JP4896044B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関し、特に分散電源を系統に連系するパワーコンディショナ等に用いる電力変換装置に関するものである。
従来のパワーコンディショナでは、太陽電池である分散電源から昇圧して生成した第1の直流電源を入力とする第1の単相インバータと、第1の直流電源より低電圧の第2の直流電源を入力とする第2の単相インバータとの交流側を直列に接続して、各単相インバータの発生電圧の総和にて出力電圧を得る。また、第2の単相インバータを介した第2の直流電源の放電と充電とによる総変動電力量が略0になるように制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−238628号公報
上記のような電力変換装置では、第2の直流電源を入力とする第2の単相インバータは、全体の出力目標電圧と第1の単相インバータの出力との差分を補うように出力され、このとき、第2の単相インバータの電力収支が1周期で略0となるように制御される。しかしながら、負荷(系統)の電圧が瞬低などにより急に低下すると、電力変換装置の出力目標電圧もそれに応じて低下し、第2の単相インバータの電力収支を1周期で略0とする制御ができず、第2の直流電源を充電する状態の方が多くなる。第2の直流電源にコンデンサを用いる場合には、過充電によりコンデンサに印加される電圧が増大するものであった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、負荷(系統)の電圧が急変しても、第2の単相インバータの直流電源を構成するコンデンサが過充電状態となるのを回避し、安定したコンデンサ電圧を得ることを目的とする。
この発明による電力変換装置は、第1の直流電源と、該第1の直流電源から電力供給される第1のコンデンサの直流電力を交流電力に変換する第1の単相インバータの交流側、および上記第1のコンデンサより低電圧の第2のコンデンサの直流電力を交流電力に変換する第2の単相インバータの交流側を直列接続し、上記第1、第2の単相インバータの各発生電圧の総和により電圧を出力するインバータ部と、負荷に応じて生成された電圧指令に基づき、上記第2の単相インバータを上記第1のインバータより多パルスで出力するように上記インバータ部を制御する制御部とを備える。そして、上記制御部は上記第2の単相インバータの半周期あるいは1周期での出力電力収支が略0となるように上記インバータ部を制御すると共に、上記第2のコンデンサの電圧が予め設定された所定の電圧値以上になると、上記第1の単相インバータからの出力電力量を減少させるものである。
この発明による電力変換装置は、第2のコンデンサの電圧が所定の電圧値以上になると、第1の単相インバータからの出力電力量を減少させるため、負荷の電圧急変により電圧指令が急に低下しても、第2のコンデンサの充電量が増大するのを速やかに抑制でき、過充電状態となるのが回避できる。このため第2のコンデンサの電圧を安定化できる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による電力変換装置(以下、パワーコンディショナと称す)を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナを示す概略構成図である。図1に示すように、複数(この場合2個)の第1、第2の単相インバータ2、4の交流側を直列に接続してインバータ部を構成する。各単相インバータ2、4は、ダイオードを逆並列に接続した複数個のIGBT等の自己消弧型半導体スイッチング素子(図示せず)で構成され、第1の単相インバータ2の一方の交流端子40aを第2の単相インバータ4の一方の交流端子41aに接続し、他方の交流端子40b、41bを出力フィルタ6に接続する。
また、第1の単相インバータ2の入力となる第1のコンデンサ3は、第1の直流電源としての太陽光パネル1(以下、太陽電池1と称す)から充電される。第2の単相インバータ4の入力となる第2のコンデンサ5は、独立の直流電源として備えられ、第1のコンデンサ3の電圧V1は、第2のコンデンサ5の電圧V2よりも高くなるように設定される。これら第1、第2のコンデンサ3、5の電圧V1、V2は、それぞれ電圧検出器8、9にて検出されて検出信号が制御部10に入力される。制御部10では、第1、第2の単相インバータ2、4をそれぞれ制御するための制御信号11、12を生成して出力する。各単相インバータ2、4は出力として正負、ゼロのいずれかの電圧を発生することができ、インバータ部は、これらの発生電圧を組み合わせた総和としての電圧を出力する。この出力電圧は出力フィルタ6により平滑され、交流電圧Voutを系統(負荷)7に供給する。
