JP7146115B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本願は、電力変換装置に関するものである。
複数のインバータを組み合わせて、階調制御により所望の出力波形を得ることが可能な電力変換装置が実用化されている。
任意の出力電圧を得ると同時に、各インバータの充放電電流を調整することで各インバータのコンデンサの電圧を一定に制御する制御法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許第4490309公報(段落[0006]-[0008]および図1)
特許文献1の制御法では、インバータ数が増加すると、選択できる各インバータの出力の組合せおよび電圧を一定に保つ必要があるコンデンサ数が増加するため、コンデンサの電圧を一定に保つことが困難になる。その結果、コンデンサ電圧にばらつきが発生し、所望の出力電圧を実現できなくなる課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、電力変換装置を構成するインバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力できる電力変換装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電力変換装置は、直流電源の直流電力を交流電力に変換する単相インバータの交流側を複数直列接続し、複数の単相インバータの中から選択された1以上の単相インバータの発生電圧の総和により全体出力電圧を制御して負荷に電力供給する電力変換装置において、複数の単相インバータの各々は直流電源電圧を発生する蓄電素子を含み、複数の単相インバータの少なくとも1つは外部電源と接続され、各単相インバータの直流電源電圧の目標値の比率は一定であり、複数の単相インバータの直流電源電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出された複数の単相インバータの直流電源電圧各直流電源電圧の目標値の比率で除算して比較標準値を算出し、算出した複数の比較標準値の比較処理を行う比較部と、比較部による比較結果および予め定められた選択条件に基づいて、複数の単相インバータのうち、電圧を出力すべき1以上の単相インバータの組合せである出力パターンを決定する出力パターン決定部を備え、比較部は、比較処理として複数の比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各比較標準値とを比較する平均値比較部、および比較処理として各比較標準値と他の比較標準値とを比較する標準値比較部の少なくとも一方を含むものである。
本願に開示される電力変換装置によれば、インバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力することが可能となる。
実施の形態1による電力変換装置に係る主回路部の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る制御部の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る制御部の比較部の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る制御部の比較部の変形例の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る主回路部の1例の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る制御部の比較部の1例の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る階調数と出力パターンの関係の1例の説明図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る主回路部の変形例の構成図である。 実施の形態1による電力変換装置に係る主回路部の別例の構成図である。 実施の形態2による電力変換装置に係る制御部の構成図である。 実施の形態2による電力変換装置に係る制御部の比較部の構成図である。 実施の形態2による電力変換装置に係る制御部の比較部の1例の構成図である。 実施の形態3による電力変換装置に係る制御部の構成図である。 実施の形態3による電力変換装置に係る制御部の比較部の構成図である。 実施の形態3による電力変換装置に係る制御部の比較部の変形例の構成図である。 実施の形態3による電力変換装置に係る制御部の比較部の1例の構成図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、複数の単相インバータは直流電源が外部から供給される1あるいは複数の単相インバータから成る主インバータ群と、その他の複数の単相インバータから成る副インバータ群と、で構成され、主、副インバータ群の各直流電源の電圧比は略一定で、主インバータ群の直流電源電圧の総和は、副インバータ群の直流電源電圧の総和より所定の比率で大きく設定され、電圧検出手段により検出された複数の単相インバータの直流電源電圧各直流電源電圧の目標値の比率で除算して比較標準値を算出し、算出した複数の比較標準値の比較処理を行う比較部と、各単相インバータの出力の組合せを決定する出力パターン決定部を備え、比較部は複数の比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各比較標準値とを比較する平均値比較部を備え、出力パターン決定部は比較部の出力結果を用いて副インバータ群の各直流電圧を、各単相インバータを介した充放電により略一定になるように各単相インバータの出力の組合せを選択する電力変換装置に関するものである。
以下、実施の形態1に係る電力変換装置の構成および動作について、電力変換装置の主回路部の構成図である図1、制御部の構成図である図2、制御部の比較部の構成図である図3、制御部の比較部の変形例の構成図である図4、主回路部の1例の構成図である図5、制御部の比較部の1例の構成図である図6、階調数と出力パターンの関係の1例の説明図である図7、主回路部の変形例の構成図である図8、および主回路部の別例の構成図である図9に基づいて説明する。
実施の形態1の電力変換装置の全体の構成および動作を図1、図2に基づいて説明する。
電力変換装置は、図1の主回路部1と図2の制御部20を備える。
まず、図1に基づいて、電力変換装置の主回路部1の構成および動作を説明する。
