JP4490309B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のインバータを組み合わせて、階調制御により所望の出力波形を得ることが可能な電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、3つの単相インバータを直列接続された単相多重変換器から成る。各単相インバータは、系統からトランスを通して引き込まれる3相交流電力を整流して直流電力に変換する3相コンバータ部と、その直流電力を平滑するコンデンサと、該コンデンサを直流電源として直流電力を交流電力に変換する単相インバータ部とを備える。このように構成される各単相インバータは、それぞれコンデンサに充電される電圧Va、Vb、Vcを電圧源として電圧を出力するが、Va、Vb、Vcの関係は、それぞれ異なる値(Va<Vb<Vc)で、1:2:4、1:3:4、1:3:5、1:3:6、1:3:7、1:3:8、1:3:9のいずれかの関係となる。3つの単相インバータの発生電圧の組み合わせにより、非常に滑らかな出力階調電圧が得られる。
また、最下位ビットの単相インバータを、交流電源からの電力供給を不要としてトランスおよびコンバータ部を省略することが可能で、最下位ビットの単相インバータは力行と回生とを交互に繰り返し、該単相インバータの電圧源であるコンデンサは放電と充電とを交互に繰り返すことにより、電圧発生する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−007941号公報(実施の形態1、実施の形態9)
このような電力変換装置では、最下位ビットの単相インバータは力行動作と回生動作とを交互に繰り返して、力行時と回生時とのエネルギ収支を概0にしていた。しかしながら、負荷への出力電圧が設定されるとそれに応じた出力階調レベルにより力行および回生の出力パターンが決定されているので、出力パターンの決定は制約が大きい。例えばVa、Vb、Vcの関係が1:2:4である3つの単相インバータから成る電力変換装置では、交流電圧波形を出力させるのに、出力電圧のピーク時に全単相インバータがコンデンサを放電させて7階調で出力するように設定される。即ち、ピーク電圧付近で各コンデンサが常に放電状態となる。
ピーク電圧時には一般に大きな瞬時電力となるが、特に、電力変換装置に接続される負荷が例えば非線形負荷である場合や運転中の負荷変動などにより、出力の瞬時電力は大きく変化する。このように特定の出力階調レベルに電力が集中する場合には、エネルギ収支を概0にするのは困難であり、該単相インバータの直流電源へコンバータを介した電力供給が必要となるものであった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、複数の単相インバータを階調制御する電力変換装置において、一部の単相インバータの直流電源への電力供給を不要にして安価で小型に構成し、しかも所望の出力を安定して得ることができる電力変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、直流電源の直流電力を交流電力に変換する単相インバータの交流側を複数直列接続し、上記複数の単相インバータの中から選択された所定の組み合わせによる各発生電圧の総和により全体出力電圧を階調制御して負荷に電力供給する。上記複数の単相インバータは、主電圧源から電圧制御手段を有して上記直流電源が生成された1あるいは複数の単相インバータから成る第1のインバータ群と、その他の複数の単相インバータから成る第2のインバータ群とで構成される。また、上記複数の単相インバータは、上記各単相インバータの直流電源電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段からの各検出電圧に基づいて、所望の全体出力電圧に要する上記階調制御での階調数を決定し、該各単相インバータの階調制御における出力パターンを決定するパターン決定手段と、上記電圧検出手段からの各検出電圧に基づいて、上記第1のインバータ群の直流電源電圧の総和である第1の直流電圧総和と上記第2のインバータ群の直流電源電圧の総和である第2の直流電圧総和との電圧比を監視する第1の電圧比監視手段とを備える。上記第1、第2のインバータ群の各直流電源の電圧比は略一定で、上記第1の直流電圧総和は、上記第2の直流電圧総和より所定の比率で大きい。さらに、上記パターン決定手段は、上記第1の電圧比監視手段にて監視される電圧比が所定の電圧比に近づくように、上記第2の直流電圧総和を上記各単相インバータを介した充放電により調整する上記出力パターンを決定する。そして、上記第2のインバータ群は、上記第1のインバータ群の直流電源からの上記各単相インバータを介した充電電力で上記負荷へ供給する有効電力を賄うものである。