次に、このパワーコンディショナの動作について説明する。パワーコンディショナおよび各単相インバータ2、4の出力電圧、出力電流の波形を図2に示す。13はパワーコンディショナの出力電圧、16は第1の単相インバータ2の出力電圧、20は第2の単相インバータ4の出力電圧、21はパワーコンディショナの出力電流を示す波形である。また、14、15は、第1の単相インバータ2が出力するタイミングに使用される、絶対値の等しい正および負の電圧閾値である。
系統7に接続されたパワーコンディショナの出力電圧13は系統電圧の波形に略等しく、この出力電圧13は、第1の単相インバータ2の出力電圧16と第2の単相インバータ4の出力電圧20の和で生成される。実際の制御では、パワーコンディショナの電圧指令13aが系統電圧に略等しい電圧で生成され、この電圧指令13aに基づいて第1、第2の単相インバータ2、4が制御される。
図2(a)に示すように、第1の単相インバータ2は、電圧指令13aが電圧閾値14、15を超えるとき出力する。即ち、第1の単相インバータ2は、電圧指令13aが電圧閾値14より高い時に正の電圧パルスを出力し、電圧指令13aが電圧閾値15より低い時に負の電圧パルスを出力し、半周期に1パルスの出力電圧16となる。そして、図2(b)に示すように、電圧指令13aと第1の単相インバータ2の出力電圧16との差分を補うように第2の単相インバータ4から出力電圧20が出力される。この出力電圧20は、波形形状が複雑であり、この場合PWM制御により出力される。
次に、第2の単相インバータ4の直流入力となる第2のコンデンサ5のエネルギ収支について説明する。
図3は第2のコンデンサ5のエネルギ収支を示した図である。第2のコンデンサ5は第2の単相インバータ4を介して充放電され、そのエネルギ収支は、第2の単相インバータ4の出力電力量にて示される。即ち、パワーコンディショナの出力電流21と第2の単相インバータ4の出力電圧20とより第2の単相インバータ4の瞬時電力を求め、その瞬時電力を時間積分した瞬時電力積算値(出力電力量)にて第2のコンデンサ5のエネルギ収支を示す。
第2のコンデンサ5は独立した直流電源であり、通常のパワーコンディショナの運転では、通常時エネルギ収支22が示すように、半周期あるいは1周期でエネルギ収支が略0になるように制御される。即ち、半周期あるいは1周期で出力電力量が略0になるように第2の単相インバータ4が制御される。
第2の単相インバータ4の出力電力量を略0とするように制御するのは、第1の単相インバータ2の出力を決定するための電圧閾値14、15を適切に設定することにより達成できる。この電圧閾値14、15は、予め設定して用いても良いが、例えば、直前の半周期あるいは1周期の第2の単相インバータ4の出力電力量やパワーコンディショナの出力電圧13あるいは系統電圧から演算して随時改訂すると、第2の単相インバータ4の通常時の出力電力量が略0となるように高精度に制御できる。
図4は、第2のコンデンサ5の電圧変化を示す図である。通常のパワーコンディショナの運転では、第2のコンデンサ5のエネルギ収支が略0になるため、第2のコンデンサ5の電圧は、通常時コンデンサ電圧24が示すように、半周期毎あるいは1周期毎にみると変化しない。例えば、210Vrmsの系統電圧に4kWの電力をパワーコンディショナから出力し、0から2πまでパワーコンディショナを動作させると、第2のコンデンサ5の電圧は140Vで始まり、140Vで終了する。
ところで、系統7の電圧が瞬低などにより急に低下すると、パワーコンディショナの電圧指令13aもそれに応じて低下するが、第1の単相インバータ2の出力を決定するための電圧閾値14、15は変化しない。電圧閾値14、15が演算により改訂される場合も、遅れて改訂されるため直ぐには変化しない。そして、電圧指令13aと第1の単相インバータ2の出力電圧16との差分を補うように第2の単相インバータ4から電圧を出力すると、第2のコンデンサ5のエネルギ収支は充電過多に変わり、第2のコンデンサ5の電圧が増大する。
この実施の形態では、第2のコンデンサ5の通常時の電圧範囲以上である所定の電圧値26を予め設定し、第2のコンデンサ5の電圧が増大して所定の電圧値26以上になると、第2のコンデンサ5が充電過多になるのを抑制し第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制する制御を行うが、この制御の詳細については後述する。ここでは、系統7の電圧急変の場合に、電圧閾値14、15が変化せず第1の単相インバータ2の出力が同様に継続する場合の例を比較例として以下に示す。例えば、210Vrmsの系統電圧に4kWの電力をパワーコンディショナから出力中に、瞬時に系統電圧が180Vrmsに変わった場合、第2のコンデンサ5のエネルギ収支は、図3の比較例エネルギ収支23が示すように、充電過多の状態になる。この場合、0から2πまでパワーコンディショナを動作させた時の第2のコンデンサ5の電圧は、図4の比較例コンデンサ電圧25が示すように、140Vで始まり160V程度まで上昇する。