主回路部1は、第2のインバータ群である副インバータ群2、第1のインバータ群である主インバータ群3、切換スイッチ4、充電用抵抗5、出力フィルタ6、インバータ電圧検出回路7D、および出力電圧検出回路8を備える。
主回路部1の出力には、負荷11が接続されている。
なお、副インバータ群2および主インバータ群3の全体をインバータユニットと記載する。
副インバータ群2は、単相インバータ2I1、2I2、・・・、2Im(mは2以上の整数)から構成される。副インバータ群2の単相インバータを代表して記載する場合は、単相インバータ2Iと記載する。
また、主インバータ群3は、単相インバータ3Im+1、・・・、3Im+n(nは1以上の整数)から構成される。主インバータ群3の単相インバータを代表して記載する場合は、単相インバータ3Iと記載する。
また、各単相インバータ2I、3Iの出力電圧を検出する電圧検出手段であるインバータ電圧検出回路7D1、7D2、・・・、7Dm、7Dm+1について、特にそれぞれ区別する必要がない場合は、インバータ電圧検出回路7Dと記載する。
各単相インバータ2I、3Iは複数個のダイオードを逆並列に接続した複数個のIGBT(Insulated Gate Bipolar transistоr)等の自己消弧型半導体スイッチング素子(g11、g12、g21、g22)と蓄電素子であるコンデンサによるフルブリッジ回路で構成される。
なお、図1において、簡素化のために、ダイオードおよびコンデンサの符番号を省略している。
各単相インバータ2I、3Iのコンデンサは、各単相インバータ2I、3Iの直流電源である。
副インバータ群2の単相インバータ2I1~2Imの直流電源の電圧であるコンデンサ電圧V1、V2、・・・、Vm、および主インバータ群3の単相インバータ3Im+1~3Im+nの直流電源の電圧であるコンデンサ電圧Vm+1~Vm+nは電圧比(V1:V2:・・・:Vm+n)が略一定で制御される。
なお、主インバータ群3の単相インバータ3Im+1~3Im+nの直流電源であるコンデンサの電圧は、単相インバータ3Im+1のコンデンサの電圧のみを検出している。
以降、直流電源であるコンデンサの電圧を適宜、直流電源電圧またはコンデンサ電圧と記載する。
主インバータ群3の直流電源電圧の総和(Vm+1+Vm+2+・・・+Vm+n)は副インバータ群2の直流電源電圧の総和(V1+V2+・・・+Vm)よりも所定の比率で大きく制御される。
実施の形態1の場合はV1:V2:・・・:Vm+nは1:2:・・・:2^(m+n-1)に制御される。制御の詳細については、後述する。
主インバータ群3の各単相インバータ3Im+1・・・、3Im+nは外部電源10S1、・・・、10Snにより電力が供給される。
なお、各外部電源10S1、・・・、10Snを特に区別する必要がない場合は、外部電源10Sと記載する。
各単相インバータ2I、3Iは、出力として正負およびゼロの電圧を発生することができる。
例えば単相インバータ2I1において、出力が正の時には、半導体スイッチング素子g11およびg22がオンし、出力が負の時には半導体スイッチング素子g12およびg21がオンする。また出力が0の時には半導体スイッチング素子g11およびg21(あるいはg12およびg22)がオンする。
インバータユニットは、副インバータ群2および主インバータ群3を備え、各単相インバータ2I1~2Im、3Im+1~3Im+nの交流側を直列に接続されている。各単相インバータ2I1~2Im、3Im+1~3Im+nの発生電圧を組み合わせることで、その総和として所定の電圧を階調制御により出力する。
インバータユニットは、階調制御された所定の電圧を出力フィルタ6を介して負荷11に電力供給する。
各単相インバータ2I1~2Im、3Im+1~3Im+nの出力電圧比V1:V2:・・・:Vm+nが1:2:・・・:2^(m+n-1)と制御されている場合は、インバータユニットの出力電圧は0(階調数0)からV1×{2^(m+n-1)}(階調数2^(m+n-1)までV1(階調数1)の細かさで出力することができる。
インバータユニットの出力端には、充電用抵抗5と切換スイッチ4とが設置されている。
切換スイッチ4は、副インバータ群2の交流出力端を、電力変換装置の起動時に充電用抵抗5に接続して副インバータ群2の各直流電源を初期充電する。切換スイッチ4は、通常出力時には出力フィルタ5側に接続される。
この初期充電は後述する制御により行う。図1では、切換スイッチ4は副インバータ群2の交流出力に接続しているが、主インバータ群3の出力側に接続しても良い。また、切換スイッチ4および充電用抵抗5は出力フィルタ6の出力側に設置しても良い。
また、負荷11に充電電流を流すことで、副インバータ群2の各直流電源の初期充電を行ってもよい。この場合は、負荷11に充電電流を流すため、充電用抵抗5と切換スイッチ4は不要となる。
また、初期充電の時だけ副インバータ群2に外部電源を接続することで副インバータ群2の各直流電源の初期充電を行ってもよい。この場合は、副インバータ群2の各単相インバータ2I1の直流電源を直接充電するため、充電用抵抗5と切換スイッチ4は不要となる。
副インバータ群2の各単相インバータ2Iの直流電源電圧であるコンデンサ電圧と主インバータ群3の1つ以上の単相インバータ3Iの直流電源電圧であるコンデンサ電圧はインバータ電圧検出回路7Dにより検出される。
図1では主インバータ群3の中で最も電圧が小さい単相インバータ3Im+1の直流電源電圧であるコンデンサ電圧だけを検出する例を示している。
以降は主インバータ群3の中で最も電圧が小さい単相インバータ3Im+1の直流電源電圧であるコンデンサ電圧だけを検出する場合について説明する。
主インバータ群3の中で最も電圧が小さい単相インバータ以外の直流電源電圧であるコンデンサ電圧を検出したとしても同様の手法が適用できる。
負荷11に出力される電圧は出力電圧検出回路8によって検出される。なお、出力電圧検出回路8の設置位置はインバータユニットの出力電圧を検出できる位置であればよく、例えば出力フィルタ6の前段または切換スイッチ4の前段でもよい。
次に制御部20の構成および動作を図2に基づいて説明する。
制御部20は階調数決定部21、比較部22、出力パターン決定部23、およびゲート信号生成部24を備える。
階調数決定部21は出力電圧検出回路8で検出した出力電圧Voと出力電圧指令値とに基づいて、出力電圧Voを出力電圧指令値に制御すべく階調数を決定する。
具体的には、出力電圧検出値Voと出力電圧指令値の差分を、PI(Proportional-Integral)制御器に入力し、PI制御器の出力結果を階調数として用いる。