このような電力変換装置では、複数の単相インバータの入力となる各直流電源の電圧比を略一定に保ち、第1の直流電圧総和を第2の直流電圧総和より所定の比率で大きくして、パターン決定手段では、第1の電圧比監視手段にて監視される電圧比が所定の電圧比に近づくように、各単相インバータを介した充放電によって第2の直流電圧総和を調整する出力パターンを決定して、第2のインバータ群は、第1のインバータ群の直流電源からの上記各単相インバータを介した充電電力で負荷へ供給する有効電力を賄うようにしたため、第2のインバータ群の直流電源へ電力供給するための電源やコンバータが不要である。このため電力変換装置の小型化、簡略化を促進できる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の主回路を示す構成図である。
図に示すように、主電圧源1の電力は電圧制御手段としてのコンバータ2によって直流レベル変換され、第1のインバータ群としての主インバータ群3へ電力供給される。主インバータ群3は、1または複数(この場合1個)の単相インバータ3aで構成され、この主インバータ群3と、複数(この場合2個)の単相インバータ4a、4bで構成された第2のインバータ群としての副インバータ群4とでインバータユニットを構成する。
インバータユニット内の各単相インバータ4a、4b、3aは、ダイオードを逆並列に接続した複数個のIGBT等の自己消弧型半導体スイッチング素子g11〜g14、g21〜g24、g31〜g34で構成され、直流電源V1、V2、Vmからの直流電力を交流電力に変換して出力する。なお、各直流電源V1、V2、Vmの電圧は、便宜上V1、V2、Vmで表す。また、電圧比V1:V2:Vmは略一定で、主インバータ群3の直流電源電圧の総和Vmは副インバータ群4の直流電源電圧の総和(V1+V2)よりも所定の比率で大きく制御される。この場合V1:V2:Vmは1:2:4に制御されるが、制御の詳細については、後述する。
各単相インバータ4a、4b、3aは、出力として正負およびゼロの電圧を発生することができる。例えば単相インバータ4aにおいて、出力が正の時には、半導体スイッチング素子g11、g14がオンし、出力が負の時には半導体スイッチング素子g12、g13がオンする。また出力が0の時には半導体スイッチング素子g11、g13(あるいはg12、g14)がオンする。インバータユニットは、3つの単相インバータ4a、4b、3aの交流側を直列に接続して構成され、各単相インバータ4a、4b、3aの発生電圧を組み合わせることによって、その総和として所定の電圧を階調制御により出力し、出力フィルタ5を介して負荷6に電力供給する。
また、インバータユニットの出力端には、充電用抵抗7と出力切り換えスイッチ8とが配設され、切り換えスイッチ8は、主インバータ群3の交流出力端を、電力変換装置の起動時に充電用抵抗7に接続して副インバータ群4の各直流電源V1、V2を初期充電し、通常出力時には出力フィルタ5側に接続する。ここで、切り換えスイッチ8は主インバータ群3の交流出力に接続したが、副インバータ群4の出力側に接続しても良い。また、切り替えスイッチ8および充電用抵抗7は出力フィルタ5の出力側に配置しても良い。
各直流電源V1、V2、Vmにはそれぞれ電圧検出手段としての電圧モニタ9a、9b、9cが接続され、主インバータ群3の直流電源Vmは、フィードバック演算部10でのフィードバック制御により、電圧モニタ9cで監視された電圧Vmが一定のVm指令値11となるように、主電圧源1からコンバータ2を介して電力供給される。
次に、動作について説明する。まず電力変換装置の起動時に、切り換えスイッチ8により主インバータ群3の交流出力端を充電用抵抗7に接続する。主電圧源1の電力はコンバータ2によって直流レベル変換され、主インバータ群3へ電力供給される。この時、主インバータ群3の直流電源VmのVm指令値11は、所望の交流出力の絶対値のピーク電圧Vpとする。主インバータ群3の直流電源電圧Vmは、電圧モニタ9cで監視され、これをフィードバック演算部10でピーク電圧Vpに調整する。この段階では、副インバータ群4の各単相インバータ4a、4bの直流電源V1、V2は充電されていない。
続いて、主インバータ群3を交流出力し、充電用抵抗7を通して副インバータ群4の各単相インバータ4a、4bの直流電源V1、V2を充電する。この直流電源V1、V2の初期充電について図2に基づいて以下に示す。
ここでは、主インバータ群3の単相インバータ3aを動作させて1パルスを出力し、副インバータ群4の単相インバータ4a、4bの回生動作を組み合わせて階段状の正弦波電圧を出力させて、副インバータ群4の各直流電源V1、V2を充電する。図において、12は主インバータ群3の出力電圧、13が示す斜線領域は、副インバータ群4の回生動作による電圧である。
まず、充電開始時は、各直流電源電圧V1、V2は0なので図2(a)に示す電圧波形となる。充電とともに各直流電源電圧V1、V2は上昇し、図2(b)に示す電圧波形となる。定常時の電圧比V1:V2:Vmは1:2:4であるため、満充電時には図2(c)に示す電圧波形となる。