次に、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制する制御について以下に詳述する。
第1、第2のコンデンサ5の電圧は電圧検出器8、9で検出され、その検出信号は制御部10に入力される。制御部10では、第1、第2の単相インバータ2、4をそれぞれ制御するための制御信号11、12を生成して出力する。また制御部10は、第2のコンデンサ5の通常時の電圧範囲以上で予め設定された所定の電圧値26を保持し、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、直ちに第2の単相インバータ4を以下に示す制御により出力負担を増加させ、第2のコンデンサ5の放電量を増大させエネルギ収支を充電過多から放電過多へ変更する。
第2の単相インバータ4の出力負担を増加させて、第2のコンデンサ5の放電量を増大させる制御を、図5に示す電圧波形図に基づいて説明する。図5(a)は第1の単相インバータ2の出力電圧波形を示し、図5(b)は第2の単相インバータ4の出力電圧波形を示す。
図5(a)に示すように、第1の単相インバータ2は電圧指令13aが設定された電圧閾値を超えるとき出力する。第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、直ちに通常時の電圧閾値14、15を絶対値が大きな電圧閾値17、18に強制的に変更する。第1の単相インバータ2は半周期に1パルスの電圧を出力するが、電圧閾値の変更により、通常時の電圧閾値14、15に基づく出力電圧16から、電圧閾値17、18に基づく、パルス幅の短い出力電圧19に移行し、第1の単相インバータ2の出力電力量が減少する。なお、出力電圧と出力電流とは同位相とする。
図5(b)に示すように、第2の単相インバータ4は、電圧指令13aと第1の単相インバータ2の出力電圧との差分を補うようにPWM制御により出力する。第1の単相インバータ2が、パルス幅の短い出力電圧19に移行して出力電力量が減少するため、第2の単相インバータ4は、出力電圧20から出力電圧27に移行して出力電力量が増大する。ここで、0からπまでは、第2の単相インバータ4の出力電圧が正の時、第2のコンデンサ5は放電状態であり、πから2πでは第2の単相インバータ4の出力電圧が負極の時、第2のコンデンサ5は放電状態である。
このため、図6に示すように、第2のコンデンサ5のエネルギ収支28は放電過多の状態になり、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができる。なお、図6中の22、23は、図3と同様である。図7に、第2のコンデンサ5の電圧上昇が抑制される様子を示す。図に示すように、第2のコンデンサ5の電圧が上昇して所定の電圧値26に達した時35、それを検出して上記のように第1の単相インバータ2の出力電圧のパルス幅を短くするよう調整するため、抑制時コンデンサ電圧29が示すように第2のコンデンサ5の電圧上昇が抑制される。
以上のように、第2のコンデンサ5の電圧が増大すると、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制するようにインバータ部は制御されるが、このような制御と通常時の制御とを含めた制御部10によるインバータ部の出力制御フローを図8に基づいて以下に示す。
まず、第1の単相インバータ2が出力するための正負の電圧閾値14、15の初期値が設定される(S1)。電圧検出器8、9から第1、第2のコンデンサ3、5の電圧を取り込み(S2)、第2のコンデンサ5の電圧が予め設定された所定の電圧値26以上であるかどうか判定する(S3)。第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上である時は、電圧閾値14、15を絶対値の大きい電圧閾値17、18に変更する。このとき電圧閾値の変化量は一定であっても、また、第2のコンデンサ5の電圧と所定の電圧値26との誤差を考慮しながら変化させても良い(S4)。
次いで、系統電圧と略同一に変化する電圧指令13aと電圧閾値14(17)、15(18)とを比較し(S5)、電圧指令13aが電圧閾値14(17)、15(18)を超えるとき第1の単相インバータ2から第1のコンデンサ3の電圧を正または負で出力するように設定し(S6)、それ以外は第1の単相インバータ2から出力0となるように設定する(S7)。
次いで、電圧指令13aから第1の単相インバータ2の出力電圧を減算して第2の単相インバータ4の電圧目標値を計算する(S8)。次いで、第2の単相インバータ4の出力電力量を積算して電力収支を演算する(S9)。異常が検出されると、この時点で割り込み停止処理を行う(S10)。次いで、第1、第2の単相インバータ2、4に対して各単相インバータ2、4内のスイッチング素子を駆動するための制御信号11、12を生成して出力する(S11)。