PI制御はP(Proportional)制御、PID(Proportional-Integral-Differential)制御など出力電圧検出値Voを出力電圧指令値に近づけるように動作する制御であればよい。
また、PI演算結果の階調数に採用される位より小さな値(小数点以下部分)対する丸めこみ処理、あるいはリミッタ処理などを追加してもよい。
次に比較部22の構成と動作を図3に基づいて説明する。
比較部22は、除算器22D、平均演算器22H、平均値比較部である平均値比較器22ACを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
例えば、除算器はそれぞれ入出力が異なるが、機能は同じであるため除算器22Dとしている。また、平均値比較器はそれぞれ入出力が異なるが、機能は同じであるため平均値比較器22ACとしている。以降の比較部の構成図においても同様に各演算器の符番号は区別していない。
比較部22にはインバータ電圧検出回路7Dで検出した各単相インバータ2I、3Iのコンデンサ電圧V1~Vm+1が入力される。入力されたコンデンサ電圧V1~Vm+1は除算器22Dによって電圧レベルが揃えられた信号V1*~Vm+1*に変換、すなわち規格化される。この規格化された信号を比較標準値と記載する。
すなわち、電圧検出手段により検出された複数の単相インバータの直流電源電圧各直流電源電圧の目標値の比率で除算して比較標準値を算出する。
具体的には、例えばインバータ電圧検出回路7Dmで検出された単相インバータ2Imのコンデンサ電圧Vmは、除算器22Dにおいてコンデンサ電圧の目標値の比率であるKmで除算される。
ここで、K1~Km+1は、単相インバータ2I1~2Im、3Im+1のコンデンサ電圧の目標値の比率が(V1:V2:・・・:Vm+1)=(1:2:・・・:2^m)であれば、例えばK1=1、K2=2、・・・、Km+1=2^mとすればよい。
規格化後の信号、すなわち比較標準値V1*~Vm+1*から平均演算器22Hで平均値Vaveを算出する。平均値Vaveは比較標準値(V2*~Vm+1*)と平均値比較器22ACで比較され、m個の平均値比較信号が出力される。
なお、実施の形態1における比較部22は算出した平均値を用いて比較結果を出力すればよく、例えば図4に示すように平均値の演算法を変更してもよい。
図4は比較部の変形例の構成図であり、図3の比較部22と区別するために比較部22Aとしている。
比較部22Aは、除算器22AD、平均演算器22AH、平均値比較器22AACを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
図4において、比較標準値V1*~Vm+1*から平均演算器22AHで平均値Vave-1を算出し、比較標準値V1*~Vm*から平均演算器22AHで平均値Vave-2を算出する。また、比較標準値V1*、V2*から平均演算器22AHで平均値Vave-mを算出する。
平均値Vave-1は比較標準値Vm+1*と平均値比較器22AACで比較され、平均値Vave-2は比較標準値Vm*と平均値比較器22AACで比較され、平均値Vave-mは比較標準値V2*と平均値比較器22AACで比較され、それぞれの平均値比較信号が出力される。
すなわち、Lを(1<L≦m+1)の範囲の整数とすると、比較標準値VL*と比較する平均値の演算には1~VLまでの比較標準値を用いる。
実施の形態1の比較部の構成を一般化すると、副インバータ群がY個の単相インバータで構成されている場合、比較部はY個以上の平均値比較部を含む。
出力パターン決定部23の動作について説明する。
出力パターン決定部23では階調数決定部21で決定した階調数と比較部22から出力される比較結果に基づいて後述する動作で各単相インバータの出力の組合せ(出力パターン)を決定する。
制御部20は、出力パターン決定部23が決定した出力パターンおよび階調数に基づいて、各単相インバータ2I、3Iのコンデンサ電圧を略一定に制御する。
ゲート信号生成部24は出力パターン決定部23の出力結果に基づいて各単相インバータ2I、3Iを動作させるゲート信号を生成する。
具体的には、出力パターンから各単相インバータ2I、3Iの半導体スイッチング素子g11~g22を駆動するゲート駆動信号を生成する。
次に、出力パターン決定部23の動作の具体例を、図5~図7に基づいて説明する。
出力パターン決定部23は、階調数決定部21から得られる階調数を実現する複数の出力パターンから比較部22の出力結果を用いて出力パターンを決定するが、その際、下記のルールに従い出力パターンを決定する。
(A)コンデンサ電圧が大きい単相インバータから出力を決める。
(B)ある単相インバータでは、コンデンサ電圧が平均値より大きい場合は+、0、-の順の優先度で出力を選択する。コンデンサ電圧が平均値より小さい場合は-、0、+の順の優先度で出力を選択する。
出力パターン決定部23の動作を主回路部1の1例の構成図である図5に基づいて説明する。
図5は副インバータ群2が3つの単相インバータ2I1、2I2、2I3、主インバータ群3が1つの単相インバータ3I4で構成された例である。
図1の主回路部1と区別するために、主回路部1Aとしている。また、副インバータ群2A、主インバータ群3Aとしている。
単相インバータ2I1の出力電圧をインバータ電圧検出回路7D1で検出し、単相インバータ2I2の出力電圧をインバータ電圧検出回路7D2で検出し、単相インバータ2I3の出力電圧をインバータ電圧検出回路7D3で検出している。また、単相インバータ3I4の出力電圧をインバータ電圧検出回路7D4で検出している。
簡略化のため切換スイッチ4、充電用抵抗5は省略している。
各単相インバータ2I1、2I2、2I3、3I4のコンデンサ電圧V1、V2、V3、V4は1:2:4:8で略一定になるように制御する。また、コンデンサ電圧が小さい単相インバータから順に第1単相インバータ、第2単相インバータ、第3単相インバータ、第4単相インバータと記載する。
本例では、単相インバータ2I1が第1単相インバータに相当し、単相インバータ2I2が第2単相インバータに相当し、単相インバータ2I3が第3単相インバータに相当し、単相インバータ3I4が第4単相インバータに相当する。
図5の主回路部1Aに対応する比較部の1例を図6に示す。
ここで、図6では、図3の比較部22、図4の比較部22Aと区別するために比較部22Bとしている。
比較部22Bは、除算器22BD、平均演算器22BH、平均値比較器22BACを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