副インバータ群4の各直流電源V1、V2を充電する際、電圧V1、V2を電圧モニタ9a、9bで監視し、各単相インバータ4a、4bの出力パターンを選択することで、電圧比を一定に保つ。V1=V0、V2=2V0とすると、副インバータ群4の出力パターンを図3に示す。図3に示すように、出力V0のパターンは2種類あり、このパターン選択の自由度を用いて、各直流電源V1、V2の充電を制御し、電圧比V1:V2=1:2となるように制御しながら充電する。そして、電圧比V1:V2:Vm=1:2:4の状態で充電終了する。なお、図3で示した出力パターンは、正電圧の出力パターンであるが、単相インバータ4a、4bの回生動作により各直流電源V1、V2を充電するため、極性を逆にして適用する。
このように、正弦波電圧を出力させて初期充電すると、初期充電から通常の交流出力への移行時に、連続して階段状の正弦波を出力するように制御すれば良く、位相を同期される特別な処理が不要で容易に移行できる。
なお、図4に示す電圧波形で各直流電源V1、V2を充電しても良く、この場合、主インバータ群3の単相インバータ3aを動作させて直流出力し、副インバータ群4を逆極性に電圧V0で出力するように単相インバータ4a、4bの出力パターンを選択する。図において、12aは主インバータ群3の出力電圧、13aが示す斜線領域は、副インバータ群4の回生動作による電圧である。図2で示した正弦波出力を利用した場合では、ピーク電圧付近の瞬時電力が大きいときに充電せず、比較的小さい瞬時電力時に充電するものであったが、この場合、電圧Vmの直流出力により充電するため、効率的に充電でき高速充電できる。
次に、電圧V1、V2が共に所定の充電電圧に到達した後、主インバータ群3の交流出力端の接続を、切り換えスイッチ8により充電用抵抗7から出力フィルタ5側に切り換えて、定常時の交流出力動作を行う。
上述したように、各単相インバータ4a、4b、3aの発生電圧を組み合わせることによって、その総和として所定の電圧を階調制御により出力し、出力フィルタ5を介して負荷6に電力供給する。インバータユニットの出力制御を示す制御ブロック図を図5に示す。
図5に示すように、各電圧モニタ9a、9b、9cでモニタした直流電圧V1、V2、Vmはしきい値演算部14に入力される。しきい値演算部14では、各電圧に従って、階調制御における出力階調切り替えのための各閾値、この場合、V1:V2:Vm=1:2:4であるため、0〜7の8階調の閾値を演算して出力する。また、電力変換装置の出力目標電圧15が絶対値演算部16によって正の値に変換される。
各電圧モニタ9a、9b、9cでモニタした直流電圧V1、V2、Vmは、直流電圧比較部21にも入力される。
直流電圧比較部21では、主インバータ群3の直流電源電圧の総和Vmと副インバータ群4の直流電源電圧の総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)、および副インバータ群4の各直流電源電圧の比(V1/V2)がそれぞれ所定の第1、第2の電圧比K1、K2に保持されるか監視し、その変動情報を出力する。具体的には、加算器22にて副インバータ直流電圧和(V1+V2)26を演算し、主インバータ直流電圧和25であるVmと第1の電圧比K1とを乗算し、減算器23aおよび極性判定器24aにて両者の大小関係を判定して出力する。また、V2と第2の電圧比K2とを乗算し、V1との大小関係を減算器23bおよび極性判定器24bにて判定して出力する。なお、この場合、K1=(3/4)、K2=(1/2)に設定される。
パターン決定手段としての出力パターン決定部17では、出力目標電圧15の絶対値としきい値演算部14からの各閾値と、直流電圧比較部21からの極性信号とを入力として、各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンを判定する。
出力パターン決定部17で判定された各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンは、ゲート駆動信号生成部20に入力される。出力目標電圧15は極性判定部19にて極性判定され、ゲート駆動信号生成部20では、各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンと極性判定部19からの極性とを入力として、各単相インバータ4a、4b、3aの半導体スイッチング素子g11〜g34を駆動するゲート駆動信号を発生する。
出力パターン決定部17の動作および各単相インバータ4a、4b、3aによる交流出力動作について、以下に詳述する。
出力パターン決定部17では、出力目標電圧15の絶対値としきい値演算部14からの各閾値とから、出力目標電圧15に要する階調制御での階調数を決定する。そして、決定された階調数に応じて各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンを判定するが、このとき、直流電圧比較部21からの極性信号に基づいて、((V1+V2)/Vm)が第1の電圧比K1に近づくように、また、(V1/V2)が第2の電圧比K2に近づくように、副インバータ群4の直流電源V1、V2の充放電を調整する出力パターンを選択する。
