JP7063020B2 - 電源システム、及び、電源システムの制御方法 - Google Patents

電源システム、及び、電源システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源システム、及び、電源システムの制御方法に関する。
従来より、複数の無停電電源装置を備え、一の無停電電源装置(自号機)を他の無停電電源装置(他号機)との通信によって該一の無停電電源装置を制御する無停電電源システムの制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-174465号公報
従来の無停電電源システムの制御装置は、母線盤を介して接続された他号機との間の循環電流(横流)を抑制するため、自号機の出力電流値を通信線や通信部を介して他号機に送信し、他号機の出力電流値を信号線や通信部を介して入手することにより、互いの出力電流値を共有し合っている。
信号線や通信部に通信障害が生じた場合には、自号機から負荷への電力供給を継続するために、マグネットコンタクタを切り替えて、PWMインバータ装置による給電から、商用電源を用いたバイパス給電に切り替える。
しかしながら、バイパス給電を行っている間に商用電源に障害が生じると、負荷に安定的に電力を供給できなくなるという問題が生じる。
そこで、安定的に負荷に電力を供給できる電源システム、及び、電源システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の電力システムは、
負荷への出力側が並列に接続される2以上の電力変換装置と、
前記2以上の電力変換装置のそれぞれに設けられ、前記電力変換装置を制御する制御部と、
を備える電源システムにおいて、
前記2以上の電力変換装置のうち一の電力変換装置に設けられた前記制御部は、
前記一の電力変換装置の出力電流の有効成分と無効成分に関する情報を他の電力変換装置の前記制御部と通信する通信部と、
前記通信部による通信の異常を検出する通信異常検出部と、
前記一の電力変換装置の出力有効電流と、有効電流指令とに基づいて有効電流の横流制御を行う第1横流抑制制御部と、
前記一の電力変換装置の出力無効電流と、無効電流指令とに基づいて無効電流の横流制御を行う第2横流抑制制御部と、
前記一の電力変換装置の出力有効電流に基づいて有効電流の垂下制御を行う第1垂下制御部と、
前記一の電力変換装置の出力無効電流に基づいて無効電流の垂下制御を行う第2垂下制御部と
前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されると、前記一の電力変換装置の制御を前記第1横流抑制制御部及び前記第2横流抑制制御部による制御から、前記第1垂下制御部及び前記第2垂下制御部による制御に切り替える、切替部と
を含み、
前記第1垂下制御部は、前記有効電流の増大に対して負の傾きを有する第1ゲインを用いて、基準周波数を補正する第1補正値を生成するものであり、
前記第1垂下制御部は、前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されていないときに前記第1横流抑制制御部が前記一の電力変換装置の出力有効電流と有効電流指令とに基づいて生成した基準周波数の第2補正値を前記第1補正値に加算する第1加算部を有する。
安定的に負荷に電力を供給できる電源システム、及び、電源システムの制御方法を提供することができる。
実施の形態の電力変換装置100-1~100-Nを含む電源システム1を示す図である。 制御部110の構成を示すブロック図である。 垂下特性制御部113Bの構成を示す図である。 垂下特性を示す図である。 ゲイン補正を行う垂下特性制御部113Bの構成を示す図である。 ゲイン補正に用いる垂下特性を示す図である。 制御部110Mの構成を示す図である
以下、本発明の電源システム、及び、電源システムの制御方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の電力変換装置100-1~100-Nを含む電源システム1を示す図である。電源システム1は、複数の電力変換装置100-1~100-Nを含む。電力変換装置100-1~100-Nは、互いに同一の構成を有し、負荷10に対して並列に接続されている。
電力変換装置100-1~100-Nは、それぞれ、負荷10に交流電力を供給する無停電電源(Uninterruptible Power Supply:UPS)である。図1では、図を簡略化して電力変換装置100-1~100-Nと負荷10との間に1本の母線20を示すが、負荷10には母線20によって交流電力が供給される。負荷10は、無停電電源から電力供給を受ける施設(例えば、金融機関のデータセンタや工場等)である。
なお、以下では、電力変換装置100-1~100-Nを区別しない場合には、電力変換装置100と称す。Nは、図1では3以上の整数である。