各単相インバータ2I1、2I2、2I3、3I4のコンデンサ電圧がV1=0.9V、V2=1.9V、V3=4.1V、V4=8.1V、階調数決定部21の出力が3であった場合を想定する。
比較部22Bにおいて、除算器22BDで、V1*=0.9V、V2*=0.95V、V3*=1.025V、V4*=1.0125Vが算出される。
平均演算器22BHで、平均値Vave≒0.972が算出される。
平均値比較器22BACから比較結果V4*>Vave、V3*>Vave、V2*<Vaveが出力される。
階調数3の時の出力パターンは図7に示す通り、パターンA~Eの5通り存在する。
パターンAは第1単相インバータと第2単相インバータで+を出力(3=1+2)している。
パターンBは第3単相インバータで+、第1単相インバータで-を出力(3=4-1)している。パターンCは第1、第3単相インバータで+、第2単相インバータで-を出力(3=4-2+1)している。
パターンDは第4単相インバータで+、第1、第3単相インバータで-を出力(3=8-4-1)している。
パターンEは第1、第4単相インバータで+、第2、第3単相インバータでーを出力(3=8-4-2+1)している。
出力パターン決定部23の動作の具体例を説明する。この例では、以下のルールに従い出力パターンを決定する。
(A)コンデンサ電圧V1~V4が大きい単相インバータから出力を決める。
(B)各単相インバータでは、比較標準値が平均値より大きい場合は、+、0、-の順の優先度で出力を選択する。比較標準値が平均値より小さい場合は、-、0、+の順の優先度で出力を選択する。
具体的には、コンデンサ電圧の大きい第4単相インバータの出力から順に決定していく。
第4単相インバータの比較標準値は平均値より大きい(V4*>Vave)ため、第4単相インバータの出力は+、0、-の順の優先度で選択される。階調数3の5つのパターンの内、第4単相インバータが+出力であるパターンD、Eが選択される。
次にコンデンサ電圧が大きい第3単相インバータを検討する。第3単相インバータの比較標準値は平均値より大きい(V3*>Vave)ため、第3単相インバータの出力は+、0、-の順の優先度で選択される。パターンD、Eの第3単相インバータの出力はともに-であるため、パターンD、Eの一方のみを選択することはできないため、パターンD、Eの両方が選択される。
次にコンデンサ電圧が大きい第2単相インバータを検討する。第2単相インバータの比較標準値は平均値より小さい(V2*<Vave)ため、第2単相インバータの出力は-、0、+の順の優先度で選択される。
パターンDは0出力、パターンEは-出力であるため、第2単相インバータが-出力であるパターンEが選択される。以上の動作により上記条件ではパターンEが選択され、ゲート信号生成部24に出力される。
以上の実施の形態1の説明では、出力パターン決定部23にてコンデンサ電圧が大きい単相インバータから出力を決定していく方法を示したが、出力を決める単相インバータの順は自由に変更しても問題ない。
例えば、コンデンサ電圧が小さい単相インバータから出力を決定してもよい。ただし、コンデンサ電圧の大きな単相インバータのコンデンサ電圧が変動した方が、出力電圧の変動として大きく表れるため、コンデンサ電圧の大きな単相インバータの出力から決めていくことが望ましい。
以上の実施の形態1の説明では、主回路部1の出力電圧Voを検出し、出力電圧Voを電圧指令値に近づける構成について説明した。
主回路部1の出力電流Ioを検出し、出力電流Ioを電流指令値に近づける構成としてもよい。この出力電流Ioを電流指令値に近づけるように制御する場合の主回路部の構成図を図8に示す。図8では、図1の主回路部1と区別するために、主回路部1Bとしている。
図1の出力電圧検出回路8を出力電流検出回路12に変更し、また制御部20において、階調数決定部21に入力する信号を出力電流検出値と出力電流指令値に変更すればよい。
次に、主インバータ群3の複数の単相インバータのコンデンサ電圧を検出するインバータ電圧検出回路を設ける例を図9に基づいて説明する。
図5の主回路部1Aと区別するために、主回路部1Cとしている。また、副インバータ群2C、主インバータ群3Cとしている。
図9は副インバータ群2が2つの単相インバータ2I1、2I2、主インバータ群3が2つの単相インバータ3I3、3I4で構成された例である。
単相インバータ3I3に外部電源10S1が接続され、単相インバータ3I4に外部電源10S2が接続されている。
簡単化のため切換スイッチ4、充電用抵抗5は省略している。
各単相インバータ2I1、2I2、3I3、3I4のコンデンサ電圧V1、V2、V3、V4は1:2:4:8で略一定になるように制御する。また、コンデンサ電圧が小さい単相インバータから順に第1単相インバータ、第2単相インバータ、第3単相インバータ、第4単相インバータと記載する。
本例では、単相インバータ2I1が第1単相インバータに相当し、単相インバータ2I2が第2単相インバータに相当し、単相インバータ3I3が第3単相インバータに相当し、単相インバータ3I4が第4単相インバータに相当する。
図9の構成の主回路部1Cに対して、先に図5から図7で説明した制御方法(選択手順)を適用できる。
具体的には、副インバータ群2は単相インバータ3台、主インバータ群3は単相インバータが1台のときと同様に、第3単相インバータは外部電源が接続していないとみなして、出力パターンの選択手順を用いて各単相インバータ2I1、2I2、3I3、3I4を制御することができる。この場合は、外部電源10Sの電源容量を低減できる。
また、第4単相インバータ3I4はコンデンサ電圧一定制御に用いず、階調数が8以上の場合は+出力、7以下の場合は0出力と動作させ、第1から第3単相インバータの合計3台で、先に説明した制御方法(選択手順)でコンデンサ電圧一定制御を行ってもよい。
この場合は第4単相インバータ3I4のインバータ電圧検出回路7D4と制御部20の単相インバータ1段分が省略できる。
以上の実施の形態1の説明では、副インバータ群2には外部電源10Sを接続しない構成について説明した。しかし、副インバータ群2のコンデンサ電圧の安定化を図るため副インバータ群2にも外部電源10Sを接続する構成としてもよい。
この場合においても、本実施の形態を適用することで、従来の階調制御を適用した電力変換装置に比較して、外部電源10Sに必要な電源容量を低減し、装置を小型で安価とすることができる。