V1=V0、V2=2V0、Vm=4V0とすると、主インバータ群3、副インバータ群4の出力パターンおよび出力電圧Voutの関係を図6に示す。例えば、力率1の負荷を考えると、出力電圧Voutのうち複数の出力パターンが存在するV0〜3V0において、パターンBを選択することで副インバータ群4の直流電源V1、V2は主インバータ群3の直流電源Vmから各単相インバータ4a、4b、3aを介して充電され、パターンAを選択することで直流電源V1、V2は放電される。
(V1+V2)>K1・Vmの場合にはパターンAを選択し、直流電源V1、V2を電力消費させて(V1+V2)を低下させる。(V1+V2)≦K1・Vmの場合にはパターンBを選択し、直流電源V1、V2を充電させて、(V1+V2)を増大させる。
初期充電が終了された時点では、パターンBを選択し、直流電源V1、V2を充電させて、(V1+V2)を増大させる。Vmは出力電圧のピーク電圧Vpとなるように制御されているため、出力電圧Voutがピーク電圧Vp(=4V0)に到達した時、(V1+V2)は初期充電完了時より増大して(V1+V2)>K1・Vmとなる。なお、Vmが安定してピーク電圧Vpに制御されていれば、最大階調レベルは4階調となる。
また、図3で示したように、出力V0のパターンは2種類あり、このパターン選択の自由度を用いて各直流電源V1、V2の充放電を制御する。即ち、V1>K2・V2の場合には図3のパターンAを選択して直流電源V1を電力消費させ、V1≦K2・V2の場合には図3のパターンBを選択して直流電源V1を充電すると共に直流電源V2を電力消費させる。
このように出力パターン決定部17が出力パターンを決定して各単相インバータ4a、4b、3aを動作させることにより、各直流電源電圧V1、V2、Vmは、((V1+V2)/Vm)=K1、(V1/V2)=K2、となるように制御される。これにより電圧比V1:V2:Vmは1:2:4に良好に制御される。また、主インバータ群3の直流電源電圧Vmは、コンバータ2およびフィードバック演算部10により、ピーク電圧Vpに制御されているため、各直流電源電圧V1、V2、Vmを良好に保持して所望の出力を安定して得ることができる。
この実施の形態では、出力パターン決定部17が出力パターンを決定する際、主インバータ群3の直流電圧総和Vmと副インバータ群4の直流電圧総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)が第1の電圧比K1に近づくように出力パターンを選択して各単相インバータ4a、4b、3aを動作させる。このため、副インバータ群4は、主インバータ群3の直流電源Vmからの各単相インバータ4a、4b、3aを介した充電電力で負荷6へ供給する有効電力を賄うことが可能になる。これにより、副インバータ群4への電力供給のための電源を不要にして装置構成が小型で安価になる。
また、出力パターン決定部17は、副インバータ群4の各直流電圧比(V1/V2)が第2の電圧比K2に近づくように出力パターンを選択する。このため、副インバータ群4の各直流電圧比(V1/V2)は各単相インバータ4a、4b、3aを介した充放電により一定に制御され、副インバータ群4の直流電源V1、V2間でのコンバータを介した電力授受も不要で、装置構成はさらに小型で簡略にできる。さらに、直流電源V1、V2、Vmの電圧のみに基づいて、各単相インバータ4a、4b、3aを制御する出力パターンが決定されるため、制御が簡素化できる。
また、主インバータ群3の直流電源Vmは、主電圧源1からコンバータ2を介して一定の電圧に制御されるため、電圧比が制御される各直流電源電圧V1、V2、Vmは、電圧値が制御されることになり、各直流電源電圧V1、V2、Vmを良好に保持して所望の出力を安定して得ることができる。また、Vmを交流出力のピーク電圧Vpに設定することにより、出力パターン決定部17が出力パターンを決定する際の自由度が大きくなり、副インバータ群4の各直流電源V1、V2の充放電を効果的に調整できる。
また、充電用抵抗7と切り換えスイッチ8とを備えて、電力変換装置の起動時に、副インバータ群4の直流電源V1、V2を、主インバータ群3の直流電源Vmからの各単相インバータ4a、4b、3aを介した電力で充電するようにしたため、初期充電回路も不要で、さらに装置を簡略化できる。また、切り換えスイッチ8により出力側を切り離して初期充電することができるため、負荷6へ不安定な電力供給を行わない。
なお、上記実施の形態では主インバータ群3の単相インバータは1個としたが、複数でも良く、主インバータ群3の直流電源電圧の総和を副インバータ群4の直流電源電圧の総和より所定の比率で大きくなるように設定すると、同様の制御、動作が可能になる。
