負荷20に給電される三相交流電力を二台のインバータ10a,10bで分担することから、各インバータ10a,10bでは、負荷20に給電される三相交流電力の1/2ずつを出力する。
各インバータ10a,10bは、直流電圧を交流変換して負荷20に給電される三相交流電力の1/2を出力するように制御する制御装置30a,30bが付設されている。この制御装置30a,30bは、インバータ無効電力変換部40a,40bと負荷無効電力変換部50a,50bと無効電力制御部60a,60bからなる横流制御部80a,80bおよび電圧制御部70a,70bで構成されている。なお、この実施形態では、無効電力制御部60a,60bと電圧制御部70a,70bを直列に接続した構成としているが、無効電力制御部60a,60bと電圧制御部70a,70bを並列に接続した構成であってもよい。
インバータ無効電力変換部40a,40bは、インバータ10a,10bの出力側に設けられた計器用変流器CTa,CTbおよび計器用変圧器VTa,VTbに接続された無効電力変換部42a,42bと、その無効電力変換部42a,42bの出力に接続されたローパスフィルタ44a,44bとで構成され、インバータ10a,10bの出力電流および出力電圧に基づいてインバータ10a,10bの無効電力を算出する。
負荷無効電力変換部50a,50bは、インバータ10a,10bの出力側に設けられた計器用変圧器VTa,VTbおよび負荷側に設けられた計器用変流器CTに接続された無効電力変換部52a,52bと、その無効電力変換部52a,52bの出力に接続されたローパスフィルタ54a,54bとで構成され、インバータ10a,10bの出力電圧および負荷電流に基づいて負荷20の無効電力を算出する。
無効電力制御部60a,60bは、負荷無効電力変換部50a,50bのローパスフィルタ54a,54bに接続された除算器62a,62bと、その除算器62a,62bの出力に減算器64a,64bを介して接続された平均値制御部66a,66bとで構成され、負荷無効電力変換部50a,50bから出力される負荷20の無効電力をインバータ10a,10bの台数で除算し、インバータ無効電力変換部40a,40bから出力されるインバータ10a,10bの無効電力との差を算出する。この無効電力制御部60a,60bから出力される負荷20の無効電力とインバータ10a,10bの無効電力との差を出力し、電圧制御部70a,70bの指令値に加算する。なお、前述の減算器64a,64bには、インバータ無効電力変換部40a,40bのローパスフィルタ44a,44bが入力接続されている。
電圧制御部70a,70bは、前述の無効電力制御部60a,60bの平均値制御部66a,66bの出力に減算器71a,71bを介して接続された位相遅れ補償部73a,73bと、その位相遅れ補償部73a,73bの出力に接続された電圧振幅制御部72a,72bと、その電圧振幅制御部72a,72bの出力に接続された乗算器74a,74bに入力接続された有効電力制御部76a,76bと、インバータ10a,10bの出力側に設けられた計器用変圧器VTa,VTbに接続された電圧振幅変換部78a,78bとで構成され、インバータ10a,10bの出力電圧の振幅成分を取り込んで無効電力制御部60a,60bの出力を加算した指令値に基づいてインバータ10a,10bを運転する。なお、前述の乗算器74a,74bはインバータ10a,10bに入力接続されている。また、電圧振幅変換部78a,78bは、減算器71a,71bに入力接続されている。前述した有効電力制御部76a,76bでは、無効電力制御と同様に負荷20に供給する有効電力をインバータ10a,10bの台数で除算し、各インバータ10a,10bで分担するようにインバータ出力電圧の位相を制御する。
ところで、複数のインバータ10a,10bを並列接続して共通の負荷20に給電する電力変換システムでは、その並列接続されたインバータ10a,10bの出力電圧間に振幅差や位相差が生じる場合、インバータ10a,10b間で電流が行き来する横流が発生する。このような横流が発生すると、インバータ10a,10bの出力電圧にばらつきが生じてそのインバータ10a,10bの効率並びに寿命が低下する。また、横流を原因として過電流が発生して機器に悪影響を及ぼすことになる。
この横流を抑制する手段として、前述の実施形態における電力変換システムの横流制御部80a,80bでは、インバータ無効電力変換部40a,40bにより、インバータ10a,10bの出力電圧および出力電流の瞬時値から瞬時無効電力を算出し、電圧、電流の不平衡や高調波の影響によって生じるリップルを緩和するためにローパスフィルタ44a,44bの挿入による信号のフィルタリングを行うことで無効電力の平均値を得る。
一方、負荷無効電力変換部50a,50bにより、負荷電流およびインバータ10a,10bの出力電圧の瞬時値から瞬時無効電力を算出し、電圧、電流の不平衡や高調波の影響によって生じるリップルを緩和するためにローパスフィルタ54a,54bの挿入による信号のフィルタリングを行うことで無効電力の平均値を得る。