実施の形態1の電力変換装置では、各単相インバータのコンデンサ電圧と各単相インバータのコンデンサ電圧の目標値との比率(比較標準値)を算出し、算出した比較標準値の平均値と比較標準値との比較結果を用いて出力パターンを選択する。これにより、副インバータ群2の各単相インバータの充放電電流は調整され、各単相インバータ(2I1~2Im、3Im+1~3Im+n)の電圧比を略一定に保ちつつ、所望の出力電圧を出力することが可能となる。このため、副インバータ群2への電力供給のための電源を不要にできるため、装置が小型で安価となる。
また、実施の形態1の出力パターン決定部ではコンデンサ電圧の大きなインバータから順に出力符号を選択することで、コンデンサ電圧の大きな単相インバータのコンデンサ電圧変動を抑制し、出力電圧に大きな変動が発生することを抑制できる。
また、出力パターン決定部23では、(A)コンデンサ電圧が大きい単相インバータから出力を決める、(B)ある単相インバータでは、比較標準値が平均値より大きい場合は、+、0、-の順の優先度で出力を選択し、比較標準値が平均値より小さい場合は、-、0、+の順の優先度で出力を選択する、という単純なルールで出力パターンを決定できる。このルールは単相インバータ数が増加した時でも適用できるため、単相インバータ数が増加した時でも任意の出力電圧を出力しつつ、各コンデンサ電圧を略一定に制御することができる。
実施の形態1では、電力変換装置の全体の構成、動作の説明を分かり易くするために、副インバータ群2、主インバータ群3と分けて説明した。しかし、全体を1つの単相インバータ群として扱い、単相インバータの少なくとも1つは外部電源と接続され、各単相インバータの直流電源電圧の電圧比は一定となるように制御すればよい。
以上説明したように、実施の形態1の電力変換装置は、複数の単相インバータは直流電源が外部から供給される1あるいは複数の単相インバータから成る主インバータ群と、その他の複数の単相インバータから成る副インバータ群と、で構成され、主、副インバータ群の各直流電源の電圧比は略一定で、主インバータ群の直流電源電圧の総和は、副インバータ群の直流電源電圧の総和より所定の比率で大きく設定され、電圧検出手段により検出された複数の単相インバータの直流電源電圧各直流電源電圧の目標値の比率で除算して比較標準値を算出し、算出した複数の比較標準値の比較処理を行う比較部と、各単相インバータの出力の組合せを決定する出力パターン決定部を備え、比較部は複数の比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各比較標準値とを比較する平均値比較部を備え、出力パターン決定部は比較部の出力結果を用いて副インバータ群の各直流電圧を、各単相インバータを介した充放電により略一定になるように各単相インバータの出力の組合せを選択するものである。
したがって、実施の形態1の電力変換装置は、インバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2の電力変換装置は、比較部として比較標準値と他の比較標準値とを比較する標準値比較部を備えるものである。
実施の形態2の電力変換装置について、制御部の構成図である図10、制御部の比較部の構成図である図11、および、制御部の比較部の1例の構成図である図12に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。なお、適宜実施の形態1の図面を参照する。
実施の形態2の構成図において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
制御部30の構成を図10に基づいて説明する。
制御部30は階調数決定部21、比較部32、出力パターン決定部33、およびゲート信号生成部24を備える。実施の形態1の制御部20との違いは、比較部32および出力パターン決定部33である。
比較部32の構成と動作を図11に基づいて説明する。
比較部32は、除算器32D、標準値比較部である標準値比較器32SCを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
比較部32ではインバータ電圧検出回路7Dで検出した各単相インバータ2I、3Iのコンデンサ電圧V1~Vm+1が入力される。入力されたコンデンサ電圧V1~Vm+1は除算器32Dによって電圧レベルが揃えられた比較標準値V1*~Vm+1*に規格化される。
比較部32では規格化後の比較標準値V1*~Vm+1*を標準値比較器32SCでそれぞれ比較することで、比較標準値V1*~Vm+1*の大小関係を明らかにし、その結果を出力パターン決定部33に出力する。
実施の形態2における比較部32は、和演算をしない、すなわち平均演算をしない点で実施の形態1と異なる。インバータ電圧検出回路7Dでm+1個の電圧を検出した場合、全比較標準値の大小関係は(m+1)×m/2個以上の標準値比較器があれば算出できる。
実施の形態2の比較部の構成を一般化すると、副インバータ群がY個の単相インバータで構成されている場合、比較部は(Y+1)×Y/2個以上の標準値比較部で構成される。
出力パターン決定部33の動作について説明する。
出力パターン決定部33では階調数決定部21で決定した階調数と比較部32から出力される比較結果に基づいて、各単相インバータの出力の組合せ(出力パターン)を決定する。
制御部30は、出力パターン決定部33が決定した出力パターンおよび階調数に基づいて、各単相インバータ2I、3Iのコンデンサ電圧を略一定に制御する。
ゲート信号生成部24は出力パターン決定部33の出力結果に基づいて各単相インバータ2I、3Iを動作させるゲート信号を生成する。
出力パターン決定部33は、階調数決定部21から得られる階調数を実現する複数の出力パターンから比較部32の出力結果を用いて出力パターンを決定するが、その際、下記のルールに従い出力パターンを決定する。
(A)比較標準値V1*~Vm+1*の大きい単相インバータから出力を決める。
(B)各単相インバータの出力は、+、0、-の順の優先度で選択する。
出力パターン決定部33の動作を、実施の形態1の図5に示した例を用いて説明する。
図5は副インバータ群2が3つの単相インバータ2I1、2I2、2I3、主インバータ群3が1つの単相インバータ3I4で構成された例である。
各単相インバータ2I1、2I2、2I3、3I4のコンデンサ電圧V1、V2、V3、V4は1:2:4:8で略一定になるように制御する。
図5の主回路部1Aに対応する実施の形態2の比較部32の1例を図12に示す。
ここで、図12では、図11の比較部32と区別するために比較部32Aとしている。
比較部32Aは、除算器32AD、標準値比較器32ASCを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