上記S2〜S11の処理を予め設定された出力電圧の規定周期(例えば半周期あるいは1周期)繰り返し、該規定周期が終了すると(S12)、s9にて積算された第2の単相インバータ4の電力収支から電圧閾値14、15を計算して設定することで電圧閾値14、15を更新し(S13)、積算された第2の単相インバータ4の電力収支の値を初期化して(S14)、s2に戻る。
なお、第2の単相インバータ4の出力電力量を規定周期、積算した電力収支から電圧閾値14、15を計算して設定するものを示したが、上述したように半周期あるいは1周期におけるパワーコンディショナの出力電圧13あるいは系統電圧から演算してもよい。
この実施の形態では、第2のコンデンサ5の電圧と所定の電圧値26とを比較して、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、通常時の電圧閾値14、15を絶対値が大きな電圧閾値17、18に強制的に変更する。この処理は、1周期のうちどのタイミングでも実施でき、所定の周期でエネルギ収支に基づいて電圧閾値14、15を更新する処理を待つことなく速やかに実施できる。これにより、負荷(系統)7の電圧が急変しても、第2のコンデンサ5が過充電状態となるのを回避して第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができる。
なお、電圧閾値14、15に、予め設定された固定の値を用いる場合は、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になり絶対値が大きな電圧閾値17、18に変更した後、所定の期間後に元の電圧閾値14、15に戻す、あるいは第2のコンデンサ5の電圧の下限値を設定し、第2のコンデンサ5の電圧が下限値以下になると元の電圧閾値14、15に戻すようにしても良い。この場合も、速やかに第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができ、同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、第1の単相インバータ2は電圧指令13aが設定された電圧閾値を超えるとき出力するようにしたため、電圧閾値の絶対値を大きくすることで容易に半周期に1パルスの電圧パルスの幅を短くして第1の単相インバータ2の出力電力量が減少できるが、第1の単相インバータ2の出力電圧のパルス幅の調整を他の方法で行うものでも良い。その場合も、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、通常時の第1の単相インバータ2の出力電圧のパルス幅を短くするように調整することで、速やかに第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による電力変換装置(以下、パワーコンディショナと称す)を図9に基づいて説明する。
図9に示すように、太陽電池1の後段に電圧調整回路30を設けて、太陽電池1の電圧を所望の電圧に調整して第1のコンデンサ3に出力する。この電圧調整回路30は電圧を上昇させる昇圧回路31aと下降させる降圧回路31bとで構成され、必要に応じて太陽電池1の電圧を昇圧あるいは降圧する。制御部10は、第1、第2の単相インバータ2、4をそれぞれ制御するための制御信号11、12を生成して出力すると共に、電圧調整回路30に対し電圧調整信号32を出力する。その他の構成は、図1で示した上記実施の形態1のものと同様である。
次に、このパワーコンディショナの動作について説明する。
第1、第2のコンデンサ5の電圧は電圧検出器8、9で検出され、その検出信号は制御部10に入力される。制御部10では、第1、第2の単相インバータ2、4をそれぞれ制御するための制御信号11、12を生成して出力する。また制御部10は、第2のコンデンサ5の通常時の電圧範囲以上で予め設定された所定の電圧値26を保持し、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、直ちに電圧調整回路30に対し電圧調整信号32を出力する。
系統7に接続されたパワーコンディショナは、電圧指令13aが系統電圧に略等しい電圧で生成され、この電圧指令13aに基づいて第1、第2の単相インバータ2、4が制御される。通常時には、上記実施の形態1と同様に、第1の単相インバータ2は電圧指令13aが電圧閾値14、15を超えるとき出力する。即ち、第1の単相インバータ2は、電圧指令13aが電圧閾値14より高い時に正の電圧パルスを出力し、電圧指令13aが電圧閾値15より低い時に負の電圧パルスを出力し、半周期に1パルスの出力電圧16となる。そして、電圧指令13aと第1の単相インバータ2の出力電圧16との差分を補うように第2の単相インバータ4からPWM制御により出力電圧20が出力される(図2参照)。