また、副インバータ群4の直流電源V1、V2は、電圧比1:2としたが、3個以上の単相インバータおよび直流電源を備えても良く、少なくとも2つは、その電圧比を1:1、1:2、または1:3とすることで、同様の制御、動作が可能になる。
さらに、インバータユニットの出力は階段状の正弦波で出力する場合について説明したが、PWM制御を併用しても良く、出力フィルタ5を通して滑らかな正弦波による出力電圧が得られる。この場合にも同様の動作が実現できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
上記実施の形態1の図1で示した同様の主回路構成の電力変換装置で、この実施の形態2では、主インバータ群3の直流電源Vmに対するVm指令値11を可変とし、インバータユニットの出力制御を示す制御ブロック図を図7に示す。
主インバータ群3の直流電源VmのVm指令値11は、初期値を所望の交流出力の絶対値のピーク電圧Vpとする。主インバータ群3の直流電源電圧Vmは、電圧モニタ9cで監視され、これをフィードバック演算部10でVm指令値11になるように調整するが、初期充電が終了して交流出力動作を開始する時点では、Vm指令値11をピーク電圧Vpとする。
なお、初期充電時の動作は、上記実施の形態1と同様である。
図7に示すように、各電圧モニタ9a、9b、9cでモニタした直流電圧V1、V2、Vmはしきい値演算部14に入力される。しきい値演算部14では、各電圧に従って、階調制御における出力階調切り替えのための各閾値、この場合、V1:V2:Vm=1:2:4であるため、0〜7の8階調の閾値を演算して出力する。また、電力変換装置の出力目標電圧15が絶対値演算部16によって正の値に変換される。
各電圧モニタ9a、9b、9cでモニタした直流電圧V1、V2、Vmは、直流電圧比較部21aにも入力される。
直流電圧比較部21aでは、主インバータ群3の直流電源電圧の総和Vmと副インバータ群4の直流電源電圧の総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)、および副インバータ群4の各直流電源電圧の比(V1/V2)がそれぞれ所定の第1、第2の電圧比K1、K2に保持されるか監視し、その変動情報を出力する。具体的には、加算器22にて副インバータ直流電圧和(V1+V2)26を演算し、主インバータ直流電圧和25であるVmと第1の電圧比K1とを乗算し、減算器23aにて両者の偏差を演算する。
また、V2と第2の電圧比K2とを乗算し、V1との大小関係を減算器23bおよび極性判定器24bにて判定して出力する。なお、この場合、K1=(3/4)、K2=(1/2)に設定される。
減算器23aにて演算された偏差はPI制御器27に入力され、PI制御器27では、((V1+V2)/Vm)が第1の電圧比K1に近づくようにフィードバックし、Vm指令値11を変化させる。
パターン決定手段としての出力パターン決定部17では、出力目標電圧15の絶対値としきい値演算部14からの各閾値と、直流電圧比較部21aからの極性信号とを入力として、各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンを判定する。
出力パターン決定部17で判定された各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンは、ゲート駆動信号生成部20に入力される。出力目標電圧15は極性判定部19にて極性判定され、ゲート駆動信号生成部20では、各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンと極性判定部19からの極性とを入力として、各単相インバータ4a、4b、3aの半導体スイッチング素子g11〜g34を駆動するゲート駆動信号を発生する。
Vm指令値11の変動および直流電圧比較部21aからの極性信号に基づく出力パターン決定部17の動作について、以下に詳述する。
PI制御器27では、K1・Vm>(V1+V2)のとき、Vm指令値11を増大させ、K1・Vm≦(V1+V2)のとき、Vm指令値11を減少させるように出力する。
また、出力パターン決定部17では、出力目標電圧15の絶対値としきい値演算部14からの各閾値とから、出力目標電圧15に要する階調制御での階調数を決定する。そして、決定された階調数に応じて各単相インバータ4a、4b、3aの出力パターンを判定するが、このとき、直流電圧比較部21aからの極性信号に基づいて、(V1/V2)が第2の電圧比K2に近づくように、副インバータ群4の直流電源V1、V2の充放電を調整する出力パターンを選択する。これは、上記実施の形態1と同様に、出力V0のパターンが2種類あることを利用して各直流電源V1、V2の充放電を制御する。
また、V1=V0、V2=2V0、Vm=4V0とすると、主インバータ群3、副インバータ群4の出力パターンおよび出力電圧Voutの関係は、上記実施の形態1と同様で図6に示すものとなるが、この場合、V0〜3V0においてパターンBに固定する。このため、副インバータ群4の直流電源V1、V2は、出力電圧Voutが絶対値でV0〜3V0の間、主インバータ群3の直流電源Vmから各単相インバータ4a、4b、3aを介して充電される。