電力変換装置100-1~100-Nは、それぞれ、インバータ101、出力端子102、リアクトル103、コンデンサ104、電圧計105、電流計106、通信部107、制御部110を含む。電力変換装置100-1~100-Nの通信部107は、通信線30によって互いに通信可能に接続されている。通信線30は、CAN(Controller Area Network)のような通信線の他、電力線であってもよい。
インバータ101は、直流(Direct Current: DC)電力を交流(Alternating Current: AC)電力に変換する直流交流変換装置である。インバータ101は、出力側にリアクトル103、コンデンサ104を介して母線20が接続され、制御部110によって駆動制御が行われる。なお、図1に示すインバータ101は、単相出力であるが、これに限らない。
通信部107は、通信線30によって他号機の通信部107に接続され、電流計106によって検出される自号機の出力電流値のデータを他号機に送信し、他号機の出力電流値のデータを受信する通信インターフェイスである。通信部107は、出力電流値以外のデータも送受信する。
制御部110は、通信部107を介してすべての他号機から受信する出力電流値と、電圧計105によって検出される出力電圧とに基づいて、インバータ101の駆動制御を行うPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号のデューティを設定し、インバータ101の駆動制御を行う。
図2は、制御部110の構成を示すブロック図である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力インターフェース、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。
制御部110は、主制御部110A、無効電流指令演算部111A、出力無効電流演算部111B、加算器112、横流抑制制御部113A、垂下特性制御部113B、切替スイッチ114、有効電流指令演算部121A、出力有効電流演算部121B、加算器122、横流抑制制御部123A、垂下特性制御部123B、及び切替スイッチ124を有する。
制御部110は、さらに、メモリ131、加算器132、実効値演算部133、電圧実効値調節器134、メモリ135、加算器136、積分器137、正弦波生成部138、乗算器139、瞬時電圧制御部140、及びPWM制御部141を有する。
主制御部110Aは、制御部110の処理を統括するメインの制御部であり、通信異常検出部110A1を有する。主制御部110Aは、切替スイッチ114、124の切替制御を行う。
通信異常検出部110A1は、通信異常を検出する。通信異常とは、通信線30又は通信部107の異常であり、具体的には、通信線30の断線等の破損や、通信部107の故障等である。主制御部110Aは、通信部107を介して定期的に他号機の出力電流値を入手しており、通信異常検出部110A1は、定期的に他号機の出力電流値を入手できない場合に、通信異常が発生したことを検出する。
主制御部110Aは、通信異常が生じていないときには、横流抑制制御部113Aと加算器132とが接続されるように切替スイッチ114を切り替える。
また、主制御部110Aは、通信異常が生じていないときには、通信部107を介して入手する他号機の出力電流値と、電流計106によって検出される自号機の出力電流値とを無効電流指令演算部111A、出力無効電流演算部111B、有効電流指令演算部121A、及び出力有効電流演算部121Bに伝送する。
また、通信異常が生じると、垂下特性制御部113Bと加算器132とが接続されるように切替スイッチ114を切り替える。主制御部110Aは、通信異常が生じているときには、電流計106によって検出される自号機の出力電流値を出力無効電流演算部111B及び出力有効電流演算部121Bに伝送する。
無効電流指令演算部111Aは、すべての他号機の出力電流値と、自号機の出力電流値とを加算することにより、負荷電流値を求める。負荷電流は、電力変換装置100-1~100-Nが負荷10に供給する電流値である。
また、無効電流指令演算部111Aは、負荷電流値を電力変換装置100-1~100-Nの数(N)で除算して、出力電流の瞬時値の平均値を求め、出力電流の瞬時値の平均値をdq変換することにより、q成分(無効分)を無効電流指令Iqrefとして演算する。
出力無効電流演算部111Bは、すべての他号機の出力電流値と、自号機の出力電流値とを加算して負荷電流値を求め、自号機の出力電流と、負荷電流とに基づいて、dq変換を行うことによって、出力無効電流Iqを演算する。出力無効電流Iqは、自号機の出力電流のうちの無効成分である。
加算器112には、出力無効電流演算部111Bによって演算される出力無効電流と、無効電流指令演算部111Aによって演算される無効電流指令とが入力される。無効電流指令は、符号が反転されて加算器112に入力されるため、加算器112は、出力無効電流から無効電流指令を減算して得る差分を横流抑制制御部113Aに出力する。