また、上記実施の形態1と同様に、第1の単相インバータ2の出力を決定するための電圧閾値14、15を適切に設定して、第2の単相インバータ4の出力電力量を略0とするように制御する。この電圧閾値14、15は、予め設定して用いても良いが、例えば、直前の半周期あるいは1周期の第2の単相インバータ4の出力電力量やパワーコンディショナの出力電圧13あるいは系統電圧から演算して随時改訂すると、第2の単相インバータ4の通常時の出力電力量が略0となるように高精度に制御できる。
この実施の形態においても、系統7の電圧が瞬低などにより急に低下すると、パワーコンディショナの電圧指令13aもそれに応じて低下し、上記実施の形態1と同様に第2のコンデンサ5のエネルギ収支は充電過多に変わり、第2のコンデンサ5の電圧が増大する。このため、第2のコンデンサ5の通常時の電圧範囲以上である所定の電圧値26を予め設定し、第2のコンデンサ5の電圧が増大して所定の電圧値26以上になると、第2のコンデンサ5が充電過多になるのを抑制し第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制する制御を行う。
次に、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制する制御について以下に詳述する。
制御部10は、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、電圧調整回路30に対し、直ちに出力電圧を低減させる電圧調整信号32を出力する。電圧調整回路30では、太陽電池1の電圧を昇圧回路31aにて昇圧中の場合、昇圧回路31aの電圧目標値を低減して出力電圧を下げる、あるいは降圧回路31bによる動作に切り換える。また、電圧調整回路30が停止、あるいは太陽電池1の電圧を降圧回路31bにて降圧中の場合、降圧回路31bの電圧目標値を低減して出力電圧を下げる。
図10に第1の単相インバータ2の出力電圧波形を示す。
図10に示すように、第1の単相インバータ2は電圧指令13aが設定された電圧閾値14、15を超えるとき出力する。第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、電圧調整回路30の出力は、直ちに通常時の出力電圧よりも低減され、第1の単相インバータ2の直流電源である第1のコンデンサ3の電圧が低下する。第1の単相インバータ2は、第1のコンデンサ3の電圧を半周期に1パルスで出力するが、第1のコンデンサ3の電圧低下により、通常時の出力電圧16から、電圧の大きさが低減した出力電圧31に移行し、第1の単相インバータ2の出力電力量が減少する。なお、出力電圧と出力電流とは同位相とする。
第2の単相インバータ4は、電圧指令13aと第1の単相インバータ2の出力電圧との差分を補うようにPWM制御により出力する。第1の単相インバータ2が、電圧の大きさが低減した出力電圧31に移行して出力電力量が減少するため、第2の単相インバータ4は出力電力量が増大する。このように第2の単相インバータ4は出力負担を増加させ、第2のコンデンサ5の放電量を増大させエネルギ収支を充電過多から放電過多へ変更する。
このため、図11に示すように、第2のコンデンサ5のエネルギ収支33は放電過多の状態になり、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができる。なお、図11は、210Vrmsの系統電圧に4kWの電力をパワーコンディショナから出力中に、瞬時に系統電圧が180Vrmsに変わった場合の制御を例とするもので、図中の23は、上記実施の形態1の図3と同様に、系統7の電圧急変時に通常の制御を継続した場合の比較例エネルギ収支である。
図12に、第2のコンデンサ5の電圧上昇が抑制される様子を示す。また、この時の第1の単相インバータ2の出力電圧の変化を図13に示す。第2のコンデンサ5の電圧が上昇して所定の電圧値26に達した時35、それを検出して第1のコンデンサ3の電圧を低下させる調整を行い、第1の単相インバータ2の出力を、通常時の出力電圧16から電圧の大きさが低減した出力電圧31に移行させる。これにより、抑制時コンデンサ電圧34が示すように第2のコンデンサ5の電圧上昇が抑制される。
以上のように、第2のコンデンサ5の電圧が増大すると、第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制するようにインバータ部および電圧調整回路30は制御されるが、このような制御と通常時の制御とを含めた制御部10による出力制御フローを図14に基づいて以下に示す。
まず、第1の単相インバータ2が出力するための正負の電圧閾値14、15の初期値が設定される(t1)。電圧検出器8、9から第1、第2のコンデンサ3、5の電圧を取り込み(t2)、第2のコンデンサ5の電圧が予め設定された所定の電圧値26以上であるかどうか判定する(t3)。第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上である時は、電圧調整回路30の出力の目標電圧を下げる。このとき目標電圧の変化量は一定であっても、また、第2のコンデンサ5の電圧と所定の電圧値26との誤差を考慮しながら変化させても良い(t4)。