力率1の負荷6を仮定すると、初期充電が終了された時点では、Vmは出力電圧のピーク電圧Vpとなるように制御されているため、上記パターンBで階調制御出力して出力電圧Voutがピーク電圧Vp(=4V0)に到達した時、(V1+V2)は初期充電完了時より増大してK1・Vm<(V1+V2)となる。このため、PI制御器27ではVm指令値11を減少させるように出力し、Vm指令値11は初期値のピーク電圧Vpから低下し、図1のフィードバック演算部10により主インバータ群3の直流電源電圧Vmが小さくなるようにコンバータ2が動作してVmは低下する。
直流電源電圧Vmが低下すると、しきい値演算部14から出力される出力階調切り替えのための各閾値も低下し、最大階調レベルが増大する。即ち、ピーク電圧Vpを5V0で出力する。これにより、副インバータ群4は交流電圧ピーク付近で+V0の電圧を出力する。従って、副インバータ群4は電力消費し、直流電源V1、V2の電圧和(V1+V2)は低下する。
このように、(V1+V2)を低下させ、K1・Vm=(V1+V2)となるようにPI制御器27でフィードバックしてVm指令値11を決定する。
また、(V1+V2)が低下して、K1・Vm>(V1+V2)となると、PI制御器27ではVm指令値11を増大させるようにフィードバックする。そしてフィードバック演算部10によりコンバータ2が動作してVmは増加する。
直流電源電圧Vmが増加すると、しきい値演算部14から出力される出力階調切り替えのための各閾値も増加し、最大階調レベルが低下する。これにより、副インバータ群4の電力消費は低減し、直流電源V1、V2の電圧和(V1+V2)は増加する。
このように、K1・Vmが(V1+V2)に近づくように、Vm指令値11を増減してフィードバックすることで安定動作に至り、このような階調制御にて各単相インバータ4a、4b、3aを動作させることにより、各直流電源電圧V1、V2、Vmは、((V1+V2)/Vm)=K1、(V1/V2)=K2、となるように制御される。これにより電圧比V1:V2:Vmは1:2:4に良好に制御され、所望の出力を安定して得ることができる。
この実施の形態では、直流電圧比較部21aにて、K1・Vmと(V1+V2)との偏差を演算して、主インバータ群3の直流電圧総和Vmと副インバータ群4の直流電圧総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)と第1の電圧比K1との関係を監視し、上記偏差を小さくするようにVm指令値11を生成した。このVm指令値11の生成は、副インバータ群4の電力消費を調整して直流電源V1、V2の電圧和(V1+V2)を調整する出力パターンを選択するために、Vm指令値11を増減させるもので、例えばVm指令値11を低下させてVmが小さくなると、最大階調レベルが増加して(V1+V2)を増加する出力パターンに決定できる。このように、副インバータ群4の直流電圧総和(V1+V2)を調整する出力パターンを決定可能となる階調制御での階調数に応じてVm指令値11を増減するため、((V1+V2)/Vm)を第1の電圧比K1に安定して制御できる。
このため、副インバータ群4は、主インバータ群3の直流電源Vmからの各単相インバータ4a、4b、3aを介した充電電力で負荷6へ供給する有効電力を賄うことができる。これにより、副インバータ群4への電力供給のための電源やコンバータを不要にして装置構成が小型で安価になる。
また、主インバータ群3、副インバータ群4の出力パターンを固定(この場合、パターンBに固定)したため、各単相インバータ4a、4b、3aを動作させるスイッチング周波数を低減でき、損失を低減できる。
また、出力パターン決定部17は、副インバータ群4の各直流電圧比(V1/V2)が第2の電圧比K2に近づくように出力パターンを選択する。このため、副インバータ群4の各直流電圧比(V1/V2)は各単相インバータ4a、4b、3aを介した充放電により一定に制御され、副インバータ群4の直流電源V1、V2間でのコンバータを介した電力授受も不要で、装置構成はさらに小型で簡略にできる。
また、Vm指令値11の初期値を交流出力のピーク電圧Vpに設定することにより、その後に、出力パターン決定部17が出力パターンを決定する際の自由度が大きくなり、副インバータ群4の各直流電源V1、V2の充放電を精度良く調整できる。
また、各直流電源V1、V2、Vmは、電圧比1:2:4としたが、V0〜V3の出力パターンを図6で示したパターンAに固定する場合、図8に示すように、各直流電源V1、V2、Vmを、電圧比1:2:7とするのが望ましい。この場合、最大階調レベルが増大し、より高精度な波形出力が可能となる。この場合にも上記実施の形態2と同様の制御、動作が可能となる。
