JPH05191979A - インバータ制御システムにおける電圧制御系 - Google Patents

インバータ制御システムにおける電圧制御系

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Publication number
JPH05191979A
JPH05191979A JP4023241A JP2324192A JPH05191979A JP H05191979 A JPH05191979 A JP H05191979A JP 4023241 A JP4023241 A JP 4023241A JP 2324192 A JP2324192 A JP 2324192A JP H05191979 A JPH05191979 A JP H05191979A
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JP
Japan
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control system
voltage
inverter
compensation element
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4023241A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Ikeda
巧 池田
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 整流器を含む負荷に電力を供給する場合にお
ける、インバータ制御システムの制御特性の安定性の向
上と出力電圧波形の歪みを減少させる。 【構成】 インバータ主回路1,ゲート信号生成回路
2,電圧制御系3,位相制御系4によって構成したイン
バータ制御システムにおいて、前記電圧制御系3を定常
ゲイン要素12,進相補償要素13,遅相補償要素1
4,整流器補償要素17および2つの加算回路11,1
5およびフィードフォワード・パス16によって構成し
た。 【効果】 インバータの制御特性の改善と出力電圧歪率
の低減がはかれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、UPS(Uninterrup
tible Power Supply)やCVCF(ConstantVoltage Co
nstant Frequency )などを構成するインバータの制御
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来使用されているインバータの
制御システムの構成を示すブロック図である。UPSや
CVCFを構成する整流器または蓄電池からの直流電力
はインバータ主回路1に入力され、交流に変換されたう
えで出力切換回路5を介して負荷に供給される。インバ
ータ制御システムはインバータ主回路1,ゲート信号生
成回路2,電圧制御系3,位相制御系4によって構成さ
れている。商用電源電圧とインバータ出力電圧を入力す
る位相制御系4は基準電圧を電圧制御系3に送出し、こ
の基準電圧とインバータ出力電圧とを入力する電圧制御
系3はゲート信号生成回路2へ制御信号を出力する。ま
た、ゲート信号生成回路2はゲート信号をインバータ主
回路1へ出力してインバータを制御する。
【0003】この電圧制御系3は図3に示すように、定
常ゲイン要素12と、進相補償要素13と、遅相補償要
素14と、2つの加算回路11と15およびフィードフ
ォワード・パス16によって構成されており、進相補償
要素13は無負荷時における安定性を改善するために、
また、遅相補償要素14は低周波領域におけるゲインを
大きくすることによって定常特性の改善をはかるために
設けてある。位相制御系4からの基準電圧とインバータ
主回路1からの出力電圧は加算回路11において加算さ
れ、また、前記基準電圧はフィードフォワード・パス1
6を介して加算回路15に供給される。前記加算回路1
1の検出信号は定常ゲイン要素12,進相補償要素1
3,遅相補償要素14を介して加算回路15に入力さ
れ、さらに、フィードフォワード・パス16を介して前
記加算回路15へ入力する基準電圧と加算された加算値
は制御信号としてゲート信号生成回路2へ送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】UPSやCVCFから
電力の供給を受ける負荷には整流器を含んだものもあ
り、その代表例を図4に示す。図4において、整流器型
負荷はリアクタ21,コンデンサ22,整流器23,直
流出力回路の平滑コンデンサ24および抵抗25によっ
て構成されている。この整流器型負荷の場合におけるイ
ンバータの出力電流と出力電圧の波形図は図7に示す通
りであり、無負荷モードと大容量コンデンサ負荷モード
に分けられる。図4における負荷モードは、VR <|V
0 |のときは図6に示す大容量コンデンサ負荷モードに
なり、V0 >0かつiR <0であるか、または、V0
0かつiR >0であると図5に示す無負荷モードにな
る。
【0005】従来技術における電圧制御系においては、
大容量コンデンサ負荷モードに対する補償が考慮されて
いないので、電圧制御系の安定性に余裕がなくなり出力
電圧の歪みが大きく発生する。即ち、図9に示すよう
に、大容量コンデンサ負荷モードに起因する出力電圧の
低下と、無負荷モードに起因する出力電圧の上昇が半サ
イクル毎に発生し、出力電圧の波形を歪ませている。こ
の発明は、上述した従来技術の電圧制御系における欠点
を解消し、安定した制御特性を備えた出力電圧歪みの少
ない電圧制御系を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明によるインバータ制御システムにおけ
る電圧制御系は、定常ゲイン要素,進補償要素,遅相補
償要素よりなる電圧制御系に整流器補償要素を加えるこ
とにより、制御特性の安定化と出力電圧歪みの軽減をは