横流抑制制御部113Aは、通信異常が発生していないときに、出力無効電流から無効電流指令を減算した差分に基づき、PI(Proportional-Integral)制御又は積分制御を行うことによって、自号機と他号機との間における横流の無効成分が低減するように、横流の無効成分を抑制するために、電圧補正値ΔVAを生成する制御を行う。横流抑制制御部113Aは、第2横流抑制制御部の一例である。電圧補正値ΔVAは、第4補正値の一例である。
通信異常が発生していないときには、電圧補正値ΔVAは、メモリ131から出力される出力電圧実効値指令Vrefの補正に用いられる。なお、横流抑制制御部113Aは、通信異常が発生していないときに演算した電圧補正値ΔVAを保持する機能を有する。
垂下特性制御部113Bは、通信異常が発生したときに、出力無効電流演算部111Bによって演算される出力無効電流に基づいて、横流を低減するための垂下特性を用いて、出力無効電流に応じた電圧補正値ΔVBを生成する制御を行う。垂下特性制御部113Bは、第2垂下制御部の一例である。電圧補正値ΔVBは、第3補正値の一例である。
電圧補正値ΔVBは、通信異常が発生したときに、メモリ131から出力される出力電圧実効値指令Vrefの補正に用いられる。なお、垂下特性制御部113Bの詳細については後述する。
切替スイッチ114は、加算器132の一方の入力側の接続先を横流抑制制御部113A及び垂下特性制御部113Bのいずれか一方に切り替える切替部の一例である。切替スイッチ114は、横流抑制制御部113Aが出力する電圧補正値ΔVAと、垂下特性制御部113Bが出力する電圧補正値ΔVBとのいずれか一方を電圧補正値ΔVとして加算器132に出力する。
切替スイッチ114は、主制御部110Aによって切り替えられる。通信異常が生じていないときには、横流抑制制御部113Aと加算器132とが切替スイッチ114によって接続される。通信異常が生じると、垂下特性制御部113Bと加算器132とが切替スイッチ114によって接続される。加算器132に出力される電圧補正値ΔVは、最終的にPWM制御部141におけるPWM信号の生成に用いられるものである。なお、本実施形態は、通信異常が生じると、垂下特性制御部113Bと加算器132とが切替スイッチ114によって接続される場合を説明するが、通信異常以外のメンテナンス時としてもよい。
有効電流指令演算部121Aは、すべての他号機の出力電流値と、自号機の出力電流値とを加算することにより、負荷電流値を求める。また、有効電流指令演算部121Aは、負荷電流値を電力変換装置100-1~100-Nの数(N)で除算して、出力電流の瞬時値の平均値を求め、出力電流の瞬時値の平均値をdq変換することにより、d成分(有効分)を有効電流指令Iprefとして演算する。
出力有効電流演算部121Bは、すべての他号機の出力電流値と、自号機の出力電流値とを加算して負荷電流値を求め、自号機の出力電流と、負荷電流とに基づいて、dq変換を行うことによって、出力有効電流Ipを演算する。出力有効電流Ipは、自号機の出力電流のうちの有効成分である。
加算器122には、出力有効電流演算部121Bによって演算される出力有効電流と、有効電流指令演算部121Aによって演算される有効電流指令とが入力される。有効電流指令は、符号が反転されて加算器122に入力されるため、加算器122は、出力有効電流から有効電流指令を減算して得る差分を横流抑制制御部123Aに出力する。
横流抑制制御部123Aは、通信異常が発生していないときに、出力有効電流から有効電流指令を減算した差分に基づき、PI制御又は積分制御を行うことによって、自号機と他号機との間における横流の有効成分が低減するように、横流の有効成分を抑制するために、周波数補正値ΔFAを生成する制御を行う。周波数補正値ΔFAは、メモリ135から出力される基準周波数Frefの補正に用いられる。なお、横流抑制制御部123Aは、通信異常が発生していないときに演算した周波数補正値ΔFAを保持する機能を有する。横流抑制制御部123Aは、第1横流抑制制御部の一例である。周波数補正値ΔFAは、第2補正値の一例である。
垂下特性制御部123Bは、通信異常が発生したときに、出力有効電流演算部121Bによって演算される出力有効電流に基づいて、横流を低減するために用いる垂下特性を制御し、出力有効電流に応じた周波数補正値ΔFBを生成する制御を行う。周波数補正値ΔFBは、メモリ135から出力される基準周波数Frefの補正に用いられる。垂下特性制御部123Bは、第1垂下制御部の一例である。周波数補正値ΔFBは、第1補正値の一例である。なお、垂下特性制御部123Bの詳細については後述する。
切替スイッチ124は、加算器136の一方の入力側の接続先を横流抑制制御部123A及び垂下特性制御部123Bのいずれか一方に切り替える切替部の一例である。切替スイッチ124は、横流抑制制御部123Aが出力する周波数補正値ΔFAと、垂下特性制御部123Bが出力する周波数補正値ΔFBとのいずれか一方を周波数補正値ΔFとして加算器136に出力する。