さらに、インバータユニットの出力は階段状の正弦波で出力する場合について説明したが、PWM制御を併用しても良く、出力フィルタ5を通して滑らかな正弦波による出力電圧が得られる。この場合にも同様の動作が実現できる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。
上記各実施の形態では、主インバータ群3の直流電源電圧の総和Vmと副インバータ群4の直流電源電圧の総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)、および副インバータ群4の各直流電源電圧の比(V1/V2)がそれぞれ所定の第1、第2の電圧比K1、K2に保持されるか監視して、それに基づく階調制御を行ったが、監視タイミングは特に規定しなかった。
この実施の形態3では、図9に示すように、ゼロ位相抽出部28とサンプルホールド部29とを備えて、出力目標電圧15をゼロ位相抽出部28に入力して基本波のゼロ位相タイミングを抽出し、そのタイミング信号をサンプルホールド部25に入力し、このタイミングでの各直流電圧をサンプリングする。これにより各電圧モニタ9a、9b、9cでモニタする直流電圧V1、V2、Vmの電圧監視のタイミングを1周期に1回、ゼロ位相のタイミングに同期させる。なお、図9では、ゼロ位相抽出部28およびサンプルホールド部29の他は、上記実施の形態2と同様であるが、上記実施の形態1に適用しても良い。
このように、直流電圧V1、V2、Vmを1周期に1回、ゼロ位相のタイミングで検出し、その電圧に基づいて、主インバータ群3の直流電源電圧の総和Vmと副インバータ群4の直流電源電圧の総和(V1+V2)との比((V1+V2)/Vm)、および副インバータ群4の各直流電源電圧の比(V1/V2)がそれぞれ所定の第1、第2の電圧比K1、K2に保持されるか監視して、それに基づく階調制御を行う。これにより、1周期内での各直流電圧V1、V2、Vmの変動を無視し、1周期ごとの電圧変動により階調制御するため制御を簡素化することができる。全体の出力電圧Voutの基本周波数は決まっているため、この基本周波数より高い周波数での直流電圧V1、V2、Vmの脈動は特に無視しても問題なく、上記のような簡素な制御で精度の高い階調制御が可能になる。
なお、副インバータ群4の各直流電源V1、V2をコンデンサで構成する場合には、1周期内での各直流電圧V1、V2の変動幅が所定量以下となるように、各コンデンサの静電容量を設定する。これにより、各直流電圧V1、V2の瞬時の電圧脈動など、1周期内での変動を抑制でき、全体の出力電圧Voutを安定して得ることができる。
また、上記実施の形態3では、直流電圧V1、V2、Vmを1周期に1回、ゼロ位相のタイミングで検出したが、1周期に1回の検出を1/2周期ずらせたゼロクロスタイミングで行っても良く、同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の主回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による副インバータ群の初期充電波形を示す図である。 この発明の実施の形態1による副インバータ群の出力パターンを示す図である。 この発明の実施の形態1の別例による副インバータ群の初期充電波形を示す図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の出力制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1による主インバータ群および副インバータ群の出力パターンと出力電圧との関係を示す図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の出力制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態2の別例による主インバータ群および副インバータ群の出力パターンと出力電圧との関係を示す図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の出力制御を示す制御ブロック図である。
符号の説明
1 主電圧源、2 コンバータ、3 第1のインバータ群としての主インバータ群、
3a 単相インバータ、4 第2のインバータ群としての副インバータ群、
4a,4b 単相インバータ、6 負荷、7 充電用抵抗、8 切り換えスイッチ、
9a,9b,9c 電圧検出手段としての電圧モニタ、11 Vm指令値、
15 出力目標電圧、17 パターン決定手段としての出力パターン決定部、
21,21a 電圧比監視手段としての直流電圧比較部、
25 主インバータ直流電圧和、26 副インバータ直流電圧和、27 PI制御器、
28 ゼロ位相抽出部、29 サンプルホールド部、K1 第1の電圧比、
K2 第2の電圧比、V1,V2,Vm 直流電源(電圧)。

Claims (10)