かるものである。
【0007】
【作用】大容量コンデンサ負荷モードにおける従来型の
電圧制御系の制御特性をボード線図によって示すと、図
8の点線で示すようになり、位相余裕が小さく安定性に
欠ける。この従来型の電圧制御系に整流器補償要素17
を加えた整流器負荷対応型の電圧制御系における制御特
性は、図8における実線で示すようになり、位相余裕は
大きく改善される。
【0008】
【実施例】以下、この発明による実施例を図面を参照し
ながら説明する。
【0009】図1は、この発明による整流器負荷対応型
の電圧制御系の構成を示すブロック線図であり、この電
圧制御系は定常ゲイン要素12,進相補償要素13,遅
相補償要素14,整流器補償要素17,2つの加算回路
11と15,およびフィードフォワード・パス16によ
って構成されている。上述したブロック線図を構成する
各構成要素はそれぞれ次の伝達関数によって示される。 定常ゲイン要素:K 進相補償要素:(1+s/ω1 )/(1+s/m・
ω1 ) 遅相補償要素:(1+s/n・ω2 )/(1+s/
ω2 ) 整流器補償要素:(1+s/ω3 )/(1+s/l・ω
3 ) ここで、sはラプラス演算子、ω1 ,ω2 ,ω3 は角周
波数、l,m,nは常数である。
【0010】図2に示す位相制御系4からの基準電圧は
インバータ主回路1からの出力電圧と共に加算回路11
に入力され、その検出値は定常ゲイン要素12,進相補
償要素13,遅相補償要素14および加算回路15へ入
力される。また、前記基準電圧はフィードフォワード・
パス16を介して加算回路15へ入力される。さらに、
加算回路15の検出値は制御信号としてゲート信号生成
回路2へ出力され、このゲート信号生成回路2からはイ
ンバータ主回路1を制御するゲート信号が送出される。
【0011】図8は、従来型の電圧制御系および整流器
負荷対応型の電圧制御系の大容量コンデンサ負荷モード
におけるボード線図を示す。図から明らかなように、整
流器補償要素を加えることによって位相余裕が大きく改
善され、この結果、出力電圧の歪みは図10に示すよう
に低減される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるイ
ンバータ制御システムにおける電圧制御系は、定常ゲイ
ン要素,進相補償要素,遅相補償要素および整流器補償
要素によって構成し、整流器型負荷に対応できる電圧制
御系としたので、制御特性の安定性が向上すると共に、
出力電圧の歪みを低減させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す電圧制御系のブロック
線図。
【図2】インバータ制御システムの構成を示すブロック
図。
【図3】従来技術による電圧制御系のブロック線図。
【図4】整流器型負荷回路のブロック図。
【図5】無負荷モードを示す等価回路図。
【図6】大容量コンデンサ負荷モードを示す等価回路
図。
【図7】インバータの出力電圧と出力電流の波形図。
【図8】インバータ制御系のボード線図。
【図9】歪率の大きい出力電圧波形図。
【図10】歪率の小さい出力電圧波形図。
【符号の説明】
1 インバータ主回路 2 ゲート信号生成回路 3 電圧制御系 4 位相制御系 12 定常ゲイン要素 13 進相補償要素 14 遅相補償要素 17 整流器補償要素 11,15 加算回路 16 フィードフォワード・パス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力を交流変換して出力するインバ
    ータ主回路(1)と、商用電源電圧と前記インバータ主
    回路(1)の出力電圧を入力して基準電圧を出力する位
    相制御系(4)と、前記インバータ主回路(1)の出力
    電圧と位相制御系(4)からの基準電圧を入力して制御
    信号を出力する電圧制御系(3)と、この電圧制御系
    (3)の制御信号を入力して前記インバータ主回路
    (1)へゲート信号を送出するゲート信号生成回路
    (2)とによって構成したインバータ制御システムにお
    いて、 前記インバータ主回路(1)の出力電圧と位相制御系
    (4)からの基準電圧とを加算する加算回路(11)
    と、この加算回路(11)の検出値を入力する定常ゲイ
    ン要素(12)と、前記定常ゲイン要素(12)の検出
    値を入力する進相補償要素(13)と、前記進相補償要
    素の検出値を入力する遅相補償要素(14)と、および
    前記遅相補償要素の検出値を入力する整流器補償要素
    (17)と、前記基準電圧をフィードフォワード・パス
    (16)を介して入力すると共に前記整流器補償要素
    (17)の検出値を入力し前記ゲート信号生成回路
    (2)へ制御信号を送出する加算回路(15)と、によ
    って構成したことを特徴とするインバータ制御システム
    における電圧制御系。
JP4023241A 1992-01-13 1992-01-13 インバータ制御システムにおける電圧制御系 Pending JPH05191979A (ja)

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JP (1) JPH05191979A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125323A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nissin Electric Co Ltd 電力変換システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125323A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nissin Electric Co Ltd 電力変換システム

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