切替スイッチ124は、主制御部110Aによって切り替えられる。通信異常が生じていないときには、横流抑制制御部123Aと加算器136とが切替スイッチ124によって接続される。通信異常が生じると、垂下特性制御部123Bと加算器136とが切替スイッチ124によって接続される。加算器136に出力される周波数補正値ΔFは、最終的にPWM制御部141におけるPWM信号の生成に用いられるものである。
メモリ131は、出力電圧実効値指令Vrefを保持しており、加算器132に出力する。
加算器132には、メモリ131によって保持される出力電圧実効値指令Vrefと、切替スイッチ114から出力される電圧補正値ΔVとを加算して得る電圧値を電圧実効値調節器134に出力する。
実効値演算部133は、電圧計105によって検出される出力電圧Vdetから実効値を演算し、電圧実効値調節器134に出力する。
電圧実効値調節器134は、加算器132の出力(出力電圧実効値指令Vrefと、切替スイッチ114から出力される電圧補正値ΔVとを加算して得る電圧値)と、実効値演算部133によって演算される実効値とに基づいてPI制御を行い、実効値を表す振幅指令を生成する。電圧実効値調節器134は、振幅指令を乗算器139に出力する。
メモリ135は、基準周波数Frefを保持しており、加算器136に出力する。
加算器136は、基準周波数Frefと、切替スイッチ124から出力される周波数補正値ΔFとを加算し、加算結果を積分器137に出力する。
積分器137は、加算器136の出力を積分して得る位相を正弦波生成部138に出力する。
正弦波生成部138は、積分器137から出力される位相を有する正弦波信号を基準正弦波として乗算器139に出力する。基準正弦波の周波数は、負荷10に供給される電力の周波数に等しい。
乗算器139は、電圧実効値調節器134から出力される振幅指令が表す実効値を正弦波生成部138から出力される基準正弦波に乗算することにより、瞬時電圧指令vrefを生成する。
瞬時電圧制御部140は、乗算器139から出力される瞬時電圧指令vrefと、電圧計105によって検出される出力電圧Vdetとに基づき、PWM制御における基本波としての正弦波状の信号を生成する。正弦波状の信号の周波数は、交流電力の周波数に等しい。
PWM制御部141は、三角波で実現される搬送波と、瞬時電圧制御部140から入力される基本波との交点を検出することによって、インバータ101のPWM駆動に用いるPWM信号のデューティ比を決定し、決定したデューティ比を有するPWM信号を用いてインバータ101の駆動制御を行う。
図3は、垂下特性制御部113Bの構成を示す図である。図4は、垂下特性を示す図である。
図3(A)には、無効電流指令演算部111A、出力無効電流演算部111B、加算器112、横流抑制制御部113A、垂下特性制御部113B、切替スイッチ114を示す。また、図3(A)には、オフセット補正を行う垂下特性制御部113Bの構成を示す。オフセット補正を行う垂下特性制御部113Bは、乗算器113B1、メモリ113B2、及び加算器113B3を有する。
乗算器113B1及び加算器113B3は、出力無効電流演算部111Bと切替スイッチ114との間に設けられており、メモリ113B2は、乗算器113B1に接続されている。メモリ113B2は、ドループ制御で抵抗を模擬した傾きゲインを表すデータを保持している。メモリ113B2が保持する傾きゲインは、第2ゲインの一例である。
傾きゲインは、負の値を有する一定値であり、出力無効電流が増大するほど、乗算器113B1の出力が低下するように設定されている。傾きゲインを負の値にするのは、出力無効電流Iqの増大に応じて減少する電圧補正値ΔVBの垂下特性を実現するためである。
乗算器113B1は、出力無効電流演算部111Bから出力される出力無効電流Iqに、メモリ113B2から出力される傾きゲインを乗じた電圧値を加算器113B3に出力する。乗算器113B1が出力する電圧値は、出力無効電流Iqの増大に応じて減少する。
加算器113B3は、乗算器113B1の出力電圧値と、横流抑制制御部113Aが出力する電圧補正値ΔVAとを加算して、電圧補正値ΔVBとして出力する。加算器113B3は、第2加算部の一例である。
通信異常が発生した場合に横流抑制制御部113Aが出力する電圧補正値ΔVAは、通信異常が発生していないときに、横流抑制制御部113Aが演算して保持しておいた電圧補正値ΔVAである。
加算器113B3で乗算器113B1の出力電圧値に、電圧補正値ΔVAを加算するのは、負荷電流に基づいて生成される電圧補正値ΔVAを加算して乗算器113B1の出力電圧値を補正することにより、電力変換装置100-1~100-Nの間で無効電流のばらつきを抑制するためである。
乗算器113B1の出力電圧値は、図4(A)に実線で示すように、出力無効電流の増大に応じて低下する垂下特性を示す。また、乗算器113B1の出力電圧値に電圧補正値ΔVAを加算すると、破線で示す電圧補正値ΔVBが得られる。
このため、通信異常検出部110A1によって通信異常が検出されると、切替スイッチ114が垂下特性制御部113Bと加算器132を接続するように切り替えられ、垂下特性制御部113Bは、傾きゲインを出力無効電流Iqに乗じて得る乗算結果に横流抑制制御部113Aが出力する電圧補正値ΔVAを加算して、電圧補正値ΔVBとして出力する。