  1. 直流電源の直流電力を交流電力に変換する単相インバータの交流側を複数直列接続し、上記複数の単相インバータの中から選択された所定の組み合わせによる各発生電圧の総和により全体出力電圧を階調制御して負荷に電力供給する電力変換装置において、
    上記複数の単相インバータは、主電圧源から電圧制御手段を有して上記直流電源が生成された1あるいは複数の単相インバータから成る第1のインバータ群と、その他の複数の単相インバータから成る第2のインバータ群とで構成され、
    上記各単相インバータの直流電源電圧を検出する電圧検出手段と、
    該電圧検出手段からの各検出電圧に基づいて、所望の全体出力電圧に要する上記階調制御での階調数を決定し、該各単相インバータの階調制御における出力パターンを決定するパターン決定手段と、
    上記電圧検出手段からの各検出電圧に基づいて、上記第1のインバータ群の直流電源電圧の総和である第1の直流電圧総和と上記第2のインバータ群の直流電源電圧の総和である第2の直流電圧総和との電圧比を監視する第1の電圧比監視手段とを備え、
    上記第1、第2のインバータ群の各直流電源の電圧比は略一定で、上記第1の直流電圧総和は、上記第2の直流電圧総和より所定の位置で大きく、
    上記パターン決定手段は、上記第1の電圧比監視手段にて監視される電圧比が所定の電圧比に近づくように、上記第2の直流電圧総和を上記各単相インバータを介した充放電により調整する上記出力パターンを決定し、
    上記第2のインバータ群は、上記第1のインバータ群の直流電源からの上記各単相インバータを介した充電電力で上記負荷へ供給する有効電力を賄うことを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記電圧検出手段からの各検出電圧は、全体出力電圧の周期毎のゼロクロス位相において検出されることを特徴とする請求項記載の電力変換装置。
  3. 上記第2のインバータ群の各直流電源をコンデンサで構成し、全体出力電圧の周期内における該コンデンサの電圧変化幅が所定量以下となるように、該コンデンサの静電容量を決定することを特徴とする請求項記載の電力変換装置。
  4. 上記第1のインバータ群の各直流電源電圧は、上記電圧制御手段により所定の一定電圧に制御されて上記主電圧源から生成され、
    上記パターン決定手段は、上記第2の直流電圧総和を、上記第1の直流電圧総和および上記所定の電圧比で決定される基準電圧に近づけるように上記出力パターンを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 上記第1の直流電圧総和が、所望の全体出力電圧のピーク電圧となるように上記第1のインバータ群の各直流電源電圧を制御することを特徴とする請求項記載の電力変換装置。
  6. 上記第1のインバータ群の各直流電源電圧は、上記電圧制御手段により指令電圧に制御されて上記主電圧源から生成され、
    上記第1の電圧比監視手段にて監視される電圧比と上記所定の電圧比とに基づいて上記指令電圧を生成する指令電圧生成手段を備え、
    上記指令電圧生成手段は、上記パターン決定手段が上記第2の直流電圧総和を調整する出力パターンを決定可能となる上記階調制御での階調数に応じて上記指令電圧を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 上記第1の直流電圧総和の初期値が、所望の全体出力電圧のピーク電圧となるように上記第1のインバータ群の各直流電源電圧を初期設定することを特徴とする請求項記載の電力変換装置。
  8. 上記電圧検出手段からの各検出電圧に基づいて、上記第2のインバータ群の各直流電源の電圧比を監視する第2の電圧比監視手段を備え、
    上記パターン決定手段は、上記第2の電圧比監視手段にて監視される電圧比が所定の電圧比に近づくように、上記各単相インバータを介した充放電を調整する上記出力パターンを決定することを特徴とする請求項1〜7にいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 上記第2のインバータ群の各直流電源を充電するための充電用抵抗を備え、該電力変換装置の出力端の接続を上記負荷から上記充電用抵抗に切り換え可能とし、上記第2のインバータ群の各直流電源を、上記第1のインバータ群の直流電源から該各単相インバータを介し上記充電用抵抗を通る電流にて充電することを特徴とする請求項1〜8にいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 該電力変換装置の出力端の接続を上記負荷と上記充電用抵抗とで切り換える切り換えスイッチを備え、該切り換えスイッチは、該電力変換装置の起動時に上記出力端を上記充電用抵抗に接続して上記第2のインバータ群の各直流電源を初期充電し、該各直流電源が所定の電圧まで充電されると、上記充電用抵抗から上記負荷に切り換えることを特徴とする請求項記載の電力変換装置。
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