各単相インバータのコンデンサ電圧がV1=0.9V、V2=1.9V、V3=4.1V、V4=8.1V、階調数決定部21の出力が3であった場合を想定する。
比較部32Aにおいて、除算器32ADで、V1*=0.9V、V2*=0.95V、V3*=1.025V、V4*=1.0125Vが算出される。
標準値比較器32ASCから比較結果V3*>V4*>V2*>V1*が出力される。
出力パターン決定部33の具体的な動作を説明する。
階調数3の時の出力パターンは図7に示した通り、パターンA~Eの5パターン存在する。
出力パターン決定部33では比較標準値が最も大きい第3単相インバータの出力から順に決定していく。出力は+、0、-の順の優先度で選択されるため、第3単相インバータが+出力であるパターンB、Cが選択される。
次に比較標準値の大きい第4単相インバータの出力が選択される。出力は+、0、-の順の優先度で選択されるが、パターンB、Cの第4単相インバータの出力はともに0であるため、第4単相インバータでは選択することができない。
次に比較標準値が大きい第2単相インバータを検討する。パターンB、Cの第2単相インバータの出力はパターンBが0、パターンCが-であるため、0出力のパターンBが選択される。
以上の動作により上記条件ではパターンEが選択され、ゲート信号生成部24に出力される。
なお、ここでは出力パターン決定部33において比較標準値の大きい単相インバータから出力を選択していく例を示したが、比較標準値の大小関係を使って出力パターンを決定すれば、出力の決定順序を変更しても問題ない。
例えば、比較標準値の小さい単相インバータから出力を選択してもよい。この場合、単相インバータの出力は-、0、+の順の優先度で選択する。
この実施の形態2によれば、各単相インバータのコンデンサ電圧と各単相インバータのコンデンサ電圧の目標値の比率から比較標準値を算出し、算出した比較標準値の比較結果を用いて出力パターンを選択する。これにより、副インバータ群2の各単相インバータの充放電電流は調整され、各単相インバータ2I、3Iの電圧比を略一定に保ちつつ、所望の出力電圧を出力することができる。このため、副インバータ群2への電力供給のための電源を不要にできるため、装置が小型で安価となる。
また、実施の形態2の出力パターン決定部では上記比較標準値の大きな単相インバータから順に出力符号を選択していくため、単相インバータのコンデンサ電圧が大きく上昇することを防ぐことができ、電圧上昇によるコンデンサへの悪影響を防ぐことができる。
また、出力パターン決定部33では(A)比較標準値V1*~Vm+1*の大きい単相インバータから出力を決める、(B)各単相インバータの出力は、+、0、-の順の優先度で選択する、という単純なル-ルで出力パターンを決定できる。このルールは、単相インバータ数が増加した時でも適用できるため、単相インバータ数が増加した時でも任意の出力電圧を出力しつつ、各コンデンサ電圧を略一定に制御することができる。
以上説明したように、実施の形態2の電力変換装置は、比較部として比較標準値と他の比較標準値とを比較する標準値比較部を備えるものである。
したがって、実施の形態2の電力変換装置は、インバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力することが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3の電力変換装置は、比較部として複数の比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各比較標準値とを比較する平均値比較部、および各比較標準値と他の比較標準値とを比較する標準値比較部の両方を備えたものである。
実施の形態3の電力変換装置について、制御部の構成図である図13、制御部の比較部の構成図である図14、制御部の比較部の変形例の構成図である図15、および制御部の比較部の1例の構成図である図16に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。なお、適宜実施の形態1の図面を参照する。
実施の形態3の構成図において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
制御部40の構成を図13に基づいて説明する。
制御部40は階調数決定部21、比較部42、出力パターン決定部43、およびゲート信号生成部24を備える。実施の形態1の制御部20との違いは、比較部42および出力パターン決定部43である。
比較部42の構成と動作を図14に基づいて説明する。
比較部42は、除算器42D、平均演算器42H、平均値比較部である平均値比較器42AC、標準値比較部である標準値比較器42SCを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
比較部42ではインバータ電圧検出回路7Dで検出した各単相インバータ2I、3Iのコンデンサ電圧V1~Vm+1が入力される。入力されたコンデンサ電圧V1~Vm+1は除算器42Dによって電圧レベルが揃えられた比較標準値V1*~Vm+1*に規格化される。
比較部42では規格化後の比較標準値V1*~Vm+1*から平均演算器42Hで平均値Vaveを算出する。平均値Vaveと比較標準値V4*~Vm+1*とを平均値比較器42ACで比較する。また、比較標準値V3*~V1*は、それぞれ標準値比較器42SCで比較され大小関係が明らかにされる。そして、平均値Vaveと比較標準値V4*~Vm+1*との差異、および比較標準値V1*~V*3の大小関係が比較部42の出力となる。
実施の形態3における比較部42は、平均値を用いた比較と平均値を使用しない比較の両方を用いる点で実施の形態1、2と異なる。
なお、比較部42は平均値を用いた比較と平均値を使用しない比較の両方を用いればよく、例えば図4で示したように平均値の演算方法を変更してもよい。また、平均値を用いた比較と平均値を使用しない比較の割合を変更してもよい。
例えば、比較標準値V3*~Vm+1*までを平均値と比較し、比較標準値V2*とV1*だけを大小比較した場合の例を図15で説明する。
比較部42Aは、除算器42AD、平均演算器42AH、平均値比較器42AAC、標準値比較器42ASCを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