従って、垂下特性制御部113Bは、通信異常が生じても、図4(A)に示す垂下特性を利用して、出力無効電流に基づいて電圧補正値ΔVBを生成することができる。電圧補正値ΔVBは、図4(A)に示すように、出力無効電流の増大に応じて減少する垂下特性を有する。
図3(B)には、有効電流指令演算部121A、出力有効電流演算部121B、加算器122、横流抑制制御部123A、垂下特性制御部123B、切替スイッチ124を示す。
図3(B)は、オフセット補正を行う垂下特性制御部123Bの構成を示す。オフセット補正を行う垂下特性制御部123Bは、乗算器123B1、メモリ123B2、及び加算器123B3を有する。
乗算器123B1及び加算器123B3は、出力有効電流演算部121Bと切替スイッチ124との間に設けられており、メモリ123B2は、乗算器123B1に接続されている。
メモリ123B2は、ドループ制御で出力有効電流を周波数に変換する係数(固定値)を表す傾きゲインを表すデータを保持している。メモリ123B2が保持する傾きゲインは、第1ゲインの一例である。
傾きゲインは、負の値を有する一定値であり、出力有効電流が増大するほど、乗算器123B1の出力が低下するように設定されている。傾きゲインを負の値にするのは、出力有効電流Ipの増大に応じて減少する周波数補正値ΔFBの垂下特性を実現するためである。
乗算器123B1は、出力有効電流演算部121Bから出力される出力有効電流Ipに、メモリ123B2から出力される傾きゲインを乗じた周波数を加算器123B3に出力する。
加算器123B3は、乗算器123B1から出力される周波数と、横流抑制制御部123Aが出力する周波数補正値ΔFAとを加算して、周波数補正値ΔFBとして出力する。加算器123B3は、第1加算部の一例である。
通信異常が発生した場合に横流抑制制御部123Aが出力する周波数補正値ΔFAは、通信異常が発生していないときに、横流抑制制御部123Aが演算して保持しておいた周波数補正値ΔFAである。
加算器123B3で乗算器123B1の出力(周波数)に、周波数補正値ΔFAを加算するのは、負荷電流に基づいて生成される周波数補正値ΔFAを加算して乗算器123B1の出力(周波数)を補正することにより、電力変換装置100-1~100-Nの間で有効電流のばらつきを抑制するためである。
乗算器123B1の出力(周波数)は、図4(B)に実線で示すように、出力有効電流の増大に応じて低下する垂下特性を示す。また、乗算器123B1の出力(周波数)に周波数補正値ΔFAを加算すると、破線で示す周波数補正値ΔFBが得られる。
このため、通信異常検出部110A1によって通信異常が検出されると、切替スイッチ124が垂下特性制御部123Bと加算器136を接続するように切り替えられ、垂下特性制御部123Bは、傾きゲインを出力有効電流Ipに乗じて得る乗算結果に横流抑制制御部123Aが出力する周波数補正値ΔFAを加算して、周波数補正値ΔFBとして出力する。
従って、垂下特性制御部123Bは、通信異常が生じても、図4(B)に示す垂下特性を利用して、出力有効電流に基づいて周波数補正値ΔFBを生成することができる。周波数補正値ΔFBは、図4(B)に示すように、出力有効電流の増大に応じて減少する垂下特性を有する。
以上、実施の形態の電源システム1によれば、通信異常が生じると、出力無効電流の増大に対して垂下特性を示す電圧補正値ΔVBを用いて振幅指令を生成するとともに、出力有効電流の増大に対して垂下特性を示す周波数補正値ΔFBを用いて基準正弦波を生成するので、出力無効電流が増大しても、瞬時電圧制御部140によって生成される正弦波状の信号の実効値の増大が抑制され、位相の増大が抑制される。
このため、PWM制御部141によって生成されるPWM信号のデューティ比が安定し、インバータ101を安定的に駆動することができる。
従って、実施の形態によれば、安定的に負荷10に電力を供給できる電源システム1、及び、電源システム1の制御方法を提供することができる。
以上では、垂下特性制御部113Bがオフセット補正を行う形態について説明したが、垂下特性制御部113Bは、ゲイン補正を行ってもよい。このような垂下特性制御部113Bについて、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、ゲイン補正を行う垂下特性制御部113Bの構成を示す図である。図6は、ゲイン補正に用いる垂下特性を示す図である。
ゲイン補正を行う垂下特性制御部113Bは、乗算器113B1、メモリ113B4、変換部113B5、及び加算器113B6を有する。
乗算器113B1は、出力無効電流演算部111Bと切替スイッチ114との間に設けられており、メモリ113B4は、加算器113B6を介して乗算器113B1に接続されている。メモリ113B4は、ドループ制御で抵抗を模擬した傾きゲインを表すデータを保持している。傾きゲインは、一定値である。