次いで、系統電圧と略同一に変化する電圧指令13aと電圧閾値14、15とを比較し(t5)、電圧指令13aが電圧閾値14、15を超えるとき第1の単相インバータ2から第1のコンデンサ3の電圧を正または負で出力するように設定し(t6)、それ以外は第1の単相インバータ2から出力0となるように設定する(t7)。
次いで、電圧指令13aから第1の単相インバータ2の出力電圧を減算して第2の単相インバータ4の電圧目標値を計算する(t8)。次いで、第2の単相インバータ4の出力電力量を積算して電力収支を演算する(t9)。異常が検出されると、この時点で割り込み停止処理を行う(t10)。次いで、第1、第2の単相インバータ2、4に対して各単相インバータ2、4内のスイッチング素子を駆動するための制御信号11、12を生成して出力し(t11)、電圧調整回路30に対して目標電圧に基づく電圧調整信号32を出力する(t12)。
上記t2〜t12の処理を予め設定された出力電圧の規定周期(例えば半周期あるいは1周期)繰り返し、該規定周期が終了すると(t13)、t9にて積算された第2の単相インバータ4の電力収支から電圧閾値14、15を計算して設定することで電圧閾値14、15を更新し(t14)、積算された第2の単相インバータ4の電力収支の値を初期化して(t15)、t2に戻る。
なお、第2の単相インバータ4の出力電力量を規定周期、積算した電力収支から電圧閾値14、15を計算して設定するものを示したが、上述したように半周期あるいは1周期におけるパワーコンディショナの出力電圧13あるいは系統電圧から演算してもよい。
この実施の形態では、第2のコンデンサ5の電圧と所定の電圧値26とを比較して、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になると、太陽電池1の電圧を調整する電圧調整回路30の出力電圧を低減することにより第1のコンデンサ3の電圧を強制的に低下させる。この処理は、1周期のうちどのタイミングでも実施でき、所定の周期でエネルギ収支に基づいて電圧閾値14、15を更新する処理を待つことなく速やかに実施できる。これにより、負荷(系統)7の電圧が急変しても、第2のコンデンサ5が過充電状態となるのを回避して第2のコンデンサ5の電圧上昇を抑制することができる。
なお、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になり電圧調整回路30の出力電圧を調整した後、電圧調整回路30の出力は、所定の期間後に元の出力電圧に戻す、あるいは第2のコンデンサ5の電圧の下限値を設定して第2のコンデンサ5の電圧が下限値以下になると元の出力電圧に戻すようにしても良い。
また、電圧閾値14、15に予め設定された固定の値を用い、電圧調整装置30の出力電圧、即ち第1のコンデンサ3の電圧を、直前の半周期あるいは1周期の第2の単相インバータ4の出力電力量やパワーコンディショナの出力電圧13あるいは系統電圧から演算して随時改訂するように制御しても良い。この場合も、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上になるとき、電圧調整回路30の出力電圧を低減させて第1のコンデンサ3の電圧を強制的に低下させる処理は、1周期のうちどのタイミングでも実施でき、所定の周期での更新処理を待つことなく速やかに実施でき、同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、第2のコンデンサ5の電圧が所定の電圧値26以上である時に電圧調整回路30の出力電圧を所定の変化量で低減させたものを示したが、図15に示すように、徐々に低減させるように変化させても良い。また、第2のコンデンサ5の電圧に目標電圧を設けて、検出された第2のコンデンサ5の電圧が目標電圧になるように電圧調整回路30の出力電圧を制御しても良い。
また、上記実施の形態は、降圧機能のない電圧調整回路30にも適用でき、その場合、電圧調整回路30は昇圧回路30aにて構成される。
また、上記実施の形態1、2では、2つの単相インバータ2、4を直列接続したものを示したが、独立したコンデンサ3を直流電源とする第2の単相インバータ4を複数個備えて、3以上の単相インバータの交流側を直列接続してパワーコンディショナを構成しても良い。この場合、複数の第2の単相インバータ4を同様に制御し、複数の第2のコンデンサ5の電圧上昇も上記各実施の形態と同様に抑制できる。
また、上記実施の形態1、2では、第1の直流電源を太陽電池1としたが、その他の分散電源にも適用できる。