平均演算器42AHで算出された平均値Vaveと比較標準値V3*~Vm+1*とを平均値比較器42AACで比較する。また、比較標準値V1*~V2*が標準値比較器42ASCで比較され、その大小関係が明らかにされる。そして、平均値Vaveと比較標準値V3*~Vm+1*との差異、および比較標準値V1*~V*2の大小関係が比較部42Aの出力となる。
実施の形態3の比較部の構成を一般化すると、副インバータ群がY個の単相インバータで構成されている場合、Xは(0<X<Y)の条件で、比較部は(X+1)×X/2個以上の平均値比較部とY-X個以上の標準値比較部を含む。
出力パターン決定部43の動作について説明する。
実施の形態3における出力パターン決定部43は階調数決定部21から得られる階調数を実現する出力パターンの中から比較部42の出力結果を用いて使用する出力パターンを決定する。実施の形態3における出力パターン決定部43は下記のルールに従い出力パターンを決定する。
(A)平均値を用いた比較結果、平均値を使用しない比較結果の順で出力を選択する。
(B)平均値を用いた比較結果を使用時は以下のルールに従う(実施の形態1と同じ)。
(b1)コンデンサ電圧が大きい単相インバータから出力を決める。
(b2)ある単相インバータでは、比較標準値が平均値より大きい場合は、+、0、-の順の優先度で出力を選択し、比較標準値が平均値より小さい場合は、-、0、+の順の優先度で出力を選択する。
(C)平均値を使用しない比較結果は以下のルールに従う(実施の形態2と同じ)。
(c1)比較標準値V1*~Vm+1*の大きい単相インバータから出力を決める。
(c2)各単相インバータの出力は、+、0、-の順の優先度で選択する。
出力パターン決定部43の動作を実施の形態1の図5に示した例を用いて説明する。
図5は副インバータ群2が3つの単相インバータ2I1、2I2、2I3、主インバータ群3が1つの単相インバータ3I4で構成された例である。
各単相インバータ2I1、2I2、2I3、3I4のコンデンサ電圧V1、V2、V3、V4は1:2:4:8で略一定になるように制御する。
図5の主回路部1Aに対応する実施の形態3の比較部42の1例を図16に示す。
ここで、図16では、図14の比較部42と区別するために比較部42Bとしている。
比較部42Bは、除算器42BD、平均演算器42BH、平均値比較器42BAC、標準値比較器42BSCを備える。図において、OPDは出力パターン決定部である。
各単相インバータのコンデンサ電圧がV1=0.9V、V2=1.9V、V3=4.1V、V4=8.1V、階調数決定部21の出力が3であった場合を想定する。
比較部42Bにおいて、除算器42BDでV1*=0.9V、V2*=0.95V、V3*=1.025V、V4*=1.0125Vが算出される。平均演算器42BHでVave≒0.972が算出される。また、平均値比較器42BACからV4*>Vaveが、標準値比較器42BSCからV3*>V2*>V1*が出力される。
出力パターン決定部43の具体的動作を説明する。
階調数3の時の出力パターンは図7に示した通り、パターンA~Eの5パターン存在する。
出力パターン決定部43では、始めに平均値を用いた比較結果に基づいて出力パターンを選択していく。
今回の例では平均値を用いた比較を行っているのは第4単相インバータだけであり、また、第4単相インバータの比較標準値は平均値より大きい(V4*>Vave)ため、+、0、-の順の優先度で出力を選択する。
この結果、パターンA~Eの5パターンの内、第4単相インバータの出力が+であるパターンD、Eが選択される。
平均値を用いた比較を行っている単相インバータは第4単相インバータのみであるため、次に平均値を使用しない比較結果を基に出力パターンを決定していく。
V3*>V2*>V1*であるため、最も比較標準値が大きい第3単相インバータの出力から順に決定していく。
出力は+、0、-の順の優先度で選択されるが、パターンD、Eは第3単相インバータが共に-出力であるため選択することができない。
次に比較標準値が大きい第2単相インバータを検討する。
パターンD、Eの第2単相インバータの出力はパターンDが0、パターンEが-であるため、0出力のパターンDが選択される。
以上の動作により上記条件ではパターンDが選択され、ゲート信号生成部24に出力される。
なお、ここでは平均値を用いた比較結果、平均値を使用しない比較結果の順で出力を決定する例を示したが、平均値を使用しない比較結果、平均値を用いた比較結果の順で出力を選択してもよい。
また、コンデンサ電圧の大きな単相インバータに平均値を使用しない比較を用いて、コンデンサ電圧の小さな単相インバータに平均値を用いた比較を用いてもよい。
ただし、コンデンサ電圧が小さい単相インバータの方が充電電流により電圧上昇が発生し易いため、コンデンサ電圧が小さい単相インバータには電圧上昇抑制が可能な平均値を使用しない比較結果を用いる方が望ましい。
この実施の形態3によれば、各単相インバータのコンデンサ電圧と各単相インバータのコンデンサ電圧の目標値の比率から比較標準値を算出し、算出した比較標準値の平均値を用いた比較と算出した比較標準値間の比較結果を用いて出力パターンを選択する。
これにより、副インバータ群2の各単相インバータの充放電電流は調整され、各単相インバータ2I、3Iの電圧比を略一定に保ちつつ、所望の出力電圧を出力することができる。これにより、副インバータ群2への電力供給のための電源を不要にできるため、装置が小型で安価となる。
また、実施の形態3の出力パターン決定部では平均値を用いた比較を行う単相インバータの出力が目標値から変動しないようにしつつ、単相インバータのコンデンサ電圧が大きく上昇することを防ぐことができる。このため、単相インバータのコンデンサ電圧の大きな変動を防止しつつ、電圧上昇によるコンデンサへの悪影響を防止することができる。
また、出力パターン決定部43は単純なルールで出力パターンを決定できる。このルールは、単相インバータ数が増加した時でも適用できるため、単相インバータ数が増加した時でも任意の出力電圧を出力しつつ、各コンデンサ電圧を略一定に制御することができる。
以上説明したように、実施の形態3の電力変換装置は、比較部として複数の比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各比較標準値とを比較する平均値比較部、および各比較標準値と他の比較標準値とを比較する標準値比較部の両方を備えたものである。