傾きゲインは、負の値を有する一定値であり、出力無効電流が増大するほど、乗算器113B1の出力が低下するように設定されている。傾きゲインを負の値にするのは、出力無効電流Iqの増大に応じて減少する電圧補正値ΔVBの垂下特性を実現するためである。
変換部113B5は、横流抑制制御部113Aと加算器113B6との間に設けられており、PI制御を行うことによって、横流抑制制御部113Aから出力される電圧補正値ΔVAを抵抗値に変換する。変換部113B5は、電圧補正値ΔVAが大きいほど大きな抵抗値に変換し、電圧補正値ΔVAが小さいほど小さな抵抗値に変換する。電圧補正値ΔVAは、正の値を取り、変換部113B5が出力する抵抗値も正の値である。
加算器113B6は、メモリ113B4から出力される傾きゲイン(一定値)と、変換部113B5から出力される抵抗値とを加算して得る加算結果(抵抗値)を、乗算器113B1に出力する。すなわち、加算器113B6が出力する加算結果(抵抗値)は、変換部113B5から出力される抵抗値によって増大する。
乗算器113B1は、出力無効電流演算部111Bから出力される出力無効電流Iqに、加算器113B6から出力される抵抗値を乗算して得る乗算結果を電圧補正値ΔVBとして出力する。
乗算器113B1の出力電圧値は、変換部113B5の出力がゼロである場合には、図6に実線で示すように、出力無効電流の増大に応じて低下する垂下特性を示す。また、変換部113B5から加算器113B6に入力される抵抗値が増大すると、加算器113B6が出力する抵抗値が増大するため、破線で示すように傾きゲインの傾きが変化する。
乗算器113B1の出力電圧値は、電圧補正値ΔVBであるため、電圧補正値ΔVBは、図6に破線で示す垂下特性を有する。
このため、通信異常検出部110A1によって通信異常が検出されると、切替スイッチ114が垂下特性制御部113Bと加算器132を接続するように切り替えられ、垂下特性制御部113Bは、加算器113B6の出力を出力無効電流Iqに乗じて得る乗算結果を電圧補正値ΔVBとして出力する。電圧補正値ΔVBは、図6に破線で示すように、出力無効電流Iqの増大に応じて減少する垂下特性を有する。
従って、垂下特性制御部113Bは、通信異常が生じても、図6に示す垂下特性を利用して、出力無効電流に基づいて電圧補正値ΔVBを生成することができる。このため、ゲイン補正を行う垂下特性制御部113Bを用いても、オフセット補正を行う垂下特性制御部113Bを用いる場合と同様に、安定的に負荷10に電力を供給できる電源システム1、及び、電源システム1の制御方法を提供することができる。
また、以上では、制御部110の横流抑制制御部123A及び垂下特性制御部123Bが、それぞれ、周波数補正値ΔFA及びΔFBを生成する形態について説明したが、周波数補正値ΔFA及びΔFBの代わりに、位相補正値を生成してもよい。このような制御部110Mについて図7を用いて説明する。図7は、制御部110Mの構成を示す図である。図7では、図1及び図2に示す構成要素と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
制御部110Mは、主制御部110MA、無効電流指令演算部111A、出力無効電流演算部111B、加算器112、横流抑制制御部113A、垂下特性制御部113B、切替スイッチ114、有効電流指令演算部121A、出力有効電流演算部121B、加算器122、横流抑制制御部123MA、垂下特性制御部123MB、及び切替スイッチ124Mを有する。
制御部110Mは、さらに、メモリ131、加算器132、実効値演算部133、電圧実効値調節器134、メモリ135、加算器136M、積分器137M、正弦波生成部138、乗算器139、瞬時電圧制御部140、及びPWM制御部141を有する。主制御部110MAは、図2に示す主制御部110Aと同様であり、通信異常検出部110MA1を有し、切替スイッチ114、124Mの切替制御を行う。
横流抑制制御部123MAは、通信異常が発生していないときに、出力有効電流から有効電流指令を減算した差分に基づき、PI制御又は積分制御を行うことによって、自号機と他号機との間における横流の有効成分が低減するように、横流の有効成分を抑制するために、位相補正値ΔθAを生成する制御を行う。位相補正値ΔθAは、積分器137Mから出力される位相の補正に用いられる。横流抑制制御部123MAの制御は、図2に示す横流抑制制御部123Aが生成する周波数補正値ΔFAを周波数補正値ΔFAに置き換えた制御である。
垂下特性制御部123MBは、通信異常が発生したときに、出力有効電流演算部121Bによって演算される出力有効電流に基づいて、横流を低減するために用いる垂下特性を制御し、出力有効電流に応じた位相補正値ΔθBを生成する制御を行う。位相補正値ΔθBは、積分器137Mから出力される位相の補正に用いられる。
なお、垂下特性制御部123MBでは、図3(B)に示す垂下特性制御部123Bのメモリ123B2に対応するメモリが、出力有効電流を周波数に変換する傾きゲインの代わりに、出力有効電流を位相に変換する傾きゲインを保持しており、このような傾きゲインを用いて、位相補正値ΔθBを生成する。このような傾きゲインは、負の一定値を有する。