この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナを示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナの通常時における各部の動作波形を示す図である。 この発明の実施の形態1による第2のコンデンサの通常時におけるエネルギ収支を示す図である。 この発明の実施の形態1による第2のコンデンサの通常時における電圧変化を示す図である。 この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナの制御を各部の動作波形に基づいて説明する図である。 この発明の実施の形態1による第2のコンデンサのエネルギ収支を示す図である。 この発明の実施の形態1による第2のコンデンサの電圧変化を示す図である。 この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナの出力制御フローを示す図である。 この発明の実施の形態2によるパワーコンディショナを示す概略構成図である。 この発明の実施の形態2による第1の単相インバータの出力電圧波形を示す図である。 この発明の実施の形態2による第2のコンデンサのエネルギ収支を示す図である。 この発明の実施の形態2による第2のコンデンサの電圧変化を示す図である。 この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナの制御を第1の単相インバータの動作波形に基づいて説明する図である。 この発明の実施の形態2によるパワーコンディショナの出力制御フローを示す図である。 この発明の実施の形態2の別例によるパワーコンディショナの制御を第1の単相インバータの動作波形に基づいて説明する図である。
符号の説明
1 第1の直流電源としての太陽電池、2 第1の単相インバータ、
3 第1のコンデンサ、4 第2の単相インバータ、5 第2のコンデンサ、
7 系統(負荷)、8,9 電圧検出器、10 制御部、13 出力電圧、
13a 電圧指令、14,15,17,18 電圧閾値、
16,19,31,32 第1の単相インバータ出力電圧、
20,27 第2の単相インバータ出力電圧、26 所定の電圧値、
30 電圧調整回路、31a 昇圧回路、31b 降圧回路。

Claims (6)

  1. 第1の直流電源と、
    該第1の直流電源から電力供給される第1のコンデンサの直流電力を交流電力に変換する第1の単相インバータの交流側、および上記第1のコンデンサより低電圧の第2のコンデンサの直流電力を交流電力に変換する第2の単相インバータの交流側を直列接続し、上記第1、第2の単相インバータの各発生電圧の総和により電圧を出力するインバータ部と、
    負荷に応じて生成された電圧指令に基づき、上記第2の単相インバータを上記第1のインバータより多パルスで出力するように上記インバータ部を制御する制御部とを備え、
    上記制御部は、上記第2の単相インバータの半周期あるいは1周期での出力電力収支が略0となるように上記インバータ部を制御すると共に、上記第2のコンデンサの電圧が予め設定された所定の電圧値以上になると、上記第1の単相インバータからの出力電力量を減少させることを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記第1の単相インバータは半周期に1パルスの電圧を出力し、上記第2の単相インバータは、上記電圧指令と上記第1の単相インバータの出力との差分を補うように電圧出力し、
    上記制御部は、上記第2のコンデンサの電圧が上記所定の電圧値以上になると、上記第1の単相インバータの出力電圧のパルス幅を短くして出力電力量を減少させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記第1の単相インバータは、上記電圧指令が所定の閾値を超えるときに上記第1のコンデンサの電圧を出力することにより半周期に1パルスの電圧を出力し、上記所定の閾値の大きさを増大させて上記単相インバータの出力電圧のパルス幅を短くすることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記第1の直流電源の電圧を調整して上記第1のコンデンサに出力する電圧調整回路を備え、
    上記制御部は、上記第2のコンデンサの電圧が上記所定の電圧値以上になると、上記電圧調整回路の出力電圧を低減させて上記第1の単相インバータからの出力電力量を減少させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 上記電圧調整回路が昇圧機能を有することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 上記電圧調整回路が昇圧機能と降圧機能との双方を有することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
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