無効電力制御部60a,60bでは、除算器62a,62bにより、負荷20の無効電力をインバータ10a,10bの並列接続台数で除算した値を指令値として、減算器64a,64bにより負荷の無効電力とインバータ10a,10bの無効電力との差を算出し、平均値制御部66a,66bにより、指令値に各インバータ10a,10bが出力する無効電力を追従させることで、各インバータ10a,10bが出力する無効電力を一致させる。このようにして、インバータ無効電力変換部40a,40bおよび負荷無効電力変換部50a,50bのフィードバック制御でもって横流を抑制する。
また、電圧制御部70a,70bでは、電圧振幅制御部72a,72bおよび電圧振幅変換部78a,78bにより、インバータ10a,10bの出力電圧を定格出力電圧に維持するために出力電圧振幅指令値に対して電圧振幅制御によりインバータ10a,10bの出力電圧の追従制御を行うことにより、出力電圧振幅を一定に制御する。この電圧振幅制御部72a,72bの出力に有効電力制御部76a,76bの出力を乗算器74a,74bにより乗算することで、インバータ指令値を生成している。
この電圧制御部70a,70bでは、電圧振幅制御に積分制御を含ませると、制御系の安定性を損なうことになるため、その電圧振幅制御は比例制御のみで構成している。また、電圧振幅制御における比例制御のゲインを増加させると、全周波数帯域でゲインが増加するため、制御系の安定性が損なわれることになる。
そこで、この実施形態における電圧制御部70a,70bでは、電圧振幅制御部72a,72bの前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部73a,73bを直列に付設する。このように位相遅れ補償部73a,73bを設けたことにより、低周波帯域でのゲインのみを増加させることでもって制御系の安定性を損なわずに制御精度を向上させることができる。
このように、位相遅れ補償部73a,73bでは、低周波帯域でのゲインのみを増加させ、高周波帯域でのゲインを低く抑えることができるので、制御系の安定性を維持することが可能となる。また、積分制御を使用しない点でも、制御系の安定性を損なうことはない。
ここで、一般的な位相遅れ補償部73a,73bの伝達関数は、
となる。この(1)式において、Td:高ゲイン帯域を決定するパラメータ、β:電圧振幅制御の精度を決定するパラメータ、s:ラプラス演算子である。
この式を変形すると、
が得られる。この(2)式に表されるような伝達関数を持つ位相遅れ補償部73a,73bを電圧振幅制御部72a,72bの前段に直列接続することにより、低周波帯域のゲインが高周波帯域のゲインよりも高くなり、制御系の安定性を損なわずに制御精度を向上させることが可能となる。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明の実施形態で、電力変換システムの回路構成を示すブロック図である。 二台のインバータを並列接続した電力変換システムの構成を示すブロック図である。 電力変換システムの従来例を示すブロック図である。
符号の説明
10a,10b インバータ
20 負荷
30a,30b 制御装置
40a,40b インバータ無効電力変換部
50a,50b 負荷無効電力変換部
60a,60b 無効電力制御部
70a,70b 電圧制御部
72a,72b 電圧振幅制御部
73a,73b 位相遅れ補償部
76a,76b 有効電力制御部
80a、80b 横流制御部

Claims (4)

  1. 負荷の無効電力とインバータの無効電力との差に基づいて比例制御により電圧振幅を制御する電圧振幅制御部およびインバータ出力電圧の位相を制御する有効電力制御部を有する電圧制御部とを具備した制御装置を備えた電力変換システムであって、前記電圧制御部の電圧振幅制御部の前段に、電圧振幅制御における低周波帯域でのゲインを増加させる位相遅れ補償部を直列に付設したことを特徴とする電力変換システム。
  2. 複数のインバータが並列接続され、前記制御装置は各インバータに配設されている請求項1に記載の電力変換システム。
  3. 前記制御装置は、電圧制御部の前段に、インバータの出力電圧および負荷電流に基づいて算出された負荷の無効電力とインバータの出力電流および出力電圧に基づいて算出されたインバータの無効電力との差を算出する横流制御部を有する請求項2に記載の電力変換システム。
  4. 前記横流制御部は、インバータの出力電圧および負荷電流に基づいて負荷の無効電力を算出する負荷無効電力変換部と、インバータの出力電流および出力電圧に基づいてインバータの無効電力を算出するインバータ無効電力変換部と、前記負荷無効電力変換部から出力される負荷の無効電力と前記インバータ無効電力変換部から出力されるインバータの無効電力との差を算出する無効電力制御部とで構成されている請求項3に記載の電力変換システム。
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