切替スイッチ124Mは、加算器136Mの一方の入力側の接続先を横流抑制制御部123MA及び垂下特性制御部123MBのいずれか一方に切り替える切替部の一例である。切替スイッチ124Mは、横流抑制制御部123MAが出力する位相補正値ΔθAと、垂下特性制御部123MBが出力する位相補正値ΔθBとのいずれか一方を位相補正値Δθとして加算器136Mに出力する。
切替スイッチ124Mは、主制御部110MAによって切り替えられる。通信異常が生じていないときには、横流抑制制御部123MAと加算器136とが切替スイッチ124Mによって接続される。通信異常が生じると、垂下特性制御部123MBと加算器136とが切替スイッチ124Mによって接続される。加算器136Mに出力される位相補正値Δθは、最終的にPWM制御部141におけるPWM信号の生成に用いられるものである。
メモリ135は、基準周波数Frefを保持しており、積分器137Mに出力する。
積分器137Mは、メモリ135から出力される基準周波数Frefを積分して得る位相を加算器136Mに出力する。
加算器136Mは、積分器137Mから出力される位相と、切替スイッチ124Mから出力される位相補正値Δθとを加算し、加算結果を正弦波生成部138に出力する。
正弦波生成部138は、加算器136Mから出力される位相を有する正弦波信号を基準正弦波として乗算器139に出力する。
この結果、図2に示す制御部110と同様に、乗算器139によって瞬時電圧指令vrefが生成され、瞬時電圧制御部140によって正弦波状の信号が生成され、PWM制御部141によってインバータ101の駆動制御が行われる。
この結果、PWM制御部141によって生成されるPWM信号のデューティ比が安定し、インバータ101を安定的に駆動することができる。
従って、実施の形態によれば、安定的に負荷10に電力を供給できる電源装置、及び、電源装置の制御方法を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の電源装置、及び、電源装置の制御方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 電源システム
100、100-1~100-N 電力変換装置
101 インバータ
107 通信部
110、110M 制御部
110A、110MA 主制御部
111A 無効電流指令演算部
111B 出力無効電流演算部
113A 横流抑制制御部
113B 垂下特性制御部
114 切替スイッチ
121A 有効電流指令演算部
121B 出力有効電流演算部
123A、123MA 横流抑制制御部
123B、123MB 垂下特性制御部
124、124M 切替スイッチ
139 乗算器
140 瞬時電圧制御部
141 PWM制御部

Claims (6)

  1. 負荷への出力側が並列に接続される2以上の電力変換装置と、
    前記2以上の電力変換装置のそれぞれに設けられ、前記電力変換装置を制御する制御部と、
    を備える電源システムにおいて、
    前記2以上の電力変換装置のうち一の電力変換装置に設けられた前記制御部は、
    前記一の電力変換装置の出力電流の有効成分と無効成分に関する情報を他の電力変換装置の前記制御部と通信する通信部と、
    前記通信部による通信の異常を検出する通信異常検出部と、
    前記一の電力変換装置の出力有効電流と、有効電流指令とに基づいて有効電流の横流制御を行う第1横流抑制制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力無効電流と、無効電流指令とに基づいて無効電流の横流制御を行う第2横流抑制制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力有効電流に基づいて有効電流の垂下制御を行う第1垂下制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力無効電流に基づいて無効電流の垂下制御を行う第2垂下制御部と
    前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されると、前記一の電力変換装置の制御を前記第1横流抑制制御部及び前記第2横流抑制制御部による制御から、前記第1垂下制御部及び前記第2垂下制御部による制御に切り替える、切替部と
    を含み、
    前記第1垂下制御部は、前記有効電流の増大に対して負の傾きを有する第1ゲインを用いて、基準周波数を補正する第1補正値を生成するものであり、
    前記第1垂下制御部は、前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されていないときに前記第1横流抑制制御部が前記一の電力変換装置の出力有効電流と有効電流指令とに基づいて生成した基準周波数の第2補正値を前記第1補正値に加算する第1加算部を有する、電源システム。
  2. 前記第2補正値は、前記出力有効電流と前記有効電流指令との差分に基づき、PI制御又は積分制御により生成される値である、請求項1に記載の電源システム。