したがって、実施の形態3の電力変換装置は、インバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力することが可能となる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるものではなく、単独で、または様々な組合せで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組合せる場合が含まれるものとする。
本願は、インバータ数が増加しても、コンデンサ電圧を一定に保ち、任意の電圧を出力することが可能となるため、電力変換装置に広く適用できる。
1,1A,1B,1C 主回路部、2,2A,2C 副インバータ群、2I1,2I2,2I3,2Im,3I3,3I4,3Im+1,3Im+n 単相インバータ、3,3A,3C 主インバータ群、4 切換スイッチ、5 充電用抵抗、6 出力フィルタ、7D1,7D2,7D3,7D4,7Dm,7Dm+1 インバータ電圧検出回路、8 出力電圧検出回路、10S1,10S2,10Sn 外部電源、11 負荷、12 出力電流検出回路、20 制御部、21 階調数決定部、22,22A,22B,32,32A,42,42A,42B 比較部、23,33,43 出力パターン決定部、24 ゲート信号生成部、22D,22AD,22BD,32D,32AD,42D,42AD,42BD 除算器、22H,22AH,22BH,42H,42AH,42BH 平均演算器、22AC,22AAC,22BAC,42AC,42AAC,42BAC 平均値比較器、32SC,32ASC,42SC,42ASC,42BSC 標準値比較器、g11,g12,g21,g22 半導体スイッチング素子。

Claims (8)

  1. 直流電源の直流電力を交流電力に変換する単相インバータの交流側を複数直列接続し、複数の前記単相インバータの中から選択された1以上の前記単相インバータの発生電圧の総和により全体出力電圧を制御して負荷に電力供給する電力変換装置において、
    前記複数の単相インバータの各々は直流電源電圧を発生する蓄電素子を含み、前記複数の単相インバータの少なくとも1つは外部電源と接続され、各前記単相インバータの前記直流電源電圧の目標値の比率は一定であり、
    前記複数の単相インバータの前記直流電源電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出された前記複数の単相インバータの前記直流電源電圧各前記直流電源電圧の前記目標値の比率で除算して比較標準値を算出し、算出した複数の前記比較標準値の比較処理を行う比較部と、
    前記比較部による比較結果および予め定められた選択条件に基づいて、前記複数の単相インバータのうち、電圧を出力すべき1以上の前記単相インバータの組合せである出力パターンを決定する出力パターン決定部を備え、
    前記比較部は、前記比較処理として複数の前記比較標準値のうち少なくとも一部の平均値と各前記比較標準値とを比較する平均値比較部、および前記比較処理として各前記比較標準値と他の前記比較標準値とを比較する標準値比較部の少なくとも一方を含む電力変換装置。
  2. 前記複数の単相インバータは、前記直流電源が外部から供給される1あるいは複数の前記単相インバータから成る第1のインバータ群と、前記第1のインバータ群以外の複数の前記単相インバータから成る第2のインバータ群とで構成され、
    前記第2のインバータ群がY個の前記単相インバータで構成されている場合、前記比較部はY個以上の前記平均値比較部を含む請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 各前記単相インバータは、前記直流電源電圧により+、0、-の電圧を出力可能に構成され、
    前記選択条件は、「前記直流電源電圧が大きい前記単相インバータから出力を決める」、「前記比較標準値が平均値より大きい場合は+、0、-の順の優先度で出力を選択し、前記比較標準値が平均値より小さい場合は-、0、+の順の優先度で出力を選択する」を含む、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記複数の単相インバータは、前記直流電源が外部から供給される1あるいは複数の前記単相インバータから成る第1のインバータ群と、前記第1のインバータ群以外の複数の前記単相インバータから成る第2のインバータ群とで構成され、
    前記第2のインバータ群がY個の前記単相インバータで構成されている場合、前記比較部は(Y+1)×Y/2個以上の前記標準値比較部で構成される請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 各前記単相インバータは、前記直流電源電圧により+、0、-の電圧を出力可能に構成され、
    前記選択条件は、「前記比較標準値が大きい前記単相インバータから出力を決める」、「各前記単相インバータの出力は、+、0、-の順の優先度で選択する」を含む、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記複数の単相インバータは、前記直流電源が外部から供給される1あるいは複数の前記単相インバータから成る第1のインバータ群と、前記第1のインバータ群以外の複数の前記単相インバータから成る第2のインバータ群とで構成され、
    前記第2のインバータ群はY個の前記単相インバータで構成されている場合、Xは(0<X<Y)の条件で、前記比較部は(X+1)×X/2個以上の前記標準値比較部とY-X個以上の前記平均値比較部を含む請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 各前記単相インバータは、前記直流電源電圧により+、0、-の電圧を出力可能に構成され、
    前記選択条件は、前記平均値比較部を用いる場合、「前記直流電源電圧が大きい前記単相インバータから出力を決める」、「前記比較標準値が前記平均値より大きい場合は+、0、-の順の優先度で出力を選択し、前記比較標準値が平均値より小さい場合は-、0、+の順の優先度で出力を選択する」を含み、
    前記標準値比較部を用いる場合、「前記比較標準値が大きい前記単相インバータから出力を決める」、「各前記単相インバータの出力は、+、0、-の順の優先度で選択する」を含む、請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記第2のインバータ群の少なくとも1つの前記直流電源が外部から供給される、請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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