  3. 負荷への出力側が並列に接続される2以上の電力変換装置と、
    前記2以上の電力変換装置のそれぞれに設けられ、前記電力変換装置を制御する制御部と、
    を備える電源システムにおいて、
    前記2以上の電力変換装置のうち一の電力変換装置に設けられた前記制御部は、
    前記一の電力変換装置の出力電流の有効成分と無効成分に関する情報を他の電力変換装置の前記制御部と通信する通信部と、
    前記通信部による通信の異常を検出する通信異常検出部と、
    前記一の電力変換装置の出力有効電流と、有効電流指令とに基づいて有効電流の横流制御を行う第1横流抑制制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力無効電流と、無効電流指令とに基づいて無効電流の横流制御を行う第2横流抑制制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力有効電流に基づいて有効電流の垂下制御を行う第1垂下制御部と、
    前記一の電力変換装置の出力無効電流に基づいて無効電流の垂下制御を行う第2垂下制御部と
    前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されると、前記一の電力変換装置の制御を前記第1横流抑制制御部及び前記第2横流抑制制御部による制御から、前記第1垂下制御部及び前記第2垂下制御部による制御に切り替える、切替部と
    を含み、
    前記第2垂下制御部は、前記無効電流の増大に対して負の傾きを有する第2ゲインを用いて、実効値指令を補正する第3補正値を生成するものであり、
    前記第2垂下制御部は、前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されていないときに前記第2横流抑制制御部が前記一の電力変換装置の出力無効電流と無効電流指令とに基づいて生成した実効値指令の第4補正値を前記第3補正値に加算する第2加算部を有する、電源システム。
  4. 前記第4補正値は、前記出力無効電流と前記無効電流指令との差分に基づき、PI制御又は積分制御により生成される値である、請求項3に記載の電源システム。
  5. 負荷への出力側が並列に接続される2以上の電力変換装置と、
    前記2以上の電力変換装置のそれぞれに設けられ、前記電力変換装置を制御する制御部と、
    を備える電源システムの制御方法において、
    前記電源システムは、
    一の電力変換装置の出力電流の有効成分と無効成分に関する情報を他の電力変換装置と通信する通信部と、
    前記通信部による通信の異常を検出する通信異常検出部と、
    一の電力変換装置の出力有効電流と、有効電流指令とに基づいて有効電流の横流制御を行う第1横流抑制制御部と、
    一の電力変換装置の出力無効電流と、無効電流指令とに基づいて無効電流の横流制御を行う第2横流抑制制御部と、
    一の電力変換装置の出力有効電流に基づいて有効電流の垂下制御を行う第1垂下制御部と、
    一の電力変換装置の出力無効電流に基づいて無効電流の垂下制御を行う第2垂下制御部と
    を含み、
    前記第1垂下制御部は、前記有効電流の増大に対して負の傾きを有する第1ゲインを用いて、基準周波数を補正する第1補正値を生成するものであり、
    前記第1垂下制御部は、前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されていないときに前記第1横流抑制制御部が前記一の電力変換装置の出力有効電流と有効電流指令とに基づいて生成した基準周波数の第2補正値を前記第1補正値に加算する第1加算部を有し、
    前記第2垂下制御部は、前記無効電流の増大に対して負の傾きを有する第2ゲインを用いて、実効値指令を補正する第3補正値を生成するものであり、
    前記第2垂下制御部は、前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されていないときに前記第2横流抑制制御部が前記一の電力変換装置の出力無効電流と無効電流指令とに基づいて生成した実効値指令の第4補正値を前記第3補正値に加算する第2加算部を有し、
    前記通信異常検出部によって前記通信の異常が検出されると、一の電力変換装置の制御を前記第1横流抑制制御部及び前記第2横流抑制制御部による制御から、前記第1垂下制御部及び前記第2垂下制御部による制御に切り替える、電源システムの制御方法。
  6. 前記第2補正値は、前記出力有効電流と前記有効電流指令との差分に基づき、PI制御又は積分制御により生成される値であり、
    前記第4補正値は、前記出力無効電流と前記無効電流指令との差分に基づき、PI制御又は積分制御により生成される値である、請求項5に記載の電源システムの制御方法。
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